JP4958679B2 - 流体加熱装置 - Google Patents

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本発明は、誘導加熱を利用した流体加熱装置に関する。
従来、流体を加熱する装置として、燃焼ガスの燃焼エネルギーを利用したボイラ等の加熱装置が利用されている。しかしながら、燃焼ガスを利用する装置では、燃料の供給システム等の補機や燃焼ガスの排気ガスの適正な処理設備が必要になるなど設備が大型化する。このため、燃焼ガスを利用する装置は、多量の流体の加熱には適しているが、少量の流体加熱には適していない。
また、上記の燃焼ガスを利用する装置は、環境の面から排ガス設備の設置にも問題がある。更には、流体の温度が厳しく制限される装置では、その温度の均一性、及び制御の応答性が悪い。そこで、特に少量の流体加熱に適し、急速加熱ができ温度コントロール性の良い誘導加熱を利用した流体加熱装置が利用されている。
誘導加熱を利用した流体加熱装置として、熱交換器自体を誘導加熱する装置が提案されているが、ケーシングや管体自体を加熱する方式では、流体におけるケーシング等との接触面積の割合をあまり大きくできず、このため流体への入熱が小さく急速加熱できないという問題があった。
これを解決するために、複数本の非磁性の管を互いに非接触に平行配置してこれら管内に流体を流すと共にその管群体の回りに誘導加熱コイルを配置することにより、管それぞれを誘導加熱させ、管内の流体との接触面積を増加させる手法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、磁性管及び非磁性管の2種類のパイプを用いて、流体を加熱する流体加熱装置が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特許第3642415号公報 特開2005−19198号公報
ところで、管の材質としてSUS304等の非磁性材料は耐食性が良いが、SUS430等の磁性材料は耐食性に劣るため、流体と接触する管の材質には通常、非磁性材が用いられている。しかし、非磁性材料では、磁性材料に比べて管の発熱量が少ない。
そのため、特許文献1記載の非磁性管では、発熱量を大きくするために、磁性体を発熱されるのに比べてより高周波にしなければならないこと、管を厚くしなければならないこと等に起因してコスト高になるという問題がある。
また、特許文献2記載のように、磁性管及び非磁性管の2種類のパイプを用いると、磁性管は非磁性管に比べて耐食性に劣るため、磁性管の交換作業等により手間やコストがかかるという問題がある。
本発明の課題は、上記従来の実情に鑑み、耐食性向上及びコスト削減を図ることができる、誘導加熱を利用した流体加熱装置を提供することである。
上記課題を解決するために、本発明の流体加熱装置は、被加熱流体が流れる非磁性管と、この非磁性管の外周面の少なくとも一部に接触する磁性体と、上記非磁性管及び上記磁性体を発熱体として誘導加熱する誘導加熱手段とを備え、上記磁性体により発熱した熱が上記非磁性管を介して上記被加熱流体に熱伝導される構成とする。
また、上記非磁性管は、上記磁性体の内部に配置されている構成とするとよい。
上記課題を解決するために、本発明の流体加熱装置は、磁性体と、この磁性体の内部に配置され被加熱流体が流れる非磁性管と、上記非磁性管及び上記磁性体を発熱体として誘導加熱する誘導加熱手段とを備え、上記磁性体により発熱した熱が上記非磁性管を介して上記被加熱流体に熱伝達される構成としてもよい。
また、上記非磁性管は、上記磁性体の内部に嵌合している構成、更には、上記発熱体を複数備え、この複数の発熱体は、互いに平行に、且つ、上記被加熱流体の流れ方向と直交する断面において分布して配置されている構成とするとよい。
また、上記発熱体は、単一の上記磁性体の内周面に接触する複数の上記非磁性管を有する構成とするとよい。
また、上記発熱体は、単一の上記磁性体の外周面に接触する複数の上記非磁性管を有する構成としてもよい。
また、上記非磁性管と上記磁性体とは、互いに面接触する構成とするとよい。
また、上記非磁性管と上記磁性体とは、互いに平面で面接触する構成とするとよい。
また、上記非磁性管は、上記被加熱流体の流れ方向と直交する断面において多角形状である構成とするとよい。
以上の構成では、流体に接する管には耐食性に優れるSUS304等の非磁性管、及び、発熱に優れるSUS430等の磁性体を用いている。そのため、流体に接触する非磁性管は、耐食性に優れるため、長期間の使用に耐えられる。そして、磁性体は非磁性管に対し耐食性で劣るが、流体に接触しないため長期間の使用が可能である。
また、以上の構成では、誘導加熱(電磁誘導加熱)を利用しているため、管の発熱量は管に流れるうず電流で決まる。うず電流は、表皮効果を示すことが知られている。このうず電流の流れる表皮部の深さδ[mm]は、「δ=50.3×(ρ/(μ×f))1/2」で表することができる。ここで、「ρ」は導体の抵抗率、「μ」は比透磁率、「f」は電源の周波数である。
表皮部の深さδは、比透磁率μ及び周波数fに反比例することがわかる。うず電流が同じであれば、表皮深さが小さいので非磁性管よりも磁性体の方が大きな発熱量が得られる。そのため、上記の構成では、流体が接触する非磁性管の厚みを厚くしなくとも、磁性体を用いることで、発熱量を大きくすることができる。
本発明の流体加熱装置では、磁性体は、被加熱流体が流れる非磁性管の外周面に接触しており、誘導加熱により磁性体において生じた熱は磁性体から非磁性管に、非磁性管から被加熱流体に熱伝導している。また、本発明の他の流体加熱装置では、非磁性管が磁性体の内部に配置されており、誘導加熱により磁性体において生じた熱は磁性体から非磁性管に、非磁性管から被加熱流体に熱伝達している。
そのため、非磁性管に比べ耐食性に劣る磁性体に被加熱流体が接触することがなく、耐
食性が向上する。また、非磁性管に比べ発熱性に優れる磁性体をも用いているため、非磁性管のみを用いる場合のように高周波を要することも、管を厚くすることもなく、コストを削減できる。よって、本発明によれば、耐食性向上及びコスト削減を図ることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
<第1実施形態>
図1Aは本発明の第1実施形態に係る流体加熱装置を示す横断面図であり、図1Bは上記流体加熱装置の要部縦断面図である。
図1A及び図1Bにおいて、流体加熱装置1は、発熱体2、管支え板3,4、内側断熱材5、外側断熱材6、誘導加熱コイル7、流体入口ヘッダ8、流体出口ヘッダ9等を備えている。
発熱体2は、例えばSUS304からなる非磁性管2a及び例えばSUS430からなる磁性体としての磁性管2bによって構成されている。非磁性管2aは、その外径が磁性管2bの内径と略同一であり、磁性管2bの内部に密着して嵌合している。また、非磁性管2aは、その両端が磁性管2bから突出している。この非磁性管2aの両端は、管支え板3,4に形成された孔に挿入された状態で固定支持されている。
流体加熱装置1には、図1Bに示すように、8本の発熱体2が配設されている。これら発熱体2の外側周囲には、図示しない交流電源に接続された誘導加熱手段としての誘導加熱コイル7が配設されている。この誘導加熱コイル7は、共に円筒形状の内側断熱材5と外側断熱材6との間に介在している。
内側断熱材5の両端は、非磁性管2aと同様に上記の管支え板3,4に固定支持されており、これにより、誘導加熱コイル7及び外側断熱材6も位置決めされている。
管支え板3,4にはそれぞれ流体入口ヘッダ8、流体出口ヘッダ9が設けられ、気体又は液体の被加熱流体(矢印A)は、流体入口ヘッダ8から非磁性管2aを通って加熱されて流体出口ヘッダ9へと導かれている。
以上説明した本実施形態では、磁性管2bは、被加熱流体(矢印A)が流れる非磁性管2aの外周面に接触しており、誘導加熱により磁性管2bにおいて生じた熱は磁性管2bから非磁性管2aに、非磁性管2aから被加熱流体に熱伝導している。そのため、非磁性管2aに比べ耐食性に劣る磁性管2bに被加熱流体が接触することがなく、耐食性が向上する。また、非磁性管2aに比べ発熱性に優れる磁性管2bから非磁性管2aに熱伝導させているため、非磁性管2aのみを用いる場合のように高周波を要することも管を厚くすることもなく、コストを削減できる。よって、本実施形態によれば、耐食性向上及びコスト削減を図ることができる。
また、非磁性管2aは、磁性管2bの内部に配置されているため、磁性管2bから非磁性管2aへ効率良く熱伝導させることができ、したがって、有効に被加熱流体を加熱することができる。
更には、非磁性管2aは、磁性管2bの内部に嵌合しているため、磁性管2bから非磁性管2aへ、一層効率良く熱伝導させることができ、より有効に被加熱流体を加熱することができる。
なお、図2(第1実施形態の第1変形例に係る流体加熱装置の要部縦断面図)に示すよ
うに、複数の発熱体2´を、互いに平行に、且つ、被加熱流体の流れ方向と直交する断面(即ち図2に示す断面)において分布して(誘導加熱コイル7内で互いに略均等間隔をもって分布して)配置することで、流体加熱装置1の大型化を抑えながら、有効に被加熱流体を加熱することもできる。
この場合、外側の発熱体2´よりも内側の発熱体2´の発熱量が少なくなりやすい。そこで、内側の発熱体2´の磁性管2b´の厚みを外側の発熱体2´の磁性管2b´よりも厚く構成することで、外側の発熱体2´と内側の発熱体2´とを均等に発熱させることもできる。
また、図3A及び図3B(第1実施形態の第2変形例に係る流体加熱装置を示す横断面図及び要部縦断面図)に示すように、非磁性管2a´と磁性管2b´とが接触していない構成、即ち非磁性管2a´と磁性管2b´との間に所定の間隔Wがある構成とすることも考えられる。この場合の磁性管2b´は、図3Aに示すように、管支え板3,4に固定支持されるようにするとよい。
本変形例においても、非磁性管2a´が磁性管2b´の内部に配置されており、誘導加熱により磁性管2b´において生じた熱は磁性管2b´から非磁性管2a´に、非磁性管2a´から被加熱流体に熱伝達する。そのため、非磁性管2a´に比べ耐食性に劣る磁性管2b´に被加熱流体が接触することがなく、耐食性が向上する。また、非磁性管2a´に比べ発熱性に優れる磁性管2b´をも用いているため、非磁性管2a´のみを用いる場合のように高周波を要することも、管を厚くすることもなく、コストを削減できる。よって、本変形例によっても、耐食性向上及びコスト削減を図ることができる。
また、図4A〜図4D(第1実施形態の第3〜第6変形例に係る発熱体の縦断面図)に示すように、発熱体2´の形状としては、磁性管2b´の外周面及び内周面が断面正方形の筒(図4A)、磁性管2b´の外周面及び内周面が断面楕円形の筒(図4B)、磁性管2b´の外周面が断面正方形で内周面が断面星形の筒(図4C)、磁性管2b´の外周面がギザギザ形状(鋸の刃形状)で磁性管2b´の内径が非磁性管2a´の外形と同一の筒(図4D)等も考えられる。これら第3〜第6変形例によっても、同様に、耐食性向上及びコスト削減を図ることができる。
更には、図示はしないが、非磁性管2a´が円形の管でなくとも、同様に、耐食性向上及びコスト削減を図ることができる。
<第2実施形態>
図5A及び図5Bは、本発明の第2実施形態に係る流体加熱装置を示す横断面図及び縦断面図である。
図5A及び図5Bにおいて、流体加熱装置11は、発熱体12、管支え板13,14、内側断熱材15、外側断熱材16、誘導加熱コイル17、流体入口ヘッダ18、流体出口ヘッダ19等を備えている。
発熱体12は、例えばSUS304からなる非磁性管12a、及び、例えばSUS430からなる磁性体としての磁性管12bによって構成され、本実施形態では図5Bに示すように、単一の磁性管12bの外周面に接触するように複数の非磁性管12aが配設されている。各非磁性管12aは、それぞれ両端が磁性管12bよりも突出し、管支え板13,14に形成された孔に挿入された状態で固定支持されている。
発熱体12の外側周囲には、図示しない交流電源に接続された誘導加熱手段としての誘導加熱コイル17が配設されている。この誘導加熱コイル17は、共に円筒形状の内側断
熱材15と外側断熱材16との間に介在している。
内側断熱材15の両端は、非磁性管12aと同様に上記の管支え板13,14に固定支持されており、これにより、誘導加熱コイル17及び外側断熱材16も位置決めされている。
管支え板13,14にはそれぞれ流体入口ヘッダ18、流体出口ヘッダ19が設けられ、気体又は液体の被加熱流体(矢印A)は、流体入口ヘッダ18から非磁性管12aを通って加熱されて流体出口ヘッダ19へと導かれている。
以上説明した本実施形態では、磁性管12bは、被加熱流体(矢印A)が流れる非磁性管12aの外周面に接触しており、誘導加熱により磁性管12bにおいて生じた熱は磁性管12bから非磁性管12aに、非磁性管12aから被加熱流体に熱伝導している。そのため、非磁性管12aに比べ耐食性に劣る磁性管12bに被加熱流体が接触することがなく、耐食性が向上する。また、非磁性管12aに比べ発熱性に優れる磁性管12bから非磁性管12aに熱伝導させているため、非磁性管12aのみを用いる場合のように高周波を要することも管を厚くすることもなく、コストを削減できる。よって、本実施形態によれば、耐食性向上及びコスト削減を図ることができる。
また、発熱体12は、単一の磁性管12bの外周面に接触する複数の非磁性管12aを有しているため、単一の磁性管12bから複数の非磁性管12aに熱伝導させることができる。したがって、構造が簡素になり、有効にコスト削減を図ることができる。
<第3実施形態>
図6A及び図6Bは、本発明の第3実施形態に係る流体加熱装置を示す横断面図及び縦断面図である。
図6A及び図6Bにおいて、流体加熱装置21は、発熱体22、管支え板23,24、内側断熱材25、外側断熱材26、誘導加熱コイル27、流体入口ヘッダ28、流体出口ヘッダ29等を備えている。
発熱体22は、例えばSUS304からなる非磁性管22a及び例えばSUS430からなる磁性体としての磁性管22bによって構成され、本実施形態では図6Bに示すように、単一の磁性管22bの内周面に接触する複数の非磁性管22aが配設されている。各非磁性管22aは、それぞれ両端が磁性管22bよりも突出し、管支え板23,24に形成された孔に挿入された状態で固定支持されている。
発熱体22の外側周囲には、図示しない交流電源に接続された誘導加熱コイル27が配設されている。この誘導加熱コイル27は、共に円筒形状の内側断熱材25と外側断熱材26との間に介在している。
内側断熱材25の両端は、非磁性管22aと同様に上記の管支え板23,24に固定支持されており、これにより、誘導加熱コイル27及び外側断熱材26も位置決めされている。
管支え板23,24にはそれぞれ流体入口ヘッダ28、流体出口ヘッダ29が設けられ、気体又は液体の被加熱流体(矢印A)は、流体入口ヘッダ28から非磁性管22aを通って加熱されて流体出口ヘッダ29へと導かれている。
以上説明した本実施形態では、磁性管22bは、被加熱流体(矢印A)が流れる非磁性
管22aの外周面に接触しており、誘導加熱により磁性管22bにおいて生じた熱は磁性管2bから非磁性管22aに、非磁性管22aから被加熱流体に熱伝導している。そのため、非磁性管22aに比べ耐食性に劣る磁性管22bに被加熱流体が接触することがなく、耐食性が向上する。また、非磁性管22aに比べ発熱性に優れる磁性管22bから非磁性管22aに熱伝導させているため、非磁性管22aのみを用いる場合のように高周波を要することも管を厚くすることもなく、コストを削減できる。よって、本実施形態によれば、耐食性向上及びコスト削減を図ることができる。
また、非磁性管22aは、磁性管22bの内部に配置されているため、磁性管22bから非磁性管22aへ効率良く熱伝導させることができ、したがって、有効に被加熱流体を加熱することができる。
更には、単一の磁性管22bの内周面に複数の非磁性管22aが接触しているため、磁性管22bから非磁性管22aへ、より効率良く熱伝導させることができると共に構造が簡素に、したがって、より有効に被加熱流体を加熱することができる。
<第4実施形態>
図7A及び図7Bは、本発明の第4実施形態に係る流体加熱装置を示す横断面図及び縦断面図である。
図7A及び図7Bにおいて、流体加熱装置31は、発熱体32、管支え板33,34、内側断熱材35、外側断熱材36、誘導加熱コイル37、流体入口ヘッダ38、流体出口ヘッダ39等を備えている。
発熱体32は、例えばSUS304からなる非磁性管32a、及び、例えばSUS430からなる磁性体32bによって構成されている。非磁性管32aの両端は、管支え板33,34に形成された孔に挿入された状態で固定支持されている。また、磁性体32bは、球状を呈し、非磁性管32aの外周面に複数配設されている。
流体加熱装置31には、図7Bに示すように、8本の発熱体32が配設されている。これら発熱体32の外側周囲には、図示しない交流電源に接続された誘導加熱手段としての誘導加熱コイル37が配設されている。この誘導加熱コイル37は、共に円筒形状の内側断熱材35と外側断熱材36との間に介在している。
内側断熱材35の両端は、非磁性管32aと同様に上記の管支え板33,34に固定支持されており、これにより、誘導加熱コイル37及び外側断熱材36も位置決めされている。
管支え板33,34にはそれぞれ流体入口ヘッダ38、流体出口ヘッダ39が設けられ、気体又は液体の被加熱流体(矢印A)は、流体入口ヘッダ38から非磁性管32aを通って加熱されて流体出口ヘッダ39へと導かれている。
以上説明した本実施形態では、上記第1〜第3実施形態と異なり、磁性体32bが磁性管即ち筒状ではないが、被加熱流体(矢印A)が流れる非磁性管32aの外周面に接触しており、誘導加熱により磁性体32bにおいて生じた熱は磁性体32bから非磁性管32aに、非磁性管32aから被加熱流体に熱伝導している。そのため、非磁性管32aに比べ耐食性に劣る磁性体32bに被加熱流体が接触することがなく、耐食性が向上する。また、非磁性管32aに比べ発熱性に優れる磁性体32bから非磁性管32aに熱伝導させているため、非磁性管32aのみを用いる場合のように高周波を要することも管を厚くすることもなく、コストを削減できる。よって、本実施形態によれば、耐食性向上及びコス
ト削減を図ることができる。
なお、磁性体32b´が筒状でない形状としては、図8(第4実施形態の変形例に係る発熱体の縦断面図)に示すように板状も考えられる。同図に示す例では、2つの板状の磁性体32b´を非磁性管32a´と平行に配置している。本変形例によっても、耐食性向上及びコスト削減を図ることができる。
<第5実施形態>
本実施形態では、非磁性管42aと磁性管42bとが互いに面接触する例について説明する。ここで、面接触とは、点で接触する点接触や、例えば円柱の曲面と平面とが互いに接触する場合のような線接触ではなく、平面と平面とが、或いは、曲面と曲面とが、互いにある程度の面積をもって接触する接触形態をいうものとする。
なお、面接触については、上述した第1実施形態に係る図1A、図1B、図2及び図4Dにおいて、非磁性管2a,2a´と磁性管2b,2b´とが互いに曲面で面接触する例について説明しているため、本実施形態では、互いに平面で面接触する例について説明する。
図9Aは本発明の第5実施形態に係る流体加熱装置を示す横断面図であり、図9Bは上記流体加熱装置の要部縦断面図である。
図9A及び図9Bにおいて、流体加熱装置41は、発熱体42、管支え板43,44、内側断熱材45、外側断熱材46、誘導加熱コイル47、流体入口ヘッダ48、流体出口ヘッダ49等を備えている。
発熱体42は、例えばSUS304からなる非磁性管42a、及び、例えばSUS430からなる磁性体としての磁性管42bによって構成され、本実施形態では図9Bに示すように、単一の磁性管42bの外周面に接触するように3本(複数)の非磁性管42aが配設されている。
各非磁性管42aは、それぞれ両端が磁性管42bよりも突出し、管支え板43,44に形成された孔に挿入された状態で固定支持されている。
磁性管42bは、被加熱流体の流れ方向(矢印A)と直交する断面(即ち、図9Bに示す断面)において六角形状を呈している。また、各非磁性管42aは、上記断面において四角形状を呈しており、それらの各1面が磁性管42bの6面において互いに隣接することなく(即ち等間隔に)、接触している。これにより、磁性管42bと3本の非磁性管42aとは互いに平面で面接触している。
なお、非磁性管42aと3本の磁性管42bとの間には、接触面全体に熱伝導性の良好なオイルやハンダ等を介在させるとよい。
発熱体42の外側周囲には、図示しない交流電源に接続された誘導加熱手段としての誘導加熱コイル47が配設されている。この誘導加熱コイル47は、共に円筒形状の内側断熱材45と外側断熱材46との間に介在している。
内側断熱材45の両端は、非磁性管42aと同様に上記の管支え板43,44に固定支持されており、これにより、誘導加熱コイル47及び外側断熱材46も位置決めされている。
管支え板43,44にはそれぞれ流体入口ヘッダ48、流体出口ヘッダ49が設けられ、気体又は液体の被加熱流体(矢印A)は、流体入口ヘッダ48から非磁性管42aを通って加熱されて流体出口ヘッダ49へと導かれている。
ところで、磁性管42bから非磁性管42aへの熱伝導による熱の移動量は次式で表される。

Q=k・S/L×ΔT

ここで、Q[W]は熱移動量を、k[W/(m・℃)]は物体の熱伝導率を、S[m2]は磁性管42bと非磁性管42aとの接触面積を、L[m]は伝熱距離を、ΔT[℃]は磁性管42bと非磁性管42aとの温度差を、それぞれ示している。
上記式から、Q、K及びLが一定の際には、磁性管42bと非磁性管42aとの接触面積(S[m2])が大きいほど熱移動量が増えることがわかる。
この点、本実施形態では、非磁性管42aは、磁性管42bと面接触しているため、接触面積(S[m2])が面接触しない場合(即ち、点接触や線接触)に比較して大きくなる。これにより、磁性管42bから非磁性管42aへと有効に熱伝導させることができるため、誘導加熱コイル47を長く或いは高周波にする必要や、磁性管42bを厚くする必要がなくなり、コストを削減できる。また、上述した第1〜第4実施形態と同様に、非磁性管42aに比べ耐食性に劣る磁性体42bに被加熱流体が接触することがなく、耐食性が向上する。よって、本実施形態によれば、耐食性向上及びコスト削減を図ることができる。
また、本実施形態では、被加熱流体の流れ方向(矢印A)と直交する断面において四角形状(多角形状)の非磁性管42aと六角形状の磁性管42bとが互いに平面で面接触している。これにより、曲面と曲面との面接触よりも、非磁性管42aと磁性管42bとを容易且つ確実に面接触させることができるため、より有効に被加熱流体を加熱することができる。したがって、より一層コスト削減を図ることができる。
また、本実施形態では、単一の磁性管42bの外周面に複数の非磁性管42aが接触している。これにより、例えば溶接等により非磁性管42aと磁性管42bとを固定することで、非磁性管42aと磁性管42bとをより容易且つ確実に面接触させることができる。更には、非磁性管42a毎に磁性管42bを配置しないため、部品点数を減らすことができる。したがって、より一層コスト削減を図ることができる。
図10A〜図10Hは、第5実施形態の第1〜第8変形例に係る流体加熱装置の要部縦断面図である。
図10Aに示すように、磁性管42b´を、3つの非磁性管42a´が各側面に面接触する断面三角形状とすることも考えられる。この場合、磁性管42a´の形状を断面六角形状とした場合よりも磁性管42b´を小型かつ軽量にすることができ、したがって、より一層コスト削減を図ることができる。
図10Bに示すように、磁性管42b´のみならず、非磁性管42a´をも断面三角形状とすることも考えられる。この場合、非磁性管42a´を流れる流量に対して、非磁性管42a´と磁性管42b´との接触面積を増やすことができる。
図10Cに示すように3本の非磁性管42a´及び単一の磁性管42b´を全て断面六角形状として非磁性管42a´と磁性管42b´とを面接触させることや、図10Dに示すように3本の断面六角形状の非磁性管42a´及び4本の断面六角形状の磁性管42b´をハニカム形状に配設して非磁性管42a´と磁性管42b´とを面接触させることも考えられる。
図10Eに示すように、非磁性管42a´の外径を磁性管42b´の内径と同一とし、
非磁性管42a´を磁性管42b´の内部に密着して嵌合させることで面接触させることも考えられる。
また、図10Fに示すように、3本の非磁性管42a´を単一の磁性管42b´の内部に密着して嵌合させることで面接触させることも考えられる。
図10Gに示すように、磁性管42bではなく板状の磁性体42b´(ここでは複数)を、非磁性管42a´(ここでは六角形状)の外周面に面接触させることも考えられる。この場合には、磁性体42b´を簡素な構造とすることができる点から、有効にコストダウンを図ることができる。
図10Hに示すように、単一の六角形状の非磁性管42a´及びこの非磁性管42a´の外周面に面接触する3本の磁性管42b´からなる複数の発熱体42´を、互いに平行に、複数配設することも考えられる。
なお、以上説明した本実施の形態では、非磁性管42a,42a´と磁性管42b,42b´とが互いに平面で面接触する例について説明したが、図1A、図1B、図2及び図4Dに示す2重管構造にする場合や、磁性管42b,42b´を断面円形にすると共に、非磁性管42a,42a´における磁性管42b,42b´との接触面を磁性管42bの円周面に対応した凹状の曲面にする場合などの曲面間の面接触によっても、有効に耐食性向上及びコスト削減を図ることが可能である。
本発明の第1実施形態に係る流体加熱装置を示す横断面図である。 上記第1実施形態に係る流体加熱装置の要部縦断面図である。 上記第1実施形態の変形例に係る流体加熱装置の要部縦断面図である。 上記第1実施形態の第2変形例に係る流体加熱装置を示す横断面図である。 上記第1実施形態の第2変形例に係る流体加熱装置を示す要部縦断面図である。 上記第1実施形態の第3変形例に係る発熱体の縦断面図である。 上記第1実施形態の第4変形例に係る発熱体の縦断面図である。 上記第1実施形態の第5変形例に係る発熱体の縦断面図である。 上記第1実施形態の第6変形例に係る発熱体の縦断面図である。 本発明の第2実施形態に係る流体加熱装置を示す横断面図である。 上記第2実施形態に係る流体加熱装置の要部縦断面図である。 本発明の第3実施形態に係る流体加熱装置を示す横断面図である。 上記第3実施形態に係る流体加熱装置の要部縦断面図である。 本発明の第4実施形態に係る流体加熱装置を示す横断面図である。 上記第4実施形態に係る流体加熱装置の要部縦断面図である。 上記第4実施形態の変形例に係る発熱体の縦断面図である。 本発明の第5実施形態に係る流体加熱装置を示す横断面図である。 上記第5実施形態に係る流体加熱装置の要部縦断面図である。 上記第5実施形態の第1変形例に係る流体加熱装置の要部縦断面図である。 上記第5実施形態の第2変形例に係る流体加熱装置の要部縦断面図である。 上記第5実施形態の第3変形例に係る流体加熱装置の要部縦断面図である。 上記第5実施形態の第4変形例に係る流体加熱装置の要部縦断面図である。 上記第5実施形態の第5変形例に係る流体加熱装置の要部縦断面図である。 上記第5実施形態の第6変形例に係る流体加熱装置の要部縦断面図である。 上記第5実施形態の第7変形例に係る流体加熱装置の要部縦断面図である。 上記第5実施形態の第8変形例に係る流体加熱装置の要部縦断面図である。
符号の説明
1 流体加熱装置
2 発熱体
2a 非磁性管
2b 磁性管
3,4 管支え板
5 内側断熱材
6 外側断熱材
7 誘導加熱コイル
8 流体入口ヘッダ
9 流体出口ヘッダ
11 流体加熱装置
12 発熱体
12a 非磁性管
12b 磁性管
13,14 管支え板
15 内側断熱材
16 外側断熱材
17 誘導加熱コイル
18 流体入口ヘッダ
19 流体出口ヘッダ
21 流体加熱装置
22 発熱体
22a 非磁性管
22b 磁性管
23,24 管支え板
25 内側断熱材
26 外側断熱材
27 誘導加熱コイル
28 流体入口ヘッダ
29 流体出口ヘッダ
31 流体加熱装置
32 発熱体
32a 非磁性管
32b 磁性体
33,34 管支え板
35 内側断熱材
36 外側断熱材
37 誘導加熱コイル
38 流体入口ヘッダ
39 流体出口ヘッダ
41 流体加熱装置
42 発熱体
42a 非磁性管
42b 磁性管
43,44 管支え板
45 内側断熱材
46 外側断熱材
47 誘導加熱コイル
48 流体入口ヘッダ
49 流体出口ヘッダ

Claims (4)

  1. 被加熱流体が流れる非磁性管と、
    該非磁性管の外周面の少なくとも一部に接触する磁性体と、
    前記非磁性管及び前記磁性体を発熱体として誘導加熱する誘導加熱手段とを備え、
    前記磁性体により発熱した熱が前記非磁性管を介して前記被加熱流体に熱伝導により熱伝達され、
    前記非磁性管は、前記磁性体の内部に嵌合して配置され、
    前記発熱体を複数備え、
    該複数の発熱体は、互いに平行に、且つ、前記被加熱流体の流れ方向と直交する断面において分布して配置され、
    前記分布して配置された複数の発熱体のうち内側に配置された発熱体の磁性体の厚みは、外側に配置された発熱体の磁性体の厚みよりも厚い、
    ことを特徴とする流体加熱装置。
  2. 前記非磁性管と前記磁性体とは、互いに面接触することを特徴とする請求項1記載の流体加熱装置。
  3. 前記非磁性管と前記磁性体とは、互いに平面で面接触することを特徴とする請求項記載の流体加熱装置。
  4. 前記非磁性管は、前記被加熱流体の流れ方向と直交する断面において多角形状であることを特徴とする請求項記載の流体加熱装置。

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