JP4957999B2 - 電子メール受信装置及び電子メール送受信システム - Google Patents

電子メール受信装置及び電子メール送受信システム Download PDF

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Description

本発明は、車両に搭載される電子メール受信装置、及びこの電子メール受信装置を含む電子メール送受信システムに関する。
特開2005−1533号公報には、車両が高速走行中の場合に電子メールの着信の報知を制限する電子メール着信通知装置が開示されている。
特開2005−1533号公報
しかし、電子メールの内容は、緊急性の高いものから低いものまで様々であるため、車両が高速走行中の場合に電子メールの着信の報知を一律に制限する上記従来の装置では、緊急性の高い内容の電子メールまで着信の報知が制限されてしまうという不都合が生じる。
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、内容の緊急性に応じた最適なタイミングで電子メールの着信を報知することが可能な電子メール受信装置及び電子メール送受信システムの提供を目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の第1の態様の電子メール受信装置は、車載送受信部と報知時期決定部と着信報知部と車両状態検知部とを備え、車両に搭載される。車載送受信部は、所定のネットワークを介して外部と情報の送受信を行う。報知時期決定部は、車載送受信部が電子メールを受信したとき電子メールの着信を報知するタイミングを決定する。着信報知部は、報知時期決定部が決定したタイミングで電子メールの着信を報知する。車両状態検知部は、車両の状態を検知する。車載送受信部は、優先度の高低を示す優先度情報であって、車両の位置が所定の範囲内に存在することに基づいて決定された高優先度と車両の位置が所定の範囲内に存在しないことに基づいて決定された低優先度とのうち何れか一方を示す優先度情報が付加された電子メールを受信する。

報知時期決定部は、電子メールに付加された優先度情報と車両状態検知部が検知した車両の状態とに基づいて、電子メールの着信を報知するタイミングを決定する。
また、本発明の第2の態様の電子メール受信装置は、上記第1の態様の電子メール受信装置であって、車両状態検知部は、車両の停止状態を検知する。報知時期決定部は、高優先度を示す優先度情報が付加された電子メールを車載送受信部が受信したときには、車両状態検知部の検知結果によらず電子メールの着信を報知するタイミングを制限せず、低優先度を示す優先度情報が付加された電子メールを車載送受信部が受信したときには、車両の停止状態を車両状態検知部が検知するまで電子メールの着信を報知するタイミングを制限する。
また、本発明の第3の態様の電子メール受信装置は、上記第1の態様の電子メール受信装置であって、車両状態検知部は、車両の車速が所定速度以下であることを検知する。報知時期決定部は、高優先度を示す優先度情報が付加された電子メールを前記車載送受信部が受信したときには、車両状態検知部の検知結果によらず電子メールの着信を報知するタイミングを制限せず、低優先度を示す優先度情報が付加された電子メールを車載送受信部が受信したときには、車速が所定速度以下であることを車両状態検知部が検知するまで電子メールの着信を報知するタイミングを制限する。
上記構成では、報知時期決定部は、電子メールに付加された優先度情報と車両状態検知部が検知した車両の状態とに基づいて、電子メールの着信を報知するタイミングを決定するので、優先度(緊急性)が高い優先度情報が付加された電子メールを受信した場合には、着信報知部による新着メールをできるだけ早期に運転者に報知するとともに、優先度(緊急性)が低い優先度情報が付加された電子メールを受信した場合には、新着メールの着信の報知によって運転操作に危険が生じ難い状態(例えば、停止状態や車速が所定速度以下の状態)に車両の状態が移行するまで、新着メールの着信の報知のタイミングを遅らせることができる。
従って、内容の緊急性に応じた最適なタイミングで電子メールの着信を運転者に報知することができる。
本発明の電子メール送受信システムは、上記第2の態様又は第3の態様の電子メール受信装置と、ネットワークを介して電子メール受信装置に電子メールを送信する電子メール送信装置と、を備える。電子メール受信装置は、車両の位置を特定する車両位置情報を取得する位置情報取得部を備える。車載送受信部は、位置情報取得部が取得した車両位置情報を、ネットワークを介して電子メール送信装置に送信する。電子メール送信装置は、車載送受信部から受信した車両位置情報が特定する車両の位置が予め定められた所定の範囲内に存在するときには、電子メールに高優先度を示す優先度情報を付加して送信し、車載送受信部から受信した車両位置情報が特定する車両の位置が予め定められた所定の範囲内に存在しないときには、電子メールに低優先度を示す優先度情報を付加して送信する。
上記構成では、例えば気象情報や事故情報などのように地域性を有し且つ緊急性が高い情報を電子メールによって送信する場合、電子メール送信装置は、その情報が有用となる範囲内の車両に対して、高優先度を示す優先度情報を付加した電子メールを送信することができる。これにより、車両の運転者に対し、このような新着メールの存在を早期に認識させて、情報としての価値が低下する前に電子メールを読む機会を与えることができる。
本発明に係る電子メール送受信システムによれば、内容の緊急性に応じた最適なタイミングで車両の乗員に電子メールの着信を報知することができる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の一実施形態に係る電子メール送受信システムの全体を模式的に示すブロック図、図2は図1の車載端末装置を模式的に示すブロック図、図3は図1のセンタ装置を模式的に示すブロック図、図4は図2の表示部及び操作スイッチの平面図であり、(a)は表示部に通常画像が表示された状態を示し、(b)は表示部に新着メール報知画像が表示された状態を示す。図5は車載端末装置が実行するメール受信処理を示すフローチャート、図6は車載端末装置が実行する新着メール報知処理を示すフローチャートである。
図1に示すように、本発明に係る電子メール送受信システムは、例えば、配送業務や運送業務等を行う車両1に搭載された電子メール受信装置としての車載端末装置2と、車両1を管理する配送会社や運送会社等に設けられ運行管理者によって操作されるユーザ端末装置3と、この電子メール送受信システムを提供するシステム運営会社に設けられた電子メール送信装置としてのセンタ装置4と、を備える。車載端末装置2とユーザ端末装置3とはコンピュータとしての基本的機能を有し、センタ装置4はサーバとしての基本的機能を有する。車載端末装置2とセンタ装置4とは、通信網、例えば携帯電話回線を利用したパケット通信網5を介して無線通信可能に接続され、ユーザ端末装置3とセンタ装置4とは、通信網、例えばインターネット6を介して接続され、センタ装置4は、車載端末装置2とユーザ端末装置3との間の情報の送受信を中継する。車載端末装置2とセンタ装置4の間で送受信される情報、及びセンタ装置4とユーザ端末装置3との間で送受信される情報には、それぞれ電子メールが含まれる。なお、車載端末装置2とユーザ端末装置3とセンタ装置4とを、同一のネットワークを介して接続してもよい。また、ユーザ端末装置3は、所定の施設(配送会社の建物内)に設置された端末装置であってもよく、また携帯電話などの携帯可能な端末装置であってもよい。
また、センタ装置4は、車載端末装置2へ電子メールを送信する場合、その電子メールに優先度情報としての表示優先フラグを付加して送信する。すなわち、センタ装置4から送信される電子メールには、メール本文やアドレスの他に表示優先フラグが含まれ、メール本文の内容が優先度が高い(緊急性が高い)場合には、表示優先フラグがオン状態に設定され、優先度が低い(緊急性が低い)場合には、表示優先フラグがオフ状態に設定される。
車両1には、図2に示すように、車載端末装置2に加えて、車両1の車速を検出する車速センサ8が設けられている。車速センサ8が検出した車速は、車載端末装置2に出力される。なお、車速センサ8に代えて、後述するGPS受信部7が取得する車両位置情報から車両1の車速を算出してもよい。例えば、GPS受信部7が所定時間毎に車両位置情報を取得する場合、前回取得した車両位置情報と今回取得した車両位置情報とからその間の車両1の移動距離を求め、この移動距離を上記所定時間で除算することによって、車両1の車速を算出することができる。
車載端末装置2は、CPU(Central Processing Unit)10と記憶部11と送受信部(車載送受信部)12と操作スイッチ13とGPS受信部(位置情報取得部)7と表示部14と音声出力部15とを備える。送受信部12は、パケット通信網5を介して外部と情報の送受信を行う。センタ装置4から車載端末装置2へ送信された電子メールは、送受信部12によって受信され、記憶部11に記憶される。操作スイッチ13は、運転者などの配送担当者からの各種入力を受け、その入力に対応した情報をCPU10へ出力する。GPS受信部7は、GPS(Global Positioning Systems)を利用して車両1の位置を特定する車両位置情報を逐次取得し、CPU10へ出力する。また、送受信部12は、GPS受信部7が車両位置情報を取得する度に、その車両位置情報を当該車両1(又は車載端末装置2)に対応付けてセンタ装置4へ送信する。
CPU10は、車両状態検知部16と位置検出部17と報知時期決定部18と画像・音声制御部19と入力受付部20とメールデータ記憶制御部21とを含む。位置検出部17は、車両位置情報の入力をGPS受信部7から受け付け、この車両位置情報を送受信部12に適宜出力する。入力受付部20は、配送担当者からの各種入力に対応する情報を操作スイッチ13から受け付け、受け付けた情報を画像・音声制御部19とメールデータ記憶制御部21と送受信部12とに適宜出力する。
車両状態検知部16は、車両1の状態が新着メール報知許容状態か否かを検知する。新着メール報知許容状態とは、新着メールの着信を報知することによって運転操作に危険が生じ難い状態である。本実施形態では、車両1の停止状態を新着メール報知許容状態とし、車両状態検知部16は、車両1の停止状態を検知する。また、車両1の停止状態を検知する態様としては、イグニションキーがオン状態か否か(エンジンが動作中か否か)を検出したり、パーキングブレーキが作動状態か否かを検出するなど、様々な態様があるが、本実施形態では、車速がゼロであるときに、車両1が停止状態であると検知している。すなわち、車両状態検知部16は、車速センサ8が検出する車速がゼロか否かを検知している。
なお、上記新着メール報知許容状態として、上記停止状態の他、例えば車速が所定速度以下の状態を用いてもよい。この場合、車両状態検知部16は、車速センサ8が検出する車速が所定速度以下か否かを検知すればよい。
報知時期決定部18は、新着メールフラグを有し、送受信部12が電子メールを受信したとき、新着メールフラグをオン状態に設定し、後述する新着メールの着信の報知が実行されたとき、新着メールフラグをオフ状態に設定する。
また、報知時期決定部18は、新着メールフラグがオン状態であるとき、電子メールに付加された優先度情報と車両状態検知部16が検知した車両1の状態とに基づいて、電子メールの着信を報知するタイミングを決定する。すなわち、報知時期決定部18は、高優先度を示す優先度情報が付加された電子メール(表示優先フラグがオン状態に設定された電子メール)を送受信部12が受信したときには、車両状態検知部16の検知結果によらず(新着メール報知許容状態であるか否かによらず)、電子メールの着信を報知するタイミングを制限しない。一方、低優先度を示す優先度情報が付加された電子メール(表示優先フラグがオフ状態に設定された電子メール)を送受信部12が受信したときには、車両1の停止状態を車両状態検知部16が検知するまで電子メールの着信を報知するタイミングを制限する。すなわち、車両1が走行中に表示優先フラグがオフ状態である電子メールを送受信部12が受信した場合には、車両1の車速がゼロになった後(新着メール報知許容状態に移行した後)に、その電子メールの着信の報知が許容される。
画像・音声制御部19は、表示部14の画面上への画像の表示制御と音声出力部15からの音声の出力制御を行う。また、画像・音声制御部19は、報知時期決定部18が決定したタイミングで、電子メールの着信を配送担当者に報知する。具体的には、表示部14の画面上の表示を通常画像(図4(a)に示す)から新着メール報知画像(図4(b)に示す)に所定時間切り替えるとともに、電子メールの着信を報知する音声(例えば、「新着メールがあります。」など)やブザー音など報知音を音声出力部15から出力する。すなわち、画像・音声制御部19と表示部14と音声出力部15とは、配送担当者に対して新着メールの着信を報知する着信報知部を構成する。
メールデータ記憶制御部21は、送受信部12が受信した電子メールを記憶部11に記憶する機能や、操作スイッチ13に対する所定の操作入力に応じて記憶部11に記憶された電子メールのメール本文やタイトルなどを読み出して画像・音声制御部19へ出力する機能や、記憶部11に記憶された電子メールのメール本文が最初に表示部14に表示された際に、その電子メールの属性情報を未読から既読に書き替える機能や、記憶部11に記憶された電子メールを削除する機能や、記憶部11に記憶された各電子メールの属性を検索する機能などを有し、記憶部11に対する電子メールの書き込みや読み出しや検索などの様々な処理を実行する。
車載端末装置2は、イグニションキーがスタート方向へ回転操作されることによって起動する。また、イグニションキーが停止方向へ回転操作されることによってオン状態から待機状態(スリープ状態)となる。待機状態では、メールデータ記憶制御部21と送受信部12とは起動状態を維持するが、他の主要部分は停止し、表示部14には何も表示されない。すなわち、待機状態であっても、後述するメール受信処理は実行されるが、後述する新着メール報知処理は実行されない。
操作スイッチ13は、複数のスイッチ13a〜13f(図4に示す)を含む。スイッチ13fには、表示部14の表示を通常画像(図4(a)に示す)からメール一覧画面(図示省略)に切り替える機能が割り当てられ、スイッチ13b〜13eには、メール一覧画面が表示された状態で表示された一覧から所望の電子メールを指定する機能や指定した電子メールのメール本文を表示させる機能が割り当てられている。
また、車両1が走行しているとき(車速センサ8が検出する車速がゼロではないとき)は、表示部14の画面上に通常画像(図4(a)に示す)が表示され、スイッチ13fが操作されてもメール一覧画面には切り替わらず、車両1が停止しているとき(車速センサ8が検出する車速がゼロであるとき)にスイッチ13fが操作されることによって、表示部14の表示がメール一覧画像に切り替わり、さらにスイッチ13b〜13eに所定の操作が入力されることによって、表示部14にメール本文が表示される。
また、車両1が走行しているときに送受信部12がセンタ装置4から電子メールを受信し、その電子メールの表示優先フラグがオン状態である場合、表示部14の表示は、通常画像(図4(a)に示す)から新着メール報知画像(図4(b)に示す)に所定時間切り替わり、通常画像に戻る。但し、この場合であっても、車両1が走行している限り、何れのスイッチ13a〜13fが操作されても、メール一覧画面やメール本文は表示されない。
一方、車両1が走行しているときに送受信部12がセンタ装置4から電子メールを受信し、その電子メールの表示優先フラグがオフ状態である場合、表示部14の表示は、通常画像(図4(a)に示す)に維持され、車両1が停止したときに、通常画像から新着メール報知画像(図4(b)に示す)に所定時間切り替わる。但し、新着メール報知画像が表示されている最中に車両1が走行を開始すると、通常画像に強制的に戻り、且つ何れのスイッチ13a〜13fが操作されても、メール一覧画面やメール本文は表示されない。
また、車両1が停止しているときに新着メール報知画像が表示される場合、その新着メール画像には、図4(b)に二点鎖線で示すように「確認」の文字が含まれる。この「確認」の文字は、スイッチ13eの上方に配置され、この状態でスイッチ13eが操作されると、新着メール(最新の電子メール)のメール本文が表示される。
また、記憶部11に未読メール(属性が未読である電子メール)が存在している場合、通常画像には、未読メール報知画像22が含まれる。なお、新着メール報知画像にも未読メール報知画像22を含めてもよく、また、未読メールが新着メールのみである場合には、新着メール報知画像を表示した後に限り、通常画像に未読メール報知画像22を含めてもよい。また、未読メールに優先度の高い電子メールが含まれている場合、配送担当者が気付きやすいように、未読メール報知画像22の表示態様を変えてもよい。
さらに、新着メール報知画像に、その未読メールの優先度が高いか否かを報知する画像を含ませてもよい。この場合、例えば、受信した電子メールの表示優先フラグがオン状態の場合、これを報知する画像を新着メール報知画像に含めればよい。
図3に示すように、センタ装置4は、CPU28と送受信部29と記憶部30と表示部31と入力部32とを有する。CPU28は、優先度情報設定部27を含む。送受信部29は、車載端末装置2との間でパケット通信網5を介して情報の送受信を行うともに、ユーザ端末装置3との間でインターネット6を介して情報の送受信を行う。CPU28は、入力部32に対する所定の操作入力に応じて、記憶部30に対して情報(電子メールを含む)の読み出し及び書き込みを行う。
送受信部29は、車載端末装置2へ電子メールを送信する場合、まず接続要求情報を車載端末装置2へ送信する。接続要求情報を受信した車載端末装置2の送受信部12は、センタ装置4の送受信部29への接続を行い、電子メールを受信する。
優先度情報設定部27は、送受信部29から車両1の車載端末装置2へ送信される電子メールの表示優先フラグのオン/オフを設定する。
ここで、センタ装置4から車載端末装置2へ送信する電子メールには、ユーザ端末装置3から発信され、車載端末装置2を特定して個別に送信される電子メール(以下、運行管理者メールと称する)と、それ以外の電子メールとが存在する。また、運行管理者メール以外の電子メールには、不特定多数の車載端末装置に一律に送信される配信メールが含まれ、このような配信メールには、例えば気象情報や事故情報などのように地域性を有し且つ緊急性が高い内容の電子メールと、車両1の販売店からの新製品の案内や一般的な整備情報などのように緊急性が低い内容の電子メールとが存在する。
運行管理者メールを送信する場合には、その緊急性が高いとみなして、優先度情報設定部27は、表示優先フラグをオン状態に設定する。
運行管理者メール以外の電子メールについては、システム運営会社の担当者が入力部32を操作して、表示優先フラグのオン/オフの設定指示を入力し、優先度情報設定部27は、担当者の設定指示に応じて表示優先フラグのオン/オフを設定することもできる。
但し、地域性を有し且つ緊急性が高い内容の電子メールを複数の車載端末装置に対して配信する場合には、担当者は、入力部32を操作して所定の範囲を設定する。優先度情報設定部27は、送受信部12から受信した最新の車両位置情報が特定する車両1の位置が、上記所定の範囲内に存在するか否かを判定する。そして、上記所定の範囲内に存在するときには、表示優先フラグをオン状態に設定し、存在しないときにはオフ状態に設定する。
なお、上記所定の範囲を、例えば地域コードに対応付けて予め記憶部30に記憶しておき、担当者が地域コードを入力し、入力された地域コードに対応する範囲を優先度情報設定部27が記憶部30から読み出してもよい。さらに、電子メールに地域コードを含ませておき、電子メールを送信する際に、その電子メールに含まれた地域コードに対応する範囲を優先度情報設定部27が記憶部30から読み出してもよい。この場合、担当者は、所定の範囲を設定するための入力操作を行う必要がない。
次に、この電子メール送受信システムにおいて、車載端末装置2が実行するメール受信処理について、図5に基づき説明する。
本処理は、センタ装置4が車載端末装置2へ接続要求情報を送信することによって開始され、車載端末装置2の送受信部12が接続要求情報を受信すると(ステップS1)、送受信部12は、センタ装置4の送受信部29への接続を行い電子メールを受信する(ステップS2)。
送受信部12が電子メールを受信すると、報知時期決定部18は、新着メールフラグをオン状態に設定する(ステップS3)。そして、メールデータ記憶制御部21は、送受信部12が受信した電子メールを記憶部11に記憶した後、本処理を終了する。
次に、この電子メール送受信システムにおいて、車載端末装置2のCPU10が実行する新着メール報知処理について、図6に基づき説明する。
本処理は、車載端末装置2が起動状態のとき、所定時間毎に繰り返して実行される。
まず、新着メールフラグがオン状態か否かを判定し(ステップS11)、オフ状態の場合、報知対象となる新着メールが存在しないため、本処理を終了する。
ステップS11で新着メールフラグがオン状態と判定した場合、新着メールの優先度が高いか否かを判定する(ステップS12)。具体的には、新着メールの表示優先フラグがオン状態か否かを判定する。
ステップS12で新着メールの表示優先フラグがオン状態と判定した場合、ステップS13に移行し、表示部14の表示を通常画像から新着メール報知画像に所定時間切り替えるとともに、電子メールの着信を報知する音声あるいはブザー音等の報知音を音声出力部15から所定時間出力した後、新着メールフラグをオフ状態に設定し(ステップS15)、本処理を終了する。
ステップS12で新着メールの表示優先フラグがオフ状態と判定した場合、ステップS14へ移行し、車両1が停止状態であるか否かを判定する。車両1が停止状態ではない場合、新着メールの着信を報知することによって運転操作に危険が生じる可能性が比較的高いため、本処理を終了する。
一方、車両1が停止状態の場合、新着メールの着信を報知することによって運転操作に危険が生じ難いため、ステップS13に移行し、表示部14の表示を通常画像から新着メール報知画像に所定時間切り替えるとともに、電子メールの着信を報知する音声や報知音等を音声出力部15から所定時間出力した後、新着メールフラグをオフ状態に設定し(ステップS15)、本処理を終了する。
このように、本実施形態では、電子メールが表示優先フラグを含んだ状態で車載端末装置2に送信され、車載端末装置2は、表示優先フラグがオン状態のときには、車両1が停止状態であるか否かに関わらず、電子メールの着信を直ぐに報知し、表示優先フラグがオフ状態のときには、車両1が停止するまで電子メールの着信を報知しない。すなわち、優先度(緊急性)が高い電子メールを受信した場合には、新着メールの着信が配送担当者に直ぐに報知され、優先度(緊急性)が低い電子メールを受信した場合には、車両1が停止するまで新着メールの着信が報知されない。
従って、内容の緊急性に応じた最適なタイミングで新着メールの着信を運転者に報知することができる。
また、センタ装置4は、例えば気象情報や事故情報などのように地域性を有し且つ緊急性が高い情報を電子メールによって配信する場合、その情報が有用となる範囲内の車両に対して、表示優先フラグをオン状態に設定して電子メールを送信することができる。これにより、上記範囲内の各車両の配送担当者に対し、このような新着メールの存在を早期に認識させて、情報としての価値が低下する前に電子メール(メール本文)を読む機会を与えることができる。
本発明は、車両に搭載される電子メール受信装置、及びこの電子メール受信装置を含むメール送受信システムに適用することができる。
本発明の一実施形態に係る電子メール送受信システムの全体を模式的に示すブロック図である。 図1の車載端末装置を模式的に示すブロック図である。 図1のセンタ装置を模式的に示すブロック図である。 図2の表示部及び操作スイッチの平面図であり、(a)は表示部に通常画像が表示された状態を示し、(b)は表示部に新着メール報知画像が表示された状態を示す。 車載端末装置が実行するメール受信処理を示すフローチャートである。 車載端末装置が実行する新着メール報知処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1:車両
2:車載端末装置(電子メール受信装置)
3:ユーザ端末装置
4:センタ装置(電子メール送信装置)
5:パケット通信網(ネットワーク)
6:インターネット(ネットワーク)
7:GPS受信部(位置情報取得部)
10:CPU
11:記憶部
12:送受信部(車載送受信部)
13:操作スイッチ
14:表示部(着信報知部)
15:音声出力部(着信報知部)
16:車両状態検知部
18:報知時期決定部
19:画像・音声制御部(着信報知部)

Claims (4)

  1. 車両に搭載される電子メール受信装置であって、
    所定のネットワークを介して外部と情報の送受信を行う車載送受信部と、
    前記車載送受信部が電子メールを受信したとき当該電子メールの着信を報知するタイミングを決定する報知時期決定部と、
    前記報知時期決定部が決定したタイミングで前記電子メールの着信を報知する着信報知部と、
    前記車両の状態を検知する車両状態検知部と、を備え、
    前記車載送受信部は、優先度の高低を示す優先度情報であって、前記車両の位置が所定の範囲内に存在することに基づいて決定された高優先度と前記車両の位置が前記所定の範囲内に存在しないことに基づいて決定された低優先度とのうち何れか一方を示す優先度情報が付加された電子メールを受信し
    前記報知時期決定部は、前記電子メールに付加された優先度情報と前記車両状態検知部が検知した前記車両の状態とに基づいて、当該電子メールの着信を報知するタイミングを決定する
    ことを特徴とする電子メール受信装置。
  2. 請求項1に記載の電子メール受信装置であって、
    前記車両状態検知部は、前記車両の停止状態を検知し、
    前記報知時期決定部は、高優先度を示す優先度情報が付加された電子メールを前記車載送受信部が受信したときには、前記車両状態検知部の検知結果によらず当該電子メールの着信を報知するタイミングを制限せず、低優先度を示す優先度情報が付加された電子メールを前記車載送受信部が受信したときには、前記車両の停止状態を前記車両状態検知部が検知するまで当該電子メールの着信を報知するタイミングを制限する
    ことを特徴とする電子メール受信装置。
  3. 請求項1に記載の電子メール受信装置であって、
    前記車両状態検知部は、前記車両の車速が所定速度以下であることを検知し、
    前記報知時期決定部は、高優先度を示す優先度情報が付加された電子メールを前記車載送受信部が受信したときには、前記車両状態検知部の検知結果によらず当該電子メールの着信を報知するタイミングを制限せず、低優先度を示す優先度情報が付加された電子メールを前記車載送受信部が受信したときには、前記車速が所定速度以下であることを前記車両状態検知部が検知するまで当該電子メールの着信を報知するタイミングを制限する
    ことを特徴とする電子メール受信装置。
  4. 請求項2又は請求項3に記載の電子メール受信装置と、前記ネットワークを介して前記電子メール受信装置に電子メールを送信する電子メール送信装置と、を備えた電子メール送受信システムであって、
    前記電子メール受信装置は、前記車両の位置を特定する車両位置情報を取得する位置情報取得部を備え、
    前記車載送受信部は、前記位置情報取得部が取得した車両位置情報を前記ネットワークを介して前記電子メール送信装置に送信し、
    前記電子メール送信装置は、前記車載送受信部から受信した車両位置情報が特定する車両の位置が予め定められた所定の範囲内に存在するときには、電子メールに前記高優先度を示す優先度情報を付加して送信し、前記車載送受信部から受信した車両位置情報が特定する車両の位置が予め定められた所定の範囲内に存在しないときには、電子メールに前記低優先度を示す優先度情報を付加して送信する
    ことを特徴とする電子メール送受信システム。
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