JP4957830B2 - 通信方法、表示装置、司会者端末装置、ユーザ端末装置、及びそれらを備えたマルチユーザ通信システム - Google Patents

通信方法、表示装置、司会者端末装置、ユーザ端末装置、及びそれらを備えたマルチユーザ通信システム Download PDF

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Description

本発明は、通信方法、表示装置、司会者端末装置、ユーザ端末装置、及びそれらを備えたマルチユーザ通信システムに関する。
従来、情報端末装置としてのパーソナルコンピュータ同士をネットワークで相互接続し、資料やメモ書きを電子的に共有する電子会議システムが利用されている。例えば、パーソナルコンピュータがネットワークで接続されており、ネットワークを介して資料やその表示ページ位置およびメモ書きといったデータを共有することによって電子的な会議を実現している。
そして、あるパーソナルコンピュータの画面をスクリーンに表示して、ネットワークで相互接続された端末を利用して、議事進行、情報伝達、質疑応答などを行う電子的な会議システムが特許文献1などに開示されている。
特開2002−215553号公報(特に、図8、図10〜12) 特開2005−011333号公報 特開2000−194875号公報 特開2005−222535号公報 特表2007−524929号公報
例えば、特許文献1に開示された技術では情報共有空間に参加できるユーザに権限を付与して、チャットルームを提供する技術が開示されている。しかしながら、特許文献1で開示された技術では、APサーバや、HTTPサーバ、チャットサーバ、APサーバ、データベースサーバなど、さまざまサーバを構築し、アクセス権と連携する必要がある。
このため、上記の特許文献に開示された技術では、ユーザに権限を付与してある端末装置やパーソナルコンピュータからの書き込み内容をスクリーンなどの表示画面に表示する場合、様々なサーバを構築して、それらのアクセス権を連携させる必要があるという課題がある。
本発明は、上記問題点に鑑みてされたものであって、その目的は、複数のユーザ毎のアクセス権に応じて情報をコントロールし、複数のユーザ間の円滑なコミュニケーションを可能とする通信方法、表示装置、司会者端末装置、ユーザ端末装置、及びそれらを備えたマルチユーザ通信システムを提供することを目的とする。
上記目標を達成するために本発明の通信方法は、表示装置と複数の情報端末装置とがネットワークを介して通信を行なう複数のユーザが参加する通信方法であって、前記複数の情報端末装置は、前記表示装置の表示部に表示されるデータを管理する司会者端末装置を有して成り、前記司会者端末装置は、前記表示装置の前記表示部に表示される前記データを識別するためのID情報と、前記データの所有者であるユーザを示すユーザ情報と、前記複数の情報端末装置を使用するユーザ毎に設定され、前記データの生成と変更とを許可する否かを示すアクセス権情報とを、前記表示装置に送信し、前記表示装置は、前記ユーザ情報と前記アクセス権情報とに基づいて、前記ID情報により識別される前記データを前記表示部に表示することを特徴としている。
上記構成の通信方法によれば、複数のユーザが参加する通信方法であって、表示装置の表示部に表示されるデータを管理する司会者端末装置から、表示部に表示されるデータを識別するためのID情報と、そのデータの所有者であるユーザを示すユーザ情報と、ユーザ毎に設定され、データの生成と変更とを許可する否かを示すアクセス権情報とが、表示装置に送信される。そして、表示装置は、受信したユーザ情報とアクセス権情報とに基づいて、ID情報により識別されるデータを表示するか否かを判断して、そのデータを表示部に表示する。従って、データをID情報によって管理することができるとともに、そのデータに対して、情報端末装置を使用している複数のユーザそれぞれに設定されたアクセス権(すなわち、データの生成や変更が許可されているか否か)に応じて、表示装置の表示部に表示される各データをコントロールすることができる、よって、複数のユーザ間でそれぞれのアクセス権に応じた円滑なコミュニケーションを可能とすることができる。
上記構成の通信方法において、前記複数の情報端末装置は、前記司会者端末装置と、前記データを前記表示装置に送信するユーザ端末装置とを有して成り、前記司会者端末装置は、前記ユーザ端末装置から送信されて前記表示装置の前記表示部に表示される前記データを識別するためのID情報と、前記データの所有者であるユーザを示すユーザ情報と、前記複数の情報端末装置を使用するユーザ毎に設定され、前記データの生成と変更とを許可する否かを示すアクセス権情報とを、前記表示装置に送信し、前記ユーザ端末装置は、前記表示部に表示される前記データと、前記ID情報と、前記ユーザ情報とを、前記表示装置に送信し、前記表示装置は、前記ユーザ情報と前記アクセス権情報とに基づいて、前記ID情報により識別される前記データを前記表示部に表示するものとしてもよい。
このような構成とすることによって、ユーザ端末装置から送信されて表示部に表示される各データをID情報によって管理することができるとともに、各データに対して、情報端末装置を使用している複数のユーザそれぞれに設定されたアクセス権(すなわち、データの生成や変更が許可されているか否か)に応じて、そのデータをコントロールすることができる、よって、複数のユーザ間でそれぞれのアクセス権に応じた円滑なコミュニケーションを可能とすることができる。
このとき、前記表示装置は、前記アクセス権情報が示す前記データの生成と変更とが許可されたユーザと、前記ユーザ情報が示すユーザとが一致するとき、前記ID情報により識別される前記データを前記表示部に表示する。このような構成とすることによって、ID情報により識別されるデータの所有者であるユーザと、そのデータに対するアクセス権(すなわち、データの生成や変更が許可されているか否か)を有するユーザとが一致した場合のみ、そのデータを表示部に表示することができる。よって、複数のユーザ間でそれぞれのアクセス権に応じた円滑なコミュニケーションを可能とすることができる。
また、上記構成の通信方法において、前記司会者端末装置は、前記ID情報と、前記ユーザ情報と、前記アクセス権情報と、前記表示装置の前記表示部に表示される前記データの表示位置を示す位置情報とを、前記表示装置に送信し、前記表示装置は、前記アクセス権情報と前記ユーザ情報と前記位置情報とに基づいて、前記ID情報により識別される前記データを前記表示部に表示するものとしてもよい。
このとき、前記表示装置は、前記ID情報により識別される前記データを、前記表示部における前記位置情報が示す表示位置に表示する。このような構成とすることによって、司会者端末装置を使用しているユーザは、表示装置の表示部に表示される各データの表示位置を確実且つ簡便に管理することができる。
また、上記構成の通信方法において、複数のユーザが参加する電子会議における通信方法であってもよい。このような構成とすることによって、仮想の会議室(すなわち、電子会議システム)にて提示される各発言(データ)をID情報によって確実且つ容易に管理することができるとともに、仮想の会議室に参加している複数の参加者(ユーザ)それぞれに設定されたアクセス権(すなわち、発言(データ)の提示や修正が許可されているか否か)に応じて、仮想の会議室に提示される発言(データ)をコントロールすることができる、よって、仮想の会議室に参加している複数のユーザは、それぞれのアクセス権に応じた円滑なコミュニケーションを可能とすることができる。
また、上記構成の通信方法において、前記表示装置と前記複数の情報端末装置とが、(eXtensible Messaging and Presence Protocol)に準拠した通信を行うものとしてもよい。なお、XMPPとは、IETF(Internet Engineering Task Force)のXMPPワーキンググループから独立したXSF(XMPP Standards Foundation)により規格・標準化が進められているXMLベースのプロトコル(通信規約)であり、インスタントメッセージ、プレゼンス(「相手が今どういう状態にあるのか」)、多人数チャット、音声またはテレビ電話、協調作業、コンテンツ・シンジケーション、XMLデータの一般化ルーティングなどを含む広範囲のアプリケーションを動的に制御し、インターネットなどの通信システムにおいてリアルタイムなコミュニケーションを行うために、それぞれの目的に応じて規格化された複数の拡張プロトコル(XEP:XMPP Extension Protocol)からなっている。
このような構成とすることによって、表示装置と複数の情報端末装置(司会者端末装置、ユーザ端末装置)との間でリアルタイムなメッセージング(情報交換)をすることができるとともに、ID情報により、XMPPによりメッセージングされるデータと表示装置の表示部に表示されるデータとを簡便且つ確実に対応付けることができる。
また、上記構成の通信方法において、前記表示装置と前記複数の情報端末装置とが互いに送受信する情報は、メタ情報を拡張したhtmlファイルであってもよい。ここで、メタ情報を拡張したhtmlファイルとは、XMPPに準拠した通信に適合するhtml(Hyper Text Markup Language)にて表現し得る形式のデータ(テキストデータ、画像データ、音声データ、動画データなど)を有している。なお、そのほかに、そのデータに関連する情報(属性情報)であるメタ情報を有していてもよい。メタ情報としては、ID情報やアクセス権情報、ユーザ情報などのXMPPによるメッセージングに対応する属性情報が含まれる。ここで、このように、メタ情報として、XMPPによるメッセージングに対応する属性情報(ID情報、アクセス権情報、ユーザ情報)を利用することを拡張と呼んでいる。
このような構成とすることによって、XMPPに準拠した通信に適合するhtmlにて表現されたデータであれば、表示装置と複数の情報端末装置との間で、そのhtmlで表現し得る全ての形式のデータ(テキストデータ、画像データ、音声データ、動画データなど)の送受信を行うことができるとともに、その組み合わせにも制限を受けることがない。
また、上記構成の通信方法において、前記表示装置と前記複数の情報端末装置とが互いに送受信する情報は、前記表示装置の前記表示部に表示を行うための表示情報を構成する断片情報であってもよい。このような構成とすることによって、例えば、複数の情報端末装置(司会者端末装置、ユーザ端末装置)が、表示装置の表示部に表示を行うための表示情報が有する一部の情報を変更しようとするとき、変更された情報を有する断片情報のみを送信すれば、表示装置は、受信した断片情報に基づいて表示部に表示を行うための表示情報を修正することができる。すなわち、表示情報全体を送信する必要がない。従って、複数の情報端末装置(司会者端末装置、ユーザ端末装置)から表示装置に送信する情報をより軽量なものとすることができるので、通信に要する時間を短縮することができるとともに、表示装置と複数の情報端末装置(司会者端末装置、ユーザ端末装置)との間の通信経路にかかる負担を大幅に低減することができる。よって、通信に参加している複数のユーザは、より利便性のよい通信を行うことができる。
また、上記目標を達成するために本発明の表示装置は、表示部と、複数の情報端末装置とネットワークを介して通信を行う通信部と、を備え、前記複数の情報端末装置は、前記表示部に表示されるデータを管理する司会者端末装置と、前記データを送信するユーザ端末装置とを有して成り、前記通信部は、前記司会者端末装置から、前記ユーザ端末装置から送信されて前記表示部に表示される前記データを識別するためのID情報と、前記データの所有者を示すユーザ情報と、前記複数の情報端末装置を使用するユーザ毎に設定され、前記データの生成と変更とを許可する否かを示すアクセス権情報とを受信するとともに、前記ユーザ端末装置から、前記表示部に表示される前記データと、前記ID情報と、前記データの所有者を示す前記ユーザ情報とを受信し、前記表示部は、前記アクセス権情報と前記ユーザ情報とに基づいて、前記ID情報により識別される前記データを表示することを特徴としている。
上記構成の表示装置によれば、表示部に表示されるデータを管理する司会者端末装置から、表示部に表示されるデータを識別するためのID情報と、そのデータの所有者であるユーザを示すユーザ情報と、ユーザ毎に設定され、データの生成と変更とを許可する否かを示すアクセス権情報とが、表示装置に送信される。そして、表示装置は、受信したユーザ情報とアクセス権情報とに基づいて、ID情報により識別されるデータを表示するか否かを判断して、そのデータを表示部に表示する。従って、表示部に表示される各データをID情報によって管理することができるとともに、情報端末装置を使用している複数のユーザそれぞれに設定されたアクセス権(すなわち、データの生成や変更が許可されているか否か)に応じて、表示装置に表示される各データをコントロールすることができる、よって、情報端末装置を使用している複数のユーザは、それぞれのアクセス権に応じた円滑なコミュニケーションを可能とすることができる。
また、上記構成の表示装置において、前記表示部は、前記アクセス権情報が示す前記データの生成と変更とが許可されたユーザと、前記ユーザ情報が示すユーザとが一致するとき、前記ID情報により識別される前記データを前記表示部に表示してもよい。
このような構成とすることによって、ID情報により識別されるデータの所有者であるユーザと複数の情報端末装置(司会者端末装置、ユーザ端末装置)を使用している複数のユーザそれぞれに設定されたアクセス権(すなわち、データの生成や変更が許可されているか否か)を有するユーザとが一致した場合のみ、そのデータを表示部に表示することができる。よって、複数の情報端末装置(司会者端末装置、ユーザ端末装置)を使用している複数のユーザは、それぞれのアクセス権に応じた円滑なコミュニケーションを可能とすることができる。
また、上記構成の表示装置において、前記通信部は、前記司会者端末装置から、前記ID情報と、前記ユーザ情報と、前記アクセス権情報と、前記表示部に表示される前記データの表示位置を示す位置情報とを受信し、前記表示部は、前記アクセス権情報と前記ユーザ情報と前記位置情報とに基づいて、前記ID情報により識別される前記データを表示するものとしてもよい。
このとき、前記表示部は、前記位置情報が示す表示位置に前記データを表示する。このような構成とすることによって、表示部に表示される各データ司会者端末装置を使用しているユーザにより、表示部に表示される各データの表示位置が適正に管理される。よって、情報端末装置を使用している複数のユーザは、司会者端末装置を使用しているユーザによる管理の下で、円滑なコミュニケーションを可能とすることができる。
また、上記構成の表示装置において、前記通信部は、前記司会者端末装置及び前記ユーザ端末装置とXMPPに準拠した通信を行うものとしてもよい。このような構成とすることによって、表示装置と複数の情報端末装置(司会者端末装置、ユーザ端末装置)との間でリアルタイムなメッセージング(情報交換)をすることができるとともに、ID情報によりXMPPによりメッセージングされたデータと表示装置の表示部に表示されているデータとを簡便に対応付けることができる。
また、上記構成の表示装置において、前記通信部が受信する情報は、メタ情報を拡張したhtmlファイルであるものとしてもよい。ここで、メタ情報を拡張したhtmlファイルとは、XMPPに準拠した通信に適合するhtml(Hyper Text Markup Language)にて表現し得る形式のデータ(テキストデータ、画像データ、音声データ、動画データなど)と、そのデータに関連する情報(属性情報)であるメタ情報とを有するものであり、そのメタ情報には、ID情報や位置情報などのXMPPによるメッセージングに対応する属性情報が含まれる。このように、メタ情報として、XMPPによるメッセージングに対応する属性情報(ID情報、位置情報)を利用することを拡張と呼んでいる。このような構成とすることによって、XMPPに準拠した通信に適合するhtmlにて表現されたデータであれば、表示装置と複数の情報端末装置との間で、そのhtmlで表現し得る全ての形式のデータ(テキストデータ、画像データ、音声データ、動画データなど)の送受信を行うことができるとともに、その組み合わせにも制限を受けることがない。
また、上記構成の表示装置において、前記通信部が受信する情報は、前記表示部に表示を行うための表示情報を構成する断片情報であるものとしてもよい。このような構成とすることによって、例えば、複数の情報端末装置(司会者端末装置、ユーザ端末装置)から、表示部に表示を行うための表示情報を構成する断片情報を送信すれば、表示装置は、受信した断片情報に基づいて表示部に表示を行うための表示情報を修正することができる。すなわち、表示情報全体を送信する必要がない。従って、複数の情報端末装置(司会者端末装置、ユーザ端末装置)から表示装置に送信する情報をより軽量なものとすることができるので、通信に要する時間を短縮することができるとともに、表示装置と複数の情報端末装置(司会者端末装置、ユーザ端末装置)との間の通信経路にかかる負担を大幅に低減することができる。よって、マルチユーザ通信システムを利用している複数のユーザは、より利便性のよい通信を行うことができる。
また、上記目標を達成するために本発明の司会者端末装置は、表示部を有する表示装置とネットワークを介して通信を行う司会者端末装置であって、前記表示装置の前記表示部に表示される前記データを識別するためのID情報と、前記データの所有者を示すユーザ情報と、前記表示装置とネットワークを介して通信を行う情報端末装置を使用するユーザ毎に設定され、前記データの生成と変更とを許可する否かを示すアクセス権情報とを、前記表示装置に送信する通信部を備えることを特徴している。
上記構成の司会者端末装置によれば、表示装置の表示部に表示される各データをID情報によって管理することができるとともに、複数の情報端末装置(司会者端末装置、ユーザ端末装置)を使用している複数のユーザそれぞれに設定されたアクセス権(すなわち、データの生成や変更が許可されているか否か)に応じて、表示装置の表示部に表示される各データをコントロールすることができる、よって、複数の情報端末装置(司会者端末装置、ユーザ端末装置)を使用している複数のユーザ間でそれぞれのアクセス権に応じた円滑なコミュニケーションを可能とすることができる。
また、上記構成の司会者端末装置において、前記通信部は、前記ID情報と、前記ユーザ情報と、前記アクセス権情報と、前記表示装置の前記表示部に表示される前記データの表示位置を示す位置情報とを、前記表示装置に送信するものとしてもよい。
このような構成とすることによって、ID情報により識別されるデータの所有者であるユーザと複数の情報端末装置(司会者端末装置、ユーザ端末装置)を使用している複数のユーザそれぞれに設定されたアクセス権(すなわち、データの生成や変更が許可されているか否か)を有するユーザとが一致した場合のみ、そのデータを表示装置の表示部に表示させることができる。よって、情報端末装置(司会者端末装置、ユーザ端末装置)を使用している複数のユーザは、それぞれのアクセス権に応じた円滑なコミュニケーションを可能とすることができる。
また、上記構成の司会者端末装置において、前記表示装置とXMPPに準拠した通信を行うものとしてもよい。このような構成とすることによって、表示装置との間でリアルタイムなメッセージング(情報交換)をすることができるとともに、ID情報によりXMPPによりメッセージングされたデータと表示装置の表示部に表示されているデータとを簡便に対応付けることができる。
また、上記構成の司会者端末装置において、前記通信部が送信する情報は、メタ情報を拡張したhtmlファイルであるものとしてもよい。このような構成とすることによって、XMPPに準拠した通信に適合するhtmlにて表現されたデータであれば、表示装置と司会者端末装置との間で、そのhtmlで表現し得る全ての形式のデータ(テキストデータ、画像データ、音声データ、動画データなど)の送受信を行うことができるとともに、その組み合わせにも制限を受けることがない。
また、上記構成の司会者端末装置において、前記通信部が送信する情報は、前記表示装置の前記表示部に表示を行うための表示情報を構成する断片情報であってもよい。このような構成とすることによって、例えば、司会者端末装置から、表示装置の表示部に表示を行うための表示情報を構成する断片情報を送信すれば、表示装置は、受信した断片情報に基づいて表示部に表示を行うための表示情報を修正することができる。すなわち、表示情報全体を送信する必要がない。従って、司会者端末装置から表示装置に送信する情報をより軽量なものとすることができるので、通信に要する時間を短縮することができるとともに、表示装置と複数の情報端末装置(司会者端末装置、ユーザ端末装置)との間の通信経路にかかる負担を大幅に低減することができる。よって、マルチユーザ通信システムを利用している複数のユーザは、より利便性のよい通信を行うことができる。報を構成する断片情報であるものとしてもよい。
また、上記目標を達成するために本発明のユーザ端末装置は、表示部を有する表示装置とネットワークを介して通信を行なうユーザ端末装置であって、前記表示部に表示される前記データと、前記データを識別するためのID情報と、前記データの所有者を示すユーザ情報とを送信する通信部を備えることを特徴としている。
上記構成のユーザ端末装置によれば、表示装置の表示部に表示される各データをID情報によって管理することができるとともに、表示装置において、複数の情報端末装置(司会者端末装置、ユーザ端末装置)を使用している複数のユーザそれぞれに設定されたアクセス権(すなわち、データの生成や変更が許可されているか否か)に応じて、表示装置の表示部に表示される各データをコントロールすることができる、よって、複数の情報端末装置(司会者端末装置、ユーザ端末装置)を使用している複数のユーザ間でそれぞれのアクセス権に応じた円滑なコミュニケーションを可能とすることができる。
また、上記構成のユーザ端末装置において、前記表示装置とXMPPに準拠した通信を行うものとしてもよい。このような構成とすることによって、表示装置との間でリアルタイムなメッセージング(情報交換)をすることができるとともに、ID情報によりXMPPによりメッセージングされたデータと表示装置の表示部に表示されているデータとを簡便に対応付けることができる。
また、上記構成のユーザ端末装置において、前記通信部が送信する情報は、メタ情報を拡張したhtmlファイルであるものとしてもよい。このような構成とすることによって、XMPPに準拠した通信に適合するhtmlにて表現されたデータであれば、表示装置とユーザ端末装置との間で、そのhtmlで表現し得る全ての形式のデータ(テキストデータ、画像データ、音声データ、動画データなど)の送受信を行うことができるとともに、その組み合わせにも制限を受けることがない。
また、上記構成のユーザ端末装置において、前記通信部が送信する情報は、前記表示装置の前記表示部に表示を行うための表示情報を構成する断片情報であってもよい。このような構成とすることによって、例えば、ユーザ端末装置から、表示装置の表示部に表示を行うための表示情報を構成する断片情報を送信すれば、表示装置は、受信した断片情報に基づいて表示部に表示を行うための表示情報を修正することができる。すなわち、表示情報全体を送信する必要がない。従って、ユーザ端末装置から表示装置に送信する情報をより軽量なものとすることができるので、通信に要する時間を短縮することができるとともに、表示装置と複数の情報端末装置(司会者端末装置、ユーザ端末装置)との間の通信経路にかかる負担を大幅に低減することができる。よって、マルチユーザ通信システムを利用している複数のユーザは、より利便性のよい通信を行うことができる。
また、上記目標を達成するために本発明のマルチユーザ通信システムは、上述の表示装置と、複数の情報端末装置とが、ネットワークを介して通信を行うマルチユーザ通信システムであって、前記複数の情報端末装置は、上述の司会者端末装置と、上述のユーザ端末装置とを有して成ることを特徴としている。
上記構成のマルチユーザ通信システムによれば、表示部に表示されるデータを管理する司会者端末装置から、表示部に表示されるデータを識別するためのID情報と、そのデータの所有者であるユーザを示すユーザ情報と、ユーザ毎に設定され、データの生成や変更を許可する否かを示すアクセス権情報とが、表示装置に送信される。そして、表示装置は、受信したユーザ情報とアクセス権情報とに基づいて、ID情報により識別されるデータを表示するか否かを判断して、そのデータを表示部に表示する。従って、表示部に表示される各データをID情報によって管理することができるとともに、マルチユーザ通信システムを利用している複数のユーザそれぞれに設定されたアクセス権(すなわち、データの生成や変更が許可されているか否か)に応じて、表示装置の表示部に表示される各データをコントロールすることができる、よって、複数のユーザ間でそれぞれのアクセス権に応じた円滑なコミュニケーションを可能とすることができる。
また、上記構成のマルチユーザ通信システムは、電子会議システムであってもよい。このような構成とすることによって、仮想の会議室(すなわち、電子会議システム)にて提示される各発言(データ)をID情報によって確実且つ容易に管理することができるとともに、仮想の会議室システムに参加している複数の参加者(ユーザ)それぞれに設定されたアクセス権(すなわち、発言(データ)の提示や修正が許可されているか否か)に応じて、仮想の会議室に提示される発言(データ)をコントロールすることができる、よって、仮想の会議室に参加している複数の参加者(ユーザ)は、それぞれのアクセス権に応じた円滑なコミュニケーションを可能とすることができる。
また、上記構成のマルチユーザ通信システムにおいて、前記表示装置と前記複数の情報端末装置とが、XMPPに準拠した通信を行うものとしてもよい。このような構成とすることによって、表示装置と複数の情報端末装置(司会者端末装置、ユーザ端末装置)との間でリアルタイムなメッセージング(情報交換)をすることができるとともに、ID情報によりXMPPによりメッセージングされたデータと表示装置の表示部に表示されているデータとを簡便に対応付けることができる。
本発明によれば、データをID情報によって管理することができるとともに、そのデータに対して、通信に参加している複数のユーザそれぞれに設定されたアクセス権(すなわち、データの生成や変更が許可されているか否か)に応じて、データをコントロールすることができる、よって、複数のユーザ間で、それぞれのアクセス権に応じた円滑なコミュニケーションを可能とすることができる。
本発明のマルチユーザ通信システムの一例を示す概念図である。 本発明の実施形態における電子会議システムの構成を示す構成図である。 本発明の実施形態における表示装置の構成を示す構成図である。 本発明の実施形態における情報端末装置の構成を示す構成図である。 本発明の実施形態における表示情報の構成を示す構成図である。 本発明の実施形態における表示情報に基づく表示画面を説明するための図である。 本発明の実施形態における表示情報に基づく実際の表示画面の一例を示す図である。 本発明の実施形態における表示情報の一例を示す図である。 本発明の実施形態における電子会議システムにおいて、表示装置が仮想の会議室を開設する手順を説明するための動作図である。 本発明の実施形態における情報端末装置が電子会議システムに参加するための手順を説明するための動作図である。 本発明の実施形態における情報端末装置から提供される情報が表示画面に表示される手順を説明するための動作図である。
本発明のマルチユーザ通信システムについて、以下に図面を参照して説明する。図1は、本発明のマルチユーザ通信システムの一例を示す概念図である。図に示すように、本発明のマルチユーザ通信システムは、ネットワークを介した通信により、複数のユーザがリアルタイムに会話することができるチャットシステムや、仮想の会議室に参加している複数のユーザが議論や意見の提示をすることができる電子会議システムなどに利用することができる。以下では、電子会議システム1を例として説明する。
図2は、本発明の実施形態における電子会議システムの構成を示す構成図である。図2に示すように、電子会議システム1は、表示装置10と、複数の情報端末装置20(201、202G、202a、202b)とが、ネットワークを介して通信を行っている。ここで、各情報端末装置20間の情報伝送手段は、相互に通信可能な通信媒体であればよく、LANやWAN、インターネットなどが挙げられる。
また、電子会議システム1は、後述するXMPP(eXtensible Messaging and Presence Protocol)を利用して構築され、表示装置10と複数の情報端末装置20が、ネットワークを介して、XMPPに準拠した通信を行うものとすることができる。このようにすれば、表示装置10と複数の情報端末装置20との間の通信において、リアルタイムなメッセージング(情報交換)をすることができる。以下では、電子会議システム1がXMPPに準拠した通信を行うものとして説明を行う。
ここで、本実施形態の電子会議システム1にて利用されるXMPPについて説明しておく。XMPPとは、IETF(Internet Engineering Task Force)のXMPPワーキンググループから独立したXSF(XMPP Standards Foundation)により規格・標準化が進められているXMLベースのプロトコル(通信規約)であり、インスタントメッセージ、プレゼンス(「相手が今どういう状態にあるのか」)、多人数チャット、音声またはテレビ電話、協調作業、コンテンツ・シンジケーション、XMLデータの一般化ルーティングなどを含む広範囲のアプリケーションを動的に制御し、インターネットなどの通信システムにおいてリアルタイムなコミュニケーションを行うために、それぞれの目的に応じて規格化された複数の拡張プロトコル(XEP:XMPP Extension Protocol)からなっている。
次に、本実施形態の電子会議システム1は、XMPPに規定されている様々なプロトコル(通信規約)を利用している。ここで、本実施形態の電子会議システム1を理解する上で、重要なプロトコルであるXEP−0045(Multi−User Chat)、XEP−0071(XHTML−IM)について説明しておく。
XEP−0045(Multi−User Chat)は、ネットワーク上の仮想的な空間における特定のコミュニティ(チャットルーム)内で複数のXMPPユーザがメッセージを交換できるマルチユーザチャット機能を規定しているプロトコル(通信規約)である。また、このプロトコルでは、チャットルームのトピックやチャットルームへの招待といった標準的なチャット機能に加えて、ユーザをキック(強制退去)やバン(追放)する機能や、チャットルームの利用者に対して後述するロール(role)及びアフィリエイション(affiliation)を任命する機能などによりチャットルームを制御するモデルを規定している。
ここで、ロールとは、チャットを利用している利用者に与えられる一時的なポジション又は特権レベルである。XEP−0045(Multi−User Chat)では、ユーザのキックやその発言の削除などができる「司会者」(moderator)、発言権をもつ「参加者」(participant)及び発言権のない「訪問者」(visitor)などが規定されている。また、アフィリエイションは、チャット利用後も永続的に有効なものとして利用者に与えられるものである。XEP−0045(Multi−User Chat)では、チャットルームを開設した「所有者」(owner)、チャットルームを管理・運営する「管理者」(administer)、その他の利用者である「会員」(member)、及びキックされてチャットルームへの再入室が許可されない「追放者」(outcast)などが規定されている。
また、XEP−0071(Xhtml−IM)は、htmlのサブセットを用いた軽量なテキストのマークアップ(タグ付け)を含むインスタントメッセージの交換に関して規定しているプロトコル(通信規約)である。このプロトコルにより、インスタントメッセージの利用に適した一般的に使用されるhtml要素、属性、スタイルのプロパティの狭い範囲を利用したメッセージのフォーマットを設定することができる。
本実施携態の電子会議システム1は、上述のようなXMPPのプロトコル(通信規約)、特に、XEP−0045(Multi−User Chat)に準拠したマルチユーザチャット機能(以下、MUC機能と呼ぶ。)などを利用して運営されている。また、このMUC機能は、後述するように表示装置10により提供されている。
また、電子会議システム1における表示装置10と情報端末装置20は、XMPPのプロトコル(通信規約)であるXEP−0071(XHTML−IM)をさらに拡張したプロトコルに準拠して、情報の送受信を行っている。このため、後述する拡張属性情報を有する情報の送受信を行うこともできる。
次に、本実施形態における電子会議システム1が有する表示装置10及び情報端末装置20の具体的な構成について、図を参照して詳細に説明する。
図3は、本実施形態における表示装置の構成を示す構成図である。表示装置10は、電子会議システム1が有する複数の情報端末装置20とネットワークを介して通信を行う表示装置であって、XMPPに準拠した通信を行うことができる。また、表示装置10は、電子会議システム1での議事などを表示するための表示情報として後述するDOM(Document Object Model)の利用が可能であり、表示情報に基づく表示を行う表示部11と、情報端末装置20に対して情報の送受信を行う通信部12と、通信部12が送受信する情報や表示情報)を記憶する記憶部13と、表示部11、通信部12における送受信動作や記憶部13における情報の記憶や読み出し動作などを制御する制御部14と、を備えている。また、記憶部13は、電子会議システム1において各情報端末装置20が利用可能な情報サービスの表示情報を記憶している。また、制御部14は、必要に応じて、表示情報の編集や再構成、表示情報に含まれる情報(後述するデータID(ID情報)、アクセス権情報、ユーザ情報など)の修正、表示情報全体からhtml(Hyper Text Markup Language)で記述された文書を作成することなども行う。
ここで、本実施形態の電子会議システム1の表示装置において利用されるDOM(Document Object Model)について説明しておく。DOMとは、htmlとXML(eXtensible Markup Language)などのための標準化されたAPI(Application Program Interface)であり、W3C(World Wide Web Consortium)により規定化されている。また、DOMを利用することにより、プラットフォームや言語に依存せず、プログラムやスクリプトを動的にアクセスし、コンテンツ(テキスト情報、画像情報、音声情報など)やそれらを表示したときの構造(レイアウト)及びスタイルをオブジェクトとして扱うことができ、さらに、Java(登録商標)Scriptなどのスプリクト言語などで制御するためのインターフェイスとしても機能する。一般的に、インターネットなどを利用したときに表示されるWebページやXMLページなどは、htmlやXMLなどで記述された文書であるということができる。
また、図4は、本実施形態における情報端末装置の構成を示す構成図である。情報端末装置20は、電子会議システム1が有する表示装置10とネットワークを介して通信を行う情報端末装置であって、XMPPに準拠した通信を行うことができる。また、情報端末装置20は、表示装置10に対して情報の送受信を行う端末通信部22と、端末通信部22が送受信する情報や情報サービスが提供する情報を表示画面に表示させるための表示情報を記憶する端末記憶部23と、端末通信部22における送受信動作や端末記憶部23における情報の記憶や読み出し動作などを制御する端末制御部24と、ユーザが情報を入力するための端末入力部25と、を備えている。また、端末制御部24は、必要に応じて、表示情報の編集や再構成、表示情報に含まれるメタ情報(後述する固有のデータID(ID情報)、位置情報など)の作成や修正なども行う。また、さらに、端末通信部22は表示装置10から表示情報を受信し、表示情報に基づく表示を行う端末表示部21を備えるものとしてもよい。この情報端末装置20の例としては、たとえば、携帯電話機やPDAなどの携帯型端末装置を挙げることができるが、通信機能を有する情報端末装置であれば、これらに限定するものではない。
また、情報端末装置20には、「司会者」(moderator)及び「参加者」(participant)といった、MUC機能を利用して運営されている電子会議における一時的な特権レベルを示すロールが割り当てられている。以下では、仮想の会議室(電子会議システム1)において、「司会者」というロールが与えられた情報端末装置を司会者端末装置201とし、「参加者」というロールが与えられた情報端末装置をユーザ端末装置202として説明する。司会者端末装置201は、電子会議システム1において、表示装置の表示部に表示されるデータを管理する情報端末装置であり、表示装置の表示部に表示させる各データを識別するためのデータID(ID情報)や、各情報端末装置20(すなわち、司会者端末装置201、ユーザ端末装置202)を使用するユーザ毎にデータの生成と変更とを許可する否かを示すアクセス権、そのデータの所有者となるユーザなどを設定することができ、電子会議システム1内での議事進行や管理を行っている。
また、本実施形態の電子会議システム1では、各情報端末装置20のアフィリエイションについては言及しないが、「司会者」(moderator)が「所有者」(owner)及び「管理者」(administer)のアフィリエイションを持ち、「参加者」(participant)は「会員」(member)のアフィリエイションを持つものとする。また、「訪問者」(visitor)や「追放者」(outcast)などにはついては言及しない。
次に、電子会議システム1における議事などを表示するための表示情報について説明する。表示情報は、複数のデータがそれぞれ構造的な相関を有して成る構造化された情報である。また、その構造は、特に限定されるものではなく、木構造などをとり得る。このように構造化された情報を構成する個々の情報を、html断片情報と呼ぶこととする。図5は、本発明の実施形態における表示情報の構成を示す構成図である。図に示すように、表示情報は、図5のように、各html断片情報は、html断片情報n0を頂点として、階層的な相関を有している。ここで、このような構造において、あるhtml断片情報に対して1つ上の階層にあるhtml断片情報は親html断片情報と呼び、あるhtml断片情報に対して1つ下の階層にあるhtml断片情報は子html断片情報と呼ぶこととする。
次に、複数のhtml断片情報から構成される表示情報に基づいて表示装置の表示部に表示される表示画面について説明する。図6は、本発明の実施形態における表示情報に基づく表示画面を説明するための図である。また、図7は、本発明の実施形態における表示情報に基づく実際の表示画面の一例を示す図である。図7に示すように、表示部11の表示画面111における各情報表示枠は各html断片情報と対応しており、それぞれのhtml断片情報が有する情報(例えば文字情報、イメージ情報、ビデオ情報、オーディオ情報など)は、対応する情報表示枠内に表示される。
例えば、表示画面111において、html断片情報n0が有する情報は情報表示枠N0内に表示され、html断片情報n0の下の階層のhtml断片情報(子html断片情報)であるhtml断片情報n1、n2、n3が有する情報は、情報表示枠N0内に配置された情報表示枠N1、N2、N3内にそれぞれ表示される。また、html断片情報n1の子html断片情報であるhtml断片情報n11、n12が有する情報は情報表示枠N1内に配置された情報表示枠N11、N12内にそれぞれ表示され、html断片情報n2の子html断片情報であるhtml断片情報n21が有する情報は情報表示枠N2内に配置された情報表示枠N21内に表示され、html断片情報n3の子html断片情報であるhtml断片情報n31、n32、n33が有する情報は情報表示枠N3内に配置された情報表示枠N31、N32、N33内にそれぞれ表示される。また、html断片情報n12の子html断片情報であるhtml断片情報n121、n122が有する情報は情報表示枠N12内に配置された情報表示枠N121、N122内にそれぞれ表示される。このように、表示情報に基づく表示部11の表示画面111では、子html断片情報が有する情報は、親html断片情報の情報表示枠内に配置された情報表示枠内に表示される。
また、表示情報を構成する各html断片情報は、それぞれ、表示装置10の表示部11に表示させるデータを有している。各html断片情報が有するこのデータは、たとえば、テキスト情報、画像情報、音声情報、動画情報などが挙げられるが、XMPPに準拠した通信に適合するhtmlにて表現されたデータであれば、そのhtmlで表現し得る全ての形式のデータ(テキストデータ、画像データ、音声データ、動画データなど)の受信することができるとともに、その組み合わせにも制限を受けることがない。
また、各html断片情報は、html断片情報が有するデータ(すなわち、表示装置10の表示部11に表示されるデータ)を識別するための固有のデータID(ID情報)や、html断片情報が有するデータの所有者であるユーザを示すユーザ情報と、情報端末装置20(司会者端末装置201、ユーザ端末装置202)を使用しているユーザ毎に設定されたhtml断片情報に対するアクセス権(すなわち、html断片情報が有するデータの生成や変更などを許可するか否か)を示すアクセス権情報などのhtml断片情報が有するデータに関連する情報であるメタ情報を有している。
各html断片情報は、各情報端末装置を使用するユーザ毎に設定されたそのhtml断片情報が有するデータに対するアクセス権(すなわち、データの生成や変更などが許可されているか否か)を示すアクセス権情報に許可されたユーザのみがアクセスすることができる。アクセス権情報によって、アクセス権が付与されたユーザは、そのhtml断片情報にアクセスして、html断片情報が有するデータやメタ情報の閲覧、その内容の変更や修正などを行うことができる。なお、親html断片情報に対するアクセス権は、子html断片情報にも継承される。すなわち、親html断片情報のアクセス権情報で、アクセス権が付与されなかったユーザは、子html断片情報に対してもアクセス権を有していない。また、親html断片情報のアクセス権情報で、アクセス権が付与されたユーザは、子html断片情報に対してもアクセス権を有していることとなる。
そのほか、各html断片情報は、メタ情報として、html断片情報が有するデータ(すなわち、表示装置10の表示部11に表示されるデータ)の表示位置を示す位置情報や、html断片情報が有する情報の生成日時を示す生成日時情報、html断片情報が有する情報の有効期限を示す有効期限情報、及びhtml断片情報が有する情報の内容が変更された最新の日時を示す更新日時情報などを有していてもよい。
図8は、本発明の実施形態におけるhtml文書として表現されたhtml断片情報の一例を示す図である。図8では、本実施形態におけるhtml断片情報のメタ情報として、表示装置10の表示部11に表示されるhtml断片情報が有するデータの表示位置を示す位置情報や、html断片情報が有するデータを識別するための固有のデータID(ID情報)、html断片情報の生成日時を示す生成日時情報、html断片情報の内容が更新された日時を示す更新日時情報、html断片情報が有するデータの所有者であるユーザを示すユーザ情報、及び、情報端末装置20(司会者端末装置201、ユーザ端末装置202)を使用しているユーザ毎に設定されたhtml断片情報に対するアクセス権(すなわち、html断片情報が有するデータの生成や変更などを許可するか否か)を示すアクセス権情報などが含まれている。
ここで、位置情報が示すデータの表示位置は、親html断片情報の情報表示枠内での絶対座標で指定されていてもよいし、親html断片情報の情報表示枠内でその文書フローに合わせて配置されて表示されるものとしてもよい。たとえば、html断片情報が<div>で囲まれて記述されている場合には、親html断片情報の情報表示枠内での絶対座標で表示位置が指定され、html断片情報が<par>で囲まれて記述されている場合には、親html断片情報の情報表示枠内でその文書フローに合わせて配置されて表示されるものとしてもよい。
また、各html断片情報のメタ情報が有するユーザ情報は、そのhtml断片情報の所有者を示すものであってもよく、そのユーザ情報が示すユーザは、そのhtml断片情報に対して、子html断片情報の生成や削除をすることができるものとしてもよい。
次に、本実施形態の電子会議システム1の具体的な動作について説明する。図9は、本発明の実施形態における電子会議システムにおいて、表示装置が仮想の会議室を開設する手順を説明するための動作図である。ここでは、表示装置10は、司会者端末装置201との間にMUC機能を利用した電子会議システム1を確立する。
ステップS101では、電子会議システム1の司会者端末装置201が、表示装置10に、仮想の会議室(チャットルーム)の開設を要求する旨を送信する。
ステップS102では、表示装置10が、司会者端末装置201から確かに要求を受け取った旨の通知を発行する。
ステップS103では、司会者端末装置201が、表示装置10へ仮想の会議室を開設するための設定情報を作成する旨を通知する。
ステップS104では、表示装置10が、司会者端末装置201へ設定情報を作成するためのデータフォーム情報を送信する。
ステップS105では、司会者端末装置201が、表示装置10から受信したデータフォーム情報に基づき、仮想の会議室を開設するための設定情報を作成し、作成した設定情報を表示装置10へ送信する。
ステップS106では、表示装置10が、司会者端末装置201へ設定情報を確かに受け取った旨の通知を行う。
このように、表示装置10と司会者端末装置201との間に電子会議システム1が確立されることにより、情報端末装置20を使用する複数のユーザが参加することができる仮想の会議室が開設される。
次に、開設された仮想の会議室(電子会議システム1)にユーザ端末装置202が参加する手順について説明する。図10は、本発明の実施形態における情報端末装置が電子会議システムに参加するための手順を説明するための動作図である。ここでは、たとえば、ユーザ端末装置202Gが、仮想の会議室(すなわち、電子会議システム1)に参加する手順を説明する。なお、以下では、ユーザ端末装置202Gをユーザ端末装置Gと呼ぶ。
ステップS201において、ユーザ端末装置G(202G)は、XMPPのプロトコル(通信規約)であるXEP−0030(Service Discovery)(以下、DISCOと呼ぶ。)を利用して、表示装置10が開設した仮想の会議室(電子会議システム1)を検索する。これにより、ユーザ端末装置G(202G)は、表示装置10により開設された仮想の会議室(電子会議システム1)を発見できる。
ステップS202において、ユーザ端末装置G(202G)は、表示装置10に仮想の会議室(電子会議システム1)へ入室する要求を行う。
ステップS203では、表示装置10は、ユーザ端末装置G(202G)に、入室を許可する旨の通知を送信する。
そして、ステップS204において、表示装置10は、既に仮想の会議室(電子会議システム1)に入室していた他の情報端末装置(司会者端末装置201及び他のユーザ端末装置202a、202b)へ新しい入室者があった旨の通知を送信する。
上記のステップS201〜204により、ユーザ端末装置G(202G)は、仮想の会議室(電子会議システム1)に入室することができ、表示装置10や他の情報端末装置(司会者端末装置201及び他のユーザ端末装置202a、202b)とXMPPに準拠した通信を行うことができる。
次に、仮想の会議室(電子会議システム1)に提示されたデータが、表示装置10に表示されるまでの手順について説明する。ここでは、一例として、ユーザ端末装置G(202G)が仮想の会議室に提示する情報(発言など)が、表示装置10に表示される手順について説明する。図11は、本発明の実施形態における情報端末装置から提供される情報が表示部に表示される手順を説明するための動作図である。なお、初めに、ユーザ端末装置G(202G)のユーザは、たとえば、発言をすべき状態にあるもの、又は、司会者端末装置201のユーザからオフラインなどにて直接発言を許されているものとする。
ステップS301では、司会者端末装置201は、ユーザ端末装置G(202G)が仮想の会議室(電子会議システム1)にて発言をするために必要な発言用html断片情報を作成する。ここで、司会者端末装置201により作成された発言用html断片情報が表示情報に組み込まれることにより、発言者(この場合、ユーザ端末装置G(202G))が提示する発言(データ)を表示するための情報表示枠が、表示装置10の表示11の表示画面111に設定されることとなる。
また、司会者端末装置201は、端末制御部24において、発言用html断片情報が有するデータを識別するための固有のデータID(ID情報)を、他のhtml断片情報が有するデータに対応するデータID(ID情報)と重複しないように作成するとともに、発言用html断片情報に格納されるデータの所有者であるユーザを示すユーザ情報や、情報端末装置20(司会者端末装置201、ユーザ端末装置202)を使用するユーザ毎に設定され、発言用html断片情報に対するアクセス権(すなわち、発言用html断片情報に格納されるデータの生成や変更などを許可する否か)を示すアクセス権情報などの発言用html断片情報のメタ情報を作成する。そして、作成したメタ情報を有する発言用html断片情報からhtmlで記述された文書を作成する。
また、司会者端末装置201は、表示装置10の表示部11に表示されるデータの表示位置を示す位置情報を作成し、データID(ID情報)と、ユーザ情報と、アクセス権情報と、表示装置10の表示部11に表示されるデータの表示位置を示す位置情報とを、表示装置10に送信してもよい。このようにすれば、司会者端末装置201を使用しているユーザは、表示装置10の表示部11に表示される各データの表示位置を確実且つ簡便に管理することができる。
ステップS302では、司会者端末装置201は、表示装置10に、発言用html断片情報を送信する。
ステップS303では、表示装置10が発言用html断片情報の構文解析を行い、構文が正しければ発言者(この場合、ユーザ端末装置G(202G))が発言可能とする情報表示枠を提供する。
ステップS304では、さらに、表示装置10は、他の情報端末装置(司会者端末装置201及びユーザ端末装置G(202G)を含むユーザ端末装置202)に、S301にて作成されたデータID(ID情報)を含む発言用html断片情報を送信して、表示部11の表示画面111に発言者が発言可能とする情報表示枠(ここでは、ユーザ端末装置G(202G)の情報表示枠)を提供したことを通知する。
ステップS305では、ユーザ端末装置G(202G)が仮想の会議室(電子会議システム1)に提示する発言(データ)を端末入力部25から入力する。ここで、端末入力部25から入力されるデータは、データID(ID情報)で指定される発言用html断片情報に格納されるデータである。そして、ユーザ端末装置G(202G)は、発言用html断片情報に、端末入力部25から入力されたデータを加えるべく、発言用html断片情報を編集する。ここで、本実施形態の端末入力部25から入力されるデータとしては、テキストデータだけではなく、音声データや、画像データ、動画データなど、XMPPに準拠した通信に適合するhtmlにて表現されたデータであれば、そのhtmlで表現し得る全ての形式のデータの入力が可能である。
ステップS306では、ユーザ端末装置G(202G)は、編集した発言用html断片情報を、表示装置10に送信する。
ステップS307では、表示装置10は、ユーザ端末装置G(202G)から受信した発言用html断片情報の構文解析を行うとともに、受信した発言用html断片情報に基づいて、表示情報を編集する。すなわち、表示装置10は、アクセス権情報が示す発言用html断片情報に対するアクセス権が付与されたユーザと、ユーザ情報が示すユーザとが一致するか否かを判定し、一致した場合には、ユーザ端末装置G(202G)を使用しているユーザは、発言用html断片情報に対してアクセス権(すなわち、発言用html断片情報が有するデータの生成や変更)が許可されていることとなり、表示装置10の制御部14は、受信した発言用html断片情報に基づいて、表示情報を編集する。
そして、ステップS308において、表示装置10は、編集した表示情報に基づいて、仮想の会議室における議事などを表示部11に表示する。また、このとき、ユーザ情報とアクセス権情報とに基づいて、データID(ID情報)により識別されるデータ(すなわち、ステップS305にてユーザ端末装置G(202G)の端末入力部25から入力されたデータ)が、表示装置10の表示部11に表示される。
なお、S301にて、司会者端末装置201が、表示装置の前記表示部に表示されるデータの表示位置を示す位置情報を作成し、発言用html断片情報のメタ情報として、データID(ID情報)と、ユーザ情報と、アクセス権情報と、位置情報とを、表示装置に送信していた場合には、表示装置10は、アクセス権情報とユーザ情報と位置情報とに基づいて、データID(ID情報)により識別されるデータを表示部10に表示する。すなわち、表示装置10は、データID(ID情報)により識別されるデータを、表示部11における位置情報が示す表示位置に表示する。このようにすれば、司会者端末装置201を使用しているユーザは、表示装置10の表示部11に表示される各データの表示位置を確実且つ簡便に管理することができる。
このように、本実施形態における電子会議システム1では、表示装置10の表示部11に表示されるデータを管理する司会者端末装置201から、表示部11に表示されるデータを識別するためのデータID(ID情報)と、そのデータの所有者であるユーザを示すユーザ情報と、ユーザ毎に設定され、データの生成と変更とを許可する否かを示すアクセス権情報とが、表示装置10に送信される。そして、表示装置10は、受信したユーザ情報とアクセス権情報とに基づいて、データID(ID情報)により識別されるデータを表示するか否かを判断して、そのデータを表示部11に表示する。従って、データをデータID(ID情報)によって管理することができるとともに、そのデータに対して、情報端末装置20を使用している複数のユーザそれぞれに設定されたアクセス権(すなわち、データの生成や変更が許可されているか否か)に応じて、表示装置10の表示部11に表示される各データをコントロールすることができる、よって、複数のユーザ間でそれぞれのアクセス権に応じた円滑なコミュニケーションを可能とすることができる。
また、ユーザ端末装置202が、表示部11に表示されるデータと、そのデータを識別するためのデータID(ID情報)と、そのデータの所有者であるユーザを示すユーザ情報とを、表示装置10に送信し、表示装置10は、ユーザ情報とアクセス権情報とに基づいて、データID(ID情報)により識別されるデータを表示部11に表示するので、ユーザ端末装置201から送信されて表示部11に表示される各データはデータID(ID情報)によって管理され、各データに対して、情報端末装置20を使用している複数のユーザそれぞれに設定されたアクセス権(すなわち、データの生成や変更が許可されているか否か)に応じて、そのデータはコントロールされる。よって、複数のユーザ間でそれぞれのアクセス権に応じた円滑なコミュニケーションを可能となる。
また、表示装置10は、アクセス権情報が示すデータの生成と変更とが許可されたユーザと、ユーザ情報が示すユーザとが一致するとき、データID(ID情報)により識別されるデータを表示部11に表示するので、データID(ID情報)により識別されるデータの所有者であるユーザと、そのデータに対するアクセス権(すなわち、データの生成や変更が許可されているか否か)を有するユーザとが一致した場合のみ、そのデータを表示部11に表示することができる。よって、複数のユーザ間でそれぞれのアクセス権に応じた円滑なコミュニケーションを可能とすることができる。
以上、本発明を実施の形態をもとに説明した。この実施の形態は例示であり、その各構成要素や各処理の組み合わせに色々な変形例は可能であることは、本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
たとえば、上述の実施形態では、表示装置10と1又は複数の情報端末装置20とを含む複数の情報端末装置がXMPPに準拠した通信を行う構成としたが、本発明はこれに限定されるものではない。XMPPに類似するプロトコル(通信規約)に準拠した通信を行うものとしてもよい。
また、上述の実施形態において、表示装置10及び情報端末装置20間で送受信される拡張表示情報は、メタ情報を拡張したhtmlファイルであってもよい。ここで、メタ情報を拡張したhtmlファイルとは、XMPPに準拠した通信に適合するhtmlにて表現し得る形式のデータ(テキストデータ、画像データ、音声データ、動画データなど)と、そのデータに関連する情報(属性情報)であるメタ情報とを有するものであり、そのメタ情報には、データID(ID情報)や位置情報などのXMPPによるメッセージングに対応する属性情報が含まれる。このように、メタ情報として、XMPPによるメッセージングに対応する属性情報(データID(ID情報)、位置情報)を利用することを拡張と呼んでいる。このような構成とすることによって、XMPPに準拠した通信に適合するhtmlにて表現されたデータであれば、そのhtmlで表現し得る全ての形式のデータ(テキストデータ、画像データ、音声データ、動画データなど)の受信することができるとともに、その組み合わせにも制限を受けることがない。
本発明は、例えば、家庭や職場、学校などのコミュニティ内で自由に情報の書込/読込及び閲覧が可能な複数の人がリアルタイムに会話することができるチャットシステムや複数のユーザが仮想の会議室において議論や意見の提示をすることができる電子会議システムなどに利用することができる。
1 電子会議システム(マルチユーザ通信システム)
10 表示装置
11 表示部
111 表示画面
12 通信部
13 記憶部
14 制御部
20 情報端末装置
201 司会者端末装置
202,202a,202b,202G ユーザ端末装置
21 端末表示部(表示部)
22 端末通信部(通信部)
23 端末記憶部(記憶部)
24 端末制御部(制御部)
25 端末入力部(入力部)

Claims (28)

  1. 表示装置と複数の情報端末装置とがネットワークを介して通信を行なう複数のユーザが参加する通信方法であって、
    前記複数の情報端末装置は、前記表示装置の表示部に表示されるデータを管理する司会者端末装置を有して成り、
    前記司会者端末装置は、前記表示装置の前記表示部に表示される前記データを識別するためのID情報と、前記データの所有者であるユーザを示すユーザ情報と、前記複数の情報端末装置を使用するユーザ毎に設定され、前記データの生成と変更とを許可する否かを示すアクセス権情報とを、前記表示装置に送信し、
    前記表示装置は、前記ユーザ情報と前記アクセス権情報とに基づいて、前記ID情報により識別される前記データを前記表示部に表示することを特徴する通信方法。
  2. 前記複数の情報端末装置は、前記司会者端末装置と、前記データを前記表示装置に送信するユーザ端末装置とを有して成り、
    前記司会者端末装置は、前記ユーザ端末装置から送信されて前記表示装置の前記表示部に表示される前記データを識別するためのID情報と、前記データの所有者であるユーザを示すユーザ情報と、前記複数の情報端末装置を使用するユーザ毎に設定され、前記データの生成と変更とを許可する否かを示すアクセス権情報とを、前記表示装置に送信し、
    前記ユーザ端末装置は、前記表示部に表示される前記データと、前記ID情報と、前記ユーザ情報とを、前記表示装置に送信し、
    前記表示装置は、前記ユーザ情報と前記アクセス権情報とに基づいて、前記ID情報により識別される前記データを前記表示部に表示することを特徴する請求項1に記載の通信方法。
  3. 前記表示装置は、前記アクセス権情報が示す前記データの生成と変更とが許可されたユーザと、前記ユーザ情報が示すユーザとが一致するとき、前記ID情報により識別される前記データを前記表示部に表示することを特徴する請求項1又は請求項2に記載の通信方法。
  4. 前記司会者端末装置は、前記ID情報と、前記ユーザ情報と、前記アクセス権情報と、前記表示装置の前記表示部に表示される前記データの表示位置を示す位置情報とを、前記表示装置に送信し、
    前記表示装置は、前記アクセス権情報と前記ユーザ情報と前記位置情報とに基づいて、前記ID情報により識別される前記データを前記表示部に表示することを特徴する請求項1〜請求項3のいずれかに記載の通信方法。
  5. 前記表示装置は、前記ID情報により識別される前記データを、前記表示部における前記位置情報が示す表示位置に表示することを特徴する請求項4に記載の通信方法。
  6. 複数のユーザが参加する電子会議における通信方法であることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の通信方法。
  7. 前記表示装置と前記複数の情報端末装置とが、XMPPに準拠した通信を行うことを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載の通信方法。
  8. 前記表示装置と前記複数の情報端末装置とが互いに送受信する情報は、メタ情報を拡張したhtmlファイルであることを特徴とする請求項7に記載の通信方法。
  9. 前記表示装置と前記複数の情報端末装置とが互いに送受信する情報は、前記表示装置の前記表示部に表示を行うための表示情報を構成する断片情報であることを特徴とする請求項8に記載の通信方法。
  10. 表示部と、
    複数の情報端末装置とネットワークを介して通信を行う通信部と、
    を備え、
    前記複数の情報端末装置は、前記表示部に表示されるデータを管理する司会者端末装置と、前記データを送信するユーザ端末装置とを有して成り、
    前記通信部は、
    前記司会者端末装置から、前記ユーザ端末装置から送信されて前記表示部に表示される前記データを識別するためのID情報と、前記データの所有者を示すユーザ情報と、前記複数の情報端末装置を使用するユーザ毎に設定され、前記データの生成と変更とを許可する否かを示すアクセス権情報とを受信するとともに、
    前記ユーザ端末装置から、前記表示部に表示される前記データと、前記ID情報と、前記データの所有者を示す前記ユーザ情報とを受信し、
    前記表示部は、
    前記アクセス権情報と前記ユーザ情報とに基づいて、前記ID情報により識別される前記データを表示することを特徴する表示装置。
  11. 前記表示部は、前記アクセス権情報が示す前記データの生成と変更とが許可されたユーザと、前記ユーザ情報が示すユーザとが一致するとき、前記ID情報により識別される前記データを前記表示部に表示することを特徴する請求項10に記載の表示装置。
  12. 前記通信部は、
    前記司会者端末装置から、前記ID情報と、前記ユーザ情報と、前記アクセス権情報と、前記表示部に表示される前記データの表示位置を示す位置情報とを受信し、
    前記表示部は、
    前記アクセス権情報と前記ユーザ情報と前記位置情報とに基づいて、前記ID情報により識別される前記データを表示することを特徴する請求項10又は請求項11に記載の表示装置。
  13. 前記表示部は、前記位置情報が示す表示位置に前記データを表示することを特徴する請求項12に記載の表示装置。
  14. 前記通信部は、前記司会者端末装置及び前記ユーザ端末装置とXMPPに準拠した通信を行うことを特徴とする請求項10〜請求項13のいずれかに記載の表示装置。
  15. 前記通信部が受信する情報は、メタ情報を拡張したhtmlファイルであることを特徴とする請求項14に記載の表示装置。
  16. 前記通信部が受信する情報は、前記表示部に表示を行うための表示情報を構成する断片情報であることを特徴とする請求項15に記載の表示装置。
  17. 表示部を有する表示装置とネットワークを介して通信を行う司会者端末装置であって、
    前記表示装置の前記表示部に表示される前記データを識別するためのID情報と、前記データの所有者を示すユーザ情報と、前記表示装置とネットワークを介して通信を行う情報端末装置を使用するユーザ毎に設定され、前記データの生成と変更とを許可する否かを示すアクセス権情報とを、前記表示装置に送信する通信部を備えることを特徴する司会者端末装置。
  18. 前記通信部は、前記ID情報と、前記ユーザ情報と、前記アクセス権情報と、前記表示装置の前記表示部に表示される前記データの表示位置を示す位置情報とを、前記表示装置に送信することを特徴する請求項17に記載の司会者端末装置。
  19. 前記表示装置とXMPPに準拠した通信を行うことを特徴とする請求項17又は請求項18に記載の司会者端末装置。
  20. 前記通信部が送信する情報は、メタ情報を拡張したhtmlファイルであることを特徴とする請求項19に記載の司会者端末装置。
  21. 前記通信部が送信する情報は、前記表示装置の前記表示部に表示を行うための表示情報を構成する断片情報であることを特徴とする請求項20に記載の司会者端末装置。
  22. 表示部を有する表示装置とネットワークを介して通信を行なうユーザ端末装置であって、
    前記表示部に表示される前記データと、前記データを識別するためのID情報と、前記データの所有者を示すユーザ情報とを送信する通信部を備えることを特徴とするユーザ端末装置。
  23. 前記表示装置とXMPPに準拠した通信を行うことを特徴とする請求項22に記載のユーザ端末装置。
  24. 前記通信部が送信する情報は、メタ情報を拡張したhtmlファイルであることを特徴とする請求項23に記載のユーザ端末装置。
  25. 前記通信部が送信する情報は、前記表示装置の前記表示部に表示を行うための表示情報を構成する断片情報であることを特徴とする請求項24に記載のユーザ端末装置。
  26. 請求項10〜請求項16のいずれかに記載の表示装置と、複数の情報端末装置とが、ネットワークを介して通信を行うマルチユーザ通信システムであって、
    前記複数の情報端末装置は、請求項17〜請求項21のいずれかに記載の司会者端末装置と、請求項22〜請求項25のいずれかに記載のユーザ端末装置とを有して成ることを特徴とするマルチユーザ通信システム。
  27. 電子会議システムであることを特徴とする請求項26に記載のマルチユーザ通信システム。
  28. 前記表示装置と前記複数の情報端末装置とが、XMPPに準拠した通信を行うことを特徴とする請求項26又は請求項27に記載のマルチユーザ通信システム。
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