JP4957381B2 - 直動案内装置用スライダおよび直動案内装置 - Google Patents
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Description
同図に示すように、スライダ102は、スライダ本体5と、その両端面部に装着された一対のエンドキャップ107とを有している。各エンドキャップ107の内部には、略U字状の方向転換路(同図では不図示)がそれぞれに形成されており、各方向転換路は、スライダ本体5の転動体戻し通路11、および、案内レール1およびスライダ本体5の両転動体転動溝4,6からなる転動体転動路8の端部同士を繋いで円環状の無限循環路を構成している。そして、この無限循環路内に、エンドキャップ107の方向転換路およびスライダ本体5の転動体戻し通路11に遊嵌するとともに転動体転動路8に介装された状態に複数の転動体3が充填されている。
一方、一対のエンドキャップ7は、合成樹脂製であり、スライダ本体5の外形形状と略相似形状且つ略同一の寸法をなす略コ字状に形成されている(図2(a)参照)。そして、各エンドキャップ7は、スライダ2の両端面に二本の固定ねじ28で取り付けられている。各エンドキャップ7の内部には、略U字状の方向転換路12がそれぞれに三箇所形成されており、各方向転換路12は、転動体戻し通路11および転動体転動路8の端部同士を繋いでおり、上記転動体転動路8、転動体戻し通路11および両側の方向転換路12によって円環状の無限循環路が6つ構成される。そして、各無限循環路に対し、上記複数の転動体3が、転動体転動路8に介装されるとともに、方向転換路12および転動体戻し通路11に遊嵌して装填される。
このエンドキャップ7は、図2(a)に示すように、略コ字状をなすことで、その幅方向での中央に位置する胴部7dと、その胴部7d両側に形成された一対の袖部7sとを有して形成されている。エンドキャップ7の胴部7dには、当該胴部7dの幅方向中央CLから離間した位置(同図の例では左右の両端面7t)に、外部から潤滑剤を導入するための潤滑剤供給口26が設けられている。この左右の潤滑剤供給口26は、その軸方向に貫通して、潤滑剤供給路21に連通させる連通穴26aのみが、一部を未穿孔状態のままで成形されており、リニアガイド10を使用する際に、連通穴26aを追加工によって連通形成することによって、左右の潤滑剤供給口26のいずれか一方を選択的に使用できるようになっている。本実施形態の例では、一対のエンドキャップ7のうちの一方のエンドキャップ7(図1での上側のエンドキャップ7)に対して、図2右側の潤滑剤供給口26のみに対し、その軸方向に貫通する連通穴26aを、潤滑剤供給路21の主流管路23(後に詳述)に連通するように穿孔して使用している。そして、この連通穴26aを穿孔した側の潤滑剤供給口26に、ニップル26nが取り付けられ(図1参照)、このニップル26nに不図示の供給管路が着脱可能に接続されるようになっている。なお、胴部7dの幅方向中央CLの位置についても潤滑剤供給口26が更に潤滑剤供給路21に連通するように設けられており、必要に応じて従来同様に、胴部7dの幅方向中央の位置からの潤滑剤の導入も可能になっているが、本実施形態の例では、主流管路23の横断面を狭めることのない寸法の栓26bが取り付けられ、この栓26bによって、中央の潤滑剤供給口26は閉塞されている。他方のエンドキャップ7(図1での下側のエンドキャップ7)については、両側とも連通穴26aを追加工せず、また、中央の潤滑剤供給口26については、栓26bによって閉塞されている。
上述のように、このリニアガイド10によれば、そのスライダ2は、エンドキャップ7に潤滑剤供給路21を備えており、この潤滑剤供給路21は、各方向転換路12に連通形成された連通路22を有し、各方向転換路12を介して各無限循環路に向けて潤滑剤JLを供給するようになっているので、潤滑剤を適宜供給することによって案内レール1とスライダ2相互の相対移動をより円滑にするとともに、長期に亘ってリニアガイド10の安定した性能を維持することを可能としている。
また、このエンドキャップ7によれば、支流管路24は、当該支流管路24の他の管路部分よりも横断面積の小さい絞り部27を、主流管路23と支流管路24とが相互に繋がる部分に有するので、主流管路23の横断面積を、支流管路24の横断面積よりも大きい断面積にする構成とする上で特に好適であるとともに、各連通路22へ均等に潤滑剤JLを供給する上でもより好ましい。
なお、本発明に係る直動案内装置用スライダ、および直動案内装置は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しなければ種々の変形が可能である。
また、例えば、図5に示す第二の変形例のように、支流管路24に絞り部を設けることなく、支流管路24の全長に渡ってその横断面積を、主流管路23の横断面積よりも小さく設定し、相互の横断面積の差によって、主流管路23での潤滑剤の圧送抵抗が支流管路24での潤滑剤の圧送抵抗に比べて小さくなるようにしてもよい。
また、例えば上記実施形態では、潤滑剤供給口26に連通する潤滑剤供給路21をエンドキャップ7の、スライダ本体5側面との対向面に形成している例で説明したが、これに限定されず、例えば、潤滑剤供給路21のうちの少なくとも主流管路23の部分を、エンドキャップ7の内部に形成してもよい。
2 スライダ
3 転動体
4 (案内レールの)転動体転動溝(軌道)
5 スライダ本体
6 (スライダの)転動体転動溝(負荷軌道)
7 エンドキャップ
8 転動体転動路
9 サイドシール
10 リニアガイド(直動案内装置)
11 転動体戻し通路
12 方向転換路
21 潤滑剤供給路
22 連通路
23 主流管路
24 支流管路
26 潤滑剤供給口
27 絞り部
28 固定ねじ
JL 潤滑剤
Claims (4)
- 両側面に軌道をもつ案内レールを有する直動案内装置に用いられ、前記案内レールの両側面の軌道に対向する負荷軌道を内側面に有する一対の袖部と、その一対の袖部相互を繋ぐ胴部と、前記負荷軌道に潤滑剤を供給するための潤滑剤供給路とを有し、前記案内レールに跨設されるとともにその軌道に沿って相対移動をするスライダであって、
前記胴部には、少なくとも一つの潤滑剤供給口が当該胴部の幅方向中央から離間した位置に設けられ、前記潤滑剤供給路は、前記潤滑剤供給口に連通するとともに前記胴部の幅方向に沿って形成された主流管路と、その主流管路と前記負荷軌道とを連通させるように前記一対の袖部にそれぞれ形成された支流管路と、を有して構成されており、
前記主流管路と支流管路とは、相互の横断面積の差によって、前記主流管路での潤滑剤の圧送抵抗が前記支流管路での潤滑剤の圧送抵抗に比べて小さくなるように、前記主流管路の横断面積が、前記支流管路の横断面積よりも大きくなっており、
前記支流管路は、当該支流管路の他の管路部分よりも横断面積の小さい絞り部を、前記主流管路と前記支流管路とが相互に繋がる部分に有することを特徴とする直動案内装置用スライダ。 - 前記潤滑剤供給口は、前記胴部の両側面に設けられ、そのいずれか一方を選択的に使用できるようになっていることを特徴とする請求項1に記載の直動案内装置用スライダ。
- 前記直動案内装置は、前記案内レールが、前記軌道としての転動体転動溝をその両側面に有し、前記スライダが、前記案内レールの転動体転動溝に対向する前記負荷軌道としての転動体転動溝を前記袖部の内側面に有し且つ該袖部に自身の軸方向に貫通する転動体戻し通路を有するとともに前記案内レールに跨設されるスライダ本体と、該スライダ本体の一対の袖部および胴部に対向する一対の袖部および胴部を有するとともに該スライダ本体の両端部に取り付けられて前記案内レールおよびスライダ本体の両転動体転動溝からなる転動体転動路と前記転動体戻し通路とを連通させる方向転換路を有する一対のエンドキャップとを有し、さらに、前記転動体転動路に介装されるとともに、前記エンドキャップの方向転換路および前記スライダ本体の転動体戻し通路に遊嵌する複数の転動体を備え、前記潤滑剤供給口および前記潤滑剤供給路は、当該エンドキャップに形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の直動案内装置用スライダ。
- 両側面に転動体転動溝を有する案内レールと、その案内レールの転動体転動溝に対向する転動体転動溝を袖部の内側面に有し且つ該袖部に自身の軸方向に貫通する転動体戻し通路を有するとともに前記案内レールに跨設されるスライダ本体と、そのスライダ本体の両端部に取り付けられて前記案内レールおよびスライダ本体の両転動体転動溝からなる転動体転動路と前記転動体戻し通路とを連通させる方向転換路を有する一対のエンドキャップと、前記転動体転動路に介装されるとともに、前記エンドキャップの方向転換路および前記スライダ本体の転動体戻し通路に遊嵌する複数の転動体と、を備える直動案内装置において、
前記スライダとして、請求項3に記載の直動案内装置用スライダが装着されていることを特徴とする直動案内装置。
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