JP4957214B2 - 半導体装置及び半導体装置の製造方法並びに電気光学装置 - Google Patents

半導体装置及び半導体装置の製造方法並びに電気光学装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4957214B2
JP4957214B2 JP2006323078A JP2006323078A JP4957214B2 JP 4957214 B2 JP4957214 B2 JP 4957214B2 JP 2006323078 A JP2006323078 A JP 2006323078A JP 2006323078 A JP2006323078 A JP 2006323078A JP 4957214 B2 JP4957214 B2 JP 4957214B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
semiconductor layer
light receiving
receiving element
light
region
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006323078A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008139380A (ja
Inventor
一幸 宮下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2006323078A priority Critical patent/JP4957214B2/ja
Publication of JP2008139380A publication Critical patent/JP2008139380A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4957214B2 publication Critical patent/JP4957214B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、半導体装置及び半導体装置の製造方法並びに電気光学装置に関する。
液晶表示装置は、一対の基板と一対の基板に挟持された液晶層とを主体として構成されている。そして、一対の基板の一方には、画像表示領域を構成する複数の画素領域の駆動を制御するTFT素子が設けられている。
例えば、透過型の液晶表示装置では、一方の基板の外側からバックライト光を照射し、このバックライト光を変調して画像の表示を行っている。そして、近年、透過型の液晶表示装置においても、より鮮明な画像表示を行うためにバックライト光の光量が増大しており、経年による画像表示の品質を確保するために、バックライト光の光量を一定に保つことが求められている。一方、TFT素子では、チャネル領域に光が照射されると、チャネル領域内にキャリアが生成されることで光励起による電流が発生する。そのため、TFT素子のOFF電流が増大し、TFT特性のON/OFF比が充分取れない等の問題が発生する。そこで、チャネル領域を保護する目的で、チャネル領域下に遮光膜を形成することが行なわれている。
そこで、TFT素子へのバックライト光の入射を遮光する遮光膜をフォトダイオードなどの受光素子で構成した液晶表示装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この液晶表示装置では、フォトダイオードを複数のTFT素子の下面にそれぞれ設けている。そして、フォトダイオードによる受光量を検出することで、バックライト光の光量を測定し、この測定結果に基づいてバックライト光の光量を一定に保持することを図っている。
特開2004−318067号公報
しかしながら、上記従来の液晶表示装置においても、以下の課題が残されている。すなわち、従来の液晶表示装置では、各TFT素子の下面にフォトダイオードが設けられており、各フォトダイオードを接続する配線をTFT素子と同層に形成している。このため、配線を形成する領域だけ開口率が低下するという問題がある。
本発明は、上記従来の問題に鑑みてなされたもので、開口率の低下を抑制すると共に、十分な光の検出精度が得られる半導体装置及び半導体装置の製造方法並びに電気光学装置を提供することを目的とする。
本発明は、前記課題を解決するために以下の構成を採用した。すなわち、本発明にかかる液晶表示装置は、透光性を有する基板上に平面状に配置された複数の単位領域ごとに設けられた複数の駆動素子と、該複数の駆動素子を接続する接続線と、受光した光を電気信号に変換する受光素子とを備え、前記受光素子が、半導体層と、前記複数の単位領域が配置された領域の外部に設けられて前記電気信号を取り出す端子部とを含み、前記受光素子の前記半導体層が、平面視で前記駆動素子の下面の全面及び前記接続線の下面を覆うことを特徴とする。
また、液晶表示装置は、透光性を有する基板上に平面状に配置された複数の単位領域ごとに設けられた複数の駆動素子と、該複数の駆動素子を接続する接続線と、受光した光を電気信号に変換する受光素子とを備え、該受光素子が、平面視で前記駆動素子の下面の全面及び前記接続線の下面を覆うことを特徴とする。
また、本発明にかかる液晶表示装置の製造方法は、透光性を有する基板上に、受光した光を電気信号に変換する受光素子を形成する工程と、前記受光素子が形成された前記基板のうち平面状に配置された複数の単位領域ごとに駆動素子を形成する工程と、前記複数の駆動素子を接続する接続線を形成する工程とを備え、前記複数の駆動素子及び前記接続線を、平面視で前記受光素子と重なる領域内に形成することを特徴とする。
この発明では、受光素子が駆動素子及び接続線の下面を覆っているので、受光素子が基板の下面側から駆動素子の下面に向かう光を遮光できると共に、光電変換した信号を複数の単位領域の外部に伝達させるための配線を別途形成する必要がない。したがって、単位領域における開口率を向上させることができる。また、接続線の下面も受光素子で被覆しているため、受光面積を大きくなり、光の検出精度が向上する。
すなわち、各駆動素子の下面を覆う受光素子は、駆動素子の下面に向かう光を遮光する。これにより、受光素子は、駆動素子の下面の全面及び接続線の下面を覆う遮光膜として機能する。そして、受光素子により受光した光量に応じて発生した電気信号は、駆動素子を接続する接続線の下面に沿って複数の単位領域が配置された領域の外部に伝達される。このため、発生した電気信号を単位領域が配置された領域の外部に伝達させるために別途配線を形成する必要がなくなる。これにより、単位領域において駆動素子や接続線、受光素子などによって占有される面積を小さくし、単位領域中における光が透過可能な面積の割合である開口率を向上させることができる。
また、本発明にかかる液晶表示装置は、前記接続線が、前記複数の単位領域のうち一方向に沿って配置された該単位領域に設けられた前記駆動素子を接続することとしてもよい。
この発明では、一方向に沿って配置された駆動素子ごとに、駆動素子に向かう光の検出を行う。
また、本発明にかかる液晶表示装置は、前記複数の単位領域のうち他の一方向に沿って配置された該単位領域に設けられた前記駆動素子を接続する他の接続線を備え、前記受光素子が、平面視で前記他の接続線の下面も覆うことが好ましい。
この発明では、他の接続線の下面も受光素子で被覆することで、受光面積をより大きくして、光の検出精度をより向上させることができる。
また、本発明にかかる液晶表示装置は、前記受光素子が、前記複数の単位領域が配置された領域の外部に設けられて前記電気信号を取り出す端子部を備えることが好ましい。
この発明では、接続線の下面に沿って複数の単位領域が配置された領域の外部まで電気信号を伝達させて端子部から取り出すので、単位領域の開口率の低下を防止できる。
また、本発明にかかる液晶表示装置は、前記受光素子が、前記接続線に接続されていることが好ましい。
この発明では、受光素子で発生した電気信号を接続線から取り出すことができ、端子部の配置数の削減が図れる。
また、本発明にかかる電気光学装置は、上記記載の半導体装置を備えることを特徴とする。
この発明では、駆動素子及び接続線の下面を受光素子で覆っているので、単位領域における開口率を向上させることができると共に、光の検出精度が向上する。
また、本発明にかかる電気光学装置は、前記半導体装置と対向配置される対向基板と、前記半導体装置及び前記対向基板の間で挟持された液晶層とを備え、前記対向基板が、前記複数の単位領域が配置された領域において平面視で前記駆動素子及び前記受光素子を覆う遮光膜を有することが好ましい。
この発明では、平面視で駆動素子を覆う遮光膜と重なる領域内で受光素子の面積を増大させることで、受光素子による光の検出精度が向上する。
[第1の実施形態]
以下、本発明における半導体装置を備える液晶表示装置の第1の実施形態を、図面に基づいて説明する。なお、以下の説明に用いる各図面では、各部材を認識可能な大きさとするために縮尺を適宜変更している。ここで、図1は液晶表示装置を示す等価回路図、図2はサブ画素領域を示す平面構成図、図3は図2のA−A矢視断面図で、図4は画像表示領域の外部における素子基板を示す断面図であるある。
〔液晶表示装置〕
本実施形態における液晶表示装置(電気光学装置)1は、透過型のカラー液晶表示装置であって、R(赤)、G(緑)、B(青)の各色光を出力する3個のサブ画素領域で1個の画素を構成する液晶表示装置である。ここで、表示を構成する最小単位となる表示領域を「サブ画素領域(単位領域)」と称する。
まず、液晶表示装置1の概略構成について説明する。液晶表示装置1は、図1に示すように、画像表示領域を構成する複数のサブ画素領域がマトリックス状に配置されている。この複数のサブ画素領域には、それぞれ画素電極(電極)11と、画素電極11をスイッチング制御するためのTFT(Thin Film Transistor:薄膜トランジスタ)素子(駆動素子)12とが形成されている。このTFT素子12は、ソースが液晶表示装置1に設けられたデータ線駆動回路13から延在するデータ線14に接続され、ゲートが液晶表示装置1に設けられた走査線駆動回路15から延在する走査線16に接続され、ドレインが画素電極11に接続されている。
データ線駆動回路13は、データ線(他の接続線)14を介して画像信号S1、S2、…、Snを各サブ画素領域に供給する構成となっている。ここで、データ線駆動回路13は、画像信号S1〜Snをこの順で線順次で供給してもよく、互いに隣接する複数のデータ線14同士に対してグループごとに供給してもよい。
走査線駆動回路15は、走査線(接続線)16を介して走査信号G1、G2、…、Gmを各サブ画素領域に供給する構成となっている。ここで、走査線駆動回路15は、走査信号G1〜Gmを所定のタイミングでパルス的に線順次で供給する。
また、液晶表示装置1は、スイッチング素子であるTFT素子12が走査信号G1〜Gmの入力により一定期間だけオン状態とされることで、データ線14から供給される画像信号S1〜Snが所定のタイミングで画素電極11に書き込まれる構成となっている。そして、画素電極11を介して液晶に書き込まれた所定レベルの画像信号S1〜Snは、画素電極11と後述する共通電極54との間で一定期間保持される。ここで、保持された画像信号S1〜Snがリークすることを防止するため、画素電極11と共通電極54との間に形成される液晶容量と並列接続されるように蓄積容量17が付与されている。この蓄積容量17は、TFT素子12のドレインと容量線18との間に設けられている。
次に、液晶表示装置1の詳細な構成について、図2及び図3を参照しながら説明する。なお、図2では、対向基板の図示を省略している。また、図2において、平面視でほぼ矩形状のサブ画素領域の長軸方向をX軸方向、短軸方向をY軸方向とする。
液晶表示装置1は、図2及び図3に示すように、素子基板(半導体装置)21と、素子基板21と対向配置された対向基板22と、素子基板21及び対向基板22の間に挟持された液晶層23と、素子基板21の外面側(液晶層23と反対側)に設けられた偏光板24と、対向基板22の外面側に設けられた偏光板25とを備えている。また、液晶表示装置1は、素子基板21の外面に設けられて素子基板21の外面側から照明光を照射する照明手段26を備えている。
また、液晶表示装置1には、素子基板21と対向基板22とが対向する領域の縁端に沿ってシール材(図示略)が設けられており、このシール材、素子基板21及び対向基板22によって液晶層23が封止されている。
素子基板21は、図3に示すように、例えばガラスや石英、プラスチックなどの透光性材料からなる基板本体(基板)31と、基板本体31の内側(液晶層23側)の表面に順次積層された下地保護膜32、第1層間絶縁膜33、ゲート絶縁膜34、第2層間絶縁膜35、第3層間絶縁膜36及び配向膜37とを備えている。
また、素子基板21は、下地保護膜32の内側の表面に配置された受光素子41と、第1層間絶縁膜33の内側の表面に配置された半導体層42及び容量電極43と、ゲート絶縁膜34の内側の表面に配置された走査線16及び容量線18と、第2層間絶縁膜35の内側の表面に配置されたデータ線14及び接続電極44と、第3層間絶縁膜36の内側の表面に配置された画素電極11とを備えている。
下地保護膜32は、例えばSiO(酸化シリコン)などの透光性のシリコン酸化物で構成されており、基板本体31の内側の表面に形成された受光素子41を被覆している。なお、下地保護膜は、SiOに限らず、SiOx(シリコン酸化物)やSiN(窒化シリコン)、SiON(酸窒化シリコン)、セラミックス薄膜などの絶縁材料で構成されてもよい。
第1層間絶縁膜33は、例えばSiOなどの透光性材料で構成されており、下地保護膜32上に形成された受光素子41を覆うように設けられている。
ゲート絶縁膜34は、例えばSiOなどの透光性材料で構成されており、第1層間絶縁膜33上に形成された半導体層42及び容量電極43を覆うように設けられている。
第2層間絶縁膜35は、例えばSiOなどの透光性材料で構成されており、ゲート絶縁膜34及びゲート絶縁膜34上に形成された走査線16及び容量線18を覆うように設けられている。
第3層間絶縁膜36は、例えばSiOなどの透光性材料で構成されており、第2層間絶縁膜35上に形成されたデータ線14及び接続電極44を覆うように設けられている。
配向膜37は、例えばポリイミドなどの樹脂材料で構成されており、第3層間絶縁膜36上に形成された画素電極11を覆うように設けられている。また、配向膜37の表面には、図2に示すサブ画素領域の短軸方向(Y軸方向)を配向方向とする配向処理が施されている。
受光素子41は、PINフォトダイオードであって、図2及び図3に示すように、平面視で走査線16の延在方向であるサブ画素領域の短軸方向(Y軸方向)に沿って配置されたTFT素子12及びこれらTFT素子12を接続する走査線16の下面を第1層間絶縁膜33を介して覆っている。したがって、液晶表示装置1は、走査線16と同数の受光素子41を備えている。
そして、受光素子41は、図2から図4に示すように、半導体層45と、一対の取出電極46、47と、取出電極46、47にそれぞれ接続された一対の端子電極(端子部)48、49とを備えている。
半導体層45は、図3及び図4に示すように、下地保護膜32上から順にn型半導体層45a、真性層45b及びp型半導体層45cを積層した構成となっている。そして、半導体層45は、画像表示領域の内側において上面が第2層間絶縁膜35で被覆されると共に、画像表示領域の外側において上面が第3層間絶縁膜36のみによって覆われている。ここで、半導体層45の層厚は、例えば500nm〜1000nmとなっている。そして、n型半導体層45aの層厚は例えば100nm、真性層45bの層厚は例えば500nm、p型半導体層45cの層厚は例えば50nmとなっている。
取出電極46は、図4に示すように、画像表示領域の外側においてn型半導体層45aの上面に形成されており、例えばAl(アルミニウム)やTi(チタン)、Ta(タンタル)、Mo(モリブデン)などの金属材料で構成されている。また、取出電極46は、n型半導体層45aと接続している。
取出電極47は、画像表示領域の外側においてp型半導体層45cの上面に形成されており、取出電極46と同様に、例えばAlやTi、Ta、Moなどの金属材料で構成されている。また、取出電極47は、p型半導体層45cと接続している。
端子電極48は、第3層間絶縁膜36の上面に形成されており、例えばITO(酸化インジウムスズ)などの透光性の導電材料で構成されている。また、端子電極48は、第3層間絶縁膜36を貫通するコンタクトホールH3を介して取出電極46と接続している。
端子電極49は、第3層間絶縁膜36の上面に形成されており、端子電極48と同様に、例えばITOなどの透光性の導電材料で構成されている。また、端子電極49は、第3層間絶縁膜36を貫通するコンタクトホールH4を介して取出電極47と接続している。
そして、端子電極48、49は、後述する光源61から照射される照明光の光量を制御する照明制御部(図示略)に接続されており、半導体層45で受光した照明光の光量情報をこの照明制御部に出力する構成となっている。
半導体層42は、図2及び図3に示すように、平面視でゲート絶縁膜34を介してデータ線14と重なる領域に部分的に形成され、ポリシリコンなどの半導体で構成されている。そして、半導体層42は、平面視でゲート絶縁膜34を介して走査線16と重なる領域にチャネル領域42aが設けられている。
また、半導体層42は、不純物イオンを打ち込むことによって形成されたソース領域42b及びドレイン領域42cを有している。そして、半導体層42を主体としてTFT素子12が構成される。なお、チャネル領域42aは、ポリシリコンに不純物イオンを打ち込まないことによって形成される。ここで、半導体層42は、ソース領域及びドレイン領域に不純物濃度が相対的に高い高濃度領域と相対的に低い低濃度(LDD(Lightly Doped Drain))領域とを形成したLDD構造としてもよい。
容量電極43は、図2及び図3に示すように、平面視でゲート絶縁膜34を介して容量線18と重なる領域に部分的に形成され、半導体層42と同様にポリシリコンなどの半導体で構成されている。そして、容量電極43は、半導体層42のドレイン領域42cと連続して形成されている。なお、容量電極43は、ポリシリコンに不純物イオンを打ち込むことによって形成されている。
走査線16は、平面視で矩形状のサブ画素領域の短軸方向(Y軸方向)に沿って配置されており、例えばAlやTi、Ta、Moなどの金属材料で構成されている。また、走査線16は、画素領域の長軸方向(X軸方向)に向けて分岐する分岐部16aを有している。この分岐部16aは、平面視でゲート絶縁膜34を介してチャネル領域42aと重なるように形成されており、ゲート電極として機能する。
容量線18は、平面視でY軸方向に沿って配置されており、走査線16と同様に、例えばAlやTi、Ta、Moなどの金属材料で構成されている。また、容量線18は、平面視でゲート絶縁膜34を介して容量電極43と重なる領域に他の領域よりも幅の広い幅広部18aが形成されている。この幅広部18aとゲート絶縁膜34を介して対向配置された容量電極43とにより、蓄積容量17が構成される。
データ線14は、平面視でサブ画素領域の長軸方向(X軸方向)に沿って配置されており、取出電極46、47と同様に、例えばAlやTi、Ta、Moなどの金属材料で構成されている。また、データ線14は、ゲート絶縁膜34及び第2層間絶縁膜35を貫通するコンタクトホールH1を介して半導体層42のソース領域42bに接続されている。すなわち、データ線14は、X軸方向に沿って配置されたTFT素子12同士を接続している。
以上より、走査線16、容量線18及びデータ線14は、平面視でほぼ格子状に配線されている。
接続電極44は、平面視でX軸方向に沿って配置されており、第2層間絶縁膜35を貫通するコンタクトホールH2を介して半導体層42のドレイン領域42cに接続されている。
画素電極11は、平面視でほぼ矩形状であって、端子電極48、49と同様に、例えばITOなどの透光性の導電材料で構成されている。また、画素電極11は、第3層間絶縁膜36を貫通するコンタクトホールH5を介して接続電極44に接続されている。これにより、画素電極11は、TFT素子12のドレインと接続されることとなる。
一方、対向基板22は、図3に示すように、例えばガラスや石英、プラスチックなどの透光性材料で構成された基板本体51と、基板本体51の内側(液晶層23側)の表面に順次積層された遮光膜52、カラーフィルタ層53、共通電極54及び配向膜55とを備えている。
遮光膜52は、基板本体51の表面のうち平面視でサブ画素領域の縁部と重なる領域に形成されており、サブ画素領域を縁取っている。また、遮光膜52は、画像表示領域内において、平面視で受光素子41の半導体層45を覆うように設けられている。
カラーフィルタ層53は、各サブ画素領域に対応して配置されており、例えばアクリルなどで構成されて各サブ画素領域で表示する色に対応する色材を含有している。
共通電極54は、画素電極11と同様に、例えばITOなどの透光性導電材料で構成されている。そして、共通電極54は、遮光膜52及び基板本体51を覆うように設けられている。
配向膜55は、配向膜37と同様に、例えばポリイミドなどの樹脂材料で構成されており、共通電極54を覆うように設けられている。また、配向膜55の表面には、配向膜37の配向方向と反平行となるように、図2に示すサブ画素領域の短軸方向(Y軸方向)を配向方向とする配向処理が施されている。
液晶層23は、正の誘電率異方性を有する液晶を用いたTN(Twisted Nematic)モードで動作する構成となっている。
偏光板24、25は、その透過軸が互いにほぼ直交するように設けられている。ここで、偏光板24、25の内側の一方または双方には、光学補償フィルム(図示略)を配置してもよい。光学補償フィルムを配置することで、液晶表示装置1を斜視した場合の液晶層23の位相差を補償することができ、光漏れを減少させてコントラストを増加させることができる。光学補償フィルムとしては、負の一軸性媒体と正の一軸性媒体とを組み合わせたものや、各方向の屈折率がnx>nz>nyである二軸性媒体が用いられる。
照明手段26は、例えばLED(Light Emitting Diode)素子で構成された光源61と、素子基板21と対向配置されて光源61から照射された光を導光させる導光板62とを備えている。また、光源61は、上記照明制御部から出力された信号に基づいて照射する光量を調整可能となっている。
〔素子基板の製造方法〕
次に、以上のような構成の素子基板21の製造方法について、図5及び図6を参照しながら説明する。ここで、図5及び図6は、TFT素子12の製造工程を示す工程図である。
まず、基板本体31上に下地保護膜32を形成する。ここでは、CVD(Chemical Vapor Deposition:化学蒸着)法やスパッタリング法などを用いて下地保護膜32を形成する。
次に、下地保護膜32上に半導体層45を形成する。ここでは、最初に例えばPH(ホスフィン)、SiH(シラン)及びH(水素)の混合ガスを用いてプラズマCVD法によりn型の半導体層を形成する。そして、SiH及びHの混合ガスを用いてプラズマCVD法により真性の半導体層を形成する。さらに、B(ジボラン)、SiH及びHの混合ガスを用いてプラズマCVD法によりp型の半導体層を形成する。その後、積層した半導体層をフォトリソグラフィ技術やドライエッチング法を用いてパターニングし、半導体層45を形成する。
ここで、半導体層45の層厚は、例えば500nm〜1000nmとなっている。そして、n型半導体層45aの層厚は例えば100nm、真性層45bの層厚は例えば500nm、p型半導体層45cの層厚は例えば50nmとなっている。このように、n型半導体層45aをp型半導体層45cと同等かそれよりも厚くすることで、後述する工程において真性層45b及びp型半導体層45cのパターニングを行うときにn型半導体層45aを確実に残存させることができる。なお、供給する原料ガスを変更しながら半導体層を形成することで、n型半導体層45a、真性層45b及びp型半導体層45cを積層させているが、真性の半導体層を形成した後、不純物イオンを注入することによってn型の半導体層及びp型の半導体層を形成することで、半導体層45を形成してもよい。
続いて、半導体層45及び下地保護膜32を被覆する第1層間絶縁膜33を形成する。ここでは、CVD法などを用いて第1層間絶縁膜33を形成する(図5(a))。
次に、第1層間絶縁膜33上に半導体層42及び容量電極43を構成する多結晶半導体層65を形成する。ここでは、最初にPECVD(Plasma Enhancement Chemical Vapor Deposition:プラズマCVD)法などを用いてアモルファスシリコンからなる非晶質半導体層を堆積する。そして、例えばエキシマレーザなど照射して非晶質半導体層を結晶化させて、多結晶半導体層を形成する。次に、フォトリソグラフィ技術を用いてパターニングし、多結晶半導体層65を形成する。
続いて、多結晶半導体層65及び第1層間絶縁膜33を被覆するゲート絶縁膜34を形成する。ここでは、CVD法などを用いてゲート絶縁膜34を形成する。
次に、ゲート絶縁膜34上に走査線16を形成する。ここでは、ゲート絶縁膜34上にスパッタ法などを用いて走査線16を構成する金属膜を形成し、フォトリソグラフィ技術などを用いてこの金属膜をパターニングし、走査線16を形成する(図5(b))。
続いて、多結晶半導体層65に不純物イオンを注入して半導体層42及び容量電極43を形成する。ここでは、第2層間絶縁膜35の上面側から走査線16をマスクとして不純物イオンを注入する。これにより、チャネル領域42a、ソース領域42b及びドレイン領域42cを有する半導体層45及び容量電極43が形成される(図5(c))。
次に、走査線16及びゲート絶縁膜34を被覆する第2層間絶縁膜35を形成する。ここでは、CVD法などを用いて第2層間絶縁膜35を形成する。そして、第2層間絶縁膜35及びゲート絶縁膜34を貫通するコンタクトホールH1、H2を形成すると共に、画像表示領域の外部に位置する半導体層45を被覆している第1層間絶縁膜33、ゲート絶縁膜34及び第2層間絶縁膜35を除去する。さらに、画像表示領域の外部に位置する半導体層45のp型半導体層45c及び真性層45bの一部を除去し、n型半導体層45aを露出させる(図6(a))。ここで、n型半導体層45aをp型半導体層45cよりも厚くしているので、パターニング時にn型半導体層45aを確実に残存させることができる。
続いて、第2層間絶縁膜35上にデータ線14及び接続電極44を形成すると共に、半導体層45上に一対の取出電極46、47を形成する。ここでは、第2層間絶縁膜35及び画像表示領域の外部で露出している半導体層45上にスパッタ法などを用いてデータ線14、接続電極44及び取出電極46、47を構成する金属膜を形成する。そして、フォトリソグラフィ技術などを用いてこの金属膜をパターニングし、データ線14、接続電極44及び取出電極46、47を形成する(図6(b))。このとき、データ線14がコンタクトホールH1を介して半導体層42のソース領域42bに接続され、接続電極44がコンタクトホールH2を介してドレイン領域42cに接続される。また、取出電極46がn型半導体層45aに接続されると共に、取出電極47がp型半導体層45cに接続される。
次に、データ線14、接続電極44及び取出電極46、47、第2層間絶縁膜35及び半導体層45を被覆する第3層間絶縁膜36を形成する。ここでは、CVD法などを用いて第3層間絶縁膜36を形成する。
そして、第3層間絶縁膜36上に画素電極11及び端子電極48、49を形成する。ここでは、第3層間絶縁膜36上に画素電極11及び端子電極48、49を構成するITO膜を形成し、フォトリソグラフィ技術を用いてITO膜をパターニングし、画素電極11及び端子電極48、49を形成する(図6(c))。ここで、画素電極11が、第3層間絶縁膜36を貫通するコンタクトホールH5を介して接続電極44と接続される。また、端子電極48が第3層間絶縁膜36を貫通するコンタクトホールH3を介して取出電極46に接続され、端子電極49がコンタクトホールH4を介して取出電極47に接続される。
その後、画素電極11を被覆するようにポリイミドなどの塗布し、この表面にラビング処理を施すことによって配向膜37を形成する。以上のようにして、素子基板21を製造する(図2から図4)。
そして、素子基板21と別途形成した対向基板22とを上述したシール材で貼り合わせ、液晶を注入してこれを封止することで、液晶層23を形成する。さらに、素子基板21及び対向基板22の外面に偏光板24、25を設ける。以上のようにして、図2及び図3に示すような液晶表示装置1を製造する。
以上のような構成の液晶表示装置1では、照明手段26から照射された照明光が素子基板21の基板本体31内を導光する。そして、受光素子41の半導体層45は、TFT素子12及び走査線16の下面に向かう照明光を受光する。これにより、半導体層45が遮光膜として機能し、TFT素子12及び走査線16の下面に向かう照明光が遮光される。
また、半導体層45は、受光した光の光量に応じた電気信号を発生させ、走査線16の下面に沿ってこの電気信号を伝達させる。そして、この電気信号を画像表示領域外に設けられた端子電極48、49から取り出す。
上記照明制御部は、電気信号から照明手段26による照明光の光量を算出し、光源61から照射される照明光の光量を制御する。
〔電子機器〕
以上のような構成の液晶表示装置1は、例えば図7に示すような携帯電話機(電子機器)100の表示部101として用いられる。この携帯電話機100は、表示部101、複数の操作ボタン102、受話口103、送話口104及び上記表示部101を有する本体部を備えている。
以上のように、本実施形態における素子基板21及び液晶表示装置1によれば、受光素子41の半導体層45が画像表示領域内においてTFT素子12の下面の全面及び走査線16の下面を覆うので、受光素子41が遮光膜として機能すると共に、電気信号を画像表示領域の外部に伝達させるための配線を別途形成する必要がない。したがって、サブ画素領域の開口率を向上させると共に、受光素子41の受光面積が大きくなって光の検出精度が向上する。
また、画像表示領域の外部まで電気信号を伝達させてから端子電極48、49で電気信号を取り出していると共に、画像表示領域内において平面視で半導体層45が遮光膜52で覆われているため、サブ画素領域の開口率の低下を防止できる。
[第2の実施形態]
次に、本発明における半導体装置を備える液晶表示装置の第2の実施形態を、図面に基づいて説明する。ここで、図8は、サブ画素領域を示す平面図である。なお、本実施形態では、第1の実施形態と受光素子の構成が異なるため、この点を中心に説明すると共に、上記実施形態で説明した構成要素には同一符号を付し、その説明を省略する。
本実施形態における液晶表示装置では、図8に示すように、素子基板110に設けられた受光素子111の半導体層112が走査線16の下面のみならずデータ線(他の接続線)14の下面も覆っている。
すなわち、受光素子111は、TFT素子12、走査線16及びデータ線14の下面の全面を被覆している。したがって、液晶表示装置は、1つの受光素子111を備えていることになる。
以上のような構成の素子基板110の製造方法は、上述した第1の実施形態と同様である。
以上のように、本実施形態における素子基板110及び素子基板110の製造方法並びに液晶表示装置によっても、上述した第1の実施形態と同様の作用、効果を奏するが、TFT素子12、走査線16及びデータ線14の下面の全面を受光素子111で覆うことで、受光素子111の受光面積が増大して光の検出精度が向上する。
[第3の実施形態]
次に、本発明における半導体装置を備える液晶表示装置の第3の実施形態を、図面に基づいて説明する。ここで、図9は、素子基板を示す断面図である。なお、本実施形態では、第1の実施形態と受光素子の構成が異なるため、この点を中心に説明すると共に、上記実施形態で説明した構成要素には同一符号を付し、その説明を省略する。
本実施形態における液晶表示装置では、図9に示すように、素子基板120に設けられた受光素子121がPN構造を有している。
すなわち、受光素子121は、半導体層122が下地保護膜32上から順に積層されたn型半導体層122a及びp型半導体層122bを有する。ここで、半導体層122の層厚は、例えば500nm〜1000nmとなっている。
以上のような構成の素子基板120の製造方法は、上述した第1の実施形態と同様である。
以上のように、本実施形態における素子基板120及び素子基板120の製造方法並びに液晶表示装置によっても、上述した第1の実施形態と同様の作用、効果を奏する。
[第4の実施形態]
次に、本発明における半導体装置を備える液晶表示装置の第4の実施形態を、図面に基づいて説明する。ここで、図10はサブ画素領域を示す平面図であり、図11は素子基板を示す断面図である。なお、本実施形態では、第1の実施形態と受光素子の構成が異なるため、この点を中心に説明すると共に、上記実施形態で説明した構成要素には同一符号を付し、その説明を省略する。
本実施形態における液晶表示装置では、図10及び図11に示すように、素子基板130に設けられた受光素子131が走査線16に接続されている。
すなわち、受光素子131のp型半導体層45cは、平面視で走査線16の分岐部16aの基端部と重なる領域において第1層間絶縁膜33及びゲート絶縁膜34を貫通するコンタクトホールH6を介して走査線16に接続されている。また、受光素子131は、画像表示領域外に形成された取出電極46及び端子電極48を備えている。したがって、半導体層45において発生した電気信号は、走査線16及び端子電極48を介して取り出される構成となっている。ここで、走査線16は、各サブ画素領域に設けられたTFT素子12と接続しており、走査信号G1〜Gmを各TFT素子12に供給する。そのため、受光素子131は、走査線16への走査信号G1〜Gmの非供給時に電気信号を走査線16及び端子電極48を介して取り出すように構成されている。これにより、TFT素子12の誤動作を防止する。
以上のような構成の素子基板130の製造方法は、上述した第1の実施形態と同様である。
以上のように、本実施形態における素子基板130及び素子基板130の製造方法並びに液晶表示装置によっても、上述した第1の実施形態と同様の作用、効果を奏するが、p型半導体層45cを走査線16と接続することで、画像表示領域外に端子電極48のみを設ければよくなる。したがって、端子数の削減が図れる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上記実施形態では、半導体層がn型半導体層を最下層としているが、p型半導体層を最下層としてもよい。
また、受光素子は、TFT素子を接続する配線の下面をTFT素子の下面の全面と共に覆う構成であればよく、TFT素子の下面の全面とデータ線の下面、あるいは容量線の下面とを覆う構成としてもよい。ここで、受光素子は、TFT素子の下面の前面を覆って画像表示領域の外部に電気信号を伝達できれば、走査線やデータ線、あるいは容量線の下面の全面を覆わなくてもよい。
そして、受光素子は、画像表示領域の外部に取出電極や端子電極を設けずに、画像表示領域の外部において半導体層に接続される引出配線を設け、この引出配線から電気信号を取り出す構成としてもよい。
さらに、受光素子を構成する半導体層は、平面視で対向基板に設けられた遮光膜によって被覆されればよく、画像表示領域内において平面視で遮光膜と同一の形状であってもよい。このように遮光膜により被覆される範囲内で半導体層の面積を増大させることにより、受光素子による光の検出精度が向上する。
また、駆動素子としてTFT素子を用いているが、画素電極をスイッチング制御する素子であれば、TFD(Thin Film Diode:薄膜ダイオード)など他の駆動素子であってもよい。
そして、半導体装置は、液晶表示装置に用いられる素子基板を構成しているが、これに限られない。
また、液晶表示装置は、素子基板に画素電極を設けると共に対向基板に共通電極を設けた電極構造を有しているが、素子基板に画素電極及び共通電極を形成して液晶層に対して基板面方向の電界を発生させるIPS(In-Plane Switching)方式やFFS(Fringe-Field Switching)方式などの、いわゆる横電界方式を用いた電極構造を採用してもよい。
そして、液晶層として、TNモードで動作する液晶を用いているが、TNモードに限らず、負の誘電率異方性を有するVAN(Vertical Aligned Nematic)モードやECB(Electrically Controlled Birefringence)モード、OCB(Optical Compensated Bend)モードなど、他の液晶を用いてもよい。
また、液晶表示装置は、透過型の構成に限らず、半透過反射型の液晶表示装置であってもよい。
そして、液晶表示装置は、R、G、Bの3色の色表示を行うカラー液晶表示装置としているが、R、G、Bのいずれかまたは他の1色の色表示を行う単色の表示装置や、2色や4色以上の色表示を行う表示装置であってもよい。ここで、対向基板にカラーフィルタ層を設けずに、素子基板にカラーフィルタ層を設けてもよい。
また、液晶表示装置を備える電子機器としては、携帯電話機に限らず、PDA(Personal Digital Assistant:携帯情報端末機)やパーソナルコンピュータ、ノート型パーソナルコンピュータ、ワークステーション、デジタルスチルカメラ、車載用モニタ、カーナビゲーション装置、ヘッドアップディスプレイ、デジタルビデオカメラ、テレビジョン受像機、ビューファインダ型あるいはモニタ直視型のビデオテープレコーダ、ページャ、電子手帳、電卓、電子ブックやプロジェクタ、ワードプロセッサ、テレビ電話機、POS端末、タッチパネルを備える機器、照明装置などのような他の電子機器であってもよい。
そして、電気光学装置としては、一対の電極の間に電界を発生させることにより電気光学層の光学特性を変化させるものであれば、液晶表示装置に限らず、有機EL(エレクトロルミネッセンス)装置や電気泳動表示装置など、他の電気光学装置であってもよい。
第1の実施形態の素子基板を備える液晶表示装置を示す等価回路図である。 サブ画素領域を示す平面構成図である。 図2のA−A矢視断面図である。 画像表示領域の外部における素子基板を示す断面図である。 素子基板の製造工程を示す工程図である。 素子基板の製造工程を示す工程図である。 液晶表示装置を備える携帯電話機を示す概略斜視図である。 第2の実施形態の素子基板のサブ画素領域を示す平面構成図である。 第3の実施形態の素子基板を示す断面図である。 第4の実施形態の素子基板のサブ画素領域を示す平面構成図である。 第4の実施形態の素子基板を示す断面図である。
符号の説明
1 液晶表示装置(電気光学装置)、12 TFT素子(駆動素子)、14 データ線(他の接続線)、16 走査線(接続線)、21,110,120,130 素子基板(半導体装置)、22 対向基板、23 液晶層、31 基板本体(基板)、41,111,121,131 受光素子、48,49 端子電極(端子部)、52 遮光膜

Claims (7)

  1. 透光性を有する基板上に平面状に配置された複数の単位領域ごとに設けられた複数の駆動素子と、該複数の駆動素子を接続する接続線と、受光した光を電気信号に変換する受光素子とを備え、
    前記受光素子が、半導体層と、前記複数の単位領域が配置された領域の外部に設けられて前記電気信号を取り出す端子部とを含み、
    前記受光素子の前記半導体層が、平面視で前記駆動素子の下面の全面及び前記接続線の下面を覆うことを特徴とする半導体装置。
  2. 前記接続線が、前記複数の単位領域のうち一方向に沿って配置された該単位領域に設けられた前記駆動素子を接続することを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記複数の単位領域のうち他の一方向に沿って配置された該単位領域に設けられた前記駆動素子を接続する他の接続線を備え、
    前記前記半導体層が、平面視で前記他の接続線の下面も覆うことを特徴とする請求項2に記載の半導体装置。
  4. 前記受光素子が、前記接続線に接続されていることを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の半導体装置。
  5. 透光性を有する基板上に、受光した光を電気信号に変換する受光素子を形成する工程と、
    前記受光素子が形成された前記基板のうち平面状に配置された複数の単位領域ごとに駆動素子を形成する工程と、
    前記複数の駆動素子を接続する接続線を形成する工程とを備え、
    前記受光素子が、半導体層と、前記複数の単位領域が配置された領域の外部に設けられて前記電気信号を取り出す端子部とを含んでおり、
    前記複数の駆動素子及び前記接続線を、平面視で前記半導体層と重なる領域内に形成することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  6. 請求項1からのいずれか1項に記載の半導体装置を備えることを特徴とする電気光学装置。
  7. 前記半導体装置と対向配置される対向基板と、前記半導体装置及び前記対向基板の間で挟持された液晶層とを備え、
    前記対向基板が、前記複数の単位領域が配置された領域において平面視で前記駆動素子及び前記受光素子を覆う遮光膜を有することを特徴とする請求項に記載の電気光学装置。
JP2006323078A 2006-11-30 2006-11-30 半導体装置及び半導体装置の製造方法並びに電気光学装置 Expired - Fee Related JP4957214B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006323078A JP4957214B2 (ja) 2006-11-30 2006-11-30 半導体装置及び半導体装置の製造方法並びに電気光学装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006323078A JP4957214B2 (ja) 2006-11-30 2006-11-30 半導体装置及び半導体装置の製造方法並びに電気光学装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008139380A JP2008139380A (ja) 2008-06-19
JP4957214B2 true JP4957214B2 (ja) 2012-06-20

Family

ID=39600945

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006323078A Expired - Fee Related JP4957214B2 (ja) 2006-11-30 2006-11-30 半導体装置及び半導体装置の製造方法並びに電気光学装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4957214B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5311299B2 (ja) 2008-06-03 2013-10-09 株式会社ジャパンディスプレイ 液晶表示装置

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3064982B2 (ja) * 1997-08-29 2000-07-12 エヌティティエレクトロニクス株式会社 半導体装置
JP2004140338A (ja) * 2002-09-26 2004-05-13 Toshiba Matsushita Display Technology Co Ltd 光センサ素子、これを用いた平面表示装置、光センサ素子の製造方法、平面表示装置の製造方法
JP2004318067A (ja) * 2003-03-31 2004-11-11 Toshiba Matsushita Display Technology Co Ltd 画像表示装置およびその製造方法
JP2007163520A (ja) * 2005-12-09 2007-06-28 Sharp Corp 表示パネルおよび表示装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008139380A (ja) 2008-06-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI476474B (zh) 附有輸入機能之顯示裝置
KR101331942B1 (ko) 표시 장치 및 그 제조 방법
JP2008122659A (ja) 液晶表示装置及び液晶表示装置の製造方法並びに電子機器
KR20070097675A (ko) 표시 패널
JP4858187B2 (ja) 液晶表示装置及び液晶表示装置の製造方法並びに電子機器
US10001676B2 (en) Display device
JP4924224B2 (ja) 光検出器内蔵表示装置及び電子機器
WO2008044369A1 (fr) Affichage à cristaux liquides
JP6050379B2 (ja) 表示装置
TWI539608B (zh) Semiconductor device and display device
KR20070109521A (ko) 박막트랜지스터 기판, 그를 포함하는 액정 표시 패널, 및그 액정 표시 패널의 제조 방법
US11754892B2 (en) Electro-optical device and electronic apparatus
JP4957214B2 (ja) 半導体装置及び半導体装置の製造方法並びに電気光学装置
JP2007206625A (ja) 表示装置
JP4984874B2 (ja) 電気光学装置及び電気光学装置の製造方法
JP5154321B2 (ja) 電気光学装置の製造方法、電気光学装置及び電子機器
US11624960B2 (en) Electro-optical device and electronic apparatus
US11756965B2 (en) Electro-optical device having thick insulating film and electronic apparatus
JP7119564B2 (ja) 電気光学装置、電子機器
JP5439722B2 (ja) 電気光学基板、電気光学装置、電気光学基板の設計方法、及び電子機器
JP2017107114A (ja) 電気光学装置、及び電子機器
JP2023147679A (ja) 電気光学装置および電子機器
JP2023147678A (ja) 電気光学装置および電子機器
JP2010117460A (ja) 液晶表示装置
JP2008233872A (ja) 電気光学基板、電気光学装置、電気光学基板の設計方法及び電子機器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090717

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20090721

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111019

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111025

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111216

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20111219

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20120123

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120221

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120305

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150330

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees