JP4957205B2 - 毛髪用化粧料 - Google Patents

毛髪用化粧料 Download PDF

Info

Publication number
JP4957205B2
JP4957205B2 JP2006316268A JP2006316268A JP4957205B2 JP 4957205 B2 JP4957205 B2 JP 4957205B2 JP 2006316268 A JP2006316268 A JP 2006316268A JP 2006316268 A JP2006316268 A JP 2006316268A JP 4957205 B2 JP4957205 B2 JP 4957205B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
component
hair
weight
poe
ether
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006316268A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008106027A (ja
Inventor
真寿美 小池
Original Assignee
山栄化学株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 山栄化学株式会社 filed Critical 山栄化学株式会社
Priority to JP2006316268A priority Critical patent/JP4957205B2/ja
Publication of JP2008106027A publication Critical patent/JP2008106027A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4957205B2 publication Critical patent/JP4957205B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Cosmetics (AREA)

Description

本発明は、毛髪用化粧料に関する。特に、本発明は、毛髪用仕上げ剤に関する。
毛髪を所望のスタイルに形成し、またその形成したスタイルを長時間維持するための毛髪用仕上げ剤として、ヘアワックス、ヘアクリーム、或いはヘアミスト等が知られている。
従来、ヘアワックスとしては、被膜性高分子化合物、油性成分、界面活性剤、及び水を配合してなるものが知られている(特許文献1)。
しかし、特許文献1に記載のヘアワックスは、セット力を重視しているため、粘度が高く、操作性に優れないという問題がある。又、被膜性高分子化合物を使用するため、毛髪が硬くなり過ぎたり、毛髪を梳かした際にフレーキングを起こしたりする場合がある。
一方、毛髪に油分を付与することを目的としたヘアクリームは、操作性に優れているが、セット力が充分でないという問題がある。
ところで、本出願人は、先に、ロウ類、高級アルコール、ノニオン界面活性剤、脂肪酸、多価アルコール、アルカリ剤、及び水を配合してなる新規なミストワックスにつき、特許出願した(特許文献2)。
このミストワックスは、スプレーにて直接、毛髪に塗布するため、毛髪全体のスタイリング性に優れている。しかも、ヘアワックスの特性である十分なセット力をも備えており、且つそのセット力を保持しつつ再セット力も高く、更には毛髪を梳かした際にフレーキングを起きない、という種々の優れた点を有する。
特開2004−182612号公報。 特開2002−370947号公報。
本発明は、相反する二つの特性、即ちセット力と操作性(特に、毛髪への延ばし易さ等)を両立させ、且つ毛髪を梳かした際にフレーキングを起こさず、更には上記ミストワックスの有する種々の優れた特性を保持しつつ部分的なスタイル形成性をも向上した毛髪用化粧料を提供することを目的とする。
発明が解決しようとする手段
上記課題を解決するため、本発明者が鋭意、検討した結果、以下の本発明を成すに到った。
即ち、本願発明は、(I)高級アルコール1.0〜5.0重量%、(II)C3〜C22脂肪酸とアルコールとからなるエステル1.0〜6.0重量%、(III)ロウ類1.0〜6.0重量%、(IV)油脂類0.1〜1.5重量%、(V)ノニオン界面活性剤1.0〜6.0重量%、(VI)脂肪酸1.0〜5.0重量%、(VII)アルカリ剤0.05〜0.5重量%、(VIII)ヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド0.05〜0.5重量%、(IX)多価アルコール0.1〜5.0重量%を含有し、粘度が5,000〜25,000mPa・sである毛髪用化粧料を提供する。
発明の効果
本発明により、相反する二つの特性、即ちセット力と操作性(特に、毛髪への延ばし易さ等)を両立させ、且つ毛髪を梳かした際にフレーキングを起こさず、再セット力もあり、更には部分的なスタイル形成性をも向上した毛髪用化粧料を提供することができる。
以下、本発明における最良の実施形態について詳述する。
本発明の毛髪化粧料においては、成分(I)として、高級アルコールを含有する。成分(I)としては、例えばC12〜C22の飽和若しくは不飽和脂肪族アルコール等が挙げられる。
上記C12〜C22の飽和若しくは不飽和脂肪族アルコールとしては、具体的にはラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、セタノール、ステアリルアルコール、アラキルアルコール、ベヘニルアルコール、オレイルアルコール、2−ヘキシルデカノール、イソステアリルアルコール、2−オクチルドデカノール等が挙げられ、これらの成分を1種以上使用してよい。好ましくは、ベヘニルアルコールである。
本発明の毛髪化粧料においては、成分(II)として、C3〜C22脂肪酸とアルコールとからなるエステルを含有する。アルコールとしては、C1〜C30のものが挙げられる。
具体的には、成分(II)としては、ミリスチン酸イソプロピル、パルチミン酸イソプロピル、ステアリン酸ブチル、ラウリン酸ヘキシル、ミリスチン酸ミリスチル、オレイン酸オレイル、オレイン酸デシル、ミリスチン酸オクチルドデシル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、イソステアリン酸ヘキシルデシル、ミリスチン酸ブチル、ミリスチン酸デシル、パルチミン酸セチル、ステアリン酸ステアリル、ラウリン酸イソステアリル、ミリスチン酸イソステアリル、パルチミン酸オクチル、パルチミン酸イソステアリル、ステアリン酸オクチル、オレイン酸イソデシル、オレイン酸オクチルドデシル、イソステアリン酸イソプロピル、オクタン酸セチル、イソステアリン酸ヘキシル、オクタン酸イソステアリル、イソステアリン酸イソステアリル等が挙げられ、これらの成分を1種以上使用してよい。好ましくは、イソステアリン酸ヘキシルデシルである。
本発明の毛髪化粧料においては、成分(III)として、ロウ類を含有する。成分(III)としては、高融点のものが好ましく、具体的にはミツロウ、カルナウバロウ、ラノリン、キャンデリラロウ、コメヌカロウ等が挙げられ、これらの成分を1種以上使用してよい。好ましくはキャンデリラロウ、ミツロウである。
本発明の毛髪化粧料においては、成分(IV)として、油脂類を含有する。成分(IV)としては、植物油が好ましく、具体的にはアボカド油、サザンカ油、ツバキ油、ホホバ油、オリーブ油、ヒマシ油、サフラワー油、パーム油、アルモンド油、ゴマ油、コメヌカ油、大豆油、トウモロコシ油、ヒマワリ油、ヤシ油、ブドウ種子油等が挙げられ、これらの成分を1種以上使用してよい。好ましくは、オリーブ油である。
本発明の毛髪化粧料においては、成分(V)として、ノニオン界面活性剤を含有する。成分(V)としては、例えばエーテル型ノニオン界面活性剤、エステル型ノニオン界面活性剤等が挙げられる。
上記エーテル型ノニオン界面活性剤としては、例えばポリオキシアルキレンアルキルエーテル等が挙げられる。ポリオキシアルキレンアルキルエーテルとしては、例えばポリオキシエチレン(以下、「POE」と言うことがある。)C12〜C22アルキルエーテルが挙げられる。
具体的には、POE(C12〜C22)アルキルエーテルとしては、POEラウリルエーテル、POEミリスチルエーテル、POEセチルエーテル、POEステアリルエーテル、POEアラキルエーテル、POEベヘニルエーテル、POEオレイルエーテル、POEトリデシルエーテル、POEイソセチルエーテル、POEセトステアリルエーテル、POEオレイルセチルエーテル、POEオクチルドデシルエーテル、POE−secアルキル(C14)エーテル、POEイソステアリルエーテル等が挙げられる。
POEアルキルエーテルにおける、EO(エチレンオキサイド)重合度としては、3〜20が好ましい。
POEアルキルエーテルは、混合物を使用してもよい。混合物としては、具体的には、POE(10EO)アルキル(C12,C13)エーテル、POE(3EO,7EO,12EO)アルキル(C12〜14)エーテル、POE(2EO,10EO,20EO)イソステアリルエーテル等が挙げられる。
エステル型ノニオン界面活性剤としては、例えばPOE脂肪酸エステル、及び多価アルコールの脂肪酸部分エステル等が挙げられる。
POE脂肪酸エステルとしては、例えばPOE(C12〜C18)脂肪酸エステルが挙げられる。POE(C12〜C18)脂肪酸エステルとしては、具体的にはモノステアリン酸ポリエチレングリコール、POEラウリン酸エステル、POEパルミチン酸エステル、モノラウリン酸ポリエチレングリコール、モノステアリン酸エチレングリコール、モノオレイン酸ポリエチレングリコール、ラウリン酸ジエチレングリコール、ミリスチン酸ポリエチレングリコール、パルチミン酸ポリエチレングリコール、ステリン酸ジエチレングリコール、イソステアリン酸ポリエチレングリコール、ジラウリン酸ジエチレングリコール、ジラウリン酸ポリエチレングリコール、ジステアリン酸ポリエチレングリコール、ジステアリン酸ジエチレングリコール、ジステアリン酸ポリエチレングリコール、ジイソステアリン酸ポリエチレングリコール、ジオレイン酸エチレングリコール、ジオレイン酸ポリエチレングリコール、ジリシノレイン酸ポリエチレングリコール等が挙げられる。
多価アルコールの脂肪酸部分エステルにおいて、多価アルコールとしては、例えばグリセリンが挙げられる。脂肪酸としては、例えばC6〜C22の飽和若しくは不飽和脂肪酸等が挙げられる。部分エステルとしては、例えばモノエステルが挙げられる。具体的にはモノカプリン酸グリセリン、モノミリスチン酸グリセリン、モノステアリン酸グリセリン、モノオレイン酸グリセリン、モノヒドロキシステアリン酸グリセリル、モノインステアリン酸モノミリスチン酸グリセリル、モノ牛脂肪酸グリセライド、モノラノリン脂肪酸グリセリル等が挙げられる。
本発明の毛髪用化粧料において、成分(V)は、上記に表される成分を1種以上使用してよい。好ましくは、POEベヘニルエーテルである。
本発明の毛髪化粧料においては、成分(VI)として、脂肪酸を含有する。成分(VI)としては、具体的には天然脂肪酸、合成脂肪酸等が挙げられる。天然脂肪酸としては、具体的にはラウリン酸、ミリスチン酸、パルチミン酸、ステアリン酸、ベヘニン酸、オレイン酸、12−ヒドロキシステアリン酸、ウンデシレン酸等が挙げられる。合成脂肪酸としては、具体的にはイソステアリン酸等が挙げられる。
本発明の毛髪用化粧料において、成分(VI)は、上記に表される成分を1種以上使用してよい。好ましくは、ベヘニン酸である。
本発明の毛髪化粧料においては、成分(VII)として、アルカリ剤を含有する。成分(VII)としては、例えば無機アルカリ剤及び有機アルカリ剤等が挙げられる。
上記無機アルカリ剤としては、具体的にはアンモニア、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等が挙げられる。又、上記有機アルカリ剤としては、具体的にはL−アルギニン、L−ヒスチジン、L−リシン、モノエタノールアミン、トリイソプロパノールアミン(TIPA)、トリエタノールアミン(TEA)、2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール(AMP)、2−アミノ−2−メチル−1,3−プロパンジオール(AMPD)等が挙げられ、これらの成分を1種以上使用してよい。好ましくは、L−アルギニン、水酸化ナトリウムである。
本発明の毛髪化粧料においては、成分(VIII)として、ヤシ油脂肪酸モノエタノールアミドを含有する。
本発明の毛髪化粧料においては、成分(IX)として、多価アルコールを含有する。成分(IX)としては、具体的には1,3−ブチレングリコール、ポリエチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、グリセリン、ソルビトール、エチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ジグリセリン、イソプレングリコール等が挙げられ、これらの成分を1種以上使用してよい。好ましくは、1,3−ブチレングリコールである。
成分(VIII)と成分(IX)とを併用することにより、相乗効果によって、毛髪に塗布する際の操作性(毛髪への延ばし易さ)を極めて向上させることができる。
本発明の毛髪化粧料には、防腐剤として機能させる等の目的で、フェノキシエタノール、パラオキシ安息香酸メチルナトリウム等の添加剤を加えてもよい。
その他に、本発明の毛髪化粧料には添加剤として、紫外線吸収剤、キレート剤、保湿剤、増粘剤、動植物抽出液、防腐剤、清涼剤、pH調整剤、ビタミン類、噴射剤、香料、抗菌剤、酸化防止剤、抗炎症剤、色素等を加えても良い。
本発明の毛髪化粧料の組成(重量%)において、毛髪化粧料全体につき、成分(I)の含量は1.0〜5.0(好ましくは1.3〜3.6)である。成分(II)の含量は1.0〜6.0(好ましくは1.9〜5.4)である。成分(III)の含量は1.0〜6.0(好ましくは1.8〜5.2)である。成分(IV)の含量は0.1〜1.5(好ましくは0.4〜1.2)である。成分(V)の含量は1.0〜6.0(好ましくは1.9〜5.4)である。成分(VI)の含量は1.0〜5.0(好ましくは1.3〜3.6)である。成分(VII)の含量は0.05〜0.5(好ましくは0.1〜0.2)である。成分(VIII)の含量は0.05〜0.5(好ましくは0.1〜0.2)である。成分(IX)の含量は0.1〜5.0(好ましくは0.7〜2.0)である。
成分(I)が1.0重量%未満の場合、粘度低下による操作性の低下を起こすことがある。逆に、成分(I)が5.0重量%を超過する場合、粘度増加による操作性の低下を起こすことがある。成分(II)が1.0重量%未満の場合、粘度低下による操作性の低下、及び仕上がり後の毛髪にべたつきが生じることがある。逆に、成分(II)が6.0重量%を超過する場合、粘度増加による操作性の低下を起こすことがある。成分(III)が1.0重量%未満の場合、セット力の低下、及び仕上がり後の毛髪にかさつきが生じることがある。逆に成分(III)が6.0重量%を超過する場合、操作性が低下することがある。成分(IV)が0.1重量%未満の場合、仕上り後の油性感が低減することがある。逆に、成分(IV)が1.5重量%を超過する場合、仕上がり後の毛髪にべたつきが生じることがある。成分(V)が1.0重量%未満の場合、セット力が低下することがある。逆に、成分(V)が6.0重量%を超過する場合、操作性が低下することがある。成分(VI)が1.0重量%未満の場合、操作性及び安定性が低下することがある。逆に、成分(VI)が5.0重量%を超過する場合、操作性が低下することがある。成分(VII)が0.05重量%未満の場合、乳化安定性が低下することがある。逆に成分(VII)が0.5重量%を超過する場合、操作性が低下することがある。成分(VIII)が0.05重量%未満の場合、操作性が低下することがある。逆に成分(VIII)が0.5重量%を超過する場合、操作性が低下することがある。成分(IX)が0.1重量%未満の場合、操作性が低下することがある。逆に成分(IX)が5.0重量%を超過する場合、セット力が低下することがある。
本発明の毛髪化粧料において、添加剤の配合組成(重量%)としては、毛髪化粧料全体につき、例えば防腐剤0〜5.0(典型的には0.01〜2.0)であってよい。
本発明の毛髪化粧料は、成分(I)〜(VI)の混合物中に、成分(III)、成分(VII)〜(IX)及び水の混合物を加えて均一に撹拌混合し、45℃以下まで冷却し、補水調整することによって、調製することができる。
上述のようにして調製される本願毛髪用化粧料は、粘度5,000〜25,000(好ましくは6,000〜9,500)mPa・sを有する。粘度が低過ぎるとセット力が十分得られない場合があり、逆に粘度が高すぎると操作性が劣る場合がある。
[仕上げ剤の調製]
・実施例1〜4、及び比較例1〜12
表1に示す組成に従い、成分(I)、成分(II)、成分(III)のキャンデリラロウ、及び成分(IV)〜(VI)を均一に攪拌溶解し、仕上げ剤用基剤を調製した。一方、パラオキシ安息香酸ナトリウム及び成分(VII)、並びに精製水80重量部から、水溶液を調製した。
上記仕上げ剤用基剤、成分(III)のミツロウ、成分(VIII)、成分(IX)、及びフェノキシエタノールを均一に混合し約80℃に加熱溶解し、更に上記水溶液を加えて乳化物を調製した。この乳化物を45℃以下まで冷却し、最後に精製水残部にて補水調整を行い、仕上げ剤(各実施例1〜4及び比較例1〜12)100重量部を調製した。
[仕上げ剤の評価試験]
調製した仕上げ剤の24時間後の外観を目視で観察し、乳化安定性を評価した。次に、重さ約2g、長さ約20cmの乾燥した毛束に、調製した仕上げ剤0.2gを塗布し、操作性(毛髪への延ばし易さ)、毛髪のセット力、しっとりさ、べたつき、かさつき、及び毛髪を梳かした際のフレーキングの有無について、それぞれ官能評価した。これらの評価結果を、表1に表す。
尚、表1中、「乳化安定性」において、「◎」は「完全に乳化している」、「○」は「ほとんど乳化している」、「△」は「一部分離している」、「×」は「完全に分離している」、をそれぞれ表す。塗布時の「毛髪への延ばし易さ」において、「◎」は「極めて良い」、「○」は「良い」、「△」は「やや悪い」、「×」は「悪い」、をそれぞれ表す。塗布した後の「セット力」において、「◎」は「毛束感が強い」、「○」は「毛束感がやや強い」、「△」は「毛束感がやや弱い」、「×」は「毛束感が弱い」、をそれぞれ表す。塗布した後の「しっとりさ」において、「◎」は「優れる」、「○」は「良い」、「△」は「劣る」、「×」は「非常に劣る」、をそれぞれ表す。
Figure 0004957205
表1中、1)は以下を表す。
1):[L−アルギニン10%+水90%]mix.
表1の結果から、以下のことが明らかである。
実施例1〜4に示すように、成分(I)〜(IX)を配合した本願仕上げ剤は、乳化安定性、乾燥した毛髪に塗布した際の操作性(毛髪への延ばし易さ)、及び塗布した後の毛髪のセット力、並びに毛髪の油性感(しっとりさ)は全て良好であり、部分的形成性も優れており、フレーキングも無かった。
一方、比較例8〜10に示すように、成分(VIII)又は成分(IX)を含有しない場合、塗布した際の操作性(毛髪への延ばし易さ)が低下する。このことから、操作性は、成分(VIII)と成分(IX)の2成分を併用することにより初めて発現することが判る。
比較例11に示すように、粘度が25000mPa・sを超過する場合、調製した仕上げ剤が固いため、毛髪に塗布した際の操作性(毛髪への延ばし易さ)が低下する。
比較例12に示すように、粘度が5000mPa・s未満の場合、調製した仕上げ剤が柔らかいため、液ダレしやすく、塗布した際の操作性(毛髪への延ばし易さ)が低下する。又、液ダレすることによって、仕上げ剤が毛髪に十分からまず(なじまず)、しっとりさが低下し、かさつきが起こる。

Claims (1)

  1. (I)高級アルコール1.0〜5.0重量%、
    (II)C3〜C22脂肪酸とアルコールとからなるエステル1.0〜6.0重量%、
    (III)ロウ類1.0〜6.0重量%、
    (IV)油脂類0.1〜1.5重量%、
    (V)ノニオン界面活性剤1.0〜6.0重量%、
    (VI)脂肪酸1.0〜5.0重量%、
    (VII)アルカリ剤0.05〜0.5重量%、
    (VIII)ヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド0.05〜0.5重量%、
    (IX)多価アルコール0.1〜5.0重量%
    を含有し、粘度が5,000〜25,000mPa・sである毛髪用化粧料。
JP2006316268A 2006-10-25 2006-10-25 毛髪用化粧料 Expired - Fee Related JP4957205B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006316268A JP4957205B2 (ja) 2006-10-25 2006-10-25 毛髪用化粧料

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006316268A JP4957205B2 (ja) 2006-10-25 2006-10-25 毛髪用化粧料

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008106027A JP2008106027A (ja) 2008-05-08
JP4957205B2 true JP4957205B2 (ja) 2012-06-20

Family

ID=39439677

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006316268A Expired - Fee Related JP4957205B2 (ja) 2006-10-25 2006-10-25 毛髪用化粧料

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4957205B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6006468B2 (ja) * 2008-07-11 2016-10-12 ホーユー株式会社 酸化染毛剤組成物、ブリーチ剤(毛髪脱色剤)組成物、又はパーマネントウエーブ剤(第1剤)組成物
JP6006469B2 (ja) * 2008-07-11 2016-10-12 ホーユー株式会社 反応臭抑制方法
JP2016222583A (ja) * 2015-05-29 2016-12-28 高級アルコール工業株式会社 毛髪化粧料

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2702794B2 (ja) * 1989-11-10 1998-01-26 鐘紡株式会社 毛髪付着塩素除去剤
JP3527754B2 (ja) * 1992-04-27 2004-05-17 日本精化株式会社 ラノリン脂肪酸類の分離法及びそれらを用いた化粧料及び外用薬
JPH1072331A (ja) * 1996-08-30 1998-03-17 Ajinomoto Co Inc 化粧料および洗浄剤組成物
JP2002003344A (ja) * 2001-03-12 2002-01-09 Sanei Kagaku Kk 毛髪処理剤配合用組成物及び毛髪処理剤
JP2001213735A (ja) * 2001-03-12 2001-08-07 Sanei Kagaku Kk 毛髪処理剤配合用組成物及び毛髪処理剤
JP2002370947A (ja) * 2001-06-15 2002-12-24 Sanei Kagaku Kk ミストワックス及びミストワックス用基剤
JP4037234B2 (ja) * 2002-10-07 2008-01-23 株式会社ノエビア 皮膚外用剤
JP2004182612A (ja) * 2002-11-29 2004-07-02 Mandom Corp 整髪用乳化化粧料組成物
FR2873577B1 (fr) * 2004-07-29 2007-03-09 Oreal Composition cosmetique comprenant, dans un milieu non gras, un polyester sulfonique lineaire et un polymere epaississant non-ionique, procedes mettant en oeuvre cette composition et utilisations
FR2877215B1 (fr) * 2004-10-28 2006-12-29 Oreal Composition cosmetique comprenant un polyester sulfonique et un polyurethane

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008106027A (ja) 2008-05-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8034755B2 (en) Oil-in-water type emulsion composition
CN105705133B (zh) 包括刺孢青霉酸和至少一种表面活性剂的化妆品组合物
JP2002012513A (ja) 尿素含有ホイップ状化粧料
JP6118546B2 (ja) 水中油型乳化組成物
JP5320016B2 (ja) 皮膚外用剤
JP2001187711A (ja) 化粧料
JP6036188B2 (ja) クレンジングクリーム
JP4870883B2 (ja) 毛髪化粧料組成物
JP4957205B2 (ja) 毛髪用化粧料
JP2006028109A (ja) 水中油型乳化組成物
JP5748137B2 (ja) 整髪料組成物
EP2934457A1 (en) Anhydrous cosmetic composition
JP2013035755A (ja) 毛髪化粧料組成物
JP3942531B2 (ja) 透明自己乳化型油性化粧料
JP2022548683A (ja) 高オイル含有量のゲル組成物、その調製方法及び使用
JP2009078985A (ja) 染毛剤組成物
JP2001316233A (ja) 髭剃り用組成物
WO2019098374A1 (ja) 毛髪化粧料
JP6158041B2 (ja) 毛髪を染色又は脱色するための第2剤組成物
JP2011126821A (ja) 洗い流さないタイプの毛髪化粧料
TW201708496A (zh) 用於捕捉二氧化碳之氣溶膠組合物、其製備方法及包含其之化妝品
JP2005306818A (ja) クレンジング化粧料
JP2024036286A (ja) 除毛剤組成物
EP3237067A1 (de) Geruchsreduzierender entwickler für oxidationsfärbemittel
JP2023056666A (ja) 整髪剤組成物

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090512

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110421

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110510

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120221

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120305

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150330

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees