JP4956728B2 - 弾球遊技機 - Google Patents
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Description
この発明は、障害釘の抜き取りを容易にするためのものであり、目的は異なるが、この発明の構成にすることで遊技盤の補強は可能になる。しかし、上記の先願(特開平11−156006号)と同様に、遊技球の挙動変化の面白さという従来の遊技盤の特性が失われてしまう。
また、補強部材を、遊技盤の両側面のどちらにでも、また、上下反転しても取り付けられるとは、どのように取り付けても、遊技盤と遊技盤が取り付けられるための遊技枠の内枠との位置関係が変わらないということである。また、取り付け部は、奇数個でも偶数個でもよい。
この場合、補強部材は、当然、遊技盤の凹部には収まる必要はない。また、請求項1に記載するような取り付け部もなく、補強部材全体が取り付け部となっている。
また、弾球遊技機は、前記補強部材が、前記遊技盤を形成する合板の凹部に収まる大きさで、前記凹部からはみ出さない構成であることを特徴としても良い。
また、複数種類の在庫を持たないでもすむほか取り付けの際に間違って取り付けることもなくなる。また、合板自体に取り付け部を形成すると(例えば合板に取り付け穴などを設ける)、遊技盤を枠部品から何度も取り外した場合、取り付け部(遊技盤)が破損してしまうが、金属又は合成樹脂で形成された補強部材に取り付け部を形成することで遊技盤を枠部品から何度も取り外しても破損し難くなる。(なお、遊技盤から補強部材を頻繁に取り外すことはない。)
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態の弾球遊技機1を示しており、弾球遊技機1には、遊技盤2、遊技枠の外枠3、遊技枠の内枠4、前枠を開閉させるためのヒンジ5、遊技盤取り付け金具6等が備えられている。図1では、本実施形態に関係のない構成要素については図示が省略されている。また、その他の構成要素については、従来の弾球遊技機と同様であるので、説明を省略する。
図9(a)は、遊技盤2を遊技枠の内枠4に取り付けるための遊技盤取り付け具6を表した図であり、左側の図は背面図、真中の図は側面図、右側の図は正面図になっている。また、図9(a)には図示されていないが、上から見ると、遊技盤2を挟むことができるようなコの字状になっている。図9(a)に示すように、遊技盤取り付け具6の背面側には、内枠4のボス部4aと嵌合するための円形の穴6aが形成されており、正面側には、蝶ナット風のもの4cを通すための、上下に細長い形状の穴6bが形成されている。遊技盤2を内枠4に取り付けるためには、まず、図9(b)に示すように、遊技盤取り付け具6で遊技盤2を挟むようにして遊技盤取り付け具6を遊技盤2に取り付ける(遊技盤取り付け具6は、遊技盤2の右上部と右下部の2箇所に取り付けられるが、図9(b)は、右上部に取り付けた方の図である)。その後、図9(c)に示すように、遊技盤取り付け具6の背面の穴6aを内枠のボス部4a(円柱状)に差し込み、ボス部4aの先端に設けられたネジ4bの頭に取り付けられた蝶ナット風のもの4cを、穴6bを通した後に90度回転させることによって締めて、遊技盤2を内枠4に固定する。挿入および固定を容易にするため、遊技盤取り付け具6に設けられている穴6aも内枠4のボス部4aも、内枠4側の方がやや広がったテーパー状になっている。
また、切り欠き10aのある板材2d〜2gを中央に、切り欠きの無い板材2a〜2c,2h〜2jを外側に配置して張り合わすことによって凹部10を形成するので、合板になってから削る必要がなく、遊技盤2の凹部10を容易に形成することができる。
さらに、遊技盤2自体に取り付け部を形成すると(例えば遊技盤に取り付け穴などを設けると)、遊技盤2を内枠4等の枠部品から何度も取り外した場合、取り付け部(遊技盤)が破損してしまうが、金属又は合成樹脂で形成された遊技盤取り付け具6を介して遊技盤2を内枠4のボス部4aに取り付けることにより、遊技盤2を内枠4から何度も取り外ししても破損し難くなる。(なお、遊技盤2から遊技盤取り付け具6を頻繁に取り外すことはない。)
(第2実施形態)
図10(a)は、第2実施形態の補強部材112を示しており、左側の図は正面図、右側の図は側面図になっている。なお、第2実施形態の構成部品に関しては、第1実施形態に係る図中の符号を100番台に置き換えるものとし、第1実施形態と同様の構成部品についてはその説明を援用する。第2実施形態の補強部材112も、図8に記載した第1実施形態の補強部材12同様、本体部分の形状は上下方向に細長い直方体で、遊技盤102に固定するためのネジ穴が設けられているが、第1実施形態の補強部材12とは異なり、遊技盤102を遊技枠の内枠104に取り付けるための取り付け部106(図10(a)の場合は2個)が一体に形成されている。なお、取り付け部106は最低2箇所以上設ける方がよい。また、取り付け部106は奇数個設けても偶数個設けてもよいが、いずれの場合でも、取り付け部106の配置は、補強部材112を上下逆にしても取り付くように決定されている。(例え、補強部材112を上下逆に取り付けても内枠104と遊技盤102の位置関係が変わらないようになっている。)また、補強部材112を、遊技盤102の右側面に取り付けても左側面に取り付けても同様に問題ない構成になっている。(同様に内枠と遊技盤の位置関係は変わらない。)図10(b)および図10(c)は、図10(a)の変形例であり、それぞれ、3個および4個の取り付け部106が、補強部材112に一体に形成されている。
(第3実施形態)
第3実施形態では、第1実施形態の補強部材12及び第2実施形態の補強部材112に対応する補強部材212が、遊技枠の内枠と一体に形成された構成となっている。なお、第3実施形態の構成部品に関しては、第1実施形態に係る図中の符号を200番台に置き換えるものとし、第1実施形態と同様の構成部品についてはその説明を援用する。
4、104、204…内枠 4a、104a…内枠のボス部
5…前枠を開閉させるためのヒンジ 6…遊技盤取り付け具、 106…取り付け部
7…遊技レール 8…コーナー飾り 9…遊技領域 10、110、210…凹部
11…合成フィルム W1…合板の幅 W2、W202…凹部の幅
2a〜2j…板材 12、112、212…補強部材
Claims (2)
- 合板の表面に装飾シートが貼られ、遊技レール及び装飾部品によって、該装飾シートの上に遊技球が流下するための略円形状に囲まれた遊技領域が構成され、該遊技領域に、釘、入賞口、表示装置が取り付けられた遊技盤と、
該遊技盤を弾球遊技機に取り付けるための遊技枠と、を備えた弾球遊技機において、
前記遊技盤を形成する合板の対称となる両側面に、遊技領域の奥まで達しない深さで凹部を設け、該凹部に金属又は樹脂からなる補強部材が取り付けられる構成であり、
前記補強部材に、前記遊技枠側に前記遊技盤を取り付けるための同形状の取り付け部が、奇数または偶数で複数形成され、
該補強部材の取り付け部以外は前記凹部に収まり、取り付け部のみが凹部からはみだし、
該補強部材は遊技盤の両側面のどちらにでも取り付けられるうえ、補強部材を上下反転しても取り付けられるようにしたことを特徴とする弾球遊技機。 - 合板の表面に装飾シートが貼られ、遊技レール及び装飾部品によって、該装飾シートの上に遊技球が流下するための略円形状に囲まれた遊技領域が構成され、該遊技領域に、釘、入賞口、表示装置が取り付けられた遊技盤と、
該遊技盤を弾球遊技機に取り付けるための遊技枠と、を備えた弾球遊技機において、
前記遊技盤を形成する合板の対称となる両側面に、遊技領域の奥まで達しない深さを有し、該遊技盤の側面の上端から下端にかけて延びる溝状の凹部を設け、
前記遊技枠に、補強部材として、金属又は樹脂からなり、細長い直方体形状に形成された凸部を設け、
前記遊技盤が前記遊技枠に取り付けられる際に、前記凸部が前記凹部に嵌合するようにしたことを特徴とする弾球遊技機。
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