JP4956728B2 - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機 Download PDF

Info

Publication number
JP4956728B2
JP4956728B2 JP2008115491A JP2008115491A JP4956728B2 JP 4956728 B2 JP4956728 B2 JP 4956728B2 JP 2008115491 A JP2008115491 A JP 2008115491A JP 2008115491 A JP2008115491 A JP 2008115491A JP 4956728 B2 JP4956728 B2 JP 4956728B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
game
game board
reinforcing member
attached
ball
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008115491A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008229363A (ja
Inventor
敏博 内ヶ島
隆寛 内ヶ島
大輔 竹越
和久 松本
Original Assignee
株式会社高尾
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社高尾 filed Critical 株式会社高尾
Priority to JP2008115491A priority Critical patent/JP4956728B2/ja
Publication of JP2008229363A publication Critical patent/JP2008229363A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4956728B2 publication Critical patent/JP4956728B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)

Description

本発明は弾球遊技機に関し、詳しくは、弾球遊技機の遊技盤の対称となる両側面に、遊技領域の奥まで達しない深さで凹部を設け、該凹部に、金属又は樹脂からなる補強部材を取り付けて遊技盤を補強した弾球遊技機に関する。
パチンコ遊技機の特徴は、遊技球が、遊技盤に設けられた複数の釘や遊技盤自体にあたって発生する遊技球の挙動である。遊技者は、その予測が難しい遊技球の挙動を見て楽しんでいる。
しかし、球の挙動だけでは、他の機械との差別化や面白みを出すことに限界があるので最近のパチンコ遊技機では、遊技盤上に大きな液晶表示装置、構造物(可動物等)を配置し、それらによって他の遊技機との差別化を図ったり、面白みを出したりしている。
また、従来のパチンコ遊技機の交換方法には、枠替えという遊技機全体を交換する方法と面替えという遊技盤と遊技盤に取り付けられた部品のみを交換する方法があるが、現在では、遊技者が遊技機に飽きてしまう期間が短く、遊技機の交換は数ヶ月ごとに行われているので、費用の安い面替の行われる場合が多い。
前述のように、面白みを増すために遊技盤上に大きな液晶表示装置、構造物を配置すると、遊技盤上に大きな開口部を設けることになる。大きな開口部を設けると、遊技盤自体の強度がなくなり、遊技盤が折れたり破損したりすることが多くなってしまっていたほか遊技盤が大きく反ってしまうという現象も起きていた。遊技盤の強度を上げるために以下に記載するような先願があるが、課題を完全に解決できないほか新たな課題が発生してしまう。
特開平11−156006号には、遊技盤の遊技部品を取り付けるための開口部の裏側に補強部材を設け、さらに、遊技盤自体を合成樹脂で形成し、前記補強部材と一体成型にしたりした遊技盤が開示されている。
しかし、この発明の構成では、開口部しか補強されず、全体の補強にはならない。また、遊技部品の取り付けが困難になるほか、遊技機の幅(奥行き)が従来のものより広く(大きく)なってしまう。従来、遊技機は遊技店の遊技島という設置場所に取り付けられ、数ヶ月ごとに違う遊技機と交換される。つまり、遊技機を取り付ける遊技島の設置スペースは予め決められており(変更すると莫大な費用が発生する)、そのスペース内に収まる大きさで遊技機を作らなければならないが、この発明の構成にすることで、遊技機の幅が大きくなってしまい、遊技機が遊技島に取り付けられないという事態が発生する可能性がある。
また、遊技盤を合成樹脂などで構成すると従来の遊技盤の特性が失われてしまう。従来、遊技盤は合板に装飾シートを貼り付けて構成されている。合板を使用することで、遊技球が遊技盤に当ったときの遊技球の跳ね返り方向やスピードが一定にならないようにしている。また、合板の性質上、温度や湿度による影響を受けやすく、日によって遊技球の挙動に変化が出やすい。パチンコ遊技機は遊技球の挙動を見て楽しむものであり、その遊技球の挙動の変化が少なくなるとパチンコ遊技機自体の面白みも半減する。
特開2002−301211号には、装飾シートと木板本体部との間に金属板等の強靭な素材からなる障害釘引き抜き用の分離板を介入して構成した遊技盤が開示されている。
この発明は、障害釘の抜き取りを容易にするためのものであり、目的は異なるが、この発明の構成にすることで遊技盤の補強は可能になる。しかし、上記の先願(特開平11−156006号)と同様に、遊技球の挙動変化の面白さという従来の遊技盤の特性が失われてしまう。
特開平7−024110号には、装飾用シートと基材との間に導電性シートを挟んで遊技盤を構成し、該遊技盤の側縁部にはアルミなどの金属で形成された遊技盤の保護及び装飾を兼ねたサイドプレートを設けた遊技盤が開示されている。
この発明の構成は、静電気の除去等を目的とするものであり、目的は異なるが、本発明の構成と類似し、結果的に多少、遊技盤の補強にもなる。しかし、遊技盤の補強として完全でないほか、遊技盤の大きさが大きくなってしまう。従来、遊技機の交換は枠替えという遊技機全体を交換する方法と面替えという遊技盤と遊技盤に取り付けられた部品のみを交換する方法がある。現在では、遊技者が遊技機に飽きてしまう期間が短く、遊技機の交換は数ヶ月ごとに行われている。数ヶ月ごとに遊技機を交換すると莫大な費用が発生するので遊技店では少しでも安く交換できるように面替えの方法をとっている。遊技盤の大きさが変わってしまったら、面替えが出来なくなってしまうので遊技機全体を交換しなければならず、莫大な費用が発生する。
特開平11−156006 特開2002−301211 特開平7−024110
本発明は、上記点に鑑みて提案されたものであって、遊技盤上に開口部を設けることによって強度の低下した遊技盤を補強しつつ、遊技盤上の遊技球の挙動変化の面白みと遊技盤交換の容易性を維持できる弾球遊技機を提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、請求項1に記載の弾球遊技機は、合板の表面に装飾シートが貼られ、遊技レール及び装飾部品によって、該装飾シートの上に遊技球が流下するための略円形状に囲まれた遊技領域が構成され、該遊技領域に、釘、入賞口、表示装置が取り付けられた遊技盤と、該遊技盤を弾球遊技機に取り付けるための遊技枠と、を備えた弾球遊技機において、前記遊技盤を形成する合板の対称となる両側面に、遊技領域の奥まで達しない深さで凹部を設け、該凹部に金属又は樹脂からなる補強部材取り付けられる構成であり、前記補強部材に、該遊技枠側に前記遊技盤を取り付けるための同形状の取り付け部が、奇数または偶数で複数形成され、該補強部材の取り付け部以外は前記凹部に収まり、取り付け部のみが凹部からはみだし、該補強部材は遊技盤の両側面のどちらにでも取り付けられるうえ、補強部材を上下反転しても取り付けられるようにしたことを特徴とする。遊技領域の奥まで達しない深さで凹部を設けるとは、正面から凹部を透かして見たときに、図3(b)で示すように、凹部10の範囲と、遊技領域9となる範囲9aとが重ならないことを意味する。装飾フィルムは、一般的には合成フィルムを使用する。
また、補強部材を、遊技盤の両側面のどちらにでも、また、上下反転しても取り付けられるとは、どのように取り付けても、遊技盤と遊技盤が取り付けられるための遊技枠の内枠との位置関係が変わらないということである。また、取り付け部は、奇数個でも偶数個でもよい。
請求項2に記載の弾球遊技機は、合板の表面に装飾シートが貼られ、遊技レール及び装飾部品によって、該装飾シートの上に遊技球が流下するための略円形状に囲まれた遊技領域が構成され、該遊技領域に、釘、入賞口、表示装置が取り付けられた遊技盤と、該遊技盤を弾球遊技機に取り付けるための遊技枠と、を備えた弾球遊技機において、前記遊技盤を形成する合板の対称となる両側面に、遊技領域の奥まで達しない深さを有し、該遊技盤の側面の上端から下端にかけて延びる溝状の凹部を設け、前記遊技枠に補強部材として金属又は樹脂からなり、細長い直方体形状に形成された凸部を設け、前記遊技盤が前記遊技枠に取り付けられる際に、前記凸部が前記凹部に嵌合するようにしたことを特徴とする。
この場合、補強部材は、当然、遊技盤の凹部には収まる必要はない。また、請求項1に記載するような取り付け部もなく、補強部材全体が取り付け部となっている。
なお、弾球遊技機は、前記遊技盤を形成する合板の凹部を、両側面に凹部を形成するための切り欠きのある板材を中心付近に配置し、両側面に凹部を形成するための切り欠きのない板材を外側に配置して張り合わせることによって形成されることを特徴としても良い。つまり、凹部は、合板になってから削るなどして形成するのではない。
また、弾球遊技機は、前記補強部材が、前記遊技盤を形成する合板の凹部に収まる大きさで、前記凹部からはみ出さない構成であることを特徴としても良い。
請求項1に記載の発明によれば、遊技球の挙動変化の面白みという、合板製の遊技盤を有する弾球遊技機の特性を維持しつつ、大きな表示装置を設けても、遊技盤が破損したり大きく反ったりしないように、遊技盤の強度を上げることが出来る。また、遊技盤の両側面部の凹部が遊技領域の奥まで達しない深さであるため、補強部材を取り付けたあとに、遊技盤に釘を打ったり、表示装置を取り付けたりすることが出来るようになる。(補強部材のない状態で遊技盤に釘を打ったり、表示装置を取り付けたりすると、遊技盤に大きな負荷がかかり、破損する可能性が高い。)
また、複数種類の在庫を持たないでもすむほか取り付けの際に間違って取り付けることもなくなる。また、合板自体に取り付け部を形成すると(例えば合板に取り付け穴などを設ける)、遊技盤を枠部品から何度も取り外した場合、取り付け部(遊技盤)が破損してしまうが、金属又は合成樹脂で形成された補強部材に取り付け部を形成することで遊技盤を枠部品から何度も取り外しても破損し難くなる。(なお、遊技盤から補強部材を頻繁に取り外すことはない。)
請求項2に記載の発明によれば、遊技盤を遊技枠側に容易に取り付けることができるほか、頑丈に取り付けることができる。また、遊技盤の強度も一層上がり、取り付け誤差もなくなる。
以下、本発明の各実施形態を、図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態の弾球遊技機1を示しており、弾球遊技機1には、遊技盤2、遊技枠の外枠3、遊技枠の内枠4、前枠を開閉させるためのヒンジ5、遊技盤取り付け金具6等が備えられている。図1では、本実施形態に関係のない構成要素については図示が省略されている。また、その他の構成要素については、従来の弾球遊技機と同様であるので、説明を省略する。
図2は、遊技盤2の部分を拡大した図である。遊技盤2は合板製で、表面には合成フィルムの装飾シートが張られている。装飾シートの上には、遊技レール7及び請求項1に記載する「装飾部品」に該当するコーナー飾り8等で囲まれた、遊技球が流下するための略円形状の遊技領域9が構成されている。該遊技領域には、釘、入賞口、表示装置等が取り付けられているが、従来の弾球遊技機と同様であるので、これらについての説明は省略する。また、遊技盤の右上部と、右下部には、遊技盤取り付け具6が取り付けられている。
図3(b)は、遊技レール、コーナー飾り、釘、入賞口、表示装置等の取り付けられていない状態の遊技盤2の正面図である。二点鎖線の略円形で囲まれているのは、弾球遊技機として組み立てられたときに遊技領域9となる範囲9aである。遊技盤2の対称となる両側面の中央部には、上下方向に細長い直方体状の凹部10が設けられている。凹部10の深さは、遊技領域9となる範囲9aの奥までは達しないように設定される。つまり、図3(b)のように正面から透かしてみた場合に、遊技領域9となる範囲9aと凹部10の範囲とが重ならないように、凹部10の深さが設定されている。図3(a)は、図3(b)の左側側面図であり、遊技盤2には、側面視で中央部に、上下方向に細長い凹部10が形成されている。図3(c)は、図3(b)の右側側面図であり、やはり、側面視で中央部に、上下方向に細長い凹部10が形成されている。図3(c)の円で囲まれた部分A、B、Cをそれぞれ拡大した詳細図である図4(a)、(b)、図3(d)に示すように、遊技盤2は、ブナ5枚、ラワン5枚の計10枚の板材(2a、2b、2c、2d、2e、2f、2g、2h、2i、2j)を張り合わせた合板からなっている。(ブナ、ラワン、ブナ、ラワンのように交互に張り合わされている。)なお、各板材の厚さは約2mmであり、合板の厚さW1は、約2mm×10枚で約20mm、遊技盤2の厚さは、合板の厚さW1に合成フィルム11の厚さ(約1mm)を加えた厚さになっている(図3(d)参照)。
また、図5および図6に記載されているように板材(2a〜2j)の中には、凹部を形成するための上下方向に細長い長方形の切り欠き10aが両側面の中央部にあるもの(図6参照)と切り欠きが無いもの(図5参照)があり、切り欠き10aがある板材2d〜2gを中央部分に、切り欠きがない板材2a〜2c、2h〜2jを外側に配置するように張り合わすことで、凹部10を形成している。
凹部10の幅W2は、切り欠きがある4枚の板材2d〜2gの幅の合計、つまり、約2mm×4枚で約8mmである(図4(a)、(b)参照。)なお、合成フィルム(装飾フィルム)11には、遊技機のイメージに合ったデザインやキャラクターなどの絵が描かれている。
図8は補強部材12を表した図であり、左側の図は正面図、右側の図は側面図になっている。補強部材12の形状は、上下に細長い直方体であり、補強部材12を遊技盤2に固定するためのネジ穴12aが数箇所に設けられている。補強部材12の寸法は、図7(b)に記載されるように、補強部材12を遊技盤2に取り付けたときに、遊技盤2から飛び出さない(凹部10からはみださない)ような寸法に設定されている。補強部材12は、図7(a)に示すように、補強部材12を遊技盤2の側方から凹部10に差し込むようにして嵌め込んだ後、ネジ12bによって遊技盤2に固定される。図7(b)は、図7(a)中の円で囲んだ部分Dの、補強部材12取り付け後の詳細図である。
なお、この実施例では、遊技盤2に補強部材12を固定する方法は、図8の下図に記載されているように、ネジ12bによって固定するようになっているが、そのネジも遊技盤2から飛び出さないように、穴12aはネジ頭が入るような形状にされている。
補強部材12を遊技盤2に固定する方法はネジ止めに限るわけではなく、どのような方法でもよい。
図9(a)は、遊技盤2を遊技枠の内枠4に取り付けるための遊技盤取り付け具6を表した図であり、左側の図は背面図、真中の図は側面図、右側の図は正面図になっている。また、図9(a)には図示されていないが、上から見ると、遊技盤2を挟むことができるようなコの字状になっている。図9(a)に示すように、遊技盤取り付け具6の背面側には、内枠4のボス部4aと嵌合するための円形の穴6aが形成されており、正面側には、蝶ナット風のもの4cを通すための、上下に細長い形状の穴6bが形成されている。遊技盤2を内枠4に取り付けるためには、まず、図9(b)に示すように、遊技盤取り付け具6で遊技盤2を挟むようにして遊技盤取り付け具6を遊技盤2に取り付ける(遊技盤取り付け具6は、遊技盤2の右上部と右下部の2箇所に取り付けられるが、図9(b)は、右上部に取り付けた方の図である)。その後、図9(c)に示すように、遊技盤取り付け具6の背面の穴6aを内枠のボス部4a(円柱状)に差し込み、ボス部4aの先端に設けられたネジ4bの頭に取り付けられた蝶ナット風のもの4cを、穴6bを通した後に90度回転させることによって締めて、遊技盤2を内枠4に固定する。挿入および固定を容易にするため、遊技盤取り付け具6に設けられている穴6aも内枠4のボス部4aも、内枠4側の方がやや広がったテーパー状になっている。
図1は、遊技盤2を内枠4に固定した際の弾球遊技機1の全体図であり、図1に記載されているように、上記ボス部4aが内枠4の右上部と右下部に2箇所あり、この2箇所のボス部4aと、遊技盤2の右上部と右下部に取り付けられた遊技盤取り付け具6を前述の方法で固定することによって、遊技盤2を内枠4に固定する。
本発明の第1実施形態によれば、遊技盤の表面(合成フィルムの下地)を合成樹脂や金属で構成することによって遊技盤2を補強するのではなく、遊技盤2の両側面部に設けた凹部10に取り付けた補強部材12によって補強するので、遊技球の挙動変化の面白さという合板製の遊技盤を有する弾球遊技機の特性を維持しつつ、大きな表示装置を設けても遊技盤2の強度を上げることが出来る。また、遊技盤2の両側面部の凹部10が遊技領域9の奥まで達しない深さであるため、補強部材12を取り付けたあとに、遊技盤2に釘を打ったり、表示装置を取り付けたりすることが出来るようになる。(補強部材12のない状態で遊技盤2に釘を打ったり、表示装置を取り付けたりすると、遊技盤2に大きな負荷がかかり、破損する可能性が高い。)
また、切り欠き10aのある板材2d〜2gを中央に、切り欠きの無い板材2a〜2c,2h〜2jを外側に配置して張り合わすことによって凹部10を形成するので、合板になってから削る必要がなく、遊技盤2の凹部10を容易に形成することができる。
また、補強部材12の寸法を、遊技盤2の凹部10に取り付けたときに、凹部10に収まり、凹部10からはみださない寸法に設定することにより、補強部材12を取り付けても遊技盤2の大きさが変わらないため、今まで使用していた内枠4等の枠側の部品をそのまま使用し続けることが出来る。(枠側の部品を新たに変更しなくてもすむ。)
さらに、遊技盤2自体に取り付け部を形成すると(例えば遊技盤に取り付け穴などを設けると)、遊技盤2を内枠4等の枠部品から何度も取り外した場合、取り付け部(遊技盤)が破損してしまうが、金属又は合成樹脂で形成された遊技盤取り付け具6を介して遊技盤2を内枠4のボス部4aに取り付けることにより、遊技盤2を内枠4から何度も取り外ししても破損し難くなる。(なお、遊技盤2から遊技盤取り付け具6を頻繁に取り外すことはない。)
(第2実施形態)
図10(a)は、第2実施形態の補強部材112を示しており、左側の図は正面図、右側の図は側面図になっている。なお、第2実施形態の構成部品に関しては、第1実施形態に係る図中の符号を100番台に置き換えるものとし、第1実施形態と同様の構成部品についてはその説明を援用する。第2実施形態の補強部材112も、図8に記載した第1実施形態の補強部材12同様、本体部分の形状は上下方向に細長い直方体で、遊技盤102に固定するためのネジ穴が設けられているが、第1実施形態の補強部材12とは異なり、遊技盤102を遊技枠の内枠104に取り付けるための取り付け部106(図10(a)の場合は2個)が一体に形成されている。なお、取り付け部106は最低2箇所以上設ける方がよい。また、取り付け部106は奇数個設けても偶数個設けてもよいが、いずれの場合でも、取り付け部106の配置は、補強部材112を上下逆にしても取り付くように決定されている。(例え、補強部材112を上下逆に取り付けても内枠104と遊技盤102の位置関係が変わらないようになっている。)また、補強部材112を、遊技盤102の右側面に取り付けても左側面に取り付けても同様に問題ない構成になっている。(同様に内枠と遊技盤の位置関係は変わらない。)図10(b)および図10(c)は、図10(a)の変形例であり、それぞれ、3個および4個の取り付け部106が、補強部材112に一体に形成されている。
図11(a)は図10に記載した補強部材112を遊技盤102に取り付けた図であり、上の図は正面図、下の図は底面図になっている。第2実施例の補強部材112も、第1実施例同様、補強部材112を側方から凹部110(図示略)に挿入するようにして遊技盤102に取り付け、ネジ等で固定する。図に記載されているように、補強部材112のほとんど(本体部)は遊技盤に収まり、取り付け部106のみが遊技盤102からはみ出すようになっている。
図11(b)は、補強部材112を取り付けた遊技盤102を内枠104に取り付ける方法を示した図である。取り付け具106の穴106bに、内枠104のボス部104aの先端に設けられたネジ104bの頭に取り付けられた蝶ナット風のもの104cを通した後に104cを90度回転させて締め、遊技盤102を内枠104に固定する。
本発明の第2実施形態によれば、補強部材112と取り付け部106が一体に形成されているので、複数種類の在庫を持たないでもすむ。また、補強部材112を遊技盤102に取り付ける際に、上下逆に取り付けても、左右逆に取り付けても、内枠104と遊技盤102の位置関係が変わらないように、取り付け部106を配置しているので、取り付けの際に間違って取り付けることもなくなる。また、金属又は合成樹脂で形成された補強部材112に取り付け部106を形成することにより、遊技盤102自体に取り付け部を形成しなくてもすむので、遊技盤102を内枠104から何度も取り外しても破損し難くなる。(なお、遊技盤102から補強部材112を頻繁に取り外すことはない。)
(第3実施形態)
第3実施形態では、第1実施形態の補強部材12及び第2実施形態の補強部材112に対応する補強部材212が、遊技枠の内枠と一体に形成された構成となっている。なお、第3実施形態の構成部品に関しては、第1実施形態に係る図中の符号を200番台に置き換えるものとし、第1実施形態と同様の構成部品についてはその説明を援用する。
第3実施形態は、遊技盤の凹部に嵌合する凸部を、内枠と一体に形成した構成としている。図12は第3実施形態の遊技盤202を示しており、真中の図は正面図、左側の図は左側面図、右側の図は右側側面図、上側の図は平面図になっている。図12に記載されているように、遊技盤202には、幅W202の凹部210が、遊技盤の両側面全域に設けられている。
図13に記載されているように、第3実施形態の内枠204は、上面部分が開いたコの字状に形成されており(ただし、これに限るわけではなく、内枠の上面部分が開く構成や取り外しができる構成であれば、どのような形状でもよい)、内枠204の両側面部分には、内向きに伸び出す細長い直方体状で凸部状の補強部材212が設けられている。補強部材212は、幅W2の凹部210に挿入可能な寸法に設定する。なお、図13の上側の図は、内枠204の平面図、下側の図は、内枠204の正面図である。
図14は遊技盤202を内枠204に取り付けた図である。遊技盤202は、内枠204の上面から凹凸を合わせて差し込むようにして取り付けられる。図14からわかるように、当然、補強部材212は遊技盤202に収まる必要はなく、また、補強部材212全体で遊技盤202と内枠204を取り付けた構成となっている。
本発明の第3実施形態によれば、遊技盤202を差し込むだけでよいので、遊技盤202を遊技枠の内枠204に容易に取り付けることができる。さらに、遊技盤202の両側面の全領域に補強部材212が挿入されることになるので、頑丈に取り付けることができ、また、遊技盤202の強度も一層上がり、取り付け誤差もなくなる。
本発明を採用した第1実施形態のパチンコ機1を示す正面図である。 第1実施形態のパチンコ機1の遊技盤2を示す正面図である。 (b)は、遊技レール、コーナー飾り、釘、入所口、表示装置等の取り付けられていない状態の遊技盤2の正面図、(a)は(b)の左側側面図、(c)は(b)の右側側面図であり、(d)は、(c)中の円で囲まれた部分Cを拡大した詳細図である。 (a)は、図3(c)中の円で囲まれた部分Aの拡大詳細図、(b)は、図3(c)中の円で囲まれた部分Bの拡大詳細図である。 遊技盤2を形成するための板材のうち、切り欠きがない板材の正面図。 遊技盤2を形成するための板材のうち、切り欠きがある板材の正面図。 (a)は、遊技盤2に補強部材12を取り付ける方法を示す図であり、(b)は、補強部材12を取り付けた後の(a)中の円で囲まれた部分Dの拡大詳細図である。 補強部材12の正面図と側面図及び円で囲まれた部分の拡大図である。 (a)は、遊技盤取り付け具6の背面図、側面図および正面図であり、(b)は、遊技盤取り付け具6を遊技盤2に取り付ける方法を示した図であり、(c)は、遊技盤取り付け具6を内枠4に固定する方法を示す図である。 (a)は、第2実施形態の補強部材112の正面図および側面図、(b)および(c)は、(a)の変形例を示す図である。 (a)は、補強部材112を取り付けた遊技盤102の正面図および底面図、(b)は、補強部材112を取り付けた遊技盤102を内枠104に取り付ける方法を示す図である。 第3実施形態の遊技盤202の正面図、左側側面図、右側側面図および平面図である。 第3実施形態の内枠204の平面図および正面図である。 遊技盤202を内枠204に取り付けた、平面図および正面図である。
符号の説明
1…パチンコ機 2、102、202…遊技盤 3…外枠
4、104、204…内枠 4a、104a…内枠のボス部
5…前枠を開閉させるためのヒンジ 6…遊技盤取り付け具、 106…取り付け部
7…遊技レール 8…コーナー飾り 9…遊技領域 10、110、210…凹部
11…合成フィルム W1…合板の幅 W2、W202…凹部の幅
2a〜2j…板材 12、112、212…補強部材

Claims (2)

  1. 合板の表面に装飾シートが貼られ、遊技レール及び装飾部品によって、該装飾シートの上に遊技球が流下するための略円形状に囲まれた遊技領域が構成され、該遊技領域に、釘、入賞口、表示装置が取り付けられた遊技盤と、
    該遊技盤を弾球遊技機に取り付けるための遊技枠と、を備えた弾球遊技機において、
    前記遊技盤を形成する合板の対称となる両側面に、遊技領域の奥まで達しない深さで凹部を設け、該凹部に金属又は樹脂からなる補強部材取り付けられる構成であり、
    前記補強部材に、前記遊技枠側に前記遊技盤を取り付けるための同形状の取り付け部が、奇数または偶数で複数形成され、
    該補強部材の取り付け部以外は前記凹部に収まり、取り付け部のみが凹部からはみだし、
    該補強部材は遊技盤の両側面のどちらにでも取り付けられるうえ、補強部材を上下反転しても取り付けられるようにしたことを特徴とする弾球遊技機。
  2. 合板の表面に装飾シートが貼られ、遊技レール及び装飾部品によって、該装飾シートの上に遊技球が流下するための略円形状に囲まれた遊技領域が構成され、該遊技領域に、釘、入賞口、表示装置が取り付けられた遊技盤と、
    該遊技盤を弾球遊技機に取り付けるための遊技枠と、を備えた弾球遊技機において、
    前記遊技盤を形成する合板の対称となる両側面に、遊技領域の奥まで達しない深さを有し、該遊技盤の側面の上端から下端にかけて延びる溝状の凹部を設け、
    前記遊技枠に補強部材として金属又は樹脂からなり、細長い直方体形状に形成された凸部を設け、
    前記遊技盤が前記遊技枠に取り付けられる際に、前記凸部が前記凹部に嵌合するようにしたことを特徴とする弾球遊技機。
JP2008115491A 2008-04-25 2008-04-25 弾球遊技機 Expired - Fee Related JP4956728B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008115491A JP4956728B2 (ja) 2008-04-25 2008-04-25 弾球遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008115491A JP4956728B2 (ja) 2008-04-25 2008-04-25 弾球遊技機

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005006875U Continuation JP3116635U (ja) 2005-08-23 2005-08-23 弾球遊技機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008229363A JP2008229363A (ja) 2008-10-02
JP4956728B2 true JP4956728B2 (ja) 2012-06-20

Family

ID=39902811

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008115491A Expired - Fee Related JP4956728B2 (ja) 2008-04-25 2008-04-25 弾球遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4956728B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5373034B2 (ja) * 2011-11-02 2013-12-18 京楽産業.株式会社 遊技機
JP7106229B2 (ja) * 2019-11-28 2022-07-26 株式会社大一商会 遊技機

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5236471B2 (ja) * 1975-02-12 1977-09-16
JPH0336379Y2 (ja) * 1985-12-11 1991-08-01
JP2003024542A (ja) * 2001-07-12 2003-01-28 Moriso:Kk 遊技機用の遊技盤
JP2005168988A (ja) * 2003-12-15 2005-06-30 Heiwa Corp 遊技盤

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008229363A (ja) 2008-10-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6328463B2 (ja) 鍵盤装置
JP4956728B2 (ja) 弾球遊技機
JP2008161638A (ja) 遊技機
JP4247914B2 (ja) 遊技機
JP3116635U (ja) 弾球遊技機
JP4874935B2 (ja) 遊技機
JP5258393B2 (ja) 冷蔵庫用カバーパネルユニット
JP6600600B2 (ja) 遊技機
JP3221707U (ja) 板状体連結構造及び箱型容器
KR200489022Y1 (ko) 슐런보드
JP2010268897A (ja) パチンコ遊技機
JP2010268896A (ja) パチンコ遊技機
JP2005278698A (ja) 家具の壁固定構造
JP2002017470A (ja) 棚板の取付構造
JP2002153610A (ja) 弾球遊技機用遊技板
JP2018112763A (ja) 鍵盤装置
JP4898150B2 (ja) 遊技機
JP4548513B2 (ja) 弾球遊技機用遊技板
JP5110647B2 (ja) パチンコ機
JP2008061950A (ja) 弾球遊技機用遊技板
JP2008295802A (ja) 遊技機
KR200404283Y1 (ko) 도어용 통풍구
JP2019047967A (ja) 組立式遊技機筐体
JP6913894B2 (ja) 遊技機
JP2007252466A (ja) 弾球遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080729

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101026

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101209

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110607

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110726

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120214

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120220

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150330

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4956728

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150330

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees