JP4956681B2 - パッド型ジャーナル軸受装置 - Google Patents
パッド型ジャーナル軸受装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4956681B2 JP4956681B2 JP2011076101A JP2011076101A JP4956681B2 JP 4956681 B2 JP4956681 B2 JP 4956681B2 JP 2011076101 A JP2011076101 A JP 2011076101A JP 2011076101 A JP2011076101 A JP 2011076101A JP 4956681 B2 JP4956681 B2 JP 4956681B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil supply
- hole
- pad
- load side
- oil
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Sliding-Contact Bearings (AREA)
Description
第1実施形態
図1は、本発明の第1実施形態によるパッド型ジャーナル軸受装置の断面図である。本発明が適用されるパッド型ジャーナル軸受は、パッド1で回転軸15を支える構造は、基本的に図28、図29に示した従来のパッド型ジャーナル軸受と同様であり、同一の構成要素には同一の参照符号を付して説明する。
給油元孔14は、このように定義される区間の中間近傍の位置に開口するようになっている。
次に、図2は、本発明の第2実施形態によるパッド型ジャーナル軸受装置を示す。この第2実施形態は、図1の第1実施形態と同様の位置に給油元孔14を設けた上で、さらに、以下のように導油溝12の断面積に変化を付け、これにより、負荷側パッド(1,2)に十分な量の潤滑油が行き渡るように改良したものである。
図3は、第3実施形態によるパッド型ジャーナル軸受装置である。この第3実施形態は、給油元孔14を図1の第1実施形態と同様の位置に設けた上で、さらに、導油溝12に表面粗さを粗くした区間を設けている。
次に、図4は、第4実施形態によるパッド型ジャーナル軸受装置を示す。これまでの第1乃至第3実施形態では、2枚の負荷側パッド(1,2)を設けていたが、この第4実施形態では、上流側から順に3枚の負荷側パッド(1、5、2)が設けられている。そして、追加された負荷側パッド5に給油するため、給油孔10が負荷側パッド(1,5)の間に開口するように設けられている。ただし、給油元孔14の位置は第1乃至第3実施形態と同様である。
A1, Q1:給油元孔に最も近い給油孔(図4の10)の断面積と給油量
この解析例では、断面積比(A2/A1)を1.20に設定すれば、給油量比(Q2/Q1)が1.0となり、負荷側各パッドに対する給油量を均一にできることが分かる。ただし、軸受の寸法や運転条件が変われば、給油量比(Q2/Q1)を1.0にするような断面積比(A2/A1)も変動する。この変動を考慮すると、本実施形態において給油量比(Q2/Q1)を1.0にするような断面積比(A2/A1)の範囲Sは、
1.0≦ A2/A1 ≦1.5
となる。
図6は、第5実施形態によるパッド型ジャーナル軸受装置である。
この第5実施形態は、図4の第4実施形態と同じく、負荷側パッド(1,5,2)を3枚にした実施形態である。給油元孔14の位置も同様である。
次に、図7は、第6実施形態によるパッド型ジャーナル軸受装置を示す。
図8は、第7実施形態によるパッド型ジャーナル軸受装置である。
この第7実施形態は、これまで説明した第1乃至第6実施形態とは給油元孔14の位置が異なるパッド型ジャーナル軸受である。
次に、図10は、第8実施形態のパッド型ジャーナル軸受装置である。この第8実施形態は、図8の第7実施形態と同じ位置に給油元孔14を設けた実施形態である。
図12は、第9実施形態によるパッド型ジャーナル軸受装置を示す。
この第9実施形態は、給油元孔14の位置は図8の第7実施形態、図10の第8実施形態と同様であるが、給油元孔14の出口における同孔の接線18が、給油元孔14の出口と軸受中心とを結ぶ直線19に対して、給油元孔14に最も近い負荷側パッド2の給油孔7の側に傾くように、給油元孔14が傾斜するように設けられている。
次に、図14は、第10実施形態のパッド型ジャーナル軸受装置である。
第10実施形態は、給油元孔14の位置は、図8の第7実施形態、図10の第8実施形態、図12の第9実施形態と同様であるが、給油元孔14から、反負荷側パッド(3,4)に対する給油孔(8,9)を経て、給油元孔14に最も遠い負荷側パッド1に対する給油孔6に到る区間の導油溝12の断面積を、上記以外の区間における導油溝12の断面積よりも小さくしている。
図16は、第11実施形態によるパッド型ジャーナル軸受装置である。
第11実施形態は、給油元孔14の位置は図8の第7実施形態、図10の第8実施形態、図12の第9実施形態、図14の第10実施形態と同様であるが、給油元孔14から、反負荷側パッド(3,4)の給油孔(8,9)を経て、給油元孔14に最も遠い負荷側パッド1の給油孔6に到る区間(図中、散点模様で示す)の導油溝12の表面粗さを、上記以外の区間における導油溝12の表面粗さよりも粗くしている。この結果、導油溝12の表面粗さを粗くした部分では、導油溝12の流体抵抗が大きくなるので、反負荷側パッド(3,4)への給油量が制限され、負荷側パッド(1,2)への給油量を確保できる。
次に、図18は、第12実施形態によるパッド型ジャーナル軸受装置を示す。
この図18は、2枚の負荷側パッド(1、2)をもつパッド型ジャーナル軸受に適用した例である。給油元孔14の位置は図8の第7実施形態、図10の第8実施形態、図12の第9実施形態、図14の第10実施形態、図16の第11実施形態と同様である。
A3, Q3:給油元孔に最も近い給油孔(図18の給油孔7)の断面積と給油量
この解析例では、断面積比(A4/A3)を1.14に設定すれば、給油量比(Q4/Q3)が1.0となり、負荷側各パッドに対する給油量を均一にできることが分かる。ただし、軸受の寸法や運転条件が変われば、給油量比(Q4/Q3)を1.0にするような断面積比(A4/A3)も変動する。この変動を考慮すると、本実施形態において給油量比(Q4/Q3)を1.0にするような断面積比(A4/A3)の範囲Sは、
1.0≦ A4/A3 ≦1.5
となる。
A6, Q6:給油元孔に2番目に近い給油孔(図20の給油孔10)の断面積と給油量
A5, Q5:給油元孔に最も近い給油孔(図20の給油孔7)の断面積と給油量
この解析例では、断面積比をA6/A5=1.22、かつA7/A6=1.12と設定すれば、給油量比が
Q6/Q5=1.0、かつQ7/Q6=1.0となり、負荷側各パッドに対する給油量を均一にできることが分かる。ただし、軸受の寸法や運転条件が変われば、給油量比を1.0にするような断面積比も変動する。この変動を考慮すると、本実施形態において給油量比(Q6/Q5、およびQ7/Q6)を1.0にするような断面積比(A6/A5、およびA7/A6)の範囲は、
1.0≦ A6/A5 ≦1.5
1.0≦ A7/A6 ≦1.5
となる。
次に、図24は、第13実施形態によるパッド型ジャーナル軸受装置を示す。
図26は、第14実施形態によるパッド型ジャーナル軸受装置を示す。
Claims (6)
- 軸受ハウジングの内周面の周方向に回転軸を支持する揺動可能なパッドを複数配置し、前記軸受ハウジングの外周面に導油溝を設け、各パッド間あるいは各パッドの上流端において、導油溝から軸受ハウジングの内周面に到る給油孔がそれぞれ形成されたパッド型ジャーナル軸受装置において、
前記負荷側各パッドへの給油孔について、前記給油元孔に近いものほど断面積を小さくし、前記給油元孔から遠いものほど断面積を大きくしたことを特徴とするパッド型ジャーナル軸受装置。 - 前記導油溝のうち、負荷側の最も上流のパッドに対する給油孔と、負荷側の最も下流のパッドに対する給油孔の間の区間で、反負荷側パッドに対する給油孔を含まない区間の中間近傍に、前記給油元孔を設け、前記負荷側パッドが3枚の場合、負荷側各パッドに対する給油孔のうち、給油元孔に最も近い給油孔を除く2個の給油孔の断面積を、給油元孔に最も近い給油孔の断面積よりも大きくしたことを特徴とする請求項1に記載のパッド型ジャーナル軸受装置。
- 前記給油元孔に最も近い給油孔を除く2個の給油孔の断面積を給油元孔に最も近い給油孔の断面積の1.0倍から1.5倍の範囲にしたことを特徴とする請求項2に記載のパッド型ジャーナル軸受装置。
- 前記導油溝の一部で、負荷側の最も下流のパッドに対する給油孔から、反負荷側の最も上流のパッドに対する給油孔に到る部分、または負荷側の最も上流のパッドに対する給油孔から、反負荷側の最も下流のパッドに対する給油孔に到る部分に給油元孔を設けたことを特徴とする請求項1に記載のパッド型ジャーナル軸受装置。
- 前記負荷側パッドが2枚の場合、負荷側パッドに対する2個の給油孔のうち、給油元孔から最も遠い給油孔の断面積を、前記給油元孔に最も近い給油孔の断面積の1.0倍から1.5倍の間にしたことを特徴とする請求項4に記載のパッド型ジャーナル軸受装置。
- 前記負荷側パッドが3枚の場合、負荷側パッドに対する3個の給油孔のうち、前記給油元孔に2番目に近い給油孔の断面積を、給油元孔に最も近い給油孔の断面積の1.0倍から1.5倍の間にし、かつ、前記給油元孔から最も遠い給油孔の断面積を、前記給油元孔に2番目に近い給油孔の断面積の1.0倍から1.5倍の間にしたことを特徴とする請求項4に記載のパッド型ジャーナル軸受装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011076101A JP4956681B2 (ja) | 2011-03-30 | 2011-03-30 | パッド型ジャーナル軸受装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011076101A JP4956681B2 (ja) | 2011-03-30 | 2011-03-30 | パッド型ジャーナル軸受装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006344796A Division JP2008157316A (ja) | 2006-12-21 | 2006-12-21 | パッド型ジャーナル軸受装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011127772A JP2011127772A (ja) | 2011-06-30 |
JP4956681B2 true JP4956681B2 (ja) | 2012-06-20 |
Family
ID=44290544
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011076101A Expired - Fee Related JP4956681B2 (ja) | 2011-03-30 | 2011-03-30 | パッド型ジャーナル軸受装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4956681B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20180023733A (ko) * | 2016-08-26 | 2018-03-07 | 한화파워시스템 주식회사 | 틸팅패드 베어링 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5463211B2 (ja) * | 2010-06-09 | 2014-04-09 | 株式会社日立製作所 | ティルティングパッド式ジャーナル軸受装置、およびそれを用いた蒸気タービン |
KR101676987B1 (ko) * | 2013-01-31 | 2016-11-16 | 미츠비시 히타치 파워 시스템즈 가부시키가이샤 | 틸팅 패드 베어링 장치 |
JP2020016308A (ja) * | 2018-07-27 | 2020-01-30 | 株式会社日立製作所 | ティルティングパッド型ジャーナル軸受及びそれを用いた回転機械 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2552180B2 (ja) * | 1988-09-30 | 1996-11-06 | アンリツ株式会社 | 切替器の制御装置 |
JPH1026129A (ja) * | 1996-07-08 | 1998-01-27 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 軸 受 |
-
2011
- 2011-03-30 JP JP2011076101A patent/JP4956681B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20180023733A (ko) * | 2016-08-26 | 2018-03-07 | 한화파워시스템 주식회사 | 틸팅패드 베어링 |
KR102659631B1 (ko) * | 2016-08-26 | 2024-04-22 | 한화파워시스템 주식회사 | 틸팅패드 베어링 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2011127772A (ja) | 2011-06-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4930290B2 (ja) | ティルティングパッド型ジャーナル軸受 | |
JP4956681B2 (ja) | パッド型ジャーナル軸受装置 | |
US10359072B2 (en) | Journal bearing and rotary machine | |
EP2762735A1 (en) | Direct lubrication-type tilting pad journal bearing | |
JP2009030704A (ja) | ティルティングパッドジャーナル軸受 | |
CN108700111B (zh) | 轴颈轴承以及旋转机械 | |
KR102115856B1 (ko) | 저널 베어링 및 회전 기계 | |
WO2018016268A1 (ja) | フォイル軸受 | |
JP2019035435A (ja) | スラスト軸受装置 | |
WO2016080000A1 (ja) | ティルティングパッド軸受 | |
JP2015209898A (ja) | ジャーナル軸受装置及びこれを備えた回転機械 | |
KR102096732B1 (ko) | 저널 베어링 및 회전 기계 | |
JP2008151239A (ja) | ティルティングパッド型軸受 | |
WO2017150501A1 (ja) | ジャーナル軸受および回転機械 | |
JP2008157316A (ja) | パッド型ジャーナル軸受装置 | |
JP2007309346A (ja) | 回転軸支持構造 | |
JP2018040414A (ja) | フォイル軸受 | |
JP6765581B1 (ja) | ジャーナル軸受及び回転機器 | |
JP2016217364A (ja) | ティルティングパッド型ジャーナル軸受 | |
WO2018123235A1 (ja) | ティルティングパッド型ジャーナル軸受 | |
JP7535865B2 (ja) | 流体動圧軸受装置 | |
JPWO2016088166A1 (ja) | ジャーナル軸受 | |
JP5169954B2 (ja) | ティルティングパッド軸受 | |
JP2017180685A (ja) | フォイル軸受 | |
WO2018029837A1 (ja) | ジャーナル軸受及び回転機械 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20110330 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20120209 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120221 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120316 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 4956681 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150323 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |