JP6765581B1 - ジャーナル軸受及び回転機器 - Google Patents

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Abstract

ジャーナル軸受は、回転軸の外周側に配置されるキャリアリングと、回転軸の外周側であってキャリアリングの内周側に配置されるパッドと、回転軸とパッドとの間に油を供給する給油ノズルと、を備え、パッドは、回転軸と対向する内周面と、回転軸の回転方向において内周面の上流側に位置する上流端面と、を有しており、内周面は、部分円筒面と、部分円筒面の上流側に配置され、油が溜められる開口空間を形成する凹部と、を有しており、開口空間は、上流端面に開口した油導入口と、回転軸に向かって開口した油導出口と、を有しており、パッドには、開口空間内の油が油導入口に逆流するのを抑制する逆流抑制部が設けられている。

Description

本発明は、パッドを備えたジャーナル軸受、及びジャーナル軸受を備えた回転機器に関するものである。
特許文献1には、直接潤滑方式を用いたパッド型ジャーナル軸受が記載されている。このジャーナル軸受は、軸受内輪内に揺動可能に設けられジャーナルを自動調心可能に支持する複数個のパッドと、ジャーナルの回転方向に対して各パッドの前側に設けられ、パッドの軸受面に潤滑油を供給する給油ノズルと、を有している。パッドの前側縁部の少なくとも中央部には、パッドの軸受面に向かって傾斜した面取り部が形成されている。特許文献1には、面取り部が設けられることにより潤滑油の入口部の断面積が広くなるため、パッドに供給されない無効潤滑油が減少することが記載されている。
特開2000−274432号公報
しかしながら、上記のようなジャーナル軸受においても、パッドの内周面に油を効率よく供給できない場合があるという課題があった。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたものであり、パッドの内周面に油を効率よく供給できるジャーナル軸受及び回転機器を提供することを目的とする。
本発明に係るジャーナル軸受は、回転軸の外周側に配置されるキャリアリングと、前記回転軸の外周側であって前記キャリアリングの内周側に配置されるパッドと、前記回転軸と前記パッドとの間に油を供給する給油ノズルと、を備え、前記パッドは、前記回転軸と対向する内周面と、前記回転軸の回転方向において前記内周面の上流側に位置する上流端面と、を有しており、前記内周面は、部分円筒面と、前記部分円筒面の前記上流側に配置され、前記油が溜められる開口空間を形成する凹部と、を有しており、前記開口空間は、前記上流端面に開口した油導入口と、前記回転軸に向かって開口した油導出口と、を有しており、前記パッドには、前記開口空間内の前記油が前記油導入口に逆流するのを抑制する逆流抑制部が設けられている。
本発明に係る回転機器は、本発明に係るジャーナル軸受と、前記回転軸と、を備えている。
本発明によれば、パッドの内周面に油を効率よく供給できるジャーナル軸受及び回転機器を得ることができる。
実施の形態1に係るジャーナル軸受の構成を示す断面図である。 図1のII−II断面を示す断面図である。 実施の形態1に係るジャーナル軸受のパッドの構成を示す斜視図である。 実施の形態1に係るジャーナル軸受のパッドに形成された開口空間の構成を示す斜視図である。 実施の形態1の比較例に係るジャーナル軸受の部分的な構成を示す断面図である。 実施の形態1に係るジャーナル軸受の部分的な構成を示す断面図である。 実施の形態2に係るジャーナル軸受のパッドの構成を示す斜視図である。 実施の形態3に係るジャーナル軸受のパッドの構成を示す斜視図である。 実施の形態3に係るジャーナル軸受のパッドを内周側から見た構成を示す上面図である。 実施の形態4に係るジャーナル軸受のパッドの構成を示す斜視図である。 実施の形態4に係るジャーナル軸受の部分的な構成を示す断面図である。 実施の形態5に係るジャーナル軸受のパッドの構成を示す斜視図である。 実施の形態6に係るジャーナル軸受のパッドの構成を示す斜視図である。 実施の形態7に係るジャーナル軸受のパッドの構成を示す斜視図である。 実施の形態7に係るジャーナル軸受の部分的な構成を示す断面図である。 実施の形態8に係るジャーナル軸受のパッドの構成を示す斜視図である。 実施の形態8に係るジャーナル軸受のパッドを内周側から見た構成を示す上面図である。 実施の形態9に係るジャーナル軸受のパッドの構成を示す斜視図である。 実施の形態9に係るジャーナル軸受のパッドの構成の変形例を示す斜視図である。 実施の形態10に係るジャーナル軸受のパッドの構成を示す斜視図である。 実施の形態11に係るジャーナル軸受のパッドの構成を示す斜視図である。 実施の形態11に係るジャーナル軸受のパッドの構成の変形例を示す斜視図である。 実施の形態12に係るジャーナル軸受のパッドの構成を示す斜視図である。 実施の形態13に係るジャーナル軸受のパッドの構成を示す斜視図である。 実施の形態14に係る回転機器を軸方向に沿って切断した構成を示す断面図である。
実施の形態1.
実施の形態1に係るジャーナル軸受について説明する。本実施の形態に係るジャーナル軸受は、回転軸を回転自在に支持する滑り軸受である。本実施の形態に係るジャーナル軸受は、回転電機等の種々の回転機器に適用することが可能である。図1は、本実施の形態に係るジャーナル軸受100の構成を示す断面図である。図1では、ジャーナル軸受100及び回転軸200を回転軸200の軸心200aと垂直な平面で切断した断面を示している。図2は、図1のII−II断面を示す断面図である。図1及び図2中の上下方向は、例えば、鉛直上下方向を表している。図1及び後述する図3〜図24では、回転軸200の回転方向を太矢印で示している。
図1及び図2に示すように、ジャーナル軸受100は、全体として環状の形状を有している。ジャーナル軸受100には、回転軸200が挿入されている。ジャーナル軸受100は、回転軸200を回転自在に支持するように構成されている。回転軸200の回転方向は、図1において反時計回り方向である。回転軸200の軸心200aは、水平方向に延伸している。以下の説明では、回転軸200の軸心200aに平行な方向のことを軸方向という場合がある。また、軸心200aを中心とした径方向のことを単に径方向という場合がある。軸心200aを中心とした周方向のことを単に周方向という場合がある。
ジャーナル軸受100は、回転軸200の外周側に配置されるキャリアリング10と、回転軸200の外周側であってキャリアリング10の内周側に配置され、回転軸200の荷重を受ける2つのパッド20、21と、を有している。パッド20及びパッド21は、回転軸200の外周面200bのうち下方の半周部分と、キャリアリング10の内周面のうち下方の半周部分と、の間に設けられている。パッド20及びパッド21は、回転軸200の外周面200bに沿って、互いに異なる周方向位置に設けられている。パッド21は、回転軸200の回転方向において、間隔を空けてパッド20の前方に配置されている。
本実施の形態では、パッド20及びパッド21のそれぞれは、回転軸200の外周面200bに対して傾くことができるように構成されている。このようなパッド20及びパッド21を有するジャーナル軸受100は、ティルティングパッドジャーナル軸受と呼ばれる。
回転軸200の外周面200bのうち上方の半周部分とキャリアリング10の内周面のうち上方の半周部分との間には、半円環状の一対のガイドメタル11が設けられている。一対のガイドメタル11は、回転軸200の跳ね上がりを防止する機能を有している。
ジャーナル軸受100は、回転軸200とパッド20及びパッド21のそれぞれとの間に油13を供給する5つの給油ノズル12a、12b、12c、12d、12eを有している。5つの給油ノズル12a、12b、12c、12d、12eは、回転軸200の外周面200bに沿って、互いに異なる周方向位置に設けられている。回転軸200が回転すると、給油ノズル12a、12b、12c、12d、12eのそれぞれから供給された油13は、回転軸200の回転よるせん断力に伴って、回転軸200の回転方向と同じ方向に流れる。つまり、ジャーナル軸受100における油13の流れ方向は、回転軸200の回転方向と同方向となる。
以下の説明では、回転軸200の回転方向において後方のことを、回転軸200の回転方向において上流側、又は単に上流側という場合がある。また、回転軸200の回転方向において前方のことを、回転軸200の回転方向において下流側、又は単に下流側という場合がある。
給油ノズル12aは、パッド20の上流側に配置されている。給油ノズル12bは、給油ノズル12aの下流側であってパッド20の上流側に配置されている。給油ノズル12cは、パッド20の下流側であってパッド21の上流側に配置されている。給油ノズル12dは、給油ノズル12cの下流側であってパッド21の上流側に配置されている。給油ノズル12eは、パッド21の下流側に配置されている。
次に、パッド20及びパッド21の構成について説明する。パッド20及びパッド21は同様の構成を有しているため、ここではパッド21を例に挙げて説明する。図3は、本実施の形態に係るジャーナル軸受100のパッド21の構成を示す斜視図である。図3に示すように、パッド21は、全体として部分円筒状の形状を有している。パッド21は、内周面21a及び外周面21bを有している。パッド21の内周面21aは、回転軸200の外周面200bと対向して配置される。パッド21の外周面21bは、キャリアリング10の内周面と対向して配置される。
また、パッド21は、上流端面21c及び下流端面21dを有している。上流端面21cは、回転軸200の回転方向において、内周面21a及び外周面21bの上流側に形成された端面である。下流端面21dは、回転軸200の回転方向において、内周面21a及び外周面21bの下流側に形成された端面である。さらに、パッド21は、側端面21e及び側端面21fを有している。側端面21e及び側端面21fはいずれも、軸方向に対して垂直に形成された端面である。
パッド21の内周面21aは、部分円筒面21a1と、部分円筒面21a1の上流側に配置された凹部22と、を有している。部分円筒面21a1は、隙間を介して回転軸200の外周面200bに沿って配置されている。凹部22内には、油が溜められる開口空間23が形成されている。
図4は、本実施の形態に係るジャーナル軸受100のパッド21に形成された開口空間23の構成を示す斜視図である。図4に示すように、開口空間23は、上流端面21cに開口した油導入口23aと、回転軸200に向かって開口した油導出口23bと、を有している。図4では、油導入口23aが右上がりのハッチングで示されており、油導出口23bが右下がりのハッチングで示されている。油導入口23aと油導出口23bとは、開口空間23を介して流体が流通できるようにつながっている。
回転軸200の回転に伴って流れる油は、油導入口23aを介して開口空間23に導入され、開口空間23に溜められる。開口空間23内の油は、油導出口23bを介して開口空間23から導出され、パッド21の部分円筒面21a1と回転軸200の外周面200bとの間の隙間に供給される。これにより、パッド21の部分円筒面21a1と回転軸200の外周面200bとの間には、油膜が形成される。回転軸200の自重を含む回転軸200の径方向荷重は、部分円筒面21a1と外周面200bとの間の油膜圧力によって、パッド21とは非接触に支持される。
図3に戻り、凹部22は、開口空間23の外周側を画定する底面として、少なくとも、第1底面22aと、第1底面22aの下流側に配置され第1底面22aに対して傾斜した第2底面22bと、を有している。第1底面22a及び第2底面22bはいずれも、開口空間23よりも外周側に位置している。
第1底面22aは、当該第1底面22aと回転軸200の外周面200bとの間の径方向距離が下流側に向かうに従って増加するように傾斜している。すなわち、第1底面22aは、当該第1底面22aと外周面200bとの間の径方向距離が上流側に向かうに従って減少するように傾斜している。第1底面22aの上流側の端部は、上流端面21cに接続されており、油導入口23aの外周側を画定している。第1底面22aは、例えば平面状に形成されている。第1底面22aは、後述するように、開口空間23内の油が油導入口23aに逆流するのを抑制する逆流抑制部30として機能する。
第2底面22bは、当該第2底面22bと回転軸200の外周面200bとの間の径方向距離が下流側に向かうに従って減少するように傾斜している。すなわち、第2底面22bは、当該第2底面22bと外周面200bとの間の径方向距離が上流側に向かうに従って増加するように傾斜している。第2底面22bの上流側の端部は、第1底面22aの下流側の端部に接続されている。第2底面22bの下流側の端部は、部分円筒面21a1に接続されている。第2底面22bは、例えば平面状に形成されている。
また、凹部22は、第1側面22c及び第2側面22dを有している。第1側面22cは、開口空間23の軸方向一端側を画定している。第1側面22cの上流側の端部は、上流端面21cに接続されており、油導入口23aの軸方向一端側を画定している。第2側面22dは、開口空間23の軸方向他端側を画定している。第2側面22dの上流側の端部は、上流端面21cに接続されており、油導入口23aの軸方向他端側を画定している。第1側面22c及び第2側面22dはいずれも、軸方向に垂直となる平面状に形成されている。
次に、本実施の形態における逆流抑制部30の作用について、比較例と対比しつつ説明する。図5は、本実施の形態の比較例に係るジャーナル軸受の部分的な構成を示す断面図である。図6は、本実施の形態に係るジャーナル軸受100の部分的な構成を示す断面図である。図5及び図6では、ジャーナル軸受及び回転軸を軸方向に垂直な平面で切断した断面を示している。また、図5及び図6では、油の流れの例を矢印で表している。
図5に示す比較例のパッド300の内周面301には、図6に示す本実施の形態のパッド21と同様に、開口空間303を形成する凹部302が形成されている。ただし、比較例の凹部302の底面304は、内周面301に沿って概ね平坦に形成されている。つまり、底面304と回転軸200の外周面200bとの間の径方向距離は、上流側に向かうに従って必ずしも減少していない。
一般に、回転軸200の外周面200bとパッド300の内周面301との間の隙間305に形成される油膜の厚みは、非常に薄い。例えば、隙間305に形成される油膜の厚みは、小型のジャーナル軸受では数μmであり、大型のジャーナル軸受であっても数百μm以下である。一方、比較例のパッド300において開口空間303に油を溜めるためには、径方向における開口空間303の深さを数mm以上にする必要がある。このため、内周面301と底面304とを繋ぐ壁面306の内周面301に対する傾斜角は、大きくなってしまう。
このような構成では、油導入口307から開口空間303に流入した油は、図5中の矢印で示すように壁面306で跳ね返され、油導入口307に向かって逆流してしまう。比較例の構成では、逆流抑制部が設けられていないため、開口空間303内の油が油導入口307に逆流するのを抑制することができない。これにより、油が一旦、油導入口307から開口空間303に流入したとしても、流入した油が油導入口307に逆流し、油導入口307から開口空間303の外部に流出してしまう場合がある。したがって、パッド300が開口空間303に油を流入させやすい構造を有していたとしても、パッド300の内周面301に油を効率よく供給できない場合があった。
これに対し、図6に示す本実施の形態のパッド21の凹部22には、逆流抑制部30として機能する第1底面22aが形成されている。第1底面22aは、当該第1底面22aと回転軸200の外周面200bとの間の径方向距離が上流側に向かうに従って減少するように傾斜している。このため、開口空間23の断面積は、上流側に向かうに従って減少する。すなわち、開口空間23は、上流側に向かうに従って狭くなる形状を有している。したがって、開口空間23内の油が上流側すなわち油導入口23a側に逆流すると、逆流する油の流路が流れ方向に向かうに従って狭くなるため、高い圧力損失が発生し、逆流する油の流量が低下する。これにより、開口空間23内の油が油導入口23aに逆流することが抑制される。
本実施の形態の逆流抑制部30は、逆流する油に発生する圧力損失の作用により油の逆流を抑制するように構成されているが、これには限られない。逆流抑制部30は、壁面での跳ね返りなどの作用により、逆流する油の速度ベクトルの向きを回転軸200の回転方向の向きに近づける方法、層流から乱流への遷移などの作用により、逆流する油の流速を低下させる方法、などを用いて、逆流を抑制するように構成されていてもよい。
本実施の形態では、開口空間23内の油が油導入口23aに逆流することが抑制されるため、開口空間23内の油を油導出口23bからパッド21の部分円筒面21a1に効率よく供給することができる。これにより、パッド21の部分円筒面21a1と回転軸200の外周面200bとの間には、十分な厚さの油膜を形成することができる。したがって、本実施の形態によれば、油膜圧力の不足により生じる異常振動を防止することができる。
回転軸と油との摩擦により発生する摩擦損失は、油膜部のせん断による摩擦損失である油膜損失と、油膜部以外の領域に溜まっている油の攪拌による摩擦損失である攪拌損失と、に分けられる。回転軸のエネルギーに対してジャーナル軸受で発生する損失を軸受損失と定義すると、軸受損失は、油膜損失と攪拌損失との和にほぼ等しい。一般に、油膜損失はパッドの内周面の面積に比例し、攪拌損失は給油量に比例する。
本実施の形態では、開口空間23内の油をパッド21の部分円筒面21a1に効率よく供給することができるため、開口空間23への給油量を削減することができる。したがって、本実施の形態によれば、攪拌損失を低減することができ、それによりジャーナル軸受100の軸受損失を低減することができる。
図1及び図6に示した構成では、給油ノズル12a、12b、12c、12d、12eの給油方向は、いずれも回転軸200の軸心200aに向かう方向である。しかしながら、少なくともパッド20及びパッド21のそれぞれの上流側に配置される給油ノズルの給油方向は、油導入口23aに向かう方向であってもよい。例えば、パッド20の上流側に配置される給油ノズル12bの給油方向は、パッド20の油導入口23aに向かう方向であってもよい。また、パッド21の上流側に配置される給油ノズル12dの給油方向は、パッド21の油導入口23aに向かう方向であってもよい。これにより、パッド20及びパッド21のそれぞれの油導入口23aに向かって油を供給することができるため、開口空間23に効率よく油を溜めることができる。
以上説明したように、本実施の形態に係るジャーナル軸受100は、回転軸200の外周側に配置されるキャリアリング10と、回転軸200の外周側であってキャリアリング10の内周側に配置されるパッド21と、回転軸200とパッド21との間に油を供給する給油ノズル12dと、を備えている。パッド21は、回転軸200と対向する内周面21aと、回転軸200の回転方向において内周面21aの上流側に位置する上流端面21cと、を有している。内周面21aは、部分円筒面21a1と、部分円筒面21a1の上流側に配置され、油が溜められる開口空間23を形成する凹部22と、を有している。開口空間23は、上流端面21cに開口した油導入口23aと、回転軸200に向かって開口した油導出口23bと、を有している。パッド21には、開口空間23内の油が油導入口23aに逆流するのを抑制する逆流抑制部30が設けられている。
この構成によれば、開口空間23内の油が油導入口23aに逆流することが抑制されるため、開口空間23内の油をパッド21の部分円筒面21a1に効率よく供給することができる。したがって、油膜圧力の不足による異常振動を防止することができる。また、この構成によれば、開口空間23への給油量を削減できるため、攪拌損失を低減することができる。したがって、ジャーナル軸受100の軸受損失を低減することができる。
本実施の形態に係るジャーナル軸受100において、逆流抑制部30は、開口空間23の外周側を画定する第1底面22aを含んでいる。第1底面22aと回転軸200との間の径方向距離は、上流側に向かうに従って減少している。ここで、第1底面22aは、底面の一例である。
この構成によれば、開口空間23の断面積が上流側に向かうに従って減少するため、開口空間23内を逆流する油には高い圧力損失が発生し、逆流する油の流量が低下する。これにより、開口空間23内の油が油導入口23aに逆流するのを抑制することができる。
実施の形態2.
実施の形態2に係るジャーナル軸受について説明する。図7は、本実施の形態に係るジャーナル軸受100のパッド21の構成を示す斜視図である。なお、実施の形態1と同様の構成については説明を省略する。
図7に示すように、本実施の形態のパッド21に形成された凹部22は、開口空間23の外周側を画定する底面として、少なくとも、第1底面22aと、第1底面22aの下流側に配置された第2底面22bと、を有している。本実施の形態では、第1底面22aと回転軸200の外周面200bとの間の径方向距離は、上流側に向かうに従って必ずしも減少していない。第2底面22bは、当該第2底面22bと回転軸200の外周面200bとの間の径方向距離が下流側に向かうに従って減少するように傾斜している。
また、凹部22は、開口空間23の軸方向一端側を画定する第1側面22cと、開口空間23の軸方向他端側を画定する第2側面22dと、を有している。第1側面22cと第2側面22dとの間の軸方向距離は、上流側に向かうに従って減少している。これにより、開口空間23の断面積は、上流側に向かうに従って減少している。すなわち、開口空間23は、上流側に向かうに従って狭くなる形状を有している。本実施の形態では、第1側面22c及び第2側面22dが逆流抑制部30として機能する。
ここで、本実施の形態では、第1側面22c及び第2側面22dの双方が、軸方向に垂直な平面に対して傾斜している。しかしながら、第1側面22c及び第2側面22dのうちの一方は、軸方向に対して垂直であってもよい。
以上説明したように、本実施の形態に係るジャーナル軸受100では、逆流抑制部30は、開口空間23の軸方向一端側を画定する第1側面22cと、開口空間23の軸方向他端側を画定する第2側面22dと、を含んでいる。第1側面22cと第2側面22dとの間の軸方向距離は、上流側に向かうに従って減少している。
この構成によれば、開口空間23の断面積が上流側に向かうに従って減少するため、開口空間23内を逆流する油には高い圧力損失が発生し、逆流する油の流量が低下する。これにより、実施の形態1と同様に、開口空間23内の油が油導入口23aに逆流するのを抑制することができる。したがって、開口空間23内の油をパッド21の部分円筒面21a1に効率よく供給することができる。
実施の形態3.
実施の形態3に係るジャーナル軸受について説明する。図8は、本実施の形態に係るジャーナル軸受100のパッド21の構成を示す斜視図である。本実施の形態は、第1側面22cと第2側面22dとの間の軸方向距離と、パッド21の内周面21aの軸方向寸法と、の関係において、実施の形態2と異なっている。第1側面22c及び第2側面22dが逆流抑制部30として機能する点は、実施の形態2と同様である。なお、実施の形態1又は2と同様の構成については説明を省略する。
図7に示した実施の形態2の構成では、第1側面22cと第2側面22dとの間の軸方向距離は、下流側に向かうに従って増加するものの、パッド21の内周面21aの軸方向寸法までは達していない。これに対し、図8に示す本実施の形態の構成では、第1側面22cと第2側面22dとの間の軸方向距離は、下流側に向かうに従って増加し、部分円筒面21a1の軸方向寸法W1に達している。すなわち、本実施の形態において、第1側面22cと第2側面22dとの間の軸方向距離の最大値は、部分円筒面21a1の軸方向寸法W1と実質的に等しい。
本実施の形態の構成により得られる効果について図9を用いて説明する。図9は、本実施の形態に係るジャーナル軸受100のパッド21を内周側から見た構成を示す上面図である。図9中の上下方向は、軸方向を表している。図9では、油の流れの例を矢印で示している。
図9に示すように、開口空間23の軸方向寸法は、下流側に向かうに従って増加し、部分円筒面21a1の軸方向寸法W1に達している。このため、油導入口23aから開口空間23に流入した油は、下流側に向かうに従って軸方向に広がり、軸方向における部分円筒面21a1の全体に供給される。したがって、本実施の形態によれば、部分円筒面21a1の軸方向両端部を含む部分円筒面21a1の全体に、油をより確実に供給することができる。
また、本実施の形態によれば、実施の形態1及び2と同様に、開口空間23内の油が油導入口23aに逆流するのを逆流抑制部30によって抑制することができる。したがって、開口空間23内の油をパッド21の部分円筒面21a1に効率よく供給することができる。
以上説明したように、本実施の形態に係るジャーナル軸受100では、第1側面22cと第2側面22dとの間の軸方向距離の最大値は、部分円筒面21a1の軸方向寸法W1と等しい。
この構成によれば、部分円筒面21a1の軸方向両端部を含む部分円筒面21a1の全体に、油をより確実に供給することができる。
実施の形態4.
実施の形態4に係るジャーナル軸受について説明する。図10は、本実施の形態に係るジャーナル軸受100のパッド21の構成を示す斜視図である。本実施の形態は、主に第1底面22a及び油導入口23aの構成において、実施の形態2と異なっている。第1側面22c及び第2側面22dが逆流抑制部30として機能する点は、実施の形態2と同様である。なお、実施の形態1〜3のいずれかと同様の構成については説明を省略する。
図10に示すように、本実施の形態のパッド21に形成された凹部22は、開口空間23の外周側を画定する底面として、少なくとも第1底面22a及び第2底面22bを有している。
第1底面22aは、当該第1底面22aと回転軸200の外周面200bとの間の径方向距離が下流側に向かうに従って減少するように傾斜している。すなわち、第1底面22aは、当該第1底面22aと外周面200bとの間の径方向距離が上流側に向かうに従って増加するように傾斜している。第1底面22aの上流側の端部は、外周面21bの上流側の端部に直接接続されており、油導入口23aの外周側を画定している。
第2底面22bは、第1底面22aと同様に、第2底面22bと回転軸200の外周面200bとの間の径方向距離が上流側に向かうに従って増加するように傾斜している。第2底面22bの上流側の端部は、第1底面22aの下流側の端部に接続されている。第2底面22bの下流側の端部は、部分円筒面21a1に接続されている。部分円筒面21a1に対する第2底面22bの傾斜角は、部分円筒面21a1に対する第1底面22aの傾斜角よりも小さくなっている。
本実施の形態の構成により得られる効果について図11を用いて説明する。図11は、本実施の形態に係るジャーナル軸受100の部分的な構成を示す断面図である。図11では、ジャーナル軸受100及び回転軸200を軸方向に垂直な平面で切断した断面を示している。図11では、油の流れの例を矢印で示している。
図11に示すように、本実施の形態では、第1底面22aの上流側の端部が外周面21bの上流側の端部に接続されているため、油導入口23aの径方向寸法をパッド21自体の径方向寸法まで拡大することができる。したがって、パッド21の上流側にある油を、油導入口23aを介して開口空間23に効率よく流入させることができる。
また、本実施の形態によれば、実施の形態1及び2と同様に、開口空間23内の油が油導入口23aに逆流するのを逆流抑制部30によって抑制することができる。したがって、開口空間23内の油をパッド21の部分円筒面21a1に効率よく供給することができる。
以上説明したように、本実施の形態に係るジャーナル軸受100では、パッド21は、外周側に形成された外周面21bをさらに有している。凹部22は、開口空間23の外周側を画定する第1底面22aを有している。第1底面22aと回転軸200との間の径方向距離は、上流側に向かうに従って増加している。第1底面22aの上流側の端部は、外周面21bの上流側の端部に接続されている。ここで、第1底面22aは、底面の一例である。
この構成によれば、油導入口23aの径方向寸法を拡大することができるため、油導入口23aを介して開口空間23に油を効率よく流入させることができる。
実施の形態5.
実施の形態5に係るジャーナル軸受について説明する。図12は、本実施の形態に係るジャーナル軸受100のパッド21の構成を示す斜視図である。本実施の形態は、パッド21の内周面21aの軸方向両端部の構成において、実施の形態2と異なっている。第1側面22c及び第2側面22dが逆流抑制部30として機能する点は、実施の形態2と同様である。なお、実施の形態1〜4のいずれかと同様の構成については説明を省略する。
図12に示すように、パッド21の内周面21aの軸方向一端部には、切欠き部24が形成されている。切欠き部24は、パッド21の径方向断面においてL字状に形成されており、周方向に沿って延伸している。切欠き部24は、軸方向に平行に見たとき、凹部22及び開口空間23よりも下流側となる範囲に形成されている。また、切欠き部24は、周方向に沿って見たとき、凹部22及び開口空間23よりも側端面21f寄りに形成されている。切欠き部24の底面24aと回転軸200の外周面200bとの間の径方向距離は、部分円筒面21a1と外周面200bとの間の径方向距離よりも長くなっている。
同様に、パッド21の内周面21aの軸方向他端部には、切欠き部25が形成されている。切欠き部25は、パッド21の径方向断面においてL字状に形成されており、周方向に沿って延伸している。切欠き部25は、軸方向に平行に見たとき、凹部22及び開口空間23よりも下流側となる範囲に形成されている。また、切欠き部25は、周方向に沿って見たとき、凹部22及び開口空間23よりも側端面21e寄りに形成されている。切欠き部25の底面25aと回転軸200の外周面200bとの間の径方向距離は、部分円筒面21a1と外周面200bとの間の径方向距離よりも長くなっている。
本実施の形態では、内周面21aに切欠き部24及び切欠き部25が形成されているため、図7に示した実施の形態2の構成と比較すると、部分円筒面21a1の面積が小さくなっている。部分円筒面21a1の軸方向寸法は、第1側面22cと第2側面22dとの間の軸方向距離の最大値と同一又はそれより大きくなっている。
本実施の形態では、底面24aと回転軸200の外周面200bとの間の径方向距離、及び底面25aと外周面200bとの間の径方向距離が、部分円筒面21a1と外周面200bとの間の径方向距離よりも長くなっている。このため、切欠き部24及び切欠き部25で油に作用するせん断力は、部分円筒面21a1で油に作用するせん断力よりも小さくなる。底面24aと外周面200bとの間の径方向距離、及び底面25aと外周面200bとの間の径方向距離が十分に長ければ、切欠き部24及び切欠き部25での油膜圧力はほぼ0となる。その結果、回転軸200を支持するのに必要な油膜圧力が部分円筒面21a1と外周面200bとの間で得られるように、部分円筒面21a1と外周面200bとの間に形成される油膜の厚みが薄くなり、部分円筒面21a1と外周面200bとの間の隙間が狭くなる。
つまり、本実施の形態によれば、切欠き部24及び切欠き部25で油に作用するせん断力が減少するため、油膜損失を低減することができる。また、本実施の形態によれば、部分円筒面21a1と回転軸200の外周面200bとの間に形成される油膜の厚みが薄くなるため、回転軸200とパッド21との潤滑に必要な油量を減らすことができる。これにより、給油量を削減することができるため、攪拌損失をも低減することができる。したがって、本実施の形態によれば、ジャーナル軸受100で発生する軸受損失を低減することができる。
また、本実施の形態によれば、実施の形態1及び2と同様に、開口空間23内の油が油導入口23aに逆流するのを逆流抑制部30によって抑制することができる。したがって、開口空間23内の油をパッド21の部分円筒面21a1に効率よく供給することができる。
以上説明したように、本実施の形態に係るジャーナル軸受100では、内周面21aの軸方向端部には、周方向に延伸した切欠き部24又は切欠き部25が形成されている。
この構成によれば、切欠き部24又は切欠き部25が設けられることによって油膜損失及び攪拌損失を低減できるため、ジャーナル軸受100で発生する軸受損失を低減することができる。
実施の形態6.
実施の形態6に係るジャーナル軸受について説明する。図13は、本実施の形態に係るジャーナル軸受100のパッド21の構成を示す斜視図である。本実施の形態は、パッド21の内周面21aの構成において、実施の形態2と異なっている。第1側面22c及び第2側面22dが逆流抑制部30として機能する点は、実施の形態2と同様である。なお、実施の形態1〜5のいずれかと同様の構成については説明を省略する。
図13に示すように、パッド21の内周面21aの軸方向中央部には、溝部26が形成されている。溝部26は、パッド21の径方向断面において長方形状に形成されており、周方向に沿って延伸している。溝部26は、軸方向に平行に見たとき凹部22及び開口空間23よりも下流側となる範囲に形成されている。溝部26の底面26aと回転軸200の外周面200bとの間の径方向距離は、部分円筒面21a1と外周面200bとの間の径方向距離よりも長くなっている。
開口空間23の軸方向中央部には、線状の突起部27が形成されている。突起部27は、パッド21の径方向断面において長方形状に形成されており、周方向に沿って延伸している。突起部27は、周方向に沿って見たときに溝部26と重なるように形成されている。これにより、溝部26の上流側の端部は、突起部27によって塞がれている。突起部27の上面27aと回転軸200の外周面200bとの間の径方向距離は、第1底面22aと外周面200bとの間の径方向距離、及び第2底面22bと外周面200bとの間の径方向距離のいずれよりも短くなっている。突起部27の上面27aは、外周面200bに沿って配置される部分円筒面となっている。
本実施の形態では、溝部26の底面26aと回転軸200の外周面200bとの間の径方向距離が、部分円筒面21a1と外周面200bとの間の径方向距離よりも長くなっているため、溝部26で油に作用するせん断力は、部分円筒面21a1で油に作用するせん断力よりも小さくなる。底面26aと外周面200bとの間の径方向距離が十分に長ければ、溝部26での油膜圧力はほぼ0となる。一般に、パッド21と回転軸200との間の油膜圧力は、パッド21の軸方向両端部で0となり、パッド21の軸方向中央部に近づくほど高くなる。このため、本実施の形態では、パッド21の軸方向中央部に溝部26が形成されていることにより、パッド21の軸方向中央部での油膜圧力が大幅に減少する。その結果、回転軸200を支持するのに必要な油膜圧力が部分円筒面21a1と外周面200bとの間で得られるように、部分円筒面21a1と外周面200bとの間に形成される油膜の厚みが実施の形態5よりもさらに薄くなる。したがって、給油量を削減することができるため、攪拌損失を低減することができる。
ここで、回転軸200の回転速度が低いときには、回転軸200の外周面200bとパッド21の内周面21aとの接触を回避できない。低速回転中の回転軸200とパッド21との接触面圧は、パッド21の内周面21aにおける溝部26の面積比率が大きくなるほど上昇する。このため、内周面21aにおける溝部26の面積比率が大きくなると、回転軸200とパッド21との摺動による摩擦発熱が大きくなり、焼付き又は異常摩耗が発生してしまう場合がある。
一方で、本実施の形態では、内周面21aにおける溝部26の面積比率が小さくても、効率的に給油量を削減でき、攪拌損失を低減できる。つまり、本実施の形態によれば、焼付き又は異常摩耗の発生を防止しつつ、攪拌損失を低減できる。
また、溝部26の上流側の端部は突起部27によって塞がれているため、油膜圧力が発生しない溝部26に開口空間23内の油が導入されてしまうのを防ぐことができる。したがって、本実施の形態によれば、油膜圧力が発生する部分円筒面21a1に、開口空間23内の油を効率よく供給することができる。
また、本実施の形態によれば、実施の形態1及び2と同様に、開口空間23内の油が油導入口23aに逆流するのを逆流抑制部30によって抑制することができる。したがって、開口空間23内の油をパッド21の部分円筒面21a1に効率よく供給することができる。
以上説明したように、本実施の形態に係るジャーナル軸受100では、内周面21aの軸方向中央部のうち、回転軸200の回転方向において凹部22の下流側には、周方向に延伸した溝部26が形成されている。凹部22には、溝部26の上流側の端部を塞ぐ突起部27が形成されている。
この構成によれば、溝部26が設けられることにより、焼付き又は異常摩耗の発生を防止しつつ、攪拌損失を低減できる。また、この構成によれば、溝部26の上流側の端部が突起部27によって塞がれているため、油膜圧力が発生しない溝部26に開口空間23内の油が導入されてしまうのを防ぐことができる。
実施の形態7.
実施の形態7に係るジャーナル軸受について説明する。図14は、本実施の形態に係るジャーナル軸受100のパッド21の構成を示す斜視図である。なお、実施の形態1〜6のいずれかと同様の構成については説明を省略する。
図14に示すように、本実施の形態のパッド21に形成された凹部22は、開口空間23の外周側を画定する底面として、第1底面22a、第2底面22b及び第3底面22eを有している。第2底面22bは、第1底面22aの下流側に配置されている。第3底面22eは、第1底面22aと第2底面22bとの間に配置されている。凹部22の底面を構成する第1底面22a、第3底面22e及び第2底面22bは、下流側に向かってこの順に配列している。
第2底面22bは、当該第2底面22bと回転軸200の外周面200bとの間の径方向距離が上流側に向かうに従って増加するように傾斜している。第1底面22aは、回転軸200の外周面200bに沿って形成されている。第1底面22aと外周面200bとの間の径方向距離は、第2底面22bの上流側の端部と外周面200bとの間の径方向距離よりも短くなっている。第3底面22eは、第2底面22bの上流側の端部と第1底面22aの下流側の端部とを接続している。第3底面22eは、周方向に対して垂直に形成されており、下流側すなわち第2底面22b側を向いている。
第1底面22a、第3底面22e及び第2底面22bにより構成される凹部22の底面は、階段状に形成されている。これにより、凹部22の底面のうち、少なくとも第2底面22bの上流側の端部から第1底面22aまでの間では、当該底面と外周面200bとの間の径方向距離は、上流側に向かうに従って段階的に減少している。本実施の形態では、凹部22の底面のうち少なくとも第3底面22eが逆流抑制部30として機能する。
本実施の形態の構成により得られる効果について図15を用いて説明する。図15は、本実施の形態に係るジャーナル軸受100の部分的な構成を示す断面図である。図15では、ジャーナル軸受100及び回転軸200を軸方向に垂直な平面で切断した断面を示している。図15では、油の流れの例を矢印で示している。
図15に示すように、本実施の形態では、開口空間23の外周側を第2底面22bに沿って上流側に逆流する油は、逆流抑制部30として機能する第3底面22eによって跳ね返される。第3底面22eによって跳ね返された油は、開口空間23の内周側を下流側に流れる油と合流し、下流側に戻る。回転軸200によって開口空間23内の油に作用するせん断力は、回転軸200の外周面200bから遠いほど小さくなる。このため、開口空間23内のうち外周面200bから遠い部分、すなわち第2底面22bに沿った部分の油は、上流側に逆流しやすい傾向にある。本実施の形態では、第2底面22bに沿った部分の油の逆流は、第3底面22eによって効果的に抑制される。したがって、本実施の形態によれば、開口空間23内の油の逆流を抑制する効果が高まるため、開口空間23内の油をパッド21の部分円筒面21a1に効率よく供給することができる。
また、本実施の形態の開口空間23は、実施の形態1及び2と同様に、上流側に向かうに従って狭くなる形状を有している。このため、本実施の形態の逆流抑制部30は、圧力損失の作用によっても油の逆流を抑制することができる。
以上説明したように、本実施の形態に係るジャーナル軸受100では、逆流抑制部30は、開口空間23の外周側を画定する底面として第1底面22a、第3底面22e及び第2底面22bを含んでいる。上記底面と回転軸200との間の径方向距離は、上流側に向かうに従って段階的に減少している。
この構成によれば、開口空間23のうち底面に沿った部分の油の逆流を効果的に抑制することができるため、開口空間23内の油をパッド21の部分円筒面21a1に効率よく供給することができる。
実施の形態8.
実施の形態8に係るジャーナル軸受について説明する。図16は、本実施の形態に係るジャーナル軸受100のパッド21の構成を示す斜視図である。なお、実施の形態1〜7のいずれかと同様の構成については説明を省略する。
図16に示すように、本実施の形態のパッド21に形成された凹部22は、開口空間23の軸方向一端側を画定する第1側面22cとして、側面22c1、側面22c2及び側面22c3を有している。側面22c3は、側面22c1の下流側に配置されている。側面22c2は、側面22c1と側面22c3との間に配置されている。
また、凹部22は、開口空間23の軸方向他端側を画定する第2側面22dとして、側面22d1、側面22d2及び側面22d3を有している。側面22d3は、側面22d1の下流側に配置されている。側面22d2は、側面22d1と側面22d3との間に配置されている。
側面22c1、側面22c3、側面22d1及び側面22d3は、いずれも軸方向に対して垂直に形成されている。側面22c1と側面22d1とは、第1底面22aを挟んで互いに対向している。側面22c3と側面22d3とは、第2底面22bを挟んで互いに対向している。側面22c1と側面22d1との間の軸方向距離は、側面22c3と側面22d3との間の軸方向距離よりも小さくなっている。
側面22c2は、側面22c1の下流側の端部と側面22c3の上流側の端部とを接続している。側面22c2は、周方向に対して垂直に形成されており、下流側を向いている。
側面22d2は、側面22d1の下流側の端部と側面22d3の上流側の端部とを接続している。側面22d2は、周方向に対して垂直に形成されており、下流側を向いている。
側面22c1、側面22c2及び側面22c3により構成される凹部22の第1側面22cは、階段状に形成されている。また、側面22d1、側面22d2及び側面22d3により構成される凹部22の第2側面22dは、階段状に形成されている。これにより、第1側面22cと第2側面22dとの間の軸方向距離は、上流側に向かうに従って段階的に減少している。本実施の形態では、第1側面22cのうち少なくとも側面22c2と、第2側面22dのうち少なくとも側面22d2とが、逆流抑制部30として機能する。
本実施の形態の構成により得られる効果について図17を用いて説明する。図17は、本実施の形態に係るジャーナル軸受100のパッド21を内周側から見た構成を示す上面図である。図17中の上下方向は、軸方向を表している。図17では、油の流れの例を矢印で示している。
図17に示すように、本実施の形態では、開口空間23の軸方向一端側を側面22c3に沿って逆流する油は、逆流抑制部30として機能する側面22c2によって跳ね返される。また、開口空間23の軸方向他端側を側面22d3に沿って逆流する油は、逆流抑制部30として機能する側面22d2によって跳ね返される。ジャーナル軸受100では、供給された油がキャリアリング10の軸方向外側に排油されることが多いため、パッド21の軸方向中央部から遠い部分ほど油が不足しやすい傾向にある。本実施の形態では、開口空間23のうちパッド21の軸方向中央部から遠い部分、すなわち開口空間23の軸方向両端部における油の逆流は、側面22c2及び側面22d2によって効果的に抑制される。したがって、本実施の形態によれば、パッド21の部分円筒面21a1のうち油が不足しやすい軸方向両端部に、油を効率よく供給することができる。
また、本実施の形態の開口空間23は、実施の形態1及び2と同様に、上流側に向かうに従って狭くなる形状を有している。このため、本実施の形態の逆流抑制部30は、圧力損失の作用によっても油の逆流を抑制することができる。
以上説明したように、本実施の形態に係るジャーナル軸受100では、逆流抑制部30は、開口空間23の軸方向一端側を画定する第1側面22cと、開口空間23の軸方向他端側を画定する第2側面22dと、を含んでいる。第1側面22cと第2側面22dとの間の軸方向距離は、上流側に向かうに従って段階的に減少している。
この構成によれば、開口空間23の軸方向両端部における油の逆流を効果的に抑制できるため、パッド21の部分円筒面21a1のうち油が不足しやすい軸方向両端部に、油を効率よく供給することができる。
実施の形態9.
実施の形態9に係るジャーナル軸受について説明する。図18は、本実施の形態に係るジャーナル軸受100のパッド21の構成を示す斜視図である。なお、実施の形態1〜8のいずれかと同様の構成については説明を省略する。
図18に示すように、本実施の形態では、パッド21とは別体の逆流抑制部材31が、逆流抑制部30としてパッド21に固定して取り付けられている。逆流抑制部材31は、例えば、一方向に長い長方形平板状の形状を有している。逆流抑制部材31は、油導入口23aの一部、例えば油導入口23aのうちの外周側部分を覆うように、パッド21の上流端面21c上に取り付けられている。
図19は、本実施の形態に係るジャーナル軸受100のパッド21の構成の変形例を示す斜視図である。図19に示すように、本変形例の逆流抑制部材31は、油導入口23aの軸方向両端部を覆うように、パッド21の上流端面21c上に取り付けられている。
上記実施の形態1〜8の逆流抑制部30は、パッド21の構成要素の一部である。これに対し、本実施の形態の逆流抑制部材31はパッド21とは別体の別部品であるため、パッド21が製造された後に逆流抑制部材31を取り付けることができる。このため、パッド21に形成される開口空間23の形状及びサイズの自由度を高めることができる。例えば、実施の形態7及び8の構成では、逆流抑制部30が設けられることによって開口空間23の容積が減少してしまう場合がある。一方、本実施の形態では、油導入口23aの一部に対して上流側から蓋をするように逆流抑制部材31が取り付けられることによって、開口空間23の容積を大きく確保することができる。したがって、本実施の形態によれば、より多くの油を開口空間23に溜めることができる。
また、本実施の形態によれば、実施の形態7又は8と同様の効果が得られる。
以上説明したように、本実施の形態に係るジャーナル軸受100では、逆流抑制部30は、パッド21とは別体の逆流抑制部材31を含んでいる。逆流抑制部材31は、油導入口23aの一部を覆うようにパッド21に取り付けられている。
この構成によれば、パッド21に形成される開口空間23の形状及びサイズの自由度を高めることができる。
実施の形態10.
実施の形態10に係るジャーナル軸受について説明する。図20は、本実施の形態に係るジャーナル軸受100のパッド21の構成を示す斜視図である。なお、実施の形態1〜9のいずれかと同様の構成については説明を省略する。
図20に示すように、凹部22の軸方向中央部には、開口空間23を軸方向に分割する分割壁28が形成されている。分割壁28は、第1側面22cと対向する第1壁面28aと、第2側面22dと対向する第2壁面28bと、を有している。第1壁面28aと第2壁面28bとの間の軸方向寸法、すなわち分割壁28の幅は、上流側に向かうに従って広くなっている。これにより、第1側面22cと第1壁面28aとの軸方向距離は、上流側に向かうに従って減少している。また、第2側面22dと第2壁面28bとの軸方向距離は、上流側に向かうに従って減少している。本実施の形態では、少なくとも分割壁28が逆流抑制部30として機能する。
油の流速は、固定壁面に近いほど低下し、壁面境界では0となる。本実施の形態では、開口空間23の軸方向中央部に分割壁28が設けられている。このため、第1側面22cと第1壁面28aとの間の距離、及び第2側面22dと第2壁面28bとの間の距離はいずれも、第1側面22cと第2側面22dとの間の距離よりも短くなる。このため、本実施の形態において、開口空間23内を逆流する油に発生する圧力損失の作用は、実施の形態2よりもさらに大きくなる。したがって、本実施の形態によれば、開口空間23内の油が油導入口23aに逆流するのをさらに確実に抑制することができる。よって、本実施の形態によれば、開口空間23内の油をパッド21の部分円筒面21a1にさらに効率よく供給することができる。
以上説明したように、本実施の形態に係るジャーナル軸受100では、逆流抑制部30は、開口空間23を軸方向に分割する分割壁28を含んでいる。分割壁28は、第1側面22cと対向する第1壁面28aと、前記第2側面22dと対向する第2壁面28bと、を有している。第1側面22cと第1壁面28aとの間の軸方向距離、及び第2側面22dと第2壁面28bとの間の軸方向距離は、上流側に向かうに従って減少している。
この構成によれば、分割壁28により分割された2つの開口空間23のそれぞれの断面積が上流側に向かうに従って減少するため、各開口空間23内を逆流する油には高い圧力損失が発生し、逆流する油の流量が低下する。また、この構成では、第1側面22cと第1壁面28aとの間の距離、及び第2側面22dと第2壁面28bとの間の距離はいずれも、第1側面22cと第2側面22dとの間の距離よりも短くなる。このため、各開口空間23内を逆流する油に発生する圧力損失の作用がさらに大きくなる。したがって、各開口空間23内の油が油導入口23aに逆流するのをさらに確実に抑制することができ、各開口空間23内の油をパッド21の部分円筒面21a1にさらに効率よく供給することができる。
実施の形態11.
実施の形態11に係るジャーナル軸受について説明する。図21は、本実施の形態に係るジャーナル軸受100のパッド21の構成を示す斜視図である。なお、実施の形態1〜10のいずれかと同様の構成については説明を省略する。
図21に示すように、凹部22の第1底面22aには、当該第1底面22aから径方向に突出した4つの突起物40が形成されている。突起物40のそれぞれは、逆流抑制部30として機能する。突起物40のそれぞれの第1底面22aからの径方向高さは、上流側に向かうに従って増加している。これにより、開口空間23は、突起物40が形成されている領域において、上流側に向かうに従って狭くなる形状を有している。なお、突起物40の数は4つには限られず、1つ以上3つ以下、又は5つ以上であってもよい。
図22は、本実施の形態に係るジャーナル軸受100のパッド21の構成の変形例を示す斜視図である。図22に示すように、凹部22の第1底面22aには、当該第1底面22aから径方向に突出した4つの突起物40が形成されている。本変形例では、突起物40のそれぞれの軸方向幅は、上流側に向かうに従って増加している。これにより、開口空間23は、軸方向に隣接する2つの突起物40の間の領域、第1側面22cと突起物40との間の領域、又は第2側面22dと突起物40との間の領域において、上流側に向かうに従って狭くなる形状を有している。
本実施の形態では、圧力損失の作用により油の逆流が抑制される効果が、開口空間23の各所で得られる。このため、開口空間23内の油の逆流が偏りなく抑制される。したがって、開口空間23内の油をパッド21の部分円筒面21a1に均一に供給することができる。
以上説明したように、本実施の形態に係るジャーナル軸受100では、逆流抑制部30は、凹部22に形成された突起物40を含んでいる。突起物40の径方向高さは、上流側に向かうに従って高くなっている。あるいは、突起物40の軸方向幅は、上流側に向かうに従って増加している。
この構成によれば、圧力損失の作用による油の逆流抑制効果が、開口空間23の各所で得られるため、開口空間23内の油をパッド21の部分円筒面21a1に均一に供給することができる。
実施の形態12.
実施の形態12に係るジャーナル軸受について説明する。図23は、本実施の形態に係るジャーナル軸受100のパッド21の構成を示す斜視図である。なお、実施の形態1〜11のいずれかと同様の構成については説明を省略する。
図23に示すように、凹部22の第1底面22aには、当該第1底面22aから径方向に突出した複数の突起物41が形成されている。複数の突起物41は、逆流抑制部30として機能する。複数の突起物41のうち一部の突起物41は、軸方向に並列している。軸方向における突起物41の並列数は、上流側に向かうに従って増加している。
複数の突起物41の配置は、単位面積当たりの突起物41の個数、すなわち突起物41の配置密度を用いて表現することもできる。本実施の形態では、凹部22における突起物41の配置密度は、上流側に向かうに従って増加している。
なお、突起物41のそれぞれは、数μmオーダーの径方向高さを有していてもよい。例えば、上流側に向かうに従って表面粗さが粗くなるように第1底面22aが加工されたものも本実施の形態に含まれる。
本実施の形態によれば、突起物41の配置密度が上流側に向かうに従って増加しているため、圧力損失の作用による油の逆流抑制効果、又は突起物41の壁面での跳ね返りによる油の逆流抑制効果が、開口空間23の上流側に向かうに従って増加する。したがって、開口空間23内の油が油導入口23aに逆流するのを抑制することができ、開口空間23内の油をパッド21の部分円筒面21a1に効率よく供給することができる。
以上説明したように、本実施の形態に係るジャーナル軸受100では、逆流抑制部30は、凹部22に形成された複数の突起物41を含んでいる。複数の突起物41の配置密度は、上流側に向かうに従って増加している。
この構成によれば、圧力損失の作用による油の逆流抑制効果、又は突起物41の壁面での跳ね返りによる油の逆流抑制効果が、開口空間23の上流側に向かうに従って増加する。したがって、開口空間23内の油が油導入口23aに逆流するのを抑制することができ、開口空間23内の油をパッド21の部分円筒面21a1に効率よく供給することができる。
実施の形態13.
実施の形態13に係るジャーナル軸受について説明する。図24は、本実施の形態に係るジャーナル軸受100のパッド21の構成を示す斜視図である。なお、実施の形態1〜12のいずれかと同様の構成については説明を省略する。
図24に示すように、凹部22の第1底面22aには、複数の窪み42が形成されている。窪み42のそれぞれは、第1底面22aに対して凹となるように部分的に窪んだ構成を有しており、長方形状の平面形状を有している。窪み42のそれぞれは、逆流抑制部30として機能する。窪み42のそれぞれの底面と回転軸200の外周面200bとの間の径方向距離は、第1底面22aと外周面200bとの間の径方向距離よりも長くなっている。複数の窪み42は、例えば格子状に並列している。
本実施の形態では、開口空間23内の油の流れが窪み42のそれぞれにおいて乱れやすくなる。これにより、開口空間23内を油導入口23aに向かって逆流する油の流れを層流から乱流に遷移させることができるため、逆流する油の流速を低下させることができる。したがって、開口空間23内の油が油導入口23aに逆流するのを抑制することができ、開口空間23内の油をパッド21の部分円筒面21a1に効率よく供給することができる。
以上説明したように、本実施の形態に係るジャーナル軸受100では、逆流抑制部30は、凹部22に形成された窪み42を含んでいる。
この構成によれば、開口空間23内を油導入口23aに向かって逆流する油の流れを層流から乱流に遷移させることができるため、逆流する油の流速を低下させることができる。したがって、開口空間23内の油が油導入口23aに逆流するのを抑制することができ、開口空間23内の油をパッド21の部分円筒面21a1に効率よく供給することができる。
実施の形態14.
実施の形態14に係る回転機器について説明する。図25は、本実施の形態に係る回転機器400を軸方向に沿って切断した構成を示す断面図である。図25中の上下方向は、例えば、鉛直上下方向を表している。図25に示すように、回転機器400は、水平に設置された回転軸200と、回転軸200の両端部を回転自在に支持する一対のジャーナル軸受100と、回転軸200の外周側に設置された固定子201と、を備えている。一対のジャーナル軸受100のうちの少なくとも一方は、実施の形態1〜13のいずれかに係るジャーナル軸受である。
ジャーナル軸受100のそれぞれは、回転軸200の端部の外周側に設置されている。ジャーナル軸受100のそれぞれは、回転軸200の自重を含む回転軸200の径方向荷重を支持している。回転軸200は、磁極が形成された回転子202を有している。本実施の形態では、回転機器400として、固定子201に交流電圧を誘導させて発電を行う回転電機を例示している。
本実施の形態によれば、回転軸200のエネルギーに対してジャーナル軸受100で発生する軸受損失を低減することができるため、回転電機の発電効率を向上させることができる。また、ジャーナル軸受100に供給される給油量を削減することができるため、給油ポンプなどの給油設備を小型化することができる。
上記の各実施の形態及び変形例は、互いに組み合わせて実施することが可能である。
上記実施の形態1では、2つのパッド20、21及び5つの給油ノズル12a、12b、12c、12d、12eを備えたジャーナル軸受100を例に挙げたが、パッドの数は1つ又は3つ以上であってもよいし、給油ノズルの数は1つ以上4つ以下又は6つ以上であってもよい。また、パッド及び給油ノズルのそれぞれの配置位置についても、図2に示した配置位置には限定されない。
上記実施の形態1〜13のいずれかに係るジャーナル軸受100において、パッド20、21は、単一の材料により形成された単層構造を有していてもよいし、複数の材料により形成された多層構造を有していてもよい。パッド20、21の形成材料には、金属、樹脂などの種々の材料を用いることができる。
上記実施の形態1〜13のいずれかに係るジャーナル軸受100において、パッド20、21は、周方向の全体にわたって一定の軸方向幅を有していてもよいし、周方向の位置によって異なる軸方向幅を有していてもよい。
上記実施の形態1に係るジャーナル軸受100において、図1及び図2では、油13が内部に供給された状態が示されているが、ジャーナル軸受100には、油13が内部に供給されていない状態も含まれる。
本願明細書において、「軸方向」、「径方向」、「周方向」、「回転方向」、「垂直」等の方向を表す表現は、厳密にそのような方向を含むだけでなく、実質的に同じ機能が得られる方向をも含む。
本願明細書において、「上流側に向かうに従って増加する」等の長さ又は数の変化を表す表現は、単調に増加する状態には限定されず、ある一部の範囲でのみ増加する状態、範囲毎に増加率が異なる状態、及び、段階的に増加する状態を含む。「上流側に向かうに従って減少する」等の表現も同様である。
本願明細書において、「備える」、「設ける」、「含む」及び「有する」という表現は、他の構成要素の存在を除外する排他的な表現ではない。
10 キャリアリング、11 ガイドメタル、12a、12b、12c、12d、12e 給油ノズル、13 油、20、21 パッド、21a 内周面、21a1 部分円筒面、21b 外周面、21c 上流端面、21d 下流端面、21e、21f 側端面、22 凹部、22a 第1底面、22b 第2底面、22c 第1側面、22c1、22c2、22c3 側面、22d 第2側面、22d1、22d2、22d3 側面、22e 第3底面、23 開口空間、23a 油導入口、23b 油導出口、24 切欠き部、24a 底面、25 切欠き部、25a 底面、26 溝部、26a 底面、27 突起部、27a 上面、28 分割壁、28a 第1壁面、28b 第2壁面、30 逆流抑制部、31 逆流抑制部材、40、41 突起物、42 窪み、100 ジャーナル軸受、200 回転軸、200a 軸心、200b 外周面、201 固定子、202 回転子、300 パッド、301 内周面、302 凹部、303 開口空間、304 底面、305 隙間、306 壁面、307 油導入口、400 回転機器。

Claims (16)

  1. 回転軸の外周側に配置されるキャリアリングと、
    前記回転軸の外周側であって前記キャリアリングの内周側に揺動可能に配置されるパッドと、
    前記回転軸と前記パッドとの間に油を供給する給油ノズルと、
    を備え、
    前記パッドは、
    前記回転軸と対向する内周面と、
    前記キャリアリングと隙間を介して対向する外周面と、
    前記回転軸の回転方向において前記内周面の上流側に形成され、前記内周面と前記外周面とを接続する上流端面と、を有しており、
    前記内周面は、部分円筒面と、前記部分円筒面の前記上流側に配置され、前記油が溜められる開口空間を形成する凹部と、を有しており、
    前記開口空間は、
    前記上流端面に開口し、前記開口空間に前記油を導入する油導入口と、
    前記回転軸と対向するように開口した油導出口と、を有しており、
    前記パッドには、前記開口空間内の前記油が前記油導入口に逆流するのを抑制する逆流抑制部が設けられているジャーナル軸受。
  2. 前記給油ノズルは、前記パッドの周方向に隣接するように配置され、
    前記逆流抑制部は、前記開口空間の外周側を画定する底面を含んでおり、
    前記底面と前記回転軸との間の径方向距離は、前記上流側に向かうに従って減少している請求項1に記載のジャーナル軸受。
  3. 前記底面と前記回転軸との間の前記径方向距離は、前記上流側に向かうに従って段階的に減少している請求項2に記載のジャーナル軸受。
  4. 前記逆流抑制部は、前記開口空間の軸方向一端側を画定する第1側面と、前記開口空間の軸方向他端側を画定する第2側面と、を含んでおり、
    前記第1側面と前記第2側面との間の軸方向距離は、前記上流側に向かうに従って減少している請求項1に記載のジャーナル軸受。
  5. 前記第1側面と前記第2側面との間の前記軸方向距離は、前記上流側に向かうに従って段階的に減少している請求項4に記載のジャーナル軸受。
  6. 前記第1側面と前記第2側面との間の前記軸方向距離の最大値は、前記部分円筒面の軸方向寸法と等しい請求項4又は請求項5に記載のジャーナル軸受。
  7. 前記パッドは、外周側に形成された外周面をさらに有しており、
    前記凹部は、前記開口空間の外周側を画定する底面を有しており、
    前記底面と前記回転軸との間の径方向距離は、前記上流側に向かうに従って増加しており、
    前記底面の前記上流側の端部は、前記外周面の前記上流側の端部に接続されている請求項4〜請求項6のいずれか一項に記載のジャーナル軸受。
  8. 前記逆流抑制部は、前記パッドとは別体の逆流抑制部材を含んでおり、
    前記逆流抑制部材は、前記油導入口の一部を覆うように前記パッドに取り付けられている請求項1に記載のジャーナル軸受。
  9. 前記凹部は、前記開口空間の軸方向一端側を画定する第1側面と、前記開口空間の軸方向他端側を画定する第2側面と、を有しており、
    前記逆流抑制部は、前記開口空間を軸方向に分割する分割壁を含んでおり、
    前記分割壁は、前記第1側面と対向する第1壁面と、前記第2側面と対向する第2壁面と、を有しており、
    前記第1側面と前記第1壁面との間の軸方向距離、及び前記第2側面と前記第2壁面との間の軸方向距離は、前記上流側に向かうに従って減少している請求項1に記載のジャーナル軸受。
  10. 前記逆流抑制部は、前記凹部に形成された突起物を含んでおり、
    前記突起物の径方向高さは、前記上流側に向かうに従って増加している請求項1に記載のジャーナル軸受。
  11. 前記逆流抑制部は、前記凹部に形成された突起物を含んでおり、
    前記突起物の軸方向幅は、前記上流側に向かうに従って増加している請求項1に記載のジャーナル軸受。
  12. 前記逆流抑制部は、前記凹部に形成された複数の突起物を含んでおり、
    前記複数の突起物の配置密度は、前記上流側に向かうに従って増加している請求項1に記載のジャーナル軸受。
  13. 前記逆流抑制部は、前記凹部に形成された窪みを含んでいる請求項1に記載のジャーナル軸受。
  14. 前記内周面の軸方向端部には、周方向に延伸した切欠き部が形成されている請求項1〜請求項13のいずれか一項に記載のジャーナル軸受。
  15. 前記内周面の軸方向中央部のうち、前記回転軸の回転方向において前記凹部の下流側には、周方向に延伸した溝部が形成されており、
    前記凹部には、前記溝部の前記上流側の端部を塞ぐ突起部が形成されている請求項1〜請求項13のいずれか一項に記載のジャーナル軸受。
  16. 請求項1〜請求項15のいずれか一項に記載のジャーナル軸受と、
    前記回転軸と、
    を備えた回転機器。
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