JP4952111B2 - ステータ - Google Patents

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Description

本発明は、電気自動車やハイブリッド自動車などに用いられるモータのステータに関するものである。
電気自動車やハイブリッド自動車などに用いられるモータのステータとして、リング状に配列されたステータ片にステータコイルを巻回した構造のものが一般的に用いられている。この種のモータは、一般的に三相モータとして構成されており、特許文献1のように、同一相のステータ片に巻回されたステータコイルの一端同士を各相ごとに設けられた電力供給ライン(特許文献1では各相ごとのリング本体)に接続し、各ステータコイルの他端部を共通の接続リングに接続することで、各相ごと電力供給しうる構成となっている。
特開平11−299159号公報
ところで、上記のような従来のステータの場合、各ステータコイルと共通の接続リングとを電気的に接続する接続工程が必須となるが、その接続工程を簡易かつ短時間で行いにくいという問題があった。例えば、特許文献1の構成の場合、共通の接続リング(中点接続用リング)に各ステータコイルを接続する際に溶接等を行う必要があり、接続作業が煩雑化かつ長時間化する傾向にあった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、製造工程の簡易化、短時間化を効果的に図りうるステータを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、それぞれステータコイルが巻回されてなる複数のステータ片をリング状に配列すると共に、同一相のステータコイルの一端部同士を、各相ごとの電力供給路に共通接続してなるモータのステータであって、各ステータコイルにおける前記電力供給路とは反対側の端部にそれぞれ接続され、複数の前記ステータ片の配列に沿ってリング状に配列される複数の端子部材と、複数の前記ステータ片の内周側に嵌合し、各端子部材に押圧される状態で保持される導電性の接続リングと、を備え、前記ステータ片は、その内周側において前記接続リング側に面する壁部が設けられており、当該壁部と前記接続リングとにより前記端子部材が弾性変形状態で挟持されることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載のステータにおいて、
前記端子部材及び前記接続リングの少なくともいずれかが弾性変形可能に構成されており、その弾性復帰力により前記端子部材による前記接続リングに対する押圧力が生じることを特徴とする。
請求項の発明は、請求項1又は2に記載のステータにおいて、
前記端子部材は、板状の金属部材を折り返してなる接触部を有し、当該接触部を前記壁部と前記接続リングとにより弾性変形状態で挟持することを特徴とする。
請求項の発明は、請求項1ないし請求項のいずれかに記載のステータにおいて、
前記ステータ片は、前記接続リングを前記端子部材と対向させた位置で保持する保持部を備えることを特徴とする。
請求項の発明は、請求項に記載のステータにおいて、
前記保持部は、前記接続リングの一端部を支持する端部支持部と、前記接続リングの内周部を支持する内周部支持部と、を備えることを特徴とする。
請求項の発明は、請求項又は請求項に記載のステータにおいて、
前記ステータ片は、前記ステータコイルが巻き回されてなる巻回部の内部に配されると共に先端部がロータの外周面と対向するステータコア歯を備え、
前記保持部は、前記ステータコア歯の先端部よりも内側に延出する形態をなしており、
前記接続リングは、前記ロータの回転軸と直交する面方向において当該ロータの外周縁よりも内側の領域に配されていることを特徴とする。
請求項の発明は、請求項1ないし請求項のいずれかに記載のステータにおいて、
前記接続リングの外周部には、各端子部材と対向する平坦面がそれぞれ形成されていることを特徴とする。
請求項の発明は、請求項に記載のステータにおいて、
前記接続リングは、金属板材を複数箇所折り曲げることで、前記端子部材に対応した平板部がそれぞれ形成されており、前記平板部の外面が前記平坦面とされていることを特徴とする。
<請求項1の発明>
請求項1の発明によれば、ステータコイルに接続された端子部材がリング状に配列され、かつ導電性の接続リングが、複数のステータ片の内周側に嵌合し、各端子部材に押圧される状態で保持される。従って、溶接等を行わずともステータコイルの端部同士を安定的に共通接続することができ、製造工程の簡易化、短時間化を効果的に図りうる好適なステータとなる。
また、各端子部材が安定的に保持され、各端子部材と接続リングとの電気的接続がより安定的に図られることとなる。
<請求項2の発明>
請求項2の発明によれば、端子部材及び接続リングの少なくともいずれかの弾性復帰力により端子部材による接続リングに対する押圧力が生じるようになっているため、簡易な構成にて効果的に押圧力が生じることとなる。
<請求項の発明>
請求項の発明によれば、板状の金属部材を折り返してなる接触部を壁部と接続リングとによって挟持しているため、端子部材の弾性復帰力が接続リングに効果的に作用することとなる。
<請求項の発明>
請求項の発明によれば、接続リングが端子部材との対向位置において保持部材によって保持されるため、複数の端子部材と接続リングとの接触が安定的に維持されることとなる。
<請求項の発明>
請求項の発明によれば、端部支持部により接続リングの抜け止めを図ることができる。また、内周部支持部が設けられるため、端子部材による押圧に応じて接続リングが内側に折れ曲がることを効果的に防止できる。
<請求項の発明>
請求項の発明によれば、ステータコア歯とロータとを適切に対向させつつ接続リングを安定して保持することができる。
<請求項の発明>
請求項の発明によれば、複数の端子部材と接続リングとが嵌合する際に、各端子部材が接続リングの外周部に形成された平坦面と当接することとなる。従って、端子部材に強い押圧力が生じる場合であっても端子部材が接続リングの外周部に沿って滑りにくく、端子部材と接続リングの外周部との当接状態が安定的に維持されることとなる。
<請求項の発明>
請求項の発明によれば、平坦面が外周部に形成されてなる接続リングを簡易に構成できる。
<実施形態1>
以下、本発明を具体化した実施形態1を図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態1に係るステータを備えたモータを例示する分解斜視図である。図2は、ステータの内部構造を分解して示す分解斜視図である。図3は、ステータの本体ユニットを部分的に示す平面図である。なお、図3では、保持リング29を省略して示している。また、図4は、本体ユニットの要部断面図である。
1.全体概要
本実施形態に係るステータ50は、図1に示す3相交流式の同期モータMに用いられるものである。このモータMは、例えばハイブリッド車両において内燃エンジンの出力をアシストするものであり、加速時等においてはエンジンの出力をアシストし、車両の減速中は回生制動機能を発揮してバッテリを充電する構成をなしている。
モータMは、ステータ50、ステータ50を収容してエンジン(図示略)に連結されるハウジング60、エンジンのクランク軸に直結されるロータ70、ステータカバー80を備えた構成をなしている。なお、これら以外に、ロータ70のステータ50に対する回転位置を検出する回転センサなどの付属部品が設けられるが、これら付属部品については図示を省略している。
ハウジング60は、ステータ50がその内部に組み込まれるものであり、その上部には、後述する給電端子38U,38V,38Wに接続される電力供給路などが配される給電部材収容部61が設けられており、その底部内側には、モータM内に侵入した水を外部に排出するためのドレイン孔63が開設され、当該ドレイン孔63が貫通するハウジング60の底部外側には、外部からの浸水を防止しながら排出を可能にするためのドレインチャンバ65が形成されている。
ロータ70は、図1に示すように、ロータ本体73と、ロータ本体73の外周部に交互に配置された複数のN極磁石72NおよびS極磁石72Sと、これらN曲磁石72N及びS曲磁石72Sを覆うように被せられた樹脂製のロータカバー75とによって構成され、ロータ本体73の両側面には冷却フィン73aが複数設けられている。
図2に示すように、ステータ50の本体ユニット20は、複数(本実施形態では、18個)のステータ片25がリング状に配列され、かつこれらステータ片25が保持リング29の内周部に固定される構成をなしている。
各ステータ片25は、金属板(例えばケイ素鋼板)を積層して構成されたステータコア歯23と、ステータコア歯23の歯部を挟むように対向配置されて相互に嵌合する一対のボビン状インシュレータ26、27と、ボビン状インシュレータ26、27を介してステータコア歯23の歯部に巻回されたステータコイル21とを備えた構成をなしている。なお、保持リング29およびステータコア歯23は、運転中のエンジンが発生する熱により両者の嵌合状態が緩まないように、同一材質または熱膨脹係数が実質的に一致する材料同士で形成されている。
図3に示すように、ステータ片25をリング状に配列した際にステータコアとして機能するステータコア歯23外周部の両端面には、それぞれ回転軸に沿って半円状凸部23aおよび半円状凹部23bが形成されており、隣接配置された各ステータコア歯23の各凸部23aおよび凹部23bは相互に係合している。また、ステータコア歯23は保持リング29に対して相対的に位置決めされた状態で固定されている。
ボビン型インシュレータ27の一端面において、ステータコイル21の外側には複数の仕切板27aが立設されており、各給電リング33U、33V、33Wは、仕切板27aにより仕切られた所定位置に積み上げるように配置されている。各給電リング33U、33V、33Wには、図2に示したように、給電端子38U、38V、38Wがそれぞれ一か所づつ形成されている。これら給電端子38U、38V、38Wは、各給電リング33U、33V、33Wへ駆動電流を供給するための図示しないバスバーを介して外部と導通している。
各給電リング33U、33V、33Wの内周端部には、中心方向に複数の突起状端子34U、34V、34Wがそれぞれ形成されている。各給電リング33U、33V、33Wにおいて、各突起状端子34U、34V、34Wを除く露出面には絶縁樹脂が均一に被着されている。絶縁樹脂材としては、絶縁膜としての機能のみならず、摩擦抵抗が小さいこと、および膜強度が強いことからフッ素系樹脂が好ましい。
図3に示すように、給電リング33Uの各突起状端子34Uには、接続端子28Uの一端がかしめられ、接続端子28Uの他端には、U相のステータ片25に巻回されたステータコイル21の一端21aがかしめられている。したがって、2つおきに配置されているU相の各ステータ片25に巻回された各ステータコイル21Uの一端21a同士は、給電リング33Uを介して共通接続されることになる。
同様に、V相の各ステータ片25に巻回された各ステータコイル21の一端21a同士は、給電リング33V(および接続端子28V)を介して共通接続され、W相の各ステータ片に巻回された各ステータコイル21Wの一端21a同士は、給電リング33W(および接続端子28W)を介して共通接続されることになる。
一方、全てのステータ片25に巻回された各ステータコイル21の他端21b同士は、後述する接続リング100を介して共通接続されている。この接続リング100はスター結線の中性点に相当するものであり、以下において詳述することする。
2.ステータコイルと接続リングとの接続構造
次に、ステータコイル21と接続リング100との接続構造について説明する。
図1、図2に示すように、本実施形態に係るステータ50は、それぞれステータコイル21が巻回されてなる複数のステータ片25をリング状に配置してなり、図2、図3に示すように、同一相のステータコイル21の一端部(端部21a)同士が、各相ごとの給電リング33U,33V,33W(共通の電力供給路)にそれぞれ接続されている。即ち、複数のステータコイル21のうち、U相のコイルの端部21aが給電リング33Uに接続されており、V相のコイルの端部21aは給電リング33Vに接続されている。また、W相のコイルの端部21aは給電リング33Wに接続されている。
一方、各ステータコイル21における給電リング33U,33V,33Wとは反対側の端部21bには、複数の端子部材110がそれぞれ接続されている。端子部材110は、各ステータ片25ごとにそれぞれ設けられるものであり、それぞれが複数のステータ片25の配列に沿うように配されることで、複数の端子部材110全体としてリング状配列をなしている。各端子部材110は、金属板材を折り曲げた構成をなしており、その一部がステータコイル21の端部21bを挟持する形態でかしめられ、各端子部材110と各ステータコイル21とが電気的に接続されている。
さらに、リング状に配置される複数の端子部材110に押圧されるように金属材料からなる接続リング100が配置されている。この接続リング100は、複数のステータ片25の内周側に嵌合することで、各端子部材110による押圧状態が保たれている。この押圧によって複数の端子部材110と接続リング100とが電気的に接続され、接続リング100がスター結線の中性点を構成することとなる。
また、図4に示すように、端子部材110は弾性変形可能に構成されるものであり、この端子部材110の弾性復帰力により接続リング100に対する押圧力が生じるようになっている。即ち、本実施形態では、各ステータ片25のステータコイル21の内側において、接続リング100側に面する壁部121が設けられており、この壁部121と接続リング100とにより端子部材110が弾性変形状態で挟持される構成をなしている。より具体的には、端子部材110は、板状の金属部材を折り返してなる接触部111を有しており、この接触部111を壁部121と接続リング100とにより弾性変形状態で挟持する構成となっている。
また、ステータ片25の内周側端部には接続リング100を端子部材110と対向させた位置で保持するべく、端部支持部122と内周部支持部123とが設けけられている。なお、これら端部支持部122及び内周部支持部123は「保持部」の一例に相当するものである。端部支持部122は、接続リング100の開口端を支持するものであり、接続リング100の抜け止め機能を果たしている。また、内周部支持部123は、接続リング100の内周部を支持するものであり、端子部材110の弾性復帰力に応じて接続リング100が内側に屈曲することを防止する機能を果たしている。
ステータ片25には、ステータコイルが巻き回されてなる巻回部の内部に上述のステータコア歯23が設けられており、このステータコア歯23は、ステータ50の内側に配されるロータ70の外周面と対向する構成をなしている。このようなステータ片25において、保持部125は、ステータコア歯23の先端よりも内側に延出する形態をなしており、接続リング100は、ロータ70の回転軸と直交する面方向においてロータ70の外周縁よりも内側の領域に配されている。
図2、図3に示すように、接続リング100は、金属板材を複数箇所折り曲げることで、端子部材110に対応した複数(本実施形態では18)の平板部102がそれぞれ形成されており、平板部102の外面が平坦面102aとされている。接続リング100の外周部に形成される各平坦面102aは、各端子部材100と対向する位置に配され、各端子部材100と接触している。
以上のように、本実施形態のステータ50によれば、ステータコイル21に接続された端子部材110がリング状に配列され、各端子部材110が接続リング100を押圧する状態で当該接続リング100が保持される。従って、溶接等を行わずとも、ステータコイル21の端部21b同士を安定的に共通接続することができ、製造工程の簡易化、短時間化を効果的に図ることができる。
また、端子部材110及び接続リング100の少なくともいずれかを弾性変形可能とし、端子部材110及び接続リング100の少なくともいずれかの弾性復帰力により端子部材110による接続リング100に対する押圧力が生じる構成とすれば、簡易な構成にて効果的に押圧力を生じさせることができる。
また、ステータ片25は、その内周側において接続リング100側に面する壁部121が設けられており、当該壁部121と接続リング100とにより端子部材110が弾性変形状態で挟持されるようになっている。従って、各端子部材110が安定的に保持され、各端子部材110と接続リング100との電気的接続がより安定的に図られることとなる。
さらに、端子部材110は、板状の金属部材を折り返してなる接触部111を有し、当該接触部111を壁部121と接続リング100とにより弾性変形状態で挟持している。従って、端子部材110の弾性復帰力が接続リング100に効果的に作用することとなる。
また、ステータ50は、接続リング100を端子部材110と対向させた位置で保持する保持部125を有している。このように接続リング100が端子部材110との対向位置において保持部125によって保持されるため、複数の端子部材110と接続リング100との接触が安定的に維持されることとなる。
また、保持部125において接続リング100の端部を支持する端部支持部122が設けられているため、接続リング100の抜け止めが効果的に図られる。さらに、保持部125において、接続リング100の内周部を支持する内周部支持部123が設けられているため、端子部材110による押圧に応じて接続リング100が内側に折れ曲がることを効果的に防止できる。
また、保持部125は、ステータコア歯23の先端よりも内側に延出する形態をなしており、接続リング100は、ロータ70の回転軸と直交する面方向において当該ロータ70の外周縁よりも内側の領域に配されている。従って、ステータコア歯とロータとをより近接させて適切に対向させることができ、接続リング100の径をそれほど大型化することなく安定して保持することができる。
また、複数の端子部材110と接続リング100とが接触する際に、各端子部材110が接続リング100の外周部に形成された平坦面102aと当接するようになっている。従って、端子部材110に強い押圧力が生じる場合であっても端子部材110が接続リング100の外周部に沿って滑りにくく、端子部材110と接続リング100の外周部との当接状態が安定的に維持されることとなる。
さらに、接続リング100は、金属板材を複数箇所折り曲げることで端子部材110に対応した平板部102をそれぞれ形成している。従って、各端子部材110と対向する平坦面102aを外周部に簡易に形成できることとなる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、ハイブリッド車両において内燃エンジンの出力をアシストする交流モータに用いられるステータを例示したが、電気自動車の出力モータのステータなどであってもよい。
(2)上記実施形態では、端子部材110が弾性変形し、その弾性復帰力により端子部材110による接続リング100に対する押圧力が生じるようになっているが、端子部材110と接続リング100とが共に弾性変形する構成であってもよい。
(3)上記実施形態では、交流モータのステータを例示したが直流モータのステータとして構成されるものであってもよい。
本発明の実施形態1に係るステータを備えたモータを例示する分解斜視図 図1のステータの内部構造を分解して示す分解斜視図 図1のステータの本体ユニットを部分的に示す平面図 図1のステータの本体ユニットについて図3のA−A断面付近を概略的に示す断面図
21…ステータコイル
21a…端部(ステータコイルの一端部)
21b…端部(電力供給路とは反対側の端部)
21c…巻回部
23…ステータコア歯
25…ステータ片
33U,33V,33W…給電リング(電力供給路)
50…ステータ
70…ロータ
100…接続リング
102…平板部
102a…平坦面
110…端子部材
111…接触部
121…壁部
122…端部支持部
123…内周部支持部
125…保持部
M…モータ

Claims (8)

  1. それぞれステータコイルが巻回されてなる複数のステータ片をリング状に配列すると共に、同一相のステータコイルの一端部同士を、各相ごとの電力供給路に共通接続してなるモータのステータであって、
    各ステータコイルにおける前記電力供給路とは反対側の端部にそれぞれ接続され、複数の前記ステータ片の配列に沿ってリング状に配列される複数の端子部材と、
    複数の前記ステータ片の内周側に嵌合し、各端子部材に押圧される状態で保持される導電性の接続リングと、
    を備え
    前記ステータ片は、その内周側において前記接続リング側に面する壁部が設けられており、当該壁部と前記接続リングとにより前記端子部材が弾性変形状態で挟持されることを特徴とするステータ。
  2. 前記端子部材及び前記接続リングの少なくともいずれかが弾性変形可能に構成されており、その弾性復帰力により前記端子部材による前記接続リングに対する押圧力が生じることを特徴とする請求項1に記載のステータ。
  3. 前記端子部材は、板状の金属部材を折り返してなる接触部を有し、当該接触部を前記壁部と前記接続リングとにより弾性変形状態で挟持することを特徴とする請求項1又は2に記載のステータ。
  4. 前記ステータ片は、前記接続リングを前記端子部材と対向させた位置で保持する保持部を備えることを特徴とする請求項1ないし請求項のいずれかに記載のステータ。
  5. 前記保持部は、前記接続リングの一端部を支持する端部支持部と、前記接続リングの内周部を支持する内周部支持部と、を備えることを特徴とする請求項に記載のステータ。
  6. 前記ステータ片は、前記ステータコイルが巻き回されてなる巻回部の内部に配されると共に先端部がロータの外周面と対向するステータコア歯を備え、
    前記保持部は、前記ステータコア歯の先端部よりも内側に延出する形態をなしており、
    前記接続リングは、前記ロータの回転軸と直交する面方向において当該ロータの外周縁よりも内側の領域に配されていることを特徴とする請求項又は請求項に記載のステータ。
  7. 前記接続リングの外周部には、各端子部材と対向する平坦面がそれぞれ形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項のいずれかに記載のステータ。
  8. 前記接続リングは、金属板材を複数箇所折り曲げることで前記端子部材に対応した平板部がそれぞれ形成されており、前記平板部の外面が前記平坦面とされていることを特徴とする請求項に記載のステータ。
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