JP4952046B2 - モジュール試験装置、モジュール試験方法およびモジュール試験プログラム - Google Patents
モジュール試験装置、モジュール試験方法およびモジュール試験プログラム Download PDFInfo
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Description
図1において、DIMM(モジュール)1は、モジュールであって、ここでは、メモリモジュールを例に挙げたものである。
DIMMのID番号入力手段11は、試験対象のDIMM(モジュール)の種別であるIDを入力するものである。
図2において、S1は、DIMM端子の端子番号1を設定する。
S3は、端子番号に該当するテーブルAを参照する。これらS1、S2、S3は、図1でユーザがDIMMのID番号入力手段11から導通試験を行う対象のDIMM(モジュール)1の種別を表すID番号を入力し、制御部12が入力されたID番号を取り込んで当該ID番号に対応する端子配列テーブル21を読み込む。そして、制御部12が読み込んだ端子配列テーブル21(図3参照)中のDIMMの端子番号の先頭のピン番号1に設定(測定対象のピンをピン番号1に設定)し(S1)、次に、読み込んだ(当該モジュール1に適用される)端子配列テーブル12(図3)を参照(S2)し、ピン番号1に対応づけて設定されている、ここでは、試験条件テーブルA(図4の(a)参照)を参照する。
・測定ピンの印加電流値:−50(μA)
・良否判定値 :−0.2(V)以下で、かつ−0.7(V)以上
・他ピン番号 :12
・他ピンの電圧設定値 :0(V)
のうちの、
・測定ピンの印加電流値:−50(μA)
を測定対象のピン番号1に設定(50μAの電流を当該ピン番号1から引き出すように電流源を設定)し、
・他ピン番号 :12
・他ピンの電圧設定値 :0(V)
を他ピンに設定(ピン番号12に、0Vの電圧源を設定)する。
S6は、PASS/FAIL判定を行なう。これは、S5で測定した値(即ち、測定対象のピン番号1のピンの電圧を測定し、その値が良否判定情報(試験条件テーブルA中の良否判定値)である
・良否判定値 :−0.2(V)以下で、かつ−0.7(V)以上
を満たすか判別する。YESの場合には、PASSとし、S7に進む。一方、NOの場合には、FAILとし、導通試験不良と判明したので、導通試験不良の測定対象のピンのピン番号と不良情報を保存し、DIMM試験を終了する。この場合には、DIMM1をDIMMソケット2に装着したまま一緒に、DIMMソケット基板3から取り外し、他の試験を行い、DIMM(モジュール)1の導通不良か、端子の接触不十分かなどの調査を行なう。
S9は、DIMMの端子番号に+1する。
・試験条件テーブルの番号:
ここで、DIMMの端子番号は、DIMM(モジュール)1の測定対象の端子(ピン)の端子番号(ピン番号)である。試験条件テーブルの番号は、測定対象の端子の端子番号の試験条件を設定した試験条件テーブルの番号(例えばA(図4の(a)の試験条件テーブルA))である。
図4の(a)は入力端子コンタクト試験を行うための試験条件テーブルAの例を示し、図4の(b)はグランド端子コンタクト試験を行うための試験条件テーブルFの例を示す。ここで、試験条件テーブル22は、試験対象のモジュール1の測定対象のピンの試験を行う試験条件を設定したテーブルであって、例えば図4の(a)の入力端子コンタクト試験用の試験条件テーブルAには図示の下記の情報を対応づけて予め作成して登録したものである。
・良否判定値 :−0.2(V)以下で、かつ−0.7(V)以上
・他ピン番号 :12
・他ピンの電圧設定値 :0(V)
ここで、測定ピンの印加電流値は、測定対象のピン番号のピンに印加する電流値を設定したものであり、−50μA(ピンから引き出す電流が50μA)である。良否判定値は、他ピン番号に、他ピンの電圧設定値を設定した状態で測定したときの測定結果が良と判定する判定値である。他ピン番号、他ピンの電圧設定値は、測定対象のピンのピン番号以外の他のピン番号に設定する条件(ここでは、電圧設定値)を登録したものである。
図5の(a)は、図3の端子配列テーブル21中のピン番号「1」に対応づけて設定されている試験条件テーブル番号「A」をもとに試験(入力端子コンタクト試験)を行なう場合の詳細説明図を示す。試験条件テーブル番号Aである図4の(a)の試験条件テーブルAに設定されている、
(1)測定ピンの印加電流値:−50(μA)
(2)良否判定値 :−0.2(V)以下で、かつ−0.7(V)以上
(3)他ピン番号 :12
(4)他ピンの電圧設定値 :0(V)
のうち、図5の(a)に示すように、
・(1)をもとに、ピン番号1(P1)に測定ピンの印加電流値−50μAを設定(50μAをピン番号1から引き出すように電流源を設定)し、
・(3)と(4)をもとに、他のピン番号12(P12)に0Vを設定(0Vの電圧源を設定)する。
(1)測定ピンの印加電圧値:0.1(V)
(2)良否判定値 :100(μA)以上
(3)他ピン番号 :20
(4)他ピンの電圧設定値 :0(V)
のうち、図5の(b)に示すように、
・(1)をもとに、ピン番号12(P12)に測定ピンの印加電圧値0.1Vを設定(0.1Vの電圧源を設定)し、
・(3)と(4)をもとに、他のピン番号20(P20)に0Vを設定(0Vの電圧源を設定)する。
2:DIMMソケット(モジュールソケット)
3:DIMMソケット基板(モジュールソケット基板)
4:テストヘッド
5:ボゴピンソケット
11:DIMMのID番号入力手段
12:制御部
13:試験条件テーブル部
14:電圧/電流測定部
15:測定端子以外の設定部
16:端子切替部
17:測定値の判定部
21:端子配列テーブル
22:試験条件テーブル
Claims (4)
- モジュールの測定対象のピン毎に試験を行うモジュール試験装置において、
測定対象のモジュールの種別毎に当該種別に対応づけて、測定対象のピン毎に、当該測定対象のピンの試験情報と当該測定対象のピンの試験を行うために必要な他のピンの試験情報、および当該測定対象のピンの良否判定する良否判定情報を登録した試験条件テーブルあるいは当該試験条件テーブルの番号を登録した、それぞれの端子配列テーブルと、
測定対象のピンの試験情報と当該測定対象のピンの試験を行うために必要な他のピンの試験情報、および当該測定対象のピンの良否判定する良否判定情報を予め登録した試験条件テーブルと、
測定対象のモジュールの種別を入力させる入力手段と、
前記入力手段により入力された種別に対応する、前記端子配列テーブルを参照し、当該端子配列テーブルに設定されている測定対象のピン毎に順次、当該測定対象のピンに設定されているあるいはその番号の前記試験条件テーブルをもとに、当該測定対象のピンに条件を設定および当該測定対象のピンの試験を行うために必要な設定されている他のピンに条件を設定した後、試験を行う試験手段と、
前記試験手段で試験した測定対象のピン毎の結果と前記試験条件テーブルに設定されている当該測定対象のピン毎の良否判定情報とを照合し、入力された種別のモジュールの良否を判定する判定手段と
を備えたことを特徴とするモジュール試験装置。 - 前記測定対象のモジュールを試験用コネクタに接続した後、当該試験用コネクタを前記試験を行なうボードのテストヘッドに接続して前記試験手段で試験を行った後、前記判定手段で不良と判定されたときに、当該モジュールと試験用コネクタとを接続したままで取り外す構造としたことを特徴とする請求項1記載のモジュール試験装置。
- モジュールの測定対象のピン毎に試験を行うモジュール試験方法において、
測定対象のモジュールの種別毎に当該種別に対応づけて、測定対象のピン毎に、当該測定対象のピンの試験情報と当該測定対象のピンの試験を行うために必要な他のピンの試験情報、および当該測定対象のピンの良否判定する良否判定情報を登録した試験条件テーブルあるいは当該試験条件テーブルの番号を登録した、それぞれの端子配列テーブルと、
測定対象のピンの試験情報と当該測定対象のピンの試験を行うために必要な他のピンの試験情報、および当該測定対象のピンの良否判定する良否判定情報を予め登録した試験条件テーブルとを備え、
測定対象のモジュールの種別を入力させる入力ステップと、
前記入力ステップにより入力された種別に対応する、前記端子配列テーブルを参照し、当該端子配列テーブルに設定されている測定対象のピン毎に順次、当該測定対象のピンに設定されているあるいはその番号の前記試験条件テーブルをもとに、当該測定対象のピンに条件を設定および当該測定対象のピンの試験を行うために必要な設定されている他のピンに条件を設定した後、試験する試験ステップと、
前記試験ステップで試験した測定対象のピン毎の結果と前記試験条件テーブルに設定されている当該測定対象のピン毎の良否判定情報とを照合し、入力された種別のモジュールの良否を判定する判定ステップと
を有するモジュール試験方法。 - モジュールの測定対象のピン毎に試験を行うモジュール試験プログラムにおいて、
測定対象のモジュールの種別毎に当該種別に対応づけて、測定対象のピン毎に、当該測定対象のピンの試験情報と当該測定対象のピンの試験を行うために必要な他のピンの試験情報、および当該測定対象のピンの良否判定する良否判定情報を登録した試験条件テーブルあるいは当該試験条件テーブルの番号を登録した、それぞれの端子配列テーブルと、測定対象のピンの試験情報と当該測定対象のピンの試験を行うために必要な他のピンの試験情報、および当該測定対象のピンの良否判定する良否判定情報を予め登録した試験条件テーブルとを記憶領域に記憶させ、
コンピュータを、
測定対象のモジュールの種別を入力させる入力手段と、
前記入力手段により入力された種別に対応する、前記端子配列テーブルを参照し、当該端子配列テーブルに設定されている測定対象のピン毎に順次、当該測定対象のピンに設定されているあるいはその番号の前記試験条件テーブルをもとに、当該測定対象のピンに条件を設定および当該測定対象のピンの試験を行うために必要な設定されている他のピンに条件を設定した後、試験する試験手段と、
前記試験手段で試験した測定対象のピン毎の結果と前記試験条件テーブルに設定されている当該測定対象のピン毎の良否判定情報とを照合し、入力された種別のモジュールの良否を判定する判定手段と
して機能させるためのモジュール試験プログラム。
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