JP4950094B2 - タイヤ式クレーン及びタイヤ式クレーンシステム - Google Patents

タイヤ式クレーン及びタイヤ式クレーンシステム Download PDF

Info

Publication number
JP4950094B2
JP4950094B2 JP2008026706A JP2008026706A JP4950094B2 JP 4950094 B2 JP4950094 B2 JP 4950094B2 JP 2008026706 A JP2008026706 A JP 2008026706A JP 2008026706 A JP2008026706 A JP 2008026706A JP 4950094 B2 JP4950094 B2 JP 4950094B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cable
crane
traveling
housing groove
guide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008026706A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009184780A (ja
Inventor
浩二 内田
俊彦 阪本
昇 藤澤
博文 吉川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP2008026706A priority Critical patent/JP4950094B2/ja
Publication of JP2009184780A publication Critical patent/JP2009184780A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4950094B2 publication Critical patent/JP4950094B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Leg Units, Guards, And Driving Tracks Of Cranes (AREA)

Description

本発明は、外部給電によって走行するタイヤ式クレーン及びタイヤ式クレーンシステムに関する。
従来、この種のタイヤ式クレーンとして、特許文献1に示される技術が知られている。この特許文献1に示されるタイヤ式クレーンは、タイヤにて走行されるクレーン本体となる門形クレーンの上部に、コンテナを吊り上げるスプレッダを有するトロリーが配置されたものである。また、門型クレーンには、タイヤを走行させる駆動モータに電力供給するための走行給電ケーブルが接続されている。この走行給電ケーブルは、門形クレーンと同じ路面上をトレーラーが走行する際の支障とならないように、走行レーンの長さ方向(横走行方向)に沿うように設けられたケーブル収容溝内に収容される状態を経て、外部電源に接続される。そして、タイヤ式クレーンは、各走行レーン内にて、上記外部電源からの給電により、走行レーンに沿う長さ方向に走行する、所謂横走行が行われる。
特開2003‐137493号公報
ところで、上記のタイヤ式クレーンでは、各走行レーン内を横走行する場合に、門形クレーン上に設けられたケーブルリールを回転させながら、ケーブル収容溝内の走行給電ケーブルを巻き取り、また、該ケーブル収容溝に対して走行給電ケーブルを送り出すようにしているが、その際、タイヤ走行される門形クレーンが、その進行方向に沿うケーブル収容溝に対して直交する方向に蛇行することがある。その蛇行量は通常で±50mm程度、最大で±150mmになる場合がある。そして、このように門形クレーンが蛇行することによって、門型クレーンに設けられたケーブルリールから延びる走行給電ケーブルの延出部分も蛇行し、これによりケーブル収容溝から走行給電ケーブルが外れ、該門形クレーンの走行に支障が生じる恐れがあった。ケーブル収容溝から走行給電ケーブルが外れることを防止するために、ケーブル収容溝の幅を大きくすることも考えられるが、このようなケーブル収容溝の拡大によってトレーラーの車輪が該ケーブル収容溝内に嵌まり込む恐れがあり、ケーブル収容溝の幅を大きくするのには制限があった。
この発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、路面上をタイヤ走行する際に、外部給電するための走行給電ケーブルが路面上に設けられたケーブル収容溝から外れることを防止するタイヤ式クレーン及びタイヤ式クレーンシステムを提供する。
上記課題を解決するために、この発明は以下の手段を提案している。すなわち、本発明のタイヤ式クレーンでは、タイヤにより路面上を走行するクレーン本体と、該クレーン本体から延び、前記路面に形成されたケーブル収容溝に収容された状態を経て、外部電源に接続される走行給電ケーブルと、前記ケーブル収容溝に収容された状態から前記クレーン本体に向かって延びる前記走行給電ケーブルの延出部を、前記クレーン本体に対して相対移動させて、前記ケーブル収容溝の上方に配置させるガイド手段と、を備え、前記ガイド手段は、クレーン本体に接続された走行給電ケーブルを上方から下方に向けて案内するケーブル案内部と、該ケーブル案内部をクレーン本体に対して近接離間する方向に沿って相対的に移動可能に保持する保持部と、前記ケーブル案内部をケーブル収容溝の上方に配置させる位置調整部と、を備え、前記位置調整部は、前記ケーブル案内部からケーブル収容溝の内部に挿入されるように下方に向けて突出し、ケーブル収容溝の壁面を摺動又は転動可能な突出部材によって構成されていることを特徴としている。
また、本発明のタイヤ式クレーンでは、タイヤにより路面上を走行するクレーン本体と、該クレーン本体から延び、前記路面に形成されたケーブル収容溝に収容された状態を経て、外部電源に接続される走行給電ケーブルと、前記ケーブル収容溝に収容された状態から前記クレーン本体に向かって延びる前記走行給電ケーブルの延出部を、前記クレーン本体に対して相対移動させて、前記ケーブル収容溝の上方に配置させるガイド手段と、前記ケーブル収容溝に対するクレーン本体の相対位置を検出する位置検出手段と、を備え、前記ガイド手段は、クレーン本体に接続された走行給電ケーブルを上方から下方に向けて案内するケーブル案内部と、該ケーブル案内部をクレーン本体に対して近接離間する方向に沿って相対的に移動可能に保持する保持部と、前記ケーブル案内部をケーブル収容溝の上方に配置させる位置調整部と、を備え、該位置調整部は、保持部に保持された状態でケーブル案内部を移動させる駆動部と、前記位置検出手段による検出結果に基づいてケーブル案内部がケーブル収容溝の上方に位置するように駆動部を制御する制御部と、を有することを特徴としている。
上記の発明によれば、クレーン本体は、外部電源から走行給電ケーブルを介して外部給電されることにより、路面上をタイヤによって走行可能である。ここで、ケーブル収容溝に収容された状態からクレーン本体に向かって延びる走行給電ケーブルの延出部は、ガイド手段によりケーブル収容溝の上方に配置される。このため、クレーン本体の走行に伴ってクレーン本体に対するケーブル収容溝の相対位置が変化したとしても、ガイド手段により、ケーブル収容溝の上方に常に走行給電ケーブルの延出部を配置させることができるので、ケーブル収容溝内からの走行給電ケーブルの引き出し、又は該ケーブル収容溝への走行給電ケーブルの送り出しに際して、ケーブル収容溝から走行給電ケーブルが外れて路面上に配設されること、また、走行給電ケーブルがケーブル収容溝に摺接して損傷してしまうことを確実に防止することができる。またそれ故にケーブル収容溝の幅を走行給電ケーブルの径と対応する最小限の大きさとすることができ、これにより車両が通過するときにケーブル収容溝に車輪が嵌り込むトラブル発生を防止できる。
また、クレーン本体に接続された走行給電ケーブルを上下方向に案内するケーブル案内部を、保持部によってクレーン本体に対して近接離間する方向に沿って相対的に移動可能に保持するとともに、位置調整部によってケーブル収容溝の上方に配置させることができる。すなわち、これらガイド手段のケーブル案内部、保持部、位置調整部により、ケーブル収容溝の上方に走行給電ケーブルの延出部を常時配置させることができるので、上記と同様に、クレーン本体の走行に伴うケーブル収容溝内からの走行給電ケーブルの引き出し、又は該ケーブル収容溝への走行給電ケーブルの送り出しに際して、ケーブル収容溝から走行給電ケーブルが外れて路面上に配設されること、また、走行給電ケーブルがケーブル収容溝に摺接して損傷してしまうことを確実に防止できる。
そして、ケーブル案内部から下方に向けて突出してケーブル収容溝の内部に挿入されるように位置調整部の突出部材を設け、この突出部材をケーブル収容溝の壁面を摺動又は転動させるようにした場合、クレーン本体の走行に伴って突出部材をケーブル収容溝に沿って移動させることができる。すなわち、クレーン本体が蛇行するように走行したとしても、突出部材によって該突出部材が設けられたケーブル案内部を常にケーブル収容溝の上方に配置させることができる。このため、ケーブル案内部に案内される走行給電ケーブルの延出部を常にケーブル収容溝の上方に配置させることができる。
また、本発明のタイヤ式クレーンでは、前記ガイド手段を、位置調整部をケーブル収容溝に対して上下に挿脱させる切替部を有することを特徴とする。
上記の発明によれば、前記ガイド手段にさらに設けた切替部によって、位置調整部をケーブル収容溝に対して上下に挿脱させることができる。このため、切替部によって位置調整部をケーブル収容溝に対して上方に離脱させることで、クレーン本体をケーブル収容溝と完全に独立させて走行させることも可能となる。
また、ケーブル収容溝に対するクレーン本体の相対位置を検出する位置検出手段を備え、位置調整部が、保持部に保持された状態でケーブル案内部を移動させる駆動部と、位置検出手段による検出結果に基づいてケーブル案内部がケーブル収容溝の上方に位置するように駆動部を制御する制御部と、を有するものとした場合、ガイド手段の位置調整部では、位置検出手段による検出結果に基づいて、制御部が駆動部を駆動し、ケーブル案内部をケーブル収容溝の上方に位置するように移動させるので、ケーブル収容溝に対する走行給電ケーブルの延出部の位置調整を自動的にかつ正確に行うことができる。
また、本発明のタイヤ式クレーンでは、前記クレーン本体に設けられ、前記走行給電ケーブルを巻き取り又は送り出し可能なケーブルリールを備えることを特徴とする。
上記の発明によれば、クレーン本体に設けたケーブルリールによって、ケーブル収容溝に対して走行給電ケーブルを巻き取り又は送り出すようにしたので、走行給電ケーブルが乱雑となることなく、クレーン本体上に収納することができる。
また、本発明のタイヤ式クレーンシステムでは、上述したタイヤ式クレーンと、該タイヤ式クレーンが走行する走行レーン近傍に設けられた外部電源と、前記走行レーンの走行方向に沿うように路面上に形成され、前記タイヤ式クレーンからの走行給電ケーブルが収容されるケーブル収容溝と、を備えることを特徴とする。
上記の発明によれば、タイヤ式クレーンが走行する走行レーンの近傍に外部電源を設け、かつ該走行レーンの走行方向に沿う路面上に、タイヤ式クレーンからの走行給電ケーブルが収容されるケーブル収容溝を設けた。このため、タイヤ式クレーンは、外れてしまうおそれなくケーブル収容溝内に収容された走行給電ケーブルを通じて、クレーン本体に外部電源から電力供給し、走行レーンに沿って走行方向に走行することが可能となる。また、外部給電による走行が可能であることで、エンジンを使用する必要がなく、燃料の注入作業を不要とし、低騒音で大気汚染の防止を図ることができる。
本発明によれば、クレーン本体の走行に伴うケーブル収容溝内からの走行給電ケーブルの引き出し、又は該ケーブル収容溝への走行給電ケーブルの送り出しに際して、ケーブル収容溝から走行給電ケーブルが外れて路面上に配設されること、また、走行給電ケーブルがケーブル収容溝に摺接して損傷してしまうことを確実に防止することができる。また、それ故にケーブル収容溝の幅を走行給電ケーブルの径と対応する最小限の大きさとすることができ、これにより車両が通過するときにケーブル収容溝に車輪が嵌り込むトラブル発生を防止できる。
(第1実施形態)
以下、本発明に係るタイヤ式クレーンの第1実施形態を、図1〜図12を参照して説明する。図1及び図2は、本発明に係るタイヤ式クレーン(Rubber Tired Gantry Crane)100を複数台含むタイヤ式クレーンシステム101の全体図である。
図1及び図2に示すように、本実施形態のタイヤ式クレーンシステム101は、コンテナヤードY内の路面R上に設置された複数の走行レーンLと、各走行レーンL内を走行する複数のタイヤ式クレーン100と、各タイヤ式クレーン100に電力を供給する複数の外部電源2と、各走行レーンLに沿って路面Rに設けられたケーブル収容溝Mとを備えている。
そして、図1及び図2に示すように、このタイヤ式クレーン100は、外部電源2からの給電によってコンテナヤードY内の各走行レーンL内を矢印A−Bで示す横方向に走行させながら、トレーラ(図示略)などによって搬入出されるコンテナ90を積み降ろしする。なお、本実施形態のタイヤ式クレーンシステム101では、路面Rには各走行レーンLに沿って後述する地上ガイドライン4が設けられ、タイヤ式クレーン100が、各走行レーンL内にて、蛇行量を所定範囲内に抑制して矢印A−Bで示す横方向に直進することを可能としている。また、図1では説明を容易にするために、3本の走行レーンLと、これら各走行レーンLに配置された3台のタイヤ式クレーン100が記載されているが、走行レーンLの数、タイヤ式クレーン100の台数は、図1に示した数に限定されない。さらに、後述するようにタイヤ式クレーン100が走行レーンL間を走行する所謂縦走行を可能とすることで、走行レーンLの本数とタイヤ式クレーン100の台数とが一致しないものとしても良い。
次に、タイヤ式クレーン100の詳細について説明する。図1及び図2に示すように、タイヤ式クレーン100は、タイヤにより路面R上を走行するクレーン本体1と、該クレーン本体1から延び、路面Rに形成されたケーブル収容溝Mに収容された状態を経て外部電源2に接続される走行給電ケーブル3と、ケーブル収容溝Mに収容された状態からクレーン本体1に向かって延びる走行給電ケーブル3の延出部3Aを、クレーン本体1に対して相対移動させて、ケーブル収容溝Mの上方に配置させるガイド手段20(後述する)と、を備える。クレーン本体1は、図2に示されるような、タイヤ式の走行手段5と、略平行に立設され、走行手段5によりそれぞれ走行可能な一対の脚部6と、該脚部6間に上部で架設された梁部7と、該梁部7に吊設された吊下機構8と、を備えている。
走行手段5は、脚部6に垂直軸を中心として回転自在に支持された走行車輪5aと、走行車輪5aの方向を変更させる方向調整機構(図示せず)と、走行車輪5aを駆動させる車輪駆動モータ(図示せず)と、これら方向調整機構及び車輪駆動モータを制御する走行手段制御部(図示せず)と、を備える。走行手段5の走行手段制御部では、地上ガイドライン4とのズレ量を検出するRTG蛇行量検出センサ10(図11参照)からの検出信号に基づき、方向調整機構に対して走行車輪5aの方向を切り替えさせ、該地上ガイドライン4に沿うように、車輪駆動モータに対して走行車輪5aを矢印A−B方向に横走行させる制御を行う。地上ガイドライン4は、例えば磁石からなり路面上に線状に配設されていて、また、RTG蛇行量検出センサ10は、磁気センサであり、これにより位置検出手段として地上ガイドライン4の相対的な位置を検出することで蛇行量を検出可能としている。また、走行手段5を走行レーンLの配置方向であり、かつ矢印A−B方向と直交する矢印C−D方向に走行する、所謂縦走行をさせる場合には、走行手段制御部は、方向調整機構に対して走行車輪5aを矢印C−D方向に方向転換させる制御を行う。なお、走行手段5を駆動するための電源は、矢印A−B方向に横走行する場合、走行給電ケーブル3を通じて供給される外部電源2であり、また、矢印C−D方向に縦走行する場合、別途、脚部6上に設置された発電機、二次電池などの搭載電源11が使用される。
一対の脚部6は、梁部7及び吊下機構8を支持している。そして、一方の脚部6の外側面には、外部電源2から受電する走行給電ケーブル3及び該走行給電ケーブル3を収納するケーブルリール12が設けられている。ケーブルリール12は、水平な軸心部を有しており、該軸心部に走行給電ケーブル3を巻き取ることで収納している。ケーブルリール12は、ケーブルリール駆動制御部(図示せず)により制御されており、巻き取られている走行給電ケーブル3の張力及び移動方向に基づいて、走行給電ケーブル3の巻上げ又は巻出しを行う。走行給電ケーブル3は、外部電源2と接続して受電可能な外部電源用受電コネクタ13を先端に有している。また、走行給電ケーブル3の基端は、脚部6に設置され、走行手段5及びケーブルリール12に給電する給電部(図示略)と電気的に接続されている。
梁部7は、吊下機構8を吊り下げるように支持している。そして、梁部7には、該梁部7の長手方向に沿って吊下機構8が走行可能なように、ガイドレール7aが設けられている。吊下機構8は、給電部より受電することにより、コンテナ90を積み降ろしするように作動する。より具体的に、吊下機構8は、梁部7のガイドレール7aに沿って走行可能なトロリ8aと、コンテナ90を把持するスプレッダー8bと、トロリ8aからスプレッダー8bを吊り下げている吊下ロープ8cと、該吊下ロープ8cの巻上げ及び巻出しを行う巻上機8dと、トロリ8a、スプレッダー8b及び巻上機8dの作動を制御する吊下機構制御部(図示せず)と、を備えている。
次に、図3〜図6を参照して、走行給電ケーブル3を案内するためのガイド手段20について説明する。走行給電ケーブル3は、クレーン本体1のケーブルリール12から延び、路面R上に走行レーンLに沿い矢印A−B方向に形成されたケーブル収容溝Mに収容された状態を経て、外部電源2に接続されるものであり、該ガイド手段20は、走行給電ケーブル3の延出部3A(ケーブル収容溝M内からクレーン本体1に向けて引き出された部分)を、タイヤ式クレーン100に対して縦方向である矢印C−D方向に相対移動させて、ケーブル収容溝Mの上方に配置させる。
ガイド手段20は、クレーン本体1の給電部(図示略)に接続された走行給電ケーブル3の延出部3Aを上方から下方に向けて案内するケーブルガイド21と、該ケーブルガイド21をクレーン本体1に対して近接離間する方向に沿って相対的に移動可能に保持する保持部22と、前記ケーブルガイド21をケーブル収容溝Mの上方に配置させる位置調整部23と、を具備する。
保持部22は、H型鋼によって形成されたガイドレール22Aからなるものであって、クレーン本体1から略水平に張り出すようにして設けられている。より具体的には、ガイドレール22Aは、走行レーンLに沿って横走行可能に配置された場合において、クレーン本体1から当該走行レーンLと対応するケーブル収容溝Mと平面視略直交するように張り出している。また、ケーブルガイド21は、ガイドレール22Aの下方に配置され、走行給電ケーブル3が挿通されるガイド孔27を有するベース部材24と、該ベース部材24上にてガイドレール22Aを両側から挟むように設けられた一対のL字状部材25と、該L字状部材25内に設けられてガイドレール22Aの下部フランジ上を走行する転動体26とを備える。ガイド孔27は、ベース部材24において、ケーブルガイド21に対して側方に張り出した位置で、断面略円形状で一定の内径を有して上下方向に貫通するように設けられていて、ケーブルリール12からケーブル収容溝Mまで延出される走行給電ケーブル3の延出部3Aが挿通されている。位置調整部23は、ケーブルガイド21のベース部材24の下面から下方に突出するように配置された軸部28と、該軸部28の下端に回転自在に設けられたローラ29とからなる突出部材を有する。軸部28は下端がケーブル収容溝Mに挿入されていて、軸部28の下端のローラ29は、ケーブル収容溝M内に配置されている。そして、ローラ29は、ケーブル収容溝Mの側面M1に接触してケーブル収容溝Mに沿って転動可能とされている。なお、ローラ29の直径はケーブル収容溝Mの幅よりも若干小さく形成することが好ましい。
そして、このようなガイド手段20では、クレーン本体1の矢印A−B方向への横走行に伴って、タイヤ式クレーン100が同方向と直交する矢印C−D方向に蛇行して、ケーブル収容溝Mに対する相対位置が変化した場合に、ガイド手段20において位置調整部23のローラ29が、ケーブル収容溝Mの壁面M1に接触することで、常時、ケーブル収容溝M内に位置し、クレーン本体1とともにケーブル収容溝Mに沿って矢印A−B方向に移動する。この位置調整部23のローラ29には、軸部28を経て走行給電ケーブル3が挿通されるガイド孔27を有するケーブルガイド21が連結されていることから、該ケーブルガイド21もローラ29の動きに応じて、転動体26を介してガイドレール22A上を矢印C−D方向に走行することとなる。このため、走行レーンLの方向と直交した矢印C−D方向におけるクレーン本体1に対する相対的なケーブルガイド21の位置が調整されることとなる。その結果、走行給電ケーブル3を案内するガイド孔27を、常時、ケーブル収容溝Mの上方に位置させることができる。
以上詳細に説明したように本実施形態に示されるタイヤ式クレーン100では、外部電源2から走行給電ケーブル3を介して外部給電されることにより、路面R上を走行車輪5aによって走行可能である。また、走行時において、ケーブル収容溝Mに収容された状態からクレーン本体1に向かって延びる走行給電ケーブル3の延出部3Aは、ガイド手段20によって常時、ケーブル収容溝Mの上方に配置される。すなわち、クレーン本体1の走行に伴って該クレーン本体1に対するケーブル収容溝Mの相対位置が変化したとしても、ガイド手段20により、ケーブル収容溝Mの上方に、走行給電ケーブル3をガイドするケーブルガイド21を配置させることができるので、ケーブル収容溝M内からの走行給電ケーブル3の引き出し、又は該ケーブル収容溝Mへの走行給電ケーブル3の送り出しに際して、ケーブル収容溝Mから走行給電ケーブル3が外れて路面R上に配設されること、また、走行給電ケーブル3がケーブル収容溝Mに摺接して損傷してしまうことを確実に防止することができる。また、それ故にケーブル収容溝Mの幅を走行給電ケーブル3の径と対応する最小限の大きさとすることができ、これにより車両が通過するときにケーブル収容溝Mに、トレーラーの車輪が嵌り込むトラブル発生を防止できる。
また、上記のタイヤ式クレーン100では、クレーン本体1に設けたケーブルリール12によって、ケーブル収容溝Mに対して走行給電ケーブル3を巻き取り又は送り出すようにしたので、走行給電ケーブル3が乱雑となることなく、クレーン本体1上に収納することができる。
そして、上記のようなタイヤ式クレーン100を備えたタイヤ式クレーンシステム101では、上記のとおり外部電源2から走行給電ケーブル3を介して外部給電することが可能であることから、走行手段5の駆動手段に内燃式のエンジンを使用することなく、電気モータにより走行レーンLに沿って横走行させることが可能となるので、燃料の注入作業が不要をとし、低騒音で廃ガスによる大気汚染の防止を図ることができる。
なお、上記の実施形態は以下のように構成を変更しても良い。
(1) ケーブルガイド21のガイド孔27の形状を断面略円形状で一定の内径を有するものとしたが、これに限定されず、上方側に大径となるようにテーパ状にしても良い。このようにすることで、ケーブルリール12から延出される走行給電ケーブル3を当該ガイド孔に好適に挿通させつつ、下方のケーブル収容溝Mにより確実に案内することができる。また、ガイド孔27の内壁部に走行給電ケーブル3を案内する多数のローラを設けて、走行給電ケーブル3を上下方向に案内するものとしても良い。このようにすることで、該ガイド孔27の内壁と走行給電ケーブル3とが摺接することを防ぎ、走行給電ケーブル3の損傷をより確実に防止することができる。
(2) また、ケーブルガイド21をケーブル収容溝Mの上方に配置させる位置調整部23を、軸部28とローラ29とからなる突出部材から構成したが、これに限定されず、丸棒からなる突出部材で構成し、単に当該丸棒がケーブル収容溝Mの壁面M1を摺動するものとしても良い。また、突出部材はケーブル収容溝M内に1組設けるようにしたが、これに限定されず、ケーブル収容溝Mの各壁面M1付近に1組ずつ設ける(つまり、ケーブル収容溝M内に間隔をおいて2組設ける)ようにしても良い。さらには、このような突出部材は、ケーブル収容溝Mに挿入され位置を調整するものとしたが、これに限るもではない。ケーブル収容溝Mに平行に路面R上に形成された溝に挿入され、結果ケーブルガイド21においてベース部材24のガイド孔27がケーブル収容溝Mの上方に位置するように設定されていても良い。
(3) また、ガイドレール22Aをクレーン本体1に固定するようにしたが、これに限定されず、図7〜図8で示すような切替部30を設けても良い。この切替部30は、クレーン本体1に対してガイドレール22Aの基端を回動可能に支持する回動軸31と、一端がガイドレール22Aの先端に取り付けられたワイヤ32と、該ワイヤ32の他端に設けられたフック33と、クレーン本体1に設けられ、フック33を係合可能な係合部34と、ガイドレール22Aの基端下部でクレーン本体1に設けられたストッパ35とを有する。回動軸31は、略水平に配設されていて、ガイドレール22Aを略水平に張り出した水平位置から先端が上方へ向かうように配設された上昇位置まで矢印E−F方向に回動させることが可能である。また、ストッパ35は、回動軸31に回動可能に支持されたガイドレール22Aを水平に張り出した状態で支持するものである。また、ワイヤ32の他端に設けられたフック33を係合部34に係合することで、ガイドレール22Aは、上昇位置で保持することが可能となっている。
以上のような切替部30を備えることで、走行レーンL内を横走行する際は、ガイドレール22Aを水平位置として、ガイド手段20によって走行給電ケーブル3の延出部3Aを案内可能とさせる一方、ガイドレール22Aを上昇位置として保持することで、走行レーンL間を矢印C−D方向に縦走行させることが可能となる。すなわち、ガイドレール22Aが上昇位置となることで、軸部28及びローラ29をケーブル収容溝Mから上方へ脱出させる。これにより、タイヤ式クレーン100をケーブル収容溝M及び走行レーンLから独立させることができ、他の走行レーンLへの移動を支障なく行わせることができる。なお、次の走行レーンLに移動した際には、ガイドレール22Aを再び水平位置として、軸部28及びローラ29を次の走行レーンLと対応するケーブル収容溝Mに挿入させることで、走行給電ケーブル3の延出部3Aをガイド手段20によって案内させならが、当該走行レーンLに沿って横走行することができる。
また、切替部は、図7〜図8で示すように、ガイドレール22Aを手動で矢印E−F方向に回動させることに限定されず、図9で示す切替部36のように、ワイヤ32を、クレーン本体1に設けた滑車37を介してモータ38及び該モータ38を駆動制御する制御部39により巻き取り又は繰り出しても良い。そして、このような場合には、さらに、制御部39を上記の走行手段制御部と連動させて、走行手段制御部が方向調整機構に対して走行車輪5aを矢印C−D方向に方向転換させる制御を行うことを条件として制御部39がモータ38を駆動させるようにすることで、連動して自動的に縦走行が可能な状態にすることが可能となる。
(4) 上記実施形態では、タイヤ式クレーン100が横方向である矢印A−B方向と直交する矢印C−D方向に蛇行した場合に、ガイド手段20により、走行給電ケーブル3の延出部3Aをケーブル収容溝Mの上方に配置させるようにするものとして説明したが、これに限定されない。すなわち、ケーブル収容溝Mが走行レーンL間で矢印C−D方向に配置され、縦走行も外部給電によって行うものとし、同様のガイド手段20により、タイヤ式クレーン100の矢印C−D方向と直交する矢印A−B方向への蛇行に対応して、走行給電ケーブル3の延出部3Aを案内するものとしても良い。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態を図10を参照して説明する。第2実施形態に示されるタイヤ式クレーン100が第1実施形態と構成を異にする点は、クレーン本体1に対してケーブルガイド21を近接離間する矢印C−D方向に沿って相対的に移動可能に保持する保持部の構成である。すなわち、第2実施形態の保持部40として、第1実施形態のH型鋼のガイドレール22Aに代えて、リンク機構41が設けられている。このリンク機構41は、クレーン本体1に固定された第一のリンク部材41Aと、該第一のリンク部材41Aに対して垂直軸41Bを中心として回動自在に連結された第二のリンク部材41Cと、を有するものである。そして、リンク部材41Cの先端部は、ケーブルガイド21のベース部材24に垂直軸41Dを介して回動自在に連結されている。そして、このようなリンク機構41では、リンク部材41Cが水平面内で回動することにより、その先端部のケーブルガイド21が、ケーブル収容溝Mに直交する矢印C−D方向へ相対移動することを許容する。
そして、このような第2実施形態においても、第1実施形態と同様に、走行に伴ってクレーン本体1に対するケーブル収容溝Mの相対位置が変化したとしても、リンク機構41により、ケーブル収容溝Mの上方に走行給電ケーブル3の延出部3Aをガイドするケーブルガイド21を常時配置させることができる。このため、クレーン本体1の走行に伴うケーブル収容溝M内からの走行給電ケーブル3の引き出し、又は該ケーブル収容溝Mへの走行給電ケーブル3の送り出しに際して、ケーブル収容溝Mから走行給電ケーブル3が外れて路面R上に配設されること、また、走行給電ケーブル3がケーブル収容溝Mに摺接して損傷してしまうことを確実に防止することができる。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態を図11及び図12を参照して説明する。第3実施形態に示されるタイヤ式クレーン100が第1及び第2実施形態と異なる点は、位置調整部の構成である。すなわち、第3実施形態に示される位置調整部50は、第1及び第2実施形態に示されるような突出部材を構成する軸部28及びローラ29により機械的にケーブルガイド21の位置を調整するのではなく、クレーン本体1の位置情報に基づいてケーブルガイド21の位置を調整するようにした点に特徴を有する。
クレーン本体1には、図11に示すように、走行レーンL内の矢印A−Bで示す横方向に配置された地上ガイドライン4を検出するRTG蛇行量検出センサ10が設けられており、このRTG蛇行量検出センサ10での地上ガイドライン4の検出信号に基づき、クレーン本体1の地上ガイドライン4に対するズレ量が検出される。また、本実施形態に示される位置調整部50は、ガイドレール22Aに保持された状態でケーブルガイド21を移動させる駆動部51と、RTG蛇行量検出センサ10からの検出信号に基づいてケーブルガイド21がケーブル収容溝Mの上方に位置するように駆動部51を制御する制御部52と、から構成される。
駆動部51は、ガイドレール22Aの先端部とクレーン本体1とにそれぞれ設けられた一対のプーリ53と、これらプーリ53に巻回されたベルト54と、プーリ53を駆動するためのステッピングモータからなる駆動モータ55と、から構成されるものである。該駆動モータ55は、制御部52からの制御信号に基づき駆動制御される。また、ベルト54にはケーブルガイド21のベース部材24が連結されており、該ベルト54の矢印C−D方向の駆動に応じて、該ベース部材24も同方向に移動する。
以下に制御部52の制御内容を図12のフローに基づき説明する。
[ステップS1]
まず、クレーン本体1の走行が開始されると、制御部52は、所定の制御周期で、RTG蛇行量検出センサ10から、クレーン本体1の蛇行量δαを表わす検出信号を取り込む。ここで、クレーン本体1の蛇行量δαは、RTG蛇行量センサ10の中心位置が地上ガイドライン4とC−D方向に一致する時を基準(δα=0)として、C−D方向へのズレ量を表わすものであり、正負の符号を有する値である。
[ステップS2]
次に、制御部52は、ケーブルガイド21の目標位置X1を設定する。ここで、目標位置X1とは、クレーン本体1の蛇行量δαが0である時にケーブルガイド21のガイド孔27がケーブル収容溝Mの上方となる位置を基準とする保持部22に対するケーブルガイド21のC−D方向の相対位置であり、正負の符号を有する値である。そして、クレーン本体1がケーブル収容溝Mに近接あるいは離間するようにC−D方向に蛇行した場合に、ケーブルガイド21のガイド孔27をケーブル収容溝Mの上方に位置させるためには、蛇行量δαと同じ大きさで、クレーン本体1の蛇行する方向と反対側に移動させる必要があるので、目標位置X1を、蛇行量δαと正負反転させた(−δα)に設定する。
[ステップS3]
次に、制御部52は、前回の駆動モータ55の出力結果から、現在のケーブルガイド21の位置X2を参照する。
[ステップS4]
次に、制御部52は、ケーブルガイド21の目標位置X1と、現在の位置X2との差分から、目標位置X1とするのに必要な移動量Sを算出する。
[ステップS4]
そして、制御部52は、算出した移動量Sと対応する駆動信号を駆動モータ55に出力することで、駆動モータ55は所定角度回転することとなり、これによりプーリ53及びベルト54を介してケーブルガイド21をガイド孔27がケーブル収容溝Mの上方となるように移動させ、位置調整を行うことができる。
そして、このような第3実施形態においても、上記の制御を繰り返すことで、第1及び第2実施形態と同様に、走行に伴ってクレーン本体1に対するケーブル収容溝Mの相対位置が変化したとしても、ケーブル収容溝Mの上方に走行給電ケーブル3をガイドするケーブルガイド21を常時位置させることができるので、ケーブル収容溝M内からの走行給電ケーブル3の引き出し、又は該ケーブル収容溝Mへの走行給電ケーブル3の送り出しに際して、ケーブル収容溝Mから走行給電ケーブル3が外れて路面R上に配設されること、また、走行給電ケーブル3がケーブル収容溝Mに摺接して損傷してしまうことを確実に防止することができる。また、この第3実施形態のタイヤ式クレーン100では、RTG蛇行量検出センサ10による検出結果に基づいて、制御部52に対して、ケーブルガイド21がケーブル収容溝Mの上方に位置するように駆動部51を駆動制御するようにしたので、ケーブル収容溝Mに対するケーブルガイド21の位置調整を自動でかつ正確に行うことが可能となる。
なお、本実施形態では、路面R上に磁石からなる地上ガイドライン4を設け、クレーン本体1に位置検出手段として磁気センサからなるRTG蛇行量検出センサ10を設けたが、これに限るものではない。例えば、RTG蛇行量検出センサ10としてCCDカメラを使用し、画像情報に基づいて地上ガイドラインの相対位置を検出するものとしても良い。
また、地上ガイドライン4を使用することなく、GPSを利用した位置検出手段によりクレーン本体1の蛇行量を検出しても良い。
また、駆動部51としてプーリ53とベルト54を使用したが、これに限定されず、チェーンとスプロケットとの組み合わせとしても良く、また、駆動モータ51としては、ステッピングモータでなく、DCモータあるいはACモータを利用しても良い。なお、駆動モータ51としてDCモータあるいはACモータを利用する場合には、ケーブルガイド21の現在の位置検出を行うためにエンコーダを備えるものとすれば良い。さらに、駆動部51としては、回転駆動する構成に限られず、リニアモータを利用する方式としても良い。また、ケーブルガイド21の位置検出としては、リニア変位計をガイドレール22Aに沿って設けるものとしても良い。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
本発明に係わるタイヤ式クレーンシステム100の全体を示す斜視図。 図1に示されるタイヤ式クレーン101の一つを示す斜視図。 本発明の第1実施形態の特徴部分であるガイド手段20を示す斜視図。 図3のガイド手段20を矢印IV方向から見た側面図。 図3のガイド手段20を矢印V方向から見た正面図。 図3のガイド手段20を上方から見た平面図。 第1実施形態のガイド手段20の変形例1を示す側面図。 図7のガイドレール22Aが退避された状態を示す側面図。 第1実施形態のガイド手段20の変形例2を示す側面図。 第2実施形態の特徴部分である保持部40を示す平面図。 第3実施形態の特徴部分である位置調整部50を示す側面図。 制御部52の制御内容を示すフローチャート。
符号の説明
1 クレーン本体
2 外部電源
3 走行給電ケーブル
3A 延出部
10 RTG蛇行量検出センサ(位置検出手段)
12 ケーブルリール
20 ガイド手段
21 ケーブルガイド(ケーブル案内部)
22 保持部
22A ガイドレール
23 位置調整部
28 軸部(突出部材)
29 ローラ(突出部材)
30 切替部
40 保持部
50 位置調整部
51 駆動部
52 制御部
100 タイヤ式クレーン
101 タイヤ式クレーンシステム
L 走行レーン
M ケーブル収容溝
R 路面

Claims (5)

  1. タイヤにより路面上を走行するクレーン本体と、
    該クレーン本体から延び、前記路面に形成されたケーブル収容溝に収容された状態を経て、外部電源に接続される走行給電ケーブルと、
    前記ケーブル収容溝に収容された状態から前記クレーン本体に向かって延びる前記走行給電ケーブルの延出部を、前記クレーン本体に対して相対移動させて、前記ケーブル収容溝の上方に配置させるガイド手段と、を備え
    前記ガイド手段は、
    クレーン本体に接続された走行給電ケーブルを上方から下方に向けて案内するケーブル案内部と、
    該ケーブル案内部をクレーン本体に対して近接離間する方向に沿って相対的に移動可能に保持する保持部と、
    前記ケーブル案内部をケーブル収容溝の上方に配置させる位置調整部と、を備え、
    前記位置調整部は、前記ケーブル案内部からケーブル収容溝の内部に挿入されるように下方に向けて突出し、ケーブル収容溝の壁面を摺動又は転動可能な突出部材によって構成されていることを特徴とするタイヤ式クレーン。
  2. タイヤにより路面上を走行するクレーン本体と、
    該クレーン本体から延び、前記路面に形成されたケーブル収容溝に収容された状態を経て、外部電源に接続される走行給電ケーブルと、
    前記ケーブル収容溝に収容された状態から前記クレーン本体に向かって延びる前記走行給電ケーブルの延出部を、前記クレーン本体に対して相対移動させて、前記ケーブル収容溝の上方に配置させるガイド手段と、
    前記ケーブル収容溝に対するクレーン本体の相対位置を検出する位置検出手段と、を備え、
    前記ガイド手段は、
    クレーン本体に接続された走行給電ケーブルを上方から下方に向けて案内するケーブル案内部と、
    該ケーブル案内部をクレーン本体に対して近接離間する方向に沿って相対的に移動可能に保持する保持部と、
    前記ケーブル案内部をケーブル収容溝の上方に配置させる位置調整部と、を備え、
    該位置調整部は、保持部に保持された状態でケーブル案内部を移動させる駆動部と、前記位置検出手段による検出結果に基づいてケーブル案内部がケーブル収容溝の上方に位置するように駆動部を制御する制御部と、を有することを特徴とするタイヤ式クレーン。
  3. 前記ガイド手段は、位置調整部をケーブル収容溝に対して上下に挿脱させる切替部を有することを特徴とする請求項に記載のタイヤ式クレーン。
  4. 前記クレーン本体に設けられ、前記走行給電ケーブルを巻き取り又は送り出し可能なケーブルリールを備えることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載のタイヤ式クレーン。
  5. 請求項1〜のいずれか1項に記載されるタイヤ式クレーンと、
    該タイヤ式クレーンが走行する走行レーン近傍に設けられた外部電源と、
    前記走行レーンの走行方向に沿うように路面上に形成され、前記タイヤ式クレーンからの走行給電ケーブルが収容されるケーブル収容溝と、を備えることを特徴とするタイヤ式クレーンシステム。
JP2008026706A 2008-02-06 2008-02-06 タイヤ式クレーン及びタイヤ式クレーンシステム Expired - Fee Related JP4950094B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008026706A JP4950094B2 (ja) 2008-02-06 2008-02-06 タイヤ式クレーン及びタイヤ式クレーンシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008026706A JP4950094B2 (ja) 2008-02-06 2008-02-06 タイヤ式クレーン及びタイヤ式クレーンシステム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009184780A JP2009184780A (ja) 2009-08-20
JP4950094B2 true JP4950094B2 (ja) 2012-06-13

Family

ID=41068439

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008026706A Expired - Fee Related JP4950094B2 (ja) 2008-02-06 2008-02-06 タイヤ式クレーン及びタイヤ式クレーンシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4950094B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN116730184B (zh) * 2023-08-16 2023-11-03 四川蜀道建筑科技有限公司 一种现场施工推升起重系统

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03127685A (ja) * 1989-10-12 1991-05-30 Terumo Corp 浄水器
JP3335943B2 (ja) * 1999-03-23 2002-10-21 住友重機械工業株式会社 タイヤマウント式クレーンの給電ケーブルガイド移動装置
JP4028977B2 (ja) * 2001-11-02 2008-01-09 三井造船株式会社 タイヤ式クレーンの給電装置
JP4068418B2 (ja) * 2002-08-30 2008-03-26 三菱電線工業株式会社 遠隔操縦車両

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009184780A (ja) 2009-08-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4699508B2 (ja) タイヤ式門型クレーン及びタイヤ式門型クレーンシステム
CN104203476B (zh) 带有具备彼此隔开的细长导引面的导丝件的焊丝进给机
JP5566705B2 (ja) 給電装置及びクレーンシステム
EP2215001B1 (en) System for dispensing and retrieving a length of cable into/from a cable channel
JP5738164B2 (ja) 移動体給電システム
JP4950094B2 (ja) タイヤ式クレーン及びタイヤ式クレーンシステム
CN110315008B (zh) 钢丝合股机放线换盘装置及其方法
KR101271922B1 (ko) 반송설치장치 및 콘크리트제품의 설치방법
CN105263829A (zh) 皮带更换设备
JP4848416B2 (ja) ケーブルリールの制御装置、ケーブルリールの制御方法、及び、タイヤ式クレーン
KR101083620B1 (ko) 타이어형 포털 크레인, 타이어형 포털 크레인 시스템, 및타이어형 포털 크레인의 이동 방법
JP2010149954A (ja) タイヤ式クレーンの給電切替装置及びタイヤ式クレーンシステム
JP4970332B2 (ja) ヤードクレーンの給電装置
JP2013129529A (ja) クレーンシステム
JP5524007B2 (ja) 給電ケーブルガイド装置
KR20100004733U (ko) 고소작업용 자동이동형 안전윈치장치
JP5622599B2 (ja) クレーン用給電ケーブルリール装置およびこれを備えたクレーン
JP2007145490A (ja) 移動体制御装置、これを用いた移動体、及び移動体制御方法
JP4067668B2 (ja) 架台装置及びそれを用いたトロリ線張替え装置
JP5300545B2 (ja) 無人搬送車
US20230234456A1 (en) Wireless charging system
JP2000278870A (ja) Agv用充電装置
JP2010246311A (ja) 搬送台車の走行設備及び走行方法
JP2009113927A (ja) コンテナヤード及びヤードクレーン並びに位置検出装置
JP3392085B2 (ja) 台車への給電装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090605

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111121

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111129

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120130

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20120131

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120221

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120308

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150316

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150316

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees