JP4950094B2 - タイヤ式クレーン及びタイヤ式クレーンシステム - Google Patents
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Description
また、本発明のタイヤ式クレーンでは、タイヤにより路面上を走行するクレーン本体と、該クレーン本体から延び、前記路面に形成されたケーブル収容溝に収容された状態を経て、外部電源に接続される走行給電ケーブルと、前記ケーブル収容溝に収容された状態から前記クレーン本体に向かって延びる前記走行給電ケーブルの延出部を、前記クレーン本体に対して相対移動させて、前記ケーブル収容溝の上方に配置させるガイド手段と、前記ケーブル収容溝に対するクレーン本体の相対位置を検出する位置検出手段と、を備え、前記ガイド手段は、クレーン本体に接続された走行給電ケーブルを上方から下方に向けて案内するケーブル案内部と、該ケーブル案内部をクレーン本体に対して近接離間する方向に沿って相対的に移動可能に保持する保持部と、前記ケーブル案内部をケーブル収容溝の上方に配置させる位置調整部と、を備え、該位置調整部は、保持部に保持された状態でケーブル案内部を移動させる駆動部と、前記位置検出手段による検出結果に基づいてケーブル案内部がケーブル収容溝の上方に位置するように駆動部を制御する制御部と、を有することを特徴としている。
以下、本発明に係るタイヤ式クレーンの第1実施形態を、図1〜図12を参照して説明する。図1及び図2は、本発明に係るタイヤ式クレーン(Rubber Tired Gantry Crane)100を複数台含むタイヤ式クレーンシステム101の全体図である。
(1) ケーブルガイド21のガイド孔27の形状を断面略円形状で一定の内径を有するものとしたが、これに限定されず、上方側に大径となるようにテーパ状にしても良い。このようにすることで、ケーブルリール12から延出される走行給電ケーブル3を当該ガイド孔に好適に挿通させつつ、下方のケーブル収容溝Mにより確実に案内することができる。また、ガイド孔27の内壁部に走行給電ケーブル3を案内する多数のローラを設けて、走行給電ケーブル3を上下方向に案内するものとしても良い。このようにすることで、該ガイド孔27の内壁と走行給電ケーブル3とが摺接することを防ぎ、走行給電ケーブル3の損傷をより確実に防止することができる。
本発明の第2実施形態を図10を参照して説明する。第2実施形態に示されるタイヤ式クレーン100が第1実施形態と構成を異にする点は、クレーン本体1に対してケーブルガイド21を近接離間する矢印C−D方向に沿って相対的に移動可能に保持する保持部の構成である。すなわち、第2実施形態の保持部40として、第1実施形態のH型鋼のガイドレール22Aに代えて、リンク機構41が設けられている。このリンク機構41は、クレーン本体1に固定された第一のリンク部材41Aと、該第一のリンク部材41Aに対して垂直軸41Bを中心として回動自在に連結された第二のリンク部材41Cと、を有するものである。そして、リンク部材41Cの先端部は、ケーブルガイド21のベース部材24に垂直軸41Dを介して回動自在に連結されている。そして、このようなリンク機構41では、リンク部材41Cが水平面内で回動することにより、その先端部のケーブルガイド21が、ケーブル収容溝Mに直交する矢印C−D方向へ相対移動することを許容する。
本発明の第3実施形態を図11及び図12を参照して説明する。第3実施形態に示されるタイヤ式クレーン100が第1及び第2実施形態と異なる点は、位置調整部の構成である。すなわち、第3実施形態に示される位置調整部50は、第1及び第2実施形態に示されるような突出部材を構成する軸部28及びローラ29により機械的にケーブルガイド21の位置を調整するのではなく、クレーン本体1の位置情報に基づいてケーブルガイド21の位置を調整するようにした点に特徴を有する。
[ステップS1]
まず、クレーン本体1の走行が開始されると、制御部52は、所定の制御周期で、RTG蛇行量検出センサ10から、クレーン本体1の蛇行量δαを表わす検出信号を取り込む。ここで、クレーン本体1の蛇行量δαは、RTG蛇行量センサ10の中心位置が地上ガイドライン4とC−D方向に一致する時を基準(δα=0)として、C−D方向へのズレ量を表わすものであり、正負の符号を有する値である。
[ステップS2]
次に、制御部52は、ケーブルガイド21の目標位置X1を設定する。ここで、目標位置X1とは、クレーン本体1の蛇行量δαが0である時にケーブルガイド21のガイド孔27がケーブル収容溝Mの上方となる位置を基準とする保持部22に対するケーブルガイド21のC−D方向の相対位置であり、正負の符号を有する値である。そして、クレーン本体1がケーブル収容溝Mに近接あるいは離間するようにC−D方向に蛇行した場合に、ケーブルガイド21のガイド孔27をケーブル収容溝Mの上方に位置させるためには、蛇行量δαと同じ大きさで、クレーン本体1の蛇行する方向と反対側に移動させる必要があるので、目標位置X1を、蛇行量δαと正負反転させた(−δα)に設定する。
[ステップS3]
次に、制御部52は、前回の駆動モータ55の出力結果から、現在のケーブルガイド21の位置X2を参照する。
[ステップS4]
次に、制御部52は、ケーブルガイド21の目標位置X1と、現在の位置X2との差分から、目標位置X1とするのに必要な移動量Sを算出する。
[ステップS4]
そして、制御部52は、算出した移動量Sと対応する駆動信号を駆動モータ55に出力することで、駆動モータ55は所定角度回転することとなり、これによりプーリ53及びベルト54を介してケーブルガイド21をガイド孔27がケーブル収容溝Mの上方となるように移動させ、位置調整を行うことができる。
また、地上ガイドライン4を使用することなく、GPSを利用した位置検出手段によりクレーン本体1の蛇行量を検出しても良い。
また、駆動部51としてプーリ53とベルト54を使用したが、これに限定されず、チェーンとスプロケットとの組み合わせとしても良く、また、駆動モータ51としては、ステッピングモータでなく、DCモータあるいはACモータを利用しても良い。なお、駆動モータ51としてDCモータあるいはACモータを利用する場合には、ケーブルガイド21の現在の位置検出を行うためにエンコーダを備えるものとすれば良い。さらに、駆動部51としては、回転駆動する構成に限られず、リニアモータを利用する方式としても良い。また、ケーブルガイド21の位置検出としては、リニア変位計をガイドレール22Aに沿って設けるものとしても良い。
2 外部電源
3 走行給電ケーブル
3A 延出部
10 RTG蛇行量検出センサ(位置検出手段)
12 ケーブルリール
20 ガイド手段
21 ケーブルガイド(ケーブル案内部)
22 保持部
22A ガイドレール
23 位置調整部
28 軸部(突出部材)
29 ローラ(突出部材)
30 切替部
40 保持部
50 位置調整部
51 駆動部
52 制御部
100 タイヤ式クレーン
101 タイヤ式クレーンシステム
L 走行レーン
M ケーブル収容溝
R 路面
Claims (5)
- タイヤにより路面上を走行するクレーン本体と、
該クレーン本体から延び、前記路面に形成されたケーブル収容溝に収容された状態を経て、外部電源に接続される走行給電ケーブルと、
前記ケーブル収容溝に収容された状態から前記クレーン本体に向かって延びる前記走行給電ケーブルの延出部を、前記クレーン本体に対して相対移動させて、前記ケーブル収容溝の上方に配置させるガイド手段と、を備え、
前記ガイド手段は、
クレーン本体に接続された走行給電ケーブルを上方から下方に向けて案内するケーブル案内部と、
該ケーブル案内部をクレーン本体に対して近接離間する方向に沿って相対的に移動可能に保持する保持部と、
前記ケーブル案内部をケーブル収容溝の上方に配置させる位置調整部と、を備え、
前記位置調整部は、前記ケーブル案内部からケーブル収容溝の内部に挿入されるように下方に向けて突出し、ケーブル収容溝の壁面を摺動又は転動可能な突出部材によって構成されていることを特徴とするタイヤ式クレーン。 - タイヤにより路面上を走行するクレーン本体と、
該クレーン本体から延び、前記路面に形成されたケーブル収容溝に収容された状態を経て、外部電源に接続される走行給電ケーブルと、
前記ケーブル収容溝に収容された状態から前記クレーン本体に向かって延びる前記走行給電ケーブルの延出部を、前記クレーン本体に対して相対移動させて、前記ケーブル収容溝の上方に配置させるガイド手段と、
前記ケーブル収容溝に対するクレーン本体の相対位置を検出する位置検出手段と、を備え、
前記ガイド手段は、
クレーン本体に接続された走行給電ケーブルを上方から下方に向けて案内するケーブル案内部と、
該ケーブル案内部をクレーン本体に対して近接離間する方向に沿って相対的に移動可能に保持する保持部と、
前記ケーブル案内部をケーブル収容溝の上方に配置させる位置調整部と、を備え、
該位置調整部は、保持部に保持された状態でケーブル案内部を移動させる駆動部と、前記位置検出手段による検出結果に基づいてケーブル案内部がケーブル収容溝の上方に位置するように駆動部を制御する制御部と、を有することを特徴とするタイヤ式クレーン。 - 前記ガイド手段は、位置調整部をケーブル収容溝に対して上下に挿脱させる切替部を有することを特徴とする請求項1に記載のタイヤ式クレーン。
- 前記クレーン本体に設けられ、前記走行給電ケーブルを巻き取り又は送り出し可能なケーブルリールを備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のタイヤ式クレーン。
- 請求項1〜4のいずれか1項に記載されるタイヤ式クレーンと、
該タイヤ式クレーンが走行する走行レーン近傍に設けられた外部電源と、
前記走行レーンの走行方向に沿うように路面上に形成され、前記タイヤ式クレーンからの走行給電ケーブルが収容されるケーブル収容溝と、を備えることを特徴とするタイヤ式クレーンシステム。
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