JP4949425B2 - 熱延の冷却装置および冷却方法 - Google Patents

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本発明は、鋼板の連続熱間圧延の仕上げ圧延後のランアウトテーブル上における、熱延の冷却装置及び冷却方法に関するものである。
加熱炉から排出された鋼材は、粗圧延機を経て仕上げ圧延機に送られる。図4は、仕上げ圧延機2以降の熱間圧延工程を行う熱延設備のレイアウトの一例である。図4に示すように、複数スタンドF1〜F7からなる仕上げ圧延機2で鋼材を連続圧延し、最終スタンドで所望の板厚・板幅に熱間圧延された鋼板3を、多数の搬送ロール4aからなるランアウトテーブル4で搬送する。ランアウトテーブル4は、仕上げ圧延機2の下流側に配置された冷却装置5内に設置され、上方に設けられた各種冷却機6で、鋼板3を冷却する。その後、鋼板3は、コイラー直前ピンチロール7を介してコイラー8に巻き取られる。コイラー直前ピンチロール7は、鋼板3のコイラー8への誘導および鋼板3の尾端が仕上げ圧延機2の最終スタンドF7を抜けた後のバックテンション保持の役割をする。なお、図1では仕上げ圧延機2は7スタンドで構成されているが、6スタンドで構成される場合もある。
このような従来の熱延設備において、仕上げ圧延機2を通過した高温の鋼板3の先端は、コイラー直前ピンチロール7に到達するまでは、先端部が挟持されない状態で仕上げ圧延機2から送り出される。このような鋼板3の先端部は、張力が与えられていないため、板形状に波状のうねりを生じた状態で冷却装置5内を通過する。また、張力が与えられていても、通板時に鋼板が振動する場合がある。板形状が平坦ではない状態、あるいは鋼板が振動している状態で冷却水が散布されると、鋼板3の位置によって冷却水のかかり方にばらつきが生じ、温度差が生じる。そのため、安定した品質の鋼板を製造することができなくなる。
また、鋼板3に張力がかけられていない状態では、仕上げ圧延機2を通過する鋼板3の板形状にうねりが生じる場合がある。さらに、鋼板3の尾端が通過した仕上げ圧延機2の各スタンドは順次オフとなるため、鋼板3の尾端部が挟持されない状態で仕上げ圧延機2のその後のスタンドを通過する。この場合も同様に板形状が平坦でなく、大きなうねりが生じることがある。また、張力が与えられていても、通板時に鋼板が振動する場合がある。このようにうねりが一定でない、あるいは振動している鋼板を冷却すると、鋼板の位置によって冷却状態にばらつきが生じ、品質のばらつきがさらに拡大する。
一方、水冷による沸騰熱伝達特性は、図5に示すように、鋼材表面温度がTCHからTMの間が遷移沸騰領域、TMを超えると膜沸騰領域となる。遷移沸騰領域では、少し温度が下がると冷却能力が急激に増加する。従って、図5に示すように、例えば、鋼板のある位置A点よりも別の位置B点の方が膜沸騰領域内において少し表面温度が高い場合、同時に水冷を行うと、図6に示すように、A点の表面温度は、すぐに遷移沸騰領域に達して急激な温度低下が見られるが、B点の表面温度は、しばらくの間膜沸騰領域内にあるため温度低下が鈍く、A点よりも遅れて急激な温度低下を始める。従って、一定の期間、大きな温度差が生じる。
即ち、鋼板に対する冷却水のかかり方に偏りがある場合等の要因により、鋼板3表面に少しの温度差が生じ、位置により遷移沸騰領域に入るタイミングが少しずれるだけで、急激に温度差が拡大し、均一な材質の鋼板が得られなくなる。したがって、鋼板の品質を安定させるためには、遷移沸騰領域までに鋼板を均一な状態にすることが重要である。具体的には、遷移沸騰領域は、図5に示すTCH=400〜450℃、TM=550〜600℃程度である。
本出願人は、特許文献1において、ランアウトテーブルに1セット以上のピンチロールを設置した圧延設備を提案している。
特開2001−321816号公報
上記特許文献1は、板幅方向のネッキングを低減させることが目的であって、ピンチロールの設置は、少なくとも1セット以上であり、鋼板の温度が650℃以下になる位置と開示されている。しかしながら、通常、仕上げ圧延機を通過直後の鋼板の温度は約840℃以上1000℃以下であり、上記特許文献1に開示された650℃になるまでには、仕上げ圧延機を通過後の冷却工程に多くの距離を要する。そのため、鋼板の先端が、仕上げ圧延機から離れた位置のピンチロールに達するまでの間は、鋼板の先端部が挟持されない。さらに、鋼板にかける張力に関しては記載されていない。従って、上記問題点である鋼板の先尾端部の板形状を十分に改善することはできない。
本発明の目的は、鋼板の連続熱延の仕上げ圧延後の冷却工程において、鋼板先尾端の形状を安定させ、かつ鋼板の振動を抑制することができる熱延の冷却装置および冷却方法を提供することにある。
上記問題を解決するため、本発明は、連続熱間圧延の仕上げ圧延機の下流側に配置され、前記仕上げ圧延機で圧延された鋼板を搬送しながら冷却する熱延の冷却装置において、前記鋼板の表面温度が650℃以上800℃以下になる位置に、0.4kg/mm以上の張力を前記仕上げ圧延機側にかけて前記鋼板を挟持する圧延形状矯正用ピンチロールが配置され、前記鋼板の表面温度が650℃〜550℃になる位置と、450℃〜350℃になる位置に、それぞれ第一、第二の中間ピンチロールが配置され、前記第一及び第二中間ピンチロール間の前記鋼板に0.4kg/mm 以上の張力がかけられることを特徴とする熱延の冷却装置を提供する。前記圧延形状矯正用ピンチロールは、前記鋼板の表面温度が800℃まで冷却された直後の位置に配置されていることが好ましい。圧延形状矯正用ピンチロールを設けることにより、鋼板の先端部および尾端部における波状のうねりを低減させ、均等な冷却を行うことができる。
さらに、前記仕上げ圧延機の下流側に隣接して直後急冷帯が設けられ、直後急冷帯の後面に圧延形状矯正用ピンチロールが設けられていることが好ましい。
また、本発明によれば、連続熱間圧延の仕上げ圧延機の下流側において、前記仕上げ圧延機で圧延された鋼板を搬送しながら冷却する熱延の冷却方法であって、前記鋼板の表面温度が650℃以上800℃以下になる位置に圧延形状矯正用ピンチロールを配置して、0.4kg/mm以上の張力を前記仕上げ圧延機側にかけて前記鋼板を挟持し、前記圧延形状矯正用ピンチロールに加えて、前記鋼板の表面温度が650℃〜550℃になる位置と、450℃〜350℃になる位置に、それぞれ第一、第二の中間ピンチロールを配置し、前記第一及び第二中間ピンチロール間の前記鋼板に0.4kg/mm 以上の張力をかけることを特徴とする熱延の冷却方法が提供される
本発明によれば、鋼板の先端部および尾端部の板形状を改善し、通板時の鋼板の振動を抑制することができ、均一に冷却できることにより、安定した品質の鋼板を製造することができる。
本発明の冷却装置を備えた熱延設備の概要を示す斜視図である。 本発明にかかる圧延形状矯正用ピンチロールの有無および張力による鋼板のうねりを示す説明図であり、(A)は張力とうねり比率との関係を示すグラフ、(B)は圧延形状矯正用ピンチロールが無い場合の模式図、(C)は圧延形状矯正用ピンチロールを設けた場合の模式図である。 本発明の冷却装置を備えた熱延設備の異なる実施形態の概要を示す斜視図である。 従来の熱延設備の概要を示す斜視図である。 水の冷却特性を示すグラフである。 図5のA点およびB点から冷却したときの鋼材の表面温度を示すグラフである。 うねりの大きさと温度ばらつきとの関係を示すグラフである。
以下、本発明の実施の形態を、図を参照して説明する。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能構成を有する要素においては、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
加熱炉から排出された鋼材は、粗圧延機により厚さ40mm程度に圧延された後、仕上げ圧延機で連続圧延され、厚さ1〜4mm程度に圧延される。図1は、本発明の一部の構成を含む冷却装置5を有する熱延設備において、参考例として仕上げ圧延機2以降の構成の概要を示す。仕上げ圧延機2は複数、例えば図示するように7台のスタンドF1〜F7からなり、最終スタンドで所望の板厚・板幅の鋼板3に熱間圧延される。仕上げ圧延機2を通過した直後の鋼板3の温度は、840℃以上1000℃以下である。鋼板3は、複数の搬送ロール4aからなるランアウトテーブル4を備えた冷却装置5内を搬送される。ランアウトテーブル4上には各種冷却機6が配置され、鋼板3は、ランアウトテーブル4上を搬送される際、水等により冷却されて、所望される材質の金属組織が形成される。冷却機6は、設置位置により、それぞれ所定の性能を有し、制御される。所定温度、例えば430℃に冷却された鋼板3は、コイラー8に巻き取られる。コイラー8の上流側には、上下一対のロールからなるコイラー直前ピンチロール7が設けられている。鋼板3は、コイラー直前ピンチロール7に誘導され、コイラー8に対して適宜張力をかけられた状態で巻き形状を整えながらコイラー8に巻き取られる。
仕上げ圧延機2の最終スタンドよりも下流の、鋼板3の表面温度が800℃以下になる位置に、上下一対のロールからなり、幅方向うねりも矯正できる圧延形状矯正用ピンチロール10が配置されている。圧延形状矯正用ピンチロール10は、鋼板3を、仕上げ圧延機2側に向けて0.4kg/mm以上の張力をかけて挟持しながら回転し、下流に向けて搬送する。圧延形状矯正用ピンチロール10の設置位置は、最終スタンドF7からなるべく近い位置が好ましいが、鋼板3の温度が800℃を超える位置では、圧延形状矯正用ピンチロールにより鋼板3の板厚が変化することが懸念されるため、好ましくない。従って、圧延形状矯正用ピンチロール10は、鋼板表面が800℃以下になる直後か、少なくとも遷移沸騰領域に入る前の650℃以上となる位置に配置される。また、ピンチロール径、圧下力などは、鋼板3の板厚が変化しないように定められる。仕上げ圧延機2の下流側に隣接して直後急冷帯が設けられている場合には、直後急冷帯の後面に圧延形状矯正用ピンチロール10を設けても良い。直後急冷帯を設けることによって、鋼板3の表面温度が800℃以下になる位置が仕上げ圧延機2に近くなり、圧延形状矯正用ピンチロール10と仕上げ圧延機2との距離を短くすることができる。
鋼板3の先端が仕上げ圧延機2の最終スタンドを通過して圧延形状矯正用ピンチロール10の位置に到達すると、鋼板3は、圧延形状矯正用ピンチロール10により挟持される。鋼板3の尾端側は仕上げ圧延機2の各スタンドに支持されているため、先端が圧延形状矯正用ピンチロール10から0.4kg/mm以上の張力をかけて挟持されることにより、鋼板3はうねりを生じず平坦な板形状を保持しながら搬送される。
図2は、仕上げ圧延機2の最終スタンドを通過する鋼板3において、張力の有無による正弦波状のうねりが低減する様子を示すものである。(A)は、張力が無いときのうねりを1として、張力によるうねりの比率を示すグラフ、(B)および(C)は鋼板3のうねりの様子を示す模式図であり、(B)は圧延形状矯正用ピンチロールを設けない場合、(C)は本発明の圧延形状矯正用ピンチロール10を設けて張力をかけた場合である。最終スタンドの圧延前の鋼板3の厚さが3.3mm、圧延後の厚さが3mmとし、シミュレーション計算を行った結果、圧延後のうねりの高さが30mmの場合、圧延形状矯正用ピンチロール10を設けて、最終スタンドに向けて0.4kg/mmの張力をかけた場合には、圧延後のうねりの高さは、図2(A)に示すように約1/3に低減した。さらに、図2(C)に示すように、張力を解除したとき、即ち圧延形状矯正用ピンチロール10を通過した後も、うねりが低減したままであった。従って、張力をかけて仕上げ圧延を行うと、圧延形状矯正用ピンチロール10を通過した後も、うねりを生じることなく搬送されることが判明した。また、張力を1.5kg/mmとした場合のうねりの低減量は、図2(A)に示すように1/8程度であった。張力が0.4kg/mm以上の領域では、図2(A)に示すようにうねりの低減の仕方は小さくなっている。
このように、圧延形状矯正用ピンチロール10によって、仕上げ圧延機2を通過する鋼板3にうねりが発生しても板形状を平坦にすることができる。鋼板3が平坦な板形状を保って冷却装置5を通過することにより、冷却機から散水された冷却水が、鋼板3の表面に均等にかかり、均一な条件で冷却され、各種金属組織が安定して形成される。なお、うねりの大きさと温度ばらつきには、図7に示すように良い相関があり、うねりを1/3以下にすることで材質均一性の基準以内にすることができる。すなわち、張力は0.4kg/mm以上あれば十分である。なお、うねりをさらに低減すれば,材質均一性もさらに向上する。
一方、鋼板3の尾端が仕上げ圧延機2の最初のスタンドF1を通過した直後から、コイラー8の張力が漸減し、途中のスタンド、例えばF3やF4がオフになると、コイラー直前ピンチロール7が減速していく。これにより、従来は、鋼板3の尾端部が最終スタンドを通過する際、鋼板3の先端側にかけられる張力が緩み、うねりが生じることがあった。これに対し、本発明によれば、圧延形状矯正用ピンチロール10により最終スタンド方向に適宜張力がかけられているため、尾端まで安定した圧延を行うことができる。
さらに、仕上げ圧延機2の最終スタンドと圧延形状矯正用ピンチロール10との距離が短いため、最終スタンドから鋼板3の尾端が抜けたときに、最終スタンドと圧延形状矯正用ピンチロール10との間で蓄積された弾性エネルギーが比較的小さい。そのため、弾性エネルギーが解放されることによって尾端部に起こる暴れが小さく、鋼板3板形状のうねりが少なくなる。
このように、本発明にかかる圧延形状矯正用ピンチロール10を設けることにより、冷却装置5内を通過する鋼板3の先端部および尾端部の板形状を改善することができる。殊に、遷移沸騰領域に達するまでの間に、鋼板3板形状を平坦にして均一に冷却し、位置による温度差を低減させることができる。それにより、圧延形状および冷却状態の不良部を少なくし、鋼板3両端部の品質を向上させることができる。
所定温度まで冷却された鋼板3はコイラー8に巻き取られ、こうして得られた熱延鋼板は、自動車等の各種構造部材として広く使用される他、次の冷延・表面処理工程へ送られる。
「図3は、本発明の一つの実施の形態であり、冷却装置5内に、図1の参考例の構成に加えて、第一、第二の中間ピンチロール11、12が設けられたものである。」鋼板3の表面温度が650〜550℃になる位置に第一の中間ピンチロール11が配置され、450〜350℃になる位置に第二の中間ピンチロール12が設置されている。第一および第二の中間ピンチロール11、12は、いずれも上下一対のロールからなり、鋼板3の、第一の中間ピンチロール11に挟持された位置と第二の中間ピンチロール12に挟持された位置とは、0.4kg/mm2以上の張力をかけて挟持されている。
第一、第二の中間ピンチロール11、12は、鋼板2が図5に示す遷移沸騰領域の上限温度TMおよび下限温度TCHとなる位置に配置され、これらを設けることにより、遷移沸騰領域内の鋼板3に適宜張力をかけながら挟持し、鋼板3の板形状を平坦な状態に保つとともに、通板時の板振動を抑制する。従って、圧延形状矯正用ピンチロール10に加えて第一、第二の中間ピンチロール11、12を配置することにより、遷移沸騰領域内においてさらに均一な条件で冷却できるため、位置による温度差が生じることなく、さらに高品質な鋼板を得ることができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到しうることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。例えば、圧延形状矯正用ピンチロール10が、鋼板の表面温度が650℃となる位置に設けられ、第一の中間ピンチロール11を兼用してもよい。ただし、このとき、当該ピンチロールの両側の張力を制御しなければならなくなり、制御は複雑化する。
本発明は、鋼板の連続熱間圧延の仕上げ圧延後の冷却工程を行う冷却装置および冷却方法として適用できる。
2 仕上げ圧延機
3 鋼板
4 ランアウトテーブル
5 冷却装置
6 冷却機
7 コイラー直前ピンチロール
8 コイラー
10 圧延形状矯正用ピンチロール
11 第一の中間ピンチロール
12 第二の中間ピンチロール

Claims (4)

  1. 連続熱間圧延の仕上げ圧延機の下流側に配置され、前記仕上げ圧延機で圧延された鋼板を搬送しながら冷却する熱延の冷却装置において、
    前記鋼板の表面温度が650℃以上800℃以下になる位置に、0.4kg/mm以上の張力を前記仕上げ圧延機側にかけて前記鋼板を挟持する圧延形状矯正用ピンチロールが配置され
    前記鋼板の表面温度が650℃〜550℃になる位置と、450℃〜350℃になる位置に、それぞれ第一、第二の中間ピンチロールが配置され、前記第一及び第二中間ピンチロール間の前記鋼板に0.4kg/mm 以上の張力がかけられることを特徴とする、熱延の冷却装置。
  2. 前記圧延形状矯正用ピンチロールは、前記鋼板の表面温度が800℃まで冷却された直後の位置に配置されていることを特徴とする、請求項1に記載の熱延の冷却装置。
  3. 前記仕上げ圧延機の下流側に隣接して直後急冷帯が設けられ、直後急冷帯の後面に圧延形状矯正用ピンチロールが設けられていることを特徴とする、請求項1または2に記載の熱延の冷却装置。
  4. 連続熱間圧延の仕上げ圧延機の下流側において、前記仕上げ圧延機で圧延された鋼板を搬送しながら冷却する熱延の冷却方法であって、
    前記鋼板の表面温度が650℃以上800℃以下になる位置に圧延形状矯正用ピンチロールを配置して、0.4kg/mm以上の張力を前記仕上げ圧延機側にかけて前記鋼板を挟持し、
    前記鋼板の表面温度が650℃〜550℃になる位置と、450℃〜350℃になる位置に、それぞれ第一、第二の中間ピンチロールを配置し、前記第一及び第二中間ピンチロール間の前記鋼板に0.4kg/mm 以上の張力をかけることを特徴とする、熱延の冷却方法。
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