JP4949389B2 - 自動分析装置 - Google Patents

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Description

本発明は、廃液吸引手段を備え、生化学検査,遺伝子検査,免疫検査において使用する自動分析装置に関するものであり、磁性粒子を含む液に対しても適用可能な廃液吸引手段を備えた自動分析装置に関する。
従来、血液等の生体試料を分析する自動分析装置は、検体と試薬とを反応容器内で混合して反応させ、この反応液を光学的に測定することにより検体の成分や濃度等を分析している。この分析によって、自動分析装置は、分析終了後に検体と試薬とが反応した反応廃液が反応容器内に生じるため、この反応廃液を反応容器から除去して反応容器を洗浄しないと、先に測定した検体が次に測定する検体に混入するいわゆるコンタミネーションによって検体の正確な分析値が得られなくなる。このため、自動分析装置は、反応廃液をノズルから吸引して廃棄する廃液吸引手段を備えたものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開平5−142235号公報
ところで、特許文献1に開示された自動化学分析装置は、廃液吸引手段の排水系の詰りを検出するため、減圧ポンプと容器内の液を吸引する吸引ノズルとの間に減圧トラップを設けると共に、減圧トラップと減圧ポンプとの間に配置した圧力センサによって吸引ノズルの圧力を測定している。特許文献1の自動化学分析装置は、吸引ノズルから離れた減圧トラップと減圧ポンプとの間に圧力センサを配置しているため、吸引ノズルの圧力変動が減圧トラップを介して圧力センサに伝わり、タイムラグがあるうえ、吸引ノズルが複数になった場合、個々の吸引ノズルの詰りを検出することができないという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、複数の吸引ノズルを有する廃液吸引手段の個々の吸引ノズルの詰りをリアルタイムに検出することが可能な自動分析装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の自動分析装置の一態様は、廃棄位置へ搬送されてくる複数の反応容器のそれぞれから吸引ノズルによって反応廃液を吸引した後、前記複数の吸引ノズルを洗浄位置に移送して洗浄液を吸引し、これら複数の吸引ノズルを洗浄する廃液吸引手段を備えた自動分析装置であって、前記廃液吸引手段は、前記各吸引ノズルに吸引用の負圧を導く配管の前記吸引ノズル近傍に設けられ、前記反応廃液吸引時における前記各吸引ノズルの圧力を検出する圧力検出手段と、前記廃棄位置における前記反応容器の有無を判定する容器判定手段と、前記吸引ノズルの圧力の変化と前記反応容器の有無とに基づいて前記個々の吸引ノズルの詰りの有無を判定する詰り判定手段と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明の自動分析装置の一態様は、上記の発明において、前記詰り判定手段は、前記吸引ノズルの圧力の変化として圧力の変化速度を用いることを特徴とする。
また、本発明の自動分析装置の一態様は、上記の発明において、前記詰り判定手段は、前記吸引ノズルの圧力の変化として前記吸引ノズルに導入した負圧が大気圧に復帰するまでの前記圧力の変化時間を用いることを特徴とする。
詰り判定手段は、吸引ノズル近傍に設けた圧力検出手段が検出した吸引ノズルの圧力の変化と容器判定手段が判定した反応容器の有無とに基づいて詰り判定手段が個々の吸引ノズルの詰りの有無を判定するので、本発明の自動分析装置は、空吸いの場合とノズル詰りの場合とを区別して個々の吸引ノズルの詰りの有無をリアルタイムに判定することができるという効果を奏する。
また、詰り判定手段は、個々の吸引ノズルの詰りの有無の判定に吸引ノズルの圧力の変化速度を用いるので、個々の吸引ノズルの詰りの有無を高い精度で判定することができるという効果を奏する。
また、詰り判定手段は、個々の吸引ノズルの詰りの有無の判定に前記吸引ノズルに導入した負圧が大気圧に復帰するまでの圧力の変化時間を用いるので、個々の吸引ノズルの詰りの有無を判定する判定要素が増えるという効果を奏する。
図1は、本発明の自動分析装置の一例を示す概略構成図である。 図2は、図1の自動分析装置で用いる廃液吸引装置の概略構成図である。 図3は、吸引ノズルが詰まっていない場合、反応廃液を吸引した圧力センサが検出する圧力信号の波形を示す図である。 図4は、図3に示す圧力信号の波形から算出した圧力の変化速度を示す図である。 図5は、吸引ノズルが詰まっている場合、反応廃液を吸引した圧力センサが検出する圧力信号の波形を示す図である。 図6は、図5に示す圧力信号の波形から算出した圧力の変化速度を示す図である。 図7は、制御装置の制御の下に実行される個々の吸引ノズルの詰りの有無の判定手順を説明するフローチャートである。
符号の説明
1 自動分析装置
2 作業テーブル
3 検体テーブル
4 検体容器
5 検体分注アーム
6 反応テーブル
7 反応容器
8 光源
9 受光素子
11 試薬テーブル
12 試薬容器
13 試薬分注アーム
14 読取装置
15 制御装置
15a 制御部
15b 容器判定部
15c 詰り判定部
16 入力部
18 駆動装置
20 廃液吸引装置
21 ノズル移送部
21b 吸引ノズル
22 配管
23 圧力センサ
24 廃液タンク
25 排出管
26 配管
26a 吸引弁
27 真空タンク
28 吸引ポンプ
29 洗浄槽
以下、本発明の自動分析装置にかかる実施の形態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。図1は、本発明の自動分析装置の一例を示す概略構成図である。図2は、図1の自動分析装置で用いる廃液吸引装置の概略構成図である。
自動分析装置1は、図1に示すように、作業テーブル2上に検体テーブル3、反応テーブル6及び試薬テーブル11が互いに離間してそれぞれ周方向に沿って回転、かつ、位置決め自在に設けられている。また、自動分析装置1は、検体テーブル3と反応テーブル6の近傍に検体分注アーム5が設けられ、反応テーブル6と試薬テーブル11の近傍には試薬を分注する試薬分注アーム13が設けられている。
検体テーブル3は、図1に示すように、駆動装置17によって矢印で示す方向に回転され、外周には周方向に沿って等間隔で配置される収納部3aが複数設けられている。各収納部3aは、検体を収容した検体容器4が着脱自在に収納される。
検体分注アーム5は、検体テーブル3の複数の検体容器4から検体を順次反応容器7に分注する。
反応テーブル6は、図1に示すように、周方向に沿って等間隔で配置される収納部6aが外周に複数設けられ、パルスモータ等の駆動装置18によって矢印で示す方向に回転される。反応テーブル6においては、各収納部6aに検体を試薬と反応させる反応容器7が着脱自在に収納される。また、反応テーブル6には、光源8及び廃液吸引装置20が設けられている。光源8は、反応容器7内の試薬と検体とが反応した反応液を分析するための分析光(340〜800nm)を出射する。光源8から出射された分析光は、矢印で示す方向に回転する反応テーブル6によって搬送される各反応容器7内の反応液を透過し、光源8と対向する位置に設けた受光素子9によって受光される。受光素子9は、各反応容器7内の反応液の吸光度に基づいて検体の成分や濃度等を算出する制御装置15に接続されている。
試薬テーブル11は、図1に示すように、駆動装置19によって矢印で示す方向に回転され、扇形に成形された収納部11aが周方向に沿って複数設けられている。各収納部11aには、試薬容器12が着脱自在に収納される。複数の試薬容器12は、それぞれ検査項目に応じた所定の試薬が満たされ、外面には収容した試薬に関する情報を表示する情報ラベルが貼付されている。
ここで、試薬テーブル11の外周部には、試薬容器12に貼付した情報ラベルに記録された試薬の種類,ロット,有効期限及び試薬容器12の識別番号等の情報を読み取り、制御装置15へ出力する読取装置14が設置されている。
制御装置15は、制御部15a、容器判定部15bおよび詰り判定部15cを有し、入力部16から入力される情報に基づいて自動分析装置1の作動を制御している。制御部15aは、タイマ機能を備え、検体分注アーム5,受光素子9,試薬分注アーム13,読取装置14、駆動装置17〜19及び廃液吸引装置20の作動を制御する。容器判定部15bは、受光素子9が出力した受光量に関する光信号から反応容器7内の検体の成分や濃度等の算出と、反応容器7の有無を判定すると共に、駆動装置18から出力されるパルス信号からその反応容器7の有無を検知した反応テーブル6上の位置を関連付ける。容器判定部15bは、この結果を利用して、その反応容器7が廃液吸引装置20の位置へ搬送されて吸引ノズル21bに詰りが生じたときに反応容器7の有無を判定する。そして、詰り判定部15cは、圧力センサ23から出力される吸引ノズル21bの圧力信号から圧力(P)の変化速度(ΔP/Δt)を算出し、算出した圧力の変化速度と容器判定部15bが判定した反応容器7の有無とに基づいて個々の吸引ノズル21bの詰りの有無を判定する。
廃液吸引装置20は、反応テーブル6外周の廃棄位置に設けられ、図2に示すように、ノズル移送部21、廃液タンク24、真空タンク27及び洗浄槽29を備えると共に、制御装置15を自動分析装置1と共有している。
ノズル移送部21は、制御装置15の制御の下に、本体21aに複数の吸引ノズル21bを支持して上下方向及び水平方向に移動し、複数の吸引ノズル21bを反応テーブル6と洗浄槽29との間で交互に移送する。
廃液タンク24は、ノズル移送部21の各吸引ノズル21bとの間が配管22によって接続され、複数の吸引ノズル21bが吸引した反応容器7内の反応廃液や洗浄槽29から吸引した洗浄液が廃棄される。各配管22には、圧力センサ23が個別に設けられ、圧力センサ23が検出した圧力(アナログ信号)は、A/D変換器31によってデジタルの圧力信号に変換されて制御装置15に出力される。廃液タンク24は、排出弁25aを取り付けた排出管25が接続されている。このとき、各圧力センサ23は、吸引ノズル21bに吸引用の負圧を導く配管22の吸引ノズル21b近傍に設けたので、吸引ノズル21bの圧力変動、従って個々の吸引ノズルの詰りをリアルタイムに検出することができる。廃液タンク24は、吸引弁26aを閉じ、排出弁25a及び大気開放弁26bを開けば廃液を排出管25から排出することができる。
真空タンク27は、廃液タンク24との間が吸引弁26aを取り付けた配管26で接続されている。配管26は、中間で分岐し、分岐した管に大気開放弁26bが設けられている。また、真空タンク27は、吸引ポンプ28が接続されている。ここで、排出弁25a,吸引弁26a,大気開放弁26b及び吸引ポンプ28は、制御装置15によって作動が制御され、反応廃液や洗浄液を吸引するとき、排出弁25a及び大気開放弁26bは閉じられる。
洗浄槽29は、反応テーブル6の近傍に設けられ、反応廃液を吸引後の複数の吸引ノズル21bを洗浄する洗浄液が収容されている。
ここで、廃液吸引装置20は、吸引ポンプ28を駆動して真空タンク27を負圧にした状態で吸引弁26aを所定時間開くと、廃液タンク24から配管22を通って真空タンク27内の負圧が複数の吸引ノズル21bに導かれる。このため、反応容器7内の反応廃液を吸引する吸引ノズル21bが詰まっていない場合、その吸引ノズル21bは、吸引弁26aを開くと僅かな時間をおいて急激に負圧となって反応廃液を吸引し、吸引弁26aが閉じると次第に圧力が増加して大気圧に戻る。このとき、圧力センサ23は、配管22の吸引ノズル21b近傍に設けられているため、吸引ノズル21bの圧力変動をリアルタイムに検出する。従って、図3に示すように吸引弁26aが開弁した場合、圧力センサ23が検出する圧力に基づいて制御装置15に入力される圧力信号は、ピーク値の変動が大きい波形を示す。図3に示す圧力信号から詰り判定部15cが算出した圧力の変化速度は、図4に示すように正負の変化が大きい。
一方、吸引ノズル21bが詰まっている場合、その吸引ノズル21bは、吸引弁26aを開くと僅かな時間をおいて急激に一定の負圧となり、吸引弁26aが閉じると次第に圧力が増加し、他の吸引ノズル21bが大気に連通することにより急激に大気圧に戻る。従って、圧力センサ23がリアルタイムで検出する圧力に基づいて制御装置15に入力される圧力信号は、吸引弁26aの開弁時間が同じときには、図5に示すピーク値の変動が少ない波形を示す。このとき、詰り判定部15cが算出した圧力の変化速度は、図6に示すように、吸引ノズル21bが詰まっていない場合に比較すると正負の変化が小さい。
但し、吸引すべき反応廃液がなく、吸引ノズル21bが空吸いをした場合、圧力センサ23が検出する圧力に基づいて制御装置15に入力される圧力信号の波形は、図5に示すピーク値の変動が少ないノズル詰りの場合の波形と類似したものとなる。このため、詰り判定部15cは、反応テーブル6外周の廃棄位置における反応容器7の有無を判定要素に加え、詰り判定部15cが求めた圧力の変化速度と容器判定部15bが判定した反応容器7の有無とに基づいて、個々の吸引ノズル21bの詰りの有無を判定することとしたのである。これにより、詰り判定部15cは、反応容器7があり、吸引ノズル21bが詰まっている図5に示す波形と、反応容器7がなく、吸引ノズル21bが空吸いをした場合の波形とを区別している。
ここで、反応テーブル6外周の廃棄位置に反応容器7はあるが、吸引すべき反応廃液がない場合、容器判定部15bは、受光素子9が出力した光信号から、反応廃液の有無を判定する。詰り判定部15cは、この反応廃液の有無の判定結果に基づいて、反応容器7はあるが、吸引すべき反応廃液がない場合と、反応容器7がなく、かつ、吸引すべき反応廃液がない場合とを区別する。
以上のように構成される自動分析装置1は、回転する反応テーブル6によって周方向に沿って搬送されてくる反応容器7に検体分注アーム5が検体テーブル3の複数の検体容器4から検体を順次分注する。検体が分注された反応容器7は、反応テーブル6によって試薬分注アーム13の近傍へ搬送されて所定の試薬容器12から試薬が分注される。そして、試薬が分注された反応容器7は、反応テーブル6によって周方向に沿って搬送される間に試薬と検体とが攪拌されて反応し、光源8と受光素子9との間を通過する。このとき、反応容器7内の反応液は、受光素子9によって測光され、反応液の吸光度に基づいて制御装置15によって成分や濃度等が算出される。そして、分析が終了した反応容器7は、廃棄位置に搬送されて廃液吸引装置20によって反応終了後の反応廃液が排出され、図示しない洗浄装置によって洗浄された後、再度検体の分析に使用される。
この検体の分析に際し、廃液吸引装置20は、制御装置15の制御の下に、吸引ポンプ28を駆動して真空タンク27を負圧にする。次に、廃液吸引装置20は、反応テーブル6外周の廃棄位置にノズル移送部21を移動し、ノズル移送部21を下降させて複数の吸引ノズル21bの下端を複数の反応容器7の反応廃液中に所定量挿入し、吸引弁26aを所定時間開弁する。これにより、廃液吸引装置20は、複数の反応容器7から測定終了後の反応廃液が、複数の吸引ノズル21bによって吸引され、廃液タンク24へ排出される。
次いで、廃液吸引装置20は、吸引弁26aを閉じた状態で、制御装置15の制御の下に、ノズル移送部21を上昇させた後、ノズル移送部21を洗浄槽29の上方まで水平方向に移動させる。そして、廃液吸引装置20は、制御装置15の制御の下に、ノズル移送部21を下降させて複数の吸引ノズル21bの下端を洗浄液中に所定量挿入し、吸引弁26aを所定時間開いて複数の吸引ノズル21bに洗浄槽29に収容された洗浄液を吸引させる。これにより、複数の吸引ノズル21bは、吸引した洗浄液によって洗浄され、洗浄後の洗浄液は廃液タンク24へ排出される。そして、廃液吸引装置20による反応容器7の反応廃液の排出と、反応廃液の排出後の吸引ノズル21bの洗浄液による洗浄に際して、詰り判定部15cは、算出した吸引ノズル21bの圧力の変化速度と反応容器7の有無とに基づいて個々の吸引ノズル21bの詰りの有無を以下のようにして判定する。
以下、図7に示すフローチャートを参照して、制御装置15の制御の下に実行される個々の吸引ノズル21bの詰りの有無の判定手順について説明する。
制御装置15は、まず、複数の圧力センサ23のそれぞれから吸引ノズル21bの圧力信号を取得する(ステップS101)。次に、制御装置15は、取得した各圧力センサ23の圧力信号から圧力(P)の変化速度(ΔP/Δt)を算出する(ステップS102)。
次いで、制御装置15は、廃棄位置における反応容器7の有無を判定する(ステップS103)。この判定は、受光素子9が出力した光信号から容器判定部15bが行う。判定の結果、廃棄位置に反応容器7がない場合(ステップS103,No)、制御装置15は、ステップS101に戻って吸引ノズル21bの圧力信号を取得する。一方、廃棄位置に反応容器7がある場合(ステップS103,Yes)、制御装置15は、吸引ノズル21bの詰まりの有無を判定する(ステップS104)。この判定は、容器判定部15bが算出した圧力の変化速度(ΔP/Δt)と容器判定部15bが判定した反応容器7の有無とに基づいて個々の吸引ノズル21bについて行う。
判定の結果、吸引ノズル21bの詰まりがない場合(ステップS104,No)、制御装置15は、ステップS108へスキップする。一方、吸引ノズル21bが詰まっている場合(ステップS104,Yes)、制御装置15は、吸引ノズル21bに詰りが発生した旨を告知する(ステップS105)。この告知は、自動分析装置1のディスプレイに詰りが発生した吸引ノズル21bの位置(番号)を表示するか、表示と併せてアラームを発する等によって行う。
次いで、制御装置15は、分析動作の停止を自動分析装置1に指示する(ステップS106)。この指示により自動分析装置1が停止している間に、オペレータは、詰りが発生した吸引ノズル21bを交換するか、又は複数の吸引ノズル21bをそっくり交換する。
次に、制御装置15は、自動分析装置1の分析動作再開の指示があったか否かを判定する(ステップS107)。分析動作再開の指示がなかった場合(ステップS107,No)、制御装置15は、再度、分析動作再開の指示があったか否かを判定する(ステップS107)。一方、分析動作再開の指示があった場合(ステップS107,Yes)、吸引ノズル21bが詰まって反応廃液の吸引が未了の反応容器7が存在するため、制御装置15は、反応容器7から反応廃液を吸引するように廃液吸引装置20に指示する(ステップS108)。
次いで、制御装置15は、廃液吸引装置20に洗浄液の吸引を指示する(ステップS109)。これにより、ノズル移送部21が、洗浄槽29の位置へ移動して洗浄液を吸引し、複数の吸引ノズル21bが洗浄される。このように、自動分析装置1は、吸引ノズル21bが反応廃液を吸引する都度、洗浄液を吸引して吸引ノズル21bを洗浄するので、検体と試薬とが反応して生成される結晶に起因した吸引ノズル21b,配管22及び圧力センサ23の詰りが抑制される。
ここで、詰り判定部15cは、個々の吸引ノズル21bの詰まりの有無の判定に当たり、容器判定部15bが算出した圧力の変化速度(ΔP/Δt)を用いた。しかし、詰り判定部15cは、制御部15aのタイマ機能を利用し、吸引ノズル21bの圧力が、吸引ノズル21bへ負圧導入後、大気圧に復帰するのに要する復帰時間(図3においては時間Tn,図5においては時間Tb)と反応容器7の有無とに基づいて個々の吸引ノズル21bの詰まりの有無を判定してもよい。このとき、詰り判定部15cは、廃棄位置に反応容器7があり、予め設定した基準値Ttよりも復帰時間Tnが長い場合に吸引ノズル21bに詰りなしと判定し、基準値Ttよりも復帰時間Tbが短い場合に吸引ノズル21bに詰りありと判定する。
また、上記実施の形態では、容器判定部15bは、受光素子9が出力した光信号を利用することにより、新たな検出手段を設けることなく、反応容器7の有無を判定した。しかし、廃棄位置における反応容器7の有無を判定することができれば、容器判定部15bは、接触子やセンサ等、種々のものを使用することができる。
また、反応容器は、実施の形態で説明した反応容器7の他にマイクロプレートであってもよい。
以上のように、本発明にかかる自動分析装置は、複数の吸引ノズルを有する廃液吸引手段の個々の吸引ノズルの詰りをリアルタイムに検出するのに有用である。

Claims (3)

  1. 廃棄位置へ搬送されてく反応容器から吸引ノズルによって反応廃液を吸引した後、前記吸引ノズルを洗浄位置に移送して洗浄液を吸引し、前記吸引ノズルを洗浄する廃液吸引手段を備えた自動分析装置であって、
    前記廃液吸引手段は、
    前記反応廃液吸引時における前記吸引ノズルの圧力を検出する圧力検出手段と、
    前記廃棄位置における前記反応容器の有無を判定する容器判定手段と、
    前記容器判定手段によって前記廃棄位置に前記反応容器が有ると判定された場合には、前記圧力検出手段によって検出された前記吸引ノズルの圧力の変化に基づいて、前記吸引ノズルの詰りの有無を判定し、前記容器判定手段によって前記廃棄位置に前記反応容器が無いと判定された場合には、前記吸引ノズルの詰りの有無を判定しない詰り判定手段
    を備え自動分析装置。
  2. 前記詰り判定手段は、前記吸引ノズルの圧力の変化として圧力の変化速度を用いる請求項1に記載の自動分析装置。
  3. 前記詰り判定手段は、前記吸引ノズルの圧力の変化として前記吸引ノズルに導入した負圧が大気圧に復帰するまでの前記圧力の変化時間を用いる請求項1に記載の自動分析装置。
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