JP4948721B2 - 伸縮ロッド、伸縮ロッドユニット - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、造船作業等において重量物体を下から支持する為に重量物体の大きさに合わせて複数本立設され、且つ、その支持高さを自在に調節することのできる伸縮ロッドに関する。また、本発明は、複数本の前記伸縮ロッドが互いに連結されたユニットとしての伸縮ロッドユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】
以下、船舶を組み立てる造船作業を一例として説明する。造船作業においては、船体を各ブロックに分けて予め組み立て、最後に当該組み立てた各ブロックをドック内にて接合することによって船体が組み立てられる。この様な各ブロックの組立作業においては、組み立てる各ブロックの大きさに合った定盤が用意され、当該定盤上に各ブロックが支持された状態でその組立作業が行われる。
ここで、この様な定盤の従来技術としては、特開平11−321777号公報に記載された曲がり外板の受けピン定盤があり、図12は、当該従来技術に係る定盤の側面図を示すものである。図12において、受けピン定盤50は、重量物体(支持対象物)としての船体ブロック53の大きさに合わせて形成された土台部としての定盤52上に、複数本の受けピン51が同じく船体ブロック53の大きさに合わせて格子状に立設されることによって構成されている。従って、船体ブロック53は、当該格子状に立設された複数本の受けピン51によって所定高さに支持される様になっている。
【0003】
各々の受けピン51は上下方向に伸縮自在に構成されることによってその支持高さを調節可能となっていて、船体ブロック53の外板54の曲がり形状に合わせて各々の受けピン51の支持高さが調節される。より詳しくは、船体ブロック53の設計情報(3次元情報)と各々の受けピン51の立設位置情報(2次元情報)とを用い、各々の受けピン51の立設位置における、定盤52の上面から外板54までの距離(高さ)を計算し、その数値に合わせて各々の受けピン51の支持高さを調節して、外板54の曲がり形状を形づくり、その上で船体ブロック53を組み立てる様になる。
【0004】
尚、各々の受けピン51は図13に示す様な構成となっている。ここで、図13は受けピン51の側面図である。図13において、受けピン51は外筒55、内筒56、及び定荷重ばね57、57によって構成され、内筒56が外筒55に対して上下方向にスライド可能に嵌挿され、且つ、定荷重ばね57、57によって内筒56が、その自重とバランスする様に構成されている。また、受けピン51は、船体ブロック53を支持した際に容易に倒れない様に、定盤52に取付ボルト58によって確実に固定されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前述した従来の受けピン定盤50においては以下の様な問題があった。先ず第1に、船体ブロック53には種々の大きさがあり、従って異なる大きさの船体ブロック53の組み立て作業を行う為には、別途これに合った受けピン定盤50を新たに作製する必要があり、コスト面で問題となる。第2に、受けピン定盤50は大型で且つ重量がある為、前述の様に船体ブロック53の大きさに合わせてその都度組立場所へ輸送・搬入する作業は、困難且つ煩雑となる。
【0006】
そこで本発明は上記問題に鑑みなされたものであり、その課題は、支持対象物としての重量物体の大きさに柔軟に対応し、且つ、作業場所への輸送及び搬入を容易に行うことのできる、重量物体の支持具を得ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明に係る第1の態様は、鉛直方向に伸縮自在な伸縮ロッドが複数本立設配置され、各々の前記伸縮ロッドが重量物体を支持する高さ位置に合わせて予め伸長された後に前記重量物体を下方から支持する伸縮ロッドユニットを構成する前記伸縮ロッドであって、第1の柱状体と、該第1の柱状体から上方にスライド可能な第2の柱状体と、該第2の柱状体を所定のスライド位置で固定するロック手段と、からなる少なくとも一以上の柱状体ユニットを有し、少なくとも一つの前記柱状体ユニットに、他の前記伸縮ロッドと連結部材によって連結する為の連結部材ジョイント部が設けられ、使用時には他の前記伸縮ロッドに連結することによって立状態となり、これによって前記伸縮ロッドユニットを構成し、非使用時には他の前記伸縮ロッドから切り離すことによって独立状態となり、これによって前記伸縮ロッドユニットを分解状態とすることを特徴とする。
第1の態様によれば、支持対象物としての重量物体の大きさに柔軟に対応することができ、且つ、作業場所への輸送及び搬入が極めて容易な、重量物体の支持具を得ることが可能となる。
【0008】
即ち、鉛直方向に伸縮自在な伸縮ロッドが複数本立設配置されることによって伸縮ロッドユニットが構成される。当該伸縮ロッドは、第1の柱状体と、該第1の柱状体から上方にスライド可能な第2の柱状体と、該第2の柱状体を所定のスライド位置で固定するロック手段と、からなる柱状体ユニットを少なくとも一以上有し、所謂多段の構成によって上下に伸縮する様に構成されている。
【0009】
ここで、少なくとも一つの柱状体ユニットには、他の伸縮ロッド、即ち、当該伸縮ロッドと共に立設配置されることによって伸縮ロッドユニットを構成し、そして重量物体を支持する他の伸縮ロッド、と連結部材によって連結する為の連結部材ジョイント部が設けられていて、これによって他の伸縮ロッドと連結及び切り離し自在となっている。そして、当該連結部材ジョイント部と前記連結部材とによって、使用時には他の伸縮ロッドに連結することによって立状態となり、これによって伸縮ロッドユニットを構成し、非使用時には他の伸縮ロッドから切り離すことによって独立状態となり、これによって伸縮ロッドユニットを分解状態とする様になっている。
【0010】
従って、支持する重量物体の大きさに合った規模になるまで伸縮ロッドを次々に連結させていくことにより、以て重量物体の大きさに合った支持具、即ち伸縮ロッドユニットを、簡単に且つ迅速に作製することが可能となり、以て重量物体の大きさに合わせて柔軟に対応することが可能となる。換言すれば、伸縮ロッドユニットの規模を、その場(作業現場、組立現場等)で、その物(重量物体)の大きさに合わせて簡単に調節可能となり、従って、重量物体の大きさに合わせてそれ専用の支持具を作製する様な場合に比べ、極めて安価に且つ効率的となる。
【0011】
また、伸縮ロッドは、使用時には連結部材で互いに連結されることによって立状態となり、且つ、非使用時には切り離されて独立状態となるので、伸縮ロッドを立設する為の土台が不要となり、従って伸縮ロッドユニットの輸送・搬入が極めて容易となり、また、その保管も省スペースで効率的に行うことができる。
【0012】
尚、伸縮ロッドを構成する「第1の柱状体」と「第2の柱状体」との関係は相対的なものであり、例えば、全体が3本の柱状体によって構成される場合、伸長時に最も下に位置する柱状体と中間に位置する柱状体との関係では下側が第1の柱状体であり、上側が第2の柱状体となる。また、当該中間に位置する柱状体と最も上に位置する柱状体との関係では下側が第1の柱状体であり、上側が第2の柱状体となる。以上により、伸縮ロッドは、伸長時に下側に位置する柱状体(第1の柱状体)と、上側に位置する柱状体(第2の柱状体)と、当該第2の柱状体を所定のスライド位置で固定するロック手段と、からなる柱状体ユニットの集合体によって構成されることになる。
【0013】
発明に係る第2の態様は、第1の態様において、前後左右4方向に配置される他の前記伸縮ロッドと連結可能となる様に前記連結部材ジョイント部が構成されたことを特徴とする。
第2の態様によれば、連結部材ジョイント部が、前後左右4方向に配置される他の伸縮ロッドと連結可能になっているので、従って伸縮ロッドの集合体としての伸縮ロッドユニットを、多種多様な連結形態で構成することが可能となる。尚、ここでの前後左右4方向とは、伸縮ロッドを上方から見た場合(俯瞰した場合)における当該伸縮ロッドの前後左右4方向を意味する。
【0014】
発明に係る第3の態様は、第2の態様において、前後左右4方向に加えて更にその中間を併せた8方向に配置される他の前記伸縮ロッドと連結可能となる様に前記連結部材ジョイント部が構成されたことを特徴とする。
第3の態様によれば、連結部材ジョイント部は前後左右4方向に加えて更にその中間を併せた8方向に配置される他の伸縮ロッドと連結可能になっているので、以て伸縮ロッドの集合体としての伸縮ロッドユニットを、更に多種多様な連結形態で構成することが可能となる。
【0015】
発明に係る第4の態様は、第1の態様から第3の態様いずれか1において、他の前記伸縮ロッドに対して、2以上の前記連結部材によって連結可能となる様に前記連結部材ジョイント部が構成されたことを特徴とする。
第4の態様によれば、伸縮ロッドは2以上の連結部材によって他の伸縮ロッドと連結されるので、確実且つ強固な連結状態を形成することが可能となり、従って重量物体の重量が大なる場合でもこれに確実に対応することが可能となる。
【0016】
発明に係る第5の態様は、第1の態様から第4の態様のいずれか1において、前記連結部材ジョイント部が着脱自在に構成されたことを特徴とする。
第5の態様によれば、連結部材ジョイント部が着脱自在に構成されているので、連結部材ジョイント部を伸縮ロッドから取り外すことにより、伸縮ロッドの輸送或いは保管を、省スペース化によってより効率的に行うことが可能となる。
【0017】
発明に係る第6の態様は、第1の態様から第5の態様のいずれか1において、前記連結部材が、水平に延びる棒状体の両端部が鉛直下方に折り曲げられてなる連結ロッドからなり、前記連結部材ジョイント部が、鉛直下方に折り曲げられた前記連結ロッド端部を嵌挿する、鉛直方向に延びる円筒部材からなることを特徴とする。
第6の態様によれば、連結部材が水平に延びる棒状体の両端部を鉛直下方に折り曲げてなる連結ロッドからなり、連結部材ジョイント部が、前記折り曲げられた連結ロッドの端部を嵌挿する、鉛直方向に延びる円筒部材からなるので、円筒部材への連結ロッドの挿脱によってワンタッチで連結及び切り離し作業を行うことができると共に、連結部材及び連結部材ジョイント部を、簡単な構成によって安価に得ることができる。
【0018】
発明に係る第7の態様は、第1の態様から第5の態様のいずれか1において、前記連結部材が、水平に延びる棒状体の両端部にボルト挿通穴が形成された連結ロッドからなり、前記連結部材ジョイント部が、前記連結ロッド端部をボルト固定するボルト挿通穴が形成された板状の取付片からなることを特徴とする。
第7の態様によれば、連結部材としての連結ロッドと、連結部材ジョイント部としての板状の取付片とをボルト固定する構成となっているので、これによって強固な連結状態が形成され、従って重量物体の重量が大なる場合でもこれに確実に対応することが可能となる。
【0019】
発明に係る第8の態様は、第1の態様から第7の態様のいずれか1において、伸びた状態において最も下に位置する前記第1の柱状体が、板状体からなるベース上に固設されたことを特徴とする。
第8の態様によれば、伸びた状態において最も下に位置する前記第1の柱状体が板状体からなるベース上に固設されているので、当該ベースにより、連結状態に無い場合においても伸縮ロッドは倒れることなく立状態となり、以て連結或いは切り離し作業を容易に行うことができる。
【0020】
発明に係る第9の態様は、第1の態様から第8の態様のいずれか1において、前記柱状体ユニットが巻回状の定荷重ばねを備え、該定荷重ばねの本体部が前記第1の柱状体に固設され、前記本体部から延出する先端部が前記第2の柱状体に固着されることにより、前記第2の柱状体に、上方にスライドする方向のばね力が付与されていることを特徴とする。
第9の態様によれば、第2の柱状体に、定荷重ばねによって上方にスライドする方向のばね力が付与されているので、これによって第2の柱状体を上方へスライドさせる際の労力が飛躍的に軽減され、以て小さい力で容易に伸縮ロッドの伸長作業を行うことが可能となる。
【0021】
発明に係る第10の態様は、第9の態様において、前記ばね力が、前記第2の柱状体を静止状態にバランスさせる大きさに設定されていることを特徴とする。
第10の態様によれば、定荷重ばねのばね力が第2の柱状体を静止状態にバランスさせる大きさに設定されているので、これによって更に小さい力で伸縮ロッドの伸長作業を行うことができると共に、第2の柱状体は常に静止状態にあるので、伸縮ロッドの伸長量を確かめながら徐々に伸長させることにより、正確に伸長作業を行うことが可能となる。
【0022】
尚、この場合において定荷重ばねが第2の柱状体に付与するばね力は、第2の柱状体それ自身のみの自重を考慮して設定されるのでは無く、第2の柱状体の上方へのスライドによって一緒に上方に変位する他の構成要素(例えば、当該第2の柱状体から上方に変位する他の柱状体及びその他の構成要素)の自重をも考慮して設定され、これによって第2の柱状体のバランス状態(静止状態)が形成されることになる。
【0023】
発明に係る第11の態様は、第9の態様において、前記ばね力が、前記第2の柱状体が自ずと上方にスライドする大きさに設定されていることを特徴とする。
第11の態様によれば、定荷重ばねのばね力が、第2の柱状体が自ずと上方にスライドする大きさに設定されているので、従って第2の柱状体の上方へのスライド作業を作業者の人手に頼る必要が無く、伸縮ロッドを労力を必要とせず簡単に伸長させることが可能となる。
【0024】
尚、この場合において、前記同様に当該ばね力は、第2の柱状体それ自身のみの自重を考慮して設定されるのでは無く、第2の柱状体の上方へのスライドによって一緒に上方に変位する他の構成要素の自重をも考慮して設定され、更に、第2の柱状体を上方へスライドさせるに際して当該第2の柱状体と第1の柱状体との間に摩擦抵抗力が生じる場合においては、前記ばね力は、負担すべき全ての構成要素の自重に加え、当該摩擦抵抗力に打ち勝って第2の柱状体を上方にスライドさせる様に設定されることになる。
【0025】
発明に係る第12の態様は、第1の態様から第11の態様のいずれか1において、伸びた状態において最も上に位置する前記第2の柱状体の頂部に、高さ微調整可能な受け具が配設されたことを特徴とする。
第12の態様によれば、伸びた状態において最も上に位置する第2の柱状体の頂部に、高さ微調整可能な受け具が配設されているので、従ってよりきめ細かな高さ調整によって更に適した状態で重量物体を支持することが可能となる。
【0026】
発明に係る第13の態様は、第1の態様から第12の態様のいずれか1において、前記柱状体ユニットが、外壁面に伸縮量又は全体の伸び高さを視認可能とする目盛り部を備えたことを特徴とする。
第13の態様によれば、柱状体ユニット外壁面に伸縮量又は全体の伸び高さを視認可能とする目盛り部が備えられているので、複数本の伸縮ロッドの高さ合わせを容易に行うことができ、また、伸縮ロッドを目的とする伸長量に容易に設定することが可能となる。
【0027】
発明に係る第14の態様は、鉛直方向に伸縮自在な伸縮ロッドが複数本立設配置され、各々の前記伸縮ロッドが重量物体を支持する高さ位置に合わせて予め伸長された後に前記重量物体を下方から支持する伸縮ロッドユニットであって、第1の態様から第13の態様のいずれか1に記載の前記伸縮ロッドが前記連結部材によって互いに連結されてなることを特徴とする。
第14の態様によれば、鉛直方向に伸縮自在な伸縮ロッドが複数本立設配置され、各々の前記伸縮ロッドが重量物体を支持する高さ位置に合わせて予め伸長された後に前記重量物体を下方から支持する伸縮ロッドユニットが、第1の態様から第13の態様のいずれか1に記載の前記伸縮ロッドが前記連結部材によって互いに連結されることによって構成されているので、前述した第1の態様から第13の態様のいずれか1に記載の発明と同様な作用効果を得ることができる。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ本発明の一実施形態について説明する。
先ず、図1乃至図3を参照しつつ本発明に係る伸縮ロッドユニット(以下「ユニット」と略称する)100及び伸縮ロッド1の大略構成について説明する。ここで、図1はユニット100の斜視図(俯瞰図)であり、図2は伸縮ロッド1の外観斜視図である。また、図3(A)乃至(C)はユニット100の構成バリエーションを示す、ユニット100の平面図(模式図)である。
【0029】
図1において、ユニット100は、鉛直方向に伸縮自在な伸縮ロッド1が複数本、設置面G(ユニット100が設置される作業場所等の地面或いは床面)上に立設配置されることによって構成され、各々が所定の高さ位置まで伸長されることにより、図12において既に示した船体ブロック53の様な支持対象物としての重量物体(以下これを「支持対象物」という)を下から支持する様になっている。
【0030】
複数本の伸縮ロッド1は全てが設置面G上に土台等を介さずに直接載置され、全てが互いに連結部材22によって連結されることによって倒れることなく立状態に配設されている。尚、連結部材22は、符号23,24,25で示す3種類の棒状体によって構成されているが、これらの詳細な構成及び、これらを用いた伸縮ロッド1の連結方法については、後に説明する。
【0031】
伸縮ロッド1は、図2に示す様に鉛直方向に長い「第1の柱状体」としての外筒2及び「第2の柱状体」としての内筒3によって大略構成されている。外筒2及び内筒3は、いずれも軸方向断面視において正方形状をなし、また、中空の筒形の形状をなしている(図4参照)。従って当該中空の筒形状により内筒3は外筒2に内包され、これにより、内筒3は外筒2に対して上下方向にスライド可能となり、当該内筒3のスライド動作によって、伸縮ロッド1は鉛直方向に伸縮(本実施の形態では約1.2mから2mの間を伸縮)する様になっている。
【0032】
ここで、外筒2の側壁において、対峙する2つの側の上部には、それぞれ定荷重ばねユニット30が取り付けられていて、該定荷重ばねユニット30により、内筒3を上方へスライドさせる方向のばね力が付与されている。従ってこれにより、小さい力で労力を必要とせず、容易に内筒3を上方にスライドさせることができる様になっている。尚、定荷重ばねユニット30の詳細な構成については後に説明する。
【0033】
内筒3には鉛直方向に一定間隔を置いて、略水平方向に貫通する位置決め用孔19が複数穿設され、また、外筒2には、位置決め用孔19の穿設間隔と同じ間隔を置いて2つのピン挿入孔21,21が同じく略水平に貫通する様に穿設されている。2つのピン挿入孔21,21には2本のストッパーピン27,27が挿入される様になっていて、該ストッパーピン27,27がピン挿入孔21と位置決め用孔19とを貫通して挿入されることにより、内筒3が所定のスライド位置で固定される様になっている。従って、位置決め用孔19,ピン挿入孔21,ストッパーピン27は、内筒3を所定のスライド位置で固定する「ロック手段」を構成する。尚、ストッパーピン27の詳細な構成については後に説明する。また、当該ロック手段は一例であり、内筒3を所定の位置で確実に固定し得るものであれば、どの様な構成であっても構わない。
【0034】
ここで、内筒3は位置決め用孔19の穿設間隔毎に高さ位置(スライド位置)を調節可能となるが、内筒3の頂部には、高さ微調整可能な支持対象物を受ける受け具16が設けられていて、該受け具16の高さ微調整機構により、位置決め用孔19の穿設間隔よりも小さい高さ調整を行うことが可能となっている。ここで、受け具16の高さ微調整範囲は、位置決め用孔19の穿設間隔と略同じ若しくは僅かに大きくなっていることから、伸縮ロッド1は、その伸縮範囲で無段階的な高さ調節が行える様になっている。
【0035】
尚、伸縮ロッド1は、以上説明した外筒2及び内筒3と、定荷重ばねユニット30と、内筒3を所定のスライド位置で固定するロック手段とからなる一つの「柱状体ユニット」によって構成されているが、二以上の当該柱状体ユニットによって更に多段の構成とすることが可能であることは言うまでも無い。
【0036】
次に、外筒2は、板状体としてのベース4上に、外筒2の4つのコーナー部に配設された支持リブ5によって支持される様に固設され、伸縮ロッド1は、当該ベース4によって、連結部材22によって他の伸縮ロッド1と連結されていない独立状態においても、外力が加わらなければ独自に立つことができる様になっている。
【0037】
外筒2の4つのコーナー部に配設された支持リブ5には鉛直方向に延びる円筒状のロッド挿入部6がそれぞれ配設されていて、該ロッド挿入部6に、図1に示した連結部材22を構成する第1連結ロッド23が嵌挿される様になっている。また、ロッド挿入部6の上部には、2つの板状のロッド取付片8,8が、外筒2の両側に突出する様に配設されていて、該ロッド取付片8,8に図1で示した連結部材22を構成する第3連結ロッド25がボルト固定される様になっている。更に、内筒3には伸縮ロッド1から着脱可能なロッド取付部材9が上方から緩挿されていて、該ロッド取付部材9に、図1に示した第2連結ロッド24がボルト固定される様になっている。以上により、伸縮ロッド1は連結部材22によって他の伸縮ロッド1と連結及び切り離し可能となり、ロッド挿入部6,ロッド取付片8,ロッド取付部材9は、連結部材22によって他の伸縮ロッド1と連結する為の「連結部材ジョイント部」を構成する。尚、ロッド取付部材9の詳細な構成については、後に説明する。
【0038】
次に、ユニット100は、以上説明した伸縮ロッド1が互いに連結されることによって構成されるので、従ってその大きさ(連結規模)を自由に設定することが可能となっている。即ち、図1に示したユニット100は、図3(A)に示す様に平面視において縦と横に3つの伸縮ロッド1が配置され、更にその内側に5つの伸縮ロッド1が配置され、そして全てが連結されることによって格子状に組み立てられているが、これに加えて伸縮ロッド1を更に次々と連結していくことにより、図3(B)或いは図3(C)に示す様な更に大きい連結規模とすることが可能となる。
【0039】
換言すれば、伸縮ロッド1は、使用時に他の伸縮ロッド1に連結することによって立状態となり、これによってユニット100を組立状態とし、非使用時には他の伸縮ロッド1から切り離すことによって独立状態となり、これによってユニット100を分解状態とする様になっている。従って、支持対象物の大きさに合った規模になるまで次々と連結させていくことにより、支持対象物の大きさに合ったユニット100を簡単に且つ迅速に得ることが可能となり、支持対象物の大きさに合わせてそれ専用の支持具を作製する様な場合と比べて、極めて安価に且つ効率的となる。
【0040】
また、伸縮ロッド1は、使用時には互いに連結されることによって立状態となるので、伸縮ロッド1を立設する為の土台(ベース)が不要となり、更に、非使用時には切り離されて独立状態となるので、輸送・搬入が極めて容易となると共に、その保管も、省スペースで効率的に行うことが可能となる。
【0041】
次に、図4乃至図9を参照しつつ、伸縮ロッド1及び連結部材22の詳細な構成について説明する。ここで、図4は伸縮ロッド1の垂直断面図、図5は内筒3の側面図、図6はストッパーピン27の側面図(動作説明図)である。また、図7は受け具16の2つの実施例を示す側面図、図8(A)はロッド取付部材9の平面図、図8(B)は同側面図、図9は連結部材22を構成する3つの棒状体の平面図である。
【0042】
先ず、図4を参照しつつ定荷重ばねユニット30の構成について説明する。図4において、定荷重ばねユニット30は巻回状の定荷重ばね31を1つ備え、該定荷重ばね31は、定荷重ばねユニット30の筐体32に取り付けられられている。筐体32は外筒2の上部に固設され、外筒2において筐体32が取り付けられる部分には、窓穴部34が形成されている。定荷重ばね31から延出する先端部は、窓穴部34から外筒2内部に入り、内包されている内筒3の下部に取付ボルト等によって固定されている。ここで、定荷重ばね31は巻き上げ方向のばね力を発生させるので、従って外筒2の上部側壁に設けられた2つの定荷重ばねユニット30、即ち、2つの定荷重ばね31によって、内筒3に上方にスライドする方向のばね力を与える様になっている。
【0043】
ここで、2つの定荷重ばね31,31によって内筒3に与えられるばね力は、内筒3を静止状態にバランスさせる大きさに設定されている。つまり、2つの定荷重ばね31,31が、内筒3及び受け具16(図2参照)の自重を負担することによって、内筒3に上方からの荷重が掛かっておらず、且つ、ストッパーピン27(図2参照)が挿入されていないフリー状態の内筒3を、上方にも下方にもスライドしない状態にバランスさせる様になっている。従ってこれにより、内筒3を上方へスライドさせる際の労力が軽減され、以て伸縮ロッド1の伸長作業を極めて容易なものとしている。また、ストッパーピン27によって固定もせず、且つ、作業者の手によって把持しない状態でも内筒3は静止状態にあるので、伸縮ロッド1の伸長量を確かめながら徐々に伸長させることにより、正確な伸長作業を行うことが可能となる。
【0044】
また、2つの定荷重ばね31,31によって内筒3に与える前記ばね力は、内筒3が自ずと上方にスライドする様な大きさに設定することも可能である。この場合、前記ばね力は、内筒3及び受け具16の自重に加え、内筒3が外筒2に対してスライドする際の摩擦抵抗力に打ち勝って内筒3を上方にスライドさせることになる。従って前記ばね力をこの様に設定することにより、内筒3を上方へスライドさせる作業が尚一層容易なものとなる。
【0045】
尚、本実施形態では2つの定荷重ばね31,31によって内筒3をバランスさせる構成としているが、定荷重ばね31のばね力(能力)の大きさによって1つのみの構成とすることも可能であり、逆に3つ以上の定荷重ばね31を用いて内筒3をバランスさせることも可能である。
【0046】
次に、図5乃至図8を参照しつつ伸縮ロッド1のその他の構成要素について詳説する。図5において、内筒3には目盛り部7が設けられていて、該目盛り部7によって、伸縮ロッド1の伸縮量(伸び高さ)を視認可能となっている。尚、本実施形態では目盛り部7に記される数値は伸縮ロッド1全体の高さ(絶対値)を示すものとなっているが、伸縮ロッド1が最も縮んだ状態からどれだけ伸長したかを示すもの(相対値)であっても構わない。
【0047】
次に、内筒3の頂部には前述の様に受け具16が設けられている。受け具16は、図7(A)に示す様に先端(上端)が半球状の受け部15となっているねじ12が、内筒3の頂部に穿設されたねじ孔(図示せず)と、固定用ナット14を通した状態でねじ嵌合することによって構成されていて、ねじ12を回転させることによって受け部15が上下し、以て高さ微調整を行う様になっている。尚、受け具16は、図7(B)に示す様な構成とすることもできる。即ち、ねじ12の上部がユニバーサルジョイント部17となっていて、広い支持面を有する円盤状の受け部15が、同図の仮想線で示すように首振り可能となっている。従ってこうすることにより、受け部15が支持対象物の底面形状に沿って密着した状態となり、支持対象物の底面にスポット的な集中応力を与えず、支持対象物の底面に変形をきたすことなく安全に支持することが可能となる。
【0048】
次に、外筒2に穿設されるピン挿入孔21と内筒3に穿設される位置決め用孔19とを挿通して内筒3を所定位置で固定するストッパーピン27について説明する。ストッパーピン27は、図6に示す様に把持部27aと、該把持部27aから延びるストッパ部27bと、該ストッパ部27bの先端に回動軸27cを中心にして一方向にのみ回動可能(図6(A)では時計方向にのみ回動可能)に設けられるアンカー部27dとから構成されている。従って当該構成により、ストッパーピン27を挿通させる際には、図6(A)に示す様にアンカー部27dが回動軸27cを中心に回動してストッパーピン27折れ曲がり状態とならない向きとし、挿通後、ストッパーピン27をアンカー部27bが自重で下方に回動する様に回して、以てストッパーピン27を図6(B)に示す折れ曲がり状態とすることでストッパーピン27の抜け防止状態となる。
【0049】
次に、内筒3に緩挿されるロッド取付部材9の構成について図8を参照しつつ説明する。図8(A)において、ロッド取付部材9は平面視において内筒3を囲む様な正方形状の、4つのコーナー部分にそれぞれ外側に向かって突出する様なロッド取付片10及び11を備え、該取付片10及び11に穿設されたボルト挿通孔10a(図2参照)及び11a(図8(B)参照)によって、第2連結ロッド24をボルト固定することができる様になっている。また、取付片10は、図8(B)に示す様に取付片11よりも更に下方に延びた形状をなし、該下方に延びた部分には、第3連結ロッド25をボルト固定する為のボルト挿通孔10bが形成されている。
【0050】
ここで、取付片10及び11は、図8(A)に示す様に内筒3(伸縮ロッド1)の前後左右4方向に加えて更にその中間を併せた8方向に向けて突出する様に設けられているので、これにより、多様な方向に配置される他の伸縮ロッド1と、第2連結ロッド24による連結が可能となり、多様な連結形態でユニット100を構成することが可能となっている。尚、図2に示す第1連結ロッド23も、円筒体としてのロッド挿入部6に嵌挿され、該ロッド挿入部6を回動軸として回動可能となっているので、従ってこれによっても、多様な方向に配置される他の伸縮ロッド1と連結することができる様になっている。
【0051】
尚、取付片10は、図8(B)に示す様にロッド取付部材9から下方に延びる様に形成されるので、従って内筒3に嵌挿された際に、定荷重ばねユニット30と干渉しない方向にのみ配設される(図8(A)では左右方向に突出する方向)様になっている。従って、第3連結ロッド25は、伸縮ロッド1の左右方向(図8(A)の左右方向)に配置される他の伸縮ロッド1との連結用に用いられる。
【0052】
次に、連結部材22の構成について説明する。図9(A)は連結部材22を構成する第1連結ロッド23を示すものであり、図示する様に、第1連結ロッド23は水平に延びる棒状体の両端部を鉛直下方に折り曲げてなり、該折り曲げ部23aが、図1に示したロッド挿入部6に上方から嵌挿される様になっている。また、図9(B)は連結部材22を構成する第2連結ロッド24を示すものであり、図示する様に、第2連結ロッド24は水平に延びる棒状体の両端部にそれぞれ2つのボルト挿通孔24aが形成されてなり、図8に示した取付片10,11にボルト固定される様になっている。更に、図9(C)は連結部材22を構成する第3連結ロッド25を示すものであり、図示する様に、第3連結ロッド25は第2連結ロッド24と同様に、水平に延びる棒状体の両端部にそれぞれ1つのボルト挿通孔25aが形成されてなり、図8に示した取付片10にボルト固定される様になっている。
【0053】
以上説明した伸縮ロッド1は、図10から図11に示す様に連結及び伸長作業が行われ、以てユニット100が形成される。ここで、図10は2本の伸縮ロッド1の分解図(側面図)であり、図11は同組立図である。図10において、互いに連結される2本の伸縮ロッド1は、図10に示す様に分解され且つ縮んだ状態で設置場所に搬入され、所定の間隔を置いて設置面G上に載置される。次に、ロッド取付部材9を内筒3に緩挿し、1本の第1連結ロッド23によって双方を連結する。次に、1本の第2連結ロッド24及び2本の第3連結ロッドを併用することにより、更に強固な連結状態を形成する。ユニット100は、以上の様に複数本の伸縮ロッド1が互いに連結されることによって組み立てられる。そして、支持対象物の支持高さ情報に合わせて各々の伸縮ロッド1の受け具16の高さ微調整を行い、その後、内筒3を上方にスライドさせ、所定の位置でストッパーピン27を挿入し、以て図11に示す様な支持対象物を支持可能な状態となる。
【0054】
【発明の効果】
以上説明した様に、本発明によれば、伸縮ロッドが使用時には他の伸縮ロッドに連結することによって立状態となり、これによって伸縮ロッドユニットを組立状態とし、非使用時には他の伸縮ロッドから切り離すことによって独立状態となり、これによって伸縮ロッドユニットを分解状態とする様になっているので、従って支持する重量物体の大きさに合った規模になるまで伸縮ロッドを次々に連結させていくことにより、以て重量物体の大きさに合った伸縮ロッドユニットを、簡単に且つ迅速に作製することが可能となり、以て重量物体の大きさに合わせて柔軟に対応することが可能となる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る伸縮ロッドユニットの斜視図(俯瞰図)である。
【図2】本発明に係る伸縮ロッドの外観斜視図である。
【図3】本発明に係る伸縮ロッドユニットの構成のバリエーションを示す、伸縮ロッドユニットの平面図である。
【図4】本発明に係る伸縮ロッドの垂直断面図である。
【図5】本発明に係る伸縮ロッドを構成する柱状体の側面図である。
【図6】本発明に係る伸縮ロッドを構成するストッパーピンの側面図(動作説明図)である。
【図7】本発明に係る伸縮ロッドを構成する受け具の2つの実施例を示す側面図である。
【図8】(A)は本発明に係る伸縮ロッドを構成するロッド取付部材の平面図、(B)は同側面図である。
【図9】本発明に係る伸縮ロッドユニットを構成する3種類の連結部材の平面図である。
【図10】本発明に係る伸縮ロッドユニットの分解図(側面図)である。
【図11】本発明に係る伸縮ロッドユニットの組立図(側面図)である。
【図12】従来技術に係る定盤(支持具)の側面図である。
【図13】従来技術に係る定盤(支持具)を構成する受けピンの側面図である。
【符号の説明】
1 伸縮ロッド
2 外筒
3 内筒
4 ベース
5 支持部
6 ロッド挿入部
7 目盛り部
8 ロッド取付片
9 ロッド取付部材
10,11 取付片
16 受け具
19 位置決め用孔
21 ピン挿入孔
23 第1連結ロッド
24 第2連結ロッド
25 第3連結ロッド
27 ストッパーピン
30 定荷重ばねユニット
31 定荷重ばね
100 重量物支持用伸縮支柱ユニット

Claims (13)

  1. 鉛直方向に伸縮自在な伸縮ロッドが複数本立設配置され、各々の前記伸縮ロッドが重量物体を支持する高さ位置に合わせて予め伸長された後に前記重量物体を下方から支持する伸縮ロッドユニットを構成する前記伸縮ロッドであって、
    第1の柱状体と、
    該第1の柱状体から上方にスライド可能な第2の柱状体と、
    該第2の柱状体を所定のスライド位置で固定するロック手段と、からなる少なくとも一以上の柱状体ユニットを有し、
    記柱状体ユニットに、他の前記伸縮ロッドと連結部材によって上下2段で連結する為の連結部材ジョイント部が設けられ、
    前記連結部材ジョイント部は、前後左右4方向に配置される他の前記伸縮ロッドと連結可能となる様に構成され、
    使用時には他の前記伸縮ロッドに連結することによって立状態となり、これによって前記伸縮ロッドユニットを構成し、
    非使用時には他の前記伸縮ロッドから切り離すことによって独立状態となり、これによって前記伸縮ロッドユニットを分解状態とする、
    ことを特徴とする伸縮ロッド。
  2. 請求項1に記載された伸縮ロッドにおいて、前後左右4方向に加えて更にその中間を併せた8方向に配置される他の前記伸縮ロッドと連結可能となる様に前記連結部材ジョイント部が構成されたことを特徴とする伸縮ロッド。
  3. 請求項1または2に記載された伸縮ロッドにおいて、前記伸縮ロッドと他の前記伸縮ロッドとを連結している、上段の連結部材と下段の連結部材の間を側面視で対角線上に交差するように前記連結部材によって前記連結部材ジョイント部で連結可能となる様に構成されていることを特徴とする伸縮ロッド。
  4. 請求項1からのいずれか1項に記載された伸縮ロッドにおいて、前記連結部材ジョイント部が着脱自在に構成されたことを特徴とする伸縮ロッド。
  5. 請求項1からのいずれか1項に記載された伸縮ロッドにおいて、前記連結部材が、水平に延びる棒状体の両端部が鉛直下方に折り曲げられてなる連結ロッドからなり、
    前記連結部材ジョイント部が、鉛直下方に折り曲げられた前記連結ロッド端部を嵌挿する、鉛直方向に延びる円筒部材からなることを特徴とする伸縮ロッド。
  6. 請求項1からのいずれか1項に記載された伸縮ロッドにおいて、前記連結部材が、水平に延びる棒状体の両端部にボルト挿通穴が形成された連結ロッドからなり、
    前記連結部材ジョイント部が、前記連結ロッド端部をボルト固定するボルト挿通穴が形成された板状の取付片からなることを特徴とする伸縮ロッド。
  7. 請求項1からのいずれか1項に記載された伸縮ロッドにおいて、伸びた状態において最も下に位置する前記第1の柱状体が、板状体からなるベース上に固設されたことを特徴とする伸縮ロッド。
  8. 請求項1からのいずれか1項に記載された伸縮ロッドにおいて、前記柱状体ユニットが巻回状の定荷重ばねを備え、
    該定荷重ばねの本体部が前記第1の柱状体に固設され、前記本体部から延出する先端部が前記第2の柱状体に固着されることにより、前記第2の柱状体に、上方にスライドする方向のばね力が付与されていることを特徴とする伸縮ロッド。
  9. 請求項8に記載された伸縮ロッドにおいて、前記ばね力が、前記第2の柱状体を静止状態にバランスさせる大きさに設定されていることを特徴とする伸縮ロッド。
  10. 請求項8に記載された伸縮ロッドにおいて、前記ばね力が、前記第2の柱状体が自ずと上方にスライドする大きさに設定されていることを特徴とする伸縮ロッド。
  11. 請求項1から10のいずれか1項に記載された伸縮ロッドにおいて、伸びた状態において最も上に位置する前記第2の柱状体の頂部に、高さ微調整可能な受け具が配設されたことを特徴とする伸縮ロッド。
  12. 請求項1から11のいずれか1項に記載された伸縮ロッドにおいて、前記柱状体ユニットが、外壁面に伸縮量又は全体の伸び高さを視認可能とする目盛り部を備えたことを特徴とする伸縮ロッド。
  13. 鉛直方向に伸縮自在な伸縮ロッドが複数本立設配置され、各々の前記伸縮ロッドが重量物体を支持する高さ位置に合わせて予め伸長された後に前記重量物体を下方から支持する伸縮ロッドユニットであって、請求項1から12のいずれか1項に記載の前記伸縮ロッドが前記連結部材によって互いに連結されてなることを特徴とする伸縮ロッドユニット。
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