JP7473920B2 - 盤転倒防止治具 - Google Patents

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本発明の実施形態は、キャビネット用ケースに各種装置や機器等を収納した盤のための盤転倒防止治具に関する。
すでに装置等を収納した盤を所定の設置場所に据え付けるに際して、仮置き場所にアンカーの打設をすることなく、盤の転倒防止をはかる盤転倒防止治具が知られている(特許文献1等)。
盤の多くは、需要者や利用者の仕様および要求等に応じて、搭載する装置等が決定され、外形の形状が決定される。所定の設置場所に設置する盤も特定の仕様に統一されている場合は少なく、仮置きの場所や状態もさまざまである。
このような盤ごとに転倒防止治具を作成したりしたのでは、用意すべき転倒防止治具の種類が多くなり、工事の準備の工数が増大し、治具のコストの上昇も否めない。
盤の仕様によらず利用できる盤転倒防止治具が望まれている。
特開2017-112800号公報
本発明の実施形態は、盤の仕様によらず適切に盤の転倒を防止できる盤転倒防止治具を得ることを目的とする。
本発明の実施形態に係る盤転倒防止治具は、盤の天板に設けられた吊りボルト用の穴に締結可能とされたボルト付き単管クランプと、前記ボルト付き単管クランプに結合されることができる伸縮単管と、前記伸縮単管に直交するように結合されることができるエアーダンパー付き単管と、前記エアーダンパー付き単管に結合させて、設置面から前記伸縮単管までの高さを調整可能とするジャッキベースと、を備える。前記伸縮単管は、長手方向に伸縮自在とされ、所望の長さに固定することができる。前記エアーダンパー付き単管は、第1単管および第2単管と、前記第1単管および前記第2単管と長手方向に結合するとともに、長手方向の応力に対して減衰させるように動作するエアーダンパーと、を含む。前記ボルト付き単管クランプは、前記天板に締結するように設けられたボルト部と、前記ボルト部が前記天板に締結されたときに前記ボルト部の回転中心にして回動可能に設けられたクランプ部と、を含む。
本実施形態では、効率よく安全に運搬できる盤転倒防止アラーム発生装置が実現される。
図1(a)は、実施形態の盤転倒防止治具で盤を固定した状態を模式的に例示する平面図である。図1(b)は、実施形態の盤転倒防止治具で盤を固定した状態を模式的例示する正面図である。 実施形態の盤転倒防止治具を例示する模式的な正面図である。 図3(a)および図3(b)は、実施形態の盤転倒防止治具の一部を例示する模式的な正面図である。 図4(a)は、実施形態の盤転倒防止治具の一部を例示する模式的な正面図である。図4(b)は、実施形態の盤転倒防止治具の一部を例示する模式的な平面図である。 実施形態の盤転倒防止治具の一部を例示する模式的な正面図である。 図6(a)および図6(b)は、実施形態の盤転倒防止治具の使用方法を例示する模式図である。 実施形態の盤転倒防止治具で盤を固定した状態を模式的に例示する平面図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態について説明する。
なお、図面は模式的または概念的なものであり、各部分の厚みと幅との関係、部分間の大きさの比率などは、必ずしも現実のものと同一とは限らない。また、同じ部分を表す場合であっても、図面により互いの寸法や比率が異なって表される場合もある。
なお、本願明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には、同一の符号を付して詳細な説明を適宜省略する。
図1(a)は、実施形態の盤転倒防止治具で盤を固定した状態を模式的に例示する平面図である。図1(b)は、実施形態の盤転倒防止治具で盤を固定した状態を模式的に例示する正面図である。
図1(a)および図1(b)に示すように、盤100は、設置面G上に設置または仮置きされるものとする。以下では、XYZの3次元座標を用いて説明することがある。設置面Gは、X軸およびY軸を含むほぼ平坦な面であるものとする。Y軸は、X軸に直交する。
盤100は、盤100の正面に開閉自在に設けられた扉102を有しており、盤100を設置したときに扉102に平行な方向をX軸の方向とする。このとき、盤100の奥行は、Y軸に沿うように配置される。Z軸は、X軸およびY軸に直交し、Z軸の正方向は、設置面Gから上方に向かうものとする。
盤100では、X軸に沿う方向の長さを幅といい、Y軸に沿う方向を奥行といい、Z軸の正方向の長さを高さということがある。
盤100の天板の四隅には、吊りボルト用の穴101が設けられている。盤転倒防止治具10は、ボルト付き単管クランプ14によって、吊りボルト用の穴101に接続される。この例では、盤転倒防止治具10は、4箇所すべての吊りボルト用の穴101に接続されている。
伸縮単管12は、一端にボルト付き単管クランプ14が取り付けられており、伸縮単管12の他端には、エアーダンパー付き単管16が、単管クランプ13によって結合されている。エアーダンパー付き単管16の設置面G側の一端には、ジャッキベース18が設けられている。4つの盤転倒防止治具10は、ジャッキベース18によって設置面Gにそれぞれ設置されている。
この例では、伸縮単管12は、X軸方向に沿って設けられ、伸縮単管12の長さは、盤100の高さや重心、幅、奥行に応じて適切に設定される。
エアーダンパー付き単管16は、Z軸方向に沿って設けられる。エアーダンパー付き単管16は、ジャッキベース18によって伸縮単管12までの位置が調整される。好ましくは、伸縮単管12が設置面Gにほぼ平行になるように、ジャッキベース18の高さが調整される。
実施形態の盤転倒防止治具10の構成について詳細に説明する。
図2は、実施形態の盤転倒防止治具を例示する模式的な正面図である。
図2に示すように、盤転倒防止治具10は、伸縮単管12と、ボルト付き単管クランプ14と、エアーダンパー付き単管16と、ジャッキベース18と、を備える。
伸縮単管12の一端には、ボルト付き単管クランプ14がそのクランプにより結合される。伸縮単管12の他端には、単管クランプ13の1つのクランプが結合されることができ、単管クランプの他の1つのクランプによりエアーダンパー付き単管16の一端が結合される。エアーダンパー付き単管16の他端には、ジャッキベース18が結合されている。
ボルト付き単管クランプ14は、ボルトの回転の中心線と伸縮単管12の長手方向がほぼ直交するように、伸縮単管12の一端に結合される。
伸縮単管12とエアーダンパー付き単管16は、それぞれの長手方向がほぼ直交するように、単管クランプ13を介して結合される。
図3(a)および図3(b)は、実施形態の盤転倒防止治具の一部を例示する模式的な正面図である。
図3(a)および図3(b)は、伸縮単管12の形状を表している。
図3(a)および図3(b)に示すように、伸縮単管12は、外筒部122、内筒部124および止めピン126を含んでいる。外筒部122および内筒部124は、いずれも中空の円筒状部材である。外筒部122の内径は、内筒部124の外径よりも若干大きく設定されている。そのため、内筒部124は、外筒部122に自在に挿入し、伸縮単管12の全体の長さを変えることができる。外筒部122および内筒部124は、十分な強度を有する材料で形成されており、たとえば鉄製であり、表面にメッキ等が施されていてももちろんよい。外筒部122および内筒部124は、中空円筒形状としたときに、十分な強度が保たれれば、金属製に限らず、たとえばFRP等の樹脂等で形成されていてもよい。
図では示していないが、外筒部122および内筒部124には、挿入する先端部の付近から長さ方向に沿って、等間隔で貫通孔が設けられている。貫通孔の径は、止めピン126の径程度とされており、外筒部122および内筒部124の両方の貫通孔の位置を合わせて、止めピン126を貫通孔に挿入することによって、所望の長さの伸縮単管12とすることができる。止めピン126は、挿抜自在とすることができるので、伸縮単管12は、盤100の寸法や重心等に応じて、適切な長さとすることができる。
上述の伸縮機構を活用することによって、伸縮単管12の長さは、たとえば、最短の場合に、1500mm程度とし、最長の場合には、3000mm程度と、2倍程度の伸縮を実現することができる。外筒部122および内筒部124のそれぞれに設けられた貫通孔の間隔を、たとえば250mmとすることで、伸縮単管12の長さを250mm単位で変えることができる。外筒部122および内筒部124の径や単管の厚さを適切に設定することによって、さらに伸縮単管12の長さの可変範囲を広くすることができる。
図4(a)は、実施形態の盤転倒防止治具の一部を例示する模式的な正面図である。図4(b)は、実施形態の盤転倒防止治具の一部を例示する模式的な平面図である。
図4(a)および図4(b)は、ボルト付き単管クランプ14の形状を表している。なお、図4(b)では、図示したときの煩雑さを回避するために、クランプ部144は、2点鎖線で示されている。
図4(a)および図4(b)に示すように、ボルト付き単管クランプ14は、ボルト部142、クランプ部144および止めピン146を含んでいる。クランプ部144は、止めピン146によって、ボルト部142の一端に結合されている。止めピン146は、円盤状の皿部と皿部よりも径の小さい軸部を有しており、軸部は、クランプ部144の下端の貫通孔(図示せず)を介して、ボルト部142のほぼ中心に挿入、固定されている。皿部の下端とボルト部142の一端(この図では上端)との間には、間隙が設けられており、クランプ部144は、ボルト部142の回転中心Cで回動可能とされている。
ボルト付き単管クランプ14は、ボルト部142を盤100の吊りボルト用の穴101に締結した後に、クランプ部144は、ボルト部142の回転中心Cを中心にして回動可能とされる。後述するように、クランプ部144をボルト部142に対して回動可能とすることによって、盤転倒防止治具10を設置したときに、横方向の振動を吸収することができるので、好ましいが、設置する盤の仕様等に応じて、クランプ部がボルト部に固定されたボルト付き単管クランプを用いるようにしてももちろんよい。
図5は、実施形態の盤転倒防止治具の一部を例示する模式図である。
図5は、エアーダンパー付き単管16およびジャッキベース18の形状を表している。図5では、エアーダンパー付き単管16の下端にジャッキベース18が結合された状態が表されている。
図5に示すように、エアーダンパー付き単管16は、脚部162a,162bおよびエアーダンパー164を含んでいる。脚部162a,162bは、中空円筒状の部材である。伸縮単管12と同様に、鉄製等の十分な強度を確保できる材料で形成されている。脚部162a,162bは、エアーダンパー164を介して長手方向に結合されている。エアーダンパー164は、長手方向の圧縮および伸長応力を吸収するように動作する。そのため、上側の脚部162aの上下方向の振動は、エアーダンパー164によって吸収され、下側の脚部162bへの応力の変動が減衰される。
ジャッキベース18は、脚部162bの下端に結合されている。ジャッキベース18は、ねじ式等のジャッキ機構により、図の上下方向の長さは、伸縮自在に設定されることができる。ジャッキベース18によりジャッキベース18の下端からエアーダンパー付き単管16の上端までの長さを自在に設定することができる。
上述したように、実施形態の盤転倒防止治具10は、伸縮単管12、単管クランプ13、ボルト付き単管クランプ14、エアーダンパー付き単管16およびジャッキベース18を適切に組み合わせることによって、構成される。つまり、盤転倒防止治具10は、上述の各部に分解して、目的地に輸送し、目的地で各部を組み立てて盤転倒防止治具10として使用することができる。使用後の盤転倒防止治具10は、当初のように、再度分解し、撤収等することができる。
実施形態の盤転倒防止治具10の使用方法について説明する。
図6(a)および図6(b)は、実施形態の盤転倒防止治具の使用方法を例示する模式的な図である。
図6(a)に示すように、実施形態の盤転倒防止治具10は、盤100を仮置きする場合に使用される。盤転倒防止治具10は、上述したように分解、組み立てが可能とされている。伸縮単管12、ボルト付き単管クランプ14、エアーダンパー付き単管16およびジャッキベース18は、分解された状態で盤100とともに、あるいは盤100とは別に、仮置き場に運ばれる。
まず、盤100が所定の仮置き場に仮置きされる。盤100の仮置き後に、たとえば吊りボルトが取り外される。たとえば、以下の手順で、盤転倒防止治具10は、組み立てられ、盤100とともに仮置き場に設置される。
吊りボルトが取り外された吊りボルト用の穴101にボルト付き単管クランプ14を取り付ける。この例では、盤100の四方に盤転倒防止治具10を配置するので、4箇所すべての吊りボルト用の穴101に、4つのボルト付き単管クランプ14を取り付ける。
ジャッキベース18は、あらかじめ所望の長さになるように調整された上で、エアーダンパー付き単管16に結合される。
エアーダンパー付き単管16の上端を、単管クランプ13の1つのクランプに挿通し、固定する。
伸縮単管12は、あらかじめ所望の長さになるように調整され、止めピンで長さを固定される。伸縮単管12の一端をボルト付き単管クランプ14のクランプに挿通し、固定する。伸縮単管の他端を単管クランプ13の他のクランプに挿通し、固定する。
伸縮単管12が設置面にほぼ平行になるように、ジャッキベース18でエアーダンパー付き単管16の上端の位置を調整する。また、エアーダンパー付き単管16が設置面にほぼ垂直になるように、伸縮単管12の長さを調整する。
この例の場合には、盤の奥行が幅よりも長いので、主として、盤100の幅方向の転倒を防止するために、伸縮単管12を盤100の扉102の面にほぼ平行となるように(図1(a))、ジャッキベース18の設置面上の位置を調整する。
必要に応じて、クランプの締結位置や、ジャッキベース18の高さ等を調整することによって、伸縮単管12の長手方向が設置面にほぼ平行となり、エアーダンパー付き単管16の長手方向が設置面にほぼ垂直となるように調整される。
このようにして、実施形態の盤転倒防止治具10が設置される。
図6(b)に示すように、地震等が発生した場合には、エアーダンパー付き単管16のエアーダンパー164により、主として上下方向の振動や衝撃を吸収し、ボルト付き単管クランプ14のクランプ部144の回動により横方向の振動や衝撃を吸収する。盤転倒防止治具10は、振動や衝撃の吸収により、盤100の転倒を防止する。
このようにして、盤転倒防止治具10を設置し、盤100の転倒防止をはかりつつ、盤100を仮置き場に仮置きすることができる。盤の仮置きが終了した後には、盤転倒防止治具10は、各部に分解され、回収される。
図7は、実施形態の盤転倒防止治具で盤を固定した状態を模式的に例示する上面図である。
図7では、盤転倒防止治具10の他の使用方法が示されている。
図7に示すように、伸縮単管12は、X軸方向およびY軸方向のそれぞれに角度をもつように設置されている。この例では、4つの盤転倒防止治具10の伸縮単管12は、盤100の天板の平面視での対角線方向に沿った方向に設けられている。
この使用例では、盤200は、幅方向の寸法が奥行よりも長い形状とされている。そのため、盤200内に収納した装置等の配置等による重心の位置等によっては、幅方向の転倒ばかりでなく、奥行方向の転倒の危険を回避する必要がある。そこで、伸縮単管12の長手方向の配置およびジャッキベース18の設置面上の配置を転倒が予想される方向に応じて、適切に設定することによって、より安全に盤200を設置することができる。
上述の使用方法では、盤の天板の4箇所すべての吊りボルト用の穴101に、盤転倒防止治具10を設けるようにしたが、盤の設置状態によっては、2箇所、3箇所と、より少ない数の盤転倒防止治具10を設けるようにしてもよい。コーナーを有する壁面であって、その壁面が倒壊のおそれがない箇所に盤を仮置き等する場合には、コーナーに対向する1箇所に盤転倒防止治具10を設けるようにしてもよい。
実施形態の盤転倒防止治具10の効果について説明する。
実施形態の盤転倒防止治具10は、伸縮単管12を備えている。伸縮単管12は、外筒部122、内筒部124および止めピン126を含んでおり、長手方向の長さを調整し、適切な長さとすることができる。そのため、異なる形状の盤や重心の異なる盤であっても、伸縮単管12を適切な長さとすることによって、転倒を防止することが可能になる。
たとえば、盤の筐体の高さは、1000mm程度のものから、2500mm程度のものまで2倍以上の高さの相違がある場合も珍しくない。そのような状況において、盤の転倒防止をするために、高さの調整を可能とするのみでは、十分な効果が発揮できない場合がある。実施形態の盤転倒防止治具10では、設置面にほぼ平行に配置され、盤とエアーダンパー付き単管16とを接続する伸縮単管12の長さを盤の高さや重心に応じて調整して適切な値に設定することができる。そのため、単一の仕様の盤転倒防止治具10を用意することによって、さまざまな仕様の盤の仮置き等に利用することができる。
また、伸縮単管12の長さを短縮することによって、分解して搬送時の収納性を高めることができる。
実施形態の盤転倒防止治具10は、ボルト付き単管クランプ14およびエアーダンパー付き単管16を備えている。ボルト付き単管クランプ14のクランプ部144は、ボルト部142の回転方向に回動自在に設けられている。エアーダンパー付き単管16は、盤の設置後の上下方向の振動を吸収するようにエアーダンパー164が設けられている。ボルト付き単管クランプ14は、盤の設置後の横方向の振動を吸収するように動作する。したがって、ボルト付き単管クランプ14およびエアーダンパー付き単管16は、協同して振動を吸収、軽減し、盤の形状や重心等がさまざま異なっている場合であっても、転倒を効果的に防止することができる。
ボルト付き単管クランプ14のクランプ部144がボルト部142に対して回動自在に設けられていることによって、仮置き場等での盤転倒防止治具10の設置に、設置位置等の調整がより容易になる。そのため、盤の形状の相違ばかりでなく、仮置き場の状況等に応じて、盤転倒防止治具10の配置を調整することができ、高い汎用性を有するものとすることができる。
実施形態の盤転倒防止治具10では、伸縮単管12およびエアーダンパー付き単管16は、中空の単管を加工等することによって形成されている。そのため、軽量でも十分な強度を有する。盤転倒防止治具10を構成する主要な部材である伸縮単管12およびエアーダンパー付き単管16を軽量にすることができるとともに、これらの部材を分解し、組み立て可能とすることによって、作業現場への搬送を容易にすることができる。
以上説明した実施形態によれば、盤の仕様によらず適切に盤の転倒を防止できる盤転倒防止治具を実現することができる。
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他のさまざまな形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明およびその等価物の範囲に含まれる。また、前述の各実施形態は、相互に組み合わせて実施することができる。
10 盤転倒防止治具、12 伸縮単管、13 単管クランプ、14 ボルト付き単管クランプ、16 エアーダンパー付き単管、18 ジャッキベース、100,200 盤

Claims (2)

  1. 盤の天板に設けられた吊りボルト用の穴に締結可能とされたボルト付き単管クランプと、
    前記ボルト付き単管クランプに結合されることができる伸縮単管と、
    前記伸縮単管に直交するように結合されることができるエアーダンパー付き単管と、
    前記エアーダンパー付き単管に結合させて、設置面から前記伸縮単管までの高さを調整可能とするジャッキベースと、
    を備え、
    前記伸縮単管は、長手方向に伸縮自在とされ、所望の長さに固定することができ、
    前記エアーダンパー付き単管は、第1単管および第2単管と、前記第1単管および前記第2単管と長手方向に結合するとともに、長手方向の応力に対して減衰させるように動作するエアーダンパーと、を含み、
    前記ボルト付き単管クランプは、前記天板に締結するように設けられたボルト部と、前記ボルト部が前記天板に締結されたときに前記ボルト部の回転中心にして回動可能に設けられたクランプ部と、を含む盤転倒防止治具。
  2. 前記伸縮単管は、中空の円筒部材で形成され、
    前記第1単管および前記第2単管は、中空の円筒部材で形成された請求項1記載の盤転倒防止治具。
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