JP4948491B2 - 栽培装置 - Google Patents
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Description
すなわち、従来の栽培槽と作業通路とを交互に設けた構成の栽培装置について、作業者が栽培作業や収穫作業を行うには、一般に数十メートルにも連なる栽培槽に沿って歩行することを余儀なくされるが、上記特許文献1、2に係る栽培装置も同様に歩行しながらの作業を余儀なくされ、作業者への労働負担は相変わらず大きい。むしろ、一連の栽培槽の作業を終える毎に栽培槽を平行移動させて作業通路を形成しなければ次列の栽培槽の作業に着手できないことを考慮すると、従来の栽培装置より非効率的でその分作業者への労働負担は嵩むと言える。
作業場所を挟んだ左右の栽培エリアに、左右対称な配置にレールが敷設され、前記レール上を走行する台車は、少なくとも左右の栽培エリアに跨がる長さを有すること、
台車または栽培エリアのいずれか一方に駆動部が設置され、他方に被駆動部が設置され、台車は前記駆動機構により作業場所を通って左右の栽培エリアへ行き来することが可能な構成とされていることを特徴とする。
前記被駆動部は前記ピニオンに噛み合うラックであり、前記台車の下側中央部のほぼ全長にわたって取り付けられていることを特徴とする。
また、作業場所にはレールを敷設することなく所謂バリアフリーで実施できるので、栽培作業に用いる作業用台車等を支障なく操作することができ、作業効率をさらに高めることができる。
さらに、栽培槽を搭載した台車を列毎に一方向へ移設できるので、図1に示した互い違いの配置にできることはもとより、図5A〜Cに示した配置で栽培することもでき、日照等の作業環境に適した柔軟性に富む栽培を行い得る。
なお、本実施例では、前記駆動部5は、左右の栽培エリア11、12の地面上にそれぞれ設置され、前記駆動部5により駆動される被駆動部4は、少なくとも左右の駆動部5、5に跨る長さを有し(図4B参照)、前記レール2と平行な配置で台車1に設置されており、前記駆動部5により被駆動部4を駆動させてレール2上の台車1を走行させる構成とされている(請求項2記載の発明)。
ちなみに、本実施例では、前記駆動部5はモータ駆動装置6で駆動されるピニオン5であり、少なくとも作業場所Sを挟んで左右のレール2、2の作業場所S寄りの端部にそれぞれ設置して実施している(図1B、図4参照)。前記被駆動部4は、前記ピニオン5に噛み合うラック4であり、図2Bに示したように、前記台車1の下側中央部のほぼ全長にわたって取り付けて実施している(請求項3記載の発明)。
また、図1Aに係る台車1は、隣接する列毎に互い違いの配置としているがこれに限定されず、図5A〜Cに示したように、一側や中央に寄せるなど、日照等の栽培環境を考慮した配置で実施することもできる。
ちなみに、本実施例に係るレール2には等辺山形鋼が用いられている。勿論、前記レール2は等辺山形鋼に限定されるものではなく、使用するコロ3の種別に応じて適宜設計変更可能である。
なお、本実施例では、前記レール2における作業場所Sへのアプローチ部分11a、12aを、台車1が確実に作業場所Sを通過するように、レール2の頂部が露出する程度に盛土して作業場所Sとほぼ同等レベルとする工夫が施されている。
本実施例に係るピニオン5は、2本1組のレール2、2毎に、移設作業を合理的に行うべく、当該レール2、2の作業場所S寄りの端部に1機ずつ設置して実施しているが、設置部位および設置個数は勿論これに限定されず、栽培槽7を搭載した台車1の総重量、形態等を考慮して適宜設計変更可能である。また、本実施例では、ピニオン5を回転させる手段としてチェーン駆動式のモータ駆動装置6を用いて実施しているが勿論これに限定されず、ピニオン5を回転可能な駆動装置であればその構造は問わない。
一方、図1A、B中の右方の栽培エリア12側に寄せた台車1については、収穫作業(又は栽培作業)の際には、図3に示した状態からモータ駆動装置6によりピニオン5を左回りに駆動(回転)させて、同ピニオン5に噛み合うラック4を左側へ移動させることにより、前記台車1を、図4C→図4B→図4Aと段階的に示したように、レール2、2上に沿って作業場所Sを通過させて、左方の栽培エリア11側の対応するレール2、2へ向かって上記と同様の手段で移設(走行)させることができる。
また、前記台車1を移動させる駆動機構について、前記ラック4を地面側に設置し、同ラック4に噛み合うピニオン5を台車1側に設けても同様に実施することができる。この場合、台車1の長さは、左右の栽培エリア11、12に敷設されるラック4へ跨る長さに設定される。ちなみに、前記駆動機構は所謂ラック・ピニオン機構に限定されず、台車1を安定した状態で左右の栽培エリア11、12を行き来することができる構成であればよい。例えば、本出願人が先に出願した特開2002−302229に係る公開公報のような、所謂往復動コンベアを利用すれば同様に台車1を動かすことは可能である。
例えば、図6に示したように、一側から他側への台車1の移設作業をスムーズに行わしめるべく、作業場所S寄りのレール2の先端部を先細のテーパ状に形成する等の工夫は適宜行われる。また、本発明に係る栽培装置の栽培作業、或いは収穫作業は、作業場所Sを一側から他側へ向かって一人(又は一組)の作業員で行うこともできるし、両端部側から中央部に向かって二人(又は二組)の作業員で同時期に行い、作業時間の短縮化(約1/2)を図ることもできる。
2 レール
3 コロ
4 ラック
5 ピニオン
6 モータ駆動装置
7 栽培槽
8 ベースフレーム
9 コロ支持脚
10 ハウス
11、12 栽培エリア
S 作業場所
Claims (3)
- 栽培槽を搭載しレール上を走行する台車と、同レール上の台車を移動させる駆動部及び被駆動部からなる駆動機構とで構成される栽培装置であって、
作業場所を挟んだ左右の栽培エリアに、左右対称な配置にレールが敷設され、前記レール上を走行する台車は、少なくとも左右の栽培エリアに跨がる長さを有すること、
台車または栽培エリアのいずれか一方に駆動部が設置され、他方に被駆動部が設置され、台車は前記駆動機構により作業場所を通って左右の栽培エリアへ行き来することが可能な構成とされていることを特徴とする、栽培装置。 - 前記駆動部は、左右の栽培エリアの地面上にそれぞれ設置され、前記駆動部により駆動される被駆動部は、少なくとも左右の駆動部に跨る長さを有し、前記レールと平行な配置で台車に設置されており、前記駆動部により被駆動部を駆動させてレール上の台車を走行させる構成とされていることを特徴とする、請求項1に記載した栽培装置。
- 前記駆動部はモータ駆動装置で駆動されるピニオンであり、少なくとも作業場所を挟んで左右のレールの作業場所寄りの端部にそれぞれ設置されていること、
前記被駆動部は前記ピニオンに噛み合うラックであり、前記台車の下側中央部のほぼ全長にわたって取り付けられていることを特徴とする、請求項2に記載した栽培装置。
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