JP4948154B2 - 電線接続用圧縮スリーブ - Google Patents

電線接続用圧縮スリーブ Download PDF

Info

Publication number
JP4948154B2
JP4948154B2 JP2006349841A JP2006349841A JP4948154B2 JP 4948154 B2 JP4948154 B2 JP 4948154B2 JP 2006349841 A JP2006349841 A JP 2006349841A JP 2006349841 A JP2006349841 A JP 2006349841A JP 4948154 B2 JP4948154 B2 JP 4948154B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electric wire
compression sleeve
cylindrical cap
compression
wire
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006349841A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008159529A (ja
Inventor
敏彦 中野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chugoku Electric Power Co Inc
Original Assignee
Chugoku Electric Power Co Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Chugoku Electric Power Co Inc filed Critical Chugoku Electric Power Co Inc
Priority to JP2006349841A priority Critical patent/JP4948154B2/ja
Publication of JP2008159529A publication Critical patent/JP2008159529A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4948154B2 publication Critical patent/JP4948154B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Connections Effected By Soldering, Adhesion, Or Permanent Deformation (AREA)

Description

本発明は、2本の被覆電線の端部同士を圧縮接続するのに用いられる電線接続用圧縮スリーブに関する。
電線接続用圧縮スリーブ(以下、圧縮スリーブという。)は、通常、両端に電線挿入口をそれぞれ有する銅合金などの導電性金属からなる筒状体であり、これら電線挿入口に電線端部の被覆材を剥いて露出させた芯線をそれぞれ挿入し、その外周を所定の圧縮工具を用いて圧縮することにより、挿入された2本の電線の芯線を電気的に接続するものである。
例えば、配電柱上に設置された柱上変圧器などを間接活線工法によって吊り替える工事では、当該配電柱の高圧腕金に架けられた高圧配電線と前記柱上変圧器とを接続する高圧引下線をその縁線部分で切り離してから、当該柱上変圧器の吊り替えを行った後、この圧縮スリーブを用いて切離された充電側の引下線と停電側の引下線とを圧縮接続するのが一般的である。
この切離した高圧引下線の圧縮接続に際しては、まず、作業者が手元で停電側引下線端部に芯線を露出させ、該芯線を圧縮スリーブの一方の電線挿入口に挿入し、圧縮工具を用いてこの引下線の端部に圧縮スリーブの一端側を圧縮接続する。圧縮スリーブ他端側への充電側引下線の接続については、通常、以下のように2人がかりで間接活線作業によって行われる。すなわち、前記作業者ともう1人の作業者とは、それぞれヤットコまたはトングなどの把持工具を持ち、一方の作業者が把持工具で停電側引下線の端部を圧着した圧縮スリーブを保持し、他方の作業者が把持工具で充電側の引下線を保持してこの引下線の端部を電線接続用圧縮スリーブの一方の電線挿入口に挿入する。その後、引下線の端部を圧縮スリーブに挿入した作業者が把持工具から圧縮工具に持ち替え、当該工具を使用して引下線を挿入した側の圧縮スリーブの外周面を圧縮し、これを引下線に圧着して接続した上で、前記把持工具などを用いて圧縮スリーブの外周を別途用意した絶縁カバーによって被覆して防水処理を施す。
しかし、作業者が手元で容易に行える停電側引下線の端部の芯線に圧縮スリーブの一端部を接続する前者の圧縮接続作業に比べて、後者の間接活線工法による圧縮接続作業は、間接活線工具を操作して約1.5〜2m先の数mm程度の直径の引下線端部の芯線を当該直径よりも僅かに大きい内径を有する圧縮スリーブ内に挿入するものであるため、非常に困難であり、それぞれの作業者にも熟練が要求されるものであった。特に逆光下や小雨が降っているような場合には、この作業はより困難となっていた。
また、圧縮スリーブの内径は、引下線の芯線の直径よりも通常大きく、充電側の引下線端部の芯線を圧縮スリーブの開口端部に挿入した状態で、一方の作業者が把持工具から圧縮工具に持ち替えて圧縮スリーブを圧縮する際に、引下線端部の芯線が圧縮スリーブから外れやすいという問題があった。そのため、作業者は芯線を圧縮スリーブの電線挿入口に挿入する作業を圧縮接続に成功するまで繰り返さなければならず、その結果作業性が悪く、作業者の肉体的、精神的疲労が増すとともに、停電時間が長くなっていた。
特開平8−339841号公報 特開平8−339842号公報 実公平2−8379号公報 実公平2−8381号公報
そこで、本発明は、前記課題を解決すべく、電線の圧縮接続作業に先立って圧縮スリーブに電線端部の芯線を挿入する際に、当該芯線を挿入しやすいだけでなく、一旦これを挿入したら圧縮接続作業中に圧縮スリーブから外れないように該芯線を保持でき、これにより電線の接続作業の効率化を図ることができる圧縮スリーブを提供することを目的とする。
本発明によれば、前記目的は、2本の電線の芯線を両端からそれぞれ挿入して直線状にこれらを接続するのに用いられる金属製スリーブ本体と、その長さ方向の少なくとも一端部の外周面に嵌着された嵌着部および該嵌着部から前記方向外方に前記金属製スリーブ本体の外径よりも拡径されて突出し、先端に電線挿入口が形成された大径部を有する電気絶縁性の筒状キャップと、該筒状キャップの電線挿入口の全周から延設された管状の軟質材料である絶縁カバーとを備えており、前記大径部の内周面には前記電線挿入口から挿入される電線の被覆材と密着する凸部が形成されるとともに、前記絶縁カバーは、前記筒状キャップの電線挿入口に内向きに巻き込まれてなることを特徴とする電線接続用圧縮スリーブによって達成される。

前記凸部は、前記筒状キャップの内周面に予め形成されていてもよく、その外周面に嵌着した場合にはじめて形成されるものであってもよい。前者の場合、この凸部は、例えば内周面の円周方向に所定の間隔で突設された突起、当該方向にリング状に突設された突条、前記筒状キャップの軸線方向に沿って突設された突起または突条などとすることができる。後者の例としては、スリーブ本体がその両端部に拡径部を備えている場合に、このスリーブ本体に嵌着された筒状キャップが当該拡径部において拡張され、この拡張された部分に隣接して生じたくびれによって前記筒状キャップの内周面に膨出して形成された凸部などが挙げられる。
前記筒状キャップには、前記金属製スリーブ本体を少なくとも被覆可能な絶縁カバーがさらにけられる。この絶縁カバーは、電線の圧縮接続作業中は当該作業に支障のない位置に保持され、電線接続作業完了後に少なくとも前記金属製スリーブ本体を被覆できるものであ本発明においては、このような絶縁カバーとして、前記筒状キャップの電線挿入口の全周から延設された管状、軟質の電気絶縁材料であり、前記筒状キャップの電線挿入口に内向きに巻き込まれたものを用いる。
なお、金属製スリーブ本体は、筒状体であれば、その形状、特に両端の電線挿入口の形状などについて特に制限されず、電線中の芯線の断面積などに応じて所定の内径を備えた公知のものを使用できる。
本発明の電線接続用圧縮スリーブは、筒状キャップの電線挿入口側に大径部を設けて電線端部の芯線を案内して挿入しやすくするとともに、該大径部の内周面に電線の被覆材に密着する凸部を設けることで、電線挿入口から挿入された電線を筒状キャップから外れないよう保持でき、その結果、何度も圧縮スリーブに電線を挿入する作業を繰り返すことがないので、効率的な電線圧縮接続作業が可能となる。
また、本発明の圧縮スリーブには、筒状キャップに電線の圧縮接続作業中は当該作業に支障の位置に保持でき、電線の圧縮接続作業完了後に少なくとも前記金属製スリーブ本体を被覆可能な絶縁カバーを設けることとしたので、従来公知の金属製スリーブ本体の外周面を絶縁カバーによって一体的に被覆した絶縁カバー一体型圧縮スリーブと比較して少ない圧縮回数で電線を圧縮接続することができる。それとともに、電線の圧縮接続作業後にすぐに絶縁カバーの取り付け作業が行え、別途絶縁カバーを取り付ける作業を省略できるので、さらに電線圧縮接続作業後の防水処理作業の効率化を図ることができる。
以下、添付図面を参照して、電線接続用圧縮スリーブの幾つかの参考例および本発明の電線接続用圧縮スリーブの実施形態について詳細に説明する。なお、以下の各図では、同一または共通の各部については同一符号を用い、重複した説明は省略している。
まず、図1および図2は、電線接続用圧縮スリーブの参考例をそれぞれ示しており、これら各参考例は本発明の電線接続用圧縮スリーブにおける絶縁カバーを備えないものである。各参考例では、同一形状の金属製スリーブ本体10を用いている。この金属製スリーブ本体10は、その管軸方向両端部にそれぞれラッパ状の拡径部10a、10aを備えた筒状体であり、その内部には略中央にその内部空間を一端側と他端側とに区切る隔壁10bが設けられ、両端の電線挿入口から略同等の長さの芯線をそれぞれ挿入可能となっている。この金属製スリーブ本体10の材質としては、通常、電気銅などが使用される。
図1は、一参考例である電線接続用圧縮スリーブの管軸方向半分を断面で示した側面図である。この図に示す圧縮スリーブ1は、前記金属製スリーブ本体10と、その一端部に嵌着される電気絶縁性を有する筒状キャップ11とを備えている。
前記筒状キャップ11は、その軸方向一端部に金属製スリーブ本体10の中間管部の外径と略同等な内径を有し、該スリーブ本体の管軸方向一端部に嵌着される管状の嵌着部11aを備え、当該嵌着部11aから他端部に形成された電線挿入口14に向けて略同等の肉厚にて連続的に拡径され、前記嵌着部11aよりも大きい外径および内径を有する大径部11bを備えたものである。
この筒状キャップ11の嵌着部11aを金属製スリーブ本体10の外周面に嵌着することで、筒状キャップ11は、スリーブ本体10の端部に形成された拡径部10aによってその全周にわたり放射状に拡張され、この拡張された部分の電線挿入口14側に当該部分に隣接して生じたくびれ部13によって大径部11bの内周面に凸部12が形成されている。
この筒状キャップ11は、電気絶縁性を備えるとともに、耐候性、耐熱性、耐寒性、耐トラッキング性を有し、加熱により変形せず、公知の圧縮工具を用いてスリーブ本体10を圧縮する場合に破損しない程度の機械的強度を備えた材質のものであれば特に制限なく使用できる。好適に使用できる素材としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリアセタールなどの高分子材料などが挙げられる。
また、図2は、電線接続用圧縮スリーブの別の参考例を図1と同様に一部を断面で示した側面図である。この例では、電気絶縁性の筒状キャップ11は、金属製スリーブ本体10の一端部に嵌着される嵌着部11aと、電線挿入口14が形成された大径部11bとの間に、金属製スリーブ本体10の拡径部10aの外周面に沿って拡径され、これら両部を連結する連結部11cを備えている。
大径部11bは、その連結部11c寄りに形成されたリング状の突条12を備えており、当該突条12から電線挿入口14に向けて略同等の肉厚で僅かに拡径されている。電線50の端部を電線挿入口14から筒状キャップ11内に挿入した場合、この突条12が当該電線50の被覆材52の外周に密着し、これによって電線50は圧縮スリーブ1から容易に外れないように筒状キャップ11内に保持される。この筒状キャップ11の材質などについては、図1の参考例と本質的に変わるところはない。
なお、図1および図2に示す各参考例では、筒状キャップ11を金属製スリーブ本体10の一端部にのみ嵌着させているが、他端部にも同様に嵌着させることができる。また、前記大径部11bは、内周面に凸部を備えてさえいれば、これらの図に示す形状に限定されず、例えば嵌着部11a(連結部11cを有している場合には、連結部11c)から電線挿入口14のある端部に向けて連続的にさらに大きく拡径されて形成されていてもよく、段階的に拡径されて形成されていてもよい。
図3は、本発明の電線接続用圧縮スリーブとは別種の絶縁カバーを備えた電線圧縮スリーブの参考例を示す斜視図である。この図において、スリーブ本体10およびその一端部に嵌着された筒状キャップ11は、図2に示す参考例と同様のものを用いている。
この筒状キャップ11の外周には、リング状の絶縁カバー支持部15が嵌め込み固定されている。この絶縁カバー支持部15の嵌着部11a側の端縁の対向する部分はそれぞれ屈曲され、当該屈曲された部分のそれぞれから金属製スリーブ本体10の管軸方向に対して略直角に互いに離隔する方向に絶縁カバー16、22が延設されている。
各絶縁カバー16、22は、それぞれ長手方向中央の半割り筒体16a、22aと、これらの長手方向の両側縁にそれぞれ相互に離隔する方向に設けられたフランジ部16b、16c;22b、22cとを備えている。絶縁カバー16の2つのフランジ部16b、16cには雄型のホック17、18および19、20がそれぞれ取り付けられており、他方の絶縁カバー22の2つのフランジ部22b、22cには前記各ホック17〜20とそれぞれ相対する位置に雌型のホック23〜26がそれぞれ取り付けられている。これら1対のホックは、雄型を雌型に嵌合掛止することで、前記2つの半割り筒体16a、22aを接合することができるようになっている。
各半割り筒体16a、22aには、その内部にコンパウンドCがそれぞれ充填されている。各フランジ部16a、16bおよびフランジ部22a、22bはそれぞれ両側縁が着脱自在に貼着された透明な樹脂シート21、27によって各半割り筒体16a、22aの開口が覆われており、これによって前記コンパウンドCが他の工具などに付着しないようになっている。かかる樹脂シート21、27としては、軟質材料および硬質材料のいずれをも好適に使用できる。この樹脂シート21、27には、図3に示すように、これらの最も離れた端部にそれぞれ耳部21a、27aを設け、樹脂シート21、27を容易に取り除くことができるようにしておくのがよい。なお、このコンパウンドCとしては、シリコーン系などの防水処理用の公知のものが使用できる。
絶縁カバー16、22を金属製スリーブ本体の管軸方向に対して略直角に保持するには、例えば、前記樹脂シート21、27のそれぞれが硬質材料の場合、これらの耳部21a、27aを備えた端部とは反対側の端部を筒状キャップの外周面に当接させる方法などによることができる。この場合、樹脂シート21、27がそれぞれつっかい棒として働き、絶縁カバー16、22が金属製スリーブ本体10に向かって倒れないようにすることができる。
図3に示す圧縮スリーブを間接活線作業において用いる場合、まず、接続すべき電線50の端部から被覆材52を所定の長さだけ剥いて露出させた芯線51を圧縮スリーブ2の一端側のスリーブ本体の電線挿入口および筒状キャップの電線挿入口14にそれぞれ挿入する。この際、筒状キャップ11の大径部11bには、その内周面に突起12が形成されており、これが電線50における被覆材52の外周面に密着して電線50が圧縮スリーブ2から外れないように筒状キャップ11内に保持される。所定の圧縮工具(不図示)を用いて金属製スリーブ本体10の所定の箇所を圧縮することで、これらの電線50はそれぞれ圧縮スリーブ2を介して接続される。
その後、筒状キャップ11の外周面に支持されている1対の絶縁カバー16、22のそれぞれに貼着されている樹脂シート21、27を把持工具(不図示)などでその耳21a、27aを掴んで取り去り、これらの絶縁カバー16、22を引き合わせ、フランジ部16a、16bに取り付けられた雄型のホック17〜20を、これらに対向するフランジ部22a、22bに取り付けられた雌型のホック23〜26にそれぞれ嵌合して各フランジ部同士を固定し、絶縁カバー16、22の各半円状部分同士を向かい合わせに接合する。これによって、図4に示すように、1対の絶縁カバー16、22と圧縮スリーブ2の外周面との間にコンパウンドを介在させた状態で図3の圧縮スリーブを水密状態に被覆して防水処理を行うことができる。
図3に示す圧縮スリーブ2では、筒状キャップ11の電線挿入口から挿入された電線50がリング状の突条からなる凸部12によって容易に外れないように保持できるだけでなく、電線接続に際しては当該作業に支障のない位置に絶縁カバー16、22が設けられているので、少ない圧縮回数で電線の圧縮接続作業を行うことができ、また、接続完了後には、別途絶縁カバーを取り付ける必要なく、水密性に優れた電線接続構造を得ることができる。
次に、図5および図6を参照して、本発明の電線接続用圧縮スリーブの実施形態について説明する。図5は、本発明の圧縮スリーブの実施形態の一例を示す側面断面図である。この図に示す実施形態の圧縮スリーブ3では、筒状キャップ11の大径部11bの内周面には、その円周上の対向する位置に筒状キャップ11の軸線方向に沿って突条12、12が設けられ、これらがそれぞれ電線挿入口14から挿入された電線50の被覆材52の外周面に密着するようになっている。
大径部11bの電線挿入口14側の端縁には、その全周から筒状キャップ11の軸方向外方に向け、絶縁カバーとしての薄膜状のゴム管31が延設されており、該ゴム管31はその先端側から内向きに巻き込まれた状態とされている。このゴム管31は、軟質かつ肉薄で、径方向および長さ方向のいずれの方向にも伸縮自在な材料であることが好ましい。また、その内径は金属製スリーブ本体の外径と略同等程度とされ、その外周を密着して被覆可能とされ、その全長は大径部11bの電線挿入口14側の端縁から圧縮スリーブ10の他端に圧縮接続される電線の被覆材に達する程度とされるのが好ましい(図6参照)。

また、この内向きに巻き込まれたゴム管31のリングには、その中心に新たに電線挿入口14aが形成されており、該電線挿入口14から内部に向けてこのリングの周面は連続的に縮径され、最小の内径となり、さらに内部に向けて今度は拡径されて筒状キャップ11の電線挿入口14に達している(換言すれば、最小の内径の部分から新たに形成された電線挿入口14aに向けてラッパ状に拡径されている)。このような内面形状を備えたリングは、筒状キャップ11の内周面の突条12とともに、電線挿入口14aから挿入される電線50の被覆材52の外周に全周にわたってその内周面を密着させることができ、圧縮スリーブ3から電線50が外れるのをさらに防止できる。なお、この場合、筒状キャップ内周面に突条12を設けずに、電線が外れないように保持するようにしてもよい。
本実施形態の圧縮スリーブ3を用いて電線50を圧縮接続した後、内向きに巻き込んだ一巻きのゴム管31に把持工具などを用いて図5右端の矢印の方向に力を加えることで、この一巻きのゴム管31は大径部11bの電線挿入口14aの端縁にて折り返される。さらに、前記方向に力を加えることで、圧縮スリーブ3の長手方向に沿ってこれを被覆するように広げることができる。その後、このゴム管31の外周にさらに所定の防水処理を施すことで、簡単に水密に優れた電線接続構造を得ることができる(図6参照)。
図5に示す実施形態のように、本発明の圧縮スリーブの筒状キャップは前記のような絶縁カバーを備えた構造としたので、電線の圧縮接続作業時には当該作業に支障がなく、当該作業完了後には簡単に絶縁カバーで圧縮スリーブを被覆して水密性に優れた電線接続構造を得ることができ、これによって電線の圧縮接続作業全体の作業の効率化を図ることができる。
本発明の電線接続用圧縮スリーブは、間接活線作業によらなければならない電線の端部同士を圧縮接続する場合に好適に使用できる。
線接続用圧縮スリーブの参考例の管軸方向半分を断面で示した側面図である。 電線接続用圧縮スリーブの別の参考例を図1と同様に一部を断面で示した側面図である。 本発明の電線接続用圧縮スリーブとは別種の絶縁カバーを備えた圧縮スリーブの一参考例を例示する斜視図である。 図3に示す圧縮スリーブを用いた電線接続作業完了後の状態を示す斜視図である。 発明の圧縮スリーブの実施形態の一例を例示する側面断面図である。 図5に示す圧縮スリーブを用いた電線接続作業完了後の状態を示す側面断面図である。
符号の説明
1、2、3 電線接続用圧縮スリーブ
10 金属製スリーブ本体
10a 拡径部
11 筒状キャップ
12 凸部
15 絶縁カバー支持部
16 絶縁カバー
16a 半割り筒体
16b、16c 絶縁カバーフランジ部
17〜20 ホック(雄)
21 透明樹脂シート
22 絶縁カバー
22a 半割り筒体
22b、22c 絶縁カバーフランジ部
23〜26 ホック(雌)
27 透明樹脂シート
30 絶縁カバー
31 薄膜状ゴム管(絶縁カバー)
50 電線
51 電線端部に露出した芯線
52 被覆材

Claims (1)

  1. 2本の電線の芯線を両端からそれぞれ挿入して直線状にこれらを接続するのに用いられる金属製スリーブ本体と、
    その長さ方向の少なくとも一端部の外周面に嵌着された嵌着部および該嵌着部から前記方向外方に前記金属製スリーブ本体の外径よりも拡径されて突出し、先端に電線挿入口が形成された大径部を有する電気絶縁性の筒状キャップと、該筒状キャップの電線挿入口の全周から延設された管状の軟質材料である絶縁カバーとを備えており、
    前記大径部の内周面には前記電線挿入口から挿入される電線の被覆材と密着する凸部が形成されるとともに、
    前記絶縁カバーは、前記筒状キャップの電線挿入口に内向きに巻き込まれてなることを特徴とする電線接続用圧縮スリーブ。
JP2006349841A 2006-12-26 2006-12-26 電線接続用圧縮スリーブ Expired - Fee Related JP4948154B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006349841A JP4948154B2 (ja) 2006-12-26 2006-12-26 電線接続用圧縮スリーブ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006349841A JP4948154B2 (ja) 2006-12-26 2006-12-26 電線接続用圧縮スリーブ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008159529A JP2008159529A (ja) 2008-07-10
JP4948154B2 true JP4948154B2 (ja) 2012-06-06

Family

ID=39660192

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006349841A Expired - Fee Related JP4948154B2 (ja) 2006-12-26 2006-12-26 電線接続用圧縮スリーブ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4948154B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015093613A1 (ja) * 2013-12-20 2015-06-25 矢崎総業株式会社 保護チューブ及び保護チューブの取付方法
JP2020077467A (ja) * 2018-11-05 2020-05-21 中国電力株式会社 圧縮スリーブ
CN115031065B (zh) * 2022-06-07 2023-10-24 长沙市维创环保工程设备有限公司 保温隔音阻尼套管

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5222182A (en) * 1975-07-22 1977-02-19 Aida Eng Ltd Processing and feeding appatatus for use in a three-dimensional transf er press machine
JP4568107B2 (ja) * 2004-02-13 2010-10-27 矢崎総業株式会社 絶縁キャップ及び絶縁キャップを用いたジョイント電線の製造方法
JP4589857B2 (ja) * 2004-12-02 2010-12-01 西日本電線株式会社 絶縁被覆層付電線用スリーブおよびその圧縮方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008159529A (ja) 2008-07-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN207116836U (zh) 连接器
JP4948154B2 (ja) 電線接続用圧縮スリーブ
JP2009230997A (ja) 端子金具付き電線の製造方法及び端子金具付き電線
CN102971911B (zh) 绝缘电线的连接结构和连接方法
JP5497143B1 (ja) 接続スリーブ
US20080200070A1 (en) Shielded electric cable assembly and method
JP2018106854A (ja) ワイヤハーネス
JP2005197159A (ja) 電線終端接続構造および電線終端接続方法
CN1319212C (zh) 电线接续连接件
JP2014002990A (ja) 同軸電線の端末と端子との接合構造及び接合方法
CN212751388U (zh) 二次接线压环钳
JP2002025642A (ja) 絶縁カバー被覆型圧縮スリーブ
JP2007282428A (ja) 架空絶縁電線の引留構造
JP2016127757A (ja) ケーブル被覆具、ケーブル端末部の被覆方法、及び、ケーブル接続部の被覆方法
CN207896640U (zh) 内置光纤电缆的末端连接组件
JP6706862B2 (ja) ケーブル端末牽引構造及びその組立方法
CN105071069A (zh) 易进式绝缘端子
CN205335769U (zh) 新型导线软管
JP6565659B2 (ja) 間接活線工事用圧縮スリーブ
JP2007325494A (ja) 遮水型常温収縮性補強絶縁筒の製造方法
JP5579897B1 (ja) 電線挿入補助具及び電線接続方法
CN209001298U (zh) 防水式新型数据线
CN201717385U (zh) 快插端子连接器
JP3792781B2 (ja) 絶縁カバー被覆型圧縮スリーブ
JP4265706B2 (ja) 絶縁カバー被覆型圧縮スリーブ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20091225

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100310

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110621

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110712

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110907

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120214

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120306

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150316

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4948154

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150316

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees