JP4589857B2 - 絶縁被覆層付電線用スリーブおよびその圧縮方法 - Google Patents

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Description

この発明は、絶縁被覆層付電線用スリーブおよびその圧縮方法、2本の電線の端部同士を突き合わせ状態で接続する際に使用される絶縁被覆層付電線用スリーブおよびその圧縮方法に関するものである。
従来の電線用スリーブとして、例えば特許文献1に記載のものが知られている。これは、スリーブ本体の外周部の全域を被覆している絶縁被膜層を、スリーブ本体の長さ方向の両端から円筒状に突出させ、これらの筒状突出部にスリーブ内側に向かって先細状のガスケットをスリーブ本体から離間して配設し、これにより、ガスケットの細径部と筒状突出部との間に、スリーブ本体内の導電性を有するコンパウンドの収容空間部を配設した電線接続用のスリーブである。
特許文献1では、このように、両ガスケットの細径部と両筒状突出部との間にコンパウンドの収容空間部が配設されている。その結果、絶縁被覆層およびスリーブ本体を加圧(圧縮)し、スリーブ本体の両端の開口部から挿入された1対の電線を接続する場合(以下、スリーブ圧縮時)、仮にコンパウンドの挿填量が設定値を若干超えても、スリーブ本体の開口部から漏れたコンパウンドを、対応する収容空間部に収容することができる。これにより、スリーブ外への導電性を有したコンパウンドの漏出を防止することができる。
なお、電線は鋼線を合成樹脂製の絶縁被膜により被覆したものである。スリーブ圧縮時、電線用スリーブは、圧縮工具によりスリーブ本体の長さ方向の両端部からその中間部に向かって圧縮されていた。
特許第3305523号公報
しかしながら、このように特許文献1の絶縁被膜層は難燃性を有していなかった。そのため、火災時などに絶縁被膜層が燃え易く、絶縁被覆層付電線用スリーブの安全性に課題があった。
また、ガスケットはスリーブ本体に直接固着されていなかった。これにより、スリーブ圧縮時には、スリーブ本体に挿填されたコンパウンドの押し出し圧で絶縁被膜層の突出部からガスケットが抜け落ち、コンパウンドのスリーブ外への漏出およびスリーブの防水性が低下するおそれがあった。
さらに、スリーブ本体の両端と両ガスケットの細径側の端との間には、対応する収納空間部と連通する隙間がそれぞれ存在していた。これにより、スリーブ本体内への電線の挿入時には、電線の先端部をガスケットに挿入後、指先の感覚でスリーブ本体の開口部を探り当ててさらに電線をこの開口部に挿入する必要があった。
また、スリーブ圧縮時には、圧縮工具を用い、まずスリーブ本体の長さ方向の両端部を圧縮し、その後、スリーブ本体の中間部に向かって順次圧縮していた。そのため、電線として、鋼線の外周側をアルミニウム製の導電性被覆層により被覆したACSR線を採用した際には、汎用の電線のときに比べて、絶縁被覆層付電線用スリーブを使用した電線の接続箇所における引張強度が低下していた。
すなわち、アルミニウム製の導電性被覆層は、鋼線より弾性係数が小さく、スリーブ圧縮時に鋼線に比べて伸びが大きい。その結果、スリーブ本体の長さ方向の中間部内では、導電性被覆層の先端部が金属線の先端から突出し、この突出部の内部に空洞が形成されていた。その結果、上述したような絶縁被覆層付電線用スリーブの使用部分での電線の引張強度の低下が生じていた。
この発明は、接続される2本の電線の導体長さを自動的に均等にすることができ、スリーブ圧縮時におけるコンパウンドのスリーブ外への漏出防止効果を高め、しかも使用時のスリーブの防水性を高めることができる絶縁被覆層付電線用スリーブを提供することを目的としている。
この発明は、スリーブ圧縮時のコンパウンドの押し出し圧による防水ゴム部材のスリーブからの離脱を防ぐことができる絶縁被覆層付電線用スリーブを提供することを目的としている。
この発明は、スリーブ保管時やスリーブ搬送時において、スリーブ本体内からのコンパウンドの漏出を防止したり、スリーブ本体内への雨水などの侵入を防止することができる絶縁被覆層付電線用スリーブを提供することを目的としている。
この発明は、圧縮工具を用いたスリーブ本体の圧縮位置を容易に決定することができる絶縁被覆層付電線用スリーブを提供することを目的としている。
この発明は、挿入される電線の皮剥長さを測定可能な絶縁被覆層付電線用スリーブを提供することを目的としている。
この発明は、難燃性を有する絶縁被覆層付電線用スリーブを提供することを目的としている。
この発明は、絶縁被覆層付電線用スリーブの使用部分での電線の引張強度を高めることができる絶縁被覆層付電線用スリーブの圧縮方法を提供することを目的としている。
請求項1に記載の発明は、長さ方向の両端の開口部からそれぞれ電線が挿入される筒内空間にコンパウンドが挿填され、かつ筒長さ方向の中間部に隔壁が設けられたスリーブ本体と、該スリーブ本体の外周部を、該スリーブ本体の外周側に密着状態で被覆する絶縁被覆層とを備え、前記スリーブ本体の両開口部には、1対の筒状の防水ゴム部材がそれぞれ固定され、これらの防水ゴム部材には、対応する筒内空間に連通される通し穴がそれぞれ形成され、これらの通し穴の内周壁には、前記筒内空間に挿入された電線の外周面に当接される任意数の環状突起が形成され、前記絶縁被覆層は、前記スリーブ本体とともに両防水ゴム部材の外周部を被覆する絶縁被覆層付電線用スリーブであって、前記絶縁被覆層の両端部には、前記1対の防水ゴム部材を前記スリーブ本体の各開口部に固定させる1対のキャップがそれぞれ装着され、これらのキャップには、前記通し穴に細径側を向けて連通され、かつ前記電線が挿入される漏斗状の挿入穴がそれぞれ設けられた絶縁被覆層付電線用スリーブである。
請求項1に記載の発明によれば、筒長さ方向の中間部に隔壁を設けたので、接続される左右の電線の導体長さを自動的に均等にすることができる。
さらに、両防水ゴム部材の通し穴の内周壁に、筒内空間に挿入された電線の外周面に当接する環状突起を任意数形成したので、仮に筒内空間へのコンパウンドの挿填量が設定値を若干超えており、スリーブ圧縮時、その圧縮力でスリーブ本体内のコンパウンドが外部に若干漏れようとしても、コンパウンドは環状突起により塞き止められる。その結果、スリーブ圧縮時におけるコンパウンドのスリーブ外への漏出防止効果を高め、しかも使用時におけるスリーブの防水性を高めることができる。
絶縁被覆層付電線用スリーブの用途は限定されない。例えば、高圧絶縁配電線の接続箇所の絶縁処理作業の省略化が可能な電線用スリーブとして利用することができる。
難燃性とは、可燃性物質を着火または延焼したときよりも、その着火性および延焼性が劣っている状態(性状)をいう。
電線としては、例えば金属線を絶縁被膜により被った汎用の電線、ACSR線などの各種の絶縁電線(電柱に架設された配電線など)を採用することができる。
コンパウンドとしては、例えばグリースに金属粒を混入したペースト状のものなどを採用することができる。
スリーブ本体の素材としては、例えばアルミニウムまたは銅などの導電性素材を採用することができる。
スリーブ本体の形状は限定されない。ただし、直胴状のものが一般的である。隔壁はスリーブ本体と同じ素材でもよいし、異なる素材でもよい。
隔壁はスリーブ本体と一体形成されてもよいし、別体で形成されてもよい。スリーブ本体の圧縮には、公知の圧縮機を使用することができる。
絶縁被覆層の素材は限定されない。例えば、難燃性の合成樹脂でもよいし、そうでない合成樹脂でもよい。
絶縁被覆層の厚さは2.0〜4.0mmである。2.0mm未満では、絶縁被覆層の強度が低下するとともに絶縁能力も低下する。また、4.0mmを超えると、スリーブ圧縮時に圧縮不足が生じる。
絶縁被覆層によりスリーブ本体を外方から被覆する方法としては、例えばスリーブ本体の外周壁に難燃性絶縁被膜を、モールド成型または接着剤により一体形成する方法を採用することができる。
防水ゴム部材の素材としては、天然ゴム、合成ゴムなどを採用することができる。ただし、難燃性のゴム(エチレンプロピレンゴム、シリコンゴムなど)が好ましい。防水ゴム部材の形状は、筒形状(例えば円筒形状、角筒形状)であればよい。
防水ゴム部材の元部をスリーブ本体の開口部に固定した状態とは、例えば防水ゴム部材の元部をスリーブ本体の対応する開口部に押し付けた状態(所定の押し付け部材を用いての押し付けを含む)で固定してもよい。また、接着剤により防水ゴム部材の元部をスリーブ本体の対応する開口部に固定してもよい。
環状突起の形成数は1つでもよいし、2つ以上でもよい。環状突起は、通し穴の全長にわたって形成してもよいし、通し穴の一部のみに形成してもよい。
環状突起の大きさや突起形状は限定されない。
環状突起は、防水ゴム部材と一体的に形成してもよいし、別体で形成してもよい。
複数の環状突起が、環状突起の各厚さ方向を通し穴の長さ方向に揃えた並列状態とは、例えば環状突起が円形突起の場合には、各環状突起の直径方向を通し穴の長さ方向と直交するように連続させた状態をいう。
環状突起の形成数は2つ以上であればよい。
請求項1に記載の発明によれば、1対のキャップにより、対応する防水ゴム部材がスリーブ本体の開口部に固定されので、スリーブ圧縮時のコンパウンドの押し出し圧により、防水ゴム部材がスリーブ本体から離脱するおそれが解消される。
キャップによる防水ゴム部材とスリーブ本体の開口部との連結力は、スリーブ圧縮時のコンパウンドの押し出し圧により、防水ゴム部材がスリーブ本体から離脱しない程度以上の力である。
キャップの素材としては、例えば各種のプラスチック(ポリエチレンなど)、各種のセラミックスを採用することができる。ただし、難燃性の素材が好ましい。
キャップの形状は限定されない。例えば円筒状でもよいし、角筒状でもよい。また、キャップの大きさは、例えばスリーブ本体と略同じ直径でもよいし、スリーブ本体より若干大径でもよい。
キャップを使用し、防水ゴム部材をスリーブ本体に連結させる際には、挿入穴の細径側を通し穴に向けて両部材を連通させる。これにより、挿入穴の大径側がスリーブの外側を向くことになり、電線をキャップに通し易くなる。
請求項2に記載の発明は、外周側が絶縁被覆層により被覆されたスリーブ本体の筒内空間に、その長さ方向の両端の開口部から、金属線の外周側を該金属線とは弾性係数が異なる導電性被覆層により被覆した1対の電線をそれぞれ挿入し、その後、前記スリーブ本体の長さ方向の中間部からその両端部に向かって圧縮する絶縁被覆層付電線用スリーブの圧縮方法である。
請求項2に記載の発明によれば、スリーブ本体の筒内空間に、その長さ方向の両端の開口部から、金属線の外周側が金属線とは弾性係数が異なる導電性被覆層により被覆された1対の電線をそれぞれ挿入する。このとき、両電線は、各先端部が筒長さ方向の中間部に配置されるようにした方が好ましい(隔壁に先端を突き当てる)。次に、スリーブ本体を、例えば圧縮工具を用い、その長さ方向の中間部から両端部に向かって順番に圧縮して行く。そのため、筒内空間に挿入された両電線にあっては、まず各先端部同士が、金属線の先端と導電性被覆層の先端との位置を揃えて(一致させて)圧縮される。これにより、その後、スリーブ本体の長さ方向の両端部に向かって圧縮位置を移動させても、両電線において、弾性係数が異なるため(硬さが異なり延伸長さが異なるため)に金属線と導電性被覆層とに伸びの違いが発現する方向は、両電線のスリーブ本体側の先端とは反対の方向となる。その結果、従来法で圧縮した場合のように、スリーブ本体の長さ方向の中間部内で、導電性被覆層の先端部が金属線の先端から突出し、この突出部内に空洞が形成されるようなことはない。よって、絶縁被覆層付電線用スリーブを使用した電線の接続箇所での電線の引張強度を高めることができる。この結果、このスリーブを介して電線同士が接続されることとなる。
金属線の外周側を金属線とは弾性係数が異なる導電性被覆層により被覆した電線の種類は限定されない。例えば、ACSR線などを採用することができる。
スリーブの圧縮に際しては、スリーブ本体の長さ方向の中間部からその両端部に向かって連続的に圧縮してもよいし、断続的に圧縮してもよい。
請求項1に記載された発明によれば、筒長さ方向の中間部に隔壁を設けたので、接続される左右の電線の導体長さを自動的に均等にすることができる。
また、両防水ゴム部材の通し穴の内周壁に環状突起を任意数形成したので、仮に筒内空間へのコンパウンドの挿填量が設定値を若干超え、かつスリーブ圧縮時にその圧縮力でスリーブ本体内のコンパウンドが外部に若干漏れようとしても、コンパウンドは環状突起により塞き止められる。その結果、スリーブ圧縮時におけるコンパウンドのスリーブ外への漏出防止効果が高まり、使用時におけるスリーブの防水性も高まる。
特に、1対の防水ゴム部材の通し穴の内周壁に、任意数の環状突起を通し穴の長さ方向に連続して形成したので、仮に筒内空間へのコンパウンドの挿填量が設定値を若干超え、かつスリーブ圧縮時にその圧縮力でスリーブ本体内のコンパウンドが外部に若干漏れようとしても、コンパウンドはスリーブ本体側のものから順に各環状突起により塞き止められる。その結果、スリーブ圧縮時におけるコンパウンドのスリーブ外への漏出防止効果がさらに高まり、しかも使用時のスリーブの防水性をさらに高めることができる。
また、防水ゴム部材の通し穴の内周壁に、電線を通し穴に押し込む際の圧力で突き破り可能な閉塞膜を設けた場合、スリーブ保管時やスリーブ搬送時において、スリーブ本体内からのコンパウンドの漏出を防いだり、スリーブ本体内への雨水などの侵入を防止することができる。
そして、1対のキャップにより、対応する防水ゴム部材をスリーブ本体の開口部に固定するので、スリーブ圧縮時のコンパウンドの押し出し圧により、防水ゴム部材がスリーブ本体から離脱するおそれが解消される。
また、絶縁被覆層の外周側に環状の突条部を、筒長さ方向に離間して複数本形成した場合は、圧縮工具を用いたスリーブ本体の圧縮位置を容易に決定することができる。
絶縁被覆層の外周側にマーキングを施した場合は、作業者はこのマーキングを利用し、メジャーが無くても絶縁被覆層付電線用スリーブに挿入される電線の皮剥長さを測定することができる。
スリーブ本体の外周部を被覆する絶縁被覆層を難燃性素材から構成した場合は、スリーブが燃え難く、絶縁被覆層付電線用スリーブの安全性が高まる。
さらに、請求項2に記載の発明によれば、外周側が絶縁被覆層により被覆されたスリーブ本体の筒内空間に、その長さ方向の両端の開口部から、互いに弾性係数が異なる金属線と導電性被覆層により被覆した電線をそれぞれ挿入後、スリーブ本体の長さ方向の中間部からその両端部に向かって圧縮するので、絶縁被覆層付電線用スリーブの使用部分での電線の引張強度を高めることができる。
以下、この発明の実施例を具体的に説明する。まず、実施例1に係る絶縁被覆層付電線用スリーブおよびその圧縮方法を説明する。
図1および図2において、10はこの発明の実施例1に係る絶縁被覆層付電線用スリーブで、この絶縁被覆層付電線用スリーブ10は、長さ方向の両端の開口部からそれぞれ電線(被接続絶縁電線)が挿入される筒内空間の一部にコンパウンド2が挿填され、かつ筒長さ方向の中間部に隔壁1が設けられたスリーブ本体3と、各元部をスリーブ本体3の対応する開口部に固定した状態でそれぞれ連結される1対の筒状の防水ゴム部材6と、スリーブ本体3の外周部を、スリーブ本体3の外周側に密着状態で被覆する絶縁被覆層7と、絶縁被覆層7の両端部に配設され、両防水ゴム部材6をスリーブ本体3の両開口部に固定させる1対のキャップ9とを備えている。
両電線は、鋼線をアルミニウム製の導電性被覆層(筒形状)により被覆したACSR線である。鋼(軟鋼)の弾性係数は21000kgf/mm、アルミニウムの弾性係数は7200kgf/mmである。
スリーブ本体3は、アルミニウム(JIS H4080に規定された1100−H14)製の直胴管(ストレート管)である。コンパウンド2は、スリーブ本体3と同じ素材からなる隔壁1により左右2つに区画されたスリーブ本体3の筒内空間の中央部分に注入されている。コンパウンド2としては、鉱油系グリースを主成分とし、これに金属粒子および摩擦力強化剤、その他の無機物などを混ぜたものを採用している。
絶縁被覆層7の素材としては、破断伸びが70%以上、破断強度が40MPa以上、圧縮強度60MPa以上、難燃性UL94、1.5mm、V−1以上の特性を備えた難燃性ポリカーボネートが採用されている。絶縁被覆層7は、スリーブ本体3の外周側と防水ゴム部材6の外周側との全域にわたってモールド成型されている。その結果、スリーブ本体3と両防水ゴム部材6とは、絶縁被覆層7により堅固に一体化(連結)される。絶縁被覆層7の厚さは約3.1mmである。絶縁被覆層7の外周側には、後述する実施例2の絶縁被覆層付電線用スリーブ20のものと同じように、筒長さ方向に一定ピッチで高さ1mm程度の突条部b(図3)を多数本形成してもよい。
両防水ゴム部材6はエチレンプロピレンゴム製の円筒体で、スリーブ本体3の筒内空間に外部から水などが侵入しないように防止するとともに、筒内空間に挿填されたコンパウンド2の外部への流出を防ぐ部材である。両防水ゴム部材6の先端部は、絶縁被覆層7の対応する端部から外方に向かって突出している。
両防水ゴム部材6の内路である通し穴4の内周壁には、各厚さ方向を通し穴4の長さ方向に揃えた並列状態でそれぞれ形成された複数(例えば4,5個)の環状突起5が配設されている。各環状突起5は、山谷部分が尖った一定ピッチの山形突起である。
両キャップ9は、ポリエチレン製の円筒体である。両キャップ9の元部が、対応する絶縁被覆層7の端部から外部突出した各防水ゴム部材6の先端部に、接着剤(螺合でも可能)により接着されている。これにより、両防水ゴム部材6は、対応するキャップ9によりスリーブ本体3の各開口部に堅固に固定(連結)される。両キャップ9には、通し穴4に細径側を向けて連通される漏斗状の挿入穴8がそれぞれ内設されている。
次に、この発明の実施例1に係る絶縁被覆層付電線用スリーブ10の使用方法を説明する。
まず、2本の電線の先端部の絶縁体をそれぞれ剥ぎ取る。各剥ぎ取り長さは、両電線をスリーブ本体3に挿入完了したとき、両電線の先部の絶縁被膜が防水ゴム部材6の通し穴4に位置する長さである。
次に、導体を露出させた2本の電線の先端部を、キャップ9の漏斗状の挿入穴8からそれぞれ挿入する。両導体がスリーブ本体3の隔壁1に到達したとき、両電線の先部の絶縁被膜が防水ゴム部材6の通し穴4に配置される。その後、圧縮工具を使用し、難燃性絶縁被膜7の上からスリーブ本体3を、その長さ方向の中央部から端部に向かって圧縮していく。
このとき、筒内空間における両電線にあっては、まず各先端部が、金属線の先端と導電性被覆層の先端との位置を揃えた状態で圧縮される。そのため、引き続きスリーブ本体3の長さ方向の両端部に向かって圧縮位置を移動させて行っても、両電線において、弾性係数が互いに異なる金属線(21000kgf/mm)と導電性被覆層(7200kgf/mmとに伸びの違いが発生する方向は、両電線のスリーブ本体3側の先端とは反対の方向となる。その結果、従来法を採用した場合のように、スリーブ本体の長さ方向の中間部内で、導電性被覆層の先端部が金属線の先端から突出し、この突出部内に空洞が形成されるようなことはない。よって、絶縁被覆層付電線用スリーブ10を使用した電線の接続箇所での電線の引張強度を高めることができる。
しかも、スリーブ圧縮時の圧縮力で、コンパウンド2がスリーブ本体3の両端側に移動される。しかしながら、両防水ゴム部材6の通し穴4の内周壁には、複数の環状突起5が通し穴4の長さ方向に連続して形成されている。そのため、仮に筒内空間へのコンパウンド2の挿填量が設定値を若干超えており、かつスリーブ圧縮時、その圧縮力でコンパウンド2が筒内空間から外に若干漏れようとしても、コンパウンド2はスリーブ本体3側のものから順に各環状突起5により塞き止められる。その結果、スリーブ圧縮時におけるコンパウンド2のスリーブ外への漏出防止効果が高まるとともに、使用時における絶縁被覆層付電線用スリーブ10の防水性を高めることができる。
このように、スリーブ本体3の外周部を被覆する絶縁被覆層7を難燃性素材から構成したので、スリーブが燃え難く、絶縁被覆層付電線用スリーブ10の安全性が高まる。また、筒長さ方向の中間部に隔壁1を設けたので、接続される左右の電線の導体長さを自動的に均等にすることができる。
また、スリーブ圧縮時には、圧縮工具を用いた圧縮力により絶縁被覆層7に伸びが発生し、スリーブ本体3に対して絶縁被覆層7がスリーブの長さ方向にずれるおそれがある。しかしながら、ここでは、絶縁被覆層7の厚さをスリーブ圧縮時の圧力でこの伸びが起きない厚さに調整するとともに、絶縁被覆層7をスリーブ本体3の外周側に密着させて、絶縁被覆層7をスリーブ本体3に一体化させている。そのため、スリーブ圧縮時において、絶縁被覆層7の伸びによるスリーブ本体3と絶縁被覆層7とのずれが発生し難い。
また、両キャップ9により防水ゴム部材6をスリーブ本体3から離脱不能に装着したので、スリーブ圧縮時のコンパウンド2の押し出し圧により、防水ゴム部材6がスリーブから離脱するおそれが解消される。
次に、図3〜図6を参照して、この発明の実施例2に係る絶縁被覆層付電線用スリーブおよびその圧縮方法を説明する。
図3〜図5に示すように、この発明の実施例2に係る絶縁被覆層付電線用スリーブ20では、両防水ゴム部材6の通し穴4の内周壁の一部に、電線を通し穴4に押し込む際の圧力により突き破り可能な閉塞膜6aをそれぞれ設けている。両閉塞膜6aは、防水ゴム部材6と同じ素材でかつ一体形成された厚さ0.3mmの膜である。両閉塞膜6aは、両通し穴4の内周壁のうち、スリーブ本体3側の端部に配置されている。
また、実施例2では、絶縁被覆層7が、その両端面を、対応する防水ゴム部材6の先端面と高さを揃えてモールド成型されている。
さらに、両通し穴4の内周壁に形成された各環状突起5の断面形状は、対応する通し穴4の元側に向かって徐々に細径とした形状を有している。これにより、各環状突起5に流れ込んだコンパウンド2は、隣接する環状突起5間の各溝内に止まり易くなる。各溝は、挿入穴8側に向かうほど空間が拡がっている。
各環状突起5は、筒内空間に挿入された電線の外周面に当接される内径を有している。このうち、最も挿入穴8側の環状突起5の内径は、他の環状突起5のものより小径(挿入穴8の細径側の内径と略同じ)とすることで、その元部が厚肉に形成されている。しかも、全ての環状突起5は、その閉塞膜6a側の壁面が厚さ方向に直交する面に対して平行な平坦面である。また、全ての環状突起5は、その閉塞膜6aとは反対側の壁面が元側に向かうほど閉塞膜6aとは反対側に傾斜している。そのため、両電線の通し穴4への挿入時、両電線は、各環状突起5の傾斜面にガイドされながらスムーズに通し穴4に差し込まれて行く。一方、差し込み後、両電線を引き抜こうとしても、各閉塞膜6aの平坦面側が大きな抵抗となる。これにより、両電線は、対応する通し穴4から引き抜き難い。
また、絶縁被覆層7の外周側には、筒長さ方向に一定ピッチで高さ1mm程度の突条部bが多数本形成されている(図3)。各突条部bは、絶縁被覆層7およびスリーブ本体3を圧縮する油圧シリンダ式の圧縮工具の圧縮位置を決めるものである。
絶縁被覆層7の両端部には、対応するキャップ9の元部(挿入穴8の細径側の部分)の内周側にそれぞれ設けられた内ねじに螺合される外ねじがそれぞれ形成されている。両キャップ9に内ねじがそれぞれ形成されたことで、両挿入穴8の長さはキャップ9の全長より短くなる。また、両挿入穴8の内周壁とキャップ9の外周壁との間には、対応するキャップ9の先端部(挿入穴8の拡径側の端部)に向かって徐々に先細り化した環状の隙間8bが形成されている。なお、隙間8bは、必ずしも形成する必要はない(図3)。
次に、実施例2の絶縁被覆層付電線用スリーブ20の使用方法を説明する。
まず、絶縁被覆層7の両端の開口部に、各閉塞膜6aをスリーブ本体3の対応する端面に押し付けた状態で、かつ両防水ゴム部材6の閉塞膜6aとは反対側の端面と、絶縁被覆層7の対応する開口端面との間に若干の隙間をあけ、1対の防水ゴム部材6を装着する。
続いて、両キャップ9を絶縁被覆層7の両端部に螺合する。これにより、両挿入穴8の内周壁の元側が、対応する防水ゴム部材6の先端側に強固に押し付けられる。その結果、両防水ゴム部材6が絶縁被覆層7の両端部にそれぞれ離脱不能に連結される。
その後、圧縮工具により難燃性絶縁被膜7の上からスリーブ本体3を、その長さ方向の中央部から端部に向かって圧縮していく。このとき、絶縁被覆層7の外周側に環状の突条部bを、筒長さ方向に一定ピッチで多数本形成したので、圧縮工具を用いたスリーブ本体3の圧縮位置を容易に決定することができる。それから、両電線の先端部を、対応するキャップ9の挿入穴8から防水ゴム部材6の通し穴4にそれぞれ押し込む。このとき、電線の押圧力により閉塞膜6aが突き破られるとともに、この電線の押し込み圧により両防水ゴム部材6が変形する。その結果、両防水ゴム部材6の閉塞膜6aとは反対側の端面と、絶縁被覆層7の対応する開口端面との間の若干の隙間が塞がれる。その後も、これらの押し込みを継続することで、両電線の先端部がスリーブ本体3の筒長さ方向の中間部まで達する。
実施例2では、このように閉塞膜6aを防水ゴム部材6に設けたので、スリーブ保管時やスリーブ搬送時において、スリーブ本体3内からのコンパウンド2の漏出を防いだり、スリーブ本体3内への雨水などの侵入を防ぐことができる。
また、絶縁被覆層7の両端部に各キャップ9を螺合したので、必要時(防水ゴム部材6の交換時など)に両防水ゴム部材6をスリーブ本体3から着脱自在としながら、スリーブ本体3の端部に離脱不能な状態までしっかりと連結させることができる。
実施例2では、このように両防水ゴム部材6のスリーブ本体3側の端に閉塞膜6aを配設し、かつ両防水ゴム部材6の閉塞膜6aとは反対側に最も近い環状突起(以下、最外側の環状突起)5の内径のみを、他の環状突起5のそれより小径化している。これにより、最外側の環状突起5のみが厚肉化し、対応する通し穴4に挿入された電線の外周部に対して、大きな摩擦抵抗でもって圧接される。その結果、両防水ゴム部材6の外側(挿入穴8側)のシール性は高まり、外部からの雨水、ごみ、埃などのスリーブ本体3内への侵入防止効果が高まる。
一方、両防水ゴム部材6の内側(スリーブ本体3側)のシール性は、対応する電線により破断された閉塞膜6aにより確保される。すなわち、破断後の閉塞膜6aは電線の外周部に密着し、スリーブ本体3内からのコンパウンド2の漏れを防止する。そして、残りの環状突起5は、それぞれの最内周縁部のみが、対応する電線の外周部に比較的弱い力(小さい摩擦抵抗)で当接される。このことは、残りの各環状突起5が、最外側の環状突起5のようにシール性を重視するのではなく、電線の通し穴4へのスムーズな挿入性を重視していることを意味する。すなわち、この絶縁被覆層付電線用スリーブ20は、両電線の防水ゴム部材6へのスムーズな挿入性と、防水性と、コンパウンド2の漏れ防止性とを同時に満足させることができる。
また、絶縁被覆層の外周側に、スリーブ本体3に挿入される電線の皮剥長さを測定するためのマーキング(帯状の目印)50を施してもよい(図6)。ここでのマーキング50は、絶縁被覆層7の外周側において、筒長さ方向に一定ピッチで形成された突条部bを利用し、絶縁被覆層7の長さ方向の中間部から両側へ3つ目の突条部bまでの範囲に、それぞれ幅数mmの直線ラインを印刷により形成するようにしもよい。これにより、作業者はマーキング50を利用し、メジャー(定規や巻尺)が無くても、絶縁被覆層付電線用スリーブ20に挿入される電線の皮剥長さを測定することができる。
その他の構成、作用および効果は、実施例1と略同じであるので説明を省略する。
この発明の実施例1に係る絶縁被覆層付電線用スリーブの一部切欠部分を含んだ側面図である。 図1の点線で囲んだ部分の拡大図である。 この発明の実施例2に係る絶縁被覆層付電線用スリーブの縦断面図である。 この発明の実施例2に係る絶縁被覆層付電線用スリーブの背面図である。 この発明の実施例2に係る絶縁被覆層付電線用スリーブの要部拡大縦断面図である。 この発明の実施例2に係る別の絶縁被覆層付電線用スリーブの正面図である。
1 隔壁、
2 コンパウンド、
3 スリーブ本体、
4 通し穴、
5 環状突起、
6 防水ゴム部材、
6a 閉塞膜、
7 絶縁被覆層、
8 挿入穴、
9 キャップ、
10,20 絶縁被覆層付電線用スリーブ、
50 マーキング。

Claims (2)

  1. 長さ方向の両端の開口部からそれぞれ電線が挿入される筒内空間にコンパウンドが挿填され、かつ筒長さ方向の中間部に隔壁が設けられたスリーブ本体と、
    該スリーブ本体の外周部を、該スリーブ本体の外周側に密着状態で被覆する絶縁被覆層とを備え、
    前記スリーブ本体の両開口部には、1対の筒状の防水ゴム部材がそれぞれ固定され、
    これらの防水ゴム部材には、対応する筒内空間に連通される通し穴がそれぞれ形成され、
    これらの通し穴の内周壁には、前記筒内空間に挿入された電線の外周面に当接される任意数の環状突起が形成され、
    前記絶縁被覆層は、前記スリーブ本体とともに両防水ゴム部材の外周部を被覆する絶縁被覆層付電線用スリーブであって、
    前記絶縁被覆層の両端部には、前記1対の防水ゴム部材を前記スリーブ本体の各開口部に固定させる1対のキャップがそれぞれ装着され、
    これらのキャップには、前記通し穴に細径側を向けて連通され、かつ前記電線が挿入される漏斗状の挿入穴がそれぞれ設けられた絶縁被覆層付電線用スリーブ。
  2. 外周側が絶縁被覆層により被覆されたスリーブ本体の筒内空間に、その長さ方向の両端の開口部から、金属線の外周側を該金属線とは弾性係数が異なる導電性被覆層により被覆した1対の電線をそれぞれ挿入し、その後、前記スリーブ本体の長さ方向の中間部からその両端部に向かって圧縮する絶縁被覆層付電線用スリーブの圧縮方法。
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