JP4948036B2 - パック電池 - Google Patents

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Description

本発明は、ケースに二次電池を内蔵してなるパック電池に関し、特に、ケース同士の締結手段に関する。
ケースに二次電池を内蔵してなるパック電池では、一般に当該ケースが2つの部材からなる。
当該パック電池の製造工程においては、一般にまずケースを構成する一方の部材に保護回路配設済みの基板や二次電池などを収納し、これら収納部品を内包するように当該一方の部材に他方の部材を張り合わせて、これら部材同士の接触箇所を超音波溶着やねじ止め等で締結して、パック電池を完成させる。
このパック電池では、収納部品を交換することは想定されておらず、したがって、上記締結が堅牢であればあるほど好ましい。
当該締結手段においては、量産性の観点から、簡素化が模索されており、その有力な候補として、一方の部材に爪状の突出部を設け、他方の部材に当該爪状突出部と嵌合する受部を設ける、いわゆる爪嵌合方式が挙げられる。
一方、近年、パック電池を使用する電気機器の小型化が推進され、これに伴ってパック電池に対して更なる小型・軽量化の要求が高まっており、当該要求に応える一手段として、そのケースの厚みを減らすことが考えられるが、それに伴って、落下等の衝撃がケースに加わる状況を想定したとき、ケースの変形を容易に誘発し、爪状突出部がこれと嵌合していた受部から抜け易くなる。
そして、他方では、パック電池に対する大出力の要求から、パック電池を構成する二次電池の重量が増加する傾向もある。爪嵌合方式を採用したケースに内包される二次電池において、その重量が増加すると、落下等の衝撃がパック電池のケースに加わるとき、ケースが変形し易く、爪状突出部がこれと嵌合していた受部から抜け易くなる。
すなわち、これらいずれかの傾向が増大する場合、ケースを構成する部材同士の締結が解けやすくなる傾向となって、ケース内に収納された部品が飛び出す危険が大きくなって好ましくない。
この問題を解決する手段として、ケース内の空間を仕切る隔壁に嵌合手段を設けたパック電池が提案されている(特許文献1)。
特開2001−307695号公報
しかしながら、今後、パック電池の小型・軽量化が推進されて、ますますパック電池のケースの肉厚が削減され、あるいはパック電池の大出力化が推進されて、ますますパック電池の重量が増加すると、落下等の衝撃がパック電池のケースに加わるとき、ケースの変形量はますます増大し、ケースを構成する部材同士の締結状態を維持するためには、特許文献1に記載の発明では不十分であるという問題がある。
本発明は、上記問題点に鑑みて成されたものであり、ケースを構成する部材同士の締結手段の簡素化を損なうことなく、ケースを構成する部材同士の締結が解けることを抑制できるパック電池を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係るパック電池では、2つのケース部材が、互いに開口部を突き合わせることによって二次電池を内包してなるパック電池に対し、各ケース部材の側壁には、係合突出部と、当該係合突出部の突出量を掛かり代として当該係合突出部と嵌合する係合受部とを、一組になるように設け、当該突合せ方向に、上記組を2組以上並設させ、並設させた上記係合突出部うち少なくとも一つの突出量が他のそれと異なるようにした。
また、本発明に係るパック電池では、2つのケース部材が、互いに開口部を付き合わせることによって二次電池を内包してなるパック電池に対し、一方のケース部材の内底面には、その側壁と並行するように壁部を設け、他方のケース部材の側壁先端を、上記一方のケース部材の側壁と上記壁部との間に嵌入させており、上記一方のケース部材の側壁と上記他方のケース部材の側壁との間で対向する側面では、互いに嵌合する係合突出部、係合受部が第一組を成すようにして配し、上記他方のケース部材の側壁と上記一方のケース部材の上記壁部との間で対向する側面では、互いに嵌合する係合突出部、係合受部が第二組を成すようにして配し、上記第一組と上記第二組とを、当該嵌入方向にずれるように配した。
本発明に係るパック電池では、2組以上の係合突出部、係合受部を上記突合せ方向に並設させたので、ケースが変形する状態を想定した場合に、いずれかの係合突出部がそれまで嵌合していた係合受部から抜けても、他の係合突出部が、嵌合する係合受部から抜けることを抑制することができる。
したがって、本発明にかかるパック電池では、従来のパック電池と比べて、いわゆる爪嵌合手段を維持しながら、上記係合突出部が上記係合受部から抜けることを抑制することができるので、締結手段の簡素化を損なうことなく、ケース部材同士の締結が解けることを抑制することができる。
また、本発明に係るパック電池では、並設させた係合突出部のうち少なくとも一つの突出量を他のそれと異なるようにしたので、上記他の係合突出部の突出量と上記少なくとも一つの係合突出部のそれとを対比したときに大小関係を形成することができ、さらに抜け防止効果を向上させることができる。
上記少なくとも一つにおいて、上記突出量に対応させて、上記係合突出部の上記突合せ方向での裾の長さが他の係合突出部のそれと異なるようにすると、上記突出量を係合突出部ごとに異ならせても、上記ケース部材の側壁に対して、上記係合突出部の頭頂からその裾に至るまでの傾斜面の角度を係合突出部ごとに同等の大きさに、かつゆるやかにすることができるので、上記ケース部材同士を締結する際に上記係合突出部と上記係合受部とを嵌合させることが容易になり、組み立て作業の効率を向上可能なパック電池を実現することができる。
従来のパック電池では、上記突き合わせ方向に1組の係合受部、係合突出部を設けて、これらを用いてケース部材同士を締結させており、ケース部材同士を精度良く締結するためにこれらに位置決め機能を与えていた。
上記目的を達成するには、上記突き合わせ方向に1組の係合突出部、係合受部を設けて、係合突出部の突出量を単純に大きくして、これに対応させて上記裾の長さを大きくすることも考えられる。しかしながら、単純に大きくすると寸法公差も大きくなる。すなわち、突出量を小さくすればするほど係合突出部およびこれに対応する係合受部では、寸法公差が小さくて済むので、位置決め機能を付与することができるが、反面、小さいために抜け防止機能を付与することができない。これに対して、突出量を大きくすればするほど係合突出部およびこれに対応する係合受部では、寸法公差が大きくなるので、位置決め機能を付与できないが、反面、大きいために抜け防止機能を付与することができる。したがって、上記突き合わせ方向に1組の係合突出部、係合受部を設けて、これに位置決め機能および抜け防止機能を与え、かつこれらを嵌合容易にするのは困難である。
これに対して、上記のような構成を採用すると、上記各ケース部材の側壁に複数組の係合突出部、係合受部を並設させているので、いずれかの係合突出部の上記突合せ方向での裾の長さが他の係合突出部のそれと比べて大きくなることが想定され、当該裾の長さが大きくなると、それに対応して寸法公差が大きくなるが、上記突合せ方向での裾の長さの大きい係合突出部、当該係合突出部に嵌合する係合受部に抜け防止機能を付与し、これに対して他の係合突出部での上記突合せ方向での裾の長さを小さくして寸法公差を小さくすることができ、当該係合突出部と、これと嵌合する係合受部とに位置決め機能を付与することができる。
すなわち、上記構成を採用することによって、機能分担させることができ、位置決め精度を悪化させることなく、ケース部材同士の締結が解けることを抑制することができる。
具体的には、本願発明において、上記従来のパック電池における係合突出部の突出量と同等の突出量に設定された係合突出部、ならびにその突出量に対応してこれを飲み込む、すなわち当該突出部の突出量を掛かり代となるように設定された係合受部を、上記側面に配し、これより突出量の大きい係合突出部、ならびにその突出量に対応してこれを飲み込む、すなわち当該突出部の突出量を従来のものよりも大きしてこれを掛かり代として設定された係合受部を少なくとも一組当該側面に配して、かつ当該突出量の増分に対応させて上記裾の長さを大きくすることにより、上記従来のパック電池に比べて、位置決め精度を悪化させることなく、ケース部材同士の締結が解けることを抑制することができる。
上記並設させた係合突出部のうちその突出量の最も大きい係合突出部を、上記他方のケース部材の側壁先端側に設け、あるいは、上記他方のケース部材の側壁基側に設け、これと対応する位置に当該係合突出部をもっとも大きく飲み込む、すなわち掛かり代が最も大きい係合受部を設けることによっても、同様に、ケース部材同士の締結が解けることを抑制することができる。
上記係合突出部を、上記他方のケース部材の側壁にのみ配し、かつ上記側壁の側面のうちいずれか一方にのみ設けても、上記と同様の効果を発揮することができる。この場合には、上記他方のケース部材の側壁面の内外両方に上記係合突出部が設けられている場合に比べて、係合突出部の配設数を低減させることができるので、歩留まりの向上、量産性の向上を図ることができ、好ましい。
また、本発明に係るパック電池では、上記他方のケース部材の側壁先端を上記一方のケース部材の側壁と上記壁部との間に嵌入させ、上記一方のケース部材の側壁と上記他方の
ケース部材の側壁との間で対向する側面では、互いに嵌合する係合突出部、係合受部が第一組を成すようにして配し、上記他方のケース部材の側壁と上記一方のケース部材の上記壁部との間で対向する側面では、互いに嵌合する係合突出部、係合受部が第二組を成すようにして配したので、締結手段の簡素化を損なうことなく、ケース部材同士の締結が解けることを抑制することができる。
本発明は、ケースが変形する状態にあっても、ケース部材同士の締結が解けることを抑制することを目的としているが、具体的に当該ケース変形状態を想定するとき、上記一方のケース部材の側壁と上記壁部との間に嵌入する、上記他方のケース部材の側壁が、当該一方のケース部材の側壁あるいは当該壁部のいずれか一方を押圧して、上記一方のケース部材の側壁と上記壁部との間隙を拡げる状況を想定することができる。
本発明では、上記構成を採用したので、当該状況を想定したとき、上記一方のケース部材の側壁と上記他方のケース部材の側壁との間で対向する側面、あるいは上記他方のケース部材の側壁と上記一方のケース部材の上記壁部との間で対向する側面のいずれかで、互いに嵌合する係合突出部、係合受部が互いに押圧された状態となるので、締結手段の簡素化を損なうことなく、ケース部材同士の締結が解けることを抑制することができる。
上記各突出部の突出量はそのままに、上記第一組と上記第二組とを、当該嵌入方向にずれるように配すると、当該嵌入時において、当該他方のケース部材の側壁およびその壁部を押し広げる角度が狭くても上記突出部と受部とを嵌合させることができ、すなわち当該嵌合動作を容易にすることができるので、生産効率の観点から好ましい。
上記突出部の突出量を全て同じにすれば、加工精度を悪化させることなく、上記突出部を形成することができ、量産性の向上、歩留まり向上を図ることができ、好ましい。
特に、上記突出部において、位置決め機能を発揮する限度で全ての突出量を同じに定めれば、量産性の向上、歩留まり向上を図ることができる。
上記突出部、受部をそれぞれ、上記側壁、側面に沿って状に設けると、さらに、上記突出部が上記受部から抜け難くなって、好ましい。
以下、本発明に係るパック電池の一例を挙げ、これを適宜、図面を用いて説明する。
(実施の形態1)
図1は、本実施の形態におけるパック電池の概略分解図であり、図2(a)は、本実施の形態におけるパック電池の概略斜視図であり、(b)は、(a)で示したA断面における概略拡大矢視図である。
図1に示すように、本実施の形態に係るパック電池1では、2つのケース部材10,20がそれらの開口部11,21を突き合わせて成るケース50(図2(a)参照)内に二次電池30と基板40とが内包されている。
基板40には、図1で図示していない側の主面に、二次電池30とケース50外方との電気接続を可能にするコネクタ41と、図示していない保護回路等とが設けられており、不図示の保護回路を介して二次電池30とコネクタ41とが電気的に接続されている。
具体的には、ケース50は、その長手方向に、第1ケース部材10と第2ケース部材20とに2分割できる。そして、開口部21から内底までの距離が短い、すなわち底の浅い第2ケース部材20の内側主面に隔壁22が立設されており、二次電池30がケース50に内包されたとき隔壁22が二次電池30のそれぞれを隔離するように位置決めする。
第1ケース部材10では、その開口部11から内底までの距離が第2ケース部材20のそれに比べて長く、すなわち底が深く、第1ケース部材10が収納物をすっぽり覆うように第2ケース部材20と互いに開口部11,21を対向させて突き合わされ、これらが互いに開口部11,21で嵌合し、締結されてパック電池1となる。当該嵌合構造については、後に詳細に説明する。
第2ケース部材20には、基板40に設けられたコネクタ41と対応した位置に第2の開口部23が設けられており、図2(a)に示すように、収納物がケース50に収まったとき、第2の開口部23を経由してコネクタ41の一部がケース50外方に露出した状態となる。
図1に示すように、本実施の形態では、第2ケース部材20の内底面に、その側壁と並行する壁部25が設けられ、かつ当該壁部25においてその長手方向および短手方向に開口部26,27が設けられている。図1では表れていないが、第1ケース部材10の側壁端部14の内面において、上記開口部26,27に嵌合するようにその長手方向および短手方向に突出部16,17(図3参照)が設けられている。
第1ケース部材10の開口部11と第2ケース部材20の開口部21とが突き合わされて図2(b)に示すように、B領域において当該側壁端部14が第2ケース部材20の側壁とその壁部25との間に形成された溝部24に嵌入する。
図3(a)は、図2(b)のB領域を拡大した概略断面図であり、図3(b)は、図2(b)のB領域においてケース50の変形状態を想定したときの概略拡大断面図であり、図3(c)は、図2(b)のB領域の他のバリエーションを示す概略拡大断面図である。なお、説明の便宜上、図3の各拡大図では、二次電池30を省略している。
第1ケース部材10と第2ケース部材20との締結部分を具体的に説明すると、図3に示すように、第2ケース部材20では、その長手方向に伸びる側壁に沿ってこれと並行するように壁部25が第2ケース部材20の内底に立設されている(図1の部分拡大図参照)。
図3(a)に示すように、当該壁部25には、その短手方向に並ぶように2つの開口部26,27が設けられており、これら2つの開口部26,27を一組と見立てると、当該壁部25の長手方向に並べたように複数組が配されている(図1参照)。
そして、第1ケース部材10の側壁端部14が、第2ケース部材20の内底面および側壁とその壁部25とで構成された溝部24に嵌入されている。
嵌入された当該側壁端部14には、その内側面において、第1ケース部材10と第2ケース部材20とを互いに開口部11,21で突合せた方向、別言すると上記嵌入方向、具体的にはケース50の短手方向に並ぶように2つの突出部16,17が設けられており、これら2つの突出部16,17を一組と見立てると、ケース50の長手方向に並べたように複数組が配されている。
第1ケース部材10の側壁端部14が第2ケース部材20の溝部24に嵌入された状態において、ケース50の短手方向では、第1ケース部材10の2つの突出部16,17の各々が対応した位置関係にある第2ケース部材20の2つの開口部26,27のそれぞれに嵌合して、第1ケース部材10と第2ケース部材20とが締結された状態となっている。
すなわち、ケース50の短手方向において、突出部16(17)とこれを受ける開口部26(27)とを1組と見立てると、その組が複数並設された状態となっている。
当該1組を構成する突出部16(17)と開口部26(27)との間では、当該突出部16(17)がほぼ完全に開口部26(27)に飲み込まれた状態となっており、突出部16(17)の突出量が開口部26(27)の掛かり代となっている。
なお、「掛かり代」とは、突出部16(17)が開口部26(27)の内方に飲み込まれた量を意味する。
本実施の形態では、ケース50の短手方向において、第1ケース部材10の突出部16,17の大きさが異なっており、当該突出部16,17の大きさに対応して第2ケース部材20の開口部26,27の大きさが異なっている。
具体的には、第1ケース部材10の長手方向に伸びる側壁の内面からの突出量については、ケース50の短手方向に並ぶ当該突出部16,17同士を比較すると、当該側壁端部14の基側に配された当該突出部17が、当該側壁端部14の先端側に配された当該突出部16と比べて、大きい。なおかつ当該突出部16,17同士において、ケース50の短手方向におけるそれらの裾の長さL16,L17を比較すると、突出部17の裾の長さL17が突出部16の裾の長さL16に比べて大きい。そして、第2ケース部材20の短手方向に並ぶ当該開口部26,27同士において、ケース50の短手方向におけるそれらの開口長さD26,D27を比較すると、開口部27の開口長さD27が開口部26の開口長さD26と比べて大きい。
本実施の形態において、ケース50の変形に起因して第1ケース部材10と第2ケース部材20との締結が解かれる場合について、どのような状況が考えられるか具体的に想像を試みると、第1ケース部材10および第2ケース部材20においてその長手方向に伸びる側壁がその側壁主面に垂直な方向に変形することに起因して、これらの締結が解かれる場合が最も多いであろうと想像できる。
すなわち、ケース50の短手方向の切断面を想像するとき、第1ケース部材10、第2ケース部材20それぞれの底側の無限遠に存在することが想像可能な中心点を基準に、ケース50の長手方向に伸びる各側壁が当該想像平面上を回転するように変形することが最も多いと考えることができる。
本実施の形態では、上述したように、第1ケース部材10の突出部16,17それぞれの大きさがケース50の短手方向において異なっており、これに対応させて第2ケース部材20の開口部26,27それぞれの大きさもケース50の短手方向において異なっているため、具体的には当該側壁端部14の基側に配された突出部17が当該側壁端部14の先端側に配された突出部16に比べて側壁主面からの突出量が大きいので、図3(b)に示すように、上記変形態様を想定したとき、当該先端側の突出部16が第2ケース部材20の開口部26から抜けた場合でも、当該側壁端部14の基側の突出部17が第2ケース部材20の開口部27に確実に嵌合して、そこから抜けない状況を作り出すことができる。
そして、ケース50の短手方向において、当該突出部17の裾の長さL17が当該突出部16の裾の長さL16に比べて大きいので、それぞれの突出量が異なっていても、第1ケース部材10の側壁に対して、それらの頭頂から裾に至るまでの傾斜面の角度を同等にすることができ、すなわち、当該突出部16,17をケース50の短手方向において相似形にすることができ、ケース部材10,20同士を締結させる際に、当該突出部16を当該開口部26に嵌合させ、かつ当該突出部17を当該開口部27に嵌合させることを容易にすることが出来る。
本実施の形態では、突出部16,17が第1ケース部材10の長手方向に延伸した状態で突出して設けられ、これに対応して開口部26,27が第1ケース部材10の長手方向に延伸された溝状に開けられているので、当該延伸方向において突出部16,17の一部が開口部26,27から外れても他の部分が開口部26,27に残る可能性を向上させることができ、上記変形態様においても、更に突出部16,17を開口部26,27から抜け難くすることができる。
<他のバリエーション>
図3(c)を用いて、以下、実施の形態1におけるパック電池の他のバリエーションを説明する。
当該バリエーションでは、第1ケース部材10の突出部16,17および第2ケース部材20の開口部26,27に特徴があり、その他の構成は、上述した構成と同様であるので、その他の構成についてはここでの説明を省略する。
図3(c)に示すように、当該バリエーションでは、第1ケース部材10の長手方向に伸びる側壁の短手方向において、突出部16,17それぞれの当該側壁主面からの突出量および当該突出部16,17それぞれの裾の長さL16,L17を置換しており、かつ開口部26,27それぞれの開口長さD26,D27の大きさも置換している。
具体的には、当該短手方向において、当該側壁端部14の基側に配された突出部17の当該突出量に比べて当該側壁端部14の先端側に配された突出部16のそれが大きく、かつ当該突出部17の裾の長さL17に比べて当該突出部16の裾の長さL16が大きく、そして当該壁部25の基側に設けられた開口部26の開口長さD26が当該壁部25の先端側に設けられた開口部27の開口長さD27に比べて大きい。
当該バリエーションのように当該突出部16,17の突出量および裾の長さL16,L17ならびに当該開口部26,27の開口長さD26,D27の大小関係を付与すると、上記変形態様を想定したとき、更に変形が進行しても突出部16が開口部26から抜けない状況を作り出すことができる。
すなわち、当該バリエーションでは、ケース50の短手方向に切断された断面を想像するとき、第1ケース部材10、第2ケース部材20それぞれの底側の無限遠に存在することが想像可能な中心点を基準に、それぞれの長手方向に伸びる側壁が当該想像断面上を回転するようにさらに大きく変形しても、具体的には回転角がさらに大きくなるように変形しても、第1ケース部材10の側壁端部14の先端側に配された突出部16が第2ケース部材20の壁部25の基側に設けられた開口部26から抜けない状況を作り出すことができる。
別言すると、当該バリエーションのように、ケース50の短手方向に並ぶ2つの突出部16,17において、第1ケース部材10の側壁端部14の先端側に配された突出部16の当該側壁主面からの突出量を、側壁端部14の基側の突出部17のそれより大きくし、なおかつ第1ケース部材10の短手方向において突出部16の裾の長さL16を突出部17の裾の長さL17に比べて大きくし、その大きさに対応させて突出部16が確実に嵌合するように第2ケース部材20の壁部25の基側に設けられた開口部26の開口長さD26を開口部27の開口長さD27に比べて大きくすると、当該側壁を上記無限遠の中心を軸として回転させる角度をさらに大きくしなければ、2つの突出部16,17が完全に抜けないからである。
《実施の形態1におけるパック電池の効果》
本実施の形態におけるパック電池では、第1ケース部材10の長手方向に伸びる側壁の内主面に沿って、その短手方向に並ぶように2つの突出部16,17を設け、かつ当該側壁端部14の基側に配された突出部17の突出量を、当該側壁端部14の先端側に配された突出部16のそれより大きくなるように並設させたので、既述した変形態様を想定したとき、第1ケース部材10の側壁端部14の先端側に配された突出部16がそれまでに嵌合していた開口部26から抜けても、第1ケース部材10の側壁端部14の基側の突出部17が嵌合していた開口部27に確実に嵌合し、そこから抜け難くなる。
したがって、本実施の形態におけるパック電池では、いわゆる爪嵌合手段という簡易な締結手段を維持しながら、第1ケース部材10と第2ケース部材20との締結が解けることを抑制することができる。
本実施の形態では、第1ケース部材10の側壁端部14の先端側に配された突出部16が位置決め機能を有しており、これとは別に第1ケース部材10の側壁端部14の基側に突出部17を、突出部16の突出量より大きくなるように設けたので、既述の変形態様を想定したとき、変形量が、具体的には変形角度が増大しても、突出部16を開口部26から抜け難くすることができ、第1ケース部材10と第2ケース部材20との締結が解けることをさらに抑制することができる。
また、本実施の形態では、第1ケース部材10の短手方向において、突出部16の裾の長さL16を突出部17の裾の長さL17と比べて大きくし、これに対応させて、開口部27の開口長さD27を開口部26の開口長さD26と比べて大きくしたので、寸法公差を可能な限り小さくできるように突出部16の大きさを設定することができるとともに、上記抜け防止手段を付加できるように突出部17の大きさを設定することができる。
そして、本実施の形態では、第1ケース部材10の短手方向において、突出部16の輪郭を突出部17のそれと相似形にしているので、それぞれの頂から裾に至るまでの傾斜面と側壁端部14との間の角度を同等にすることができ、突出部17の突出量を突出部16のそれと比べて大きくしても、第1ケース部材10と第2ケース部材20とを締結させる際に、突出部16の当該輪郭と突出部17のそれとが相似形でない場合と比べて、突出部17を開口部27に嵌合させることが容易になる。
もちろん、突出部16と突出部17とを対比したときに、当該傾斜面と側壁端部14との間の角度が同等でなく、異なっていても、その角度が90[°]未満であって嵌合容易な角度であればよい。
本実施の形態では、側壁端部14においてその先端側に配された突出部16がその基部側に配された突出部17と比べてその突出量が小さいので、側壁端部14を嵌入させる際に突出部16,17を開口部26,27に容易に嵌合させることができる。
これに対して、本実施の形態における他のバリエーションでは、既述のとおり、突出部16が開口部26から抜けにくくすることができるので、第1ケース部材10と第2ケース部材20との締結をさらに解け難くすることができ、好ましい。
(実施の形態2)
図4(a)は、本実施の形態において図2(b)のB領域を拡大した概略断面図であり、同図(b)は、本実施の形態において図2(b)のB領域でのケース50の変形状態を想定したときの概略拡大断面図である。
本実施の形態では、第1ケース部材10の突出部16,18および第2ケース部材20の開口部26,28に特徴があり、その他の構成は、上述した構成と同様であるので、その他の構成についてはここでの説明を省略する。
図4(b)に示すように、本実施の形態では、第1ケース部材10の長手方向に伸びる側壁において、その側壁端部14が第2ケース部材20の溝部24に嵌入する方向にずれるように、突出部16,18が、異なる主面に1つずつ設けられ、それぞれ正反対の方向に突出するように設けられて、当該嵌入方向に2つ並設されている。
そして、並設された突出部16,18が嵌合する開口部26,28が、当該嵌入方向においてそれぞれ第2ケース部材20の側壁と壁部25とに1つずつ設けられている。
上述したように、ケース50のさまざまな変形態様のうち上述した変形態様が最も頻繁に起こると考えられる。
すなわち、ちょうど図3(b)で示したように、第1ケース部材10の長手方向の側壁が第2ケース部材20の長手方向の側壁をケース50外方に向けて押すような変形がケース50において最も多発すると考えられる。
本実施の形態では、かかる変形態様が生じたとき、第1ケース部材10の側壁外側の突出部18が第2ケース部材20の側壁に設けられた開口部28に押圧されて、確実に嵌合する状態となるので、当該突出部18が抜けにくい状況を作り出すことができる。
実施の形態2では、実施の形態1ならびにその他のバリエーションで示した、突出量の小さいほうの突出部16(17)、すなわち位置決め機能を有する突出部と同様の突出量となるように、2つの突出部16,18を設けているが、突出量はこれに限定されず、実施の形態1ならびにその他のバリエーションで示した、突出量の大きいほうの突出部17(16)と同等の突出量になるようにこれら2つの突出部16,18のそれを設定しても良く、また、実施の形態1ならびにその他のバリエーションで示したように、これら2つの突出部16,18に対して突出量の大小関係を付与しても良い。
また、位置関係についても、これら2つの突出部16,18が、双方とも第1ケース部材10の側壁端部14の先端側に配設されていても良く、さらには、双方とも第1ケース部材10の側壁端部14での基側に配設されていても良い。
《実施の形態2におけるパック電池1の効果》
本実施の形態では、第1ケース部材10の長手方向に伸びる側壁において、その側壁端部14が第2ケース部材20の溝部24に嵌入する方向にずれるように、突出部16,18を、異なる主面に1つずつ設け、それぞれ正反対の方向に突出するように設けて、当該嵌入方向に2つ並設したので、既述の変形態様を想定したとき、第1ケース部材10の側壁端部14のうち外側面に設けられ、その基側に配された突出部18が第2ケース部材20の側壁に設けられた開口部28に押圧されて、確実に嵌合する状態となるので、当該突出部18が当該開口部28から抜け難くなる。
したがって、本実施の形態におけるパック電池では、従来のパック電池に比べて、いわゆる爪嵌合手段という簡易な締結手段を維持しながら、第1ケース部材10と第2ケース部材20との締結が解けることを抑制することができる。
本実施の形態では、第1ケース部材10の側壁端部14の先端側に配された突出部16とその基側に配された突出部18とを、同等の突出量で、具体的には、位置決め機能を発揮できる突出量で、設けているので、両者を同等の加工精度で作製することができ、実施の形態1に比べて、量産性を向上させ、歩留まりを向上させることができる。
本実施の形態では、位置決め機能を発揮できる突出量で、かつ同等の突出量で突出部16,18それぞれを当該嵌入方向にずれるように、側壁端部14の異なる主面に配したので、突出量をそのままに突出部16,18をそれぞれ側壁端部14の異なる主面の先端側に配した場合と比べて、当該嵌入の際に、第2ケース部材20の側壁と壁部25とを押し広げる量が小さくても突出部16,18を開口部26,28に容易に嵌合させることができ、そのうえ、突出量をそのままに当該突出部16,18をそれぞれ側壁端部14の異なる主面の基側に配すると、当該嵌入の際に第2ケース部材20の側壁と壁部25とを押し広げる量がさらに小さくても、突出部16,18を開口部26.28にさらに容易に嵌合させることができる。
(実施の形態3)
図5は、実施の形態3において図2(b)のB領域を拡大した概略断面図である。
本実施の形態では、第1ケース部材10の突出部16,17,18および第2ケース部材20の開口部26,27,28に特徴があり、その他の構成は、上述した構成と同様であるので、その他の構成についてはここでの説明を省略する。
実施の形態3では、図5に示すように、第1ケース部材10の長手方向に伸びる側壁の側壁端部14において、その同一側面上の短手方向に2つの突出部16,17が設けられており、さらに他の側面上に1つの突出部18が設けられている。
すなわち、本実施の形態では、第1ケース部材10の長手方向に伸びる側壁において、その両側面のそれぞれに突出部16,17,18が配設されている。
具体的には、第1ケース部材10の長手方向に伸びる側壁の側壁端部14において、その内側主面では、その先端側に突出部16が、位置決め機能を発揮する突出量で、配され、かつその基側に当該突出部16よりもその突出量が大きくなるように突出部17が配されており、さらに当該突出部17の配設位置と対応させて外側主面の基側に当該突出部17と同等の突出量で突出部18が配されている。
当該構成を採用すると、既述の変形態様を想定したとき、当該突出部16がそれまで嵌合していた開口部26から抜けても、当該突出部17が開口部27から抜け難くすることができ、なおかつ、当該突出部18が、開口部28に押圧され、確実に嵌合する状態にすることができる。
実施の形態3では、ケース50をその短手方向に切断した仮想断面を想定するとき、ケース50の長手方向に伸びる側壁の側壁端部14において、当該仮想断面上を通る当該側壁の仮想中心軸を基準に線対称の位置で、その内側主面の基側に配された突出部17と対応させてその外側主面に突出部18が設けられているが、当該配設位置に限定されず、当該側壁端部14の内側主面において先端側に配された突出部16と対応する外側主面に突出部18が配設されていても良い。
また、当該側壁端部14の基側の外側主面に配された突出部18の当該主面からの突出量は、対応する内側主面に配された突出部17と同様の大きさになるように設けられているが、その大きさに限定されず、当該内側主面の先端側に配された突出部16のそれと同様であっても良い。
さらに、第1ケース部材10の側壁端部14の外側主面に突出部18のほかに突出部が設けられていても良い。
《実施の形態3におけるパック電池1の効果》
本実施の形態では、第1ケース部材10の長手方向に伸びる側壁において、その側壁端部14の内側主面のうち、先端側に配された突出部16の突出量に比べて、基側に配された突出部17のそれが大きくなるように配したので、既述の変形態様を想定したとき、突出部16がそれまで嵌合していた開口部26から抜けても、当該突出部17が開口部27から抜け難くすることができる。
その上、本実施の形態では、第1ケース部材10の長手方向に伸びる側壁において、その側壁端部14の外側主面にも突出部18が配されているので、上記変形態様を想定したとき、当該突出部18が開口部28に押圧され、確実に嵌合する状態になる。
したがって、本実施の形態では、従来のパック電池に比べて、いわゆる爪嵌合手段という簡易な締結手段を維持しながら、第1ケース部材10と第2ケース部材20との締結が解けることを抑制することができ、また、実施の形態1,2に比べて、その抑制効果を向上させることができる。
<その他>
上記いずれの実施の形態においても、突出部16,17,18と嵌合する相手は、開口部26,27,28であったが、これに限定されず、嵌合できる限度に凹む、受部であっても良い。
上記いずれの実施の形態においても、第1のケース部材10側に突出部のみが配され、第2のケース部材側に開口部のみが配されていたが、これに限定されず、例えば、第1のケース部材10側に受部、突出部がそれぞれ設けられ、これらと嵌合関係を形成できるように第2ケース部材20側に受部、突出部をそれぞれ設けても良い。
実施の形態1では、第1ケース部材10の側壁端部14が第2ケース部材20の溝部24に嵌入していたが、これに限定されず、第1ケース部材10の側壁と第2ケース部材20の側壁とで互いに嵌め合わせ、それら側壁同士の対向主面において、互いに嵌合する受部、突出部を設けても良い。例えば、第1ケース部材10の側壁が第2ケース部材20の側壁に対して内接するように嵌め合わされ、第2ケース部材20の側壁の内側主面においてその短手方向に受部が並設されており、第1ケース部材10の側壁の外側主面においてその短手方向に、当該受部と嵌合する突出部が並設されていても良く、また、第1ケース部材10の側壁が第2ケース部材20の側壁に対してその外側に接するように嵌め合わされていても良い。もちろん受部、突出部の配設関係が逆転していてもよく、一方のケース部材に受部、突出部が設けられていてもよい。
上記いずれの実施の形態においても、ケース50が長手方向に2分割されたものを一例にして説明したが、これに限定されず、その短手方向に2分割されたものに対しても、本発明を適用できる。
上記実施の形態では、組を成す突出部、受部が2組あるいは3組の場合を一例にして説明したが、これに限定されず、3組以上配しても良い。
上記各実施の形態では、第1ケース部材10の側壁端部14の側面と第2ケース部材20の側壁あるいは壁部25の側面との間に凹凸を設けたが、これに限定されず、例えば、第1ケース部材10の側壁の側面と第2ケース部材20の側壁あるいは壁部25の側面との間に凹凸を設けても良い。
突出部の形状は、上記各実施の形態で示した形状に限定されず、位置決め機能、抜け防止機能を発揮できる限度において他の形状であっても良い。
本発明は、大きい衝撃が加わるパック電池に好適である。例えば、電動アシスト自転車等に用いられるような大出力で重量の大きい二次電池を内包するパック電池のほか、人の頭部付近など、地面から高い位置での使用が想定される携帯機器に用いられる、小型・軽量性が要求されるパック電池、さらには、過酷な環境での使用が想定され、使用時において常に振動の加わる電動工具などに用いられるパック電池に好適であり、その産業上の利用可能性が非常に広く、且つ大きい。
実施の形態1におけるパック電池の概略分解図である。 (a)は、実施の形態1におけるパック電池の概略斜視図であり、(b)は、(a)で示したA断面における概略拡大断面図である。 (a)は、実施の形態1において図2(b)のB領域を拡大した概略断面図であり、(b)は、実施の形態1において図2(b)のB領域の変形状態を想定したときの概略拡大断面図であり、(c)は、実施の形態1における他のバリエーションを示す概略拡大断面図である。 (a)は、実施の形態2において図2(b)のB領域を拡大した概略断面図であり、(b)は、実施の形態2において図2(b)のB領域の変形状態を想定したときの概略拡大断面図である。 実施の形態3における図2(b)のB領域を拡大した概略断面図である。
符号の説明
1 パック電池
10 第1ケース部材
11,21 ケース部材開口部
14 側壁端部
16,17,18 突出部
20 第2ケース部材
22 隔壁
23 第2の開口部
24 溝部
25 壁部
26,27,28 開口部
30 二次電池
40 基板
41 コネクタ
50 ケース

Claims (10)

  1. 2つのケース部材が互いに開口部を突き合わせることによって二次電池を内包してなるパック電池であって、
    各ケース部材の側壁には、係合突出部と、当該係合突出部の突出量を掛かり代として当該係合突出部と嵌合する係合受部とが組を成して設けられ、当該突き合わせ方向に、前記組が複数並設されており、
    並設された前記係合突出部のうち少なくとも一つの突出量が他のそれと異なることを特徴とするパック電池。
  2. 前記突出量に対応して、前記少なくとも一つの前記突合せ方向での裾の長さが前記他のそれと異なることを特徴とする請求項1に記載のパック電池。
  3. 2つのケース部材が互いに開口部を突き合わせることによって二次電池を内包してなるパック電池であって、
    前記2つのケース部材のうち、一方のケース部材の内底面からは、その側壁と並行するように壁部が立設され、他方のケース部材の側壁先端が、前記一方のケース部材の側壁と前記壁部との間に嵌入しており、
    前記他方のケース部材の側壁と前記一方のケース部材の側壁あるいは前記壁部の少なくとも一方との間で対向する側面には、係合突出部と、当該係合突出部の突出量を掛かり代として当該係合突出部と嵌合する係合受部とが組を成して設けられ、前記突き合わせ方向に、前記組が2組以上並設され、並設された前記係合突出部のうち少なくとも一つの突出量が他のそれと異なることを特徴とするパック電池。
  4. 前記並設された係合突出部のうちその突出量の最も大きい係合突出部が前記他方のケース部材の側壁先端側に設けられていることを特徴とする請求項1から3いず れかに記載のパック電池。
  5. 前記並設された係合突出部のうちその突出量のもっとも大きい係合突出部が前記他方のケース部材の側壁基側に設けられていることを特徴とする請求項1から3いずれかに記載のパック電池。
  6. 前記係合突出部は、前記他方のケース部材の側壁にのみ配されており、かつ、前記側壁の側面のうちいずれか一方にのみ設けられていることを特徴とする請求項3から5のいずれかに記載のパック電池。
  7. 2つのケース部材が、互いに開口部を突き合わせることによって二次電池を内包してなるパック電池であって、
    前記2つのケース部材のうち、一方のケース部材の内底面には、その側壁と並行するように壁部が設けられ、他方のケース部材の側壁先端が、前記方のケース部材の側壁と前記壁部との間に嵌入しており、
    前記一方のケース部材の側壁と前記他方のケース部材の側壁との間で対向する側面では、互いに嵌合する係合突出部、係合受部が第一組を成して配され、
    前記他方のケース部材の側壁と前記一方のケース部材の前記壁部との間で対向する側面では、互いに嵌合する係合突出部、係合受部が第二組を成して配されていることを特徴とするパック電池。
  8. 前記第一組と前記第二組とは、当該嵌入方向にずれるように配されていることを特徴とする請求項7に記載のパック電池。
  9. 前記嵌入方向に並設されている係合突出部は、全てその突出量が同じであることを特徴とする請求項7または8に記載のパック電池。
  10. 前記係合突出部は、前記側面に沿って、かつ前記嵌入方向と垂直な方向に状に設けられ、前記係合突出部と嵌合可能に前記係合受部が前記側面に沿って溝状に設けられていることを特徴とする請求項1から9のいずれかに記載のパック電池。
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