JP4947729B2 - 局側装置 - Google Patents

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本発明は、光伝送路を介して複数の加入者側装置と通信が可能な局側装置に係り、特に未知の加入者側装置を発見する処理について改善を図った局側装置に関するものである。
なお、本明細書で使用する用語の詳細は下記の通りである。 ・GE−PON(Gigabit Ethernet Passive Optical Network):ギガビットイーサネット(登録商標)受動光回線網
・ONU(Optical Network Unit):受動光回線網における加入者側装置
・OLT(Optical Line Terminal):受動光回線網における局側装置
・MAC(Media Access Contorl):OSI参照モデルにおけるデータリンク層の下位層に位置し、送信するデータをどのような方法で通信媒体上に送出するのかなどの媒体アクセス制御を行う。
・DA(Destination Address):イーサネット(登録商標)における48ビット長の宛先MACアドレス
・SA(Source Address):イーサネット(登録商標)における48ビットの送信元MACアドレス
・MPCP(Multi-Point Control Protocol):受動光回線網において、共有媒体上にOLTとONU間の論理リンクを確立するために必要な情報を運ぶプロトコル。
・P2PE(Point-to-Point Emulation):擬似P2P
・LLID(Logical Link IDentifier):OLTに登録されるONUの識別子
光アクセス網技術の1形態として、PONがある。PONは、光−電気変換を行わない受動素子であるスプリッタを用いて光信号を複数に分岐することで、一芯の光ファイバを複数ユーザで共有可能としている。PON技術の1つとして、GE−PONと呼ばれる技術がある。その仕様はIEEE(米国電気電子学会)で標準化されており、LAN技術の1つであるイーサネット(登録商標)のフレーム構成に類似したMACフレームを用いる点に特徴がある。
GE−PONは、図3に示すように、1台のOLT1と、少なくとも1台のONU2とで構成される。通信媒体としては光ファイバ3を用い、途中でスプリッタ4にて複数の光ファイバ3に分岐される。従って、OLT1と各ONU2との間の通信は、物理的には光ファイバ3を共有して行われる。一方、論理層(MAC層)では、P2PEにより1対1で通信される。各ONU2には、15ビット長のLLIDなる識別子がそれぞれ割り当てられ、OLT1とONU2との間でやりとりするフレームにLLIDを埋め込んで送受信することにより、OLT1ではどのONU2から送信されたフレームであるのか判別できるようになる。また、ONU2はOLT1から受信したフレームが自身宛てのフレームであるか判別できるようになる。このように、OLT1と各ONU2は、LLIDを用いて論理リンクを形成している。
データ通信に先立ち、OLTは、MPCPに従って、各ONU2にLLIDを自動的に割り当てるための発見処理(Discoveryプロセス)を行う。以下、図4に示すOLTの構成図と図5に示すシーケンスを参照して、発見処理の手順を説明する。
まず初めに、OLTの構成について簡単に説明する。図4に示したように、OLTは、第1の送受信回路11、第2の送受信回路12、フレーム分離部13、フレーム多重部14、フレーム転送処理部15、制御フレーム処理部16A、帯域割当処理部17より構成される。
第1の送受信回路11は、PONを介してONU2とフレームを送受信するための回路であり、第2の送受信回路12は、事業者ネットワークとのインターフェースになる回路である。フレーム分離部13は、第1の送受信回路11より入力されたフレームのうち、OLT宛てのフレーム(PONの制御に用いられる制御フレーム)を制御フレーム処理部16Aへ送信するとともに、その他のフレームをフレーム転送処理部15へ送信する。フレーム多重部14は、フレーム転送処理部15からのフレームと制御フレーム処理部16Aからの制御フレームを時分割的に多重し、第1の送受信回路11に対して送信する。フレーム転送処理部15は、第1の送受信回路11と第2の送受信回路12の双方から受信したフレームのDA(宛先アドレス)に基づき、フレームの転送処理を行う。制御フレーム処理部16Aは、後述する発見処理や上り信号(ONUからOLT宛ての信号)の調停といった、PONの制御に関する処理を行う。帯域割当処理部17は、制御フレーム処理部16Aからの要求に従い、ONUへの帯域(送信開始時刻と送信データ量)割当を行う。
このような構成のOLTが実施する発見処理を、図5のシーケンスを用いて説明する(例えば、非特許文献1参照)。
(A)OLTの制御フレーム処理部16Aは、フレーム多重部13、第1の送受信回路11を介して、ONU宛てにDiscovery GATEメッセージ゛を定期的に送信する。Discovery GATEメッセージは、OLTが自身に未登録なONUを発見するための制御フレームであり、OLTに対して物理的に接続されているすべてのONUに対してブロードキャストされる。そのDA(宛先アドレス)は通常はMACコントロールマルチキャストアドレス(01-80-C2-00-00-01:固定値)であり、SA(送信元アドレス)はOLTのMACアドレスである。また、Discovery GATEメッセージのLLIDは、broadcast LLID(値:7FFF)である。
(B)OLTに未登録(すなわち、LLIDが割り当てられていない)のONUは、Discovery GATEメッセージを受信すると、当該Discovery GATEメッセージで指示されるGrant期間中に、LLIDの割当要求信号であるREGISTER_REQメッセージをOLT宛てに送信する。REGISTER_REQメッセージは、DAがMACコントロールマルチキャストアドレス、SAがONU自身のMACアドレスのメッセージであり、登録のために必要な情報を含んでいる。
(C)OLTの制御フレーム処理部16AがONUからのREGISTER_REQメッセージを受信すると、そのSAフィールドから当該ONUのMACアドレスを抽出し、登録通知信号であるREGISTERメッセージを当該ONU宛に送信する。REGISTERメッセージは、OLTが当該ONUに割り当てようとするLLIDを含むので、REGISTERメッセージを受信した当該ONUは、自身に割り当てられたLLIDを認識できる。
(D)引き続き、OLTの制御フレーム処理部16Aは、送信帯域および送信タイミングを通知するための信号であるNormal GATEメッセージを当該ONUに送信する。Normal GATEメッセージには、当該ONUに対する送信開始時刻と送信データ量が収容されており、当該ONUはその指示に従った送信開始時刻と送信データ量でOLT宛てにデータの送信を行うことにより、上り信号(ONUからOLT宛ての信号)の衝突防止や帯域制御を行うことができるようになる。
(E)Normal GATEメッセージを受信した当該ONUは、受信応答信号としてのREGISTER_ACKメッセージをOLTに送信する。OLTの制御フレーム処理部16AがこのREGISTER_ACKメッセージを正しく受信することにより、OLTとONU間で論理リンクが確立される。
図4に示したOLTの制御フレーム処理部16Aは、例えば、図6のように構成される(例えば、非特許文献2)。この制御フレーム処理部16Aは、制御フレーム判別部161、制御フレーム送出部162、論理リンク割当部163、論理リンク制御部164Aで構成されており、論理リンク制御部164Aは、登録可能なONUの数と等しい数の論理リンクインスタンス164A1〜164Anを備えている。
制御フレーム判別部161は、ONUから受信したメッセージを判別し、そのメッセージに基づき、後述する論理リンク割当部163あるいは論理リンクインスタンス164A1〜164Anに処理を依頼する。
制御フレーム送出部162は、複数の論理リンクインスタンス164A1〜164Anからの制御フレームの送信要求を調停し、フレーム多重部14に対して送信要求を行う。
論理リンクインスタンス164A1〜164Anは、1つのONUと1対1で対応し、当該ONUとの論理リンクの確立・維持・切断といった論理リンクの制御を行うものであり、内部には論理リンクの制御に必要なレジスタ、タイマ、ステートマシンを備える。
論理リンク割当部163は、論理リンクインスタンス164A1〜164Anのいずれが利用されているか、といった情報を保持しており、制御フレーム判別部161からの要求に従い、論理リンク制御部164Aに備わる論理リンクインスタンス164A1〜164Anのいずれか1つを選択するとともに、当該選択した論理リンクインスタンスに対して発見処理(Discoveryプロセス)の開始や終了を指示する。
制御フレーム処理部16A内では、以下のような動作によって、発見処理を行う。
(1)制御フレーム判別部161は、ONUから受信したメッセージを判別し、REGISTER_REQメッセージであれば、後述する論理リンク割当部163に対し、論理リンクインスタンスの割当を要求する。なお、受信したメッセージがREGISTER_ACKメッセージもしくはREPORTメッセージであった場合は、該当する論理リンクインスタンスに対してメッセージ受信を通知する。
(2)論理リンク割当部163は、制御フレーム判別部161からの要求に従い、空いている論理リンクインスタンス(別のONUに割り当てられていない論理リンクインスタンス)を1つ選択し、選択した論理リンクインスタンスに対して発見処理(Discoveryプロセス)の開始を指示する。
(3)論理リンク割当部163より発見処理の開始が指示された論理リンクインスタンスは、制御フレーム送出部162に対してREGISTERメッセージの送信要求を行うとともに、帯域割当処理部17に対して帯域割当開始要求を行う。
(4)制御フレーム送出部162は、REGISTERメッセージを送出する。
(5)帯域割当処理部17は、帯域割当開始要求を受けると、当該論理リンクインスタンスへの帯域割当を行い、その論理リンクインスタンスに対し帯域割当を通知する。
(6)帯域割当が通知された論理リンクインスタンスは、制御フレーム送出部162に対し、論理リンクを確立するONU宛てにNormal GATEメッセージを送信するよう要求するとともに、当該Normal GATEメッセージヘの応答(REGISTER_ACK)のタイムアウト判定処理を行う。このタイムアウト判定処理では、帯域割当の情報から算出されるREGISTER_ACKメッセージの待機終了時刻(Grant終了時刻、以下「grantEndTime」と呼ぶ)をレジスタに保持した後、タイマを用いてgrantEndTimeまでREGISTER_ACKメッセージの到達を待つ。
(7)制御フレーム送出部162は、Normal GATEメッセージを送出する。
(8)当該論理リンクインスタンスは、制御フレーム判別部161からREGISTER_ACKメッセージ受信通知を受信するすると、そのREGISTER_ACKメッセージを送信した当該ONUと論理リンクを確立し、発見処理を完了する。
これ以降は、制御フレーム判別部161からREPORTメッセージの受信通知がある毎にリンク切断タイマ(mpcpタイマ)をリセットし、帯域割当処理部17に対してONUからの帯域割当要求を通知する。また、帯域割当処理部17から帯域割当通知があると、Normal GATEメッセージを生成し、制御フレーム送出部162に対して送信要求を行う。
このように、図4および図6に示すOLTの構成では、OLTと複数のONUはそれぞれ独立した論理リンクを確立可能であり、各論理リンクでのONUからOLTへのフレーム送信タイミングのみが制御されることになる。そして、複数のONUから登録要求(REGISTER_REQ)があったとしても、各論理リンクの発見処理は同期されないため、図7に示すようなシーケンスとなる。
「技術基礎講座[GE−PON技術]」、NTT技術ジャーナル、Vol.17、No.9、pp.91-94、2005 "IEEE Std 802.3ah-2004"(Amendment to IEEE Std 802.3-2002),Clause64.Multi-POint MAC Control,pp.421・475.
ここで、論理リンクインスタンス164A1〜164Anの持つレジスタに着目する。これらの中には、例えばRTT(Round Trip Time:フレーム往復時間)を保持するレジスタのように、論理リンクを確立している間中つねに必要なものがある一方、REGISTER_ACKメッセージのタイムアウト判定のためにGrant終了時刻(grantEndTime:受信待機終了時刻)を保持しておくような、使用頻度の低いものも含まれている。後者のレジスタを、以降ではgrantEndTimeレジスタと呼ぶ。
このgrantEndTimeレジスタは、最初のNormal GATEメッセージを送信するタイミングでGrantEndTimeを格納し、REGISTER_ACKメッセージ受信もしくはタイムアウトまで保持する32ビットのレジスタであり、論理リンクインスタンス数、すなわち、最大論理リンク数が32の場合は総計1024(=32×32)ビット、最大論理リンク数が128の場合は総計4096(=32×128)ビットである。このように、このgrantEndTimeレジスタは、使用頻度が低いわりにハードウエアの量としては多いため、その削減が望まれる。
しかし、図7に示したようなシーケンスでは、各ONU間でgrantEndTimeの保持タイミングが一部重複するので、各ONU毎にgrantEndTimeレジスタが必要であった。
本発明の目的は、受信待機終了時刻格納用のレジスタを削減してハードウエア量の削減を図った局側装置を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1にかかる発明の局側装置は、光伝送路を介して複数の加入者側装置と通信可能な局側装置において、前記加入者側装置との間で制御信号を送受信して前記加入者側装置に対して固有の識別子を提供することにより複数の前記加入者側装置との間で個別に論理リンクを形成可能な制御フレーム処理部と、データ転送の帯域を割り当てる帯域割当処理部とを少なくとも備え、前記制御フレーム処理部は、前記加入者側装置と個々に論理リンクを形成可能な論理リンクインスタンスを複数有する論理リンク制御部と、前記複数の論理リンクインスタンスに共通に利用される共用レジスタと、前記共用レジスタの利用順序を調停する登録削除制御部とを少なくとも備え、且つ、前記複数の論理リンクインスタンスの内の1つが、前記複数の加入者側装置の1つからの前記識別子の割当要求信号が受信されたことを通知されると、前記登録削除制御部に対して帯域割当を要求し、前記登録削除制御部は、当該論理リンクインスタンスの番号情報を自身のキューに格納し、該キューの先頭の番号の論理リンクインスタンスの帯域割当を前記帯域割当処理部に要求し、前記論理リンクインスタンスは、前記帯域割当処理部から帯域が割り当てられたことを通知されると、前記識別子の割当要求信号を送信した前記加入者側装置に対して、前記帯域割当処理部にて割り当てられた帯域の情報を含むゲート信号を送信するとともに、当該ゲート信号に対する応答信号の受信待機終了時刻を前記共用レジスタに入力し、長くとも前記受信待機終了時刻まで前記応答信号が受信されるのを待つ、ことを特徴とする。
本発明によれば、受信待機終了時刻格納用のレジスタとして共用レジスタを使用するので、局側装置を実装する際のハードウエア量を削減することが可能になり、結果として局側装置のコストを削減することが可能となる。すなわち、共用レジスタ構成を採用することによるレジスタ削減量は、最大論理リンク数をnとした場合、32×(n−1)ビットであり、追加したキューによるレジスタ増加量は、n×log2nビットである。nが大きくなると発明した構成のほうが不利になるが、現実的な分岐数で考えると、たとえば、最大論理リンク数が32の場合は削減量992ビットに対し増加量160ビットとなり、合計で832ビットの削減、最大論理リンク数が128の場合は削減量4064ビットに対し増加量896ビットとなり、合計で3168ビットの削減となり、大きな効果がある。
本発明では、使用頻度が低く、複数の論理リンクに対して同時に使用可能である必要がない受信待機終了時刻格納用レジスタ(grantEndTimeレジスタ)を各々の論理リンクインスタンスから削除し、共用レジスタとして用意するとともに、その共用レジスタを複数の論理リンクから同時に使用することがないように、帯域割当開始要求を待ち合わせるためのキューを用意する。そして、レジスタ削減を行いながら、図2に示すシーケンスのように、REGISTER_ACKメッセージの受信後に、次のNormal GATEメッセージを送信するシーケンスとなるような対策を施す。
なお、図2と前記した図7のシーケンスはいずれも標準準拠であるが、複数の論理リンクを確立するためにかかる時間については、図2のシーケンスのほうが長くなる。しかし、リンク確立にかかる時間が1ms程度と最悪の場合を想定しても、100本のリンク確立にかかる時間は100ms程度であり、実用上の問題はない。リンク確立処理の効率が多少落ちることに対して、ハードウエア量を削減する効果は甚大である。
<実施例>
図1は本発明の実施例のOLTの制御フレーム処理部16の構成を示すブロック図である。図6で説明したものと同じものには同じ符号を付した。本実施例の制御フレーム処理部16では、論理リンク制御部164として、それぞれgrantEndTimeレジスタを削除した論理リンクインスタンス1641〜164nを使用し、grantEndTimeを格納するために共用レジスタ165を別途設ける。また、帯域割当開始要求を待ち合わせるための登録削除制御部166を新たに設けた。登録削除制御部166は、論理リンクインスタンスの番号を格納するキューを備える。キューの深さは、ONUの数、つまり論理リンクインスタンス1641〜164nの数と同じn段であり、ビット幅はlog2nである。
図6に示す構成の制御フレーム処理部16を使用した場合の図2に示すシーケンスを実現する動作概要を以下に説明する。
(11)制御フレーム判別部161は、ONUから受信したメッセージを判別し、REGISTER_REQメッセージであれば、後述する論理リンク割当部163に対し、論理リンクインスタンスの割当を要求する。なお、受信したメッセージがREGISTER_ACKメッセージもしくはREPORTメッセージであった場合は、該当する論理リンクインスタンスに対してメッセージ受信を通知する。
(12)論理リンク割当部163は、制御フレーム判別部161からの要求に従い、空いている論理リンクインスタンス(別のONUに割り当てられていない論理リンクインスタンス)を1つ選択し、選択した論理リンクインスタンスに対して発見処理(Discoveryプロセス)の開始を指示する。
(13)論理リンク割当部163より発見処理の開始が指示された論理リンクインスタンスは、制御フレーム送出部162に対してREGISTERメッセージの送信要求を行うとともに、登録削除制御部166に対して帯域割当開始要求を行う。つまり、従来では、当該論理リンクインスタンスは、帯域割当開始要求を、帯域割当処理部17に対して行っていたが、本実施例では、登録削除制御部166に対して行う。
(14)制御フレーム送出部162は、REGISTERメッセージを送出する。
(15)登録削除制御部166は、帯域割当開始要求を受けると、当該論理リンクインスタンスの番号情報をキューに格納する。登録削除制御部166は、REGISTER_ACKメッセージの受信待ちの論理リンクインスタンスがなければ、キューの先頭の番号の論理リンクインスタンスの帯域割当開始要求を帯域割当処理部17に対して行う。帯域割当処理部17は、帯域割当開始要求を受けると、当該論理リンクインスタンスへの帯域割当を行い、その論理リンクインスタンスに対し帯域割当を通知する。
(16)帯域割当が通知された論理リンクインスタンスは、登録削除制御部166に対しREGISTER_ACKメッセージ受信待ち状態であることを通知するとともに、制御フレーム送出部162に対し、論理リンクを確立するONU宛てにNormal GATEメッセージを送信するよう要求するとともに、当該Normal GATEメッセージヘの応答(REGISTER_ACK)のタイムアウト判定処理を行う。このタイムアウト判定処理では、帯域割当の情報から算出されるREGISTER_ACKメッセージの待機終了時刻、つまりgrantEndTimeを共用レジスタ165に保持した後、タイマを用いて、grantEndTimeまでREGISTER_ACKメッセージの到達を待つ。
(17)制御フレーム送出部162は、Normal GATEメッセージを送出する。
(18)当該論理リンクインスタンスは、ONUからのREGISTER_ACKメッセージが受信されるのを待つ。grantEndTimeまでに制御フレーム判別部161よりREGISTER_ACKメッセージ受信通知があった場合には、登録削除制御部166に対してREGISTER_ACKメッセージ受信待ち状態削除を通知するとともに、先のREGISTER_ACKメッセージの内容を検証し、正当なメッセージであれば登録成功、不当なメッセージであれば登録失敗として発見処理を終了する。grantEndTimeまでにREGISTER_ACKメッセージの受信通知がなかった場合には、登録削除制御部166に対してREGISTER_ACK受信待ち状態削除を通知するとともに、登録失敗として発見処理を終了する。
以上の(11)、(12)、(14)、(17)の処理内容は、背景技術で説明した(1)、(2)、(4)、(7)の処理内容と同じである。
本発明の実施例のOLTの制御フレーム処理部の構成を示すブロック図である。 本実施例による複数のONUの発見処理のシーケンスの説明図である。 従来のPONの構成図である。 従来のOLTの構成を示すブロック図である。 従来の1個のONU発見処理のシーケンスの説明図である。 従来のOLTの制御フレーム処理部の構成を示すブロック図である。 従来の複数のONUの発見処理のシーケンスの説明図である。
符号の説明
1:OLT、2:ONU、3:光ファイバ、4:スプリッタ
11:第1の送受信回路、12:第2の送受信回路、13:フレーム分離部、14:フレーム多重部、15:フレーム転送処理部、16,16A:制御フレーム処理部、17:帯域割当処理部
161:制御フレーム判別部、162:制御フレーム送出部、163:論理リンク割当部、164,164A:論理リンク制御部、1641〜164n,164A1〜164An:論理リンクインスタンス、165:共用レジスタ、166:登録削除制御部

Claims (1)

  1. 光伝送路を介して複数の加入者側装置と通信可能な局側装置において、
    前記加入者側装置との間で制御信号を送受信して前記加入者側装置に対して固有の識別子を提供することにより複数の前記加入者側装置との間で個別に論理リンクを形成可能な制御フレーム処理部と、データ転送の帯域を割り当てる帯域割当処理部とを少なくとも備え、
    前記制御フレーム処理部は、前記加入者側装置と個々に論理リンクを形成可能な論理リンクインスタンスを複数有する論理リンク制御部と、前記複数の論理リンクインスタンスに共通に利用される共用レジスタと、前記共用レジスタの利用順序を調停する登録削除制御部とを少なくとも備え、且つ、前記複数の論理リンクインスタンスの内の1つが、前記複数の加入者側装置の1つからの前記識別子の割当要求信号が受信されたことを通知されると、前記登録削除制御部に対して帯域割当を要求し、
    前記登録削除制御部は、当該論理リンクインスタンスの番号情報を自身のキューに格納し、該キューの先頭の番号の論理リンクインスタンスの帯域割当を前記帯域割当処理部に要求し、
    前記論理リンクインスタンスは、前記帯域割当処理部から帯域が割り当てられたことを通知されると、前記識別子の割当要求信号を送信した前記加入者側装置に対して、前記帯域割当処理部にて割り当てられた帯域の情報を含むゲート信号を送信するとともに、当該ゲート信号に対する応答信号の受信待機終了時刻を前記共用レジスタに入力し、長くとも前記受信待機終了時刻まで前記応答信号が受信されるのを待つ、
    ことを特徴とする局側装置。
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