JP4458430B2 - 遅延時間生成方法および光回線終端装置 - Google Patents

遅延時間生成方法および光回線終端装置 Download PDF

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Description

本発明は、1つの光伝送路終端装置と少なくとも1つの論理リンク終端部を有する少なくとも1つの光回線終端装置とを備える受動光回線網において、光回線終端装置が光伝送路終端装置に登録要求信号を送信する際、他の光回線終端装置からの登録要求信号との衝突を避けるための待ち時間を生成する遅延時間生成方法およびそれを使用した光回線終端装置に関するものである。
なお、本明細書で使用する用語の詳細は下記の通りである。
GE−PON(Gigabit Ethernet Passive Optical Network):ギガビットイーサネット(登録商法)受動光回線網
ONU(Optical Network Unit):受動光回線網における加入者側装置(光回線終端装置)
OLT(Optical Line Terminal):受動光回線網における局側装置(光伝送路終端装置)
MAC(Media Access Control):OSI参照モデルにおけるデータリンク層の下位層に位置し、送信するデータをどのような方法でLANケーブル(通信媒体)上に送出するのかなどの媒体アクセス制御を行う。
DA(Destination Address):イーサネット(登録商法)における48bit長の宛先MACアドレス。
SA(Source Address):イーサネット(登録商法)における48bitの送信元MACアドレス。
MPCPDU(Multi-Point Control Protocol Data Unit):受動光回線網において、共有媒体上にOLTとONU間の論理リンクを確立するために必要な情報を運ぶプロトコルデータユニットであり、MACフレームをベースとしている。
GMII(Gigabit Media Independent Interface):伝送媒体に依存しないギガビットイーサネット(登録商法)用の共通物理インターフェースであり、伝送路符号化などを行う物理層とMACフレーム生成・終端処理を行うMAC副層とのインターフェース。
RS(Reconciliation Sub-layer):MAC副層と物理層との送受信データ/制御データを変換し、それらの違いを吸収する副層。
P2PE(Point-to-point Emulation):P2P類似
LLID(Logical Link IDentifier):OLTに登録されるONUブロックの識別子
一般に、GE−PONは、図5に示すように、1台以上のONU10と1台のOLT20とで構成される。30はスプリッタ、40は通信媒体としての光ファイバである。ONU10とOTL20との間の通信は、光ファイバ40を物理的に共有して行われるが、P2PEにより論理的には1対1で行われる。P2PEは、15ビット長のLLIDなる識別子を各ONU10に割り当てることによって、論理的な1対1通信を実現する。
OLT20からONU10方向(以下、下り方向と呼ぶ)のパケットは、いずれもLLIDを含み、各ONU10は前記LLIDが自己宛か否かでそのパケットの受信・廃棄を決定する。また、ONU10からOLT20方向(以下、上り方向と呼ぶ)のパケットも、同様にLLIDを含み、OLT20は前記LLIDによって送信元のONU10を特定する。
また、上り方向のパケットは、光ファイバ40をONU10間で共有しているので、パケットが衝突しないように、時分割多重される必要がある。OLT20は、各ONU10毎に上り方向の送信許可時間(Grant時間)に関する情報を含むゲートパケットを定期的に送信し、ONU10はGrant期間にのみパケットを送信することで、上り方向のパケットの衝突を回避している。各ONU10は、Grant期間を判断するために、OLT20と時刻同期処理を行う。時刻同期処理は、OLT20の送信パケットにタイムスタンプ値があれば、それを各ONU10のローカルタイマにロードすることにより行う(例えば、非特許文献1参照)。
ここで、OLTがONUへLLIDを自動的に割り当てるための発見処理における待ち時間を生成する遅延時間生成方法について記述する。発見処理、遅延時間生成処理の順で説明する。OLTおよびONUは、データ通信に先立って、発見処理を行う。図6に発見処理のシーケンスを示す(例えば、非特許文献2参照)
図6中、GATE(DA=MAC Control,SA=OLT MAC Address)は論理リンク終端部を発見するための制御パケット(ゲートパケット)であり、OLTが全ONUに対して送信する。その記述は、GATE MPCPDUのDAがMACコントロール マルチキャストアドレス(01-80-C2-00-00-01:固定値)であり、SAがOLTのMACアドレスであることを示す。このゲートパケットが、broadcast LLID(値:7FFF)を含むときは、LLIDの登録のいかんにかかわらず、全てのONUで受信される。
前記ゲートパケットを、以下、発見ゲートパケット(論理リンク終端部発見信号)と呼び、本明細書内ではGATE MPCPDU(discovery)と略記する。なお、LLIDが割り当てられていないONU(以下、未登録ONUと呼ぶ)は、broadcast LLIDを利用してOLTと通信する。未登録ONUが発見ゲートパケットGATE MPCPDU(discovery)を受信した場合は、当該発見ゲートパケットGATE MPCPDU(discovery)で指示されるGrant期間(Initial Window)中に、登録要求のために、LLIDの割当要求信号である登録要求パケットREG_REQ(DA=MAC Contorol,SA=ONU MAC Address)を送信する。登録要求パケットREG_REQ MPCPDUは、ONUのMACアドレスやその他登録のための必要な情報を含む。
OLTが登録要求パケットREG_REQ MPCPDUを受信すると、SAフィールドからONUのMACアドレスを抽出し、登録パケットREGISTER MPCPDUを当該ONU宛に送信する。登録パケットREGISTER MPCPDUは、OLTが割り当てようとするLLIDを含むので、以後は、当該LLIDを識別子として、当該ONUとOLTとの間で通信が行われる。
ここで注目すべきは、前記発見ゲートパケットGATE MPCPDU(discovery)に含まれる前記Grant期間はすべての未登録ONUが利用することである。すなわち、複数のONUから登録要求パケットREG_REQ MPCPDUが同時にOLTに対して送信され、衝突する可能性がある。この問題に対処するため、各未登録ONUは、前記Grant期間の開始時点からGrant期間を超えない範囲でランダム遅延(Random delay)時間(待ち時間)だけ待った後に、登録要求パケットREG_REQ MPCPDUを送信する。ランダム遅延時間は、各ONUが独立して乱数を生成して計算するため、登録要求パケットREG_REQ MPCPDUの送信時刻が重なる可能性はあるが、衝突の可能性は低減される。登録要求パケットREG_REQ MPCPDUが衝突した場合は、それを送信したONUの発見処理は進まず、前記ONUは次回の発見ゲートパケットGATE MPCPDU(discovery)の受信を待つことになる。したがって、遅延時間の生成方法は、発見処理の性能に深く関わる。
図7を用いて、従来のONUにおける遅延時間生成方法の処理手順を簡単に説明する(非特許文献2、pp455-462)。ここでは、特に、発見ゲートパケットGATE MPCPDU(discovery)受信の際の手順を説明する。初期状態が発見ゲートパケットGATE MPCPDU(discovery)の待ち(ステップS31)であるとする。
ONUが発見ゲートパケットGATE MPCPDU(discovery)を受信すると、当該ONUが未登録状態の場合(ステップS32−N)は、Grant登録&Grant開始時刻待ち状態となる(ステップS33)。登録状態の場合(ステップS32−Y)は、発見ゲートパケットGATE MPCPDU(discovery)の待ち(ステップS31)に戻る。Grant登録処理は、発見ゲートパケットGATE MPCPDU(discovery)に含まれるGrant情報を抽出・検査し、適切なGrant情報である場合は、そのGrant情報をGrantリストに登録して、Grant期間の開始時刻を待つ。そうでなければ、廃棄する。Grant情報は、Grant開始時刻およびGrantの長さを含む。Grant期間は、Grantの開始時刻およびGrantの長さで決定される。Grant期間が開始すると、乱数生成処理状態(ステップS34)となる。乱数生成状態では、内部乱数値を更新し、ランダム遅延時間を計算する。次にランダム遅延時間経過待ち状態(ステップS35)となると、ランダム遅延時間が経過するまで待つ。経過すると、Grant処理状態と(ステップS36)なり、登録要求パケットREG_REQ MPCPDUを送信する。登録状態では、GATE MPCPDU(discovery)のGrant情報は廃棄されるので、乱数生成処理は起こらない。
すなわち、ONUでの遅延時間生成方法は、未登録状態において、前記Grant期間の開始をトリガとして乱数生成アルゴリズムに基づいて、内部乱数値を更新するとともに、内部乱数値を基にランダム遅延時間を計算する。ランダム遅延時間は、最大遅延時間以下の非負整数であり、最大遅延時間は、下記の式で与えられる。各種オーバヘッドは、すべてのONUで共通の値で運用される。
(最大遅延時間)=(GATE MPCPDU(discovery)のGrantの長さ)−(1つのREG_REQ MPCPDU送信に必要な時間)−(各種オーバーヘッド)
たとえば、ランダム遅延時間は、次の式で得られる。
(ランダム遅延時間)=(最大遅延時間)×(内部乱数値)/(内部乱数値のとりう る最大値)
乱数生成アルゴリズムは、シード値(乱数生成初期値)により定まる擬似乱数系列を利用するのが代表的である。たとえば、M系列(Maximum Length Code)を利用する方法、乗算合同法を利用する方法などが挙げられる。生成される擬似乱数はシード値と生成回数(トリガの回数)により一意に決まる。トリガが共通の場合、シード値が異なれば、生成される擬似乱数系列は異なる。また、最大遅延時間は、16bitの非負整数値であるので、乱数生成アルゴリズムは少なくとも16bitの内部乱数値を一様に取れるように決定される。
図8は、1つのONU内に複数の論理終端部(ONUブロック)が含まれることがある場合の従来のGE−PONの構成例である。ONU10−1、10−3はそれぞれ2個のONUブロック#1,#2を備える。ONU10−2,10−4はそれぞれ1個のONUブロックを備える(不図示)。本明細書において、ONUブロックは、OLTと1対1の論理リンクを確立可能な論理リンク終端部であって、P2PEを実現するために必要な機能を実現し、前記発見処理やMACフレームの生成・終端・転送の処理を行う。前記論理リンク終端部の発見処理には、前述したMPCPDUの生成・終端や、乱数の生成などの処理が含まれる。GE−PONにおいては、1台のONUで複数の論理リンクを確立できるので、多用なサービスを実現することが可能となる。このように、光回線終端装置(ONU)は1以上(少なくとも1個)の論理リンク終端部(ONUブロック)を備える。
落合、立田、藤本、田中、吉原、太田、三鬼 著、「Gigabit Ethrnet-PON(GE-PON)システムの開発」、NTT技術ジャーナル、Vol.17、No.3、pp.75-80、2005 IEEE Std 802.3ah-2004(Amendment to IEEE Std 802.3-2002)
しかしながら、前述の如く、従来の遅延時間生成方法では、ONUが未登録状態で、発見ゲートパケットGATE MPCPDU(discovery)を受信した場合に、内部乱数値を更新するので、ONU間でシード値が異なっても、未登録状態での発見ゲートパケットGATE MPCPDU(discovery)の受信回数が前記ONU間で異なる可能性があり、前記ONUの内部乱数値が一致することがある。内部乱数値が一致した状態で未登録状態となり、前記ONUが一斉に再び登録処理を行う場合は、内部乱数値が一致しているためランダム遅延時間が一致する。
同一のアルゴリズムで、同一のトリガを利用しているので、発見ゲートパケットGATE MPCPDU(discovery)を何度受信しても、ランダム遅延時間が一致致し続けて登録要求パケットREG_REQ MPCPDUが衝突し、水久に登録処理を終了することができない問題がある。
この問題は、図8で説明したように、1つのONU内に複数のONUブロックが含まれる場合に、顕著となる。なぜなら、当該ONUブロック間にはOLTからの距離差がないので、発見ゲートパケットGATE MPCPDU(discovery)の受信による時刻同期処理で各ONUブロックが保持するローカルタイマ値が一致するため、登録要求パケットREG_REQ MPCPDUの送信タイミングは完全に一致する。また、同一のONU内にないONUブロック間であっても、OLTからの距離差が短い場合には同様となる。
本発明は斯かる実情に鑑みたもので、その目的は、論理リンク終端部が光伝送路終端装置に登録要求信号を送信する際、論理リンク終端部間の待ち時間が同一となり続けることがなく、LLIDの割当処理が永久に進まない事態を防ぐことができるように、当該待ち時間を生成する遅延時間生成方法およびそれを使用した光回線終端装置に関するものである。
上記目的を達成するために、請求項1にかかる発明の遅延時間生成方法は、1つの光伝送路終端装置と、該光伝送路終端装置と論理リンクを確立可能な少なくとも1つの論理リンク終端部を有する少なくとも1つの光回線終端装置とを備える受動光回線網に適用され、前記論理リンク終端部が前記光伝送路終端装置から送信された論理リンク終端部発見信号を受信した後、前記論理リンク終端部が前記光伝送路終端装置宛てに登録要求信号を送信するまでに待機する待ち時間を生成する遅延時間生成方法であって、前記論理リンク終端部発見信号の受信をトリガとして、予め設定された任意で固定の乱数生成初期値と前記論理リンク終端部発見信号の受信回数とで定まる内部乱数値を生成し、該内部乱数値を基に前記待ち時間を生成することを特徴とする。
請求項2にかかる発明は、前記請求項1に記載の遅延時間生成方法において、前記論理リンク終端部発見信号の受信をトリガとして、予め設定された任意で固定の乱数生成初期値と前記論理リンク終端部発見信号の受信回数とで定まる内部乱数値を生成し、該内部乱数値を基に前記待ち時間を生成する待ち時間生成ステップと、前記論理リンク終端部発見信号の受信をトリガとして、前記光伝送路終端装置に当該論理リンク終端部が登録されているか否かを判断する登録判断ステップと、前記登録判断ステップにて、前記光伝送路終端装置に当該論理リンク終端部が登録されていないと判断された場合、前記論理リンク終端部発見信号を解釈して、前記光伝送路終端装置から指示された時間だけ待機する第1の待機ステップと、該第1の待機ステップで待機した時間が経過することにより、前記待ち時間生成ステップにより生成された前記待ち時間だけ待機する第2の待機ステップと、該第2の待機ステップで待機した前記待ち時間が経過することにより、前記登録要求信号を送信する登録要求信号送信ステップと、を備えることを特徴とする。
請求項3にかかる発明は、前記請求項2に記載の遅延時間生成方法において、前記遅延時間生成方法の初期状態において、前記論理リンク終端部発見信号の受信回数を数えるカウンタを零に初期化する初期化ステップと、前記登録要求信号送信ステップの後、前記遅延時間生成方法を終了し前記初期化ステップに戻すためのしきい値と前記カウンタの値とを比較する試行回数比較ステップと、をさらに備え、前記待ち時間生成ステップは、前記論理リンク終端部発見信号の受信毎に前記カウンタの値を1だけ増やす手順をさらに備え、前記試行回数比較ステップにて前記カウンタの値が前記しきい値に比して大きい場合、前記内部乱数値前記乱数生成初期値として再設定して前期初期化ステップへ移行し、それ以外の場合、前記待ち時間生成ステップへ移行する、ことを特徴とする。
請求項4にかかる発明の光回線終端装置は、受動光回線網の光伝送路終端装置と論理リンクを確立可能な少なくとも1つの論理リンク終端部を有する光回線終端装置において、前記論理リンク終端部は、前記光伝送路終端装置から送信された論理リンク終端部発見信号を受信した後、前記光伝送路終端装置宛てに登録要求信号を送信するまでに待機する任意の待ち時間を生成する遅延時間生成部を含み、前記遅延時間生成部は、前記光伝送路終端装置に該論理リンク終端部が登録されているか否かに拘わらず、前記論理リンク終端部が前記論理リンク終端部発見信号を受信した際に生成するトリガ信号を入力として、予め設定された任意で固定の乱数生成初期値と前記論理リンク終端部発見信号の受信回数で定まる内部乱数値を生成し、該内部乱数値に基づき前記待ち時間を生成すること、を特徴とする。
請求項5にかかる発明は、前記請求項4記載の光回線終端装置において、前記論理リンク終端部は、前記光伝送路終端装置に該論理リンク終端部が登録されていないときに連続的に受信した前記論理リンク終端部発見信号の受信回数を数えるカウンタをさらに備え、前記登録要求信号を送信した後、しきい値と前記カウンタの値とを比較する試行回数比較手段とをさらに備え、前記試行回数比較手段によって前記カウンタの値がしきい値に比して大きい場合、前記内部乱数値前記乱数生成初期値として再設定する手段をさらに備える、ことを特徴とする。
請求項1,2,4にかかる発明によれば、論理リンク終端部が任意の乱数生成初期値と論理リンク終端部発見信号の受信回数とで内部乱数値を生成するので、その内部乱数値が各論理リンク終端部で互いに異なることが保証され、その内部乱数値を基に生成される待ち時間(ランダム遅延時間)が各論理リンク終端部で同一となり続けることがなく、LLIDの割当処理が永久に進まない事態を防ぐことができるという優れた効果がある。
また、請求項3,5にかかる発明によれば、内部乱数値の一致するときがあった場合でも、登録処理の試行回数がしきい値を超えたときに、内部乱数値が乱数生成初期値に設定されるので、各論理リンク終端部でその乱数生成初期値を異なる値に設定することによって、以後の内部乱数値が異なることが保証されるので、同様の優れた効果がある。
以下、本発明の実施例について説明する。本実施例の特徴とするところは、ランダム遅延時間(待ち時間)を生成する遅延時間生成方法が、LLIDの登録の有無によらず、シード値(乱数生成初期値)とトリガ回数により一意に定まる擬似乱数による生成方法であって、前記トリガ回数は、発見ゲートパケットGATE MPCPDU(discovery)の受信回数のみで決定されることを特徴とする。すなわち、LLIDの登録状態/未登録状態にかかわらず、発見ゲートパケットGATE MPCPDU(discovery)の受信ごとに、内部乱数値を更新し、その更新された内部乱数値を基にランダム遅延時間を生成する。
したがって、同一光回線終端装置(ONU)に収容された複数の論理リンク終端部(ONUブロック)間の、内部乱数値を更新するためのトリガが同一となるので、シード値を異なる設定値にすれば内部乱数値が異なり、ランダム遅延時間が同一となり続けることがない。ゆえに、登録要求パケットREG_REQ MPCPDUが衝突しつづけて、LLIDの登録処理が永久に進まない事態を防ぐことが可能となる。
<第1の実施例>
本発明の第1の実施例は、1つの光回線終端装置(ONU)が複数の論理リンク終端部(ONUブロック)を収容する場合における、遅延時間生成方法および光回線終端装置についてである。
図1は、第1の実施例における遅延時間生成方法の処理手順を示すフローチャートである。初期状態が発見ゲートパケットGATE MPCPDU(discovery)の待ち状態(ステップS11)であるとする。発見ゲートパケットGATE MPCPDU(discovery)を受信すると、乱数生成処理状態(ステップS12)となる。乱数生成処理状態では、内部乱数値を更新し、ランダム遅延時間を計算する。
次に、未登録状態の場合(ステップS13−N)は、Grant登録&Grant開始時刻待ち状態(ステップS14)となる。登録状態の場合(ステップS13−Y)は、Grant情報を廃棄し、発見ゲートパケットGATE MPCPDU(discovery)の待ち状態(ステップS11)に戻る。
Grant登録&Grant開始時刻待ち状態(ステップS14)では、発見ゲートパケットGATE MPCPDU(discovery)に含まれるGrant情報を抽出・検査し、適切なGrant情報である場合は、そのGrant情報をGrantリストに登録して、Grant期間の開始時刻を待つ。そうでなければ廃棄する。
Grant期間が開始すると、ランダム遅延時間経過待ち状態(ステップS15)となり、ランダム遅延時間が経過するまで待つ。経過すると、Grant処理状態(ステップS16)となり、登録要求パケットREG_REQ MPCPDUを送信する。
本処理手順では、LLIDの登録の有無のいかんにかかわらず、発見ゲートパケットGATE MPCPDU(discovery)の受信のたびに、内部乱数値は更新される。したがって、同一光終端処理装置(ONU)に収容された複数のONUブロック間の、内部乱数値を更新するためのトリガが同一となるので、各ONUブロックのシード値(乱数生成初期値)を異なる設定値にしておけば、更新される内部乱数値が異なり、ランダム遅延期間が同一となり続けることがない。
なお、特許請求の範囲の記載との関係では、ステップS12は待ち時間生成ステップに、ステップS13は登録判断ステップに、ステップS14は第1の待機ステップに、ステップS15は第2の待機ステップに、ステップS16は登録要求信号送信ステップに、それぞれ対応する。
本発明の第1の実施例における光回線終装置の構成の一例を図2に示して、各機能ブロックの動作を説明する。論理リンク終端部である各ONUブロック#1,#2は、独立に論理リンクをOLTと確立可能であり、同一の構成である。
光送受信部11は、光ファイバ40から到来する受信光信号D15を受信電気信号に変換し、シリアル・パラレル変換部12に出力し、また送信電気信号を送信光信号D16に変換し光ファイバ40に出力する。シリアル・パラレル変換部12は、受信ストリームデータをGMII(Gigabit Media Independent Interface)に適合するよう受信GMIIストリームデータD13に変換し、送信GMIIストリームデータD14を送信ストリームデータに変換する。GMIIは、伝送媒体に依存しないギガビットイーサネット(登録商法)(登録商標)標準の共通物理インターフェースあり、伝送符号化などを行う物理層とMACフレーム生成・終端処理を行うMAC副層とのインターフェースである。たとえば、文献(ポイント図解式、ギガビットイーサネット(登録商法)教科書、マルチメディア通信研究会編、pp147-148、1995年)に記載されている。
RS(Reconciliation Sublayer)部13は、受信GMIIストリームデータD13からMACフレームを抽出し、受信フレームデータD11としてMACフレーム生成・終端部14に出力する。また、送信フレームデータ(MACフレーム)D12を送信GMIIストリームデータD14に変換してシリアル・パラレル変換部12に出力する。なお、ONUブロック#1,#2からの送信フレームデータD12が競合した場合は、不正なデータを送信するのを防ぐために、送信GMIIストリームデータD14にエラー信号またはアイドル信号を出力する。
MACフレーム生成・終端部14は、受信フレームデータD11を受けて受信データD9を出力する。受信データD9には、宛先アドレス、送信元アドレス、タイプが少なくとも含まれる。また、MACフレーム生成・終端部14は、送信データD10からMACフレームを構成し、送信フレームデータD12として出力する。送信データD10も、宛先アドレス、送信元アドレス、タイプなどを含む。
MPCP制御分離部15は、受信データD9のタイプを参照し、値が8808(16進表示)ならば、受信MPCPDUデータD3として出力し、そうでなければ転送/処理のために受信ユーザデータD1として上位層に渡す。また、MPCP制御分離部15は、発見ゲートパケットGATE MPCPDU(discovery)を受信すると、内部乱数更新信号D2を乱数生成部16に出力する。
Grant処理/登録処理部17は、受信MPCPDUデータD3を受信し、Grant処理および登録処理を行う。Grant処理とは、GATE MPCPDUに含まれるGrant情報を抽出し、Grant期間に応じた送信許可信号D6を生成することである。また、登録処理とは、登録状態を管理するとともに、発見処理に必要な送信MPCPDUデータD7を生成し、送信許可信号D6とともに出力することをいう。
MPCP制御多重部18は、上位層から受信する送信ユーザデータD8およびGrant処理/登録処理部17から送信MPCPDUデータD7を受信し、送信許可信号D6で指示されたタイミングでMACフレーム生成・終端部14に送信データD10を出力する。
乱数生成部16は、内部乱数更新信号D2を受信すると、内部乱数値を更新する。また、同時にGrant情報D5をGrant処理/登録処理部17から受信し、内部乱数値を基にランダム遅延時間を計算し、ランダム遅延時間値D4をGrant処理/登録処理部17に出力する。この乱数生成部16は、特許請求の範囲に記載の遅延時間生成部に対応する。
本発明に特に係わる場合に限定して処理を説明する。これは、乱数生成部16が動作する発見ゲートパケットGATE MPCPDU(discovery)を受信した場合が該当する。LLIDの未登録状態において、発見ゲートパケットGATE MPCPDU(discovery)を受信した場合は、次の動作となる。
(1).MPCP制御分離部15は、乱数生成部16に対し、内部乱数更新信号D2を出すとともに、受信MPCPDUデータD3をGrant処理/登録処理部17に出力する。発見ゲートパケットGATE MPCPDU(discovery)なので、前記受信MPCPDUデータD3は、Grant情報D5を含む。
(2).Grant処理/登録処理部17は、Grant情報D5を乱数生成部16に出力する。
(3).乱数生成部16は、内部乱数更新信号D2により、内部乱数値を更新する。
(4).乱数生成部16は、内部乱数更新信号D2に基づいて、Grant処理/登録処理部17からGrant情報D5を受信し、ランダム遅延時間を計算して、Grant処理/登録処理部17に、ランダム遅延時間値D4を出力する。ランダム遅延時間の計算は、段落0013に記載の式を用いればよい。
(5).Grant処理/登録処理部17は、ランダム遅延時間値D4とGrant情報D5を基に、送信許可時間を計算し、送信許可信号D6を生成するとともに、登録要求パケットREG_REQ MPCPDUの生成に必要なデータを送信MPCPDUデータD7として出力する。
また、LLIDが登録済みのときは、発見ゲートパケットGATE MPCPDU(discovery)を受信すると、前記(1)〜(4)の動作と次の(5’)の動作を行う。
(5’).Grant処理/登録処理部17は、前記Grant情報D5を廃棄する。(発見処理専用のため)
以上が、本実施例における光回線終端装置(ONU)の構成例である。前述のごとく、本発明の特徴とするところは、乱数生成部16の内部乱数値の更新に関して、そのトリガとなるのが、発見ゲートパケットGATE MPCPDU(discovery)の受信イベントにのみ基づくことである。発見ゲートパケットGATE MPCPDU(discovery)は、一般にLLIDの登録の有無にかかわらず全てのONUブロック#1,#2で受信されるので、トリガはLLIDの登録の有無に関係がなくなる。ゆえに、光回線終端装置(ONU)内のONUブロック#1,#2にシード値として異なる値を設定しておけば、生成される内部乱数値が異なるので、ONUブロック#1,#2でランダム遅延時間が同一となり続けることはない。
なお、図2では、ONUブロックが2つの場合(#1,#2)を示したが、1又は3つ以上であってもよい。また、図2では、各ONUブロック#1,#2で共通のRS部13およびシリアル・パラレル変換部12を具備するが、ONUブロック#1,#2毎にRS部13およびシリアル・パラレル変換部12を1つずつ対応させた構成でもよい。また、登録済みにおける処理で、前記(1)〜(4)の動作と(5’)の動作を行うと述べたが、前記(1)、(3)、(5')の動作を行うだけでもよい。
<第2の実施例>
第2の実施例は、同一光回線終端装置(ONU)内に1以上のONUブロックを含む場合の、遅延時間生成方法および光回線終端装置についてのものである。第2の実施例では、光伝送路終端装置(OLT)からの距離差が短い光回線終端装置(ONU)のONUブロック#1,#2間で、内部乱数値が一致した場合にも、シード値の再設定により異なる値にして、光伝送路終端装置(OLT)に対する登録要求パケットREG_REQ MPCPDUが衝突することを防ぐことができる。
図3は、本発明の第2の実施例における乱数生成方法の処理手順を示すフローチャートである。第1の実施例(図1)との差分は、登録処理の試行回数をカウントする処理と、前記登録処理の試行回数がしきい値を超えた場合は、内部乱数値をシード値に設定する処理とを含む点である。ここで試行回数は、未登録状態における連続発見ゲートの受信イベント数と同一である。
図3のフローチャートを詳しく説明する。初期状態が試行回数初期化処理状態(ステップS21)であるとする。試行回数初期化処理状態では、試行回数カウンタを0とし、発見ゲートパケットGATE MPCPDU(discovery)の待ち状態(ステップS22)に遷移する。ステップS22では、発見ゲートパケットGATE MPCPDU(discovery)を受信すると乱数生成処理状態(ステップS23)に遷移する。乱数生成処理状態では、内部乱数値を更新し、ランダム遅延時間を計算し、さらに、試行回数カウンタを+1増加(インクリメント)させる。
次に、未登録状態の場合(ステップS24−N)は、Grant登録&Grant開始時刻待ち状態(ステップS25)に遷移する。登録状態の場合(ステップS24−Y)は、Grant情報を廃棄し、試行回数初期化処理状態(ステップS21)に戻る。
Grant登録処理&Grant開始時刻待ち状態(ステップS25)では、発見ゲートパケットGATE MPCPDU(discovery)に含まれるGrant情報を抽出・検査し、適切なGrant情報である場合は、そのGrant情報をGrantリストに登録して、Grant期間の開始時刻を待つ。そうでなければ廃棄する。
Grant期間が開始すると、ランダム遅延時間経過待ち状態(ステップS26)となり、ランダム遅延時間が経過するまで待つ。経過すると、Grant処理状態(ステップS27)となり、登録要求パケットREG_REQ MPCPDUを送信する。登録要求パケットREG_REQ MPCPDUを送信した後、試行回数カウンタ値がしきい値以下の場合(ステップS28−N)は、発見ゲートパケットGATE MPCPDU(discovery)の待ち状態(ステップS22)に戻る。そうでない場合(ステップS28−Y)は、シード値設定処理状態(ステップS29)に遷移する。シード値設定処理状態では、シード値を内部乱数値に設定し、試行回数初期化処理状態(ステップS21)に戻る。ここで設定するシード値は、ONUブロック#1,#2間で互いに異なる値であれば、電源投入後1回目に設定したシード値と同一でなくてもよい。
なお、特許請求の範囲の記載との関係では、ステップS21は初期化ステップに、ステップS23は待ち時間生成ステップに、ステップS24は登録判断ステップに、ステップS25は第1の待機ステップに、ステップS26は第2の待機ステップに、ステップS27は登録要求信号送信ステップに、ステップ28は試行回数比較ステップに、それぞれ対応する。
本処理手順では、第1の実施例と同様に、LLIDの登録の有無に拘わらず、発見ゲートパケットGATE MPCPDU(discovery)の受信ごとに、内部乱数値が更新されるが、さらに、登録処理の試行回数がしきい値を超えた場合は、内部乱数値がシード値に設定される。
したがって、OLTからの距離差が短い光回線終端装置(ONU)内のONUロブロック#1,#2間で、内部乱数値が一致しても、シード値の再設定によって、前記ONUブロック#1,#2間での内部乱数値が異なる状態となり、かつ内部乱数値を更新するためのトリガが同一となるので、ランダム遅延期間が同一となり続けることがない。
図4に、本発明の第2の実施例における光回線終端装置(ONU)の構成の一例を示す。第1の実施例(図2)との差分は、乱数生成部16にシード値設定信号D17が入力される点である。シード値設定信号D17は、前記図3のフローチャートに従って、試行回数カウンタ値がしきい値を超えた場合に、乱数生成部16に入力される。乱数生成部16は、シード値設定信号D17を受信すると、シード値を内部乱数値に設定する。試行回数カウンタは内部に設けても、またソフトウエアで実現してもよい。シード値設定信号D17の生成は、Grant処理/登録処理部17で行ってもよいし、ソフトウェア処理で行ってもよい。
なお、図4では、ONUブロックが2つの場合(#1,#2)を示したが、1又は3以上であってもよい。また、図4では、各ONUブロック#1,#2で共通のRS部13およびシリルパラレル変換部12を具備するが、ONUブロック#1,#2毎にRS部13およびシリアル・パラレル変換部12を1つずつ対応させた構成でもよい。また、本発明の光回線終端装置(ONU)における乱数生成方法および光回線路端装置は、上述の図示例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範知内において種々変更を加え得ることは勿論である。
本発明の第1の実施例の光回線終端装置における遅延時間生成方法の処理手順を示すフローチャートである。 同第1の実施例の光回線終端装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施例の光回線終端装置における遅延時間生成方法の処理手順を示すフローチャートである。 同第2の実施例の光回線終端装置の構成を示すブロック図である。 従来のGE−PONシステムの構成を示すブロック図である。 従来の発見処理のシーケンスを示す図である。 従来の光回線終端装置における遅延時間生成方法の処理手順を示すフローチャートである。 従来の別のGE−PONシステムの構成を示すブロック図である。
符号の説明
10,10−1〜10−N:ONU
11:光送受信部
12:シリアル・パラレル変換部
13:RS部
14:MACフレーム生成・終端部
15:MPCP制御分離部
16:乱数生成部
17:Grant処理/登録処理部
18:MPCP制御多重部
20:OLT
30:光ファイバ
40:光スプリッタ

Claims (5)

  1. 1つの光伝送路終端装置と、該光伝送路終端装置と論理リンクを確立可能な少なくとも1つの論理リンク終端部を有する少なくとも1つの光回線終端装置とを備える受動光回線網に適用され、
    前記論理リンク終端部が前記光伝送路終端装置から送信された論理リンク終端部発見信号を受信した後、前記論理リンク終端部が前記光伝送路終端装置宛てに登録要求信号を送信するまでに待機する待ち時間を生成する遅延時間生成方法であって、
    前記論理リンク終端部発見信号の受信をトリガとして、予め設定された任意で固定の乱数生成初期値と前記論理リンク終端部発見信号の受信回数とで定まる内部乱数値を生成し、該内部乱数値を基に前記待ち時間を生成することを特徴とする遅延時間生成方法。
  2. 前記請求項1に記載の遅延時間生成方法において、
    前記論理リンク終端部発見信号の受信をトリガとして、予め設定された任意で固定の乱数生成初期値と前記論理リンク終端部発見信号の受信回数とで定まる内部乱数値を生成し、該内部乱数値を基に前記待ち時間を生成する待ち時間生成ステップと、
    前記論理リンク終端部発見信号の受信をトリガとして、前記光伝送路終端装置に当該論理リンク終端部が登録されているか否かを判断する登録判断ステップと、
    前記登録判断ステップにて、前記光伝送路終端装置に当該論理リンク終端部が登録されていないと判断された場合、前記論理リンク終端部発見信号を解釈して、前記光伝送路終端装置から指示された時間だけ待機する第1の待機ステップと、
    該第1の待機ステップで待機した時間が経過することにより、前記待ち時間生成ステップにより生成された前記待ち時間だけ待機する第2の待機ステップと、
    該第2の待機ステップで待機した前記待ち時間が経過することにより、前記登録要求信号を送信する登録要求信号送信ステップと、
    を備えることを特徴とする遅延時間生成方法。
  3. 前記請求項2に記載の遅延時間生成方法において、
    前記遅延時間生成方法の初期状態において、前記論理リンク終端部発見信号の受信回数を数えるカウンタを零に初期化する初期化ステップと、
    前記登録要求信号送信ステップの後、前記遅延時間生成方法を終了し前記初期化ステップに戻すためのしきい値と前記カウンタの値とを比較する試行回数比較ステップと、をさらに備え、
    前記待ち時間生成ステップは、前記論理リンク終端部発見信号の受信毎に前記カウンタの値を1だけ増やす手順をさらに備え、
    前記試行回数比較ステップにて前記カウンタの値が前記しきい値に比して大きい場合、前記内部乱数値前記乱数生成初期値として再設定して前期初期化ステップへ移行し、
    それ以外の場合、前記待ち時間生成ステップへ移行する、
    ことを特徴とする遅延時間生成方法。
  4. 受動光回線網の光伝送路終端装置と論理リンクを確立可能な少なくとも1つの論理リンク終端部を有する光回線終端装置において、
    前記論理リンク終端部は、前記光伝送路終端装置から送信された論理リンク終端部発見信号を受信した後、前記光伝送路終端装置宛てに登録要求信号を送信するまでに待機する任意の待ち時間を生成する遅延時間生成部を含み、
    前記遅延時間生成部は、前記光伝送路終端装置に該論理リンク終端部が登録されているか否かに拘わらず、前記論理リンク終端部が前記論理リンク終端部発見信号を受信した際に生成するトリガ信号を入力として、予め設定された任意で固定の乱数生成初期値と前記論理リンク終端部発見信号の受信回数で定まる内部乱数値を生成し、該内部乱数値に基づき前記待ち時間を生成すること、
    を特徴とする光回線終端装置。
  5. 前記請求項4記載の光回線終端装置において、
    前記論理リンク終端部は、前記光伝送路終端装置に該論理リンク終端部が登録されていないときに連続的に受信した前記論理リンク終端部発見信号の受信回数を数えるカウンタをさらに備え、
    前記登録要求信号を送信した後、しきい値と前記カウンタの値とを比較する試行回数比較手段とをさらに備え、
    前記試行回数比較手段によって前記カウンタの値がしきい値に比して大きい場合、前記内部乱数値前記乱数生成初期値として再設定する手段をさらに備える、
    ことを特徴とする光回線終端装置。
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