JP4889675B2 - 未知加入者側装置の発見処理方法およびその処理を行う局側装置 - Google Patents

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Description

本発明は、1つの局側装置と少なくとも1つの加入者側装置とを備え、それらの間で光伝送路を介して通信が可能となった受動光回線網において、局側装置が未知の加入者側装置を発見する未知加入者側装置の発見処理方法およびその処理を行う局側装置に関するものである。
なお、本明細書で使用する用語の詳細は下記の通りである。 ・GE−PON(Gigabit Ethernet Passive Optical Network):ギガビットイーサネット(登録商法)受動光回線網
・ONU(Optical Network Unit):受動光回線網における加入者側装置
・OLT(Optical Line Terminal):受動光回線網における局側装置
・MAC(Media Access Contorl):OSI参照モデルにおけるデータリンク層の下位層に位置し、送信するデータをどのような方法で通信媒体上に送出するのかなどの媒体アクセス制御を行う。
・DA(Destination Address):イーサネット(登録商法)における48ビット長の宛先MACアドレス
・SA(Source Address):イーサネット(登録商法)における48ビットの送信元MACアドレス
・MPCP(Multi-Point Control Protocol):受動光回線網において、共有媒体上にOLTとONU間の論理リンクを確立するために必要な情報を運ぶプロトコル。
・P2PE(Point-to-Point Emulation):擬似P2P
・LLID(Logical Link IDentifier):OLTに登録されるONUの識別子
光アクセス網技術の1形態として、PONがある。PONは、光−電気変換を行わない受動素子であるスプリッタを用いて光信号を複数に分岐することで、一芯の光ファイバを複数ユーザで共有可能としている。PON技術の1つとして、GE−PONと呼ばれる技術がある。その仕様はIEEE(米国電気電子学会)で標準化されており、LAN技術の1つであるイーサネット(登録商標)のフレーム構成に類似したMACフレームを用いる点に特徴がある。
GE−PONは、図4に示すように、1台のOLT1と、少なくとも1台のONU2とで構成される。通信媒体としては光ファイバ3を用い、途中でスプリッタ4にて複数の光ファイバ3に分岐される。従って、OLT1と各ONU2との間の通信は、物理的には光ファイバ3を共有して行われる。一方、論理層(MAC層)では、P2PEにより1対1で通信される。各ONU2には、15ビット長のLLIDなる識別子がそれぞれ割り当てられ、OLT1とONU2との間でやりとりするフレームにLLIDを埋め込んで送受信することにより、OLT1ではどのONU2から送信されたフレームであるのか判別できるようになる。また、ONU2はOLT1から受信したフレームが自身宛てのフレームであるか判別できるようになる。このように、OLT1と各ONU2は、LLIDを用いて論理リンクを形成している。
上記のように、OLT1とONU2は論理的には1対1で通信可能であるが、通信媒体は共有しているため、特に上り伝送(ONU2からOLT1宛てのデータの伝送)は、各ONU2が勝手にデータを送信すると、データが衝突し正しく送ることができない。
そこでOLT1は、各ONU2がデータを送信すべき時刻情報を含むGATEパケットを各ONU2に定期的に送信し、各ONU2はこのGATEパケットに含まれる時刻情報に基づき、データを送信することで、上り方向のデータは時分割多重で送信されるので、データの衝突が回避できる。GATEパケットに含まれる時刻情報は、ONU2がデータを送信してもよい期間の情報であり、これをGrant期間という。
データ通信に先立ち、OLT1は、MPCPに従って、各ONU2にLLIDを自動的に割り当てるための発見処理(Discovery プロセス)を行う。以下、図5に示したシーケンスを参照して、発見処理の手順を説明する。なお、図5中でdicovery GATE(DA=xxx,SA=yyy)などと標記されているが、これは、パケット種別がdicovery GATEパケットであり、そのDAがxxx、SAがyyyであることを意味している。これ以降に記載されている他のデータフローの図においても同様である。
(A)OLTは、ONU宛てに発見処理用のdicovery GATEパケットを定期的に送信する。これは、OLTが自身に未登録なONUを発見するための制御用のパケットであり、物理的に接続されているすべてのONUに対してブロードキャストされる。そのDAはMACコントロールマルチキャストアドレス(01-80-C2-00-00-01:固定値)であり、SAはOLTのMACアドレスである。また、発見処理用のGATEパケットのLLIDは、broadcast LLID(値:7FFF)である。なお、通常通信でのGATEパケットは、LLIDの値として、各ONUに割り当てられた固有のLLIDを用いる。
(B)OLTに未登録(すなわち、LLIDが割り当てられていない)のONUは、発見処理用のdicovery GATEパケットを受信すると、当該dicovery GATEパケットで指示されるGrant期間(Initial Window)中に、LLIDの割当要求信号であるREGISTER_REQパケットをOLT1宛てに送信する。REGISTER_REQパケットは、DAがMACコントロールマルチキャストアドレス、SAがONU自身のMACアドレスである。
(C)OLTがREGISTER_REQパケットを受信すると、そのSAフィールドから当該ONUのMACアドレスを抽出し、登録通知信号であるREGISTERパケットを当該ONU宛に送信する。ここで、DAは前記ONUのMACアドレス、SAがOLT自身のMACアドレス、LLIDがbroadcast LLIDである。また、REGISTERパケットは、自身のAssigned portフィールドにOLTがそのONUに割り当てようとするLLIDを含むので、REGISTERパケットを受信したONUは、自身に割り当てられたLLIDを認識できる。よって、これ以降は、当該ONUは割り当てられたLLIDを用いてOLTと通信する。以上の技術に関しては、非特許文献1,2に記載がある。
ここで注意すべきは、前記Grant期間はすべての未登録ONUが利用するので、未登録の各ONUは、各REGISTER_REQパケットが衝突しないように、前記Grant期間の開始時点からGrant期間を超えない範囲で、ランダム遅延(Random delay)をかけて送信することである。ランダム遅延は各ONUが独自に計算するため、REGISTER_REQパケットが衝突することもある。もし、REGISTER_REQパケットが衝突すれば、発見処理は、それらのONUについては進まず、それらのONU2は次回の発見処理用のdicovery GATEパケットの受信を待つことになる。よって、前記Grant期間は、REGISTER_REQパケットが衝突しないように十分長い期間である必要がある。なお、前記Grant期間は、発見処理専用であるため、他の登録済みONU2の送信データとREGISTER_REQパケットが衝突することはない。
また、図6のシーケンスに示すように、OLTにとって、ONUのMACアドレスが既知ならば、dicovery GATE(DA=ONU MAC Address,SA=OLT MAC Address)パケットにより、発見処理を行うこともできる。未登録ONUのため、LLIDはbroadcast LLIDだが、DAが前記ONU固有のものであるため、前記GATEパケットは、前記ONUでのみ受信され、前記GATEパケットに含まれるGrant期間は、前記ONUがREGISTER_REQパケットを送信するためだけに用いられる。したがって、ランダム遅延をかける必要が無く、Grant期間を1個のREGISTER_REQパケット送信に必要な期間まで短くでき、発見処理のオーバーヘッドを軽減できる。
次にOLTでのREGISTER_REQパケットの受信処理について述べる。図7にREGISTER_REQパケットのフォーマットを、図8にREGISTER_REQパケットの受信処理を示す。まず、図7について説明する。REGISTER_REQパケットは、プリアンブルと呼ばれる8バイト長のフィールド11と、宛先アドレスを含むDAフィールド12、送信元アドレスを含むSAフィールド13、Typeフィールド14、Opcodeフィールド15、Timestampフィールド16、Flagsフィールド17、データフィールド18、FCSフィールド19を含む。Type/Opcodeフィールド14,15は、REGISTER_REQパケットならば固定値であり、それぞれ16進数で8808、0004となる。プリアンブルフィールド11は、LLIDフィールド24とCRC8フィールド25を含む。その他のフィールド21〜23は固定値である。LLIDフィールド24は、このREGISTER_REQパケットを送信するONUに割り当てられたLLIDを含む。未登録ONUの場合、broadcast LLIDがここにセットされる。CRC8フィールド25は、巡回検査符号(CRC8)の冗長ビットを格納し、その検査範囲は、SLDフィールド22からLLIDフィールド24の最終バイトに至る連続5バイトである。SLDフィールド22は、固定値(16進数でD5)で、パケットの先頭を示す。Flagsフィールド17には、登録か登録解除かを示すフラグ値が格納され、発見処理では登録を示すフラグ値となる。FCSフィールド19には、DA〜FCSフィールド12〜19の直前までの60バイトを検査範囲とする巡回検査符(CRC32)の冗長ビットが格納される。
次に、ONUの発見処理を図8のフローチャートを用いて説明する。REGISTER_REQパケットは、OLTで受信される(S1)と、プリアンブル11に含まれる巡回検査符号(CRC8)により、その妥当性が検査される(S2)。検査に不合格(S2−N)のとき廃棄される(S9)。そうでない(S2−Y)とき、LLIDフィールド24が検査(S3)され、未登録ONUの場合は、LLIDフィールド24がbroadcast LLID値のとき(S3−Y)のみ次の処理に進む。そうでなければ(S3−N)廃棄される(S9)。次に、プリアンブルの除去(S4)が行われた後、FCSフィールド19の巡回検査符号(CRC32)により、その妥当性が検査される(S5)。検査に合格(S5−Y)すれば、次の処理に進み、そうでなければ(S5−N)廃棄される(S9)。次に、DA/Type/Opcode/Flagsの各フィールド12,14,15,17に含まれる値により、自己宛のREGISTER_REQパケットである判断されたとき(S6−Y)は、REGISTER_REQパケットとして受信(S7)され、次のREGISTERパケット送信処理(S8)に進むことになる。したがって、REGISTER_REQパケットが衝突したときは、プリアンブル11のCRC8による検査、または、前記CRC32による検査のいずれかで廃棄されるか、そもそもOLTでパケットとして認識されない。たとえば、図9に示すように、送信データ1の第1のREGISTER_REQパケットの後部と送信データ2の第2のREGISTER_REQパケットの前部が衝突した場合には、FCSフィールド19の巡回検査符号(CRC32)による検査に双方合格しないので、不正なパケットとして2つのREGISTER_REQパケットは廃棄されることになる。なお、31は同期用のアイドル信号である。
"IEEE Std 802.3ah-2004"(Amendment to IEEE Std 802.3-2002),Clause64.Multi-POint MAC Control,pp.421・475. 「技術基礎講座[GE−PON技術]」、NTT技術ジャーナル、Vol.17、No.9、pp.91-94、2005
しかしながら、前述の如く、従来の発見処理では、未登録ONU数が多いとき、REGISTER_REQパケットが衝突する確率が高くなり、REGISTER_REQパケットが廃棄されるため、発見処理を迅速に終了できない未登録ONU数が増加する課題がある。また、次回の発見処理でもREGISTER_REQパケットが再び衝突する可能性がある。自明の解決法として、発見処理用のGrant期間を長く設定したとすると、前記Grant期間中は他の登録済みONUのデータ送信が抑制されるため、上り方向の通信効率が下がる問題がある。また、dicovery GATE(DA=ONU MAC Address,SA=OLT MAC Adress)パケットを利用すれば、上記問題を解決できるが、OLTにMACアドレスを事前登録する必要があり、保守管理上の作業が増加する問題が発生する。
本発明の目的は、保守管理上の作業を増加させることなく、発見処理を迅速に終了させ通信効率を向上させる、未知加入者側装置の発見処理方法およびその処理を行う局側装置を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1にかかる発明は、局側装置から加入者側装置に対して発見処理用パケットを送信することにより前記加入者側装置から送信されてきた識別子割当要求パケットを前記局側装置が受信して、該識別子割当要求パケットのプリアンブルの所定範囲を検査範囲とする第1の巡回符号の検査が合格し、前記プリアンブル部分に含まれる識別子がブロードキャスト識別子であり、前記識別子割当要求パケットの受信順に並んだ送信元アドレスのフィールドと固定値のフィールドとを検査範囲とする第2の巡回符号の検査が合格し、前記識別子割当要求パケットの宛先アドレスがマルチキャストアドレスであるとき、該局側装置が前記加入者側装置に対して、前記加入者側装置の識別子を含む登録通知パケットを送信する未知加入者側装置の発見処理方法において、前記第2の巡回符号の検査が不合格になったとき、前記識別子割当要求パケットの前記固定値のフィールドの値が特定の値であることが確認された場合に、前記送信元アドレスを保持し、該送信元アドレスを宛先アドレスとして、前記加入者側装置に固有の識別子を付加した前記発見処理用パケットを送信することを特徴とする。
請求項2にかかる発明は、光伝送路を介して少なくとも1つの加入者側装置と接続された局側装置において、加入者側装置から送信されてきた識別子割当要求パケットのプリアンブルの所定範囲を検査範囲とする第1の巡回符号の検査が合格し、前記識別子割当要求パケットのプリアンブル部分に含まれる識別子がブロードキャスト識別子であり、前記識別子割当要求パケットの受信順に並んだ送信元アドレスのフィールドと固定値のフィールドとを検査範囲とする第2の巡回符号の検査が不合格になったとき、前記識別子割当要求パケットの前記固定値のフィールドの値が特定の値であることが確認された場合に、前記送信元アドレスを保持し、該送信元アドレスを宛先アドレスとして、前記加入者側装置に固有の識別子を付加した発見処理用パケットを送信することを特徴とする。
本発明によれば、第2の巡回符号(CRC32)の検査が不合格になったときでも、識別子割当要求パケットのSAフィールドの後の固定値のフィールドの値が特定の値であることが確認された場合に、SAフィールドの送信元アドレスを保持し、その送信元アドレスを宛先アドレスとして、前記加入者側装置に固有の識別子を付加した発見処理用パケットを送信するので、発見処理用のGrant期間が従来と同一の場合、すべての加入者側装置の登録処理に要する時間を従来以下にすることができる。特に、未登録の加入者側装置の数が多いほど衝突する確率が高くなるので、効果は顕著となる。また、加入者側装置の登録処理に要する時間が従来と同一の場合、発見処理用のGrant期間を従来以下とすることができる、さらに加入者側装置のMACアドレスの事前登録が不要となり、保守管理上の作業も増加しない、という優れた効果を奏する。
以下、本発明の実施の形態を図示例と共に説明する。図1〜図3は本発明を実施する形態の一例を説明する図であって、図中、以前に説明したものと同一のものには同一の符号を付した。本発明の特徴とするところは、図1に示すごとく、OLTにおいて、発見処理期間中に、CRC8検査に合格したプリアンブルをもつ受信データのSLDフィールドから起算して、第13〜第18バイト(以下、SAフィールドに相当する部分と呼ぶ)を検出する処理と、受信データが正常な識別子割当要求用のREGISTER_REQパケットでなく、且つそのSAフィールドに相当する部分に含まれる値がユニキャストアドレスであった場合に、前記SAをDAとする発見処理用のdiscovery GATEパケットを送信する処理を具備した点にある。
以下、詳しく説明する。正常なREGISTER_REQパケットを受信した場合は、従来例と同様な処理となるので省略する。図9で説明したように、REGISTER_REQパケットの一部が衝突し、第1のREGISTER_REQパケットの一部は送信データと一致するが、Flagsフィールド17以降は不正なデータとなった場合について説明する。
図1のフローチャートにおいて、図9に示した受信データ1を受信した場合は、パケットの受信の処理(S1)の後、前記受信データのプリアンブル11は正常であるため、巡回検査符号(CRC8)検査の処理(S2)およびLLIDはbroadcast LLIDかの検査の処理(S3)に合格し、プリアンブルの除去処理(S4)に進む。次に、FCSフィールド19の巡回符号検査(CRC32)の処理(S5)は不合格となる。これは、衝突によりパケット後部のFCSフィールド19のデータが不正なデータとなっているためである。
しかし、図9に示した衝突の場合は、Type/Opcode/Flagsの各フィールド14,15,17の値は、第1のREGISTER_REQパケットに一致するため、このREGISTER_REQパケットのSAフィールド13は有効な値である。したがって、したがって、本発明の図1の処理では、受信データのType/Opcodeフィールド14,15に相当する部分(SLDフィールド22から起算して第19〜第22バイト)が、REGISTER_REQパケットの要件である(Type=8808、Opecode=0004)を満たすとき(S10−Y)、SAフィールド13に相当する部分は正常であると推定し、その値を保持する(S11)。そうでないとき(S10−Y)は、SAフィールド13を含む部分も衝突により不正であると推定し、廃棄処理を行う(S9)。
前記正常な場合は、直後もしくはソフトウエア等により指示されるタイミングによって、前記保持した値を発見用のdicovery GATEパケットのDAフィールド12に挿入し、dicovery GATEパケットを送信する(S12)(図2のシーケンス参照)。前記DAフィールド12に相当する部分の値をMACアドレスとしてもつONUが存在する場合、当該ONUは前記dicovery GATEパケットにより割り当てられたGrant期間に、REGISTER_REQパケットを送信する。このとき、他の未登録ONUは、REGISTER_REQパケットの送信を許可されていないので、再び衝突することはない。よって、OLTは正常なREGISTER_REQパケットを受信するため、図1の正常な場合の処理となり、REGISTERパケットを送信し、発見処理を迅速に進めることが可能となる。
もし、前記SAフィールド13に相当する部分の値をアドレスとして持つONUが存在しない場合、そのGrant期間は利用されないこととなるが、Grant期間はREGISTER_REQパケットを1個送信するのに十分な長さだけでよいので、大きな帯域利用効率低下とはならない。また、前記dicovery GATEパケットが廃棄されるだけで、本処理が受動光回線に対して障害を起こすことはない。
また、前述の実施形態では、受信データのType/Opcodeフィールド14,15に相当する部分(プリアンブル11の先頭から第21〜第24バイト)が、REGISTER_REQパケット要件である(Type=8808,Opcode=0004)を満たすとき、SAフィールド13に相当する部分は正常であると推定したが、「Flagsフィールド15が登録を示すフラグ値である」条件を追加してもよい。さらに、図3に示すように、DA、SA、Type、Opcode、flagの各フィールド12〜15を少なくとも含む部分を検査範囲とするCRC8などの検査符号フィールド25を各ONUがREGISTER_REQパケットに付与し、OLTがこれを検査する処理をさらに追加してもよい。いずれも、前記SAフィールド13に相当する部分は正常であると推定する根拠が頑強となり、不要なdicovery GATEパケットの送信を減らすことができる。
なお、本発明の通信方法および装置は、上述の図示例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々変更を加え得ることは勿論である。
本発明の実施例のONU発見処理のフローチャートである。 図1の処理のシーケンスの説明図である。 本発明の変形例のREGISTER_REQパケットのフォーマットの説明図である。 従来のPONの構成図である。 従来のONU発見処理のシーケンスの説明図である。 ONUのMACアドレスが既知な従来のONU発見処理のシーケンスの説明図である。 従来のREGISTER_REQパケットのフォーマットの説明図である。 従来のONU発見処理のフローチャートである。 REGISTER_REQパケットの衝突の説明図である。
符号の説明
1:OLT、2:ONU、3:光ファイバ、4:スプリッタ

Claims (2)

  1. 局側装置から加入者側装置に対して発見処理用パケットを送信することにより前記加入者側装置から送信されてきた識別子割当要求パケットを前記局側装置が受信して、該識別子割当要求パケットのプリアンブルの所定範囲を検査範囲とする第1の巡回符号の検査が合格し、前記プリアンブル部分に含まれる識別子がブロードキャスト識別子であり、前記識別子割当要求パケットの受信順に並んだ送信元アドレスのフィールドと固定値のフィールドとを検査範囲とする第2の巡回符号の検査が合格し、前記識別子割当要求パケットの宛先アドレスがマルチキャストアドレスであるとき、該局側装置が前記加入者側装置に対して、前記加入者側装置の識別子を含む登録通知パケットを送信する未知加入者側装置の発見処理方法において、
    前記第2の巡回符号の検査が不合格になったとき、前記識別子割当要求パケットの前記固定値のフィールドの値が特定の値であることが確認された場合に、前記送信元アドレスを保持し、該送信元アドレスを宛先アドレスとして、前記加入者側装置に固有の識別子を付加した前記発見処理用パケットを送信することを特徴とする未知加入者側装置の発見処理方法。
  2. 光伝送路を介して少なくとも1つの加入者側装置と接続された局側装置において、
    加入者側装置から送信されてきた識別子割当要求パケットのプリアンブルの所定範囲を検査範囲とする第1の巡回符号の検査が合格し、前記識別子割当要求パケットのプリアンブル部分に含まれる識別子がブロードキャスト識別子であり、前記識別子割当要求パケットの受信順に並んだ送信元アドレスのフィールドと固定値のフィールドとを検査範囲とする第2の巡回符号の検査が不合格になったとき、前記識別子割当要求パケットの前記固定値のフィールドの値が特定の値であることが確認された場合に、前記送信元アドレスを保持し、該送信元アドレスを宛先アドレスとして、前記加入者側装置に固有の識別子を付加した発見処理用パケットを送信することを特徴とする局側装置。
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