JP5425692B2 - Mpcpリンク管理回路 - Google Patents

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Description

本発明は、PON(Passive Optical Network )システムを構成するOLT(Optical Line Terminal :光加入者線終端装置)と複数のONU(Optical Network Unit:光加入者線ネットワーク装置)との間の通信を制御するMPCP(Multi-point Control Protocol)のリンク管理に用いるMPCPリンク管理回路に関する。
図1は、PONシステムの構成例を示す(非特許文献1,2)。
図1において、PONシステムは、局に設置されるOLT101と、各ユーザ宅にそれぞれ設置される複数m個のONU102と、OLT101と複数m個のONU102を1:mに接続する光ファイバ103および光スプリッタ104とにより構成される。OLT101には外部のネットワーク105が接続される。
PONシステムでは、複数のONU102から送信される上り信号が光スプリッタ104で束ねられてOLT101に届く。したがって、各ONUの上り信号の衝突が起こらないように、IEEE802.3およびIEEE802.3avでは各ONUが上り信号を送信するタイミングを制御するMPCPを規定している。OLTは、MPCPに基づいて定期的に Discoveryプロセスを実施し、新たなONUとのリンクを確立する。
ここで、図2〜図4を参照して Discoveryプロセスの概要について説明する。以下に示す (1)〜(7) は、図2に示す各MPCPフレームに対応する。
(1) OLTは、全ONUに対してDiscovery Gateフレームを送信する。このDiscovery Gateフレームには、OLTのローカル時刻t1がタイムスタンプとして記載される。
(2) OLTとのリンクを確立していないONUがDiscovery Gateフレームを受信すると、ONUのローカル時刻をDiscovery Gateフレームに記載されたt1に設定し、OLTとの時刻同期をとる。さらにONUは、Discovery Gateフレームで指定された時刻からランダム時間後に、OLTへRegister Requestフレームを送信し、登録の要求を行う。
このRegister Requestフレームには、ONUがRegister Requestフレームを送信した時刻t2がタイムスタンプとして記載される。OLTは、Register Requestフレームを受信すると、受信時刻t3を検出し、OLTとONUの往復の伝搬遅延時間(RTT:Round Trip Time )を(t3−t2)として計算する。RTTの測定原理を図3に示す。
(3) OLTは、Register Requestフレームを送信したONUに対して、固有の識別子(LLID:Logical Link IDentifier )を割り当て、LLIDを記載したRegisterフレームを送信する。
(4) 続いてOLTは、当該ONUにGateフレームを送信し、ONUから送信されるRegister ACKフレームを待ち受ける。この際OLTは、当該ONUからのRegister ACKフレームが他のONUからの送信フレームと衝突しないように、受信開始時刻T0と受信可能期間L1(Grant Length)を後述する帯域更新アルゴリズムに従い算出する。そして、図4に示すようにT0からRTTを減算することで、ONUのローカル時刻においてRegister ACKフレームの送信開始時刻T1(Grant Start Time)を算出し、T1とL1をGateフレームに記載して送信する。ここで、OLTがRegister ACKフレームの到着を待ち受ける受信開始時刻T0から受信可能期間L1の終了時点を受付終了時刻(Grant End Time)という。この受付終了時刻(Grant End Time)には、T1(Grant Start Time)に、RTTと、L1(Grant Length)と、受信したフレームのタイムスタンプがドリフトした際の許容量(guard Threshold OLT )とを加算した値が設定される。
(5) ONUは、RegisterフレームとGateフレームを受信すると、Register ACKフレームをGateフレームで指定された送信開始時刻T1からOLTの受信可能期間L1の間に送信する。このとき、Register ACKフレームにはRegisterフレームに記載されたLLIDが記載される。
OLTが、受付終了時刻(Grant End Time)までにRegister ACKフレームを受信すると、OLTとONUとのリンクが確立する。一方、受付終了時刻(Grant End Time)までに、当該ONUからのRegister ACKフレームを受信できなかった場合、OLTは当該ONUの登録手続きを終了する。以上が Discoveryプロセスである。
(6) ONUとのリンクが確立したOLTは、ONUの上り信号の送信開始時刻T2および受信可能期間L2を記載したGateフレームを送信する。
(7) ONUは、Gateフレームを受信すると、そこに指定されている送信開始時刻T2まで送信待機となり、その間に送信待ちとなるフレーム量を計算し、T2からL2の間にReportフレームで送信フレーム量をOLTに通知する。
OLTは、各ONUからのReportフレームで通知される送信フレーム量と帯域割り当てのアルゴリズム(DBA:Dynamic Bandwidth Allocation) に従って、各ONUに対する送信開始時刻の順番を組み立て、順次ONUに向けてGateフレームを送信する。ONUは、Gateフレームを受信すると、Gateフレームで指定されている期間に上りフレーム(MACフレーム)を送信するとともに、次のGateフレームをもらうためのReportフレームも送信する。OLTとONUは上記手順で通信を繰り返すが、50msec の間、OLTがONUに帯域割り当てのGateフレームを送信しなかった場合、OLTはDBAアルゴリズムの指示とは別に割り当て帯域がゼロのKeep aliveフレームを当該ONUに送信し、リンクが維持されていることを通知する。
図5は、OLTの構成例を示す。
図5において、PON側からOLTに入力する上りフレームは、PON側送受信回路51を介して受信処理回路52に入力し、MPCPフレームとMPCPフレーム以外のユーザフレームに分離される。MPCPフレームはMPCPリンク管理回路53に入力し、ユーザフレームはブリッジ回路54、外部ネットワーク側送受信回路55を介して外部ネットワークに転送される。外部ネットワーク側からOLTに入力するユーザフレームは、外部ネットワーク側送受信回路55、ブリッジ回路54を介して送信処理回路56に入力し、MPCPリンク管理回路53から出力されたMPCPフレームと多重化され、PON側送受信回路51を介してPON側に送信される。
図6は、従来のMPCPリンク管理回路53の構成例を示す。
図6において、MPCPリンク管理回路53は、MPCPフレーム送受信部10、リンク管理部11、接続するONU数と等しい数のRegister ACKタイマ12およびGate periodic タイマ13により構成される。MPCPフレーム送受信部10は、受信処理回路52からMPCPフレームを受信すると、フレーム受信通知をリンク管理部11に通知する。また、MPCPフレーム送受信部10は、リンク管理部11から出力する送信フレーム情報およびフレーム送信指示を入力すると、各種MPCPフレームを作成して送信処理回路56に出力し、出力が完了するとフレーム送信通知をリンク管理部11に通知する。なお、リンク管理部11から出力する送信フレーム情報には、送信するフレームの種別や帯域の割り当て量が含まれている。
リンク管理部11は、フレーム受信通知、フレーム送信指示、フレーム送信通知を契機に該当ONUのRegister ACKタイマ12およびGate periodic タイマ13でタイムアウト判定を行い、詳しくは後述するようにMPCPに基づくOLTとONUのリンク状態を管理する。
Register ACKタイマ12は、RegisterフレームとGateフレームを送信したOLTが、Grand End TimeまでにONUから送信されたRegister ACKフレームを受信したか否かの判定に用いられる。Register ACKタイマ12はカウンタで構成され、イネーブル信号がHighのときにスタート信号が入力されると、0からカウントを開始し、カウントがリンク管理部11から入力する計測時間に達するとタイムアウトを出力する。
Gate periodic タイマ13は、50msec 以内にOLTが各ONUに対して帯域割り当てのGateフレームを出力したか否かの判定に用いられる。Gate periodic タイマ13はカウンタで構成され、イネーブル信号がHighのときにスタート信号が入力されると、0からカウントを開始し、カウントが50msec に達するとタイムアウトを出力する。
図7は、リンク管理部11が管理するOLTとONUのリンク状態遷移を示す。S0はONUとのリンクが確立していない初期状態、S1はリンクの確立処理を行っている状態、S2はリンクが確立した状態を示す。図8は、Register ACKタイマ12の計測時間を示す。図9は、Gate periodic タイマ13の計測時間を示す。
まず、図2,図6〜図8を参照し、OLTがRegisterフレームとGateフレームを送信した後にONUからRegister ACKフレームが到着せず、Register ACKタイマ12がタイムアウトする場合について説明する。
OLTのMPCPリンク管理回路のリンク管理部11は、MPCPフレーム送受信部10のフレーム受信通知により、ONUからのRegister Requestフレーム(図2,8:(2))の受信を検知すると、ONUとのリンク状態を示す状態遷移番号をS0からS1へ遷移させる。同時に、Register ACKタイマ12に対するイネーブル信号をHighにしてRegister ACKタイマ12を起動する。
次にOLTは、ONUに対してLLIDを記載したRegisterフレーム(図2,8:(3))を送信する。続いてOLTは、Register ACKフレームのGrant Start Time(T1)とGrant Length(L1)を記載したGateフレーム(図2,8:(4))を送信する。リンク管理部11は、このGateフレーム出力時にRegister ACKフレームのGrant End Timeを算出し、これからOLTのローカル時刻を差し引いた計測時間をRegister ACKタイマ12にセットする。そして、スタート信号をHighにしてRegister ACKタイマ12のカウント開始を指示する。
Register ACKタイマ12はGrant End Timeまでカウントを行い、それまでにRegister ACKフレームを受信できなければ、タイムアウトを判定してリンク管理部11に通知する。リンク管理部11は、タイムアウト判定により状態遷移番号をS1からS0に遷移させ、Register ACKタイマ12に対するイネーブル信号をLow にしてRegister ACKタイマ12を停止する。
なお、以上の動作例におけるRegister ACKタイマ12の計測時間は、Gateフレームを出力してからGrant End Timeまでになるが、Register ACKタイマ12は受信開始時刻(T1+RTT)からGrant Length(L1)の期間をカウントする構成でもよい。
次に、図2,図6,図7,図9を参照し、OLTがRegisterフレームとGateフレームを送信した後にONUからRegister ACKフレームを受信し、OLTとONUとのリンク確立後にOLTからGateフレームが送信されず、Gate periodic タイマ13がタイムアウトする場合について説明する。
OLTのMPCPリンク管理回路のリンク管理部11は、MPCPフレーム送受信部10のフレーム受信通知により、ONUからのRegister ACKフレーム(図2,9:(5))を受信すると、ONUとのリンクが確立したと判断し、状態遷移番号をS1からS2へ遷移させ、Register ACKタイマ12に対するイネーブル信号をLow にしてRegister ACKタイマ12を停止する。同時に、Gate periodic タイマ13に対するイネーブル信号をHighにしてGate periodic タイマ13を起動する。
次にOLTは、Grant Start TimeとGrant Lengthを記載したGateフレーム(図2,9:(6))を定期的に送信し、ONUはOLTの指示に従ってReportフレーム(図2,9:(7))を送信する。また、OLTはリンク確立後にGateフレームを出力する際に、Gate periodic タイマ13に対するスタート信号をHighにしてGate periodic タイマ13のカウント開始を指示する。Gate periodic タイマ13は、スタート信号を受信すると、そのたびごとに50msec のカウントを開始する。
ここで、Gate periodic タイマ13がタイムアウトした場合、Gate periodic タイマ13はタイムアウトを判定してリンク管理部11に通知する。リンク管理部11は、Gateフレームに代えてKeep aliveフレームを出力するように制御し、OLTはONUにKeep aliveフレーム(図9:(8))を送信する。このとき、リンク管理部11は、Gate periodic タイマ13にスタート信号を出力して再度カウントを開始させる。これにより、OLTは帯域を割り当てないONUにも、リンクが接続されていることを通知することができる。
以上のように、Gate periodic タイマ13の計測時間は、Gateフレームが出力されてから50msec である。
なお、一定期間ONUがMPCPフレームをOLTに対して送信してこなければ、リンク管理部11はONUとのリンクが切断したものと判断し、状態遷移番号をS2からS0に遷移させ、Gate periodic タイマ13に対するイネーブル信号をLow にしてGate periodic タイマ13を停止する。また、OLTがONUとのリンクを自律的に切断する場合も同様である。
IEEE Std 802.3-2005: Part 3: Carrier sense multiple access with collision detection (CSMA/CD) access method and physical layer specifications IEEE Std 802.3avTM-2009: Part 3: Carrier Sense Multiple Access with Collision Detection (CSMA/CD) Access Method and Physical Layer Specifications
従来のMPCPリンク管理回路は、Register ACKタイマ12およびGate periodic タイマ13を用いてそれぞれタイムアウトを判定する。すなわち、Register ACKタイマ12は、OLTがリンク確立処理状態S1に入ると起動し、規定の待ち受け時間内にRegister ACKフレームを受信できない場合にタイムアウトを判定し、初期状態S0に切り替える制御に用いられる。一方、規定の待ち受け時間内にRegister ACKフレームを受信するとリンク確立状態S2に移行し、Gate periodic タイマ13が起動する。リンク確立状態S2ではOLTが定期的にGateフレームを出力するが、Gate periodic タイマ13は規定時間内にGateフレームが出力されないときにタイムアウトを判定し、Keep aliveフレームを出力してリンク確立状態S2を継続する制御に用いられる。
このように、従来のMPCPリンク管理回路では、OLTとONUとのリンク状態に応じて2つのタイマが個別に動作する構成であり、しかもOLTに接続されるONUの個数分だけ必要になるために回路構成が大規模になっていた。
本発明は、OLTの状態遷移に応じて1種類のタイマで2種類のタイムアウトを判定可能とすることにより、タイマ数を削減して回路規模を縮小することができるMPCPリンク管理回路を提供することを目的とする。
本発明は、光ファイバおよび光スプリッタを介して接続される複数のONUが上り信号を送信するタイミングを制御するMPCPの規定に従ってリンク管理を行うOLTのMPCPリンク管理回路において、MPCPの DiscoveryプロセスのDiscovery GateフレームをONUに送信し、それに対してONUが送信したRegister Requestフレームを受信し、 DiscoveryプロセスのRegisterフレームとGateフレームをONUに送信し、それに対してONUが送信したRegister ACKフレームを受信し、各フレームの送信通知および受信通知を出力するMPCPフレーム送受信部と、Discovery Gateフレームの送信通知およびRegister Requestフレームの受信通知によりONUとのリンク確立処理中を示す状態S1を判定し、RegisterフレームとGateフレームの送信通知およびRegister ACKフレームの受信通知により、ONUとのリンクが確立して一定間隔ごとにONUの上り信号の送信タイミングを通知するGateフレームを送信する状態S2を判定するリンク管理部と、状態S1のときに、Gateフレームを送信してからRegister ACKフレームの待ち受け期間をカウントし、その待ち受け期間にRegister ACKフレームを受信しないときにタイムアウトを通知するRegister ACKタイマとして機能し、状態S2のときに、ONUに送信するGateフレームの送信間隔をカウントし、その送信間隔が規定値を超えたときにタイムアウトと通知するGate periodic タイマとして機能する共用タイマとを備え、リンク管理部は、状態S1に応じて、Gateフレームを送信してからRegister ACKフレームを待ち受ける期間を算出し、この待ち受け期間を共用タイマにセットしてRegister ACKタイマとして機能させ、状態S2に応じて、Gateフレームの送信間隔の規定値を共用タイマにセットしてGate periodic タイマとして機能させる制御を行い、Register ACKタイマがタイムアウトを通知したときに状態S1を初期状態S0に切り替え、Gate periodic タイマがタイムアウトを通知したときに、MPCPフレーム送受信部に対して当該タイムアウトしたONUにKeep aliveフレームを送信する制御を行う構成である。
本発明のMPCPリンク管理回路において、リンク管理部は、MPCPフレーム送受信部からKeep aliveフレームの送信通知を受けたときに、共用タイマをGate periodic タイマとしてカウントを再開させる構成である。
本発明のMPCPリンク管理回路において、共用タイマは、Gate periodic タイマのタイムアウトをMPCPフレーム送受信部に通知する構成であり、MPCPフレーム送受信部は、Gate periodic タイマのタイムアウトの通知を受けたときにKeep aliveフレームを送信する制御を行い、その送信後に共用タイマをGate periodic タイマとしてカウントを再開させる構成としてもよい。
本発明のMPCPリンク管理回路は、OLTとONUのリンク状態に応じて、共用タイマを状態S1におけるRegister ACKタイマまたは状態S2におけるGate periodic タイマとして稼働させ、それぞれ対応するタイムアウトを判定することにより、タイマ数を削減して回路規模を縮小することができる。
PONシステムの構成例を示す図である。 Discovery プロセスの概要を説明する図である。 RTTの測定原理を説明する図である。 OLTにおけるRegister ACKフレームの待ち受け期間を説明する図である。 OLTの構成例を示す図である。 従来のMPCPリンク管理回路の構成例を示す図である。 リンク管理部11が管理するOLTとONUのリンク状態遷移を示す図である。 Register ACKタイマ12の計測時間を示すタイムチャートである。 Gate periodic タイマ13の計測時間を示すタイムチャートである。 本発明のMPCPリンク管理回路の実施例1の構成例を示す図である。 本発明のMPCPリンク管理回路の動作例を示すタイムチャートである。 本発明のMPCPリンク管理回路の実施例2の構成例を示す図である。
図10は、本発明のMPCPリンク管理回路の実施例1の構成例を示す。
図10において、実施例1のMPCPリンク管理回路は、MPCPフレーム送受信部20、リンク管理部21、および接続するONU数と等しい数の共用タイマ22により構成される。MPCPフレーム送受信部20は、図5に示す受信処理回路52からMPCPフレームを受信すると、フレーム受信通知をリンク管理部21に通知する。また、MPCPフレーム送受信部20は、リンク管理部21から出力する送信フレーム情報およびフレーム送信指示を入力すると、各種MPCPフレームを作成して図5に示す送信処理回路56に出力し、出力が完了するとフレーム送信通知をリンク管理部21に通知する。なお、リンク管理部11から出力する送信フレーム情報には、送信するフレームの種別や帯域の割り当て量が含まれている。
リンク管理部21は、OLTとONUのリンク状態を管理し、リンク状態に応じて共用タイマ22をRegister ACKタイマまたはGate periodic タイマとして機能させ、それぞれのタイムアウト判定のスタートを指示する。
以下、図10および図11を参照して実施例1のMPCPリンク管理回路の動作例について説明する。
OLTのMPCPリンク管理回路のリンク管理部21は、MPCPフレーム送受信部20のフレーム受信通知により、ONUからのRegister Requestフレーム(図2,11:(2))を検知すると、ONUとのリンク状態を示す状態遷移番号をS0からS1へ遷移させる。同時に、共用タイマ22に対するイネーブル信号をHighにして共用タイマ22を起動するとともに、共用タイマ22に状態遷移番号S1を通知する。共用タイマ22は、状態遷移番号S1に応じてRegister ACKタイマとして稼働する。
次にOLTは、ONUに対してLLIDを記載したRegisterフレーム(図2,11:(3))を送信する。続いてOLTは、Register ACKフレームのGrant Start Time(T1)とGrant Length(L1)を記載したGateフレーム(図2,11:(4))を送信する。リンク管理部21は、このGateフレームを出力してからRegister ACKフレームを待ち受ける計測時間を算出して共用タイマ22にセットし、スタート信号をHighにして共用タイマ22のカウント開始を指示する。
共用タイマ22は計測時間のカウントを行い、それまでにRegister ACKフレームを受信できなければタイムアウトを判定してリンク管理部21に通知する。リンク管理部21は、状態遷移番号をS1からS0に遷移させ、共用タイマ22に対するイネーブル信号をLow にして共用タイマ22を停止する。
一方、リンク管理部21は、共用タイマ22がタイムアウトする前に、ONUからのRegister ACKフレーム(図2,11:(5))を受信すると、ONUとのリンクが確立したと判断し、状態遷移番号をS1からS2へ遷移させる。同時に、共用タイマ22に対するイネーブル信号をHighのまま維持するとともに、共用タイマ22に状態遷移番号S2を通知する。共用タイマ22は、状態遷移番号S2に応じてGate periodic タイマとして稼働する。
次にOLTは、Grant Start TimeとGrant Lengthを記載したGateフレーム(図2,11:(6))を定期的に送信し、ONUはOLTの指示に従ってReportフレーム(図2,11:(7))を送信する。また、OLTはリンク確立後にGateフレームを出力する際に、共用タイマ22に対するスタート信号をHighにして共用タイマ22のカウント開始を指示する。共用タイマ22は、スタート信号を受信すると、そのたびごとに50msec のカウントを開始する。
ここで、Gate periodic タイマとして稼働している共用タイマ22がタイムアウトした場合、共用タイマ22はタイムアウトをリンク管理部21に通知する。リンク管理部21は、MPCPフレーム送受信部20に対してGateフレームに代えてKeep aliveフレームを出力するように制御し、MPCPフレーム送受信部20はタイムアウトしたONUにKeep aliveフレーム(図11:(8))を送信し、フレーム送信通知をリンク管理部21に通知する。リンク管理部21は、MPCPフレーム送受信部20からフレーム送信通知を受けると、共用タイマ22にスタート信号を出力し、Gate periodic タイマとして再度カウントを開始させる。これにより、OLTは帯域を割り当てないONUにも、リンクが接続されていることを通知することができる。
以上のように、共用タイマ22は、状態遷移番号S0において動作を停止し、状態遷移番号S1においてRegister ACKタイマとして稼働し、その計測時間はRegister ACKフレームの待ち受け時間が設定され、状態遷移番号S2においてGate periodic タイマとして稼働し、その計測時間はGateフレームが出力されてから50msec となる。
図12は、本発明のMPCPリンク管理回路の実施例2の構成例を示す。
本実施例の特徴は、実施例1の構成において、共用タイマ22がGate periodic タイマのタイムアウトを検出すると、そのタイムアウトをMPCPフレーム送受信部20に通知するところにある。MPCPフレーム送受信部20は、共用タイマ22からGate periodic タイマのタイムアウトを受信すると、タイムアウトしたONUに対するKeep aliveフレームを作成して送信し、フレーム送信通知に代わるスタート信号を共用タイマ22に直接出力し、Gate periodic タイマとして再度カウントを開始させる。
なお、以上説明した各実施例における共用タイマ22は、イネーブル信号とスタート信号でカウントを行い、計測時間に達したときにタイムアウトを通知する構成であるが、共用タイマは設定された時刻に達したことを検知できればよいので、上記の構成に限定されるものではない。例えば、スタート信号でカウントアップを行い、リセット信号でカウント数を0に戻すカウンタでタイマを構成してもよい。あるいは、OLTのローカル時刻が設定された時刻と等しくなったかどうかを組み合わせ回路で実現する構成としてもよい。
また、本発明のMPCPリンク管理回路は、OLTに接続されたONUのフレーム送信速度が1Gbps だけの場合でも、10Gbps だけの場合でもよく、1Gbps と10Gbps が混在した場合でも適用可能である。
11,21 リンク管理部
12 Register ACKタイマ
13 Gate periodic タイマ
22 共用タイマ
101 OLT
102 ONU
103 光ファイバ
104 光スプリッタ
105 外部のネットワーク

Claims (3)

  1. 光ファイバおよび光スプリッタを介して接続される複数のONU(Optical Network Unit)が上り信号を送信するタイミングを制御するMPCP(Multi-point Control Protocol)の規定に従ってリンク管理を行うOLT(Optical Line Terminal )のMPCPリンク管理回路において、
    前記MPCPの DiscoveryプロセスのDiscovery Gateフレームを前記ONUに送信し、それに対して前記ONUが送信したRegister Requestフレームを受信し、前記 DiscoveryプロセスのRegisterフレームとGateフレームを前記ONUに送信し、それに対して前記ONUが送信したRegister ACKフレームを受信し、各フレームの送信通知および受信通知を出力するMPCPフレーム送受信部と、
    前記Discovery Gateフレームの送信通知および前記Register Requestフレームの受信通知により前記ONUとのリンク確立処理中を示す状態S1を判定し、前記RegisterフレームとGateフレームの送信通知および前記Register ACKフレームの受信通知により、前記ONUとのリンクが確立して一定間隔ごとに前記ONUの上り信号の送信タイミングを通知するGateフレームを送信する状態S2を判定するリンク管理部と、
    前記状態S1のときに、前記Gateフレームを送信してから前記Register ACKフレームの待ち受け期間をカウントし、その待ち受け期間に前記Register ACKフレームを受信しないときにタイムアウトを通知するRegister ACKタイマとして機能し、前記状態S2のときに、前記ONUに送信するGateフレームの送信間隔をカウントし、その送信間隔が規定値を超えたときにタイムアウトと通知するGate periodic タイマとして機能する共用タイマとを備え、
    前記リンク管理部は、前記状態S1に応じて、前記Gateフレームを送信してから前記Register ACKフレームを待ち受ける期間を算出し、この待ち受け期間を前記共用タイマにセットして前記Register ACKタイマとして機能させ、前記状態S2に応じて、前記Gateフレームの送信間隔の規定値を前記共用タイマにセットして前記Gate periodic タイマとして機能させる制御を行い、前記Register ACKタイマがタイムアウトを通知したときに前記状態S1を初期状態S0に切り替え、前記Gate periodic タイマがタイムアウトを通知したときに、前記MPCPフレーム送受信部に対して当該タイムアウトしたONUにKeep aliveフレームを送信する制御を行う構成である
    ことを特徴とするMPCPリンク管理回路。
  2. 請求項1に記載のMPCPリンク管理回路において、
    前記リンク管理部は、前記MPCPフレーム送受信部から前記Keep aliveフレームの送信通知を受けたときに、前記共用タイマを前記Gate periodic タイマとしてカウントを再開させる構成である
    ことを特徴とするMPCPリンク管理回路。
  3. 請求項1に記載のMPCPリンク管理回路において、
    前記共用タイマは、Gate periodic タイマのタイムアウトを前記MPCPフレーム送受信部に通知する構成であり、
    前記MPCPフレーム送受信部は、前記Gate periodic タイマのタイムアウトの通知を受けたときに前記Keep aliveフレームを送信する制御を行い、その送信後に前記共用タイマを前記Gate periodic タイマとしてカウントを再開させる構成である
    ことを特徴とするMPCPリンク管理回路。
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