JP2005303896A - 無線通信端末 - Google Patents
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Abstract
【課題】アドホックネットワークに適用する場合に、ホスト装置の負荷を軽減でき、また、中継処理のためのバッテリー浪費を抑えることが可能な無線通信端末を提供する。
【解決手段】自端末宛の受信パケットに対しての所定の処理および送信パケットの出力処理を行うMAC部14と、上位層に位置し、端末全体の制御を行うホストCPU15と、受信パケットおよび送信すべきパケットの中継処理を行うパケット中継部16とを有し、パケット中継部16は、受信したパケットが自端末宛のパケットか中継すべきパケットかを検出し、自端末宛のパケットの場合にはMAC部に出力する検出回路161と、検出回路で中継すべきパケットであると検出された受信パケットに対してあて先アドレスを付加するアドレス更新回路164と、MAC部14による送信パケットかアドレス更新回路による中継すべきパケットを選択的に送受信部に入力させるスイッチ部168とを含む。
【選択図】 図1
【解決手段】自端末宛の受信パケットに対しての所定の処理および送信パケットの出力処理を行うMAC部14と、上位層に位置し、端末全体の制御を行うホストCPU15と、受信パケットおよび送信すべきパケットの中継処理を行うパケット中継部16とを有し、パケット中継部16は、受信したパケットが自端末宛のパケットか中継すべきパケットかを検出し、自端末宛のパケットの場合にはMAC部に出力する検出回路161と、検出回路で中継すべきパケットであると検出された受信パケットに対してあて先アドレスを付加するアドレス更新回路164と、MAC部14による送信パケットかアドレス更新回路による中継すべきパケットを選択的に送受信部に入力させるスイッチ部168とを含む。
【選択図】 図1
Description
本発明は、アドホックネットワークを構成する無線通信端末に係り、特に端末の低消費電力化に関するものである。
現在、IEEE802.11準拠の無線ローカルネットワーク(無線LAN)のアドホックモードにように、ネットワーク内に基地局を配置せずに端末局同士が直接通信して運用する方法が知られている。
たとえば、アドホックネットワークの場合、端末が常にパケット中継処理を行う。
たとえば、アドホックネットワークの場合、端末が常にパケット中継処理を行う。
ところで、通常のモバイル端末では、ネットワークインターフェイスのレイヤ1に相当するアンテナ、RF部、ベースバンド(BB)部と、レイヤ2に相当するMAC部と、それより上位層を処理するホストCPUがある。
アドホックネットワークでは端末が中継処理をしなければならないが、通常モバイル端末はコストや大きさの関係からホストCPUの処理リソースを切りつめて最小限の構成としている。
しかし現状では、パケットの中継処理はIPレイヤで行われるため、ホストCPU上のソフトウェアで処理されており、処理リソースの少ないモバイル端末用CPUにとっては大きな負荷となる。
アドホックネットワークでは端末が中継処理をしなければならないが、通常モバイル端末はコストや大きさの関係からホストCPUの処理リソースを切りつめて最小限の構成としている。
しかし現状では、パケットの中継処理はIPレイヤで行われるため、ホストCPU上のソフトウェアで処理されており、処理リソースの少ないモバイル端末用CPUにとっては大きな負荷となる。
また、アドホックネットワークを構成するときの問題点として、端末が常にパケット中継処理をしなければならないので、そのバッテリーを浪費してしまうことが挙げられる。
特に、アドホックネットワーク上で多くの中継処理をしている重要な中継端末ほどバッテリー消費が激しくなり、それにより端末がバッテリー切れでダウンしてしまうと、ネットワークに多大な影響を与えてしまう。
このため、従来から端末のバッテリー浪費を抑えるための様々なルーティングプロトコルが検討されているが、端末の内部のアーキテクチャや回路構成については検討されていない。
特に、アドホックネットワーク上で多くの中継処理をしている重要な中継端末ほどバッテリー消費が激しくなり、それにより端末がバッテリー切れでダウンしてしまうと、ネットワークに多大な影響を与えてしまう。
このため、従来から端末のバッテリー浪費を抑えるための様々なルーティングプロトコルが検討されているが、端末の内部のアーキテクチャや回路構成については検討されていない。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、アドホックネットワークに適用する場合に、ホスト装置の負荷を軽減することが可能で、また、中継処理のためのバッテリー浪費を抑えることが可能な無線通信端末を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の第1の観点は、パケットの中継処理機能を有する無線通信端末であって、パケットの送信および受信を行う送受信部と、自端末宛の受信パケットに対しての所定の処理および送信パケットの出力処理を行う制御部と、上記制御部の上位層に位置し、端末全体の制御を行うホスト装置と、受信パケットおよび送信すべきパケットの中継処理を行うパケット中継部と、を有し、上記パケット中継部は、上記送受信部で受信したパケットが自端末宛のパケットか中継すべきパケットかを検出し、自端末宛のパケットの場合には上記制御部に出力する検出回路と、上記検出回路で中継すべきパケットであると検出された受信パケットに対してあて先アドレスを付加するアドレス更新回路と、少なくとも上記制御部による送信パケットか上記アドレス更新回路による中継すべきパケットのいずれかを選択的に上記送受信部に入力させるスイッチ部と、を含む。
好適には、上記パケット中継部は、少なくともルーティングテーブルを記憶する記憶回路と、上記検出回路で検出したIPアドレスに対するルーティング先のアドレスを、上記記憶回路のルーティングテーブルから検索して抜き出し、上記アドレス更新回路に出力するアドレス検索回路と、をさらに有し、上記アドレス更新回路は、上記アドレス検索回路によるアドレスを受信パケットにあて先アドレスとして付加する。
好適には、上記パケット中継部は、ネットワーク上でパケットを送信する際に、パケットの送信に先立って送信要求パケットを生成して出力し、送信した送信要求パケットに対する応答パケットを解析し、中継パケットを送信できることを確認する送信要求処理回路と、ネットワークを構成するために用いられる各種ルーティングプロトコルに則って、制御パケットデータを生成して出力し、上記検出回路による受信したルーティングパケットに従って上記記憶回路のルーティングテーブルを更新するルーティングプロトコル処理回路と、をさらに有し、上記スイッチ部は、上記制御部による送信パケットか上記アドレス更新回路による中継すべきパケットか、上記送信要求処理回路によって送信要求パケットを自動的に出力するか、上記ルーティングプロトコル処理回路によって各種ルーティングパケットを出力するかに応じて、選択的に接続切り替えを行って該当パケットを、上記送受信部に入力させる。
好適には、上記パケット中継装置は、パケットを中継したい場合に上記送信供給処理回路により送信格納処理によって中継パケットを送信できる機会を待つ間、中継パケットを格納するパケットバッファを、さらに有する。
好適には、上記スイッチ部は、送信すべきパケットの内容に応じてあらかじめ設定した優先順位に従って選択的に上記送受信部に入力させる。
本発明の第2の観点は、パケットの中継処理機能を有する無線通信端末であって、パケットの送信および受信を行う送受信部と、自端末宛の受信パケットに対しての所定の処理および送信パケットの出力処理を行う制御部と、上記制御部の上位層に位置し、端末全体の制御を行うホスト装置と、受信パケットおよび送信すべきパケットの中継処理を行うパケット中継部と、上記送受信部で受信したパケットが本端末で処理すべきパケットであるか否かを解析する解析回路と、電源制御部と、を有し、上記パケット中継部は、上記送受信部で受信したパケットが自端末宛のパケットか中継すべきパケットかを検出し、自端末宛のパケットの場合には上記制御部に出力する検出回路と、上記検出回路で中継すべきパケットであると検出された受信パケットに対してあて先アドレスを付加するアドレス更新回路と、少なくとも上記制御部による送信パケットか上記アドレス更新回路による中継すべきパケットのいずれかを選択的に上記送受信部に入力させるスイッチ部と、を含み、上記電源制御部は、上記解析回路の解析の結果、本端末で処理すべきパケットでなければ、当該パケットを破棄して、上記パケット中継部、制御部、ホスト装置のうちの少なくともいずれかの電源をオフにし、自分が処理すべきパケットを検出したら、上記パケット中継部、制御部、ホスト装置のうちの少なくともいずれかの電源をオンに保持する。
好適には、上記パケット中継部は、少なくともルーティングテーブルを記憶する記憶回路と、上記検出回路で検出したIPアドレスに対するルーティング先のアドレスを、上記記憶回路のルーティングテーブルから検索して抜き出し、上記アドレス更新回路に出力するアドレス検索回路と、ネットワーク上でパケットを送信する際に、パケットの送信に先立って送信要求パケットを生成して出力し、送信した送信要求パケットに対する応答パケットを解析し、中継パケットを送信できることを確認する送信要求処理回路と、ネットワークを構成するために用いられる各種ルーティングプロトコルに則って、制御パケットデータを生成して出力し、上記検出回路による受信したルーティングパケットに従って上記記憶回路のルーティングテーブルを更新するルーティングプロトコル処理回路と、パケットを中継したい場合に上記送信供給処理回路により送信格納処理によって中継パケットを送信できる機会を待つ間、中継パケットを格納するパケットバッファと、をさらに有し、上記アドレス更新回路は、上記アドレス検索回路によるアドレスを受信パケットにあて先アドレスとして付加し、上記スイッチ部は、上記制御部による送信パケットか上記アドレス更新回路による中継すべきパケットか、上記送信要求処理回路によって送信要求パケットを自動的に出力するか、上記ルーティングプロトコル処理回路によって各種ルーティングパケットを出力するかに応じて、選択的に接続切り替えを行って該当パケットを、上記送受信部に入力させる。
好適には、上記ルーティングプロトコル処理回路が中継処理をする必要がないと判断した場合、上記電源制御部は、上記ルーティングプロトコル処理回路を除く上記パケット中継部、制御部、およびホスト装置のうちの少なくともいずれかの電源をオンに保持する。
好適には、上記ルーティングプロトコル処理回路が受信待ち状態になるべきと判断した場合、上記電源制御部は、上記送受信部の受信部および上記解析回路のみを電源オン状態に保持する 。
好適には、上記送受信部が中継すべきパケットを受信した場合、上記電源制御部は、上記パケット中継部および送受信部のみを電源オン状態に保持する。
好適には、上記電源制御部は、システム起動時には、上記ホスト装置のみを電源オン状態に保持する。
好適には、上記電源制御部は、上記ホスト装置からの送信要求がある場合、上記送受信部の受信部のみ電源オフ状態に保持する。
好適には、上記電源制御部は、上記ルーティングプロトコル処理回路からの待ち受け要求があると上記送受信部の受信部と上記ホスト装置のみを電源オン状態に保持する。
好適には、上記電源制御部は、上記解析回路からの受信処理要求および上記パケットバッファからの中継要求があると、上記制御部のみを電源オフ状態に保持する。
好適には、上記電源制御部は、上記解析回路および検出回路からの受信処理要求があると、上記送受信部の送信部のみを電源オフ状態に保持する。
本発明によれば、たとえばパケット中継部において、検出回路が送受信部で受信したパケットが自端末宛のパケットか中継すべきパケットかを検出し、自端末宛のパケットの場合には制御部に出力する。
また、検出回路は、中継すべきパケットであると検出した場合には、アドレス更新回路において、受信パケットに対してあて先アドレスを付加する。
そして、スイッチ部において、制御部による送信パケットかアドレス更新回路による中継すべきパケットのいずれかを選択的に送受信部に入力させる。
このように、本発明においては、送受信部と制御部との間にパケット中継用の専用回路を設けることで、それより上位層を処理する制御部、ホスト装置等にパケット中継処理等の負荷をかけずにアドホックネットワークを実現できる。
また、検出回路は、中継すべきパケットであると検出した場合には、アドレス更新回路において、受信パケットに対してあて先アドレスを付加する。
そして、スイッチ部において、制御部による送信パケットかアドレス更新回路による中継すべきパケットのいずれかを選択的に送受信部に入力させる。
このように、本発明においては、送受信部と制御部との間にパケット中継用の専用回路を設けることで、それより上位層を処理する制御部、ホスト装置等にパケット中継処理等の負荷をかけずにアドホックネットワークを実現できる。
本発明によれば、上位レイヤを処理するホスト装置等に負荷をかけずに、アドホックネットワークを実現できる。
また、パケット中継処理はベースバンド部上位の専用回路で行うので、それより上位レイヤ処理部はパワーセーブモードに入ることができ、端末のバッテリー寿命を延ばすことができる。
また、パケット中継用回路からアンテナまでのブロックと、それより上位層のブロックで回路の電源を分離することで、必要最小限の電力で中継処理ができる。
また。ユーザが端末の電源を落とした場合は、パケット中継ブロックのみを通電させることで、引き続き中継処理ができるため、最小限の電力でアドホックネットワークを維持できる。
また、ルーティングプロトコル処理回路とIPアドレス検出回路とパケットバッファ等がシステムの電源制御を行うことで、各電源をより細かく制御することができ、システム全体の低電力化ができる。
また、MACヘッダ解析回路のような専用回路を追加することで、処理すべきパケットを受信したときのみ上位層の電源をオンにして処理させることができるので、更なる低負荷、低消費電力化ができる。
また、中継回路の中のスイッチ部の制御にプライオリティを持たせることで、アドホックネットワーク上のプライオリティQoS機能も持たせることができる。
また、パケット中継処理はベースバンド部上位の専用回路で行うので、それより上位レイヤ処理部はパワーセーブモードに入ることができ、端末のバッテリー寿命を延ばすことができる。
また、パケット中継用回路からアンテナまでのブロックと、それより上位層のブロックで回路の電源を分離することで、必要最小限の電力で中継処理ができる。
また。ユーザが端末の電源を落とした場合は、パケット中継ブロックのみを通電させることで、引き続き中継処理ができるため、最小限の電力でアドホックネットワークを維持できる。
また、ルーティングプロトコル処理回路とIPアドレス検出回路とパケットバッファ等がシステムの電源制御を行うことで、各電源をより細かく制御することができ、システム全体の低電力化ができる。
また、MACヘッダ解析回路のような専用回路を追加することで、処理すべきパケットを受信したときのみ上位層の電源をオンにして処理させることができるので、更なる低負荷、低消費電力化ができる。
また、中継回路の中のスイッチ部の制御にプライオリティを持たせることで、アドホックネットワーク上のプライオリティQoS機能も持たせることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に関連付けて説明する。
本実施形態では、アドホックネットワークを構成する端末のネットワークインターフェイスとしてIEEE802.11を用いている。
そして、通常のモバイル端末では、ネットワークインターフェイスのレイヤ1に相当するアンテナ、RF部、ベースバンド(BB)部と、レイヤ2に相当するMAC部と、それより上位層を処理するホストCPUがあるが、本実施形態では、ベースバンド部とMAC部の間にパケット中継用の専用回路を設けることで、それより上位層を処理するMAC部、ホストCPU等にパケット中継処理等の負荷をかけずにアドホックネットワークを実現している。
本実施形態では、アドホックネットワークを構成する端末のネットワークインターフェイスとしてIEEE802.11を用いている。
そして、通常のモバイル端末では、ネットワークインターフェイスのレイヤ1に相当するアンテナ、RF部、ベースバンド(BB)部と、レイヤ2に相当するMAC部と、それより上位層を処理するホストCPUがあるが、本実施形態では、ベースバンド部とMAC部の間にパケット中継用の専用回路を設けることで、それより上位層を処理するMAC部、ホストCPU等にパケット中継処理等の負荷をかけずにアドホックネットワークを実現している。
<第1実施形態>
図1は、本発明に係る無線通信端末の第1の実施形態を示すブロック図である。
図1は、本発明に係る無線通信端末の第1の実施形態を示すブロック図である。
本無線通信端末10は、図1に示すように、ネットワークインターフェイスのレイヤ1に相当するアンテナ部11、RF部12、およびベースバンド部13、レイヤ2に相当するMAC(Media Access Control)部14、上位層を処理するホストCPU15、並びに、パケット中継部16を有している。
ベースバンド部13は、受信部131および送信部132を有する。
また、アンテナ部11、RF部12、およびベースバンド部13により本発明の送受信部が構成され、MAC部14により本発明の制御部が構成される。
ベースバンド部13は、受信部131および送信部132を有する。
また、アンテナ部11、RF部12、およびベースバンド部13により本発明の送受信部が構成され、MAC部14により本発明の制御部が構成される。
パケット中継部16は、IPアドレス検出回路161、ルーティングテーブル(Routing Table)等を記憶する記憶回路162、記憶回路162に記憶されたルーティングテーブルを検索してあて先MACアドレスを決定するアドレス検索回路163、MACアドレス更新回路164、ルーティングプロトコル(Routing Protocol)処理回路165、RTS(Request To Send :送信要求)/CTS(Clear To Send :送信クリア)処理回路166、パケットデータを一時的に貯めるパケットバッファ167、および送信するパケットデータを決めるスイッチ部168を有している。
IPアドレス検出回路161は、ベースバンド部13の受信部131で復調されたパケットデータのヘッダ部を解析して、IPヘッダの中のあて先IPアドレスを検出し、そのパケットが自端末宛(自分宛)ならMAC部14に出力し、中継すべきパケットならアドレス検索回路163およびMACアドレス更新回路164に出力する。
ルーティングテーブル等の記憶回路162は、使用するルーティングプロトコルに従って、中継するあて先端末のMACアドレス等が格納されており、メモリやレジスタ、あるいは連想記憶メモリ等を用いることで、素早くアドレス検索することができる。
記憶回路162は、アドレス検索回路163およびルーティングプロトコル処理回路165によりアクセスされる。
記憶回路162は、アドレス検索回路163およびルーティングプロトコル処理回路165によりアクセスされる。
アドレス検索回路163は、検出したIPアドレスに対するルーティング先のMACアドレスを、ルーティングテーブル等の記憶回路162から検索して抜き出す。
MACアドレス更新回路164は、受信したパケットのMACヘッダのあて先MACアドレスフィールドを検出し、アドレス検索回路163から出力されたあて先MACアドレスを受信パケットの同フィールドに書き込む。
ルーティングプロトコル(Routing Protocol)処理回路165は、アドホックネットワークを構成するために用いられる各種ルーティングプロトコルに則って、ルーティング検索用パケット等の制御パケットデータを生成して出力し、あるいは受信したルーティングパケットに従ってルーティングテーブルを更新する。
現在、アドホックネットワークを構成するためのルーティングプロトコルとしては、様々なプロトコルが提案されているが、本実施形態では、ルーティングプロトコル処理回路165として、汎用的な処理ができるCPUや再構成(Reconfigurable)ロジック等と、各種プロトコル実行用プログラム等を格納する小さなメモリ等の記憶回路を用いることで、様々なルーティングプロトコルに対応できる。
また、ルーティングプロトコルの処理自体は、一般的に多くの処理リソースを必要としないので、上記のルーティングプロトコル処理用CPU等を用いる場合でも、安価で小型なCPUを選ぶことができる。
さらに、ある特定のルーティングプロトコルに対応する回路として、ステートマシーン(State-machine )等の最適化した回路を用いることにより、小型で安価なルーティングプロトコル処理回路とすることもできる。
また、ルーティングプロトコルの処理自体は、一般的に多くの処理リソースを必要としないので、上記のルーティングプロトコル処理用CPU等を用いる場合でも、安価で小型なCPUを選ぶことができる。
さらに、ある特定のルーティングプロトコルに対応する回路として、ステートマシーン(State-machine )等の最適化した回路を用いることにより、小型で安価なルーティングプロトコル処理回路とすることもできる。
RTS/CTS処理回路166は、アドホックネットワーク上でパケットを送信する際に、いわゆる隠れ端末問題を解決するためにパケットの送信に先立って行われる処理で、パケットを中継する場合においても中継先端末にパケットを送信するときにRTS(送信要求)/CTSの手順が必要である。
そこで、本第1の実施形態では、パケットを中継するときに、RTS/CTS処理回路166によって、RTSパケットを生成して出力する。
またRTS/CTS処理回路166は、送信したRTSパケットに対する応答として受信したCTSを解析し、中継パケットを送信できることを確認する。
そこで、本第1の実施形態では、パケットを中継するときに、RTS/CTS処理回路166によって、RTSパケットを生成して出力する。
またRTS/CTS処理回路166は、送信したRTSパケットに対する応答として受信したCTSを解析し、中継パケットを送信できることを確認する。
パケットバッファ167は、パケットを中継したい場合に、RTS/CTSによって中継パケットを送信できる機会を待つ必要があるので、その間、中継パケットを格納する。
スイッチ部168では、中継するパケットを送信するか、あるいは、MAC部14から出力される送信パケットを送信するか、を切り替える。
また、RTS/CTS処理回路166によってRTSが自動的に出力される場合や、ルーティングプロトコル処理回路165によって各種ルーティングパケットが出力される場合も、スイッチ部168が切り替わって該当パケットが送信される。
また、実際にメディアにパケットを送信する時には、メディアのキャリアセンスCS(メディア上にパケットが流れていないかをセンス)して、誰かがパケットを出していれば、あるランダムな時間待って、またキャリアセンスCSして、という処理が必要になる(802.11の場合)。そこで、たとえば、図1のスイッチ制御のところで、ベースバンド部13からのキャリアセンスCSを見て送信制御したり、決められたパケット間隔を待ってから送信するための各種タイマを持つように構成することも可能である。
また、RTS/CTS処理回路166によってRTSが自動的に出力される場合や、ルーティングプロトコル処理回路165によって各種ルーティングパケットが出力される場合も、スイッチ部168が切り替わって該当パケットが送信される。
また、実際にメディアにパケットを送信する時には、メディアのキャリアセンスCS(メディア上にパケットが流れていないかをセンス)して、誰かがパケットを出していれば、あるランダムな時間待って、またキャリアセンスCSして、という処理が必要になる(802.11の場合)。そこで、たとえば、図1のスイッチ制御のところで、ベースバンド部13からのキャリアセンスCSを見て送信制御したり、決められたパケット間隔を待ってから送信するための各種タイマを持つように構成することも可能である。
なお、RTS/CTS処理回路等で、ビーコンフレーム等のマネージメントフレームの処理も可能である。
また、図1においては、処理の流れを表すために、IPアドレス検出回路161、MACアドレス更新回路164、パケットバッファ167という順になっているが、実際の回路では、パケットデータをバッファリングすると同時に、そのヘッダを解析して、アドレスの書き換え等の処理を行っても良い。
また、IPアドレス検出回路161とMACアドレス更新回路164は、どちらもヘッダ解析を行うので、そのときに使うバイトカウンタ等は共用することができ、それにより回路規模を小さくできる。
また、図1においては、処理の流れを表すために、IPアドレス検出回路161、MACアドレス更新回路164、パケットバッファ167という順になっているが、実際の回路では、パケットデータをバッファリングすると同時に、そのヘッダを解析して、アドレスの書き換え等の処理を行っても良い。
また、IPアドレス検出回路161とMACアドレス更新回路164は、どちらもヘッダ解析を行うので、そのときに使うバイトカウンタ等は共用することができ、それにより回路規模を小さくできる。
同様に、RTS/CTS処理回路166やルーティングプロトコル(Routing Protocol)処理回路165等の機能は、通常、MAC部14やその上位層が持っているので、これらの回路はMAC部14等の上位層と共用して使用することで、回路規模の増加を抑えることもできる。
図2に、図1のIPアドレス検出回路161の処理シーケンスの一例を示す。
IPアドレス検出回路161では、最初に受信したパケットが管理/制御パケットか、あるいはデータパケットか、を確認するため、MACヘッダのタイプフィールドとサブタイプフィールドを検出する(ステップST1,ST2)。
タイプフィールドとサブタイプフィールドから、受信パケットがRTS/CTSパケット等の管理/制御パケットであった場合、そのパケットはRTS/CTS処理回路166あるいはMAC部14へ出力される(ステップST3)。
タイプフィールドとサブタイプフィールドから、受信パケットがRTS/CTSパケット等の管理/制御パケットであった場合、そのパケットはRTS/CTS処理回路166あるいはMAC部14へ出力される(ステップST3)。
ステップST2において、受信パケットが通常のデータパケットであった場合、IPアドレスを検出するため、IPヘッダの先頭を検出する。
図2の例では、MACヘッダが固定長であることを利用して、MACヘッダの先頭からバイト数をカウントすることで、IPヘッダの先頭を検出している(ステップST4〜ST6)。
図2の例では、MACヘッダが固定長であることを利用して、MACヘッダの先頭からバイト数をカウントすることで、IPヘッダの先頭を検出している(ステップST4〜ST6)。
次に、図2では、IPヘッダのデータ化けによる誤動作を防ぐため、IPヘッダのチェックサムを計算している(ステップST6)。
ただし、この処理は、物理層などの下位レイヤでのデータ誤り検出/訂正処理によりデータの信頼性が確保できている場合は省いても良い。
計算したヘッダチェックサムが、受信パケットのIPヘッダチェックサムフィールドの値と一致した場合(ステップST7)、そのヘッダの宛先IPアドレスフィールドからアドレスを抽出する(ステップST8)。
ただし、この処理は、物理層などの下位レイヤでのデータ誤り検出/訂正処理によりデータの信頼性が確保できている場合は省いても良い。
計算したヘッダチェックサムが、受信パケットのIPヘッダチェックサムフィールドの値と一致した場合(ステップST7)、そのヘッダの宛先IPアドレスフィールドからアドレスを抽出する(ステップST8)。
一方、ステップST7において、チェックサム値が一致しなかった場合は、なんらかの予期しない自体なので、エラー処理へ移る(ステップST9)。
エラー処理では、特殊なケースとして、そのパケットデータを上位層へ渡して、上位層のホストCPU15等で詳細な解析を行っても良い。
あるいは、上位層のプロトコルに再送手順等が用意されていれば、エラーパケットとして破棄しても良い。
また、図2のシーケンスでは、MAC部14の上位層がIPでない場合はエラーとなるが、このような場合も上位層を処理するホストCPU15側に渡して、個別に対応することもできる。
エラー処理では、特殊なケースとして、そのパケットデータを上位層へ渡して、上位層のホストCPU15等で詳細な解析を行っても良い。
あるいは、上位層のプロトコルに再送手順等が用意されていれば、エラーパケットとして破棄しても良い。
また、図2のシーケンスでは、MAC部14の上位層がIPでない場合はエラーとなるが、このような場合も上位層を処理するホストCPU15側に渡して、個別に対応することもできる。
チェックサムが一致し(ステップST7)、宛先IPアドレスを抽出したら(ステップST8)、そのアドレスが自分のIPアドレスと一致するか、あるいはブロードキャストアドレスか、あるいは自分が所属するグループ宛のマルチキャストアドレス等である場合、その受信パケットはルーティングプロトコル処理回路165、あるいはMAC部14へ出力される(ステップST10,ST11)。
つまり、自分宛の通常のデータパケットであれば、MAC部14からホストCPU15に渡されて処理されるべきであるし、あるいはブロードキャストされたルーティングパケット等であれば、ルーティングプロトコル処理回路165で処理されるべきである。
つまり、自分宛の通常のデータパケットであれば、MAC部14からホストCPU15に渡されて処理されるべきであるし、あるいはブロードキャストされたルーティングパケット等であれば、ルーティングプロトコル処理回路165で処理されるべきである。
上記以外のパケットであれば、中継されるべきパケットと見なせるので、中継先端末のMACアドレスを調べるために、抽出した宛先IPアドレスをアドレス検索回路163に渡す。
また、ここで、IPヘッダのTTL(Time to Live)フィールドに対応する場合には、中継パケットを検出した時点で、そのTTLフィールドをチェックして、2以上であれば−1してから中継し、そうでなければ受信パケットを破棄する、等の処理を追加する。
また、ここで、IPヘッダのTTL(Time to Live)フィールドに対応する場合には、中継パケットを検出した時点で、そのTTLフィールドをチェックして、2以上であれば−1してから中継し、そうでなければ受信パケットを破棄する、等の処理を追加する。
本第1の実施形態によれば、ベースバンド部13の受信部131で復調されたパケットデータのヘッダ部を解析して、IPヘッダの中のあて先IPアドレスを検出し、そのパケットが自分宛ならMAC部14に出力し、中継するパケットならMACアドレス更新回路に出力するIPアドレス検出回路161と、ルーティングテーブル等を記憶する記憶回路162と、検出したIPアドレスに対するルーティング先のMACアドレスを、ルーティングテーブル等の記憶回路162から検索して抜き出すアドレス検索回路163と、受信したパケットのMACヘッダのあて先MACアドレスフィールドを検出し、アドレス検索回路163から出力されたあて先MACアドレスを受信パケットの同フィールドに書き込むMACアドレス更新回路164と、アドホックネットワークを構成するために用いられる各種ルーティングプロトコルに則って、ルーティング検索用パケット等の制御パケットデータを生成して出力し、あるいは受信したルーティングパケットに従ってルーティングテーブルを更新するルーティングプロトコル処理回路165と、アドホックネットワーク上でパケットを送信する際に、パケットの送信に先立ってRTSパケットを生成して出力し、送信したRTSパケットに対する応答として受信したCTSを解析し、中継パケットを送信できることを確認するRTS/CTS処理回路166と、パケットを中継したい場合にRTS/CTSによって中継パケットを送信できる機会を待つ間、中継パケットを格納するパケットバッファ167と、中継するパケットを送信するか、あるいは、MAC部14から出力される送信パケットを送信するか、RTS/CTS処理回路166によってRTSを自動的に出力するか、ルーティングプロトコル処理回路165によって各種ルーティングパケットを出力するかに応じてベースバンド部13の送信部131との接続切り替えを行って該当パケットを送信させるスイッチ部168とを有するパケット中継部16を設けたので、以下の効果を得ることができる。
すなわち、アドホックネットワークを構成するためのルーティング処理等はすべてベースバンド部13の上位の専用回路であるパケット中継部16で行うことで、MAC部14以上の上位層ではルーティング処理をする必要がなく、処理リソースを抑えられるので、上位レイヤを処理するホストCPU15等に負荷をかけずに、アドホックネットワークを実現でき、また、安価なシステムを構成でき、システム全体の消費電力も抑えられる利点がある。
<第2実施形態>
図3は、本発明に係る無線通信端末の第2の実施形態を示すブロック図である。
図3は、本発明に係る無線通信端末の第2の実施形態を示すブロック図である。
本第2の実施形態に係る無線通信端末10Aと上述した第1の実施形態に係る無線通信端末10が異なる点は、消費電力を削減するために電源制御を行うようにしたことにある。
通常のモバイル端末は、バッテリーを極力消費しないよう、できるだけスタンバイ等のモードに入るため、そのホストCPUもユーザからの処理要求がなければスリープのようなモードに入るような設計になっている。
しかし、アドホックネットワークを構成する端末において、従来のように中継処理をホストCPUで行うと、アンテナからホストCPU(周辺のシステムメモリ等を含む)までのすべての回路が常にアクティブ状態でないとネットワークを維持できないので、ホストCPUをスリープ状態にしたり、MACプロトコルを処理するCPU等を低消費電力モードに落としたりすることができない。
そこで、本第2の実施形態においては、図3のような電源制御を行うことで、CPUのスリープモード等を使うことができるようにし、実使用状態ではシステムの消費電力を大幅に抑えることができ、端末のバッテリー寿命を延ばすことができるように構成されている。
しかし、アドホックネットワークを構成する端末において、従来のように中継処理をホストCPUで行うと、アンテナからホストCPU(周辺のシステムメモリ等を含む)までのすべての回路が常にアクティブ状態でないとネットワークを維持できないので、ホストCPUをスリープ状態にしたり、MACプロトコルを処理するCPU等を低消費電力モードに落としたりすることができない。
そこで、本第2の実施形態においては、図3のような電源制御を行うことで、CPUのスリープモード等を使うことができるようにし、実使用状態ではシステムの消費電力を大幅に抑えることができ、端末のバッテリー寿命を延ばすことができるように構成されている。
図3では、図1のベースバンド部(BB)とRF部の送信部と受信部(図3では、符号13a,13bとして表している)と、MAC部14と、ホストCPU15と、パケット中継部16Aに加えて、MACヘッダ解析回路17を追加している。
MACヘッダ解析回路17においては、最初にあて先MACアドレスをチェックして、ユニキャスト(自分宛)/ブロードキャスト/マルチキャスト等の本端末で処理すべきパケットでなければ、そこで破棄する。
自分が処理すべきパケットを検出したら、パケット中継部16Aや上位層を処理するMAC部14のシーケンサ回路やホストCPU15等の電源をオンにする。
また、アドレスフィールドだけでなく、CRC等のチェックサムフィールドも合わせてチェックすることで、エラーパケットを事前に破棄して、上位層に余計な処理をさせないようにすることもできる。
自分が処理すべきパケットを検出したら、パケット中継部16Aや上位層を処理するMAC部14のシーケンサ回路やホストCPU15等の電源をオンにする。
また、アドレスフィールドだけでなく、CRC等のチェックサムフィールドも合わせてチェックすることで、エラーパケットを事前に破棄して、上位層に余計な処理をさせないようにすることもできる。
図3では、MACヘッダ解析回路17の他に、IPアドレス検出回路161、パケットバッファ167、ルーティングプロトコル処理回路165、MAC部14、ホストCPU15等が電源制御部18を通して電源を制御しており、受信部13a、送信部13b、パケット中継部16A、MAC部14、ホストCPU15等の各電源のオン/オフ(ON/OFF)を細かく制御することで、システムとして低消費電力化している。
具体的な電源制御の例として、待ち受け時(ユーザからの処理要求はないが、アドホックネットワークは維持しなければならない状態)の一例を図4に示す。
ステートST21の「電源OFF 」の状態は、すべての回路に電源が入っていない状態で、本無線通信端末10Aがアドホックネットワークを維持するための中継処理をする必要がない、とルーティングプロトコル処理回路165が判断した場合に電源オフとなる。
たとえば、中継処理できる端末が複数存在する場合は、ルーティングプロトコル処理回路がパケット中継処理を各端末で時分割に分担できるように制御して、各端末が交替でパワーセーブモード等に入れるようにできる。
同様に、ネットワークトポロジーによっては、他の端末が中継処理すべき場合があるので、そのような場合は、電源OFF 状態になることができる。
たとえば、中継処理できる端末が複数存在する場合は、ルーティングプロトコル処理回路がパケット中継処理を各端末で時分割に分担できるように制御して、各端末が交替でパワーセーブモード等に入れるようにできる。
同様に、ネットワークトポロジーによっては、他の端末が中継処理すべき場合があるので、そのような場合は、電源OFF 状態になることができる。
次に、中継処理やルーティング(Routing )パケット受信のために、ルーティングプロトコル処理回路165が受信待ち状態になるべきと判断した場合、ステートST22の超低電力状態へ遷移する。
この状態では、受信部(RF部+BB部+MACヘッダ解析回路)のみ電源が入っており、無線ネットワーク上を転送されているパケットを監視している状態である。
ここで、本端末が中継すべきパケットを受信した場合、MACヘッダ解析回路17から受信処理要求が出力されて、さらにパケットバッファから中継すべきパケットが蓄積されていることを示す中継要求も出力されるので、それらをトリガーにして、ステートST23の低電力状態へ遷移する。
この状態では、中継処理のみが行われるので、パケット中継部16Aと送受信部13a,13bのみ電源が入っており、MAC部14やホストCPU15、その周辺回路等はオンにする必要がない。
この状態では、受信部(RF部+BB部+MACヘッダ解析回路)のみ電源が入っており、無線ネットワーク上を転送されているパケットを監視している状態である。
ここで、本端末が中継すべきパケットを受信した場合、MACヘッダ解析回路17から受信処理要求が出力されて、さらにパケットバッファから中継すべきパケットが蓄積されていることを示す中継要求も出力されるので、それらをトリガーにして、ステートST23の低電力状態へ遷移する。
この状態では、中継処理のみが行われるので、パケット中継部16Aと送受信部13a,13bのみ電源が入っており、MAC部14やホストCPU15、その周辺回路等はオンにする必要がない。
次に、本端末宛のパケットを受信した場合、MACヘッダ解析回路17からの受信処理要求と、IPアドレス検出回路161からの受信処理要求の両方が出力されるのをトリガーにして、ステートST24の受信状態へ遷移する。
この状態では、MAC部14やホストCPU15等のシステム側もオンとなり、自分宛のパケットを処理する。
ここで、システム側を極力落としておきたい場合は、MAC部14等に大きなパケットバッファを設ける、等により、ある程度処理すべきパケットが蓄積されるのを待ってから一括処理することで、さらに低消費電力化できる。
この状態では、MAC部14やホストCPU15等のシステム側もオンとなり、自分宛のパケットを処理する。
ここで、システム側を極力落としておきたい場合は、MAC部14等に大きなパケットバッファを設ける、等により、ある程度処理すべきパケットが蓄積されるのを待ってから一括処理することで、さらに低消費電力化できる。
図5に、システム起動時(ユーザがホストCPUに処理要求をしている状態)の電源状態遷移の一例を示す。
システム起動状態では、ホストCPU15(と周辺回路)がオンとなっており(ステートST31)、図4の場合と同じ理由でルーティングプロトコル処理回路165がネットワークインターフェイス部を全て電源オフとしている状態である。
ここで、ホストCPU15からネットワークへ送信要求が発生した場合、ステートST32の送信状態となり、受信部以外の全てが電源オンとなる。
ここで、ホストCPU15からネットワークへ送信要求が発生した場合、ステートST32の送信状態となり、受信部以外の全てが電源オンとなる。
また、システム(ホストCPU側)が起動している状態で、ルーティングプロトコル処理回路165から待ち受け要求が来た場合、ステートST33の低電力受信状態へ遷移する。
この状態では、ホストCPU15が各種アプリケーションの処理を実行しているのと同時に、受信部13aがネットワークを監視している。
この状態では、ホストCPU15が各種アプリケーションの処理を実行しているのと同時に、受信部13aがネットワークを監視している。
以下、図4と同様に、ホストCPU15が動作した状態での中継処理や、受信処理が、それぞれステートST34の低電力中継状態、ステートST35の受信状態で実行される。
この場合、電源制御部18は、システム起動時には、ホストCPU15のみを電源オン状態に保持する。
また、電源制御部18は、ホストCPU15からの送信要求がある場合、送受信部の受信部13aのみを電源オフ状態に保持する。
また、電源制御部18は、ルーティングプロトコル処理回路165からの待ち受け要求があると受信部13aとホストCPU15のみを電源オン状態に保持する。
また、電源制御部18は、ステートST33の状態で、MACヘッダ解析回路17からの受信処理要求およびパケットバッファ167からの中継要求があると、MAC部14のみを電源オフ状態に保持する。
また、電源制御部18は、ステートST33の状態で、MACヘッダ解析回路17およびIPアドレス検出回路161からの受信処理要求があると、送受信部の送信部13bのみを電源オフ状態に保持する。
また、電源制御部18は、ホストCPU15からの送信要求がある場合、送受信部の受信部13aのみを電源オフ状態に保持する。
また、電源制御部18は、ルーティングプロトコル処理回路165からの待ち受け要求があると受信部13aとホストCPU15のみを電源オン状態に保持する。
また、電源制御部18は、ステートST33の状態で、MACヘッダ解析回路17からの受信処理要求およびパケットバッファ167からの中継要求があると、MAC部14のみを電源オフ状態に保持する。
また、電源制御部18は、ステートST33の状態で、MACヘッダ解析回路17およびIPアドレス検出回路161からの受信処理要求があると、送受信部の送信部13bのみを電源オフ状態に保持する。
以上のように、MACヘッダ解析回路17のような専用回路を追加することで、処理すべきパケットを受信したときのみ上位層の電源をオンにして処理させることができるので、更なる低負荷、低消費電力化ができる。
また、パケット中継部の各回路等が各電源を制御することで、必要最小限の電力で中継処理ができる。また、ユーザが端末の電源を落とした場合でも、図4のように待ち受け時の電源制御を行うことで、引き続き中継処理ができるため、最小限の電力でアドホックネットワークを維持できる。
すなわち、パケット中継部からアンテナまでのブロックと、それより上位層のブロックで回路の電源を分離することで、必要最小限の電力で中継処理ができる。
また、ユーザが端末の電源を落とした場合は、パケット中継部のみを通電させることで、引き続き中継処理ができるため、最小限の電力でアドホックネットワークを維持できる。
また、ルーティングプロトコル処理回路165とIPアドレス検出回路161とパケットバッファ167等がシステムの電源制御を行うことで、各電源をより細かく制御することができ、システム全体の低電力化ができる。
すなわち、パケット中継部からアンテナまでのブロックと、それより上位層のブロックで回路の電源を分離することで、必要最小限の電力で中継処理ができる。
また、ユーザが端末の電源を落とした場合は、パケット中継部のみを通電させることで、引き続き中継処理ができるため、最小限の電力でアドホックネットワークを維持できる。
また、ルーティングプロトコル処理回路165とIPアドレス検出回路161とパケットバッファ167等がシステムの電源制御を行うことで、各電源をより細かく制御することができ、システム全体の低電力化ができる。
<第3実施形態>
次に、本発明に係る無線通信端末の第3の実施形態を説明する。
次に、本発明に係る無線通信端末の第3の実施形態を説明する。
第1の実施形態の図1で、ホストCPU15からのパケット送信や、中継処理のためのパケット送信等を切り替えるスイッチ部168において、そのスイッチ制御に優先制御機能を加えることで、アドホックネットワークを構成した場合のプライオリティQoS機能を持たせることができる。
図6は、本実施形態に係るスイッチ部の制御の一例を示すフローチャートである。
スイッチ部168では、前述したように、ホストCPU15側から送信されるパケットと、受信部131から中継されて送信されるパケットと、それらに付随して送信されるRTSパケットと、ルーティングプロトコル処理回路165で生成される各種ルーティングパケット等を切り替えて、送信部132に出力する。
図6は、ホストCPU15側からのパケット送信要求(ステップST41)と、パケット中継部16(パケットバッファ167等)からのパケット中継要求(ステップST43)と、ルーティングプロトコル処理回路165からのルーティングパケット送信要求(ステップST46)を制御してスイッチを切り替える場合の一例である。
図6においては、基本的にラウンドロビンで送信権限が渡される場合の例で、最初にホストCPU15側からの送信要求があるか、をチェックし(ST41)、あればスイッチを切り替えてパケットを送信部132へ送る(ST42)。
要求がなければ、次の要求(中継要求)をチェックする(ST43)。
以下、繰り返し、処理していくもので、特にプライオリティを付けていない。
要求がなければ、次の要求(中継要求)をチェックする(ST43)。
以下、繰り返し、処理していくもので、特にプライオリティを付けていない。
ここで、アドホックネットワークにも様々なパケットが送受信されているので、QoSのために音声パケットや画像パケットにプライオリティ付けすることが考えられる。
図7に、本実施形態に係るスイッチ部に優先制御機能を付加した場合の処理シーケンスの一例を示す。
この例では、自分が音声パケットを送信する場合と、他からの音声パケットを中継する場合と、自分が通常のパケット(データパケット等)を送信する場合と、通常のパケットを中継する場合と、ルーティングパケットを送信する場合があり、音声のようなプライオリティの高いパケットを優先して送信している。
ここで、中継するパケットの種別(音声パケットかデータパケットか、等)を知るためには、図1のパケット中継部16の中のIPアドレス検出回路161等でIPヘッダのTOS(Type of Service )フィールドをチェックすること等により実現できる。
この例では、自分が音声パケットを送信する場合と、他からの音声パケットを中継する場合と、自分が通常のパケット(データパケット等)を送信する場合と、通常のパケットを中継する場合と、ルーティングパケットを送信する場合があり、音声のようなプライオリティの高いパケットを優先して送信している。
ここで、中継するパケットの種別(音声パケットかデータパケットか、等)を知るためには、図1のパケット中継部16の中のIPアドレス検出回路161等でIPヘッダのTOS(Type of Service )フィールドをチェックすること等により実現できる。
具体的には、図7に示すように、音声送信要求があると(ステップST51)、自分が音声パケットの送信処理を行う(ST52)。
ステップST51において、音声送信要求がなく、音声中継要求がある場合には(ST53)、他からの音声パケットを中継する(ST54)。
ステップST53において、音声中継要求がなく、送信要求がある場合には(ST55)、自分が通常のパケット(データパケット等)を送信する(ST56)。
ステップST55において、送信要求がなく、中継要求がある場合には(ST57)、通常のパケット(データパケット等)を中継する(ST58)。
ステップST57において、中継要求がなく、ルーティング処理要求がある場合には(ST59)、ルーティングパケットを送信する(ST60)。
ステップST51において、音声送信要求がなく、音声中継要求がある場合には(ST53)、他からの音声パケットを中継する(ST54)。
ステップST53において、音声中継要求がなく、送信要求がある場合には(ST55)、自分が通常のパケット(データパケット等)を送信する(ST56)。
ステップST55において、送信要求がなく、中継要求がある場合には(ST57)、通常のパケット(データパケット等)を中継する(ST58)。
ステップST57において、中継要求がなく、ルーティング処理要求がある場合には(ST59)、ルーティングパケットを送信する(ST60)。
このように、パケット中継部16の中のスイッチ部168の制御にプライオリティを持たせることで、アドホックネットワーク上のプライオリティQoS機能も持たせることができる。
10,10A…無線通信端末、11…アンテナ部、12…RF部、13…ベースバンド部、131…受信部、132…送信部、14…MAC部、15…ホストCPU、16,16A…パケット中継部、161…IPアドレス検出回路、162…ルーティングテーブル(Routing Table)等を記憶する記憶回路、163…アドレス検索回路、164…MACアドレス更新回路、165…ルーティングプロトコル(Routing Protocol)処理回路、165…RTS(Request To Send )/CTS(Clear To Send )処理回路、166…パケットバッファ、168…スイッチ部、17…MACヘッダ解析回路、18…電源制御部。
Claims (18)
- パケットの中継処理機能を有する無線通信端末であって、
パケットの送信および受信を行う送受信部と、
自端末宛の受信パケットに対しての所定の処理および送信パケットの出力処理を行う制御部と、
上記制御部の上位層に位置し、端末全体の制御を行うホスト装置と、
受信パケットおよび送信すべきパケットの中継処理を行うパケット中継部と、を有し、
上記パケット中継部は、
上記送受信部で受信したパケットが自端末宛のパケットか中継すべきパケットかを検出し、自端末宛のパケットの場合には上記制御部に出力する検出回路と、
上記検出回路で中継すべきパケットであると検出された受信パケットに対してあて先アドレスを付加するアドレス更新回路と、
少なくとも上記制御部による送信パケットか上記アドレス更新回路による中継すべきパケットのいずれかを選択的に上記送受信部に入力させるスイッチ部と、を含む
無線通信端末。 - 上記パケット中継部は、
少なくともルーティングテーブルを記憶する記憶回路と、
上記検出回路で検出したIPアドレスに対するルーティング先のアドレスを、上記記憶回路のルーティングテーブルから検索して抜き出し、上記アドレス更新回路に出力するアドレス検索回路と、をさらに有し、
上記アドレス更新回路は、上記アドレス検索回路によるアドレスを受信パケットにあて先アドレスとして付加する
請求項1記載の無線通信端末。 - 上記パケット中継部は、
ネットワーク上でパケットを送信する際に、パケットの送信に先立って送信要求パケットを生成して出力し、送信した送信要求パケットに対する応答パケットを解析し、中継パケットを送信できることを確認する送信要求処理回路と、
ネットワークを構成するために用いられる各種ルーティングプロトコルに則って、制御パケットデータを生成して出力し、上記検出回路による受信したルーティングパケットに従って上記記憶回路のルーティングテーブルを更新するルーティングプロトコル処理回路と、をさらに有し、
上記スイッチ部は、上記制御部による送信パケットか上記アドレス更新回路による中継すべきパケットか、上記送信要求処理回路によって送信要求パケットを自動的に出力するか、上記ルーティングプロトコル処理回路によって各種ルーティングパケットを出力するかに応じて、選択的に接続切り替えを行って該当パケットを、上記送受信部に入力させる
請求項2記載の無線通信端末。 - 上記パケット中継装置は、
パケットを中継したい場合に上記送信供給処理回路により送信格納処理によって中継パケットを送信できる機会を待つ間、中継パケットを格納するパケットバッファを、さらに有する
請求項3記載の無線通信端末。 - 上記スイッチ部は、送信すべきパケットの内容に応じてあらかじめ設定した優先順位に従って選択的に上記送受信部に入力させる
請求項1記載の無線通信端末。 - 上記スイッチ部は、送信すべきパケットの内容に応じてあらかじめ設定した優先順位に従って選択的に上記送受信部に入力させる
請求項3記載の無線通信端末。 - パケットの中継処理機能を有する無線通信端末であって、
パケットの送信および受信を行う送受信部と、
自端末宛の受信パケットに対しての所定の処理および送信パケットの出力処理を行う制御部と、
上記制御部の上位層に位置し、端末全体の制御を行うホスト装置と、
受信パケットおよび送信すべきパケットの中継処理を行うパケット中継部と、
上記送受信部で受信したパケットが本端末で処理すべきパケットであるか否かを解析する解析回路と、
電源制御部と、を有し、
上記パケット中継部は、
上記送受信部で受信したパケットが自端末宛のパケットか中継すべきパケットかを検出し、自端末宛のパケットの場合には上記制御部に出力する検出回路と、
上記検出回路で中継すべきパケットであると検出された受信パケットに対してあて先アドレスを付加するアドレス更新回路と、
少なくとも上記制御部による送信パケットか上記アドレス更新回路による中継すべきパケットのいずれかを選択的に上記送受信部に入力させるスイッチ部と、を含み、
上記電源制御部は、
上記解析回路の解析の結果、本端末で処理すべきパケットでなければ、当該パケットを破棄して、上記パケット中継部、制御部、ホスト装置のうちの少なくともいずれかの電源をオフにし、自分が処理すべきパケットを検出したら、上記パケット中継部、制御部、ホスト装置のうちの少なくともいずれかの電源をオンに保持する
無線通信端末。 - 上記パケット中継部は、
少なくともルーティングテーブルを記憶する記憶回路と、
上記検出回路で検出したIPアドレスに対するルーティング先のアドレスを、上記記憶回路のルーティングテーブルから検索して抜き出し、上記アドレス更新回路に出力するアドレス検索回路と、
ネットワーク上でパケットを送信する際に、パケットの送信に先立って送信要求パケットを生成して出力し、送信した送信要求パケットに対する応答パケットを解析し、中継パケットを送信できることを確認する送信要求処理回路と、
ネットワークを構成するために用いられる各種ルーティングプロトコルに則って、制御パケットデータを生成して出力し、上記検出回路による受信したルーティングパケットに従って上記記憶回路のルーティングテーブルを更新するルーティングプロトコル処理回路と、
パケットを中継したい場合に上記送信供給処理回路により送信格納処理によって中継パケットを送信できる機会を待つ間、中継パケットを格納するパケットバッファと、をさらに有し、
上記アドレス更新回路は、上記アドレス検索回路によるアドレスを受信パケットにあて先アドレスとして付加し、
上記スイッチ部は、上記制御部による送信パケットか上記アドレス更新回路による中継すべきパケットか、上記送信要求処理回路によって送信要求パケットを自動的に出力するか、上記ルーティングプロトコル処理回路によって各種ルーティングパケットを出力するかに応じて、選択的に接続切り替えを行って該当パケットを、上記送受信部に入力させる
請求項7記載の無線通信端末。 - 上記ルーティングプロトコル処理回路が中継処理をする必要がないと判断した場合、上記電源制御部は、上記ルーティングプロトコル処理回路を除く上記パケット中継部、制御部、およびホスト装置のうちの少なくともいずれかの電源をオンに保持する
請求項8記載の無線通信端末。 - 上記ルーティングプロトコル処理回路が受信待ち状態になるべきと判断した場合、上記電源制御部は、上記送受信部の受信部および上記解析回路のみを電源オン状態に保持する
請求項8記載の無線通信端末。 - 上記送受信部が中継すべきパケットを受信した場合、上記電源制御部は、上記パケット中継部および送受信部のみを電源オン状態に保持する
請求項10記載の無線通信端末。 - 上記電源制御部は、システム起動時には、上記ホスト装置のみを電源オン状態に保持する
請求項8記載の無線通信端末。 - 上記電源制御部は、上記ホスト装置からの送信要求がある場合、上記送受信部の受信部のみを電源オフ状態に保持する
請求項12記載の無線通信端末。 - 上記電源制御部は、上記ルーティングプロトコル処理回路からの待ち受け要求があると上記送受信部の受信部と上記ホスト装置のみを電源オン状態に保持する
請求項12記載の無線通信端末。 - 上記電源制御部は、上記解析回路からの受信処理要求および上記パケットバッファからの中継要求があると、上記制御部のみを電源オフ状態に保持する
請求項14記載の無線通信端末。 - 上記電源制御部は、上記解析回路および検出回路からの受信処理要求があると、上記送受信部の送信部のみを電源オフ状態に保持する
請求項14記載の無線通信端末。 - 上記スイッチ部は、送信すべきパケットの内容に応じてあらかじめ設定した優先順位に従って選択的に上記送受信部に入力させる
請求項7記載の無線通信端末。 - 上記スイッチ部は、送信すべきパケットの内容に応じてあらかじめ設定した優先順位に従って選択的に上記送受信部に入力させる
請求項8記載の無線通信端末。
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