JP4946233B2 - カメラおよび電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、マイクを備えたカメラおよび電子機器に関する。
マイクを保持したマイクホルダを電子機器の筐体に当接させて取り付けている電子機器が知られている(特許文献1参照)。
特開平10−285259号公報
しかし、従来の電子機器では、筐体の曲面部分にマイクおよびマイクホルダが配設されると、マイクホルダと筐体との当接部分に隙間ができることがある。そのため、筐体の内部で発生した音がこの隙間からマイクに伝わって集音されてしまう。
(1) 請求項1の発明によるカメラは、筐体内に設けられる撮像手段と、略円柱形状の一端に集音面が設けられたマイクと、前方の開口面側で開口した略円筒形状の弾性素材から成り、開口面側の内周部分である開口部、および、開口部よりも後方で集音面を開口面に向けて配設されたマイクを保持するマイク保持部を有し、マイクを保持して筐体に取り付ける保持部材とを備え、保持部材は、開口部の周辺を円周状に囲み前方に向かって突出する凸部を有し、筐体は、マイクの前方に位置して外部からマイクへ音声が通過するマイク穴と、マイク穴の周囲に設けられて凸部が後方から前方に向かって入り込んで当接する凹部とを有し、凹部は、後方から見たときにリング状を呈する溝であり、溝の底に向かうにつれて幅が狭くなる略V字形状の断面を呈する一対の斜面を有し、保持部材が筐体に向かって押圧されると、凹部の一対の斜面のうちの内側の斜面が凸部の内側部分と当接し、凹部の一対の斜面のうちの外側の斜面が凸部の外側部分と当接することを特徴とする。
(2) 請求項2の発明によるカメラは、筐体内に設けられる撮像手段と、略円柱形状の一端に集音面が設けられたマイクと、前方の開口面側で開口した略円筒形状の弾性素材から成り、開口面側の内周部分である開口部、および、開口部よりも後方で集音面を開口面に向けて配設されたマイクを保持するマイク保持部を有し、マイクを保持して筐体に取り付ける保持部材とを備え、筐体は、マイクの前方に位置して外部からマイクへ音声が通過するマイク穴と、マイク穴の周辺を円周状に囲み後方に向かって突出する凸部を有し、保持部材は、開口部の周囲に設けられて凸部が前方から後方に向かって入り込んで当接する凹部とを有し、凹部は、前方から見たときにリング状を呈する溝であり、溝の底に向かうにつれて幅が狭くなる略V字形状の断面を呈する一対の斜面を有し、保持部材が筐体に向かって押圧されると、凹部の一対の斜面のうちの内側の斜面が凸部の内側部分と当接し、凹部の一対の斜面のうちの外側の斜面が凸部の外側部分と当接することを特徴とする。
(3) 請求項5の発明による電子機器は、略円柱形状の一端に集音面が設けられたマイクと、前方の開口面側で開口した略円筒形状の弾性素材から成り、開口面側の内周部分である開口部、および、開口部よりも後方で集音面を開口面に向けて配設されたマイクを保持するマイク保持部を有し、マイクを保持して筐体に取り付ける保持部材とを備え、保持部材は、開口部の周辺を円周状に囲み前方に向かって突出する凸部を有し、筐体は、マイクの前方に位置して外部からマイクへ音声が通過するマイク穴と、マイク穴の周囲に設けられて凸部が後方から前方に向かって入り込んで当接する凹部とを有し、凹部は、後方から見たときにリング状を呈する溝であり、溝の底に向かうにつれて幅が狭くなる略V字形状の断面を呈する一対の斜面を有し、保持部材が筐体に向かって押圧されると、凹部の一対の斜面のうちの内側の斜面が凸部の内側部分と当接し、凹部の一対の斜面のうちの外側の斜面が凸部の外側部分と当接することを特徴とする。
(4) 請求項6の発明による電子機器は、略円柱形状の一端に集音面が設けられたマイクと、前方の開口面側で開口した略円筒形状の弾性素材から成り、開口面側の内周部分である開口部、および、開口部よりも後方で集音面を開口面に向けて配設されたマイクを保持するマイク保持部を有し、マイクを保持して筐体に取り付ける保持部材とを備え、筐体は、マイクの前方に位置して外部からマイクへ音声が通過するマイク穴と、マイク穴の周辺を円周状に囲み後方に向かって突出する凸部を有し、保持部材は、開口部の周囲に設けられて凸部が前方から後方に向かって入り込んで当接する凹部とを有し、凹部は、前方から見たときにリング状を呈する溝であり、溝の底に向かうにつれて幅が狭くなる略V字形状の断面を呈する一対の斜面を有し、保持部材が筐体に向かって押圧されると、凹部の一対の斜面のうちの内側の斜面が凸部の内側部分と当接し、凹部の一対の斜面のうちの外側の斜面が凸部の外側部分と当接することを特徴とする。
本発明によれば、ボディの内部で発生した音がマイクに伝わって集音されてしまうことを防止できる。
図1〜10を参照して、本発明をカメラに適用した一実施の形態を説明する。図1は、本発明を適用したカメラの一例であるデジタルカメラの正面図である。デジタルカメラ100は沈胴式レンズを搭載した、いわゆるコンパクト・デジタルカメラであり、カバー1に対して沈胴状態からレンズの光軸方向に繰り出されるレンズ鏡筒2を備えている。なお、以下の説明では、デジタルカメラ100のレンズ光軸に沿って被写体側である、図1における紙面手前側を前方とし、紙面奥側を後方とするとともに、各構成要素についてもデジタルカメラ100への取付姿勢を基準として各図における前後方向を規定する。
カバー1の前面には、閃光装置の発光窓3と、マイク穴4とが設けられている。後に詳述するように、マイク穴4の後方には、マイクが取り付けられている。カバー1の上部にはシャッターレリーズボタン6が設けられ、カバー1の下部には電池蓋7が設けられている。図2は、デジタルカメラ100の内部を示した、図1のII−II矢視断面図である。図2において、21は合焦のためのフォーカスレンズであり、22はフォーカスレンズ21を保持するレンズ室である。31は被写体像を撮像する撮像素子であり、32は撮像素子31で捉えた画像や各種情報を表示する液晶モニタである。AX1はレンズ光軸を示している。なお、デジタルカメラ100の背面には焦点距離を調節する不図示のズームボタンや、液晶モニタ32に種々の情報設定項目や情報のメニュー画面を表示させるためのスイッチであるメニューボタン(不図示)などが設けられている。
図3は、フォーカスレンズ21を駆動する駆動機構40を示す図である。41はフォーカスモータであり、42は送りネジであり、43はキャリッジであり、44はガイド軸である。フォーカスモータ41の駆動によって送りネジ42が回動されると、送りネジ42と螺合するキャリッジ43が前後方向に駆動される。レンズ室22は腕部22aがキャリッジ43と当接しているので、フォーカスモータ41の駆動により、キャリッジ43とともにガイド軸44に沿って前後方向に駆動される。その結果、フォーカスレンズ21が撮像素子31の前方で光軸方向に沿って駆動される。
このデジタルカメラ100は、静止画の撮像機能の他に、動画撮影機能と、動画撮影時の音声録音機能と、撮像操作とは関係なく音声を録音する音声メモ機能とを備えている。撮像素子で撮像した画像データ、およびマイク5で捉えた音声データは、電子データとしてデジタルカメラ100に装着した記録媒体(不図示)に記録される。
−−−マイク5の取付構造−−−
図4は、図1に示したデジタルカメラ100の上方からマイク穴4の近傍を見たときのIV−IV矢視断面図である。マイク穴4の後方には、マイク5と、ゴム材料からなる保持部材200とが配設されている。マイク5は、保持部材200に保持された状態で保持部材200とともに、電池室8を形成する電池ボックス9とカバー1の背面との間で挟持されている。
図5は、図4に示したIV−IV矢視断面図のうち、カバー1について示した図であり、図6は、カバー1を背面側から見たときのマイク穴4の近傍の斜視図である。カバー1の背面側(裏側)には、マイク穴4の周囲にV溝110が形成されている。V溝110を構成する内側の斜面を第1斜面111と呼び、外側の斜面を第2斜面112と呼ぶ。V溝110の谷部近傍で、第1斜面111と第2斜面112とをなだらかに接続する曲面を谷面113と呼ぶ。なお、各斜面111,112は、マイク穴4を中心に前後方向(光軸方向)に延在する軸AX2を中心軸とする円錐面の一部にそれぞれ相当する。
図7は、マイク5の側面図である。マイク5は、略円柱形状の小型のコンデンサマイクロフォンであり、前面の中央に集音用の開口(不図示)が設けられている。集音用の開口を有する端面を集音側端面51と呼ぶ。
図8は、保持部材200の断面図であり、図9は、保持部材200を斜め前方から見た斜視図である。保持部材200は、シリコーンゴムやエチレンプロピレンゴム(EPDM)などのゴム材料で一体成形されたマイク5の保持部材であり、前方に開口201を有する有底円筒形状を呈する。保持部材200の円筒内側に相当する部分は、マイク5を保持するマイク保持部202である。マイク保持部202の内周面前部には突条203が立設されている。なお、開口201は突条203によって形成されている。
マイク保持部202の後方には、有底円筒の底に相当する底部204が設けられている。底部204には、マイク5の不図示のリード線が挿通される不図示の穴が設けられている。保持部材200の前面には、開口201の周囲を囲うように、前方に突出するリブ210が設けられている。リブ210の断面形状が略U字状となるように、リブ210の前方端211は凸状の曲面で形成されている。保持部材200の前方の外周面には、フランジ状の鍔部220が設けられている。鍔部220の後面221の外周側には、後方に向かってリブ222が立設されている。
図4に示すように、マイク5が保持部材200で保持されると、マイク5の側面がマイク保持部202の内周面で保持されて径方向への移動が規制され、集音側端面51の外周近傍が突条203の後面に当接して前方への移動が規制される。なお、径方向とは、デジタルカメラ100の前後方向に平行な軸に対して垂直な方向のことをいう。集音側端面51は外周近傍を除いて開口201に面することとなるので、マイク5の集音用の開口が保持部材200で塞がれることはない。また、マイク5が保持部材200で保持されると、マイク保持部202の内周面と底部204の内面とを接続する曲面にマイク5の後面の外周が当接して、後方への移動が規制される。すなわち、マイク5は、保持部材200で弾性的に保持されて、保持部材200に対して前後方向および径方向に動かないように固定される。
図4に示すように、デジタルカメラ100が組み立てられた状態では、電池ボックス9が鍔部220の後面221に当接して、マイク5を保持した保持部材200を前方へ向かって押圧する。電池ボックス9によって前方に向かって付勢された保持部材200は、リブ210の前方端211がカバー1のV溝110と全周にわたって当接する。
図10は、リブ210の前方端211とV溝110との当接状態を示す図である。V溝110の谷面113の曲率は、リブ210の前方端211の曲率よりも小さい。そのため、リブ210が対向するV溝110に当接する際、前方端211は第1斜面111と第2斜面112の双方に当接する。すなわち、前方端211はV溝110と2箇所で当接する。保持部材200が電池ボックス9によって前方へ向かって押圧されると、前方端211は弾性的に変形して、第1斜面111と第2斜面112の双方と、全周にわたって密着する。
なお、V溝110は、リブ210を案内する役割も果たす。リブ210の前方端211がV溝110に当接する際、リブ210がV溝110に案内されることで、マイク5の中心軸がマイク穴4の軸AX2と略一致するように保持部材200が誘導される。その結果、マイク5を保持した保持部材200がデジタルカメラ100に取り付けられると、マイク5の集音用の開口とマイク穴4とがレンズ光軸AX1と略平行な直線上(軸AX2上)に配設されることとなり、マイク5の集音性能が妨げられない。
−−−電池ボックス9の当接位置について−−−
図4に示すように、デジタルカメラ100が組み立てられた状態では、保持部材200は、電池ボックス9とカバー1とによって挟持されている。このとき、保持部材200は、鍔部220が前方に向かって押圧され、リブ210が後方に向かって押圧された状態となっている。すなわち、保持部材200には、前後方向に沿って力が対向して作用することで、圧縮力が与えられていることとなる。しかし、この対向する圧縮力の作用位置が保持部材200を前後方向から見たときに大きくずれている場合には、保持部材200に剪断応力や曲げ応力が生じる。
このようにして生じる剪断応力や曲げ応力が過大となると、保持部材200の意図しない変形を招いたり、リブ210とV溝110との当接状態に悪影響を及ぼす恐れがある。そこで、本実施の形態のデジタルカメラ100では、保持部材200を前後方向から見たときに電池ボックス9がリブ210の近傍に当接して押圧するように、できるだけ鍔部220の径方向内側を当接するように設計されている。ただし、リブ210がV溝110によって案内されて、保持部材200の位置が誘導されるのを妨害しないように、電池ボックス9と、保持部材200の外周面およびリブ222の内周面とは、適度の寸法差が設けられている。
−−−音の伝達経路−−−
このように、マイク5を保持した保持部材200がデジタルカメラ100に取り付けられると(図4)、集音側端面51が面した空間は、マイク穴4を介してカバー1の外部の空間と連通しているが、カバー1の内側であり、かつ、保持部材200の外部の空間とは、空間的に絶縁された状態となる。
たとえば、デジタルカメラ100で音声とともに動画を撮影する場合、被写体の動きに応じて合焦動作が行われるため、駆動機構40が作動して作動音が発生する。また、動画の撮影中に撮影者によって焦点距離の変更を指示された場合にも、不図示のレンズ駆動機構が作動して作動音が発生する。これらの作動音などのように、デジタルカメラ100の内部で発生する音は、保持部材200、および、リブ210とV溝110との当接部で遮断されるので、マイク5の集音側端面51が面した空間には直接到達しない。なお、デジタルカメラ100の外部の音は、マイク穴4を介してマイク5の集音側端面51に到達し、マイク5によって集音される。これにより、デジタルカメラ100の内部で発生する音の録音レベルを下げることができるので、録音音声を高音質化できる。
このように、本実施の形態のデジタルカメラ100では、保持部材200のリブ210をカバー1のV溝110に当接させるように構成したことで、次のような利点がある。
(1) リブ210とV溝110とが2箇所で当接するので、仮に一方の当接部に異物が挟まって隙間ができたとしても、他方の当接部は隙間なく当接できるので、遮音性能を確保できる。
(2) リブ210とV溝110とを当接させることにより、平面同士で当接した場合と比較して、当接部寸法d(図10参照)が小さくても十分な当接部の接触面積が確保される。
また、仕様により押圧によるリブ210の変形量の設計値があらかじめ定められている場合がある。そのような場合であっても、本実施例の装置では当接部寸法dが小さいため、すなわちリブ210の幅が小さいため、デジタルカメラ100の組み立ての際に保持部材200から受ける反発力を低減でき、組み立てし易くなる。
また、従来の装置よりも安価な硬めの材料を保持部材200に用いたとしても、本実施例の装置では当接部寸法dが小さいため、デジタルカメラ100の組み立ての際に保持部材200から受ける反発力を低減でき、組み立てし易くなる。
上述したデジタルカメラ100では、次の作用効果を奏する。
(1) 保持部材200がカバー1に向かって押圧されると、リブ210の前方端211がV溝110の第1斜面111と第2斜面112の双方に当接するように構成したので、駆動機構40の作動音などのように、デジタルカメラ100の内部で発生する音をリブ210とV溝110との当接部で遮断できる。これにより、デジタルカメラ100の内部で発生する音の録音レベルを下げることができるので、録音音声を高音質化できる。
(2) 保持部材200に凸部であるリブ210を設け、カバー1に凹部であるV溝110を設けるように構成した。したがって、上述の場合とは逆に保持部材200にV溝を設けた場合と比べて、保持部材200の全体の大きさを大きくすることなく保持部材200を介したマイク5とカバー1との距離を確保できる。これにより、カバー1から伝達される振動によるノイズを効果的に低減でき、録音音声の高音質化とデジタルカメラ100の小型化という双方の要請に応えられる。
(3) リブ210とV溝110とが全周にわたって当接するように構成した。これにより、保持部材200とカバー1との間に隙間ができないので、確実に録音音声を高音質化できる。
(4) 電池ボックス9で保持部材200を前方のカバー1に向かって押圧するように構成したので、リブ210とV溝110との密着性向上による遮音性能の確保と、保持部材200の保持、固定とが簡単な構成で実現し、製造コストの低減に資する。
(5) 保持部材200を前後方向から見たときに電池ボックス9がリブ210の近傍に当接して押圧するように、できるだけ鍔部220の径方向内側を当接するように構成した。これにより、保持部材200に生じる剪断応力や曲げ応力が抑制されて、リブ210とV溝110との密着性が向上するので、録音音声の高音質化に資する。
−−−変形例−−−
(1) 上述の説明では、図4,10や図11(a)に示すように、V溝110を第1斜面111と第2斜面112と谷面113とで構成したが、本発明はこれに限定されない。たとえば、図11(b)に示すように、谷面113を設けなくてもよい。また、リブ210の前方端211の形状についても曲面に限らず、図11(c)に示すように、平面であってもよく(前方端212)い。
(2) 上述の説明では、保持部材200に凸部であるリブ210を設け、カバー1に凹部であるV溝110を設けるように構成したが、図12に示すように、保持部材200に凹部であるV溝230を設け、カバー1に凸部であるリブ130を設けるように構成してもよい。なお、このように構成した場合には、リブ130がカバー1と同じ硬質の素材(金属、樹脂)で形成されるため、リブ130の強度が高い。よって、図4等で示された実施形態のリブ210と比較してリブ130は変形しづらいためリブ130が不用意に変形することがなく、リブ130とV溝230をより確実に当接させることができる。また、リブ130とV溝230との位置ずれが発生する可能性も低い。
(3) 上述の説明では、デジタルカメラ100の内部の騒音発生源は、駆動機構40などの光学系の駆動機構であるが、たとえば、画像データの記録手段としてDVDドライブやハードディスクドライブを備えたデジタルカメラでは、これらドライブの駆動機構が騒音発生源となる。なお、この場合であっても、上述したようにデジタルカメラ100の内部で発生した騒音を保持部材200、および、リブ210とV溝110との当接部で遮断できる。
(4) 上述の説明では、保持部材200の材質としてシリコーンゴムやエチレンプロピレンゴム(EPDM)などのゴム材料を用いているが、これら以外のゴム材料や、ゴム材料以外のエラストマーなど、各種の弾性体を用いてもよい。
(5) 上述の説明では、本発明をデジタルカメラに適用した一例として説明したが、本発明はこれに限定されない。携帯情報端末をはじめとする各種電子機器であって、筐体内に備えられたマイクで集音する装置であれば本発明を適用でき、上述した作用効果を同様の作用効果を奏する。
(6) 上述した各実施の形態および変形例は、それぞれ組み合わせてもよい。
なお、本発明は、上述した実施の形態のものに何ら限定されず、略円柱形状の一端に集音面が設けられたマイクと、前方の開口面側で開口した略円筒形状の弾性素材から成り、開口面側の内周部分である開口部、および、開口部よりも後方で集音面を開口面に向けて配設されたマイクを保持するマイク保持部を有し、マイクを保持して筐体に取り付ける保持部材とを備え、保持部材は、開口部の周辺を円周状に囲み前方に向かって突出する凸部を有し、筐体は、マイクの前方に位置して外部からマイクへ音声が通過するマイク穴と、マイク穴の周囲に設けられて凸部が後方から前方に向かって入り込んで当接する凹部とを有し、凹部は、後方から見たときにリング状を呈する溝であり、溝の底に向かうにつれて幅が狭くなる略V字形状の断面を呈する一対の斜面を有し、保持部材が筐体に向かって押圧されると、凹部の一対の斜面のうちの内側の斜面が凸部の内側部分と当接し、凹部の一対の斜面のうちの外側の斜面が凸部の外側部分と当接することを特徴とする各種構造の電子機器を含むものである。
また、本発明は、上述した実施の形態のものに何ら限定されず、略円柱形状の一端に集音面が設けられたマイクと、前方の開口面側で開口した略円筒形状の弾性素材から成り、開口面側の内周部分である開口部、および、開口部よりも後方で集音面を開口面に向けて配設されたマイクを保持するマイク保持部を有し、マイクを保持して筐体に取り付ける保持部材とを備え、筐体は、マイクの前方に位置して外部からマイクへ音声が通過するマイク穴と、マイク穴の周辺を円周状に囲み後方に向かって突出する凸部を有し、保持部材は、開口部の周囲に設けられて凸部が前方から後方に向かって入り込んで当接する凹部とを有し、凹部は、前方から見たときにリング状を呈する溝であり、溝の底に向かうにつれて幅が狭くなる略V字形状の断面を呈する一対の斜面を有し、保持部材が筐体に向かって押圧されると、凹部の一対の斜面のうちの内側の斜面が凸部の内側部分と当接し、凹部の一対の斜面のうちの外側の斜面が凸部の外側部分と当接することを特徴とする各種構造の電子機器を含むものである。
デジタルカメラ100の正面図である。 図1のII−II矢視断面図である。 駆動機構40を示す図である。 図1IV−IV矢視断面図である。 図4のカバー1を示した図である。 カバー1を裏側から見たときのマイク穴4の近傍の斜視図である。 マイク5の側面図である。 保持部材200の断面図である。 保持部材200を斜め前方から見た斜視図である。 リブ210の前方端211とV溝110との当接状態を示す図である。 変形例を示す図である。 変形例を示す図である。
符号の説明
1 カバー 5 マイク
9 電池ボックス 100 デジタルカメラ
110,230 V溝 111 第1斜面
112 第2斜面 130,210 リブ
200 保持部材 201 開口
211,212,213 前方端

Claims (6)

  1. 筐体内に設けられる撮像手段と、
    略円柱形状の一端に集音面が設けられたマイクと、
    前方の開口面側で開口した略円筒形状の弾性素材から成り、前記開口面側の内周部分である開口部、および、前記開口部よりも後方で前記集音面を前記開口面に向けて配設された前記マイクを保持するマイク保持部を有し、前記マイクを保持して前記筐体に取り付ける保持部材とを備え、
    前記保持部材は、前記開口部の周辺を円周状に囲み前方に向かって突出する凸部を有し、
    前記筐体は、前記マイクの前方に位置して外部から前記マイクへ音声が通過するマイク穴と、前記マイク穴の周囲に設けられて前記凸部が後方から前方に向かって入り込んで当接する凹部とを有し、
    前記凹部は、後方から見たときにリング状を呈する溝であり、前記溝の底に向かうにつれて幅が狭くなる略V字形状の断面を呈する一対の斜面を有し、
    前記保持部材が前記筐体に向かって押圧されると、前記凹部の前記一対の斜面のうちの内側の斜面が前記凸部の内側部分と当接し、前記凹部の前記一対の斜面のうちの外側の斜面が前記凸部の外側部分と当接することを特徴とするカメラ。
  2. 筐体内に設けられる撮像手段と、
    略円柱形状の一端に集音面が設けられたマイクと、
    前方の開口面側で開口した略円筒形状の弾性素材から成り、前記開口面側の内周部分である開口部、および、前記開口部よりも後方で前記集音面を前記開口面に向けて配設された前記マイクを保持するマイク保持部を有し、前記マイクを保持して前記筐体に取り付ける保持部材とを備え、
    前記筐体は、前記マイクの前方に位置して外部から前記マイクへ音声が通過するマイク穴と、前記マイク穴の周辺を円周状に囲み後方に向かって突出する凸部を有し、
    前記保持部材は、前記開口部の周囲に設けられて前記凸部が前方から後方に向かって入り込んで当接する凹部とを有し、
    前記凹部は、前方から見たときにリング状を呈する溝であり、前記溝の底に向かうにつれて幅が狭くなる略V字形状の断面を呈する一対の斜面を有し、
    前記保持部材が前記筐体に向かって押圧されると、前記凹部の前記一対の斜面のうちの内側の斜面が前記凸部の内側部分と当接し、前記凹部の前記一対の斜面のうちの外側の斜面が前記凸部の外側部分と当接することを特徴とするカメラ。
  3. 請求項1または請求項2に記載のカメラにおいて、
    前記保持部材が前記筐体に向かって押圧されると、前記凹部の前記一対の斜面のうちの内側の斜面が前記凸部の内側部分と全周にわたって当接し、前記凹部の前記一対の斜面のうちの外側の斜面が前記凸部の外側部分と全周にわたって当接することを特徴とするカメラ。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載のカメラにおいて、
    前記押圧部材側から前記保持部材および前記筐体を見たときの前記凸部と前記凹部との当接部分、の近傍に当接して前記保持部材を前記筐体に向かって押圧する押圧部材をさらに備えることを特徴とするカメラ。
  5. 略円柱形状の一端に集音面が設けられたマイクと、
    前方の開口面側で開口した略円筒形状の弾性素材から成り、前記開口面側の内周部分である開口部、および、前記開口部よりも後方で前記集音面を前記開口面に向けて配設された前記マイクを保持するマイク保持部を有し、前記マイクを保持して筐体に取り付ける保持部材とを備え、
    前記保持部材は、前記開口部の周辺を円周状に囲み前方に向かって突出する凸部を有し、
    前記筐体は、前記マイクの前方に位置して外部から前記マイクへ音声が通過するマイク穴と、前記マイク穴の周囲に設けられて前記凸部が後方から前方に向かって入り込んで当接する凹部とを有し、
    前記凹部は、後方から見たときにリング状を呈する溝であり、前記溝の底に向かうにつれて幅が狭くなる略V字形状の断面を呈する一対の斜面を有し、
    前記保持部材が前記筐体に向かって押圧されると、前記凹部の前記一対の斜面のうちの内側の斜面が前記凸部の内側部分と当接し、前記凹部の前記一対の斜面のうちの外側の斜面が前記凸部の外側部分と当接することを特徴とする電子機器。
  6. 略円柱形状の一端に集音面が設けられたマイクと、
    前方の開口面側で開口した略円筒形状の弾性素材から成り、前記開口面側の内周部分である開口部、および、前記開口部よりも後方で前記集音面を前記開口面に向けて配設された前記マイクを保持するマイク保持部を有し、前記マイクを保持して筐体に取り付ける保持部材とを備え、
    前記筐体は、前記マイクの前方に位置して外部から前記マイクへ音声が通過するマイク穴と、前記マイク穴の周辺を円周状に囲み後方に向かって突出する凸部を有し、
    前記保持部材は、前記開口部の周囲に設けられて前記凸部が前方から後方に向かって入り込んで当接する凹部とを有し、
    前記凹部は、前方から見たときにリング状を呈する溝であり、前記溝の底に向かうにつれて幅が狭くなる略V字形状の断面を呈する一対の斜面を有し、
    前記保持部材が前記筐体に向かって押圧されると、前記凹部の前記一対の斜面のうちの内側の斜面が前記凸部の内側部分と当接し、前記凹部の前記一対の斜面のうちの外側の斜面が前記凸部の外側部分と当接することを特徴とする電子機器。
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