JP4945826B2 - 静電噴霧装置及び静電噴霧竿用グリップ - Google Patents

静電噴霧装置及び静電噴霧竿用グリップ Download PDF

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Description

本発明は、農薬等の噴霧液滴に電荷を付与して農作物等に対する薬液の付着を十分に行えるようにする静電噴霧装置に関する。本発明はまた、静電噴霧竿用グリップに関する。
前記静電噴霧装置の一種として、噴霧竿の前部に静電噴霧部を備え、前記噴霧竿の後端部側を手などで保持して静電噴霧作業を行うものが、下記特許文献1に記載されている。
この種の噴霧装置においては、電荷を帯びた微小な噴霧液滴が前記噴霧竿にも付着し易い。そして、長時間にわたって噴霧作業をしていると、付着した噴霧液滴は流動するほどに成長することはないものの、前記噴霧竿の表面に噴霧液滴の連続膜が形成され、この連続膜は、前記静電噴霧部側から作業者の手元側へと延びてくる。農薬の前記連続膜は導電性を有するため、連続膜が作業者の手元にまで達してしまうと、前記噴霧竿のグリップを把持する作業者を介して短絡や感電等の問題が起こる。
そこで前記特許文献1では、噴霧竿の長さ方向の途中部に、全周に渡る環状凹部を設けることが提案されている。この環状凹部として、その奥行きが前記噴霧竿の長さ方向に延びるものが記載され、さらに、前記噴霧竿のグリップにおける前端部側に前記環状凹部を設けることが記載されている。そして、前記構成を備えたことにより、液滴の連続膜を前記環状凹部で確実に途切れさせることができるとされている。
特開2005−193225号公報(図1参照)
前記特許文献1のものにおいては、前記環状凹部の奥底部は完全に閉じられている。これは、凹部(環状凹部)という要素名から必然と言うことができ、現に、開示されている実施の形態の全てに共通する特徴である。
前記特許文献1のものでも、噴霧作業を長時間連続して行えば、前記環状凹部内へ噴霧液滴が入り込むことは避けられない。このため、前記噴霧竿の清掃時には、前記環状凹部内に入り込んだ農薬を完全に除去することが必要となる。
しかしながら、前記環状凹部の奥底部は閉じているので、洗浄のために使用した水が抜けにくく、前記環状凹部の奥底まで十分に清掃することが難しい。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、噴霧液滴の連続膜を有効に途切れさせることができ、しかも、噴霧竿の清掃も容易且つ確実に行うことができる静電噴霧装置を提供しようとするものである。
本発明はまた、噴霧液滴の連続膜を有効に途切れさせることができ、しかも、噴霧竿の清掃も容易且つ確実に行うことができる静電噴霧竿用グリップを提供しようとするものである。
前記課題を解決するため、本発明に係る静電噴霧装置は、静電噴霧部を前部に有する噴霧竿を備えている静電噴霧装置であって、前記噴霧竿は、前後双方へ向けて開口する環状隙間を画成する外筒部を備えたことを特徴とする(請求項1)。
本発明によれば、前記環状隙間内には噴霧液滴が入り込み難いので、前記噴霧竿に付着する噴霧液滴の連続膜は、前記環状隙間で途切れることになる。これにより、静電噴霧部の高電位が、導電性を有する前記連続膜を通じて前記環状隙間より後方へ伝達されることが防止され、漏電、短絡、感電等が防止される。
加えて、本発明によれば、前記環状隙間が前後双方へ向けて開口しているので、該環状隙間内に供給した洗浄水がその内部に残留してしまうことがない。このため、前記環状隙間に噴霧液滴が入り込んでしまっても、その内部を容易且つ確実に清掃することができる。また、洗浄作業後等に前記静電噴霧部を上にして前記噴霧竿を立て掛けたときに、該噴霧竿を伝って流れる液滴が前記環状隙間内に溜まってしまうことも防止される。さらに、噴霧作業中に噴霧竿が水をかぶる等の不測の理由で前記噴霧竿の前方から該噴霧竿の表面を伝って液滴が流れ落ちてきた場合でも、その液滴は前記環状隙間を通過するので、作業者が前記外筒部を把持していれば感電等の問題もない。
好適な実施の一形態として、前記外筒部の前部に、少なくとも二連の鍔部を備えることもできる(請求項2)。この場合、前記外筒部の前部の表面積が、前記少なくとも二連の鍔部を設けた分だけ大きくなるので、前記外筒部の前部表面への噴霧液滴の付着に時間がかかる。よって、噴霧液滴の連続膜ができ難くなり、好適である。加えて、前記少なくとも二連の鍔部を前記噴霧竿の長さ方向へと通過する気流は、鍔部から液滴を剥離させる作用を奏する。よって、前記少なくとも二連の鍔部に噴霧液滴が付着しても、その噴霧液滴の連続膜が断ち切られて好適である。
好適な実施の一形態として、前記外筒部は、前記噴霧竿の支持強度を高めるために該噴霧竿の長さ方向に延びるリブを備えることもできる(請求項3)。このようにすれば、作業者が前記外筒部を把持して前記噴霧竿を支持した場合でも、強度上問題はない。
好適な実施の一形態として、前記噴霧竿が、前記外筒部より後方の位置に鍔部を備えたものとすることもできる(請求項4)。このようにすれば、液滴が前記環状隙間を流下したとしても、前記鍔部より後方への流下が防止されるので、好適である。
本発明に係る静電噴霧竿用グリップは、前端部で静電噴霧部を支持する竿体に取り付けられるグリップであって、前記竿体の前後双方へ向けて開口する環状隙間を画成する外筒部を備えたことを特徴とする(請求項5)。
本発明のグリップによれば、前記環状隙間内には噴霧液滴が入り込み難いので、前記竿体に付着する噴霧液滴の連続膜は、前記環状隙間で途切れることになる。これにより、静電噴霧部の高電位が、導電性を有する前記連続膜を通じて前記環状隙間より後方へ伝達されることが防止され、漏電、短絡、感電等の発生が防止される。
加えて、本発明のグリップによれば、前記環状隙間が前後双方へ向けて開口しているので、該環状隙間内に供給した洗浄水がその内部に残留してしまうことがない。このため、前記環状隙間に噴霧液滴が入り込んでしまっても、その内部を容易且つ確実に清掃することができる。また、洗浄作業後等に前記静電噴霧部を上にして前記竿体を立て掛けたときに、該竿体を伝って流れる液滴が前記環状隙間内に溜まってしまうことも防止される。さらに、噴霧竿が水をかぶる等の不測の理由で前記竿体の前方から該竿体の表面を伝って液滴が流れ落ちてきた場合でも、その液滴は前記環状隙間内を通過するので、前記グリップを握っている作業者が感電してしまう等の問題もない。
好適な実施の一形態として、前記外筒部の前部に、少なくとも二連の鍔部を備えることもできる(請求項6)。
また、他の実施の一形態として、前記竿体に対する前記外筒部の強度を高めるために前記竿体の長さ方向に延びるリブを備えることもできる(請求項7)。
好適な実施の一形態として、前記外筒部を前記竿体に固定するための固定具を備え、該固定具は、グリップ固定状態において前記外筒部より後方の位置に鍔部を形成するものとしてもよい(請求項8)。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の一形態について説明する。
図1は、本発明の実施の一形態に係る静電噴霧装置の一部切欠側面図、図2は、図1の前グリップの斜視図、図3は、図1の前グリップの断面図、図4は、図3のIV−IV矢視断面図である。
本実施の形態に係る静電噴霧装置1は、導電性液体の噴霧液滴Sを帯電させ、対象物に効率的に付着させるための装置であり、例えば、農作物に農薬や肥料等を噴霧するのに用いて好適なものである。
図1に示すように、前記静電噴霧装置1は、前部に静電噴霧部2を有し、後部に操作部3を有する手持式の噴霧竿4を備えている。前記操作部3は、散布コック5と、電源スイッチ6と、作業者が片手で把持するのに適する形状の後グリップ7を備えている。該後グリップ7内には、電源としての蓄電池8が取り替え可能に収納されている。
前記静電噴霧部2は、液体を液滴状又は粒子状にして拡散させて噴霧する噴霧ノズル9と、該噴霧ノズル9の前方に同心に配設された環状電極10を備えている。噴霧液タンク11内の液体は、ポンプ12によって前記噴霧ノズル9へと圧送される。同時に、前記蓄電池8から前記環状電極10へと静電付与に必要な電力が供給される。前記噴霧ノズル9から噴霧された液滴Sは、拡散しながら前記環状電極10内の空間を通って大気中に放出される。前記噴霧液滴Sには、前記環状電極10内を通過する際に、該環状電極10により電荷が付与される。このため、逆極性を有する対象物への前記噴霧液滴の付着性が向上する。
本実施の形態では、安全性を向上させ且つ送電時の電圧損失を抑制するために、前記環状電極10の近傍に昇圧器13を配設してある。該昇圧器13は、前記蓄電池8から6V程度の低電圧で供給される電力の電圧を、例えば4.5kV程度まで昇圧して前記環状電極10へと供給する。
前記噴霧竿4は、竿体として、耐薬品性の良好なプラスチック製等の細長い竿管14を備えている。該竿管14の前端部14fに前記静電噴霧部2が支持され、前記竿管14の後端部14rに前記操作部3が支持されている。前記竿管14内には、前記昇圧器13へと電力を供給する電気配線15と、前記噴霧ノズル9へと噴霧液を供給する送液配管16が収納されている。
また、前記竿管14には、前記前端部14fと前記後端部14rとの間の適宜の位置に、前グリップ17が取り付けられている。該前グリップ17の後方には、図示しない肩掛け紐を連結するための吊下げ環18が取り付けられている。作業者は、前記噴霧竿4を前記肩掛け紐で吊下げ支持し、前記前グリップ17と前記後グリップ7とを握って噴霧作業を行うことができる。
前記噴霧竿4は、前後双方へ向けて開口する環状隙間20を画成する外筒部19を備えている。本実施の形態では、前記前グリップ17が前記外筒部19を備えたものとされている。しかしこれには限定されず、前記前グリップ17とは無関係なものとして前記外筒部19を配設してもよい。
図3に示すように、前記前グリップ17は、前記外筒部19と、該外筒部19内に同心に配設された内筒部21と、前記外筒部19と前記内筒部21の間に配設されたリブ22を備えている。このリブ22は、前記外筒部19の内周面23と前記内筒部21の外周面24との間に空間部を形成するスペーサーとしても機能する。前記前グリップ17は、耐薬品性及び電気絶縁性を有するプラスチック等の材料で形成されている。
前記内筒部21は、その全長にわたって同一の内径を有し、その内径寸法は、前記竿管14の外周面に嵌り合う寸法とされている。前記内筒部21の前端面21fは、前記外筒部19の前端面19fより後方に位置している。同様に、前記内筒部21の後端面21rも、前記外筒部19の後端面19rより後方に位置している。
前記外筒部19は、前記内筒部21の外径より大きい内径を有している。前記リブ22又はスペーサーは、前記外筒部19の前記内周面23と前記内筒部21の前記外周面24とを半径方向に連結しており、且つ、前記内筒部21の前記前端面21fから前記外筒部19の前記後端面19rまで、前記前グリップ17(前記噴霧竿4)の長さ方向に延びている。
前記リブ22は、前記内筒部21の回りに等角度間隔で複数設けられる。一例として、本実施の形態では、図4に示すように、前記リブ22を四つ設けている。前記リブ22は、前記内筒部21と前記外筒部19を強固に連結し、作業者が前記前グリップ17を握って前記噴霧竿4を支持する場合の支持強度を保証する。前記リブ22を設けたことで、前記外筒部19の前記内周面23と前記内筒部21の前記外周面24との間には、前記噴霧竿4の長さ方向に延びる複数の中空部Hが区画形成されることになる。これら複数の中空部Hは、前記噴霧竿4の後方へ向けて開放されている。
前記内筒部21において、前記外筒部19から後方への延び出し部25は、前記前グリップ17を前記竿管14に固定するための固定部となる。すなわち、図2に示すように、前記延び出し部25には、前記内筒部21の長さ方向に延びる複数のスリット26が形成されている。締付固定具として、対をなす二つのリング半体27,27の組み合わせからなるリング状ファスナー28を用いる。このリング状ファスナー28も、耐薬品性及び電気絶縁性を有するプラスチック等の材料で形成する。前記一対のリング半体27,27で前記延び出し部25の外周面を取り囲み、タッピンねじ29等で前記一対のリング半体27,27をリング状に結合させる。これにより、前記延び出し部25がその内径を縮小する方向へと締め付けられて、前記前グリップ17が前記竿管14にしっかりと固定される。
前記リング状ファスナー28は、グリップ固定状態において前記外筒部19より後方の位置で前記内筒部21上に鍔部を形成する。本実施の形態では、前記リング状ファスナー28が前記鍔部を兼ねている。
なお、図3に示すように、前記延び出し部25の長さ方向における前記リング状ファスナー28の取り付け位置は、前記外筒部19の前記後端面19rと前記リング状ファスナー28との間に間隙Crを有する位置とする。これは、前記外筒部19と前記内筒部21との間の前記複数の中空部Hを前記噴霧竿4の後方へと開放しておくためである。また、前記延び出し部25の後端部には、前記リング状ファスナー28の抜け落ちを防止するための突部30が設けられている。
同じく図3に示すように、前記内筒部21の前方には、前記外筒部19の前側内周面23fと前記竿管14の外周面とによって、前記環状隙間20が形成される。この環状隙間20は、前記前グリップ17の前後双方へ向けて開口している。本実施の形態では、前記環状隙間20は、前記リブ22で区画された前記複数の中空部Hを介して、前記前グリップ17の後方へと開口している。
前記環状隙間20は、前記竿管14と前記前グリップ17との間に噴霧液滴の連続膜ができるのを阻止する作用を奏する。すなわち、前記静電噴霧部2から放出された微小な噴霧液滴Sは、大気中を浮遊して前記竿管14の外表面にも付着する。噴霧作業を長時間連続して行うと、付着した噴霧液滴は流動するほどに成長することはないものの、噴霧液滴の付着エリアは前記噴霧竿4の後方へと広がり、やがて前記前グリップ17(前記外筒部19)の外表面にも噴霧液滴が付着するようになる。前記竿管14の外表面の噴霧液滴の膜と前記外筒部19の外表面の噴霧液滴の膜が繋がってしまうと、前記前グリップ17を握る作業者の手で高電圧リークが生じたり感電が起こったりする危険がある。しかし、本実施の形態では、前記竿管14と前記外筒部19との間に前記環状隙間20を設けてあり、該環状隙間20内へは噴霧液滴が入り込み難いことから、前記竿管14の外表面の噴霧液滴の膜と前記前グリップ19の外表面の噴霧液滴の膜が繋がってしまうことが防止されるので、前記のような問題は生じない。
本実施の形態では、前記環状隙間20が前記前グリップ17の前後双方へ向けて開口しているので、前記環状隙間20に噴霧液滴が入り込んでしまっても、洗浄水で前記前グリップ17の内部を容易且つ確実に清掃することができる。また、洗浄作業後等に前記静電噴霧部2を上にして前記噴霧竿4を立て掛けたときに、前記竿管14を伝って流れる液滴が前記環状隙間20内に溜まってしまうことも防止される。さらに、噴霧作業中に噴霧竿4が水をかぶる等の不測の理由で前記噴霧竿4の前方から前記竿管14の表面を伝って液滴が流れ落ちてきた場合でも、その液滴は前記環状隙間20及び前記複数の中空部Hを通過するので、作業者が前記前グリップ17を把持していれば感電等の問題もない。
また、本実施の形態では、前記前グリップ17の前記外筒部19より後方の位置に、前記リング状ファスナー28が鍔部として配設されている。このため、前記竿管14の表面を流下した液滴が前記環状隙間20及び前記複数の中空部Hを通過したとしても、前記リング状ファスナー28より後方への流下が阻止されるので、好適である。
本実施の形態では、前記外筒部19の前記前側内周面23fと前記竿管14の外周面とによって前記環状隙間20が画成されているが、これには限定されず、図3において前記内筒部21の前記前端部21fを前記外筒部19の前記前端面19fの位置まで延長して、前記外筒部19の前側内周面19fと内筒部の前方延長部の外周面とによって前記環状隙間20を画成してもよい。少なくとも、前記外筒部19の前側内周面23fが前記環状隙間20の画成に関与していればよい。
また、他の実施の形態として、前記内筒部21を省略し、前記リブ22が前記竿管14の外表面に接触する構成としてもよい。
なお、前記前グリップ17の長さ方向における前記環状隙間20の形成範囲と前記リブ22の形成範囲との比率は、前記環状隙間20による噴霧液滴の連続膜の遮断効果と、前記リブ22による前記前グリップ17の強度向上効果とを勘案して適宜に決定することができる。
簡略化のために本実施の形態では図示を省略しているが、前記外筒部19の表面には、他の様々なグリップと同じく、手指の形状に合わせた凹凸を形成したり、滑り止め加工を施したりすることができる。
前記前グリップ17は、前記外筒部19の前部の外周に、少なくとも二連(図示例では三連)の鍔部31を備えている。この場合、前記外筒部19の前部の表面積が、前記少なくとも二連の鍔部31を設けた分だけ大きくなるので、前記外筒部19の前部表面への噴霧液滴の付着に時間がかかる。よって、前記前グリップ17に噴霧液滴の連続膜ができ難くなる。加えて、前記少なくとも二連の鍔部31を乗り越えるように前記噴霧竿4の長さ方向へと通過する気流は、鍔部31から液滴を剥離させる作用を奏する。よって、前記少なくとも二連の鍔部31に噴霧液滴が付着しても、その噴霧液滴の連続膜が断ち切られて好適である。
前記少なくとも二連の鍔部31は、前記外筒部19と予め一体に成形されたものであってもよいし、耐薬品性及び電気絶縁性を有するプラスチック等の材料で前記外筒部19とは別体に形成したものをその外周に固着したものであってもよい。
前記前グリップ17の前方にも、前記外筒部19の前記前端面19fとの間に間隔Cfをおいて、鍔部32が配設されている。この鍔部32も、耐薬品性及び電気絶縁性を有するプラスチック等の材料で形成する。前記鍔部32は、前記前グリップ17の前方において前記噴霧竿4の表面積を大きくし、噴霧液滴の膜の形成を遅らせる。また、前記鍔部32は、前記環状隙間20に噴霧液滴が入り込み難くする。前記鍔部32も、液滴の膜の形成を遅らせ、且つ、液滴剥離効果を奏するように、少なくとも二連形成するのが好ましい。また、前記鍔部32は、前記竿管14と予め一体に成形されたものであってもよいし、該竿管14とは別体に形成したものをその外周に固着したものであってもよい。
本発明の実施の一形態に係る静電噴霧装置の一部切欠側面図である。 図1の前グリップの斜視図である。 図1の前グリップの断面図である。 図3のIV−IV矢視断面図である。
符号の説明
1 静電噴霧装置
2 静電噴霧部
4 噴霧竿
14 竿体(竿管)
14f 竿体の前端部
17 グリップ(前グリップ)
19 外筒部
20 環状隙間
22 リブ(スペーサー)
28 鍔部(固定具)
31 少なくとも二連の鍔部

Claims (8)

  1. 静電噴霧部(2)を前部に有する噴霧竿(4)を備えている静電噴霧装置(1)であって、前記噴霧竿(4)は、前後双方へ向けて開口する環状隙間(20)を画成する外筒部(19)を備えている、静電噴霧装置。
  2. 前記外筒部(19)の前部に、少なくとも二連の鍔部(31)を備えている、請求項1に記載の静電噴霧装置。
  3. 前記外筒部(19)は、前記噴霧竿(4)の支持強度を高めるために該噴霧竿(4)の長さ方向に延びるリブ(22)を備えている、請求項1又は2に記載の静電噴霧装置。
  4. 前記噴霧竿(4)は、前記外筒部(19)より後方の位置に鍔部(28)を備えている、請求項1,2又は3に記載の静電噴霧装置。
  5. 前端部(14f)で静電噴霧部(2)を支持する竿体(14)に取り付けられるグリップ(17)であって、前記竿体(14)の前後双方へ向けて開口する環状隙間(20)を画成する外筒部(19)を備えている、静電噴霧竿用グリップ。
  6. 前記外筒部(19)の前部に、少なくとも二連の鍔部(31)を備えている、請求項5に記載の静電噴霧竿用グリップ。
  7. 前記竿体(14)に対する前記外筒部(19)の強度を高めるために前記竿体(14)の長さ方向に延びるリブ(22)を備えている、請求項5又は6に記載の静電噴霧竿用グリップ。
  8. 前記外筒部(19)を前記竿体(14)に固定するための固定具(28)を備え、該固定具は、グリップ固定状態において前記外筒部(19)より後方の位置に鍔部(28)を形成する、請求項5,6又は7に記載の静電噴霧竿用グリップ。
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