JP4944955B2 - 弾性チューブ部材からなるドアシール機構 - Google Patents
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Description
これにより、前記第2チューブ部材の前記自由端の、手間とコストを要する、例えば材料の溶融接合による密封(溶接接合)は不要となるために、取付けは容易となる。つまり、それぞれのドア寸法に合わせるために必要に応じて所定の長さ寸法に加工された後、第2チューブ部材は本発明による前記封鎖手段によって機械的にクランプするだけでよい。従って、第2チューブ部材の長さをそれぞれのドアに非常に容易に適合させることができる。加えてさらに、本発明により、第2チューブ部材の内部にそれぞれチューブ部材の内側断面積と実効長さとの積によって決定される種々の容積の空気チャンバを形成することができる。したがって、これにより、ドア閉時に前記第2チューブ部材の圧縮によって押し出されて第1チューブ部材に流れ込むそれぞれの空気量も変化させることができるため、第2チューブ部材内に形成されるチャンバのそれぞれ“設定された”実効長さによって第1チューブ部材の膨張挙動とシール効果を設定(調節)することができる。
本発明のその他の有利な実施態様の特徴は、従請求項ならびに下記説明に記載する通りである。
図面中のさまざまな図解において、同一もしくは機能的に同等な部品には常に同一の符号が付されている。
Claims (19)
- 可動ドア(1)の、特に下側の端縁(6)と、特に床側の固定側対向面(7)との間の隙間(5)をシールするためのドアシール機構(8)であって、
一端で連通する相互に連結された2つの弾性チューブ部材(10、12)からなり、その一つは、前記隙間側のドア端縁(6)の領域に配置される第1チューブ部材(10)であり、他の一つは、前記ドア(1)の閉時に固定側ドア当たり面(9)に向かって近づくドア端縁(11)の領域に配置される第2チューブ部材(12)であり、前記第1チューブ部材(10)は前記第2チューブ部材(12)との連結部とは反対側に位置する自由端で気密に封鎖され、前記チューブ部材(10、12)は前記第2チューブ部材(12)の弾性圧縮により前記第2チューブ部材から押し出された一定量の空気が前記第1チューブ部材(10)に流れ込むことによって前記第1チューブ部材(10)が前記隙間をシールすべく弾性拡張するものであり、
封鎖手段(14)が備えられ、前記第2チューブ部材(12)は、機械的クランプにより、前記第1チューブ部材(10)との連結部とは反対側に位置する自由端(16)方向に対して封鎖されるドアシール機構において、
前記封鎖手段(14)は、前記第2チューブ部材(12)と共に平行に延びて前記ドア(1)に配置される保持帯状部材(18)と少なくとも1つの封鎖クランプ(20)とからなり、
前記封鎖クランプ(20)は、前記第2チューブ部材(12)が前記第2チューブ部材(12)の長手方向の所定箇所で封鎖されるように、前記第2チューブ部材(12)の介在およびクランプにより、所定箇所において前記保持帯状部材(18)と嵌脱式に連結可能であることを特徴とするドアシール機構。 - 前記第2チューブ部材(12)が機械的に変形されていない初期状態において、最大の内側断面、円形の内側断面を有することを特徴とする請求項1に記載のドアシール機構。
- 前記第1チューブ部材(10)が未膨張の初期状態において、扁平な楕円形または扁平な矩形の内側断面を有することを特徴とする請求項1または2に記載のドアシール機構。
- 前記第1チューブ部材(10)または前記第2チューブ部材(12)あるいはその両方が、ドア側の保持溝(34)に差込み可能な、銛状に形成された抜け止め突起(32)を有することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のドアシール機構。
- 前記第1チューブ部材(10)が前記隙間側の当該ドア端縁(6)の長さに相応する長さを有し、前記第1チューブ部材の自由端は溶接接合のような材料の溶融接合によって密封されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のドアシール機構。
- 前記チューブ部材(10、12)が互いに直接連結されているか、フレキシブルな継手(13)を介して間接連結されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載のドアシール機構。
- 前記第1チューブ部材(10)が固定側の前記対向面(7)に直接に密接して作用することを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載のドアシール機構。
- 前記第1チューブ部材(10)が間接的なシールのための操作部材として、付加的な、ドア(1)に可動配置された帯状のシール手段に作用することを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載のドアシール機構。
- 前記第2チューブ部材(12)がヒンジ(3)を介して回転可動支持されたドア(1)のヒンジ側に位置する側端(11)に配置されることを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載のドアシール機構。
- 前記封鎖手段(14)が前記第2チューブ部材(12)と共に平行に延びてドア(1)に配置される保持帯状部材(18)と、少なくとも1つの封鎖クランプ(20)とからなり、前記封鎖クランプ(20)は前記第2チューブ部材(12)の介在およびクランプにより、所定箇所において前記保持帯状部材(18)と嵌脱式に連結可能であり、特に相補係止可能であることを特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載のドアシール機構。
- 前記保持帯状部材(18)が前記保持帯状部材の両側端面領域に係止部(22)を有し、前記係止部は前記保持帯状部材(18)と前記第2チューブ部材(12)とをブリッジ状に抱囲する前記封鎖クランプ(20)の被係止部(24)と相互作用することを特徴とする請求項10に記載のドアシール機構。
- 前記封鎖クランプ(20)が前記第2チューブ部材(12)を横断方向で挟み込む少なくとも2本の挟み込みリブ(26)を有することを特徴とする請求項10または11に記載のドアシール機構。
- 前記保持帯状部材(18)が前記第2チューブ部材(12)の前記抜け止め突起(32)用の縦方向に延びる溝(36)を有することを特徴とする請求項10から12のいずれか一項に記載のドアシール機構。
- 前記保持帯状部材(18)が特に材料の溶融接合、またはその他の方法でドア(1)に固定連結可能であることを特徴とする請求項10から13のいずれか一項に記載のドアシール機構。
- 可動ドア(1)の、特に下側の端縁(6)と、特に床側の固定側対向面(7)との間の隙間(5)をシールするためのドアシール機構(8)であって、
一端で連通する相互に連結された2つの弾性チューブ部材(10、12)からなり、その一つは、前記隙間側のドア端縁(6)の領域に配置される第1チューブ部材(10)であり、他の一つは、前記ドア(1)の閉時に固定側ドア当たり面(9)に向かって近づくドア端縁(11)の領域に配置される第2チューブ部材(12)であり、前記第1チューブ部材(10)は前記第2チューブ部材(12)との連結部とは反対側に位置する自由端で気密に封鎖され、前記チューブ部材(10、12)は前記第2チューブ部材(12)の弾性圧縮により前記第2チューブ部材から押し出された一定量の空気が前記第1チューブ部材(10)に流れ込むことによって前記第1チューブ部材(10)が前記隙間をシールすべく弾性拡張するものであり、
封鎖手段(14)が備えられ、前記第2チューブ部材(12)は、機械的クランプにより、前記第1チューブ部材(10)との連結部とは反対側に位置する自由端(16)方向に対して封鎖されるドアシール機構において、
前記封鎖手段(14)がドア(1)に配置される前記第2チューブ部材(12)用に前記固定側ドア当たり面(9)の所定箇所に固定可能なクランプ(40)を有し、こうして、ドア(1)の閉時に、端部が開放されている前記第2チューブ部材(12)は前記クランプ(40)に向かって可動され、クランプされて、長手方向の所定箇所で前記自由端(16)方向に封鎖されることを特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載のドアシール機構。 - 前記クランプ(40)が着脱可能であり、これにより、係止部、特に面ファスナ(42)を介して位置変更可能に前記ドア当たり面(9)に固定されているかまたは固定可能であることを特徴とする請求項15記載のドアシール機構。
- 前記クランプ(40)が裏面に前記面ファスナ(42)と相互作用する面ファスナ受け層(44)を有することを特徴とする請求項16記載のドアシール機構。
- 前記クランプ(40)が表側面に、前記封鎖される第2チューブ部材(12)の長手方向に対して横断方向に延びる少なくとも1本、好ましくは3本のひだ状の挟み込みリブ(46)を有することを特徴とする請求項15から17のいずれか一項に記載のドアシール機構。
- 前記クランプ(40)がそれぞれの組付け状況に応じ、ドア(1)の閉時に前記第2チューブ部材(12)がすでにクランプによって封鎖された状態で、十分に圧縮すべくドア(1)のさらなる持続的な閉運動を可能とするために前記閉じられたチューブ部材(12)の圧縮が可能なように設計されていることを特徴とする請求項15から18のいずれか一項に記載のドアシール機構。
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