JP4944106B2 - 受信機および伝搬路推定方法 - Google Patents

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Description

本発明は、マルチキャリアシンボルを受信し、伝搬路推定を行なう受信機および復調方法に関する。
遅延プロファイルを求め伝搬路推定を行なう際の特性改善の一方法で、時間窓法と呼ばれる方法について説明する。時間窓法の一実施形態の構成概要は、次の通りである。受信機は、受信したCE(Channel Estimation)シンボルを高速フーリエ変換(FFT:Fast Fourier Transform)し、時間軸信号から周波数軸信号に変換する。次に、受信CEシンボルをCEシンボル送信時の符号で複素除算する。この複素除算はCEシンボルに使用している符号の振幅が1である場合複素共役を乗算する事で代用可能である。以下、CEシンボルに使用する符号の振幅を1として、CEシンボル送信時の符号の複素共役を生成し、生成した複素共役を高速フーリエ変換した受信CEシンボルへ乗算し、伝搬路の周波数応答に変換する。
ここでの周波数応答の一例を図12に示す。この段階の周波数応答は伝搬路の周波数応答に雑音、干渉を含んだものとなっている。この周波数応答を逆高速フーリエ変換(IFFT:Inverse Fast Fourier Transform)して時間軸信号に変換する。時間軸方向に変換した信号はインパルス応答すなわち遅延プロファイルであり、雑音、干渉を含んだものである。このインパルス応答の一例を図13に示す。CEシンボルによるインパルス応答は予め回線設計時に求められた時間、ガードインターバルに相当する時間内に集中し、他の区間には干渉や雑音成分が分布する。そこでインパルス応答が集中する区間、一般的にはガードインターバルに相当する時間内のデータのみを時間窓を利用して切り出し、干渉、雑音成分を低減する。時間窓処理されたインパルス応答の一例を図14に示す。時間窓処理されたインパルス応答をFFT部1005で周波数軸信号に変換すると干渉や雑音が低減された周波数応答が求まる。干渉や雑音が低減された周波数応答の一例を図15に示す。
この時間窓法は時間窓により確実に一定量の干渉や雑音を削減できる優れた特性(伝搬路推定の特性、伝搬路推定の性能)があるが、FFT/IFFT処理ポイント数と通信で使用するサブキャリア数が異なる環境で使用すると高SNR(Signal to Noise Ratio)域での伝搬路推定の特性が悪くなるという問題がある。以下、この問題について説明をする。
時間窓処理を周波数軸から見た場合、時間窓を掛けられる信号の周波数スペクトラムと時間窓の周波数スペクトラムの畳み込み処理となる。この様子を図16から図18に示す。図16は時間窓を掛けられる信号のスペクトラム、図17は時間窓の信号のスペクトラム、図18は時間窓をかける信号と時間窓の信号を畳み込んだスペクトラムとなっている。図18を見ると判るように信号が不連続となる帯域端に歪みが発生している。この歪みが高SNR領域では問題になり伝搬路推定の特性(性能)を劣化させる。
この信号帯域端の歪みを軽減させる方法として、時間窓処理前に信号帯域外に外挿処理を行ない、その後時間窓処理を行なう方法がある。この外挿処理は未使用ポイント全てに行なう場合が最も効果が高いが、外挿する値が誤差を含む場合は信号帯域に歪みが発生し、伝搬路推定の特性が悪くなる。このような場合は未使用ポイント全てを外挿する必要はなく、信号帯域端付近の数ポイントのみに外挿するだけでも効果がある。これについて図19を使用して説明する。図19は、時間窓法を適用する受信信号のスペクトラムの補間の一例を示す図である。
図19中、符号1410で示す振幅が時間窓法を適用する受信信号のスペクトラムの一例である。この信号のサブキャリア数(信号帯域)はFFT処理ポイント数(FFT処理帯域)よりも少ないものとする。この信号に対して時間窓法を適用した時に発生する周波数方向の推定誤差を示したものが図19中、符号1420で示す振幅である。推定誤差は信号帯域の帯域端に集中する。受信信号に対して信号帯域端付近の数ポイントに外挿処理を行なった場合の一例が図19中、符号1430で示す振幅である。符号1401をつけた斜線部分が外挿部分である。このように外挿した信号に対し時間窓法を適用した時の周波数方向の推定誤差が図19中、符号1440で示す振幅である。推定誤差は外挿部分も含めた信号帯域端に集中するため、実際に使用する信号帯域の誤差が低減することとなり、伝搬路推定の特性の悪化を防ぐことができる。
この外挿処理は直線補間が使用される事が多い。また、補間後の信号を滑らかに接続する処理を使用する場合もある(非特許文献1)。
電子情報通信学会2006年総合大会 B−5−94 仮想的な波形追加を用いたOFDMチャネル推定方法、2006年3月8日、p.447 電子情報通信学会2006年総合大会 B−5−93時間窓法による伝搬路推定時における歪に関する一検討、2006年3月8日、p.446
しかしながら、外挿処理を行なう際に伝搬路の遅延分散が大きい時は外挿部分の推定誤差が大きくなりやすい。遅延分散が小さい場合は周波数方向の変動が少ないため、帯域外の伝搬路を推定しても誤差が小さい。図20に、遅延分散が小さい場合の外挿部分の推定誤差の一例を示す。実線は外挿処理した振幅、点線は伝搬路の振幅を示す。反対に遅延分散が大きい場合は周波数方向の変動が大きくなるため、信号帯域外の伝搬路を推定する時の誤差が大きくなりやすい。図21に遅延分散が大きい場合の外挿部分の推定誤差の一例を示す。この誤差は信号帯域端から離れる程大きくなりやすく、外挿点が増えるほど誤差が多くなりやすいことを意味している。
外挿部分の誤差が大きい状態で時間窓法を適用すると、外挿部分の誤差による歪みが信号帯域内に影響し、伝搬路推定の特性が悪化してしまう。
また、遅延分散が大きい時の外挿部分の推定誤差の影響を軽減する技術として非特許文献2に示される遅延分散を推定して外挿数を変える方法がある。しかし、この方法は遅延分散を推定するために相関係数を求める必要があり、莫大な演算量が必要となる問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、マルチキャリアシンボルを受信する受信機において、信号が割り当てられた信号帯域端の歪みの発生を抑制する外挿処理を行なう受信機および伝搬路推定方法を提供することを目的とする。
(1)本発明に係る受信機は、既知符号で変調されたマルチキャリアシンボルを受信する受信機であって、前記マルチキャリアシンボルを高速フーリエ変換して、信号が割り当てられた信号帯域に含まれる各サブキャリアの第一の周波数情報を算出する高速フーリエ変換部と、前記既知符号で前記第一の周波数情報を複素除算して各サブキャリアの第二の周波数情報を算出する除算部と、前記第二の周波数情報に基づいて、補間する複数の情報が等振幅となる振幅値を算出し、この算出した振幅値を用いて、信号が割り当てられていない周波数の情報を補間する補間周波数情報を生成し、生成した補間周波数情報を前記第二の周波数情報へ補間して第三の周波数情報を算出するサブキャリア補間部と、前記第三の周波数情報を逆高速フーリエ変換する逆高速フーリエ変換部と、を備えることを特徴としている。
このように、本発明に係る受信機は、第二の周波数情報に基づいて、補間する複数の情報が等振幅となる振幅値を算出し、この算出した振幅値を用いて外挿するデータを算出することにより、外挿するデータの演算量を削減しつつ適切な外挿データを算出することが可能になる。これにより、信号帯域端のサブキャリアのデータと等振幅の振幅値を用いて外挿データを推定することにより、伝搬路推定の特性劣化を抑制することが可能になる。また、信号が割り当てられた信号帯域端の歪みの発生を抑制することができる。さらに、これら一連の処理に必要な演算量は、従来の技術に比べ非常に少ないものになっているため、処理の負荷を削減することができる。
(2)また、本発明に係る受信機において、前記サブキャリア補間部は、前記第二の周波数情報に基づいて、補完する複数の情報の位相差として、二つのサブキャリア間の信号点の位相差と等しくなる位相差を算出し、前記算出した振幅値および前記位相差を用いて、信号が割り当てられていない周波数の情報を補間する補間周波数情報を生成することを特徴としている。
このように、本発明に係る受信機は、前記第二の周波数情報に基づいて、補完する複数の情報の位相差として、二つのサブキャリア間の信号点の位相差と等しくなる位相差を算出し、前記振幅値および前記位相差を用いて外挿するデータを算出することにより、外挿するデータの演算量を削減しつつ適切な外挿データを算出することが可能になる。これにより、信号帯域端の複数のサブキャリアのデータにより形成される位相差と同じ位相差を用いて外挿データを推定することにより、伝搬路推定の特性劣化を抑制することが可能になる。また、信号が割り当てられた信号帯域端の歪みの発生を抑制することができる。さらに、これら一連の処理に必要な演算量は、従来の技術に比べ非常に少ないものになっているため、処理の負荷を削減することができる。
(3)また、本発明に係る受信機は、既知符号で変調されたマルチキャリアシンボルを受信する受信機であって、前記マルチキャリアシンボルを高速フーリエ変換して、信号が割り当てられた信号帯域に含まれる各サブキャリアの第一の周波数情報を算出する高速フーリエ変換部と、前記既知符号で前記第一の周波数情報を複素除算して各サブキャリアの第二の周波数情報を算出する除算部と、前記第二の周波数情報に基づいて、補間する複数の情報の位相差として、二つのサブキャリア間の信号点の位相差と等しくなる位相差を算出し、この算出した位相差を用いて、信号が割り当てられていない周波数の情報を補間する補間周波数情報を生成し、生成した補間周波数情報を前記第二の周波数情報へ補間して第三の周波数情報を算出するサブキャリア補間部と、前記第三の周波数情報を逆高速フーリエ変換する逆高速フーリエ変換部と、を備えることを特徴としている。
このように、本発明に係る受信機は、前記第二の周波数情報に基づいて、補間する複数の情報の位相差として、二つのサブキャリア間の信号点の位相差と等しくなる位相差を算出し、前記振幅値および前記位相差を用いて外挿するデータを算出することにより、外挿するデータの演算量を削減しつつ適切な外挿データを算出することが可能になる。これにより、信号帯域端の複数のサブキャリアのデータにより形成される位相差と同じ位相差を用いて外挿データを推定することにより、伝搬路推定の特性劣化を抑制することが可能になる。また、信号が割り当てられた信号帯域端の歪みの発生を抑制することができる。さらに、これら一連の処理に必要な演算量は、従来の技術に比べ非常に少ないものになっているため、処理の負荷を削減することができる。
(4)また、本発明に係る受信機において、前記サブキャリア補間部は、前記信号帯域端の信号点の値を前記補間周波数情報として算出することを特徴としている。
このように、前記サブキャリア補間部は、信号帯域端の信号点の値を用いることにより、補間するサブキャリアの伝搬路環境に近似する周波数情報に基づいて外挿データを算出することが可能になる。これにより、信号が割り当てられた信号帯域端の歪みの発生を抑制する。
(5)さらに、本発明に係る受信機において、前記サブキャリア補間部は、前記信号帯域端近傍のサブキャリアの信号点と他のサブキャリアの信号点間の傾きに基づいて、情報を補間するサブキャリアの数を補間数として決定し、決定した補間数のサブキャリアに補間する情報を前記補間周波数情報として生成することを特徴とする。
このように、前記サブキャリア補間部は、信号帯域端の信号点と他のサブキャリアの信号点とを用いて前記傾きを算出することにより、補間するサブキャリアの伝搬路環境に近似する周波数情報に基づいて外挿データを算出することが可能になる。これにより、信号が割り当てられた信号帯域端の歪みの発生を抑制する。
(6)本発明に係る受信機において、前記サブキャリア補間部は、前記第二の周波数情報から前記補間周波数情報を算出する基準となる情報を選択する選択部と、前記選択部が選択した情報に基づいて、前記振幅値を算出して補間周波数情報を生成する生成部と、生成した補間周波数情報を前記第二の周波数情報へ加算して第三の周波数情報を算出する加算部と、を備えることを特徴としている。
このように、前記サブキャリア補間部において、選択部は、伝搬路環境に基づいて、信号帯域端からどのくらい離れたサブキャリアの情報を選択するかを判断するとともに、前記第二の周波数情報から適切な情報を選択する。生成部は、選択部が選択した情報に基づいて、前記振幅値を算出して補間周波数情報を生成する。これにより、伝搬路推定の特性劣化を抑制するとともに、少ない演算量で適切な外挿処理を実施することが可能になる。
(7)本発明に係る受信機において、前記サブキャリア補間部は、前記第二の周波数情報から前記補間周波数情報を算出する基準となる情報と前記補間数を決定する基準となる情報とを選択する選択部と、前記選択部が選択した前記補間数を決定する基準となる情報に基づいて、前記傾きを算出して前記補間数を決定する補間数決定部と、前記選択部が選択した前記補間周波数情報を算出する基準となる情報に基づいて、前記決定した補間数に対応する前記振幅値を算出して補間周波数情報を生成する生成部と、生成した補間周波数情報を前記第二の周波数情報へ加算して第三の周波数情報を算出する加算部と、を備えることを特徴としている。
このように、前記サブキャリア補間部において、選択部は、伝搬路環境に基づいて、信号帯域端からどのくらいはなれたサブキャリアの情報を選択するかを判断して、補間数を決定するために必要なサブキャリアの周波数情報を選択すると共に、前記第二の周波数情報から適切な情報を選択する。選択部が選択する前記補間数を決定する基準となる情報と前記補間周波数情報を算出する基準となる情報とは結果的に同じ情報となることもあり得るし、初めから同じ情報を採用するようにしてもよい。これにより、伝搬路推定の特性劣化を抑制するとともに、少ない演算量で適切な外挿処理を実施することが可能になる。
(8)本発明に係る受信機において、前記サブキャリア補間部は、前記信号が割り当てられていない周波数の帯域を複数の領域に分割し、分割した領域の少なくとも一つについて、前記振幅値を用いて前記補間周波数情報を生成することを特徴としている。
このように、前記サブキャリア補間部は、外挿領域を複数の領域に分割し、その一部の領域に前記振幅値を用いた外挿方法を適用することで伝搬路推定の特性を改善することができる。分割した外挿領域は、前記振幅値、あるいは、その他の方法で算出する値を適切に組み合わせることにより、伝搬路特性の劣化を防ぐ外挿データを算出することができる。また、前記サブキャリア補間部は、補間数を決定することで、演算量を抑制するとともに、伝搬路推定の劣化を防ぐことができる。
(9)本発明に係る受信機は、既知符号で変調されたマルチキャリアシンボルを受信する受信機であって、前記マルチキャリアシンボルを高速フーリエ変換して、信号が割り当てられた信号帯域に含まれる各サブキャリアの第一の周波数情報を複素除算して各サブキャリアの第二の周波数情報を算出する除算部と、前記信号帯域端近傍のサブキャリアの信号点と他のサブキャリアの信号点間の傾きに基づいて、情報を補間するサブキャリアの数を補間数として決定し、決定した補間数のサブキャリアへ補間する情報を前記第二の周波数情報に補間して第三の周波数情報を算出するサブキャリア補間部と、前記第三の周波数情報を逆高速フーリエ変換する逆高速フーリエ変換部とを備えることを特徴とする。
このように、本発明に係る受信機によれば、補間数を決定することにより、伝搬路環境に応じて、外挿するデータの演算量を削減して外挿データを算出することが可能になる。これにより、適切な演算量で外挿データを算出することができるとともに、適切な補間数を選択することにより、伝搬路推定の特性劣化を抑制することが可能になる。また、信号が割り当てられた信号帯域端の歪みの発生を抑制することができる。さらに、これら一連の処理に必要な演算量は、従来の技術に比べ非常に少ないものになっているため、処理の負荷を削減することができる。
(10)本発明に係る受信機において、前記サブキャリア補間部は、前記第二の周波数情報から前記補間数を決定する基準となる情報を選択する選択部と、前記選択部が選択した情報に基づいて、前記傾きを算出して前記補間数を決定する補間数決定部と、前記補間数の情報を算出して補間周波数情報を生成する生成部と、生成した補間周波数情報を前記第二の周波数情報へ加算して第三の周波数情報を算出する加算部と、を備えることを特徴とする。
このように、前記サブキャリア補間部において、選択部は、伝搬路環境に基づいて、信号帯域端からどのくらいはなれたサブキャリアの情報を選択するかを判断して、補間数を決定するために必要なサブキャリアの周波数情報を選択する。これにより、伝搬路推定の特性劣化を抑制するとともに、少ない演算量で適切な外挿処理を実施することが可能になる。
(11)本発明に係る伝搬路推定方法は、既知符号で変調されたマルチキャリアシンボルを受信する受信装置の伝搬路推定方法であって、前記マルチキャリアシンボルを高速フーリエ変換して、信号が割り当てられた信号帯域に含まれる各サブキャリアの第一の周波数情報を算出し、前記既知符号で前記第一の周波数情報を複素除算して各サブキャリアの第二の周波数情報を算出し、前記第二の周波数情報に基づいて、<1>補間する複数の情報の振幅値が、等振幅となる振幅値を算出すること、<2>補完する複数の情報の位相差として、二つのサブキャリア間の信号点の位相差と等しくなる位相差を算出すること、の前記<1>または前記<2>の少なくとも一つを用いて、信号が割り当てられていない周波数の情報を補間する補間周波数情報を生成し、生成した補間周波数情報を前記第二の周波数情報へ補間して第三の周波数情報を算出し、前記第三の周波数情報を逆高速フーリエ変換することを特徴としている。
このように、本発明に係る伝搬路推定方法によれば、前記<1>または前記<2>のいずれか一方あるいは両方を用いて、外挿するデータを算出することにより、外挿するデータの演算量を削減しつつ適切な外挿データを算出することが可能になる。これにより、信号帯域端のサブキャリアのデータと等振幅、あるいは、信号帯域端の複数のサブキャリアのデータにより形成される位相差と同じ位相差を用いて外挿データを推定することにより、伝搬路推定の特性劣化を抑制することが可能になる。また、信号が割り当てられた信号帯域端の歪みの発生を抑制することができる。さらに、これら一連の処理に必要な演算量は、従来の技術に比べ非常に少ないものになっているため、処理の負荷を削減することができる。
(12)本発明に係る伝搬路推定方法は、既知符号で変調されたマルチキャリアシンボルを受信する受信装置の伝搬路推定方法であって、前記マルチキャリアシンボルを高速フーリエ変換し、信号が割り当てられた信号帯域に含まれる各サブキャリアの第一の周波数情報を複素除算して各サブキャリアの第二の周波数情報を算出し、前記信号帯域端近傍のサブキャリアの信号点と他のサブキャリアの信号点間の傾きに基づいて、情報を補間するサブキャリアの数を補間数として決定し、決定した補間数のサブキャリアへ補間する情報を前記第二の周波数情報に補間して第三の周波数情報を算出し、前記第三の周波数情報を逆高速フーリエ変換することを特徴とする。
このように、本発明に係る伝搬路推定方法によれば、補間数を決定することにより、伝搬路環境に応じて、外挿するデータの演算量を削減して外挿データを算出することが可能になる。これにより、適切な演算量で外挿データを算出することができるとともに、適切な補間数を選択することにより、伝搬路推定の特性劣化を抑制することが可能になる。また、信号が割り当てられた信号帯域端の歪みの発生を抑制することができる。さらに、これら一連の処理に必要な演算量は、従来の技術に比べ非常に少ないものになっているため、処理の負荷を削減することができる。
本発明によれば、マルチキャリアシンボルを受信する受信機において、信号が割り当てられた信号帯域端の歪みの発生を抑制する外挿処理を提供することができる。これにより、伝搬路推定の特性の劣化を抑制することができる。
次に、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。各図面において同一の構成または機能を有する構成要素および相当部分には、同一の符号を付し、その説明は省略する。
信号帯域は、受信機が受信したマルチキャリアシンボルのうち、サブキャリアに信号(情報)が割り当てられた帯域である。
FFT処理帯域は、FFT/IFFTにて処理される帯域で、信号帯域を内包する。また、以下の説明では、高速フーリエ変換と逆高速フーリエ変換とを用いて説明するが、本発明は、離散フーリエ変換、逆離散フーリエ変換であっても適用することが可能である。
(第1の実施形態)
第1の実施形態では、等振幅、等位相差で受信信号を外挿処理する。図1は、本発明に係る第1の実施形態の受信機の伝搬路推定に関係する構成部分の一例を示すブロック図である。受信機100は、FFT部(高速フーリエ変換部)101、符号乗算部102、サブキャリア補間部(補間部)103、IFFT部(逆高速フーリエ変換部)104、雑音除去部105、FFT部106、複素共役部107、並びに、符号生成部108を備える。
受信機100は、通信先より、既知の符号で変調されたマルチキャリアシンボルを受信し、所定の変換・同期処理を行ない(図1には示していない)、CE(Channel Estimation)シンボルをFFT部101へ入力する。
FFT部101は、受信したCE信号を時間軸信号から周波数軸信号に変換する。変換した周波数軸信号は、サブキャリア毎の情報を示す第一の周波数情報となる。
符号生成部108は、送信側で送信したCE信号に使用された既知の符号を生成する。
複素共役部107は、符号生成部108が生成した既知の符号の複素共役を生成する。
符号乗算部102は、複素共役部107にて生成されたCEシンボルの複素共役とFFT部101で変換された信号(第一の周波数情報)とを乗算し、伝搬路の周波数応答(第二の周波数情報)に変換する。本来は周波数応答を求めるためにはCEシンボルに使用する符号で複素除算を行なう必要があるが、本実施形態、並びに以下に記述する実施形態では演算量低減のためにCEシンボルに使用する符号の振幅を1として、複素除算を複素共役の乗算で代用して周波数応答が求めるものとする。この周波数応答は伝搬路の周波数応答に雑音、干渉を含んだものとなっている。符号乗算部102(乗算部)は、既知符号で第一の周波数情報を複素除算して各サブキャリアの第二の周波数情報を算出する除算部を代用するものである。
サブキャリア補間部103は、符号乗算部102が変換した周波数応答について帯域外の信号を外挿して補間周波数情報を算出し、算出した補間周波数情報を符号乗算部102が算出した周波数応答(第二の周波数情報)へ補間して信号帯域外の信号を外挿した周波数応答(第三の周波数情報)を算出する。
IFFT部104は、信号帯域外の信号を外挿した周波数応答(第三の周波数情報)を時間軸信号に変換する。
雑音除去部105は、時間軸信号に変換した周波数応答から時間窓を利用して干渉・雑音成分を除去する。IFFT部104で時間軸信号に変換した周波数応答の信号は、インパルス応答であり、雑音、干渉を含んだものである。CEシンボルによるインパルス応答は予め回線設計時に求められた時間、ガードインターバルに相当する時間内に集中し、他の区間には干渉や雑音成分が分布する。そこで、雑音除去部105は、インパルス応答が集中する区間、一般的にはガードインターバルに相当する時間内のデータのみを時間窓を利用して切り出し、干渉、雑音成分を低減する。
FFT部106は、時間窓処理されたインパルス応答を周波数軸信号に変換し、干渉や雑音が低減された周波数応答を求める。
次に、サブキャリア補間部103の動作を説明する。図2は、本実施形態のサブキャリア補間部103の構成例を示すブロック図である。図2に示すサブキャリア補間部103は、選択部201、生成部202、並びに、加算部203を備える。
選択部201は、符号乗算部102から入力された周波数応答から外挿信号を生成するために必要な信号を推定用データとして選択して生成部202に送る。
生成部202は、選択部201が選択した推定用データから信号帯域外の外挿データを推定(算出)し、補間周波数情報を生成する。
加算部203は、符号乗算部102から入力された周波数応答と、生成部202が生成した補間周波数情報(推定した信号帯域外の外挿データ)とを加算する。加算した結果を第三の周波数情報とする。
以下では、外挿点を増やした時に誤差が大きくなり過ぎないように全ての外挿点で振幅が一定となる信号を外挿する場合として、
(1)生成部202が補間する複数の情報が等振幅となる値を算出する場合、または、
(2)生成部202が補間する情報が二つのサブキャリア間の信号点の位相差を算出する場合、を説明する。なお、(1)、(2)の方法は、個別に実施してもよいし、両方を組み合わせて実施してもよい。一例として、振幅値が一定である信号として、信号帯域端の信号点の値をそのまま使用する方法と、信号帯域端の信号点の振幅値をそのまま保持し、更に信号帯域端での位相差を保持した値を外挿する方法の二種類について説明する。
まず、信号帯域端の値を使用して信号帯域外の外挿データを推定する場合を説明する。図3は、信号帯域端の値を使用して信号帯域外の外挿データを推定する一例を示す図である。図3では、FFT/IFFTポイントは−512〜511の1024ポイント、サブキャリア(信号帯域)が−384〜383の768ポイントに配置されている場合について示す。縦軸は振幅であり、横軸は、サブキャリアの番号であり、サブキャリア番号は、FFT/IFFT処理する際のポイントを示す番号であるサブキャリア番号(ポイント番号)と同じである。
図3の実線で示した部分(帯域)が符号乗算部102からサブキャリア補間部103へ入力された周波数応答である。選択部201は、信号帯域端の信号−384と383の信号を選択して生成部202に送る。生成部202は−512〜−385に−384の信号の値を、384〜511に383の信号の値をセットした外挿データを作成する。作成した外挿データを図3に点線で示す。加算部203で入力された周波数応答と外挿データを合わせた補間後の周波数応答を作成する。補間後の周波数応答に対し、雑音除去部105で時間窓処理を行なう事によって、FFT部106は歪みが軽減された伝搬路情報を得ることができる。
なお、図3では、未使用ポイント全てに外挿処理を行なった例を示しているが、サブキャリア補間部103は、未使用ポイントの一部、例えば−448〜−385と384〜447のみ外挿しても良い。遅延分散が非常に大きく周波数方向の変動が大きい場合は未使用ポイント全てに外挿を行なわない方が良い場合もある。また、図3では、外挿データは隣接するサブキャリアの値を用いたが、これに限られることはない。信号帯域端の複数のサブキャリアの振幅を平均した値を用いて外挿データを算出してもよいし、所定の値、信号帯域の所定のサブキャリアの値などを用いて外挿データを作成してもよい。例えば、信号帯域端に近い複数のサブキャリアの振幅の平均値であってもよい。
次に、信号帯域端での位相差を保持した値を外挿する方法について説明する。位相差を保持した値を外挿する場合は必ずしも等振幅である必要はないが、本実施形態では説明を容易にするために外挿値は等振幅である場合について説明する。FFT/IFFTポイントとサブキャリア配置は前述に従うものとする。図4は、信号帯域端での位相差を保持した値を使用して信号帯域外の外挿データを推定する一例を示す図である。横軸はI(実数成分)、縦軸はQ(虚数成分)である。図4では信号帯域の片側、ポイント383側についてのみ記してある。実際には帯域の両側に処理を行なう必要がある。信号帯域の他端であるポイント−384についても図4と同様に処理することができる。
まず選択部201は推定用に信号帯域端の2点ずつ、382および383、−383および384を選択して生成部202に送る。生成部202での処理をポイント383側の処理から説明する。
最初にポイント382と383のデータから2点間の位相差を求める。この位相差をθとする。次に383のデータとθを利用してポイント384に外挿するデータを生成する。この点は振幅がポイント383と等しく、位相差がθ進んだ点で、複素平面上のポイント383に対して回転行列R
Figure 0004944106
を乗じた値となる。
以下同様に、ポイント385としてポイント384からθ進んだ点を求め、更にポイント386、ポイント387、と順次計算し必要な外挿点を求める。ポイント−384側についても同様にポイント−384、ポイント−383間の位相差θ’を求め、同様に計算すればよい。
このようにして求めた外挿データは信号帯域に近い部分の誤差が少なく、また、遅延分散の影響を受けにくい伝搬路推定の特性となる。
今回は信号帯域端での位相差を求めるために信号帯域端の連続した2点を使用したが、不連続な2点を利用して位相差を求めたり、2点より多い点を利用して平均の位相差を求めたりして利用しても良い。また、図4では、等振幅としたため、各ポイントの値は、円上に存在している。
ここで、図5に一般的な直線補間と、帯域端の値を使用する同値補間、帯域端での位相差を維持する同位相差補間の伝搬路推定の特性例を示す。図5はこれらの伝搬路推定の特性をシミュレーションにより比較したデータで、SNR=30dBと比較的SNRが高く、遅延分散が450nSと比較的大きい条件下で補間数を変えて伝搬路の推定精度を平均ベクトルエラー・EVM(Error Vector Magnitude)で評価したものである。図5のグラフでは、直線補間の結果を実線、同値補間の結果を点線、同位相差補間の結果を二点鎖線で示している。グラフから遅延分散の大きい状況では直線補間では補間数が多くなると補間部分の誤差が次第に増えて特性が悪くなること、同値補間は直線補間と異なり補間数が増えても特性が悪くならないこと、同位相差補間は同値補間よりも特性が良く、特に補間数が少ないところでの特性が良い事が判る。
このように、本実施形態によれば、信号帯域端のサブキャリアのデータと等振幅、あるいは、信号帯域端の複数のサブキャリアのデータにより形成される位相差と同じ値を用いて外挿データを推定することにより、伝搬路推定の特性劣化を抑制することが可能になる。これら一連の処理に必要な演算量は、従来の技術に比べ非常に少ないものになっているため、処理の負荷を削減することができる。
なお、本実施形態では、信号帯域端の位相差を同じ値にする場合については、等振幅とする場合を一例として説明したが、これに限られるわけではない。位相差を同じにし、振幅を減少(増加)させていく場合であってもよい。例えば、信号帯域端の振幅から振幅が零になるように減少(増加)させてもよい。
(第2の実施形態)
第2の実施形態では受信状況によって補間数を変える方法を説明する。前の実施形態中で説明したように伝搬路の遅延分散が大きい時は信号帯域から離れた点を推定して外挿しても推定値と実際の値の誤差が大きい場合があり、このような場合は外挿数を増やすと特性が悪くなってしまう。この状況を防ぐには遅延分散が大きい時は外挿数を減らし、遅延分散が小さいときは外挿数を増やせばよい。しかし、遅延分散を推定するためには周波数方向の相関係数を計算する等の非常に計算コストの高い処理が必要となる。本実施形態は外挿数を求めるために計算コストの非常に低い方法を説明する。
本実施形態は時間窓処理前の周波数応答信号の振幅の帯域端での傾きによって外挿数を変化させる。この処理の概要を図6、図7に示す。
外挿数を決める指標の傾きの求め方は様々な方法が考えられるが、本実施形態では外挿数を決める指標の傾きとして周波数応答信号の振幅の絶対値を利用して求めた傾きの絶対値を利用する。図6に遅延分散が小さく、信号帯域端での傾きが小さい場合の信号帯域の一例を示し、図7に遅延分散が大きく、信号帯域端での傾きが大きい場合の信号帯域の一例を示す。厳密に考えれば、遅延分散と傾きの大きさとには相関があるとは言い切れないが、信号帯域端付近の周波数方向の変動を表す値であるため外挿数を決める指標として十分に使用可能である。
以上の処理を実現する構成例について説明する。全体の構成は第1の実施形態の図1と同様であるが、サブキャリア補間部103の構成が異なる。図8は、本実施形態のサブキャリア補間部400の構成例を示すブロック図である。本実施形態の受信機は、図1のサブキャリア補間部103に替えて図8に示すサブキャリア補間部400によって本実施形態を実現する。図8に示すサブキャリア補間部400は、選択部401、生成部402、加算部403、並びに、補間数決定部404を備える。
選択部401は、時間窓処理前の周波数応答信号から補間数(外挿数)決定に必要なデータと、信号帯域外の外挿データを推定するために必要なデータを選択(抽出)する。なお、補間数決定に必要なデータと外挿データを推定するために必要なデータとは、同じである場合、異なる場合のいずれもあり得る。
生成部402は、選択部401の出力から補間数決定部404が決めた補間数の外挿データを推定(算出)し、補間周波数情報を生成する。
加算部403は、符号乗算部102から入力された周波数応答と、生成部402が生成した補間数周波数情報(推定した信号帯域外の外挿データ)を加算する。加算した結果を第三の周波数情報とする。
補間数決定部404は、選択部401の出力から推定する外挿データの数(信号帯域を補間する補間数)を決定する。
第1の実施形態と同様の図3に示したサブキャリア配置(信号帯域)とした時の補間数決定部404の動作を説明する。選択部401は補間数決定部404にポイント383、382、−383、−384のサブキャリアのデータを入力する。補間数決定部404はポイント383、382の組み合わせと、ポイント−383、−384の組み合わせから振幅の傾きの絶対値を求める。ポイント間隔が1であるため、傾きの絶対値は
Figure 0004944106
と減算処理と絶対値処理のみで求める事ができる。P(nは、サブキャリア番号)は、サブキャリア番号nの振幅の値である。
補間数決定部404は、求めた傾きの絶対値の大きさによって補間数(外挿数)を決定する。適切な閾値を算出し、算出した閾値と比較することによって、傾きの絶対値が小さいほど補間数を多く、傾きの絶対値が大きいほど補間数を少なくすれば良い。適切な閾値はサブキャリア間隔、外挿方法などの他ブロックの構成に依存した値となる。生成部402は、補間数決定部404が決定した補間数の外挿データを信号帯域端から近いサブキャリア番号(ポイント番号)の順に値を算出して補間周波数情報を生成する。生成部402が使用する外挿方法は第1の実施形態に示したような方法でも直線補間でも良い。
図9に直線補間に本実施形態を適用した場合のシミュレーションの一例を示す。このシミュレーション結果はSNR=30dBと比較的SNRの高い環境におけるものである。本実施形態を適用した場合は遅延分散が変化した場合にほぼ最適な外挿数を選択して良好な特性が維持できている事を示している。
このように、本実施形態によれば、信号帯域端の複数のサブキャリアのデータによって形成される傾きに基づいて外挿データの数を決定することにより、外挿時の伝搬路推定の特性劣化を抑制することができる。
なお、本実施形態では傾きを求めるために帯域端の連続した二点を使用したが、必ずしも連続している必要は無く、また傾きを求めるために使用する点を三点以上とし、これらの点から傾きの平均を求めても構わない。外挿数は両帯域の傾きそれぞれに合わせて決めても良く、またどちらか片側、例えば傾きの大きい(小さい)方に合わせた外挿数としても良い。
また、本実施形態では、補間数決定部404が信号帯域端のサブキャリアの信号点と他のサブキャリアの信号点の傾きに基づいて、補間する補間数を決定し、生成部402が決定した補間数の値を算出する場合を説明したが、生成部402が用いる外挿方法は、第1の実施形態で説明した二つの外挿方法のいずれか一つあるいは両方を用いる場合であってもよい。また、生成部402は、直線補間法などの他の外挿方法を用いてもよい。
(第3の実施形態)
第3の実施形態では、FFT処理帯域と信号帯域との間の外挿領域を複数の領域に分けて異なる外挿方法を適用して外挿データを推定する。
まず、非特許文献1に開示されているFFT処理帯域と信号帯域との間の外挿領域を推定する一例を説明する。図10は、FFT処理帯域と信号帯域との間の外挿領域を推定する従来例を示す図である。信号帯域601の振幅を実線で示し、FFT処理帯域602と信号帯域601との差となる外挿領域の振幅を点線で示している。
図10に示す方法は、FFT処理帯域602のうち信号帯域601の外側を直線補間603することを基本としている。ただし、FFT処理帯域602の両端の振幅が零の点605にて帯域両側の外挿点が接続されるように外挿点を調整する。調整した結果を604に示す。
図10に示す方法はFFT処理帯域602の両端で信号点が接続されるため、受信時と送信時でサンプリング点がずれた時に発生する歪みを低減する効果があるが、信号帯域から離れた外挿点の誤差が大きくなるため、遅延分散が大きい時に特性が悪化するという問題がある。
本実施形態は、図10に示す方法と第1の実施形態または第2の実施形態で説明した外挿方法を組み合わせる事で遅延分散が大きい時の特性を改善するものである。図11は、本実施形態におけるFFT処理帯域と信号帯域との間の外挿領域を推定する概要を示す図である。
本実施形態ではFFT処理帯域802中の信号帯域801以外の領域(外挿領域)を2つに分割して処理を行なう。外挿領域の分割は、例えば、生成部202、402で実施する。生成部202、402は、分割した領域について、異なる外挿方法を適用することができる。1つは信号帯域側(信号帯域に近い領域)の領域Aで、もう一つはそれ以外の領域Bである。領域Aに対して第1の実施形態で示した等振幅の外挿を行ない、領域Bでは領域Aの両端の信号点をFFT処理帯域の両端の所定の一点803で接続するように外挿処理を行なう。領域Aの外挿処理は第1の実施形態で示した方法であればどのような処理でも構わない。また、領域Aの大きさは予め決められた所定の大きさでも、また第2の実施形態に示した方法で変化させても良い。領域Bの外挿方法は直線補間でも、非特許文献1に示してあるような予め決められた点を経由した外挿方法でも良い。
図11に示すように領域を分割して外挿する事で領域A内での遅延分散による影響を低減させ、かつ領域BでFFT処理帯域801の両端の信号点を接続する事でサンプリング点がずれた時の歪みを低減させる事ができるため、遅延分散の影響を低減しながらサンプリング点のずれに対応する事が可能となる。
このように外挿領域を複数の領域に分割し、その一部の領域に第1の実施形態で示した外挿方法を適用する事で伝搬路推定の特性を改善する事が可能である。
なお、本実施形態では外挿領域を2つに分割したが、これ以上に分割し、その中の一部に第1の実施形態で示した外挿方法を適用しても良い。
本発明に係る第1の実施形態の受信機の伝搬路推定に関係する構成部分の一例を示すブロック図である。 第1の実施形態のサブキャリア補間部の構成例を示すブロック図である。 信号帯域端の値を使用して信号帯域外の外挿データを推定する一例を示す図である。 信号帯域端での位相差を保持した値を使用して信号帯域外の外挿データを推定する一例を示す図である。 一般的な直線補間と、帯域端の値を使用する同値補間、帯域端での位相差を維持する同位相差補間の伝搬路推定の特性例を示す図である。 遅延分散が小さく、信号帯域端での傾きが小さい場合の信号帯域の一例を示す図である。 遅延分散が大きく、信号帯域端での傾きが大きい場合の信号帯域の一例を示す図である。 第2の実施形態のサブキャリア補間部の構成例を示すブロック図である。 直線補間に第2の実施形態を適用した場合のシミュレーションの一例を示す図である。 FFT処理帯域と信号帯域との間の外挿領域を推定する従来例を示す図である。 第3の実施形態におけるFFT処理帯域と信号帯域との間の外挿領域を推定する概要を示す図である。 周波数応答の一例を示す図である。 インパルス応答の一例を示す図である。 時間窓処理されたインパルス応答の一例を示す図である。 干渉や雑音が低減された周波数応答の一例を示す図である。 時間窓を掛ける信号のスペクトラムの一例を示す図である。 時間窓のスペクトラムの一例を示す図である。 時間窓をかける信号と時間窓の信号を畳み込んだスペクトラムの一例を示す図である。 時間窓法を適用する受信信号のスペクトラムの補間の一例を示す図である。 遅延分散が小さい場合の外挿部分の推定誤差の一例を示す図である。 遅延分散が大きい場合の外挿部分の推定誤差の一例を示す図である。
符号の説明
100 受信機
101 FFT部(高速フーリエ変換部)
102 符号乗算部
103 サブキャリア補間部(補間部)
104 IFFT部(逆高速フーリエ変換部)
105 雑音除去部
106 FFT部
107 複素共役部
108 符号生成部
201、401 選択部
202、402 生成部
203、403 加算部
404 補間数決定部

Claims (12)

  1. 既知符号で変調されたマルチキャリアシンボルを受信する受信機であって、
    前記マルチキャリアシンボルを高速フーリエ変換して、信号が割り当てられた信号帯域に含まれる各サブキャリアの第一の周波数情報を算出する高速フーリエ変換部と、
    前記既知符号で前記第一の周波数情報を複素除算して各サブキャリアの第二の周波数情報を算出する除算部と、
    前記第二の周波数情報に基づいて、補間する複数の情報の振幅値が、等振幅となる振幅値を算出し、この算出した振幅値を用いて、信号が割り当てられていない周波数の情報を補間する補間周波数情報を生成し、生成した補間周波数情報を前記第二の周波数情報へ補間して第三の周波数情報を算出するサブキャリア補間部と、
    前記第三の周波数情報を逆高速フーリエ変換する逆高速フーリエ変換部と、を備えることを特徴とする受信機。
  2. 前記サブキャリア補間部は、
    前記第二の周波数情報に基づいて、補完する複数の情報の位相差として、二つのサブキャリア間の信号点の位相差と等しくなる位相差を算出し、前記算出した振幅値および前記位相差を用いて、信号が割り当てられていない周波数の情報を補間する補間周波数情報を生成することを特徴とする請求項1記載の受信機。
  3. 既知符号で変調されたマルチキャリアシンボルを受信する受信機であって、
    前記マルチキャリアシンボルを高速フーリエ変換して、信号が割り当てられた信号帯域に含まれる各サブキャリアの第一の周波数情報を算出する高速フーリエ変換部と、
    前記既知符号で前記第一の周波数情報を複素除算して各サブキャリアの第二の周波数情報を算出する除算部と、
    前記第二の周波数情報に基づいて、補間する複数の情報の位相差として、二つのサブキャリア間の信号点の位相差と等しくなる位相差を算出し、この算出した位相差を用いて、信号が割り当てられていない周波数の情報を補間する補間周波数情報を生成し、生成した補間周波数情報を前記第二の周波数情報へ補間して第三の周波数情報を算出するサブキャリア補間部と、
    前記第三の周波数情報を逆高速フーリエ変換する逆高速フーリエ変換部と、を備えることを特徴とする受信機。
  4. 前記サブキャリア補間部は、前記信号帯域端の信号点の値を前記補間周波数情報として算出することを特徴とする請求項1または請求項2記載の受信機。
  5. 前記サブキャリア補間部は、前記信号帯域端近傍のサブキャリアの信号点と他のサブキャリアの信号点間の傾きに基づいて、情報を補間するサブキャリアの数を補間数として決定し、決定した補間数のサブキャリアに補間する情報を前記補間周波数情報として生成することを特徴とする請求項1または請求項2記載の受信機。
  6. 前記サブキャリア補間部は、
    前記第二の周波数情報から前記補間周波数情報を算出する基準となる情報を選択する選択部と、
    前記選択部が選択した情報に基づいて、前記振幅値を算出して補間周波数情報を生成する生成部と、
    生成した補間周波数情報を前記第二の周波数情報へ加算して第三の周波数情報を算出する加算部と、を備えることを特徴とする請求項1または請求項2記載の受信機。
  7. 前記サブキャリア補間部は、
    前記第二の周波数情報から前記補間周波数情報を算出する基準となる情報と前記補間数を決定する基準となる情報とを選択する選択部と、
    前記選択部が選択した前記補間数を決定する基準となる情報に基づいて、前記傾きを算出して前記補間数を決定する補間数決定部と、
    前記選択部が選択した前記補間周波数情報を算出する基準となる情報に基づいて、前記決定した補間数に対応する前記振幅値を算出して補間周波数情報を生成する生成部と、
    生成した補間周波数情報を前記第二の周波数情報へ加算して第三の周波数情報を算出する加算部と、を備えることを特徴とする請求項5記載の受信機。
  8. 前記サブキャリア補間部は、前記信号が割り当てられていない周波数の帯域を複数の領域に分割し、分割した領域の少なくとも一つについて、前記振幅値を用いて前記補間周波数情報を生成することを特徴とする請求項1または請求項2記載の受信機。
  9. 既知符号で変調されたマルチキャリアシンボルを受信する受信機であって、
    前記マルチキャリアシンボルを高速フーリエ変換して、信号が割り当てられた信号帯域に含まれる各サブキャリアの第一の周波数情報を複素除算して各サブキャリアの第二の周波数情報を算出する除算部と、
    前記信号帯域端近傍のサブキャリアの信号点と他のサブキャリアの信号点間の傾きに基づいて、情報を補間するサブキャリアの数を補間数として決定し、決定した補間数のサブキャリアへ補間する情報を前記第二の周波数情報に補間して第三の周波数情報を算出するサブキャリア補間部と、
    前記第三の周波数情報を逆高速フーリエ変換する逆高速フーリエ変換部と、を備えることを特徴とする受信機。
  10. 前記サブキャリア補間部は、
    前記第二の周波数情報から前記補間数を決定する基準となる情報を選択する選択部と、
    前記選択部が選択した情報に基づいて、前記傾きを算出して前記補間数を決定する補間数決定部と、
    前記補間数の情報を算出して補間周波数情報を生成する生成部と、
    生成した補間周波数情報を前記第二の周波数情報へ加算して第三の周波数情報を算出する加算部と、を備えることを特徴とする請求項9記載の受信機。
  11. 既知符号で変調されたマルチキャリアシンボルを受信する受信装置の伝搬路推定方法であって、
    前記マルチキャリアシンボルを高速フーリエ変換して、信号が割り当てられた信号帯域に含まれる各サブキャリアの第一の周波数情報を算出し、
    前記既知符号で前記第一の周波数情報を複素除算して各サブキャリアの第二の周波数情報を算出し、
    前記第二の周波数情報に基づいて、
    (1)補間する複数の情報の振幅値が、等振幅となる振幅値を算出すること、
    (2)補完する複数の情報の位相差として、二つのサブキャリア間の信号点の位相差と等しくなる位相差を算出すること、
    の前記(1)または前記(2)の少なくとも一つを用いて、信号が割り当てられていない周波数の情報を補間する補間周波数情報を生成し、
    生成した補間周波数情報を前記第二の周波数情報へ補間して第三の周波数情報を算出し、
    前記第三の周波数情報を逆高速フーリエ変換することを特徴とする伝搬路推定方法。
  12. 既知符号で変調されたマルチキャリアシンボルを受信する受信装置の伝搬路推定方法であって、
    前記マルチキャリアシンボルを高速フーリエ変換し、
    信号が割り当てられた信号帯域に含まれる各サブキャリアの第一の周波数情報を複素除算して各サブキャリアの第二の周波数情報を算出し、
    前記信号帯域端近傍のサブキャリアの信号点と他のサブキャリアの信号点間の傾きに基づいて、情報を補間するサブキャリアの数を補間数として決定し、
    決定した補間数のサブキャリアへ補間する情報を前記第二の周波数情報に補間して第三の周波数情報を算出し、
    前記第三の周波数情報を逆高速フーリエ変換することを特徴とする伝搬路推定方法。
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