JP4944006B2 - 温度センサ、及び温度測定方法 - Google Patents

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Description

本発明は、温度センサ、及び温度測定方法に関し、特に詳しくは、蛍光の寿命に応じて温度を測定する温度センサ、温度測定方法に関するものである。
温度センサとして、蛍光体を用いた蛍光式温度センサが広く利用されている。蛍光式温度センサでは、温度により蛍光特性が変化する蛍光体を用いて温度を測定する。具体的には、光源からの励起光を蛍光体に照射して、蛍光体で発生した蛍光を検出する。そして、蛍光寿命などの蛍光特性の変化によって、温度を測定している。
蛍光体を含む蛍光材料は、光ファイバの先端に配設される。そして、光源から出射した励起光は光ファイバを介して蛍光体に入射する。また、蛍光体で発生した蛍光は光ファイバを介して光センサで検出される。蛍光強度は、例えば、I−atにしたがって減衰する。なお、tは時間、eは自然対数の底(2.718・・・・)である。また、I、及びaは任意の正数である。
このような蛍光式温度センサにおいて、蛍光緩和時間を求めて、温度を測定するものが開示されている(特許文献1)。この温度センサでは、LEDが消灯した後、基準光量S1,S2の1/e倍となるまでの時間を蛍光緩和時間としている。そして、予め計測された蛍光緩和時間と温度Tとの関係から、温度を算出している。
さらに、蛍光強度を積分して、温度を測定するものが開示されている(特許文献2)。この方法では、3つの区間(T1〜T2、T2〜T3、T3〜T4)において蛍光強度を積分している(Fig.8参照)。そして、中央の積分区間(T2〜T3)の積分時間をnΔt、両側の積分区間の積分時間(T1〜T2、T3〜T4)をnΔt、nΔtとすると、nΔt=nΔt+nΔtとなる。そして、2つの区間(T1〜T2、T3〜T4)における積分値の和から、中央の区間(T2〜T3)における積分値を引いた値をθとしている。このθによって、温度を測定している。
特開2002−71473号公報 米国特許第4816687号明細書
光センサで検出した蛍光強度の信号には、蛍光体で発生した蛍光成分に比べて、ノイズやオフセット(ゼロレベル)が加わっている。すなわち、光センサで実際に検出された蛍光強度の信号には、時間的に変動するノイズや、測定用の電気回路などによって決まるオフセット(ゼロレベル)が不可避的に加算されてしまう。また、光源を消灯した直後の初期蛍光強度が変動することもある。特許文献1の温度センサでは、ノイズやオフセットが加わったまま、温度を算出している。従って、正確な測定を行うことができない。
また、特許文献2では、ロックイン検知を用いており、高速な応答が原理的に困難である。すなわち、特許文献2の方法では、積分区間の設定を自由に行うことができず、検出時間が長くなってしまう。従って、一度光源を点灯、消灯すると、次の測定までに時間がかかってしまう。このように、特許文献2の方法では、応答速度を高くすることが困難であるという問題点がある。
本発明は、このような問題点を解決するためになされたもので、高い応答速度で正確な測定を行うことができる温度センサ及び温度測定方法を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様にかかる温度センサは、蛍光体で発生した蛍光の寿命に応じて温度を測定する温度センサであって、励起光を出射する光源と、前記励起光によって蛍光を発生する蛍光体と、前記蛍光を検出して、蛍光強度に応じた蛍光信号を出力する光検出器と、前記光検出器からの蛍光信号に基づいて温度を算出する処理部と、を備え、前記処理部が
前記蛍光信号が減衰中の予め設定された3以上の期間における前記蛍光信号の積分値をそれぞれ算出し、前記3以上の期間のうち同じ時間幅を有する2期間における前記積分値に基づいて、差分値を算出し、測定温度によって変化する変数を2つの前記差分値の比から算出し、予め記憶された温度と前記差分値の比との関係を参照して、算出された前記変数を温度に換算しているものである。
本発明の第2の態様にかかる温度センサは、上記の温度センサであって、3つの前記期間が同じ時間幅を有し、前記3つの期間のうち、第1及び第2の期間における前記積分値に基づいて、前記第1の差分値を算出し、3つの期間のうち、第1及び第3の期間における前記積分値に基づいて、前記第2の差分値を算出し、前記第1及び第2の差分値の比から前記変数を算出しているものである。
本発明の第3の態様にかかる温度センサは、上記の温度センサであって、第1の時間幅を有する第1及び第2の期間における前記積分値から、第1の差分値を算出し、2の時間幅を有する第3及び第4の期間における前記積分値から、第2の差分値を算出し、前記第1及び第2の差分値の比から前記変数を算出しているものである。
本発明の第4の態様にかかる温度センサは、上記の温度センサであって、前記3以上の期間の少なくとも一つの設定を可変にしたことを特徴とするものである。
本発明の第5の態様にかかる温度センサは、上記の温度センサであって、測定する温度のレンジに応じて、前記期間の設定を変化させることを特徴とするものである。
本発明の第6の態様にかかる温度測定方法は、励起光によって発生した蛍光の蛍光寿命に応じて温度を測定する温度測定方法であって、蛍光体に励起光を照射するステップと、前記励起光によって前記蛍光体で発生した蛍光を検出するステップと、前記蛍光信号が減衰中の予め設定された3以上の期間における前記蛍光信号の積分値をそれぞれ算出するステップと、前記3以上の期間のうち同じ時間幅を有する2期間における前記積分値に基づいて、差分値を算出するステップと、測定温度によって変化する変数を2つの前記差分値の比から算出するステップと、予め記憶された温度と前記差分値の比との関係を参照して、算出された前記変数を温度に換算するステップと、を備えたものである。
本発明の第7の態様にかかる温度測定方法は、上記の温度測定方法であって、3つの前記期間が同じ時間幅を有し、前記3つの期間のうち、第1及び第2の期間における前記積分値に基づいて、前記第1の差分値を算出し、3つの期間のうち、第1及び第3の期間における前記積分値に基づいて、前記第2の差分値を算出し、前記第1及び第2の差分値の比から前記変数を算出しているものである。
本発明の第8の態様にかかる温度測定方法は、上記の温度測定方法であって、第1の時間幅を有する第1及び第2の期間における前記積分値から、第1の差分値を算出し、2の時間幅を有する第3及び第4の期間における前記積分値から、第2の差分値を算出し、前記第1及び第2の差分値の比から前記変数を算出しているものである。
本発明の第9の態様にかかる温度測定方法は、上記の温度測定方法であって、前記3以上の期間の少なくとも一つの設定を可変にしたことを特徴とするものである。
本発明の第10の態様にかかる温度測定方法は、上記の温度測定方法であって、測定する温度のレンジに応じて、前記期間の設定を変化させることを特徴とするものである。
本発明によれば、高い応答速度で正確な測定を行うことができる温度センサ及び温度測定方法を提供することができる。
以下に、本発明を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、温度センサの構成を模式的に示す図である。
温度センサは、駆動回路11と光源12と受光素子13と信号処理回路14と、蛍光材料21と、導波路ロッド23とを有している。本実施の形態にかかる温度センサは、温度により蛍光特性が変化する蛍光材料21を用いて温度を測定する蛍光式温度センサである。従って、蛍光材料21が設けられている部分が感熱部となる。そして感熱部を測定試料に当接させると、蛍光材料21の温度が変化する。すなわち、測定試料から蛍光材料21への熱伝導、又はその反対の熱伝導によって、蛍光材料21の温度が測定試料と等しくなる。蛍光材料21はその温度によって、蛍光寿命が変化する。従って、蛍光寿命に応じて温度を測定することができる。すなわち、蛍光の減衰曲線に基づいて、温度を測定することができる。
蛍光材料21、及び導波路ロッド23は、温度センサプローブを構成する。駆動回路11と、光源12と、受光素子13と信号処理回路14とが本体部を構成する。そして、温度センサプローブを本体部に取り付けた状態で測定を行う。
光源12は、蛍光材料21を励起するための励起光を照射する。そして、この励起光が導波路ロッド23を通って、蛍光材料21に入射する。蛍光材料21は、励起光によって、励起され、蛍光を発生する。この蛍光が導波路ロッド23を通って、受光素子13で検出される。
駆動回路11は、光源12を駆動するための駆動信号を出力する。光源12は、例えばLEDなどであり、所定のパルス幅、パルス波形の光を出射する。すなわち、光源12は、駆動回路11からの駆動信号に応じたパルス光を出射する。ここでは、受光素子13で検出された信号がAe−atにしたがって、減衰するようなパルス波形にする。tは時間、eは自然対数の底(2.718・・・・)である。また、A、及びaは任意の正数である。なお、光源12から出射するパルス光の波形は、特に限定されるものではない。
導波路ロッド23は、細長いロッド形状を有している。導波路ロッド23は、例えば、光を伝播する石英ロッドや光ファイバなどの導波路部材である。さらには、複数の光ファイバを束ねたバンドルファイバを用いてもよい。従って、導波路ロッド23は、石英やガラスなどの屈折率の高い透明材質により構成されている。光源12からの励起光、及び蛍光材料21で発生した蛍光は、導波路ロッド23内で全反射を繰り返し伝播していく。すなわち、導波路ロッド23は、励起光を蛍光材料21に照射するための投光路となる。なお、図1中、導波路ロッド23が分岐して図示されているが、1本のロッドやファイバであってもよい。そして、本体部中に設けられたハーフミラーなどによって、励起光と蛍光が分離される。
温度センサプローブには、導波路ロッド23、及び蛍光材料21を保護する保護管を設けてもよい。蛍光材料21としては、例えば、ルビーやアレクサンドライトなどを用いることができる。ここでは、ルビーを蛍光体として用いている。また、接着剤などを用いて蛍光体を含む蛍光材料21を導波路ロッド23の先端に固着してもよい。
受光素子13は、例えば、フォトダイオードなどの光検出器である。従って、受光素子13は、受光量に応じた強度の信号を、信号処理回路14に出力する。ここで、受光素子13から出力される信号を、蛍光信号とする。蛍光信号は、蛍光材料21で発生した蛍光の強度に応じた値になる。また、蛍光信号には、蛍光材料21で発生した蛍光成分のみならず、ノイズやゼロレベル(オフセットレベル)が加わっている。
信号処理回路14は、蛍光信号測定モジュール31とデータ記憶装置32とを有している。信号処理回路14は、蛍光信号から温度を測定するための演算処理を行う。信号処理回路14は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、通信用のインターフェースなどを有し、測定のための各種信号処理を行う。例えば、信号処理回路14としてマイコンなどを用いることができる。信号処理回路14は、例えばROMに格納された演算処理プログラムに従って各種の演算を実行する。もちろん、デジタル回路であってよく、アナログ回路であってもよい。さらには、これらを組み合わせてもよい。信号処理回路14は、物理的に単一な装置に限られるものではない。
例えば、蛍光信号測定モジュール31が、蛍光信号から温度を算出するための演算処理を行う。そして、蛍光信号測定モジュール31での演算結果が、適宜、データ記憶装置32に記憶される。データ記憶装置32は例えば、メモリなどの記憶デバイスである。すなわち、蛍光信号測定モジュール31は、データ記憶装置32に記憶されているデータを読み出して、所定の演算処理を行う。そして、演算処理結果をデータ記憶装置32に記憶させる。
データ記憶装置32は、蛍光強度記憶モジュール33と、積分光量記憶モジュール34と、差分量記憶モジュール35と、比率記憶モジュール36と、関係記憶モジュール37と、温度記憶モジュール38とを有している。なお、これらのモジュールは物理的に同一のメモリであってもよい。
蛍光強度記憶モジュール33は、蛍光信号に基づいて蛍光強度を記憶する。すなわち、蛍光強度記憶モジュール33は、蛍光信号の強度を順番に蓄積していく。蛍光強度記憶モジュール33は蛍光信号のデータを時系列にしたがって蓄積していく。従って、蛍光強度記憶モジュール33には、蛍光を検出した時間に応じた数の蛍光信号のデータが蓄積される。この蛍光強度は、図2に示すようになっている。なお、図2は、受光素子13で検出された蛍光信号の時間変化を示す図である。図2の横軸は時間を示し、縦軸は蛍光信号の強度を示している。
図2に示すように、光源12の消灯時刻から蛍光強度は、時間とともに減衰していく。すなわち、時間が経過すると蛍光強度が弱くなっていく。蛍光強度が減衰する速度は、蛍光材料21の温度に依存している。蛍光信号には、オフセット電圧であるベースライン電圧(以下、ゼロレベルC)が重畳されている。すなわち、蛍光が減衰しきった後でも、蛍光強度は0にならず、ゼロレベルCで一定になる。さらに、蛍光信号には、白色雑音のように振舞うノイズが存在する。このノイズをn(t)とする。このノイズは時間によって変動するため、時間tの関数になっている。ノイズn(t)はランダムに発生する。このように、蛍光信号は、実際に蛍光材料21で発生した蛍光成分にノイズn(t)とゼロレベルCが重畳された強度となる。そして、光源12を消灯後、蛍光信号は、指数関数的に減衰していく。従って、光源12を消灯後、十分な時間が経過すると、ノイズn(t)を除いた蛍光強度は、ゼロレベルCで略一定になる。
そして、蛍光信号測定モジュール31は、蛍光強度記憶モジュール33に記憶されている蛍光強度のデータに基づいて、蛍光強度を積分する。ここでは、予め設定されている3つの期間A、B、Cに対してそれぞれ積分光量(積分値)を算出する。例えば、期間Aにおける積分光量は、時間t〜t+Δtまでの蛍光強度の総和になる。さらに、期間A〜期間Cは同じ時間幅Δtになるように設定されている。したがって、期間Bの積分光量は、積分光量は、時間t〜t+Δtまでの蛍光強度の総和になる。このように、期間A〜Cの蛍光強度を積分して、各期間の積分値を求める。
なお、期間A〜Cでの積分光量をI〜Iとすると、積分光量I〜Iは以下の式(1)で示される。
Figure 0004944006
なお、f(t)は、蛍光強度曲線を示す関数、Iは初期蛍光強度である。初期蛍光強度Iは、t=0、すなわち、光源消灯時刻での蛍光強度になる。さらに、蛍光の減衰曲線が指数関数で近似できるため、蛍光強度I(t)は以下に示す式(2)となる。
I(t)=Iexp(−t/τ)+n(t)+C ・・・式(2)
τは、蛍光寿命であり、周囲の温度Tの関数となるため、τ=τ(T)となる。
次に、蛍光信号測定モジュール31は、積分光量の差を求め、その差分値を差分量記憶モジュール35に記憶する。ここでは、I−Iと、I−Iの2つの差分値を差分量として算出する。この2つの差分量が差分量記憶モジュール35として記憶される。ここで、積分光量I〜Iには式(1)に示されるように、ゼロレベルCとノイズn(t)の項が存在する。そこで、2つの積分値の差分を求めることによって、ゼロレベルC、及びノイズn(t)を補正することができる。すなわち、各期間の時間幅Δtが同じであるため、ゼロレベルC×Δtがキャンセルされる。また、時間幅Δtをある程度長くすると、期間A〜Cでノイズn(t)が0に収束していく。さらに、時間幅Δtが等しいため、期間A〜Cでノイズn(t)が略同じ値になる。よって、ノイズn(t)の差が0に収束していき、ノイズ成分がキャンセルされる。これにより、ノイズによる影響を排除することができ、より精度の高い測定を行なうことができる。
次に、2つの差分量(差分値)の比率gを求める。比率gは下記の式(3)によって求めることができる。
g(τ)=(I−I)/(I−I) ・・・式(3)
このように、(I−I)と、(I−I)の比に応じて、比率gを算出することができる。なお、分子と分母を反対にして、比率g=(I−I)/(I−I)としてもよい。すなわち、比率gは、2つの差分量の比に応じた値であればよい。差分量の比を取ることによって、初期蛍光強度の変動による影響が低減される。
蛍光信号測定モジュール31は、上記の比率gに基づいて温度を測定する。すなわち、比率gが測定温度によって変化する変数となる。そして、変数である比率gが温度に換算される。減衰曲線は、周囲の温度Tによって変化する。
このように、式(2)に示すように減衰曲線関数が温度に応じて変化する。このため、差分量(I−I)、及び(I−I)の値も、温度Tによって変化する。比率gの値を温度Tに変換することができる。すなわち、比率gが決まると温度が決まる。このように、比率gと測定温度は1対1の関係にあるため、比率gを温度Tに換算することができる。蛍光信号測定モジュール31は、予め設定されている比率gと温度Tとの関係を参照して、比率gを温度Tに変換する。このようにして、蛍光信号測定モジュール31は、比率gから温度Tを算出している。比率gと温度Tとの関係は、関係記憶モジュール37に記憶されている。
例えば、比率gと温度Tの関係は、図3に示すようになる。図3は比率gと温度Tとの関係を示すグラフであり、横軸は比率g、縦軸は周囲の温度Tを示している。なお、図3は、積分時間を1msecとしたときの結果を示すグラフである。すなわち、消灯時間を0とすると、Iは0〜1msecの積分値、Iは1〜2msecの積分値、Iは2〜3msecの積分値となっている。例えば、校正用の基準温度を何点か測定して、関係式を算出する。すなわち、温度が既知の測定試料に対して測定を行い、比率gを求める。そして、異なる温度で測定を複数回行い、関係式(校正関数)を導出する。ここでは、比率gと温度の関数を多項式で近似することによって、比率gと温度Tの関係式を求めている。なお、近似式は、任意の次数の多項式を用いることができる。もちろん、多項式以外の式で近似してもよい。このような近似式に比率gを代入することで、温度Tが算出される。もちろん、近似式ではなく、比率gと温度Tの関係を示す換算テーブルを参照して、比率gを温度Tに換算してもよい。蛍光信号測定モジュール31は、測定した温度を温度記憶モジュール38に記憶させる。温度記憶モジュール38は、測定した温度を順次蓄積していく。
このような処理で温度を求めることで、より正確に測定することができる。すなわち、差分量を求めることで、ゼロレベルCの影響を排除することができる。また、ノイズ成分の影響を排除することができる。さらに、差分量の比を求めることで、初期蛍光強度Iの変動の影響を排除することができる。よって、正確な温度測定が可能になる。このように、時間積分の差分値の比を取ることによって、瞬時の変動の影響を抑制することができ、高精度化が可能になる。
さらに、上記の測定では、期間A〜Cを自由に設定することができる。よって、期間A〜Cを蛍光強度が減衰しきる前の時間帯に設定することができる。また、最小自乗法や、フィードバック制御を用いずに測定することが可能になり、演算処理を短時間で行うことができる。このため、応答速度を向上することができる。すなわち、蛍光強度が減衰しきるまで待たなくてよくなるため、測定時間を短縮することができる。よって、温度センサの応答性を向上することができる。さらに、期間A〜Cは一部が重なっていてもよく、離れていてもよい。
さらに、温度のレンジに応じて、使用する期間を変更することで、より精度の高い測定が可能になる。例えば、図3に示すグラフでは、低温レンジでは、温度が変わっても比率gがほとんど変化していない。低温レンジでは、蛍光の減衰曲線にかかる蛍光寿命τが比較的長い特性をもつ、即ちなだらかな減衰曲線であるからである。よって、低温レンジでは、期間の設定を変更してもよい。すなわち、期間A〜Cの開始時間、及び時間幅を変更する。もちろん、開始時間、又は時間幅を変更すればよい。このようにすることで、広い測定レンジに対して正確な測定が可能になる。すなわち、精度よく測定することができる測定範囲を広くすることができる。また、高温時では、光源12を消灯後の早い時間帯に期間が設定されるため、応答性をより向上することができる。
なお、測定レンジの判別については、例えば、最も早い期間である期間Aの積分光量を用いることができる。すなわち、積分光量Iに応じて、高温レンジか低温レンジかを判別する。そして、実際に使用する期間を使い分ける。積分光量Iが所定の範囲ならば、時間幅を維持する。積分光量Iが所定の範囲以下の場合は、高温レンジとして、積分時間を短くする。また、積分光量Iが所定の範囲よりも大きい場合、時間幅を長くする。このようにすることで、低温時でも高温時でも精度の高い測定が可能になる。
このように、測定レンジに応じて期間の設定を変更することができる。これにより、精度の高い測定が可能になる。期間の設定を変更する場合、期間A〜Cと異なる期間D、E、Fなどを予め設定しておいてもよい。予め4以上の期間を設定しておき、測定レンジに応じて期間を使い分けるようにしてもよい。もちろん、測定レンジの判別は特に限定されるものではない。このように、各期間の開始時間、及び時間幅の設定を可変にすることで、より精度の高い温度測定を行うことができる。また、期間を使い分ける場合は、それぞれの比率gに対する関係式、又は換算テーブルを記憶させておく。
さらに、比率gは式(3)に限定されるものではない。すなわち、同じ時間幅を有する2つの期間の差分量に基づいたものであればよい。例えば、比率gを式(4)から求めてもよい。
g(τ)=[(I−I)―(I−I)]/[(I−I)+(I−I)] 式(4)
このように、ノイズn(t)、ゼロレベルCの影響が低減できるような比率gであればよい。したがって、同じ時間幅を有する2期間における積分値に基づいて、差分値を算出する。そして、測定温度によって変化する変数を2つの差分値の比から算出すればよい。すなわち、2つの差分値に基づいて変数を算出すればよい。このようにすることで、初期蛍光強度Iの変動、ノイズn(t)、ゼロレベルCの影響を低減することができる。
上記の説明では、3つの期間A〜Cを用いて比率gを算出したが、4つの期間を用いて、比率gを算出することも可能である。例えば、図4に示すように、期間A〜期間Dを設定する。ここで、期間A,Bの時間幅Δtは等しくなっている。また、期間C,Dの時間幅Δtは等しくなっている。すなわち、時間幅が等しい2つの期間を2セット設定しておく。ここで、期間C、Dは期間A、Bと、一部重複している。
そして、期間A〜Dの積分光量を同様にして算出する。すなわち、蛍光強度を期間A〜Dのそれぞれで積分する。そして、それぞれの積分光量I〜Iに基づいて、2つの差分量を算出する。ここでは、同じ時間幅を有する2つ期間に対して、差分量を算出する。したがって、差分量(I−I)、及び差分量(I−I)を求めることができる。
そして、差分量(I−I)、及び差分量(I−I)に基づいて比率gを算出する。ここで比率gは以下の式(5)によって求めることができる。
g(τ)=(I−I)/(I−I) ・・・式(5)
このように同じ時間幅を有する2つ期間に対する差分量から比率gを算出する。そして、この比率gは上記の通り、温度Tに対する変数となっている。したがって、比率gと温度Tの関係を参照することによって、比率gを温度Tに変換することができる。この場合、予め比率g=(I−I)/(I−I)と温度の関係を設定しておく。例えば、4つの期間A〜Dを用いた場合の比率gと温度Tの関係は、図5に示すようになる。図5は比率gと温度Tとの関係を示すグラフであり、横軸は比率g、縦軸は周囲の温度Tを示している。ここで、消灯時間を0とすると、Iは0〜2msecの積分値、Iは2〜4msecの積分値、Iは0〜3msecの積分値、Iは3〜6msecの積分値となっている。
このように4期間を設定することで、精度よく測定することができる。すなわち、幅広い測定レンジにおいて、周囲の温度Tの変化に対する比率gの変化量が大きくなる。よって、低温から高温までの幅広い測定レンジにおいて、高精度の測定が可能になる。また、期間A、Bと期間C,Dの一部がオーバラップしているため、3つの期間を設定した場合と同程度の時間で測定することが可能になる。
次に、図6を用いて、本実施の形態に係る温度センサを用いた温度測定方法について説明する。まず、温度センサプローブの感熱部を測定試料に接触させた状態で、光源12を点灯する(ステップS101)。そして、一定の時間経過後、光源12を消灯する(ステップS102)。すなわち、所定のパルス幅だけ、光源12を点灯させる。そして、そして、励起光によって発生した蛍光を受光素子13で検出して、蛍光強度のデータをメモリに取り込む(ステップS103)。これにより、蛍光強度記憶モジュール33に、蛍光強度のデータが記憶される。
そして、期間Aの積分光量Iを算出して(ステップS104)、メモリに取り込む(ステップS105)。また、期間Bの積分光量Iを算出して(ステップS106)、メモリに取り込む(ステップS107)。期間Cの積分光量Iを算出して(ステップS108)、メモリに取り込む(ステップS109)。また、4以上の期間が設定されている場合は、期間D、E,Fの積分光量I、IE。を算出して(ステップS110)、メモリに取り込む(ステップS111)。なお、期間の開始時間、及び時間幅は予め設定されている。これらの処理は、並列して行ってもよい。
そして、差分量、及び比率gを求めるための計算を行う(ステップS112)。ここでは、同じ積分時間の2つの積分値に対する差分量を求める。さらに、2つの差分量に対する比に応じて比率gを算出する。そして、差分量、及び比率gの計算結果をメモリに取り込む(ステップS113)。これにより、差分量記憶モジュール35に差分量が記憶される。比率記憶モジュール36に比率gが記憶される。また、予め記憶されている換算テーブルを読み出し(ステップS114)、温度を照合する(ステップS115)。これにより、比率gが温度Tに変換される。もちろん、換算テーブルではなく、校正用の関係式(近似式)を用いてもよい。
照合した温度をメモリに取り込む(ステップS116)ととも、表示画面上に表示させる(ステップS117)。これにより、温度測定が終了する。このようにして温度を測定することで、測定精度を高くすることができる。また、短時間で測定することができるため、応答性を速くすることができる。本実施の形態にかかる温度センサによれば、高い応答速度で正確な温度測定を行うことができる。
次に、図7を用いて、温度の校正方法について説明する。校正は、例えば、温度センサの信号処理回路14が外部処理装置に接続された状態で行われる。外部処理装置としては、例えば、関係式を求めるためのプログラムが格納されたパソコンを用いることができる。まず、基準温度を測定するための試料を用意して、試料に温度センサプローブの感熱部を接触させる。そして、光源を点灯し(ステップS201)、所定の時間経過後、光源を消灯する(ステップS202)。蛍光を消灯した後の蛍光データを内部メモリに取り込む(ステップS203)。すなわち、蛍光強度記憶モジュール33に蛍光強度のデータを記憶させる。そして、蛍光データを外部メモリに転送する(ステップS204)。すなわち、信号処理回路14を外部処理装置であるパソコンに接続して、蛍光データを外部処理装置の外部メモリに転送する。このパソコンには、関係式を求めるためのプログラムが格納されている。
さらに、ステップS202〜ステップS204と並行して、周囲温度を測定する(ステップS205)。ここでの温度測定は、別の温度センサによって行われる。例えば、既に校正が終了している蛍光式の温度センサを用いて温度を測定する。もちろん、蛍光式温度センサ以外の温度センサを用いて測定してもよい。そして、この周囲温度が校正を行なうための基準温度となる。周囲温度を別の温度センサの内部メモリに取り込む(ステップS206)。そして、その周囲温度を外部メモリに転送する(ステップS207)。この外部メモリは、上記の蛍光データが転送された外部処理装置に設けられているメモリである。
そして、蛍光データの減衰曲線に対して、期間を設定する(ステップS208)。ここでは、3以上の期間に対して、開始時間、時間幅、終了時間などが設定される。期間の設定は、操作者が行ってもよく、予め定められていてもよい。これらの期間は蛍光強度が減衰しきるまでの時間帯で設定される。そして、比率を算出する(ステップS209)。そして、異なる温度で複数回測定を行い、基準温度との関係式を導出する(ステップS210)。ここでは、最小自乗法などを用いて、比率gと温度との関係式を多項式で近似する。従って、多項式の各項の係数が算出される。これにより、図3、図5のようなグラフを得ることができる。
そして、測定器メモリの関係式を保存する(ステップS211)。これにより、関係記憶モジュール37に関係式が記憶される。もちろん、関係式を求めたときの期間の設定も記憶させる。このようにして、温度センサの校正が終了する。さらに、4以上の期間を設定しておいてもよい。この場合、使い分ける期間に応じて、それぞれ比率と温度の関係式を算出しておく。すなわち、使い分ける期間毎に関係式を予め求めて、校正を行う。もちろん、関係式に限らず、換算テーブルを関係記憶モジュール37に記憶させてもよい。
なお、上記の説明では蛍光強度が指数関数にしたがって減衰するとして説明したが、本発明は、これに限られるものではなく、様々な蛍光減衰曲線に適用可能である。
本発明の実施の形態1にかかる温度センサの構成を模式的に示す図である。 蛍光の減衰曲線を示すグラフである。 比率と温度の関係を示すグラフである。 4つの期間を設定した場合における蛍光の減衰曲線を示すグラフである。 4つの期間を設定した場合における比率と温度の関係を示すグラフである。 本実施の形態にかかる温度センサを用いた温度測定方法を示すフローチャートである。 本実施の形態にかかる温度センサにおいて、校正方法を示すフローチャートである。
符号の説明
11 駆動回路、12 光源、13 受光素子、14 信号処理回路
21 蛍光材料、23 導波路ロッド
31 蛍光信号測定モジュール、32 データ記憶装置、33 蛍光強度記憶モジュール、
34 積分光量記憶モジュール、35 差分量記憶モジュール、
36 関係記憶モジュール、37 関係記憶モジュール、38 温度記憶モジュール

Claims (10)

  1. 蛍光体で発生した蛍光の寿命に応じて温度を測定する温度センサであって、
    励起光を出射する光源と、
    前記励起光によって蛍光を発生する蛍光体と、
    前記蛍光を検出して、蛍光強度に応じた蛍光信号を出力する光検出器と、
    前記光検出器からの蛍光信号に基づいて温度を算出する処理部と、を備え、
    前記処理部が
    前記蛍光信号が減衰中の予め設定された3以上の期間における前記蛍光信号の積分値をそれぞれ算出し、
    前記3以上の期間のうち同じ時間幅を有する2期間における前記積分値に基づいて、差分値を算出し、
    測定温度によって変化する変数を2つの前記差分値の比から算出し、
    予め記憶された温度と前記差分値の比との関係を参照して、算出された前記変数を温度に換算している温度センサ。
  2. 3つの前記期間が同じ時間幅を有し、
    前記3つの期間のうち、第1及び第2の期間における前記積分値に基づいて、第1の差分値を算出し、
    前記3つの期間のうち、第1及び第3の期間における前記積分値に基づいて、第2の差分値を算出し、
    前記第1及び第2の差分値の比から前記変数を算出している請求項1に記載の温度センサ。
  3. 第1の時間幅を有する第1及び第2の期間における前記積分値から、第1の差分値を算出し、
    第2の時間幅を有する第3及び第4の期間における前記積分値から、第2の差分値を算出し、
    前記第1及び第2の差分値の比から前記変数を算出している請求項1に記載の温度センサ。
  4. 前記3以上の期間の少なくとも一つの設定を可変にしたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の温度センサ。
  5. 測定する温度のレンジに応じて、前記期間の設定を変化させることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の温度センサ。
  6. 励起光によって発生した蛍光の蛍光寿命に応じて温度を測定する温度測定方法であって、
    蛍光体に励起光を照射するステップと、
    前記励起光によって前記蛍光体で発生した蛍光を検出するステップと、
    前記蛍光信号が減衰中の予め設定された3以上の期間における前記蛍光信号の積分値をそれぞれ算出するステップと、
    前記3以上の期間のうち同じ時間幅を有する2期間における前記積分値に基づいて、差分値を算出するステップと、
    測定温度によって変化する変数を2つの前記差分値の比から算出するステップと、
    予め記憶された温度と前記差分値の比との関係を参照して、算出された前記変数を温度に換算するステップと、を備えた温度測定方法。
  7. 3つの前記期間が同じ時間幅を有し、
    前記3つの期間のうち、第1及び第2の期間における前記積分値に基づいて、前記第1の差分値を算出し、
    3つの期間のうち、第1及び第3の期間における前記積分値に基づいて、前記第2の差分値を算出し、
    前記第1及び第2の差分値の比から前記変数を算出している請求項6に記載の温度測定方法。
  8. 第1の時間幅を有する第1及び第2の期間における前記積分値から、第1の差分値を算出し、
    第2の時間幅を有する第3及び第4の期間における前記積分値から、第2の差分値を算出し、
    前記第1及び第2の差分値の比から前記変数を算出している請求項6に記載の温度測定方法。
  9. 前記3以上の期間の少なくとも一つの設定を可変にしたことを特徴とする請求項6乃至8のいずれか1項に記載の温度測定方法。
  10. 測定する温度のレンジに応じて、前記期間の設定を変化させることを特徴とする請求項6乃至9のいずれか1項に記載の温度測定方法。


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