JP5225773B2 - 温度センサ、及び温度測定方法 - Google Patents

温度センサ、及び温度測定方法 Download PDF

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Description

本発明は、温度センサ、及び温度測定方法に関し、特に詳しくは、蛍光の寿命に応じて温度を測定する温度センサ、温度測定方法に関するものである。
温度センサとして、蛍光体を用いた蛍光式温度センサが広く利用されている。蛍光式温度センサでは、温度により蛍光特性が変化する蛍光体を用いて温度を測定する。具体的には、光源からの励起光を蛍光体に照射して、蛍光体で発生した蛍光を検出する。そして、蛍光寿命などの蛍光特性の変化によって、温度を測定している。
蛍光体を含む蛍光材料は、光ファイバの先端に配設される。そして、光源から出射した励起光は光ファイバを介して蛍光体に入射する。また、蛍光体で発生した蛍光は光ファイバを介して光センサで検出される。蛍光強度は、例えば、I−atにしたがって減衰する。なお、tは時間、eは自然対数の底(2.718・・・・)である。また、I、及びaは任意の正数である。
このような蛍光式温度センサにおいて、蛍光緩和時間を求めて、温度を測定するものが開示されている(特許文献1)。この温度センサでは、LEDが消灯した後、基準光量S1,S2の1/e倍となるまでの時間を蛍光緩和時間としている。そして、予め計測された蛍光緩和時間と温度Tとの関係から、温度を算出している。
さらに、蛍光強度を積分して、温度を測定するものが開示されている(特許文献2)。この方法では、3つの区間(T1〜T2、T2〜T3、T3〜T4)において蛍光強度を積分している(Fig.8参照)。そして、中央の積分区間(T2〜T3)の積分時間をnΔt、両側の積分区間の積分時間(T1〜T2、T3〜T4)をnΔt、nΔtとすると、nΔt=nΔt+nΔtとなる。そして、2つの区間(T1〜T2、T3〜T4)における積分値の和から、中央の区間(T2〜T3)における積分値を引いた値をθとしている。このθによって、温度を測定している。
特開2002−71473号公報 米国特許第4816687号明細書
光センサで検出した蛍光強度の信号には、蛍光体で発生した蛍光成分に比べて、ノイズやオフセット(ゼロレベル)が加わっている。すなわち、光センサで実際に検出された蛍光強度の信号には、時間的に変動するノイズや、測定用の電気回路などによって決まるオフセット(ゼロレベル)が不可避的に加算されてしまう。また、光源を消灯した直後の初期蛍光強度が変動することもある。特許文献1の温度センサでは、ノイズやオフセットが加わったまま、温度を算出している。従って、正確な測定を行うことができない。
また、特許文献2では、ロックイン検知を用いており、高速な応答が原理的に困難である。すなわち、特許文献2の方法では、積分区間の設定を自由に行うことができず、検出時間が長くなってしまう。従って、一度光源を点灯、消灯すると、次の測定までに時間がかかってしまう。このように、特許文献2の方法では、応答速度を高くすることが困難であるという問題点がある。
本発明は、このような問題点を解決するためになされたもので、高い応答速度で正確な測定を行うことができる温度センサ及び温度測定方法を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様にかかる温度センサは、蛍光体で発生した蛍光の寿命に応じて温度を測定する温度センサであって、励起光を出射する光源と、前記励起光によって蛍光を発生する蛍光体と、前記蛍光を検出して、蛍光強度に応じた蛍光信号を出力する光検出器と、前記光検出器からの蛍光信号に基づいて温度を算出する処理部とを備え、前記処理部が、前記蛍光信号が減衰中の予め設定された3以上の期間における前記蛍光信号の積分値をそれぞれ算出し、前記3以上の期間のうち同じ時間幅を有する3以上の期間における前記積分値に基づいて、第1の差分値及び第2の差分値を算出し、前記第1の差分値及び前記第2の差分値の差分比率から、蛍光寿命を算出し、予め記憶された温度と前記蛍光寿命との関係を参照して、前記蛍光寿命を温度に換算しているものである。
本発明の第2の態様にかかる温度センサは、前記第1の態様において、前記処理部が、式(1)及び(2)を満たすように、4つの前記期間を設定し、
Figure 0005225773
(tAは第1の前記期間の積分開始時刻、tBは第2の前記期間の積分開始時刻、tCは第3の前記期間の積分開始時刻、tDは第4の前記期間の積分開始時刻、Nは任意の定数)
前記差分比率を、式(3)により算出し、
Figure 0005225773
(αは前記差分比率、SAは第1の前記期間の積分値、SBは第2の前記期間の積分値、SCは第3の前記期間の積分値、SDは第4の前記期間の積分値)
前記蛍光寿命を、式(4)により算出するものである。
Figure 0005225773
(τは前記蛍光寿命)
本発明の第3の態様にかかる温度センサは、前記第1の態様において、前記処理部が、式(5)及び(6)を満たすように、3つの前記期間を設定し、
Figure 0005225773
(tAは第1の前記期間の積分開始時刻、tBは第2の前記期間の積分開始時刻、tCは第3の前記期間の積分開始時刻、Nは任意の定数)
前記差分比率を、式(7)により算出し、
Figure 0005225773
(αは前記差分比率、SAは第1の前記期間の積分値、SBは第2の前記期間の積分値、SCは第3の前記期間の積分値)
前記蛍光寿命を、式(8)により算出するものである。
Figure 0005225773
(τは前記蛍光寿命)
本発明の第4の態様にかかる温度センサは、前記第1及至3のいずれか1つの態様において、測定する温度のレンジ、前記蛍光信号に含まれるノイズ、前記蛍光強度の分解能、蛍光減衰波形のいずれか1以上に応じて、前記期間の設定を変化させるものである。
本発明の第5の態様にかかる温度測定方法は、励起光によって発生した蛍光の蛍光寿命に応じて温度を測定する温度測定方法であって、蛍光体に励起光を照射するステップと、前記励起光によって前記蛍光体で発生した蛍光を検出するステップと、前記蛍光信号が減衰中の予め設定された3以上の期間における前記蛍光信号の積分値をそれぞれ算出するステップと、前記3以上の期間のうち同じ時間幅を有する3以上の期間における前記積分値に基づいて、第1の差分値及び第2の差分値を算出するステップと、前記第1の差分値及び前記第2の差分値の差分比率から、蛍光寿命を算出するステップと、予め記憶された温度と前記蛍光寿命との関係を参照して、前記蛍光寿命を温度に換算するステップとを備えたものである。
本発明の第6の態様にかかる温度測定方法は、前記第5の態様において、式(9)及び(10)を満たすように、4つの前記期間を設定するステップと、
Figure 0005225773
(tAは第1の前記期間の積分開始時刻、tBは第2の前記期間の積分開始時刻、tCは第3の前記期間の積分開始時刻、tDは第4の前記期間の積分開始時刻、Nは任意の定数)
前記差分比率を、式(11)により算出するステップと、
Figure 0005225773
(αは前記差分比率、SAは第1の前記期間の積分値、SBは第2の前記期間の積分値、SCは第3の前記期間の積分値、SDは第4の前記期間の積分値)
前記蛍光寿命を、式(12)により算出するステップとを備えたものである。
Figure 0005225773
(τは前記蛍光寿命)
本発明の第7の態様にかかる温度測定方法は、前記第5の態様において、式(13)及び(14)を満たすように、3つの前記期間を設定するステップと、
Figure 0005225773
(tAは第1の前記期間の積分開始時刻、tBは第2の前記期間の積分開始時刻、tCは第3の前記期間の積分開始時刻、Nは任意の定数)
前記差分比率を、式(15)により算出するステップと、
Figure 0005225773
(αは前記差分比率、SAは第1の前記期間の積分値、SBは第2の前記期間の積分値、SCは第3の前記期間の積分値)
前記蛍光寿命を、式(16)により算出するステップとを備えたものである。
Figure 0005225773
(τは前記蛍光寿命)
本発明の第8の態様にかかる温度測定方法は、前記第5及至7のいずれか1つの態様において、測定する温度のレンジ、前記蛍光信号に含まれるノイズ、前記蛍光強度の分解能、蛍光減衰波形のいずれか1以上に応じて、前記期間の設定を変化させるステップを備えたものである。
本発明によれば、高い応答速度で正確な測定を行うことができる温度センサ及び温度測定方法を提供することができる。
発明の実施の形態1.
以下に、本発明を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、温度センサの構成を模式的に示す図である。
温度センサは、光源駆動回路11、光源12、受光素子13、受光信号処理回路14、蛍光体15、光ファイバ16、導波路ロッド17、及び保護管18を有している。本実施の形態にかかる温度センサは、温度により蛍光特性が変化する蛍光体15を用いて温度を測定する蛍光式温度センサである。従って、蛍光体15が設けられている部分が感熱部となる。そして感熱部を測定試料に当接させると、蛍光体15の温度が変化する。すなわち、測定試料から蛍光体15への熱伝導、又はその反対の熱伝導によって、蛍光体15の温度が測定試料と等しくなる。蛍光体15はその温度によって、蛍光寿命が変化する。従って、蛍光寿命に応じて温度を測定することができる。すなわち、蛍光の減衰曲線に基づいて、温度を測定することができる。
蛍光体15と、導波路ロッド17と、保護管18とが、センサプローブ20を構成する。光源駆動回路11と、光源12と、受光素子13と、受光信号処理回路14とが、本体部21を構成する。そして、センサプローブ20を本体部21に取り付けた状態で測定を行う。
光源12は、蛍光体15を励起するための励起光を照射する。そして、この励起光が光ファイバ16及び導波路ロッド17を通って、蛍光体15に入射する。蛍光体15は、励起光によって、励起され、蛍光を発生する。この蛍光が光ファイバ16及び導波路ロッド17を通って、受光素子13で検出される。
光源駆動回路11は、光源12を駆動するための駆動信号を出力する。光源12は、例えばLEDなどであり、所定のパルス幅、パルス波形の光を出射する。すなわち、光源12は、光源駆動回路11からの駆動信号に応じたパルス光を出射する。ここでは、受光素子13で検出された信号がAe-atにしたがって、減衰するようなパルス波形にする。tは時間、eは自然対数の底(2.718・・・・)である。また、A及びaは任意の正数である。なお、光源12から出射するパルス光の波形は、特に限定されるものではない。
導波路ロッド17は、細長いロッド形状を有している。導波路ロッド17は、例えば、光を伝播する石英ロッドや光ファイバなどの導波路部材である。さらには、複数の光ファイバを束ねたバンドルファイバを用いてもよい。従って、導波路ロッド17は、石英やガラスなどの屈折率の高い透明材質により構成されている。光源12からの励起光、及び蛍光体15で発生した蛍光は、導波路ロッド17及び光ファイバ16内で全反射を繰り返し伝播していく。すなわち、導波路ロッド17及び光ファイバ16は、励起光を蛍光体15に照射するための投光路となる。なお、図1中、光ファイバ16が分岐して図示されているが、1本のロッドやファイバであってもよい。そして、本体部21中に設けられたハーフミラーなどによって、励起光と蛍光が分離される。
蛍光体15としては、例えば、ルビーやアレクサンドライトなどを用いることができる。ここでは、ルビーを蛍光体として用いている。また、接着剤などを用いて所定の蛍光材料を含む蛍光体15を導波路ロッド17の先端に固着してもよい。
受光素子13は、例えば、フォトダイオードなどの光検出器である。従って、受光素子13は、受光量に応じた強度の信号を、受光信号処理回路14に出力する。ここで、受光素子13から出力される信号を、蛍光信号とする。蛍光信号は、蛍光体15で発生した蛍光の強度に応じた値になる。また、蛍光信号には、蛍光体15で発生した蛍光成分のみならず、ノイズやゼロレベル(オフセットレベル)が加わっている。
受光信号処理回路14は、図2に示すように、蛍光信号測定モジュール31とデータ記憶装置32とを有している。受光信号処理回路14は、蛍光信号から温度を測定するための演算処理を行う。受光信号処理回路14は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、通信用のインターフェースなどを有し、測定のための各種信号処理を行う。例えば、受光信号処理回路14としてマイコンなどを用いることができる。受光信号処理回路14は、例えばROMに格納された演算処理プログラムに従って各種の演算を実行する。もちろん、デジタル回路であってよく、アナログ回路であってもよい。さらには、これらを組み合わせてもよい。受光信号処理回路14は、物理的に単一な装置に限られるものではない。
例えば、蛍光信号測定モジュール31が、蛍光信号から温度を算出するための演算処理を行う。そして、蛍光信号測定モジュール31での演算結果が、適宜、データ記憶装置32に記憶される。データ記憶装置32は例えば、メモリなどの記憶デバイスである。すなわち、蛍光信号測定モジュール31は、データ記憶装置32に記憶されているデータを読み出して、所定の演算処理を行う。そして、演算処理結果をデータ記憶装置32に記憶させる。
データ記憶装置32は、蛍光強度記憶モジュール33と、積分光量記憶モジュール34と、差分比率記憶モジュール35と、蛍光寿命記憶モジュール36、関係記憶モジュール37と、温度記憶モジュール38とを有している。なお、これらのモジュールは物理的に同一のメモリであってもよい。
蛍光強度記憶モジュール33は、蛍光信号に基づいて蛍光強度を記憶する。すなわち、蛍光強度記憶モジュール33は、蛍光信号の強度を順番に蓄積していく。蛍光強度記憶モジュール33は蛍光信号のデータを時系列にしたがって蓄積していく。従って、蛍光強度記憶モジュール33には、蛍光を検出した時間に応じた数の蛍光信号のデータが蓄積される。この蛍光強度は、図3に示すようになっている。なお、図3は、受光素子13で検出された蛍光信号の時間変化を示す図である。図3の横軸は時間を示し、縦軸は蛍光信号の強度を示している。
蛍光強度は、図3中の蛍光減衰曲線e-t/τに示すように、光源12の消灯時刻から時間とともに減衰していく。すなわち、時間が経過すると蛍光強度が弱くなっていく。蛍光強度が減衰する速度は、蛍光体15の温度に依存している。蛍光信号には、オフセット電圧であるベースライン電圧(以下、ゼロレベルC)が重畳されている。すなわち、蛍光が減衰しきった後でも、蛍光強度は0にならず、ゼロレベルCで一定になる。さらに、蛍光信号には、白色雑音のように振舞うノイズが存在する。このノイズをn(t)とする。このノイズは時間によって変動するため、時間tの関数になっている。ノイズn(t)はランダムに発生する。このように、蛍光信号は、実際に蛍光体15で発生した蛍光成分にノイズn(t)とゼロレベルCが重畳された強度となる。そして、光源12を消灯後、蛍光信号は、指数関数的に減衰していく。従って、光源12を消灯後、十分な時間が経過すると、ノイズn(t)を除いた蛍光強度は、ゼロレベルCで略一定になる。
そして、蛍光信号測定モジュール31は、蛍光強度記憶モジュール33に記憶されている蛍光強度のデータに基づいて、蛍光強度を積分する。算出された積分光量は、積分光量記憶モジュール34に記憶される。ここでは、図3に示すように、予め設定されている4つの期間A、B、C、Dに対してそれぞれ積分光量(積分値)を算出する。例えば、期間Aにおける積分光量は、時間tA〜tA+Δtまでの蛍光強度の総和になる。さらに、期間A〜期間Dは同じ時間幅Δtになるように設定されている。したがって、期間Bの積分光量は、時間tB〜tB+Δtまでの蛍光強度の総和になる。また、期間Cの積分光量は、時間tC〜tc+Δtまでの蛍光強度の総和になる。このように、期間A〜Dの蛍光強度を積分して、各期間の積分値を求める。
なお、期間A〜Dでの積分光量をSA〜SDとすると、積分光量SA〜SDは以下の式(17)〜(20)で示される。
Figure 0005225773
-t/τは、蛍光減衰曲線を示す関数である。I0は、初期蛍光強度であり、t=0、たとえば、光源消灯時刻での蛍光強度になる。また、光源消灯直後の蛍光強度にノイズが含まれる場合は光源消灯直後から数msec後の蛍光強度としてもよい。τは、蛍光寿命であり、周囲の温度Tの関数となるため、τ=τ(T)となる。n(t)は、前記ノイズを表す関数である。Cは、前記オフセットを表す定数である。
そして、蛍光信号測定モジュール31は、前記期間A〜Dを、以下の式(21)及び(22)に基づいて設定する。すなわち、式(21)及び(22)を満たすような積分開始時刻tA、tB、tC、tDが設定される。
Figure 0005225773
なお、式(22)中のNは、任意に設定可能な定数であり、整数であることに限定されるものではない。
蛍光信号測定モジュール31は、上記のようにして設定した期間A〜Dの積分光量SA〜SDの差分比率を求める。この差分比率をαとおくと、差分比率αは、以下の式(23)により算出される。算出された差分比率αは、差分比率記憶モジュール35に記憶される。
Figure 0005225773
積分光量SA〜SDは、前記積分光量記憶モジュール34に記憶されたデータを読み出すことにより得られる。ここでは、SA−SB及びSC−SDの2つの差分値についての比率を算出している。
ここで、積分光量S〜SDには、式(17)〜(20)に示されるように、ゼロレベルCとノイズn(t)の項が存在する。しかし、SA−SB及びSC−SDのように2つの積分値の差分を求めることによって、ゼロレベルC及びノイズn(t)を補正することができる。すなわち、各期間の時間幅Δtが同じであるため、ゼロレベルC×Δtがキャンセルされる。また、時間幅Δtをある程度長くすると、期間A〜Dでノイズn(t)が0に収束していく。さらに、時間幅Δtが等しいため、期間A〜Dでノイズn(t)が略同じ値になる。よって、ノイズn(t)の差が0に収束していき、ノイズ成分がキャンセルされる。これにより、ノイズによる影響を排除することができ、精度の高い測定を行うことができる。また、差分の比率を取ることによって、初期蛍光強度の変動による影響が低減される。
次いで、蛍光信号測定モジュール31は、前記差分比率αに基づいて、蛍光寿命τを算出する。蛍光寿命τは、以下の式(24)により算出される。算出された蛍光寿命τは、蛍光寿命記憶モジュール36に記憶される。
Figure 0005225773
以下に、式(24)がどのようにして導かれるかを説明する。前記差分比率αは、式(23)及び式(17)〜(20)により、以下の式(25)に書き換えることができる。
Figure 0005225773
式(25)に、式(21)及び(22)の関係を当てはめると、以下の式(26)が導かれる。
Figure 0005225773
式(26)の両項に自然対数をとると、以下の式(27)が導かれ、この式(27)から前記式(24)が導かれる。
Figure 0005225773
このように、蛍光寿命τは、式(21)及び(22)を満たすように期間A〜D(積分開始時刻tA〜tD)を設定することによって、積分開始時刻tA、定数N、及び差分比率αから算出することができる。
そして、蛍光信号測定モジュール31は、前記蛍光寿命τに基づいて温度を決定する。すなわち、蛍光寿命τが測定温度によって変化する変数となる。そして、変数である蛍光寿命τが温度に換算される。減衰曲線は、周囲の温度Tによって変化する。
このように、蛍光減衰曲線関数e-t/τは、温度に応じて変化する。このため、蛍光寿命τも温度Tによって変化する。すなわち、蛍光寿命τが決まると温度Tが決まる。蛍光信号測定モジュール31は、予め用意されている蛍光寿命τと温度Tとの関係を参照して、蛍光寿命τを温度Tに変換する。蛍光寿命τと温度Tとの関係は、関係記憶モジュール37に記憶されている。
例えば、蛍光寿命τと温度Tとの関係は、図4に示すようになる。図4において、横軸は蛍光寿命τ、縦軸は周囲の温度Tを示している。なお、図4は、積分時間を1msecとしたときの結果を示すグラフである。すなわち、消灯時間を0とすると、SAは0〜1msecの積分値、SBは1〜2msecの積分値、SCは2〜3msecの積分値、SDは3〜4msecの積分値となっている。例えば、校正用の基準温度を何点か測定して、関係式を算出する。すなわち、温度が既知の測定試料に対して測定を行い、蛍光寿命τを求める。そして、異なる温度で測定を複数回行い、関係式(校正関数)を導出する。ここでは、蛍光寿命τと温度Tとの関数を多項式で近似することによって、蛍光寿命τと温度Tとの関係式を求めている。なお、近似式は、任意の次数の多項式を用いることができる。もちろん、多項式以外の式で近似してもよい。このような近似式に蛍光寿命τを代入することで、温度Tが算出される。もちろん、近似式ではなく、蛍光寿命τと温度Tとの関係を示す換算テーブルを参照して、蛍光寿命τを温度Tに換算してもよい。蛍光信号測定モジュール31は、測定した温度を温度記憶モジュール38に記憶させる。温度記憶モジュール38は、測定した温度を順次蓄積していく。
このような処理で温度を求めることで、より正確に測定することができる。すなわち、積分光量の差分を求めることで、オフセット及びノイズの影響を排除することができる。さらに、差分比率を求めることで、初期蛍光強度I0の変動の影響を排除することができる。これにより、瞬時の変動の影響を抑制することができ、高精度化が可能になる。また、積分期間A〜Dを上記式(21)及び(22)を満たすように設定することにより、蛍光寿命τを式(24)を用いて簡便に算出することができる。これにより、処理速度を向上させることができる。また、メモリの使用容量を減らすことができる。
さらに、上記の測定では、期間A〜Dを自由に設定することができる。よって、期間A〜Dを蛍光強度が減衰しきる前の時間帯に設定することができる。また、最小自乗法や、フィードバック制御を用いずに測定することが可能になり、演算処理を短時間で行うことができる。このため、処理速度を向上することができる。すなわち、蛍光強度が減衰しきるまで待たなくてよくなるため、測定時間を短縮することができる。よって、温度センサの応答性を向上することができる。さらに、期間A〜Dは一部が重なっていてもよく、離れていてもよい。
さらに、測定温度のレンジに応じて、積分期間を変更することで、より精度の高い測定が可能になる。例えば、低温レンジでは、蛍光の減衰曲線は比較的なだらかになるため、積分光量の差分が小さくなるが、積分開示時刻や積分時間範囲を調整することで、十分な差分を測定することが可能となる。また、高温レンジでは、光源12を消灯後の早い時間帯に積分期間を設定することができるため、応答性を向上させることができる。
なお、測定レンジの判別については、例えば、最も早い期間である期間Aの積分光量を用いることができる。すなわち、積分光量SAに応じて、高温レンジか低温レンジかを判別する。そして、実際に使用する期間を使い分ける。積分光量SAが所定の範囲ならば、時間幅を維持する。積分光量SAが所定の範囲以下の場合は、高温レンジとして、積分時間を短くする。また、積分光量SAが所定の範囲よりも大きい場合、時間幅を長くする。このようにすることで、低温時でも高温時でも精度の高い測定が可能になる。
このように、測定レンジに応じて期間の設定を変更することができる。これにより、精度の高い測定が可能になる。期間の設定を変更する場合、期間A〜Dと異なる期間E、F、Gなどを予め設定しておいてもよい。予め5以上の期間を設定しておき、測定レンジに応じて期間を使い分けるようにしてもよい。もちろん、測定レンジの判別は特に限定されるものではない。このように、各期間の開始時間、及び時間幅の設定を可変にすることで、より精度の高い温度測定を行うことができる。また、期間を使い分ける場合は、それぞれの蛍光寿命τに対する関係式、又は換算テーブルを記憶させておく。また、上述したように測定レンジに応じて期間の設定を行うほか、蛍光信号に含まれるノイズの大きさ、蛍光強度の分解能、蛍光減衰波形に応じて期間の設定を行っても良い。例えばノイズが小さい場合は期間を小さく設定しても良いし、ディジタルデータ化された蛍光強度の時間変化が、たとえばA/D変換の分解能に対して小さいときには、それに応じて期間を設定できる。また、図3に示したような蛍光減衰波形が指数関数的な挙動を示す範囲に限定して期間を設定するようにしても良い。これらの要素のうち、いずれか1以上を考慮して期間の設定を行うようにすることが好ましい。
さらに、差分比率αは、式(23)に限定されるものではない。すなわち、同じ時間幅を有する2つの期間の差分量に基づいたものであればよい。このように、ノイズn(t)、ゼロレベルCの影響が低減できるような比率であればよい。したがって、同じ時間幅を有する2期間における積分値に基づいて、差分値を算出する。そして、測定温度によって変化する変数を2つの差分値の比から算出すればよい。すなわち、2つの差分値に基づいて変数を算出すればよい。このようにすることで、初期蛍光強度I0の変動、ノイズn(t)、ゼロレベルCの影響を低減することができる。
次に、図5を用いて、本実施の形態に係る温度センサを用いた温度測定方法について説明する。まず、センサプローブ20の感熱部を測定試料に接触させた状態で、光源12を点灯する(ステップS101)。そして、一定の時間経過後、光源12を消灯する(ステップS102)。すなわち、所定のパルス幅だけ、光源12を点灯させる。そして、そして、励起光によって発生した蛍光を受光素子13で検出して、蛍光強度のデータをメモリに取り込む(ステップS103)。これにより、蛍光強度記憶モジュール33に、蛍光強度のデータが記憶される。
そして、期間Aの積分光量SAを算出して(ステップS104)、メモリに取り込む(ステップS105)。また、期間Bの積分光量SBを算出して(ステップS106)、メモリに取り込む(ステップS107)。期間Cの積分光量SCを算出して(ステップS108)、メモリに取り込む(ステップS109)。期間Dの積分光量SDを算出して(ステップS110)、メモリに取り込む(ステップS111)。これらの期間A〜D(積分開始時刻tA〜tD)は、前記式(21)及び(22)に基づいて、予め設定されている。これらの処理は、並列して行ってもよい。
そして、差分量、差分比率α、及び蛍光寿命τを求めるための計算を行う(ステップS112)。ここでは、同じ積分時間の2つの積分値に対する差分量を算出する。また、これらの2つの差分量から差分比率αを算出する。さらに、この差分比率αを用いて蛍光寿命τを算出する。差分比率α及び蛍光寿命τの計算結果をメモリに取り込む(ステップS113)。差分比率αは差分比率記憶モジュール36に記憶される。蛍光寿命τは蛍光寿命記憶モジュール37に記憶される。また、予め記憶されている換算テーブルを読み出し(ステップS114)、温度を照合する(ステップS115)。これにより、蛍光寿命τが温度Tに変換される。
照合した温度をメモリに取り込む(ステップS116)ととも、表示画面上に表示させる(ステップS117)。これにより、温度測定が終了する。このようにして温度を測定することで、測定精度を高くすることができる。また、短時間で測定することができるため、応答性を速くすることができる。さらに、演算処理に使用するメモリ容量を削減することができる。
図6に示すのは、上記図5のステップS114において換算テーブルを用いるのに対し、校正用の計算式(近似式)を用いる場合のフローチャートである。この場合には、前記ステップS114及びステップS115の替わりに、予め記憶された校正用の計算式を読み出し(ステップS214)、温度を算出する(ステップS215)。校正用の計算式は、関係記憶モジュール37に記憶されている。図6に示すフローチャートの前記ステップS214及びステップS215以外の部分については、図5に示すフローチャートと同様である。
次に、図7を用いて、温度の校正方法について説明する。校正は、例えば、温度センサの受光信号処理回路14が外部処理装置に接続された状態で行われる。外部処理装置としては、例えば、関係式を求めるためのプログラムが格納されたパソコンを用いることができる。まず、基準温度を測定するための試料を用意して、試料にセンサプローブ20の感熱部を接触させる。そして、光源を点灯し(ステップS301)、所定の時間経過後、光源を消灯する(ステップS302)。蛍光を消灯した後の蛍光データを内部メモリに取り込む(ステップS303)。すなわち、蛍光強度記憶モジュール33に蛍光強度のデータを記憶させる。そして、蛍光データを外部メモリに転送する(ステップS304)。すなわち、受光信号処理回路14を外部処理装置であるパソコンに接続して、蛍光データを外部処理装置の外部メモリに転送する。このパソコンには、関係式を求めるためのプログラムが格納されている。
さらに、ステップS302〜ステップS304と並行して、周囲温度を測定する(ステップS305)。ここでの温度測定は、別の温度センサによって行われる。例えば、既に校正が終了している蛍光式の温度センサを用いて温度を測定する。もちろん、蛍光式温度センサ以外の温度センサを用いて測定してもよい。そして、この周囲温度が校正を行うための基準温度となる。周囲温度を別の温度センサの内部メモリに取り込む(ステップS306)。そして、その周囲温度を外部メモリに転送する(ステップS307)。この外部メモリは、上記の蛍光データが転送された外部処理装置に設けられているメモリである。
そして、蛍光データの減衰曲線に対して、期間を設定する(ステップS308)。ここでは、4つの期間に対して、開始時刻、時間幅、終了時間などが設定される。期間の設定は、操作者が行ってもよく、予め定められていてもよい。これらの期間は蛍光強度が減衰しきるまでの時間帯で設定される。そして、蛍光寿命τを算出する(ステップS309)。そして、異なる温度で複数回測定を行い、基準温度との関係式を導出する(ステップS310)。ここでは、最小自乗法などを用いて、蛍光寿命τと温度Tとの関係式を多項式で近似する。従って、多項式の各項の係数が算出される。これにより、図4のようなグラフを得ることができる。
そして、測定器メモリの関係式を保存する(ステップS311)。これにより、関係記憶モジュール37に関係式が記憶される。もちろん、関係式を求めたときの期間の設定も記憶させる。このようにして、温度センサの校正が終了する。さらに、5以上の期間を設定しておいてもよい。この場合、使い分ける期間に応じて、それぞれ蛍光寿命と温度の関係式を算出しておく。すなわち、使い分ける期間毎に関係式を予め求めて、校正を行う。もちろん、関係式に限らず、換算テーブルを関係記憶モジュール37に記憶させてもよい。
発明の実施の形態2.
図8において、積分期間を3つとした場合の例が示されている。この場合には、蛍光信号測定モジュール31は、期間A〜C、すなわち積分開始時刻tA〜tCを、以下の式(28)及び(29)を満たすように設定する。
Figure 0005225773
これにより、各期間A〜Cの蛍光積分SA〜SCの積分比率αは、以下の式(30)のように表される。
Figure 0005225773
そして、式(30)の両項に自然対数をとると、以下の式(31)が導かれる。
Figure 0005225773
このように、積分期間を3つとした場合には、式(28)及び(29)を満たすように期間A〜C(積分開始時刻tA〜tC)を設定することによって、式(31)のように、積分開始時刻tA、定数N、及び差分比率αから蛍光寿命τを算出することができる。なお、定数Nは、上記実施の形態1と同様に、整数に限定されるものではない。
このようにして算出された蛍光寿命τを用いて、上記実施の形態1と同様に、温度Tを求めることができる。これにより、上記実施の形態1と同様の効果に加え、積分演算処理の減少による処理速度の向上、またメモリ使用量の削減を図ることができる。
本発明にかかる温度センサの構成を模式的に示す図である。 受信信号処理回路の構成を示すブロック図である。 実施の形態1における蛍光の減衰曲線及び積分期間を示すグラフである。 蛍光寿命と温度の関係を示すグラフである。 本発明にかかる温度センサを用いた温度測定方法を示すフローチャートである。 本発明にかかる温度センサを用いた別の温度測定方法を示すフローチャートである。 本発明にかかる温度センサにおいて、校正方法を示すフローチャートである。 実施の形態2における蛍光の減衰曲線及び積分期間を示すグラフである。
符号の説明
11 光源駆動回路、12 光源、13 受光素子、14 受光信号処理回路、15 蛍光体、16 光ファイバ、17 導波路ロッド、20 センサプローブ、21 本体部、31 蛍光信号測定モジュール、32 データ記憶装置、33 蛍光強度記憶モジュール、34 積分光量記憶モジュール、35 差分比率記憶モジュール、36 蛍光寿命記憶モジュール、37 関係記憶モジュール、38 温度記憶モジュール

Claims (6)

  1. 蛍光体で発生した蛍光の寿命に応じて温度を測定する温度センサであって、
    励起光を出射する光源と、
    前記励起光によって蛍光を発生する蛍光体と、
    前記蛍光を検出して、蛍光強度に応じた蛍光信号を出力する光検出器と、
    前記光検出器からの蛍光信号に基づいて温度を算出する処理部と、を備え、
    前記処理部が
    前記蛍光信号が減衰中の予め設定された以上の期間における前記蛍光信号の積分値をそれぞれ算出し、
    前記以上の期間のうち同じ時間幅を有する以上の期間における前記積分値に基づいて、第1の差分値及び第2の差分値を算出し、
    前記第1の差分値及び前記第2の差分値の差分比率から、蛍光寿命を算出し、
    予め記憶された温度と前記蛍光寿命との関係を参照して、前記蛍光寿命を温度に換算している温度センサ。
  2. 前記処理部が
    式(1)及び(2)を満たすように、4つの前記期間を設定し、
    Figure 0005225773
    (tAは第1の前記期間の積分開始時刻、tBは第2の前記期間の積分開始時刻、tCは第3の前記期間の積分開始時刻、tDは第4の前記期間の積分開始時刻、Nは任意の定数)
    前記差分比率を、式(3)により算出し、
    Figure 0005225773
    (αは前記差分比率、SAは第1の前記期間の積分値、SBは第2の前記期間の積分値、SCは第3の前記期間の積分値、SDは第4の前記期間の積分値)
    前記蛍光寿命を、式(4)により算出する、
    Figure 0005225773
    (τは前記蛍光寿命)
    請求項1記載の温度センサ。
  3. 測定する温度のレンジ、前記蛍光信号に含まれるノイズ、前記蛍光強度の分解能、蛍光減衰波形のいずれか1以上に応じて、前記期間の設定を変化させる請求項1又は2に記載の温度センサ。
  4. 励起光によって発生した蛍光の蛍光寿命に応じて温度を測定する温度測定方法であって、
    蛍光体に励起光を照射するステップと、
    前記励起光によって前記蛍光体で発生した蛍光を検出するステップと、
    前記蛍光信号が減衰中の予め設定された以上の期間における前記蛍光信号の積分値をそれぞれ算出するステップと、
    前記以上の期間のうち同じ時間幅を有する以上の期間における前記積分値に基づいて、第1の差分値及び第2の差分値を算出するステップと、
    前記第1の差分値及び前記第2の差分値の差分比率から、蛍光寿命を算出するステップと、
    予め記憶された温度と前記蛍光寿命との関係を参照して、前記蛍光寿命を温度に換算するステップと、を備えた温度測定方法。
  5. 式(9)及び(10)を満たすように、4つの前記期間を設定するステップと、
    Figure 0005225773
    (tAは第1の前記期間の積分開始時刻、tBは第2の前記期間の積分開始時刻、tCは第3の前記期間の積分開始時刻、tDは第4の前記期間の積分開始時刻、Nは任意の定数)
    前記差分比率を、式(11)により算出するステップと、
    Figure 0005225773
    (αは前記差分比率、SAは第1の前記期間の積分値、SBは第2の前記期間の積分値、SCは第3の前記期間の積分値、SDは第4の前記期間の積分値)
    前記蛍光寿命を、式(12)により算出するステップと、
    Figure 0005225773
    (τは前記蛍光寿命)
    を備えた請求項記載の温度測定方法。
  6. 測定する温度のレンジ、前記蛍光信号に含まれるノイズ、前記蛍光強度の分解能、蛍光減衰波形のいずれか1以上に応じて、前記期間の設定を変化させるステップを備えた請求項4又は5に記載の温度測定方法。
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