JP4942242B2 - 情報処理装置および方法、並びに記録媒体 - Google Patents
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は情報処理装置および方法、並びに記録媒体に関し、特に、ＥＰＧを提供する装置に適用して好適な情報処理装置および方法、並びに記録媒体に関する。
【０００２】
【従来の技術】
近年、デジタル放送が普及しつつある。デジタル放送では、数多くのチャンネルが存在し、数多くの番組が配信されている。そのため、ユーザは、視聴したい番組を選択する（探し出す）のが困難である。そこで、ユーザが簡便に視聴したい番組を選択できるようにするための方法として、ＥＰＧ（Electric Program Guide）と称される番組表がユーザに提供（配信）される。図１にＥＰＧの一例を示す。図１に示すように、各チャンネル毎に配信される番組が、配信される時間に対応した時間枠に位置して表示される。
【０００３】
このようなＥＰＧから、ユーザは、所望の番組を選択して視聴したり、録画予約を行ったりすることができる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
図１に示したように、ＥＰＧでは、番組が一覧表示される。このような表示では、番組数が増えると、所望の番組を選択することが困難になる可能性があった。そこで、番組をジャンル別（例えば、スポーツ、ドラマなど）に分類し、その分類に従って、色分けして表示するといったことができるようになっているＥＰＧもある。
【０００５】
また、図１に示したＥＰＧでは、現在放送されている番組、既に放送されてしまった番組、および、これから放送される番組が、混在して表示される。さらに、各番組は放送される時間の長さが異なるため、表示される時間枠の長さも異なってくる。このような状況下では、図１に示すように、各番組の表示が不規則な並びとなってしまい、その結果、視聴したい番組として既に放送されてしまった番組を選択したり、現在放送している番組をこれから放送する番組だと勘違いして録画予約をしてしまうといったようなことが起こる可能性があった。このようなことは、上述した番組をジャンル別に色分けして表示したとしても、防ぐことができないことである。
【０００６】
ユーザは、このようなことがないように、視聴したい番組が既に放送された番組ではないこと、録画予約したい番組が、これから放送される番組であることを、現在時刻と、番組が放送される時刻とを見比べ、確認しなくてはならず、従来のＥＰＧには使い勝手の悪いところがあった。
【０００７】
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、現在放送されている番組、既に放送された番組、および、これから放送される番組を一見しただけで区別が付くようなＥＰＧを提供することを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
本発明の一側面の情報処理装置は、ＥＰＧの表示を制御する情報処理装置において、現在時刻よりも過去の番組、現在時刻を含む番組、および、現在時刻よりも未来の番組を、それぞれ異なる色で表示するための制御を行い、ユーザが前記ＥＰＧより前記過去の番組を指示した場合には、ユーザに対して放送が終了したことを認識させるようなメッセージを表示し、ユーザが前記ＥＰＧより前記未来の番組を指示した場合には、更なる番組関連情報を表示する。
【０００９】
ユーザにより指示された番組は、さらに異なる色で表示するための制御を行うようにすることができる。
上記ユーザにより指示された番組は、カーソルが位置する番組であるようにすることができる。
上記色は、ユーザの好みの色に設定できるようにすることができる。
上記ＥＰＧの表示は、時間が経過しても、常に現在時刻を含む最新のＥＰＧを表示するための制御を行うようにすることができる。
【００１０】
本発明の一側面の情報処理方法は、ＥＰＧの表示を制御する情報処理装置の情報処理方法において、現在時刻よりも過去の番組、現在時刻を含む番組、および、現在時刻よりも未来の番組を、それぞれ異なる色で表示するための制御を行い、ユーザが前記ＥＰＧより前記過去の番組を指示した場合には、ユーザに対して放送が終了したことを認識させるようなメッセージを表示し、ユーザが前記ＥＰＧより前記未来の番組を指示した場合には、更なる番組関連情報を表示する。
ユーザにより指示された番組は、さらに異なる色で表示するための制御を行うようにすることができる。
上記ユーザにより指示された番組は、カーソルが位置する番組であるようにすることができる。
上記色は、ユーザの好みの色に設定できるようにすることができる。
上記ＥＰＧの表示は、時間が経過しても、常に現在時刻を含む最新のＥＰＧを表示するための制御を行うようにすることができる。
【００１１】
本発明の一側面の記録媒体は、ＥＰＧの表示を制御する情報処理装置を制御するコンピュータが読み取り可能なプログラムを記録している記録媒体であって、現在時刻よりも過去の番組、現在時刻を含む番組、および、現在時刻よりも未来の番組を、それぞれ異なる色で表示するための制御を行い、ユーザが前記ＥＰＧより前記過去の番組を指示した場合には、ユーザに対して放送が終了したことを認識させるようなメッセージを表示し、ユーザが前記ＥＰＧより前記未来の番組を指示した場合には、更なる番組関連情報を表示する。
ユーザにより指示された番組は、さらに異なる色で表示するための制御を行うようにすることができる。
上記ユーザにより指示された番組は、カーソルが位置する番組であるようにすることができる。
上記色は、ユーザの好みの色に設定できるようにすることができる。
上記ＥＰＧの表示は、時間が経過しても、常に現在時刻を含む最新のＥＰＧを表示するための制御を行うようにすることができる。
【００１２】
本発明の一側面の情報処理装置および方法、並びに記録媒体においては、現在時刻よりも過去の番組、現在時刻を含む番組、および、現在時刻よりも未来の番組を、それぞれ異なる色で表示するための制御が行われる。また、ユーザがＥＰＧより過去の番組を選択した場合には、ユーザに対して放送が終了したことを認識させるようなメッセージが表示され、ユーザが未来の番組を指示した場合には、更なる番組関連情報が表示される。
【００１３】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図２は、本発明を適用した受信装置の一実施の形態の構成を示す図である。アンテナ３０により受信されたデジタルデータは受信装置１０のチューナ１１に入力される。チューナ１１は、ユーザにより指示された番組に関するデータを抽出し、デスクランブラ１２に出力する。
【００１４】
デスクランブラ１２は、入力されたデータに対してスクランブルがかかっている場合、かつ、そのスクランブルを解除して良い（正規の契約を交わし、解除キーを保持しているような）場合、スクランブルを解除し、そのデータをストリーム処理部１３に出力する。ストリーム処理部１３は、入力されたデータのうち、ビデオデータをビデオエンコーダ１４に、オーディオデータをオーディオデコーダ１５に出力する。ストリーム処理部１３は、ビデオデータがエンコードされたデータであった場合、そのエンコード方式に対応したデコード処理を入力されたビデオデータに施し、さらに、必要に応じ、OSD（On Screen Display）データを生成し、デコードされたビデオデータに重畳して出力する。
【００１５】
ビデオエンコーダ１４は、入力されたビデオデータに対して、テレビジョン受像機５０に出力する場合、テレビジョン受像機５０に合ったエンコード、例えば、NTSC（National Television System Committee）方式によるエンコード処理を施し、テレビジョン受像機５０に出力する。ストリーム処理部１３による処理が施されたビデオデータは、デジタルデータを扱うコンポーネント５１に対しても出力される。
【００１６】
オーディオデコーダ１５は、入力されたオーディオデータに対して、そのオーディオデータのエンコード方式に対応するデコード処理を行う。オーディオデコーダ１５によりデコード処理されたオーディオデータは、インタフェース１６に出力される。インタフェース１６は、例えば、IEEE1394ケーブル５２と接続され、オーディオデコーダ１５からのオーディオデータを、IEEE1394ケーブル５２に接続された装置に対して出力する。
【００１７】
オーディオデコーダ１５から出力されたオーディオデータは、光ケーブル５３を介して他の装置に対しても出力される。さらに、オーディオデコーダ１５から出力されたオーディオデータは、D/A（Digital／Analog）変換器１７によりアナログデータに変換され、スピーカ５４に出力される。
【００１８】
チューナ１１は、ユーザが指示した番組のデータを抽出する。ユーザは、所望の番組をリモートコントローラ３２やスイッチ３３を用いて選択し、指示を出す。スイッチ３３は、受信装置１０の側面に設けられており、リモートコントローラ３２と、ほぼ同様の指示を出せるようになっている。リモートコントローラ３２は、受信装置１０と、例えば、赤外線などによりデータの授受を行う。
【００１９】
ユーザがリモートコントローラ３２を用いて指示したことに対応するデータは、受信装置１０の受光部１８により受信される。受光部１８により受信されたデータや、スイッチ３３により指示されたことに対応するデータは、表示制御部１９に出力される。表示制御部１９は、受光部１８からのデータ、または、スイッチ３３からのデータを必要に応じ制御部２０に出力すると共に、入力されたデータに従い、表示部２１の表示の制御を行う。
【００２０】
表示部２１は、受信装置１０の側面に設けられており、ユーザが指示したことに対応する処理が実行されていることをユーザに認識させるための表示を行ったり、ユーザに提供する情報の表示を行ったりする。
【００２１】
ＩＣカード３１は、有料の番組を視聴するための契約を行った場合などに、その契約を交わした相手先から提供されるデータが記憶されている。このデータは、例えば、スクランブルを解除するための解除キーなどである。ＩＣカード３１は、カードＩ／Ｆ（インタフェース）２２に装着され、記憶されているデータが読み出される。読み出されたデータは、制御部２０に出力される。
【００２２】
制御部２０は、入力されたデータに基づき、チューナ１１に対して抽出する番組の指示を出したり、デスクランブラ１２に対して解除キーの提供を行ったりする。
【００２３】
次に、図３のフローチャートを参照して、ユーザがＥＰＧを参照して所望の番組の選択や録画予約を行う際の、受信装置１０の動作について説明する。ステップＳ１において、受信装置１０は、例えば、テレビジョン受像機５０上に、ＥＰＧを表示させる。このＥＰＧの表示は、ユーザからの指示があったときに行われる。ユーザは、所定のチャンネルの番組が表示されているときなどに、リモートコントローラ３２またはスイッチ３３を操作することにより、ＥＰＧの表示を指示する。ここでは、リモートコントローラ３２にＥＰＧの表示の切り替えを指示するＥＰＧボタン（不図示）が設けられているとして以下の説明をする。
【００２４】
ステップＳ１において、ユーザがリモートコントローラ３２に設けられたＥＰＧボタンを操作することにより、テレビジョン受像機５０上に表示されるＥＰＧの一例を図４に示す。テレビジョン受像機５０の画面の上側には、現在の日時を表示する現在日時表示部７１が設けられている。その下側には、曜日が表示される曜日表示部７２が設けられている。さらに曜日表示部７２の下側には、番組表表示部７３が設けられている。
【００２５】
曜日表示部７２に表示されている各曜日は、ボタンになっており、操作されたボタンに対応する曜日の番組が番組表表示部７３に表示される。図４に示した表示例では、番組表示部７３は、選択されている曜日で、かつ、現在の時刻を含む約３時間分の番組が各チャンネル（番組表表示部７３の左側に表示されている数字）毎に、対応する時間枠に表示されている。
【００２６】
番組表表示部７３は、現在時刻に対して過去の番組（既に放送された番組）と、現在放送されている番組、および、現在時刻に対して未来の番組（これから放送される番組）が、一目で区別が付くように番組表を表示する。図４に示した表示例では、過去の番組と未来の番組に斜線が付けられて表示されている。過去の番組と未来の番組は、それぞれ異なる斜線が付けられる。図４では、斜線で区別が付くようにしたが、色で区別が付くようにしても良い。
【００２７】
色で区別が付くようにした場合、過去の番組、現在の番組、および未来の番組は、それぞれ異なる色で表示される。色は、ユーザが好みの色に設定できるようにしても良い。
【００２８】
番組表表示部７３には、表示されている番組表内を移動するカーソルも表示される。カーソルが位置する番組枠には、他の番組枠と区別が付く表示がされる。例えば、色で過去の番組、現在の番組、および未来の番組が区別付くように表示される場合、さらに、カーソルが位置する番組は他の色で表示される。図４の表示例では、カーソルは、チャンネル１３２の番組Ｑ上に位置している場合を示している。カーソルは、リモートコントローラ３２が用いられて操作される。
【００２９】
このように、過去の番組、現在の番組、および未来の番組を一見して区別が付くような表示にすることにより、視聴したい番組として既に放送された過去の番組を選択してしまったり、録画予約したい番組として、現在放送している番組を選択してしまうといったようなことを防ぐことができる。
【００３０】
番組表表示部７３に表示されている番組表は、表示状態のまま時間が経過すると、例えば、図４に示した表示例では、１１時になると、番組表が左側に移動し、１１時乃至２時までの番組表に更新される。このようにすることで、常に、現在時刻を含む最新の番組表が表示されることになる。また、過去の番組をいつまでも表示し続けるといったようなことを防ぐことができる。
【００３１】
番組情報表示部７４には、番組表表示部７３内でカーソルが位置する番組の情報が表示される。表示される番組の情報としては、チャンネル番号、番組名、放送時間、番組内容などである。番組情報表示部７４の下側には、操作ガイド表示部７５が設けられている。この操作ガイド表示部７５は、操作に関する情報を表示し、例えば、リモートコントローラ３２に設けられているＥＰＧボタンを操作すると、前の状態に表示が戻る（切り替わる）ことをユーザに示している。
【００３２】
このようなＥＰＧ（番組表）がステップＳ１において、テレビジョン受像機５０上に表示されると、ステップＳ２において、ＥＰＧボタンが操作されたか否かが判断される。ステップＳ２において、ＥＰＧボタンは操作されていないと判断されると、ステップＳ３に進み、ユーザがリモートコントローラ３２を用いて操作したことに対応してカーソルを移動させる。そして、ステップＳ４において、決定ボタンが操作されたか否かが判断される。決定ボタンも、リモートコントローラ３２に設けられており、例えば、カーソルが位置する番組を視聴または録画予約したいと思ったときに操作されるボタンである。
【００３３】
ステップＳ４において決定ボタンが操作されたと判断されるまで、ステップＳ３とステップＳ４の処理は繰り返し行われ、決定ボタンが操作されたと判断されると、ステップＳ５に進む。ステップＳ５において、決定ボタンが操作されたときにカーソルが位置する番組は、過去の番組であるか否かが判断される。上述したように、過去の番組、現在の番組、および未来の番組は、それぞれ異なる色などで表示されているため、一見して区別が付くようにされているが、それでも、ユーザは、間違って既に放送されてしまった過去の番組を選択（指示）してしまう場合が考えられる。このような状況に対処するために、ステップＳ５とステップＳ６の処理が設けられている。
【００３４】
ステップＳ５において、過去の番組が指示されたと判断された場合、ステップＳ６に進み、テレビジョン受像機５０の画面上に、例えば、「放送は終了しました」といったような、ユーザに、指示した番組は既に放送されてしまった過去の番組で、選択することはできないことを認識させるようなメッセージを表示させる。このメッセージは、図４に示したような画面に重ねられるようにして表示されても良いし、画面が切り替わって表示されるようにしても良い。
【００３５】
ステップＳ６におけるメッセージが所定時間だけ表示されると、または、ユーザにより、選択できない番組であることを認識したことを示す操作が実行されると、ステップＳ２に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
【００３６】
一方、ステップＳ５において、過去の番組が指示されたのではないと判断された場合、ステップＳ７に進み、現在の番組が指示されたのか否かが判断される。現在の番組が指示されたのではないと判断された場合、ステップＳ８に進み、未来の番組が指示されたか否かが判断される。ステップＳ８において、未来の番組が指示されたと判断された場合、ステップＳ９に進む。
【００３７】
未来の番組が指示されたということは、ユーザは指示した番組を録画予約したいということだと判断できるので、ステップＳ９においては、まず、指示された番組の内容を表示する。この表示は、番組情報表示部７４に表示されても良いし、画面が切り替わり、詳細な情報が表示されるようにしても良い。そのように表示された番組情報を参照して、ユーザが録画予約を実行したいと思った場合、所定の操作、例えば、リモートコントローラ３２に設けられた録画予約ボタンを操作する、画面上に表示されている録画予約ボタンを操作するなどの操作が実行され、その操作に基づき、録画予約が設定される。
【００３８】
一方、ステップＳ８において、未来の番組が指示されたのではないと判断された場合、ステップＳ２に戻り、それ以降の処理が繰り返される。ステップＳ８において、未来の番組ではないと判断される場合は、過去、現在、および未来の、どの時点の番組でもないと判断されたことになる。そのような番組は、時間情報のない番組として処理される。換言すれば、録画予約や視聴することができないので、特に処理を実行せずに、図４に示したような画面の表示状態を維持する（すなわち、ステップＳ２に戻り、それ以降の処理を繰り返す）。
【００３９】
一方、ステップＳ７において、現在の番組が指示されたと判断された場合、ステップＳ１０に進む。ステップＳ１０において、指示された番組に表示が切り換えられる。現在の番組が指示されたということは、ユーザはその番組を視聴したいと所望したと判断することが可能であるので、図４に示したようなＥＰＧの表示状態から、指示された番組に表示が切り換えられる。
【００４０】
一方、ステップＳ２において、ＥＰＧボタンが操作されたと判断された場合、すなわち、ユーザは、ＥＰＧの表示を終了させるということを指示したと判断することができるので、ステップＳ１１に進み、図４に示したようなＥＰＧの表示を終了させる。ＥＰＧの表示が終了された場合、元の番組（ＥＰＧが表示される前に表示していたチャンネルの番組）に、テレビジョン受像機５０の表示が切り換えられる。
【００４１】
このようにして、ＥＰＧの表示において、過去、現在、および未来の番組を、それぞれが区別が付くように、色分けして表示するとともに、選択された番組の放送時間に応じて、処理を実行することにより、ユーザが、指示できない操作を実行してしまうようなことを防ぐことができると共に、簡便に所望の操作を行うことができるようになる。
【００４２】
上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるが、ソフトウェアにより実行させることもできる。一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに、記録媒体からインストールされる。
【００４３】
この記録媒体は、図５に示すように、コンピュータとは別に、ユーザにプログラムを提供するために配布される、プログラムが記録されている磁気ディスク１２１（フロッピディスクを含む）、光ディスク１２２（CD-ROM（Compact Disk-Read Only Memory），DVD（Digital Versatile Disk）を含む）、光磁気ディスク１２３（MD（Mini-Disk）を含む）、若しくは半導体メモリ１２４などよりなるパッケージメディアにより構成されるだけでなく、コンピュータに予め組み込まれた状態でユーザに提供される、プログラムが記憶されているROM１０２や記憶部１０８が含まれるハードディスクなどで構成される。
【００４４】
なお、本明細書において、媒体により提供されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に従って、時系列的に行われる処理は勿論、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
【００４５】
また、本明細書において、システムとは、複数の装置により構成される装置全体を表すものである。
【００４６】
【発明の効果】
本発明の一側面によれば、ユーザが過去の番組の視聴を指示したり、過去の番組に対して録画予約を指示したりといった誤操作を防ぐことが可能となる。
【００４７】
【図面の簡単な説明】
【図１】従来のＥＰＧの一例を示す図である。
【図２】本発明を適用した受信装置の一実施の形態の構成を示す図である。
【図３】受信装置１０の動作について説明するフローチャートである。
【図４】ステップＳ１において表示されるＥＰＧの表示例を示す図である。
【図５】媒体を説明する図である。
【符号の説明】
１０ 受信装置， １１ チューナ， １２ デスクランブラ， １３ ストリーム処理部， １４ ビデオエンコーダ， １５ オーディオデコーダ， １６ インタフェース， １７ Ｄ／Ａ変換器， １８ 受光部， １９ 表示制御部， ２０ 制御部， ２１ 表示部， ３２ リモートコントローラ， ５０ テレビジョン受像機， ７１ 現在日時表示部， ７２ 曜日表示部， ７３ 番組表表示部， ７４ 番組情報表示部， ７５ 操作ガイド表示部
【発明の属する技術分野】
本発明は情報処理装置および方法、並びに記録媒体に関し、特に、ＥＰＧを提供する装置に適用して好適な情報処理装置および方法、並びに記録媒体に関する。
【０００２】
【従来の技術】
近年、デジタル放送が普及しつつある。デジタル放送では、数多くのチャンネルが存在し、数多くの番組が配信されている。そのため、ユーザは、視聴したい番組を選択する（探し出す）のが困難である。そこで、ユーザが簡便に視聴したい番組を選択できるようにするための方法として、ＥＰＧ（Electric Program Guide）と称される番組表がユーザに提供（配信）される。図１にＥＰＧの一例を示す。図１に示すように、各チャンネル毎に配信される番組が、配信される時間に対応した時間枠に位置して表示される。
【０００３】
このようなＥＰＧから、ユーザは、所望の番組を選択して視聴したり、録画予約を行ったりすることができる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
図１に示したように、ＥＰＧでは、番組が一覧表示される。このような表示では、番組数が増えると、所望の番組を選択することが困難になる可能性があった。そこで、番組をジャンル別（例えば、スポーツ、ドラマなど）に分類し、その分類に従って、色分けして表示するといったことができるようになっているＥＰＧもある。
【０００５】
また、図１に示したＥＰＧでは、現在放送されている番組、既に放送されてしまった番組、および、これから放送される番組が、混在して表示される。さらに、各番組は放送される時間の長さが異なるため、表示される時間枠の長さも異なってくる。このような状況下では、図１に示すように、各番組の表示が不規則な並びとなってしまい、その結果、視聴したい番組として既に放送されてしまった番組を選択したり、現在放送している番組をこれから放送する番組だと勘違いして録画予約をしてしまうといったようなことが起こる可能性があった。このようなことは、上述した番組をジャンル別に色分けして表示したとしても、防ぐことができないことである。
【０００６】
ユーザは、このようなことがないように、視聴したい番組が既に放送された番組ではないこと、録画予約したい番組が、これから放送される番組であることを、現在時刻と、番組が放送される時刻とを見比べ、確認しなくてはならず、従来のＥＰＧには使い勝手の悪いところがあった。
【０００７】
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、現在放送されている番組、既に放送された番組、および、これから放送される番組を一見しただけで区別が付くようなＥＰＧを提供することを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
本発明の一側面の情報処理装置は、ＥＰＧの表示を制御する情報処理装置において、現在時刻よりも過去の番組、現在時刻を含む番組、および、現在時刻よりも未来の番組を、それぞれ異なる色で表示するための制御を行い、ユーザが前記ＥＰＧより前記過去の番組を指示した場合には、ユーザに対して放送が終了したことを認識させるようなメッセージを表示し、ユーザが前記ＥＰＧより前記未来の番組を指示した場合には、更なる番組関連情報を表示する。
【０００９】
ユーザにより指示された番組は、さらに異なる色で表示するための制御を行うようにすることができる。
上記ユーザにより指示された番組は、カーソルが位置する番組であるようにすることができる。
上記色は、ユーザの好みの色に設定できるようにすることができる。
上記ＥＰＧの表示は、時間が経過しても、常に現在時刻を含む最新のＥＰＧを表示するための制御を行うようにすることができる。
【００１０】
本発明の一側面の情報処理方法は、ＥＰＧの表示を制御する情報処理装置の情報処理方法において、現在時刻よりも過去の番組、現在時刻を含む番組、および、現在時刻よりも未来の番組を、それぞれ異なる色で表示するための制御を行い、ユーザが前記ＥＰＧより前記過去の番組を指示した場合には、ユーザに対して放送が終了したことを認識させるようなメッセージを表示し、ユーザが前記ＥＰＧより前記未来の番組を指示した場合には、更なる番組関連情報を表示する。
ユーザにより指示された番組は、さらに異なる色で表示するための制御を行うようにすることができる。
上記ユーザにより指示された番組は、カーソルが位置する番組であるようにすることができる。
上記色は、ユーザの好みの色に設定できるようにすることができる。
上記ＥＰＧの表示は、時間が経過しても、常に現在時刻を含む最新のＥＰＧを表示するための制御を行うようにすることができる。
【００１１】
本発明の一側面の記録媒体は、ＥＰＧの表示を制御する情報処理装置を制御するコンピュータが読み取り可能なプログラムを記録している記録媒体であって、現在時刻よりも過去の番組、現在時刻を含む番組、および、現在時刻よりも未来の番組を、それぞれ異なる色で表示するための制御を行い、ユーザが前記ＥＰＧより前記過去の番組を指示した場合には、ユーザに対して放送が終了したことを認識させるようなメッセージを表示し、ユーザが前記ＥＰＧより前記未来の番組を指示した場合には、更なる番組関連情報を表示する。
ユーザにより指示された番組は、さらに異なる色で表示するための制御を行うようにすることができる。
上記ユーザにより指示された番組は、カーソルが位置する番組であるようにすることができる。
上記色は、ユーザの好みの色に設定できるようにすることができる。
上記ＥＰＧの表示は、時間が経過しても、常に現在時刻を含む最新のＥＰＧを表示するための制御を行うようにすることができる。
【００１２】
本発明の一側面の情報処理装置および方法、並びに記録媒体においては、現在時刻よりも過去の番組、現在時刻を含む番組、および、現在時刻よりも未来の番組を、それぞれ異なる色で表示するための制御が行われる。また、ユーザがＥＰＧより過去の番組を選択した場合には、ユーザに対して放送が終了したことを認識させるようなメッセージが表示され、ユーザが未来の番組を指示した場合には、更なる番組関連情報が表示される。
【００１３】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図２は、本発明を適用した受信装置の一実施の形態の構成を示す図である。アンテナ３０により受信されたデジタルデータは受信装置１０のチューナ１１に入力される。チューナ１１は、ユーザにより指示された番組に関するデータを抽出し、デスクランブラ１２に出力する。
【００１４】
デスクランブラ１２は、入力されたデータに対してスクランブルがかかっている場合、かつ、そのスクランブルを解除して良い（正規の契約を交わし、解除キーを保持しているような）場合、スクランブルを解除し、そのデータをストリーム処理部１３に出力する。ストリーム処理部１３は、入力されたデータのうち、ビデオデータをビデオエンコーダ１４に、オーディオデータをオーディオデコーダ１５に出力する。ストリーム処理部１３は、ビデオデータがエンコードされたデータであった場合、そのエンコード方式に対応したデコード処理を入力されたビデオデータに施し、さらに、必要に応じ、OSD（On Screen Display）データを生成し、デコードされたビデオデータに重畳して出力する。
【００１５】
ビデオエンコーダ１４は、入力されたビデオデータに対して、テレビジョン受像機５０に出力する場合、テレビジョン受像機５０に合ったエンコード、例えば、NTSC（National Television System Committee）方式によるエンコード処理を施し、テレビジョン受像機５０に出力する。ストリーム処理部１３による処理が施されたビデオデータは、デジタルデータを扱うコンポーネント５１に対しても出力される。
【００１６】
オーディオデコーダ１５は、入力されたオーディオデータに対して、そのオーディオデータのエンコード方式に対応するデコード処理を行う。オーディオデコーダ１５によりデコード処理されたオーディオデータは、インタフェース１６に出力される。インタフェース１６は、例えば、IEEE1394ケーブル５２と接続され、オーディオデコーダ１５からのオーディオデータを、IEEE1394ケーブル５２に接続された装置に対して出力する。
【００１７】
オーディオデコーダ１５から出力されたオーディオデータは、光ケーブル５３を介して他の装置に対しても出力される。さらに、オーディオデコーダ１５から出力されたオーディオデータは、D/A（Digital／Analog）変換器１７によりアナログデータに変換され、スピーカ５４に出力される。
【００１８】
チューナ１１は、ユーザが指示した番組のデータを抽出する。ユーザは、所望の番組をリモートコントローラ３２やスイッチ３３を用いて選択し、指示を出す。スイッチ３３は、受信装置１０の側面に設けられており、リモートコントローラ３２と、ほぼ同様の指示を出せるようになっている。リモートコントローラ３２は、受信装置１０と、例えば、赤外線などによりデータの授受を行う。
【００１９】
ユーザがリモートコントローラ３２を用いて指示したことに対応するデータは、受信装置１０の受光部１８により受信される。受光部１８により受信されたデータや、スイッチ３３により指示されたことに対応するデータは、表示制御部１９に出力される。表示制御部１９は、受光部１８からのデータ、または、スイッチ３３からのデータを必要に応じ制御部２０に出力すると共に、入力されたデータに従い、表示部２１の表示の制御を行う。
【００２０】
表示部２１は、受信装置１０の側面に設けられており、ユーザが指示したことに対応する処理が実行されていることをユーザに認識させるための表示を行ったり、ユーザに提供する情報の表示を行ったりする。
【００２１】
ＩＣカード３１は、有料の番組を視聴するための契約を行った場合などに、その契約を交わした相手先から提供されるデータが記憶されている。このデータは、例えば、スクランブルを解除するための解除キーなどである。ＩＣカード３１は、カードＩ／Ｆ（インタフェース）２２に装着され、記憶されているデータが読み出される。読み出されたデータは、制御部２０に出力される。
【００２２】
制御部２０は、入力されたデータに基づき、チューナ１１に対して抽出する番組の指示を出したり、デスクランブラ１２に対して解除キーの提供を行ったりする。
【００２３】
次に、図３のフローチャートを参照して、ユーザがＥＰＧを参照して所望の番組の選択や録画予約を行う際の、受信装置１０の動作について説明する。ステップＳ１において、受信装置１０は、例えば、テレビジョン受像機５０上に、ＥＰＧを表示させる。このＥＰＧの表示は、ユーザからの指示があったときに行われる。ユーザは、所定のチャンネルの番組が表示されているときなどに、リモートコントローラ３２またはスイッチ３３を操作することにより、ＥＰＧの表示を指示する。ここでは、リモートコントローラ３２にＥＰＧの表示の切り替えを指示するＥＰＧボタン（不図示）が設けられているとして以下の説明をする。
【００２４】
ステップＳ１において、ユーザがリモートコントローラ３２に設けられたＥＰＧボタンを操作することにより、テレビジョン受像機５０上に表示されるＥＰＧの一例を図４に示す。テレビジョン受像機５０の画面の上側には、現在の日時を表示する現在日時表示部７１が設けられている。その下側には、曜日が表示される曜日表示部７２が設けられている。さらに曜日表示部７２の下側には、番組表表示部７３が設けられている。
【００２５】
曜日表示部７２に表示されている各曜日は、ボタンになっており、操作されたボタンに対応する曜日の番組が番組表表示部７３に表示される。図４に示した表示例では、番組表示部７３は、選択されている曜日で、かつ、現在の時刻を含む約３時間分の番組が各チャンネル（番組表表示部７３の左側に表示されている数字）毎に、対応する時間枠に表示されている。
【００２６】
番組表表示部７３は、現在時刻に対して過去の番組（既に放送された番組）と、現在放送されている番組、および、現在時刻に対して未来の番組（これから放送される番組）が、一目で区別が付くように番組表を表示する。図４に示した表示例では、過去の番組と未来の番組に斜線が付けられて表示されている。過去の番組と未来の番組は、それぞれ異なる斜線が付けられる。図４では、斜線で区別が付くようにしたが、色で区別が付くようにしても良い。
【００２７】
色で区別が付くようにした場合、過去の番組、現在の番組、および未来の番組は、それぞれ異なる色で表示される。色は、ユーザが好みの色に設定できるようにしても良い。
【００２８】
番組表表示部７３には、表示されている番組表内を移動するカーソルも表示される。カーソルが位置する番組枠には、他の番組枠と区別が付く表示がされる。例えば、色で過去の番組、現在の番組、および未来の番組が区別付くように表示される場合、さらに、カーソルが位置する番組は他の色で表示される。図４の表示例では、カーソルは、チャンネル１３２の番組Ｑ上に位置している場合を示している。カーソルは、リモートコントローラ３２が用いられて操作される。
【００２９】
このように、過去の番組、現在の番組、および未来の番組を一見して区別が付くような表示にすることにより、視聴したい番組として既に放送された過去の番組を選択してしまったり、録画予約したい番組として、現在放送している番組を選択してしまうといったようなことを防ぐことができる。
【００３０】
番組表表示部７３に表示されている番組表は、表示状態のまま時間が経過すると、例えば、図４に示した表示例では、１１時になると、番組表が左側に移動し、１１時乃至２時までの番組表に更新される。このようにすることで、常に、現在時刻を含む最新の番組表が表示されることになる。また、過去の番組をいつまでも表示し続けるといったようなことを防ぐことができる。
【００３１】
番組情報表示部７４には、番組表表示部７３内でカーソルが位置する番組の情報が表示される。表示される番組の情報としては、チャンネル番号、番組名、放送時間、番組内容などである。番組情報表示部７４の下側には、操作ガイド表示部７５が設けられている。この操作ガイド表示部７５は、操作に関する情報を表示し、例えば、リモートコントローラ３２に設けられているＥＰＧボタンを操作すると、前の状態に表示が戻る（切り替わる）ことをユーザに示している。
【００３２】
このようなＥＰＧ（番組表）がステップＳ１において、テレビジョン受像機５０上に表示されると、ステップＳ２において、ＥＰＧボタンが操作されたか否かが判断される。ステップＳ２において、ＥＰＧボタンは操作されていないと判断されると、ステップＳ３に進み、ユーザがリモートコントローラ３２を用いて操作したことに対応してカーソルを移動させる。そして、ステップＳ４において、決定ボタンが操作されたか否かが判断される。決定ボタンも、リモートコントローラ３２に設けられており、例えば、カーソルが位置する番組を視聴または録画予約したいと思ったときに操作されるボタンである。
【００３３】
ステップＳ４において決定ボタンが操作されたと判断されるまで、ステップＳ３とステップＳ４の処理は繰り返し行われ、決定ボタンが操作されたと判断されると、ステップＳ５に進む。ステップＳ５において、決定ボタンが操作されたときにカーソルが位置する番組は、過去の番組であるか否かが判断される。上述したように、過去の番組、現在の番組、および未来の番組は、それぞれ異なる色などで表示されているため、一見して区別が付くようにされているが、それでも、ユーザは、間違って既に放送されてしまった過去の番組を選択（指示）してしまう場合が考えられる。このような状況に対処するために、ステップＳ５とステップＳ６の処理が設けられている。
【００３４】
ステップＳ５において、過去の番組が指示されたと判断された場合、ステップＳ６に進み、テレビジョン受像機５０の画面上に、例えば、「放送は終了しました」といったような、ユーザに、指示した番組は既に放送されてしまった過去の番組で、選択することはできないことを認識させるようなメッセージを表示させる。このメッセージは、図４に示したような画面に重ねられるようにして表示されても良いし、画面が切り替わって表示されるようにしても良い。
【００３５】
ステップＳ６におけるメッセージが所定時間だけ表示されると、または、ユーザにより、選択できない番組であることを認識したことを示す操作が実行されると、ステップＳ２に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
【００３６】
一方、ステップＳ５において、過去の番組が指示されたのではないと判断された場合、ステップＳ７に進み、現在の番組が指示されたのか否かが判断される。現在の番組が指示されたのではないと判断された場合、ステップＳ８に進み、未来の番組が指示されたか否かが判断される。ステップＳ８において、未来の番組が指示されたと判断された場合、ステップＳ９に進む。
【００３７】
未来の番組が指示されたということは、ユーザは指示した番組を録画予約したいということだと判断できるので、ステップＳ９においては、まず、指示された番組の内容を表示する。この表示は、番組情報表示部７４に表示されても良いし、画面が切り替わり、詳細な情報が表示されるようにしても良い。そのように表示された番組情報を参照して、ユーザが録画予約を実行したいと思った場合、所定の操作、例えば、リモートコントローラ３２に設けられた録画予約ボタンを操作する、画面上に表示されている録画予約ボタンを操作するなどの操作が実行され、その操作に基づき、録画予約が設定される。
【００３８】
一方、ステップＳ８において、未来の番組が指示されたのではないと判断された場合、ステップＳ２に戻り、それ以降の処理が繰り返される。ステップＳ８において、未来の番組ではないと判断される場合は、過去、現在、および未来の、どの時点の番組でもないと判断されたことになる。そのような番組は、時間情報のない番組として処理される。換言すれば、録画予約や視聴することができないので、特に処理を実行せずに、図４に示したような画面の表示状態を維持する（すなわち、ステップＳ２に戻り、それ以降の処理を繰り返す）。
【００３９】
一方、ステップＳ７において、現在の番組が指示されたと判断された場合、ステップＳ１０に進む。ステップＳ１０において、指示された番組に表示が切り換えられる。現在の番組が指示されたということは、ユーザはその番組を視聴したいと所望したと判断することが可能であるので、図４に示したようなＥＰＧの表示状態から、指示された番組に表示が切り換えられる。
【００４０】
一方、ステップＳ２において、ＥＰＧボタンが操作されたと判断された場合、すなわち、ユーザは、ＥＰＧの表示を終了させるということを指示したと判断することができるので、ステップＳ１１に進み、図４に示したようなＥＰＧの表示を終了させる。ＥＰＧの表示が終了された場合、元の番組（ＥＰＧが表示される前に表示していたチャンネルの番組）に、テレビジョン受像機５０の表示が切り換えられる。
【００４１】
このようにして、ＥＰＧの表示において、過去、現在、および未来の番組を、それぞれが区別が付くように、色分けして表示するとともに、選択された番組の放送時間に応じて、処理を実行することにより、ユーザが、指示できない操作を実行してしまうようなことを防ぐことができると共に、簡便に所望の操作を行うことができるようになる。
【００４２】
上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるが、ソフトウェアにより実行させることもできる。一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに、記録媒体からインストールされる。
【００４３】
この記録媒体は、図５に示すように、コンピュータとは別に、ユーザにプログラムを提供するために配布される、プログラムが記録されている磁気ディスク１２１（フロッピディスクを含む）、光ディスク１２２（CD-ROM（Compact Disk-Read Only Memory），DVD（Digital Versatile Disk）を含む）、光磁気ディスク１２３（MD（Mini-Disk）を含む）、若しくは半導体メモリ１２４などよりなるパッケージメディアにより構成されるだけでなく、コンピュータに予め組み込まれた状態でユーザに提供される、プログラムが記憶されているROM１０２や記憶部１０８が含まれるハードディスクなどで構成される。
【００４４】
なお、本明細書において、媒体により提供されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に従って、時系列的に行われる処理は勿論、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
【００４５】
また、本明細書において、システムとは、複数の装置により構成される装置全体を表すものである。
【００４６】
【発明の効果】
本発明の一側面によれば、ユーザが過去の番組の視聴を指示したり、過去の番組に対して録画予約を指示したりといった誤操作を防ぐことが可能となる。
【００４７】
【図面の簡単な説明】
【図１】従来のＥＰＧの一例を示す図である。
【図２】本発明を適用した受信装置の一実施の形態の構成を示す図である。
【図３】受信装置１０の動作について説明するフローチャートである。
【図４】ステップＳ１において表示されるＥＰＧの表示例を示す図である。
【図５】媒体を説明する図である。
【符号の説明】
１０ 受信装置， １１ チューナ， １２ デスクランブラ， １３ ストリーム処理部， １４ ビデオエンコーダ， １５ オーディオデコーダ， １６ インタフェース， １７ Ｄ／Ａ変換器， １８ 受光部， １９ 表示制御部， ２０ 制御部， ２１ 表示部， ３２ リモートコントローラ， ５０ テレビジョン受像機， ７１ 現在日時表示部， ７２ 曜日表示部， ７３ 番組表表示部， ７４ 番組情報表示部， ７５ 操作ガイド表示部
Claims (15)
- ＥＰＧの表示を制御する情報処理装置において、
現在時刻よりも過去の番組、現在時刻を含む番組、および、現在時刻よりも未来の番組を、それぞれ異なる色で表示するための制御を行い、
ユーザが前記ＥＰＧより前記過去の番組を指示した場合には、ユーザに対して放送が終了したことを認識させるようなメッセージを表示し、
ユーザが前記ＥＰＧより前記未来の番組を指示した場合には、更なる番組関連情報を表示する
情報処理装置。 - ユーザにより指示された番組は、さらに異なる色で表示するための制御を行う
請求項１に記載の情報処理装置。 - 上記ユーザにより指示された番組は、カーソルが位置する番組である
請求項２に記載の情報処理装置。 - 上記色は、ユーザの好みの色に設定できる
請求項１に記載の情報処理装置。 - 上記ＥＰＧの表示は、時間が経過しても、常に現在時刻を含む最新のＥＰＧを表示するための制御を行う
請求項１に記載の情報処理装置。 - ＥＰＧの表示を制御する情報処理装置の情報処理方法において、
現在時刻よりも過去の番組、現在時刻を含む番組、および、現在時刻よりも未来の番組を、それぞれ異なる色で表示するための制御を行い、
ユーザが前記ＥＰＧより前記過去の番組を指示した場合には、ユーザに対して放送が終了したことを認識させるようなメッセージを表示し、
ユーザが前記ＥＰＧより前記未来の番組を指示した場合には、更なる番組関連情報を表示する
情報処理方法。 - ユーザにより指示された番組は、さらに異なる色で表示するための制御を行う
請求項６に記載の情報処理方法。 - 上記ユーザにより指示された番組は、カーソルが位置する番組である
請求項７に記載の情報処理方法。 - 上記色は、ユーザの好みの色に設定できる
請求項６に記載の情報処理方法。 - 上記ＥＰＧの表示は、時間が経過しても、常に現在時刻を含む最新のＥＰＧを表示するための制御を行う
請求項６に記載の情報処理方法。 - ＥＰＧの表示を制御する情報処理装置を制御するコンピュータが読み取り可能なプログラムを記録している記録媒体であって、
現在時刻よりも過去の番組、現在時刻を含む番組、および、現在時刻よりも未来の番組を、それぞれ異なる色で表示するための制御を行い、
ユーザが前記ＥＰＧより前記過去の番組を指示した場合には、ユーザに対して放送が終了したことを認識させるようなメッセージを表示し、
ユーザが前記ＥＰＧより前記未来の番組を指示した場合には、更なる番組関連情報を表示する
プログラムが記録されている記録媒体。 - ユーザにより指示された番組は、さらに異なる色で表示するための制御を行う
請求項１１に記載の記録媒体。 - 上記ユーザにより指示された番組は、カーソルが位置する番組である
請求項１２に記載の記録媒体。 - 上記色は、ユーザの好みの色に設定できる
請求項１１に記載の記録媒体。 - 上記ＥＰＧの表示は、時間が経過しても、常に現在時刻を含む最新のＥＰＧを表示するための制御を行う
請求項１１に記載の記録媒体。
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