JP4941529B2 - 羽根車機構及び羽根車機構を用いた集積装置 - Google Patents

羽根車機構及び羽根車機構を用いた集積装置 Download PDF

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Description

本発明は、羽根車機構及び羽根車機構を用いた集積装置に関する。より詳しくは、本発明は、放射状に羽根を設けた羽根車を回転軸に取り付けた羽根車機構に関し、特に紙葉状の媒体を集積する集積装置に用いられる羽根車機構に関する。
たとえば、現金自動預払い機(ATM:Automated Teller Machine)では、入金取引の際、紙幣投入口から投入された紙幣を搬送して集積部に集積し、出金取引の際、紙幣を集積部から繰り出し紙幣投入口まで搬送する。このような紙葉状の媒体を集積したり繰り出したりする集積繰り出し装置には羽根車機構が設けられていて、その回転動作により媒体がスムーズに集積及び繰り出しされるようになっている(たとえば、特許文献1を参照。)。
図8は、特許文献1に開示された差動式部分羽根車機構を用いた紙幣(媒体)集積繰り出し装置の要部構成を示す側面図であり、図8は紙幣集積時の状態を示した集積繰り出し装置の模式図である。図9は、差動式部分羽根車機構の斜視図であり、図10は、図8の集積繰り出し装置90を1−1側から見た正面図である。
集積繰り出し装置90は、紙幣収納容器91を有している。紙幣収納容器91内の上方側にはステージ92が配設され、紙幣Pが搬送路93を通ってステージ92上に集積されるようになっている。ステージ92は昇降可能に設けられていて、該ステージの背面側には紙幣を止めるビルストッパ94が設けられている。ピッカアーム95の一端はピッカローラ96を回転可能に軸支している。ピッカアーム95の他端にはフィードローラ97の回転軸がその回転を受けないように取り付けられている。
無端状の駆動ベルト98は、フィードローラ97の回転軸に取り付けられた歯付きのプーリとピッカローラ96の軸に取り付けられた同じ歯数の歯付きプーリに掛け渡されていて、この駆動ベルト98によりフィードローラ97の回転がピッカローラ96に伝達される。
リバースローラ99は、フィードローラ97とともに紙幣収納容器91の紙幣出入口付近に配置されている。図10に示したように、フィードローラ97は上側の回転軸Ra1に2個設けられ、リバースローラ99は下側の回転軸Ra2に2個設けられている。フィードローラ97とリバースローラ99とは、それぞれ外周全域に亘る溝を有しており、互いの溝により非接触状態で噛み合わされている。
紙幣Pは、集積繰り出し装置90の図示しない紙幣投入口から投入され、フィードローラ97と同軸に配置された搬送ローラ101(図10参照)とプレッシャローラ102(図8参照)とを用いて把持しながら搬送され、搬送路93(図8参照)からステージ92に集積される。
回転軸Ra2には、紙幣収納部91の紙幣出入口側でリバースローラ99の両側に羽根車機構Fが配置される。紙幣収納容器91の紙幣出入口側には、羽根車機構Fに設けられた羽根の先端を紙幣収納容器91に入り込ませるための溝又は穴等が設けられている。
羽根車機構Fは、図9に示したように、回転軸Ra2に固定されて回転軸Ra2と一体に回転する固定式羽根車119、及び回転軸Ra2に回転可能に固定された可動式羽根車129を有している。固定式羽根車119及び可動式羽根車129には、それぞれ外周に約半分の範囲で複数枚の弾力性(可撓性)を有する羽根119a,129aがそれぞれ放射状をなすように設けられており、可動式羽根車129には突起129b、129cが形成されている。
なお、紙幣検知センサ103は、搬送路93を通過する紙幣Pを光学的に検知するセンサであり、上面センサ104は、ステージ92上の最上位の紙幣Pを光学的に検知するセンサである。
上記羽根車機構Fの動作について、図11を参照しながら説明する。図11(a)は、回転軸Ra2を停止した状態を示し、この状態では固定式羽根車119及び可動式羽根車129の羽根119a、129aが回転軸Ra2の外周のほぼ半分の範囲に位置している。
回転軸Ra2が時計回りに回転し始めると、図11(b)に示したように、固定式羽根車119及び可動式羽根車129が回転軸Ra2の回転と一体となって回転し始める。図11(c)まで回転すると、固定式羽根車119及び可動式羽根車129がステージ92上に積層された紙幣Pと接触し、接触負荷により可動式羽根車129の回転は回転せず、固定式羽根車119のみが回転軸Ra2と一体となって時計回りに回転する。このようにして発生した固定式羽根車119と可動式羽根車129との位相のずれが、たとえば180°に達したとき、図11(d)に示したように固定式羽根車119と可動式羽根車129の羽根119a,129aが回転軸Ra2の全周に亘って放射状に回転する。この段階で可動式羽根車129の突起120bとピン130とが当接し(図9参照)、接触負荷より大きな回転力が可動式羽根車129に加わり、図11(d)に示したように、固定式羽根車119とともに可動式羽根車129が再び回転し始める。
所定位置で固定式羽根車119が回転を停止した後、図11(e)に示したようにステージ92を下げると可動式羽根車129の羽根129aと紙幣Pとの接触がなくなり、時計回りの方向に向けて発生しているスプリング131(図9参照)の力により可動式羽根車129が自重して時計回りに回転し(図11(f))、図11(a)の収納状態に戻る。
特開2009−132519号公報
しかしながら、上記羽根車機構Fでは、羽根車が固定式羽根車119及び可動式羽根車129の2つしかないため、紙幣Pを叩く動作を見かけ上連続的に行うためには、羽根を外周の約半分(上記では135°(=45°×3))の角度の範囲に亘って設ける必要がある。そして、紙幣の繰り出し時には、羽根が搬送路93中に入り込まないように退避させるための十分な空間を設けなければならず、退避させるための空間を小さくしてしまうと、回転軸を駆動させるモータの停止のばらつきや羽根の変形等により、羽根が搬送路93中に入り込んでしまうという課題が生じていた。
上記問題に鑑み、本発明は、紙葉状の媒体を集積する集積装置に用いられる羽根車機構の羽根の収納スペースを小さくすることが可能な、羽根車機構及び羽根車機構を用いた集積装置を提供する。
上記課題を解決するために、本発明のある態様によれば、紙葉状の媒体を集積する集積装置内の集積部の近傍に配置され、回転運動により前記媒体の集積を補助する羽根車機構であって、集積装置内の回転軸に固定され、周方向に複数の可撓性の羽根を有する固定式羽根車と、前記回転軸に回転可能に固定され、周方向に複数の可撓性の羽根を有する第1の可動式羽根車と、前記回転軸に回転可能に固定され、周方向に複数の可撓性の羽根を有する第2の可動式羽根車と、前記回転軸が第1の係合位置まで回転したとき前記回転軸と前記第1の可動式羽根車とを係合させることにより、前記第1の可動式羽根車を前記回転軸とともに回転させる第1の係合手段と、前記回転軸が第2の係合位置まで回転したとき前記回転軸と前記第2の可動式羽根車とを係合させることにより、前記第2の可動式羽根車を前記回転軸とともに回転させる第2の係合手段と、を有する羽根車機構が提供される。
かかる構成によれば、羽根車機構には、固定式羽根車、第1の可動式羽根車及び第2の可動式羽根車の3つの羽根車が設けられる。これにより、媒体の集積時、媒体を叩く動作を見かけ上部分的ではなく連続的に行うために、羽根は外周の約3分の1の範囲に設けられていればよい。よって、媒体の繰り出し時、外周の約3分の1に設けられた羽根を納めることができる収納スペースがあればよく、外周の半分程度に設けられた羽根を納める場合よりコンパクトに羽根を収納することができる。この結果、羽根の収納空間を小さくすることができ、この結果、集積装置を小型化することができる。また、羽根の収納空間をコンパクトにすることにより集積装置内の部品の配置を設計する際、設計の自由度を高めることができる。
前記固定式羽根車の複数の羽根、前記第1の可動式羽根車の複数の羽根及び前記第2の可動式羽根車の複数の羽根は、それぞれ周方向の1/3の範囲内に設けられていてもよい。
前記第1の可動式羽根車の羽根は、前記回転軸が前記第1の係合位置まで回転する間に前記集積部に接触して撓むことにより、前記第1の可動式羽根車と前記回転軸との間に回転のずれを生じさせ、前記第2の可動式羽根車の羽根は、前記回転軸が前記第2の係合位置まで回転する間に前記集積部に接触して撓むことにより、前記第2の可動式羽根車と前記回転軸との間に、前記第1の可動式羽根車と前記回転軸との間の回転のずれと異なる大きさの回転のずれを生じさせてもよい。
前記第1の係合手段及び前記第2の係合手段により前記第1の可動式羽根車及び前記第2の可動式羽根車の回転を前記固定軸の回転に合わせたとき、前記固定式羽根車の羽根、前記第1の可動式羽根車の羽根及び前記第2の可動式羽根車の羽根が全周に亘って放射状に展開してもよい。
前記第1の可動式羽根車の羽根及び前記第2の可動式羽根車の羽根は、前記集積部の昇降により該集積部と接触しなくなったとき自重により回転し、前記固定式羽根車の羽根と同じ周方向の1/3の範囲内に収納されてもよい。
前記第1の係合手段は、前記回転軸に設けられた第1の突起と前記第1の可動式羽根車に設けられた第1の突出部とを当接することにより前記回転軸と前記第1の可動式羽根車とを係合させ、前記第2の係合手段は、前記回転軸に設けられた第2の突起と前記第2の可動式羽根車に設けられた第2の突出部とを当接することにより前記回転軸と前記第2の可動式羽根車とを係合させてもよい。
前記回転軸の軸方向に対して中央側に前記固定式羽根車を配置し、端部側に前記第1の可動式羽根車及び前記第2の可動式羽根車を配置してもよい。
前記第2の可動式羽根車は一番外側に配置されていてもよい。
前記第1の可動式羽根車及び前記第2の可動式羽根車を含むn個の可動式羽根車と、360°/(n+1)毎に存在する係合位置にて、前記回転軸と前記n個の可動式羽根車のいずれかを係合させるn個の係合手段とを有し、前記n個の可動式羽根車に設けられた複数の羽根は、それぞれ周方向の1/(n+1)の範囲内に設けられていてもよい。
上記課題を解決するために、本発明の他の態様によれば、上記に記載された羽根車機構を用いて紙葉状の媒体を集積する集積装置であって、前記集積装置は、投入口から投入された媒体を搬送する搬送路と、該搬送路を搬送された媒体を集積する集積部とを有し、前記羽根車機構は、前記搬送路と前記集積部との間であって前記集積部の媒体出入口付近に配設され、前記媒体を前記搬送路から前記集積部に集積する際、前記第1の可動式羽根車及び前記第2の可動式羽根車の回転運動によりそれぞれの羽根で前記媒体の後部を叩き、前記媒体の集積終了後、前記第1の可動式羽根車の羽根及び前記第2の可動式羽根車の羽根が前記集積部の昇降により該集積部と接触しなくなったとき自重により回転し、前記固定式羽根車の羽根と同じ周方向の1/3の範囲内に収納される集積装置が提供される。
以上説明したように本発明によれば、紙葉状の媒体を集積する集積装置に用いられる羽根車機構の羽根の収納スペースを小さくすることができる。
本発明の第1実施形態に係る羽根車機構の斜視図である。 同実施形態に係る可動式羽根車の分解斜視図である。 同実施形態に係る係合手段と羽根車の回転との関係を説明するための図である。 同実施形態に係る集積装置の構成、及び繰り出し時(図5(a))と集積時(図5(b))の動作を説明するための図である。 同実施形態に係る羽根車の動作を説明するための図である。 本発明の第2実施形態に係る羽根車機構の斜視図である。 同実施形態に係る集積装置の正面図のうち主にローラ部分を示した図である。 関連する羽根車機構を配置した集積装置の構成及び繰り出し時の動作を説明するための図である。 関連する羽根車機構の斜視図である。 関連する集積装置の正面図である。 関連する羽根車の動作を説明するための図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
なお、以下の説明では、便宜上、取り扱う媒体を紙幣として説明するが、紙葉状の媒体であれば、紙幣でなくとも債券、証書等でも同様に取り扱うことができる。また、動作説明の便宜上、集積した紙幣を繰り出すピッカローラ等を設けた構成の集積繰り出し装置を説明するが、前記繰り出しのための構成を有さない構成の集積装置にも本発明は適用可能である。
<第1実施形態>
まず、本発明の第1実施形態に係る羽根車機構Gの構成について図1及び図2を参照しながら説明する。図1は、第1実施形態に係る羽根車機構の斜視図である。図2は、同実施形態に係る羽根車の分解斜視図である。
(羽根車機構の構成)
本実施形態に係る羽根車機構Gは、回転軸Ra2上に固定式羽根車10、第1の可動式羽根車20及び第2の可動式羽根車25を有している。固定式羽根車10は、第1の可動式羽根車20と第2の可動式羽根車25との間に位置している。固定式羽根車10は、ねじ等で回転軸Ra2に固定され、回転軸Ra2と一体に回転するようになっている。固定式羽根車10は、回転軸Ra2が貫通するリング部材L1を有し、リング部材L1の外周には約3分の1の範囲で複数枚の可撓性(弾力性)の羽根10a1、10a2、10a3が放射状をなすように植設されている。
一方、第1の可動式羽根車20及び第2の可動式羽根車25は、回転軸Ra2に固定された抑え部材30と各羽根車を介して抑え部材30の反対側に設けられたピン35との間に挟まれて、回転軸Ra2に対して回転可能に固定されている。第1の可動式羽根車20は、回転軸Ra2が貫通するリング部材L2を有し、リング部材L2の外周には約3分の1の範囲で複数枚の可撓性(弾力性)の羽根20a1、20a2、20a3が放射状をなすように植設されている。
第2の可動式羽根車25も同様に、回転軸Ra2が貫通するリング部材L3を有し、リング部材L3の外周には約3分の1の範囲で複数枚の可撓性(弾力性)の羽根25a1、25a2、25a3が放射状をなすように植設されている。
図2にも示したように、リング部材L2の側面には、互いに対向して突起20b及び突起20cが形成され、回転軸Ra2と第1の可動式羽根車20とに所望の回転のずれが生じると回転軸Ra2側に設けられたピン35と当接するようになっている。リング部材L3の側面にも、互いに対向して突起25b及び突起25cが形成され、回転軸Ra2と第2の可動式羽根車25とに所望の回転のずれが生じると回転軸Ra2側に設けられたピン35と当接するようになっている。
図1の駆動ギア45は、ワンウェイクラッチ50を介して回転軸Ra2に取り付けられていて、図示しないモータ(駆動源)の回転を回転軸Ra2に伝える。ワンウェイクラッチ50により、反時計回りの回転のみが回転軸Ra2に伝達されるようになっている。回転軸Ra2には位置出し部材55が固定されている。位置出し部材55には外周部に突出した被検出部55aが形成されていて、位置検知センサ60により発光素子と受光素子を対向させ、この発光素子と受光素子間に被検知部55aが入ったとき発光素子と受光素子との光の状態変化から被検知部55aを検知する。この検知出力に基づき固定式羽根車10の停止位置を制御するようになっている。
スプリング40は、回転軸Ra2の周りに複数回巻かれた状態で、突起20b及び突起25bにそれぞれ固定されていて、第1の可動式羽根車20及び第2の可動式羽根車25を所定の方向に回転させる弾性力を発生する。
(可動式羽根車の動作)
次に、第1の可動式羽根車20及び第2の可動式羽根車25の動作について図3を参照しながら説明する。図3(a)、図3(b)、図3(c)は、第1の可動式羽根車20の側面図である。図3(d)、図3(e)、図3(f)は、第2の可動式羽根車25の側面図である。
図3(a)は、第1の可動式羽根車20を停止した状態を示している。この状態では、第1の可動式羽根車20は、スプリング40の弾性力Spにより反時計回りの方向に引っ張られて反時計回りに回転し、突起20cがピン35と当接する位置(停止位置P1)で停止している。
この状態から図示しないモータにより駆動される駆動ギア45(図1参照)の回転力がワンウェイクラッチ50(図1参照)を介して回転軸Ra2に伝わると、回転軸Ra2が反時計回りに回転する。回転中、図3(b)に示したように、集積された紙幣Pと羽根20a3とが接触すると、接触負荷によって第1の可動式羽根車20の回転が停止し、回転軸Ra2のみ回転する。このため、回転軸Ra2と第1の可動式羽根車20との間に位相ずれ(位相差)が発生する。そして、この位相ずれが約120°になったとき、図3(c)のように突起20bとピン35とが当接し、接触負荷よりも大きい回転力が発生し、第1の可動式羽根車20は、再び回転軸Ra2とともに回転を始める。
図3(d)〜図3(f)に示した第2の可動式羽根車25は、第1の可動式羽根車20に対して突起25bの位置のみ異なる。これによって、第2の可動式羽根車25では、第1の可動式羽根車20の場合よりも大きな位相ずれ(約240°)が生じる。よって、第2の可動式羽根車25では、第1の可動式羽根車20の場合より大きな位相ずれが生じたときに接触負荷よりも大きい回転力が発生し、第2の可動式羽根車25は、再び回転軸Ra2とともに回転を始める。
なお、突起20bとピン35とが当接した位置は第1の係合位置P2に相当し、突起25bとピン35とが当接した位置は第2の係合位置P3に相当する。第1の係合手段は、回転軸Ra2に設けられた第1の突起(ピン35)と第1の可動式羽根車20に設けられた第1の突出部(突起20b)とを当接することにより回転軸Ra2と第1の可動式羽根車20とを係合させる。第2の係合手段は、回転軸Ra2に設けられた第2の突起(ピン35)と第2の可動式羽根車25に設けられた第2の突出部(突起25b)とを当接することにより回転軸Ra2と第2の可動式羽根車25とを係合させる。
(集積繰り出し装置の構成及び動作)
次に、図4を参照しながら羽根車機構Gを設置した集積繰り出し装置100の構成及び動作について説明する。図4(a)は集積繰り出し装置100の繰り出しの状態を示し、図4(b)は集積繰り出し装置100の集積の状態を示している。なお、以下に説明する各部の動作は、図示しない記憶部に格納されたプログラム(ソフトウェア)に基づいて図示しない制御部により制御されるものとする。
(集積繰り出し装置の構成)
本実施形態に係る集積繰り出し装置100は、羽根車機構を用いて紙葉状の媒体を集積する集積装置の一例である。集積繰り出し装置100は、紙幣収納容器18を有している。紙幣収納容器18内の上方側にはステージ14が配設され、紙幣Pが搬送路15を通ってステージ14上に集積されるようになっている。ステージ14は昇降可能に設けられている。ビルストッパ16は、紙幣収納容器18に設けられた紙幣出入口と対向するように紙幣収納容器18の後部内面に設けられている。ビルストッパ16は、フィードローラ11及びリバースローラ12により紙幣収納容器18に送り込まれる紙幣Pを衝突させて止めるもので、図示しないスプリング等が設けられており、衝突した紙幣Pの運動エネルギーを吸収するようになっている。
ステージ14の上方に設けられたピッカアーム19の一端はピッカローラ13を回転可能に軸支している。ピッカアーム19の他端にはフィードローラ11の回転軸がその回転を受けないように取り付けられている。なお、ステージ14は、紙葉状の媒体を集積する集積装置(集積繰り出し装置)内の集積部に相当する。
無端状の駆動ベルト17は、フィードローラ11の回転軸に取り付けられた歯付きのプーリとピッカローラ13の軸に取り付けられた同じ歯数の歯付きプーリに掛け渡されていて、この駆動ベルト17によりフィードローラ11の回転がピッカローラ13に伝達される。
リバースローラ12は、フィードローラ11とともに紙幣収納容器18の紙幣出入口付近に配置されている。図示していないが、フィードローラ11は上側の回転軸に2個設けられ、リバースローラ12は下側の回転軸Ra2に2個設けられている。フィードローラ11とリバースローラ12とは、それぞれ外周全域に亘る溝を有しており、互いの溝により非接触状態で噛み合わされている。
搬送路15は、ステージ14上に集積される紙幣Pを紙幣収納容器18に搬送するために紙幣出入口側に設けられている。紙幣Pは、集積繰り出し装置100の図示しない紙幣投入口から投入され、フィードローラ11と同軸に配置された搬送ローラ(図示せず)とプレッシャローラ(図示せず)とを用いて把持しながら搬送され、搬送路15からステージ14に集積される。
紙幣収納容器18の紙幣出入口側で搬送路15の下側には、リバースローラ12と同軸上(回転軸Ra2上)に羽根車機構Gが設けられている。紙幣収納容器18の紙幣出入口側には、羽根車機構Gに設けられた羽根の先端を紙幣収納容器18に入り込ませるための溝又は穴等が設けられている。
紙幣検知センサ22は、搬送路15を通過する紙幣Pを光学的に検知するセンサであり、上面センサ23は、ステージ14上の最上位の紙幣Pを光学的に検知するセンサである。
(集積繰り出し装置の動作)
次に、集積繰り出し装置100の動作について説明する。まず、図4(a)に示した紙幣Pの繰り出し時には、図1に示した回転軸Ra2に固定されている位置出し部材55の被検知部55aが位置検知センサ60で検知された位置で固定式羽根車10が停止され、固定式羽根車10の羽根10a1〜10a3、第1の可動式羽根車20の羽根20a1〜20a3及び第2の可動式羽根車25の羽根25a1〜25a3が回転軸Ra2の外周の約3分の1の範囲に位置して搬送路15に入り込まないように退避している。
この状態でステージ14を上昇させて、ステージ14上の最上位の紙幣Pをピッカローラ13に当接させた後、フィードローラ11を図示しないモータにより時計回りに回転させる。フィードローラ11の回転は、駆動ベルト17によりピッカローラ13に伝えられ、ピッカローラ13が時計回りに回転する。これにより、紙幣Pが紙幣収納容器18から繰り出されて、フィードローラ11側に送られる。
このとき、固定式羽根車10、第1及び第2の可動式羽根車20,25、及びリバースローラ12を取り付けた回転軸Ra2にはワンウェイクラッチ50により前記モータの回転が伝わらないので、固定式羽根車10、第1及び第2の可動式羽根車20,25、及びリバースローラ12は回転しない。したがって、繰り出し時には、固定式羽根車10の羽根10a1〜10a3、第1の可動式羽根車20の羽根20a1〜20a3及び第2の可動式羽根車25の羽根25a1〜25a3の退避状態は保たれる。この結果、紙幣Pは、フィードローラ11の回転により搬送路15に送られ、フィードローラ11と同軸に実装されている搬送ローラとプレッシャローラにより把持されながら搬送され、さらに図示しない搬送手段により搬送されていく。
図4(b)に示した紙幣集積時には、ステージ14を最上位の紙幣Pを上面センサ23により検知されない位置まで下降させて待機させ、フィードローラ11を図示しないモータにより反時計回りに回転させる。このとき、固定式羽根車10、第1及び第2の可動式羽根車20,25、及びリバースローラ12は取り付けられた回転軸Ra2には、前記モータの回転が伝えられ、固定式羽根車10とリバースローラ12とは、退避状態から時計回りに回転を開始する(図5(a))。以下、図5(a)〜図5(f)を参照して説明する。
回転軸Ra2に固定されたピン35が第1及び第2の可動式羽根車20,25の突起20b、25bに突き当たって係合すると、図5(b)に示したように、固定式羽根車10とともに第1及び第2の可動式羽根車20,25が回転する。この状態で、紙幣Pが搬送路15を搬送されてくると、その搬送されてきた紙幣Pはフィードローラ11とリバースローラ12とに把持され、フィードローラ11とリバースローラ12との回転により紙幣収納容器18内に送り込まれる。
紙幣収納容器18内に送り込まれた紙幣Pは、ビルストッパ16に衝突して止められ落下するが、その際、紙幣Pの後端は図5(c)に示したように、固定式羽根車10の羽根10a1〜10a3と、第1及び第2の可動式羽根車20,25の羽根20a1〜20a3,25a1〜25a3とにより叩かれ、ステージ14上の紙幣Pの上に押さえつけられ、後続の紙幣Pの集積の妨げにならないように整列させられる。
第1の可動式羽根車20の羽根20a1〜20a3は、回転軸Ra2が第1の係合位置P2まで回転するまでの間にステージ14に接触して撓むことにより、第1の可動式羽根車20と回転軸Ra2との間に回転のずれを生じさせる。また、第2の可動式羽根車25の羽根25a1〜25a3は、回転軸Ra2が第2の係合位置P3まで回転するまでの間にステージ14に接触して撓むことにより、第2の可動式羽根車25と回転軸Ra2との間に、第1の可動式羽根車20と回転軸Ra2との間の回転のずれより大きな回転のずれを生じさせる。
そして、第1の係合手段(突起20bとピン35との当接)及び第2の係合手段(突起25bとピン35との当接)により第1の可動式羽根車20及び第2の可動式羽根車25の回転を回転軸Ra2の回転(すなわち、固定式羽根車10の回転)に合わせたとき、図5(d)に示したように、固定式羽根車10の羽根10a1〜10a3、第1の可動式羽根車20の羽根20a1〜20a3及び第2の可動式羽根車25の羽根25a1〜25a3が全周に亘って放射状に展開する。
集積が終了すると、回転軸Ra2に固定されている位置出し部材55の被検知部55aが位置検知センサ60で検知された位置で、固定式羽根車10が停止するようにモータが停止される。
そして、ステージ14の昇降により各羽根20a1〜20a3,25a1〜25a3がステージ14に接触しなくなったとき、各羽根20a1〜20a3,25a1〜25a3は、スプリング40の弾性力により自重して時計回りに回転し(図5(e))、固定式羽根車10の羽根10a1〜10a3が収納された範囲と同じ周方向の約1/3の範囲内に収納される(図5(f))。このようにして、羽根車機構Gは、ステージ14の近傍に配置され、回転運動により紙幣Pの集積を補助する。
以上に説明したように、本実施形態に係る羽根車機構Gでは、固定式羽根車10、第1の可動式羽根車20及び第2の可動式羽根車25の3つの羽根車を用いて紙幣Pの集積を行った。これにより、紙幣Pを叩く動作を見かけ上、部分的ではなく連続的に行うために、各羽根は外周の約3分の1(本実施形態では、80度(=40×2))の角度の範囲に取り付けられていればよい。よって、媒体の繰り出し時、外周の約3分の1に設けられた羽根を納めることができる収納スペースがあればよく、外周の半分程度に設けられた羽根を納めることができるような大きな収納スペースは必要でなくなる。この結果、羽根の収納空間をコンパクトにすることにより集積繰り出し装置100を小型化することができる。また、羽根の収納空間をコンパクトにすることにより集積繰り出し装置100内の部品の配置を設計する際の自由度を高めることができる。
<第2実施形態>
本発明の第2実施形態に係る羽根車機構Gの基本的構成は第1実施形態に係る羽根車機構Gと同様である。つまり、第2実施形態に係る羽根車機構Gは、図6及び図7に示したように、固定式羽根車10、第1の可動式羽根車20及び第2の可動式羽根車25の軸方向の配置位置のみ異なっている。
つまり、第1実施形態に係る羽根車機構Gでは、図1に示したように、固定式羽根車10に対して両側に第1の可動式羽根車20及び第2の可動式羽根車25が配置されている。これに対して、第2実施形態に係る羽根車機構Gでは、図6に示したように、回転軸Ra2の軸方向に対して中央側に固定式羽根車10が配置され、端部側に第1の可動式羽根車20及び第2の可動式羽根車25が配置されている。第2の可動式羽根車25は、一番外側に配置されている。
図7に示したように、フィードローラ11は上側の回転軸Ra1に2個設けられ、リバースローラ12は下側の回転軸Ra2に2個設けられている。フィードローラ11とリバースローラ12とは、それぞれ外周全域に亘る溝を有しており、互いの溝により非接触状態で噛み合わされている。固定式羽根車10、第1の可動式羽根車20及び第2の可動式羽根車25もそれぞれ2個ずつ設けられている。
紙幣Pは、集積繰り出し装置100の図示しない紙幣投入口から投入され、図7(a)に示したように、フィードローラ11と同軸に配置された搬送ローラ31とリバースローラ12とを用いて把持しながら搬送され、搬送路15からステージ14に集積される。
その際、本実施形態では、固定式羽根車10が第1の可動式羽根車20及び第2の可動式羽根車25より中央側(リバースローラ12側)に設けられているため、特にU字や逆U字等にカールしたクセのある紙幣Pが放出されたときであっても、図7(b)に示したように、固定式羽根車10が先行して紙幣Pを叩く。そして、図7(c)に示したように、固定式羽根車10の次に第1の可動式羽根車20が紙幣Pを叩き、最後に第2の可動式羽根車25が紙幣Pの後端を叩く。これにより、羽根車の羽根が紙幣Pを水平に伸ばしながら叩き落とし引き寄せることが可能となる。
本実施形態においても集積繰り出し装置は、図4の第1実施形態と同様に、投入口から投入された紙幣Pを搬送する搬送路15と、搬送路15を搬送された紙幣Pを集積するステージ14とを有し、羽根車機構Gは、搬送路15とステージ14との間であってステージ14の媒体出入口付近に配設される。紙幣Pを搬送路15からステージ14に送り込む際、第1の可動式羽根車20及び第2の可動式羽根車25の回転運動によりそれぞれの羽根で紙幣Pの後部を叩き、紙幣Pの集積終了後、第1の可動式羽根車20の羽根20a1〜20a3及び第2の可動式羽根車25の羽根25a1〜25a3がステージ14の昇降によりステージ14と接触しなくなったとき自重により回転し、固定式羽根車10の羽根10a1〜10a3と同じ周方向の1/3の範囲内に収納される。

以上に説明したように、本実施形態に係る羽根車機構Gによれば、固定式羽根車10を第1の可動式羽根車20及び第2の可動式羽根車25より中央側に配置した。これにより、U字や逆U字等にカールしたクセのある紙幣Pが放出されたときであっても、中央から外側へ順に紙幣Pを抑えることができる。このため、紙幣Pを水平に伸ばしながら叩き落とし引き寄せることができる。この結果、より安定した紙幣Pの集積が可能となる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されないことは言うまでもない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記実施形態に係る羽根車機構では、1個の固定式羽根車と2個の可動式羽根車を用いた。しかしながら、本発明に係る羽根車機構はこれに限られず、1個の固定式羽根車とn個の可動式羽根車とを有していてもよい。この場合、係合位置は、360°/(n+1)毎に存在し、それらの係合位置にて回転軸とn個の可動式羽根車のいずれかを係合させるn個の係合手段を有する。n個の可動式羽根車に設けられた複数の羽根は、それぞれ周方向の1/(n+1)の範囲内に設けられていてもよい。これにより、より小さい空間内に羽根を退避させることができる。
10 固定式羽根車
14 ステージ
15 搬送路
18 紙幣収納容器
10a1、10a2、10a3 羽根
20 第1の可動式羽根車
20a1、20a2、20a3 羽根
20b、20c 突起
25 第2の可動式羽根車
25a1、25a2、25a3 羽根
25b、25c 突起
35 ピン
40 スプリング
100 集積繰り出し装置
G 羽根車機構
P 紙幣
Ra2 回転軸

Claims (10)

  1. 紙葉状の媒体を集積する集積装置内の集積部の近傍に配置され、回転運動により前記媒体の集積を補助する羽根車機構であって、
    集積装置内の回転軸に固定され、周方向に複数の可撓性の羽根を有する固定式羽根車と、
    前記回転軸に回転可能に固定され、周方向に複数の可撓性の羽根を有する第1の可動式羽根車と、
    前記回転軸に回転可能に固定され、周方向に複数の可撓性の羽根を有する第2の可動式羽根車と、
    前記回転軸が第1の係合位置まで回転したとき前記回転軸と前記第1の可動式羽根車とを係合させることにより、前記第1の可動式羽根車を前記回転軸とともに回転させる第1の係合手段と、
    前記回転軸が第2の係合位置まで回転したとき前記回転軸と前記第2の可動式羽根車とを係合させることにより、前記第2の可動式羽根車を前記回転軸とともに回転させる第2の係合手段と、を備える羽根車機構。
  2. 前記固定式羽根車の複数の羽根、前記第1の可動式羽根車の複数の羽根及び前記第2の可動式羽根車の複数の羽根は、それぞれ周方向の1/3の範囲内に設けられている請求項1に記載の羽根車機構。
  3. 前記第1の可動式羽根車の羽根は、前記回転軸が前記第1の係合位置まで回転する間に前記集積部に接触して撓むことにより、前記第1の可動式羽根車と前記回転軸との間に回転のずれを生じさせ、
    前記第2の可動式羽根車の羽根は、前記回転軸が前記第2の係合位置まで回転する間に前記集積部に接触して撓むことにより、前記第2の可動式羽根車と前記回転軸との間に、前記第1の可動式羽根車と前記回転軸との間の回転のずれと異なる大きさの回転のずれを生じさせる請求項1又は請求項2に記載の羽根車機構。
  4. 前記第1の係合手段及び前記第2の係合手段により前記第1の可動式羽根車及び前記第2の可動式羽根車の回転を前記固定軸の回転に合わせたとき、前記固定式羽根車の羽根、前記第1の可動式羽根車の羽根及び前記第2の可動式羽根車の羽根が全周に亘って放射状に展開する請求項1〜3のいずれか一項に記載の羽根車機構。
  5. 前記第1の可動式羽根車の羽根及び前記第2の可動式羽根車の羽根は、前記集積部の昇降により該集積部と接触しなくなったとき自重により回転し、前記固定式羽根車の羽根と同じ周方向の1/3の範囲内に収納される請求項1〜4のいずれか一項に記載の羽根車機構。
  6. 前記第1の係合手段は、前記回転軸に設けられた第1の突起と前記第1の可動式羽根車に設けられた第1の突出部とを当接することにより前記回転軸と前記第1の可動式羽根車とを係合させ、
    前記第2の係合手段は、前記回転軸に設けられた第2の突起と前記第2の可動式羽根車に設けられた第2の突出部とを当接することにより前記回転軸と前記第2の可動式羽根車とを係合させる請求項1〜5のいずれか一項に記載の羽根車機構。
  7. 前記回転軸の軸方向に対して中央側に前記固定式羽根車を配置し、端部側に前記第1の可動式羽根車及び前記第2の可動式羽根車を配置する請求項1〜6のいずれか一項に記載の羽根車機構。
  8. 前記第2の可動式羽根車は一番外側に配置されている請求項7に記載の羽根車機構。
  9. 前記第1の可動式羽根車及び前記第2の可動式羽根車を含むn個の可動式羽根車と、360°/(n+1)毎に存在する係合位置にて、前記回転軸と前記n個の可動式羽根車のいずれかを係合させるn個の係合手段とを備え、
    前記n個の可動式羽根車に設けられた複数の羽根は、それぞれ周方向の1/(n+1)の範囲内に設けられている請求項1〜8のいずれか一項に記載の羽根車機構。
  10. 請求項1〜8のいずれか一項に記載された羽根車機構を用いて紙葉状の媒体を集積する集積装置であって、
    前記集積装置は、投入口から投入された媒体を搬送する搬送路と、該搬送路を搬送された媒体を集積する集積部とを有し、
    前記羽根車機構は、前記搬送路と前記集積部との間であって前記集積部の媒体出入口付近に配設され、
    前記媒体を前記搬送路から前記集積部に集積する際、前記第1の可動式羽根車及び前記第2の可動式羽根車の回転運動によりそれぞれの羽根で前記媒体の後部を叩き、
    前記媒体の集積終了後、前記第1の可動式羽根車の羽根及び前記第2の可動式羽根車の羽根が前記集積部の昇降により該集積部と接触しなくなったとき自重により回転し、前記固定式羽根車の羽根と同じ周方向の1/3の範囲内に収納される集積装置。
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