JP2017134640A - 紙葉類処理装置、およびこれに用いられる羽根車 - Google Patents

紙葉類処理装置、およびこれに用いられる羽根車 Download PDF

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Abstract

【課題】羽根の機械的強度の低下を招くことのない羽根車、およびこの羽根車を用いて紙葉類を安定して積み重ねて収納することが可能で、かつ、積み重ねられた紙葉類を安定して繰り出すことが可能な紙葉類処理装置を提供する。
【解決手段】搬送路を介して搬送されてきた紙葉類を取り込んで収納するとともに必要に応じて積み重ねた紙葉類を搬送路に繰り出す繰出し手段を有する収納庫を備えた紙葉類処理装置の前記収納庫に取り込まれた紙葉類を叩いて次に取り込まれる紙葉類の収納待機空間を形成する羽根車20であって、羽根車20の羽根22を、径外方向に進出した進出位置と進出位置から退避した退避位置との間を移動可能な可動式の羽根として形成し、羽根22が紙葉類取り込み時の回転方向後方側に倒れ込むのを規制するストッパ23を備え、紙葉類の取り込み時には羽根22が進出位置に進出し、紙葉類の繰り出し時には羽根22を退避位置に退避させて繰り出される紙葉類の搬送に悪影響を及ぼすのを防止する。
【選択図】図1

Description

この発明は、紙幣等の紙葉類を積み重ねて収納し、必要に応じて積み重ねられた紙葉類を繰り出す紙葉類処理装置、およびこの紙葉類処理装置に紙葉類を安定して収納するために用いられる羽根車に関する。
この種の紙葉類処理装置として、例えば硬貨処理装置と一体となった釣銭機としてスーパーマーケットなどに設置された紙幣処理装置が知られている。この紙幣処理装置は、入金された紙幣を自動的に内部に取り込んで収納庫に積み重ねて収納するとともに、上位装置(釣銭機)からの指令に応じてその収納庫から紙幣を繰り出す(出金)するように構成されている。
図5は、前記釣銭機に用いられる紙幣処理装置1の概略構成を示す。この紙幣処理装置1は、入金口1aから入金された紙幣を搬送する複数の搬送ローラ2Aを有する搬送路2と、搬送路2に沿って搬送される紙幣を金種別に積み重ねて収納する金種別の収納庫3,4を有している。収納庫3は、釣銭に使用する千円札を収納する収納庫である。収納庫4は、他の金種の紙幣を一括して収納する収納庫である。また、搬送路2に沿って収納庫3,4に収納された紙幣の金種と枚数を確認するための精査庫5が設けられている。前記搬送路2には、入金された紙幣の金種を判別する鑑別部6が配置され、また、紙幣の搬送方向を切り換える切換ゲート7が配置されている。なお、Sa〜Seは搬送路2上の紙幣の通過を検知するセンサ、S1,S2は搬送路2と各収納庫3,4との間の通路上の紙幣の通過を検知するセンサである。
このような構成の紙幣処理装置1は、センサSaにより投入口1に入金された紙幣を検知すると搬送ローラ2Aを駆動して当該紙幣を取り込み、鑑別部6によって正偽および金種の判別を行なったうえで「正」と判別された紙幣をその金種に応じた収納庫3,4に収納し、「偽」と判別された紙幣を出金口1bに返却する。上位装置(釣銭機)からの出金指令が与えられると、収納庫3,4から必要な枚数の紙幣を繰り出して出金口1bに出金する。この出金途中においても鑑別部6によって真偽の判別を行い、「偽」と判別された紙幣は精査庫5に収納したうえで再度収納庫3から紙幣を繰り出す。
図6は収納庫3の構成および動作を示す概略図である。収納庫3は、収納庫筐体30内で円錐バネ31により付勢された底板32と、左右に往復動自在であって、紙幣Bの長手方向両縁に当接する一対の腕部の間の中央部が中抜き開口として形成されたプッシャー板33と、プッシャー板33の中抜き開口の中央部に位置して紙幣Bの中央部に当接する態様で収納庫筐体30内に固定された固定板34とを有している。収納庫筐体30の紙幣入口30aの近傍には分離ローラ8と阻止ローラ9とが対向配置され、収納庫筐体30内の固定板34には、その周縁の一部が収納待機空間35に突出する態様で繰出しローラ10が固定されている。また、阻止ローラ9の回転軸(不図示)と同軸上に配設された羽根車軸111には円周上に分散して複数の羽根110を有する羽根車11が固着されている。複数の羽根110は、羽根車11の径外方向に進出した進出位置に固定されている。
かかる構成の収納庫3は、待機状態でプッシャー板33が、図6の(a)に示す位置の待機位置に移動して収納待機空間35を形成している。かかる状態で入金口1aに入金された紙幣B(千円の正札)をセンサSaが検知すると搬送路2の搬送ローラ2Aを駆動して搬送する。搬送路2を介して収納庫3に搬送されてきた紙幣BがセンサS1にて検知されると分離ローラ8と阻止ローラ9とがそれぞれ逆方向に回転するように同期駆動される。図6の(a)の場合、分離ローラ8が時計回りの方向に回転し、阻止ローラ9が反時計回りの方向に回転して紙幣Bを、図6の(b)に示すように、収納庫3の収納待機空間35に取り込む。この場合、羽根車11も反時計回りの方向に回転しており、羽根110が収納待機空間35に向けて搬送される紙幣Bに当接すると紙幣Bを撫でるように撓んで紙幣Bの取り込みを補助する。そして、紙幣Bが収納待機空間35に取り込まれると羽根車11の羽根110は、図6の(c)に示すように、紙幣Bの後端(図6では上端)を叩いてプッシャー板33側に押し付けて次に収納される紙幣Bの収納待機空間35を形成する。
紙幣処理装置1への紙幣Bの入金が終了すると、プッシャー板33が固定板34に向けて移動を開始するとともにプッシャー板33の中抜き開口を通る態様の固定板34を越えて移動(図6の場合には左方向への往動)する。プッシャー板33の往動により収納待機空間35に一時保留された紙幣Bもプッシャー板33に押圧されて固定板34に向けて移動する。プッシャー板33の往動途中において固定板34に当接した紙幣Bは、その長手方向の中央部が前記固定板34とプッシャー板33の移動に伴って円錐ばね31により付勢された底板32と間に前記円錐ばね31の圧力を受けて挟持される一方、引き続くプッシャー板33の往動により長手方向の両縁が湾曲してプッシャー板33を通過すると平らな状態に復元する。そして、プッシャー板33が待機位置への復動を開始すると、その復動途中において固定板34と底板32に挟持された紙幣Bの長手方向の両縁にプッシャー板33が当接してプッシャー板33と底板32とにより紙幣Bを挟持して待機位置に復帰する。これにより、収納待機空間35を確保したうえで入金された紙幣Bを積み重ねて収納する。
前記収納庫3からの出金の際には、プッシャー板33が固定板34の近傍まで往動して積み重ねられた紙幣Bのうちの最上位の紙幣Bを円錐バネ31の付勢力により繰出しローラ10に当接させたうえで繰出しローラ10を回転(図6の場合には反時計回りの方向)させる。繰出しローラ10により繰り出された紙幣Bは、繰出しローラ10の回転と同時に同期駆動される分離ローラ8と阻止ローラ9(取り込み時とは逆方向に回転)との間を通過する際、阻止ローラ9が一方向クラッチによって一方向(図6の場合には時計回りの方向)のみに回転するように構成されて停止していることにより最上位の紙幣Bに重なって繰出された最上位から2番目の紙幣Bの通過が阻止される。このようにして、繰出しローラ10により繰り出された最上位の紙幣Bのみが搬送路2(図5)に向けて繰り出されて出金口2bに出金される。
ここで、収納庫3からの出金の際、羽根車軸111に固定された羽根車11は時計回りの方向に回転し、羽根車11の羽根110が繰出しローラ10により繰り出される紙幣Bの搬送の妨げとならないように構成されている。
ところで、羽根車11の羽根110の長さは、紙幣Bを収納庫3内に収納する際に収納庫3に取り込まれた紙幣を叩いて所定方向に押し込んで次に入金される紙幣の収納待機空間を形成するために径外方向に進出するように比較的長い寸法に定められており、収納庫筐体30の紙幣入口30a近傍の紙幣の搬送通路(収納庫3に取り込む紙幣Bが通過するとともに収納庫3から繰り出される紙幣Bが通過する搬送通路)上に突出するように構成されているのが一般的である。このため、繰出しローラ10により繰り出される紙幣Bに羽根110が衝突することは避けられず、紙幣Bにダメージを与えてしまう。また、羽根車11の羽根110が搬送通路に進出するタイミングと繰出しローラ10により繰り出される紙幣Bが搬送通路を通過するタイミングによっては紙幣Bの先端に折れを生じたり、紙幣Bの搬送姿勢を乱してしまうおそれがあり、当該紙幣Bを出金口1bに向けて搬送する搬送路2の途上で紙幣の詰まりが起きてしまうという不具合を惹起する。
かかる不具合を解決するものとして、特許文献1で代表されるように、羽根の根元側を薄くして弾力性を弱くしたもの、特許文献2で代表されるように、羽根車の円周上の所定位置にのみ羽根を設け、出金時には搬送面側に羽根の無い箇所を位置させて紙幣の搬送を妨げないもの、特許文献3で代表されるように、羽根車の回転時の遠心力により羽根が伸縮する態様で羽根を折り畳み可能に形成し、紙幣の収納時には羽根が伸びる一方、出金時には羽根が畳まれて搬送路に突出しないようにしたものなどが知られている。
特開2012−252487号公報 特開2010−173759号公報 特開2008−105859号公報
前述した特許文献1〜3に開示された発明においては、出金時の不具合を解消するようにした点で優れている。しかしながら、特許文献1においては繰り出される紙幣へのダメージを低減できるものの羽根車の羽根が紙幣に衝突することは避けられず、また、羽根の機械的強度が低下して羽根車の寿命が短くなるという課題を有する。また、特許文献2においては羽根車の回転角度を検出するセンサを追加装備せねばならないとともに羽根の無い箇所が存在するので、紙幣を収納庫に取り込んで収納する際には紙幣が自由に動き得る、すなわち、羽根で紙幣を所定方向に押し付けることができないことから紙幣を安定して積み重ねて収納することができなくなるおそれがあるという課題を有する。また、特許文献3においては、羽根を伸縮させねばならないことから機械的強度が低下して羽根車の寿命が短くなるという課題を有する。
本発明は上記の点に鑑みなされたものであり、その目的は前記課題を解決し、羽根の機械的強度の低下を招くことのない羽根車、およびこの羽根車を用いて紙葉類を安定して積み重ねて収納することが可能で、かつ、積み重ねられた紙葉類を安定して繰り出すことが可能な紙葉類処理装置を提供することにある。
上記目的を達成するために請求項1にかかる発明は、搬送路を介して搬送されてきた紙葉類を取り込んで収納するとともに必要に応じて積み重ねた紙葉類を搬送路に繰り出す繰出し手段を有する収納庫を備えた紙葉類処理装置の前記収納庫に取り込まれた紙葉類を叩いて次に取り込まれる紙葉類の収納待機空間を形成する羽根車であって、前記羽根車の羽根は径外方向に進出した進出位置と進出位置から退避した退避位置との間を移動可能な可動式の羽根として形成され、前記羽根が紙葉類の取り込み時の回転方向後方側に倒れ込むのを規制するとともに紙葉類の繰り出し時の回転方向後方側に倒れ込んで退避することを許容する規制手段を備えてなることを特徴とする。
また、請求項2に係る発明は、請求項1に記載の羽根車において、羽根車は、正逆転する回転軸に固定されたボスと、このボスに基端部が回転可能に軸支された羽根と、前記羽根の近傍に位置して羽根の可動を規制する規制手段としてのストッパとからなることを特徴とする。
また、請求項3に係る発明は、搬送路を介して搬送されてきた紙葉類を取り込んで収納するとともに必要に応じて積み重ねた紙葉類を搬送路に繰り出す繰出し手段を有する収納庫を備えた紙葉類処理装置であって、前記収納庫に取り込まれた紙葉類を叩いて次に取り込まれる紙葉類の収納空間を形成する羽根車は、請求項1または2に記載の羽根車であることを特徴とする。
本発明によれば、搬送路を介して搬送されてきた紙葉類を取り込んで収納するとともに必要に応じて積み重ねた紙葉類を搬送路に繰り出す繰出し手段を有する収納庫を備えた紙葉類処理装置の前記収納庫に取り込まれた紙葉類を叩いて次に取り込まれる紙葉類の収納待機空間を形成する羽根車であって、前記羽根車の羽根は径外方向に進出した進出位置と進出位置から退避した退避位置との間を移動可能な可動式の羽根として形成され、前記羽根が紙葉類の取り込み時の回転方向後方側に倒れ込むのを規制するとともに紙葉類の繰り出し時の回転方向後方側に倒れ込んで退避することを許容する規制手段を備えてなることにより、搬送路を搬送されてきた紙葉類の取り込み時には羽根車の可動式の羽根が遠心力により放射状に伸びて径外方向に進出した進出位置に規制された状態で安定して紙葉類を叩いて所定方向に押し込む一方、紙葉類を繰り出す時には進出位置から退避する退避位置に倒れ込んで繰り出される紙葉類に衝突することがないので、羽根車の機械的強度の低下を招くことなく紙葉類を安定して積み重ねて収納することができるとともに、積み重ねられた紙葉類を安定して繰り出すことができるという効果を奏する。
本発明の実施の形態に係る羽根車の斜視図である。 図1の羽根車の分解斜視図である。 本発明の実施に係る羽根車の動作を示し、(a)は紙葉類取り込み時の羽根車の動作説明図、(b)は繰り出し時の羽根車の動作説明図である。 本発明の羽根車の変形例を示す概略図である。 本発明の実施対象の紙幣処理装置(紙葉類処理装置)の概略構成図である。 図5の収納庫の構成および動作を示し、(a)は待機時の概略図、(b)は搬送路から搬送されてきた紙幣(紙葉類)の取り込み途中の概略図、(c)は搬送路から搬送されてきた紙幣(紙葉類)の取り込み終了直前の概略図である。
以下、本発明の実施の形態に係る羽根車を図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る羽根車を示し、図2は図1の羽根車の分解斜視図である。なお、紙幣処理装置(紙葉類処理装置)および収納庫の構成は図5、図6に示したものと同一であるので、ここでは重複する説明は省略するが、図6の繰出しローラ10が請求項1,3の繰出し手段である。
図1,図2に示すように、本実施の形態に係る羽根車20は、羽根車軸111に固定されたボス21、このボス21に可動に軸支された羽根22、ボス21に設けられるとともに羽根22の可動範囲を定めるストッパ23を主要構成としてなり、この実施の形態では羽根22の脱落を防止するためのカバー24を備えている。
ボス21は、羽根車軸111に固着されるとともに羽根車軸111とともに正逆転するものである。ボス21の面には等間隔に軸孔211が穿孔され、各軸孔211の近傍にはボス21の面から突出したストッパ23が設けられている。
羽根22は、回転中心となる円柱状の基端部221と、この基端部221の円周面から延在する短冊状の翼片222とからなる。この羽根22は、硬質の合成樹脂からなる基端部221に軟質の合成樹脂からなる翼片222を一体に形成した合成樹脂製になる。基端部221の径は、ボス21に穿孔された軸孔211(図2参照)の径よりも小さく定められており、基端部221が軸孔211に遊嵌されるように構成されている。また、基端部221の翼片222からの長さは、基端部221の先端がボス21の軸孔211の底部に当接した際に翼片222がボス21の面に当接することがないように定められている。ボス21の軸孔211に基端部221が遊嵌された羽根22は、羽根車軸111が回転することにより翼片222が遠心力により基端部221を中心として放射状に伸びて径外方向に進出する進出位置とこの進出位置から退避する退避位置との間を移動可能なように構成されている。
ストッパ23は、羽根車20の羽根22の可動範囲を定めるものであって、請求項1の規制手段を構成する。このストッパ23は、羽根車20の回転により端部221を中心に放射状に伸びて径外方向に進出した羽根22を、羽根車20の回転方向に応じて進出位置にから倒れ込むのを規制、或いは倒れ込みを許容するものであり、具体的には羽根車20が紙葉類を取り込み時の回転方向に回転する際に進出位置に進出した羽根22(翼片222)が紙葉類を取り込み時の回転方向後方側に倒れ込むのを規制する一方、羽根車20が紙葉類の繰り出し時の回転方向に回転する際に進出位置に進出した羽根22(翼片222)が紙葉類の繰り出し時の回転方向後方に倒れ込んで進出位置から退避するのを許容するものである。このストッパ23は、ボス21に一体に形成してもよく、また、ボス21とは別個に形成された部材をボス21に穿孔した孔に嵌合させてもよいものである。
カバー24は、可動式に形成された羽根22の脱落を防止するものであり、羽根22の基端部221の他方を保持する態様で羽根車軸111に固着されている。
次に、かかる構成の羽根車20の動作について図3を用いて説明する。図3の(a)は、紙葉類を取り込み時の羽根車20の状態を示し、図3の(b)は紙葉類の繰り出し時の羽根車20の状態を示し、図3ではカバー24を省略している。なお、羽根車20が回転していない待機状態にあっては、可動式の羽根22の姿勢は、自重によって垂下するなど角度位置によって様々な姿勢にあるものである。
図3に(a)に示すように、搬送路を搬送されてきた紙葉類を収納庫3に収納する際、羽根車20は羽根車軸111を介して紙葉類の取り込み時の回転方向(図示の場合には反時計回りの方向)に回転する。羽根車20が回転すると複数の羽根22は遠心力の作用により翼片222が基端部221を中心に放射状に伸びて径外方向に進出した進出位置に向けて可動する。径外方向の進出位置に進出した翼片222は、羽根車22の回転により回転方向後方側に倒れ込もうとするが、翼片222がストッパ23に当接することによって回転方向後方側への倒れ込みが規制されて略放射状に伸びた進出位置に維持される。このように、放射状に伸びて進出位置に規制された翼片222(羽根22)は、図6に示した羽根車11の羽根111と同様に、収納庫3に収納された紙幣(紙葉類)の後端を叩いて、図6に示したプッシャー板33側に押し付けて次に入金される紙幣(紙葉類)のための収納待機空間35を形成する。したがって、可動式の羽根22によっても紙葉類を安定して収納することができる。
前記収納庫3に収納された紙葉類を繰り出す場合、図3の(b)に示すように、羽根車20は羽根車軸111を介して紙葉類の繰り出し時の回転方向(図示の場合には時計回りの方向)に回転する。この場合、ストッパ23は、羽根22が羽根車20の回転方向後方側に倒れ込むのを許容している。このため、羽根車20の羽根22は遠心力の作用により翼片222が基端部221を中心に放射状に伸びて径外方向に進出することなく羽根車22回転方向後方側に倒れ込んで進出位置から退避した退避位置に可動するので、繰り出される紙葉類に羽根22が当接することがない。羽根車20の回転方向後方側へ倒れ込んだ羽根22は、当該羽根22の近傍のストッパ23に対して回転方向に一つだけ後方側のストッパ23に翼片222が当接して必要以上に倒れ込むのが防止されるように構成されている。羽根22が倒れ込んでストッパ23に当接した位置が羽根22の退避位置に相当する。このように、進出位置から退避した退避位置に移動する可動式の羽根22によって紙葉類を安定して繰り出すことができるとともに羽根22を薄くしたり折り畳んだりすることがないのでその機械的強度の低下を招くことがないものである。
図4は、図1乃至図3に示した実施の形態の羽根車の変形例を示す。この図4に示す変形例が図1乃至図3の実施の形態と相違する点は、羽根22を進出位置および退避位置に向けて強制的に可動させる突起24を追加装備した点であり、その他の構成は同一であるので同一の符号を付してその説明は省略する。
この変形例の突起24は、羽根車20における退避位置に移動した羽根22(翼片222)の先端が羽根車20の回転により描く円の軌跡(一点鎖線25で示す)の内側に位置し、羽根22と交差するように羽根車20の側方から突出する態様で収納庫筐体30(図6参照)などに固着されている。したがって、羽根22が退避位置に位置した状態で羽根車20が回転した場合にも羽根22が突起24に当接するものである。
かかる構成の変形例において、羽根車20が紙葉類の取り込み時の回転方向(図示の場合には反時計回りの方向)に回転すると、羽根22が次々と突起24に衝突する。突起24に衝突した羽根22は、径外方向の進出位置に向けて可動するとともにストッパ23により紙葉類の取り込み時の回転方向後方側への倒れ込みが規制されると軟質の合成樹脂からなる翼片222が湾曲して突起24位置を通過した後に元の状態に復元して進出位置に留まる。このように、進出位置と退避位置との間に位置する羽根22は突起24に次々に衝突して強制的に進出位置に進出させられる。
一方、羽根車20が紙葉類の繰り出し時の回転方向(図示の場合には時計回りの方向)に回転した場合にも羽根22は次々と突起24に衝突する。この場合、ストッパ23は、羽根22が羽根車20の回転方向後方側への倒れ込むのを許容している。したがって、進出位置と退避位置との間に位置する羽根22は突起24に当接して強制的に退避位置に向けて可動させられる。そして、退避位置まで可動した羽根22は、翼片222が湾曲して突起24の位置を通過した後に元の状態に復元して退避位置に留まる。このように、進出位置と退避位置との間に位置する羽根22は突起24に次々に衝突して強制的に退避位置に退避させられる。
前述したように、この実施の形態に係る羽根車によれば、搬送路2を介して搬送されてきた紙葉類Bを取り込んで収納するとともに必要に応じて積み重ねた紙葉類Bを搬送路2に繰り出す繰出し手段(繰出しローラ10)を有する収納庫3を備えた紙葉類処理装置の前記収納庫3に取り込まれた紙葉類Bを叩いて次に取り込まれる紙葉類Bの収納待機空間34を形成する羽根車20であって、前記羽根車20の羽根22は径外方向に進出した進出位置と進出位置から退避した退避位置との間を移動可能な可動式の羽根として形成され、前記羽根22が紙葉類Bの取り込み時の回転方向後方側に倒れ込むのを規制するとともに紙葉類Bの繰り出し時の回転方向後方側に倒れ込んで退避することを許容する規制手段(ストッパ23)を備えてなることにより、搬送路2を搬送されてきた紙葉類Bの取り込み時には羽根車20の可動式の羽根22が遠心力により放射状に伸びて径外方向に進出した進出位置に規制された状態で安定して紙葉類Bを叩いて所定方向に押し込む一方、紙葉類Bを繰り出す時には進出位置から退避する退避位置に倒れ込んで繰り出される紙葉類Bに衝突することがないので、羽根車20の機械的強度の低下を招くことなく紙葉類Bを安定して積み重ねて収納することができるとともに、積み重ねられた紙葉類Bを安定して繰り出すことができるという効果を奏する。
なお、上記実施の形態では、収納庫3が円錐バネ31により付勢された底板32と、紙幣Bの長手方向両縁に当接する一対の腕部の間の中央部が中抜き開口として形成された左右に往復動自在なプッシャー板33とを備えるものについて説明したが、搬送されてきた紙葉類を積み重ねて収納し、必要に応じて繰出し手段により積み重ねられた紙葉類の最上位のものから繰り出す機能を備えているものであればよいものであり、実施の形態の構成に限定されるものではない。
1…紙幣処理装置、2…搬送路、3…収納庫、10…繰出しローラ(繰出し手段)、20…羽根車、21…ボス、22…羽根、23…ストッパ(規制手段)、111…羽根車軸、222…翼片。

Claims (3)

  1. 、搬送路を介して搬送されてきた紙葉類を取り込んで収納するとともに必要に応じて積み重ねた紙葉類を搬送路に繰り出す繰出し手段を有する収納庫を備えた紙葉類処理装置の前記収納庫に取り込まれた紙葉類を叩いて次に取り込まれる紙葉類の収納待機空間を形成する羽根車であって、前記羽根車の羽根は径外方向に進出した進出位置と進出位置から退避した退避位置との間を移動可能な可動式の羽根として形成され、前記羽根が紙葉類の取り込み時の回転方向後方側に倒れ込むのを規制するとともに紙葉類の繰り出し時の回転方向後方側に倒れ込んで退避することを許容する規制手段を備えてなることを特徴とする羽根車。
  2. 請求項1に記載の羽根車において、羽根車は、正逆転する回転軸に固定されたボスと、このボスに基端部が回転可能に軸支された羽根と、前記羽根の近傍に位置して羽根の可動を規制する規制手段としてのストッパとからなることを特徴とする羽根車。
  3. 搬送路を介して搬送されてきた紙葉類を取り込んで収納するとともに必要に応じて積み重ねた紙葉類を搬送路に繰り出す繰出し手段を有する収納庫を備えた紙葉類処理装置であって、前記収納庫に取り込まれた紙葉類を叩いて次に取り込まれる紙葉類の収納空間を形成する羽根車は、請求項1または2に記載の羽根車であることを特徴とする紙葉類処理装置。
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