JP4941400B2 - カラオケコンクールシステム - Google Patents
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Description
また、カラオケ事業をチェーン展開する者においては、チェーン店における種々のイベントを効率良くユーザに提示したいという要望がある。
また、ユーザごとに条件の良し悪しの基準(すなわち、何をもって好条件とするのか)が異なるため、その基準をユーザごとに的確に推定することは困難である。
又、一般的にコンクールは、賞品金額が高額であるほど、または、賞品が最高の順位(優勝)から低い順位に渡り、より広範囲の順位に提供されるほど集客力が高い。上記カラオケコンクールシステムによれば、前記有利な条件として、同一順位の賞品金額を比較したときに、前記参加確定されたイベント順位の賞品よりも高い金額である、前記参加確定されたイベントの賞品総額よりも高い金額である、前記参加確定されたイベントよりも低い順位で賞品が存在する、のいずれかを用いる。これにより、イベントに関する集客力の向上を図ることができる。
項の組を含むイベント関連情報に対応付けて格納し、(b)前記順位表データベースは、前記イベント情報ごとに、歌唱者IDと採点データとの組の集合を順位表として格納し、(c)前記サーバ制御手段は、前記カラオケ装置からイベントID・歌唱者ID・採点データの組を受信した際、該当の順位表を更新し、(d)前記サーバ制御手段は、前記イベント情報データベース中のあるイベントの実施期間が満了した際、そのイベントの授賞要項と順位表と歌唱者情報データベースに基づいて受賞者を決定し、前記カラオケ装置は、ユーザインタフェースと、演奏手段と、採点手段と、カラオケ制御手段を備え、(e)前記ユーザインタフェースは、前記カラオケ制御手段の制御に従い利用者に情報を提示するとともに利用者入力を受け付け、(f)前記演奏手段は、前記カラオケ制御手段の制御に従い指定されたカラオケ楽曲の伴奏音楽を音響出力し、(g)採点手段は、前記カラオケ制御手段の制御に従い伴奏音楽に合わせて歌唱する歌声の巧拙を評価して採点データを出力し、(h)前記カラオケ制御手段は、(h−1)イベント閲覧要求の利用者入力があった際に当該要求の電文を自店舗の店舗サーバに送信し、(h−2)自店舗の店舗サーバから受信したイベント情報データベースと順位表データベースの内容を記憶し、イベントに関する情報を利用者に提示させ、(h−3)ユーザインタフェースによって利用者が選択したイベントID・楽曲IDとこれに対応付けられた歌唱者IDを取得し、(h−4)取得した楽曲IDの伴奏音楽の演奏に先立ち、取得したイベントIDを自店舗の店舗サーバに送信し、(h−5)当該イベントの順位表を自店舗の店舗サーバより受信し、(h−6)取得した楽曲IDの伴奏音楽を前記演奏手段に演奏させ、(h−7)演奏中に歌声を採点させるとともに、採点データを受信した順位表を参照して順位を求め、少なくとも歌唱区間の終了時に求めた順位を表示させ、(h−8)出力された採点データと、イベントID・歌唱者IDを対応付けして自店舗の店舗サーバに送信させる、ものであって、自店舗のサーバ制御手段は、前記カラオケ制御手段よりイベントIDを受信したときに、通信網を介して接続された検索サーバを用いて、前記受信したイベントIDに対応付けられている楽曲ID及びカラオケ店舗の属性情報をキーワードとして検索し、自店舗のサーバ制御手段は、他店舗のサーバ制御手段のIPアドレスを特定する情報を含む検索結果を取得し、自店舗のサーバ制御手段は、取得した検索結果に基き、他店舗の店舗サーバのIPアドレスを特定し、自店舗のサーバ制御手段は、特定したIPアドレスに対し、前記受信したイベントIDに対応付けられている楽曲IDを含む他のイベントが存在するかについて問い合わせ、他店舗のサーバ制御手段は、前記問い合わせを受信したときに、該問い合わせに含まれる楽曲IDを含む他のイベントが、該他店舗のイベント情報データベースに存在するか否かを検索し、他店舗のサーバ制御手段は、他のイベントが存在する場合に、該イベントのイベント関連情報を、自店舗のサーバ制御手段に送信し、自店舗のサーバ制御手段は、受信したイベント情報を、前記カラオケ装置に送信し、前記カラオケ制御手段は、イベント参加確定の指示を受け付けた後に、前記他のイベントのうち、前記参加確定されたイベントよりもユーザによって有利な条件のイベントを、(1)同一順位の賞品金額を比較したときに、前記参加確定されたイベント順位の賞品よりも高い金額である、(2)もしくは、前記参加確定されたイベントの賞品総額よりも高い賞品総額である、(3)もしくは、前記参加確定されたイベントよりも低い順位で賞品が存在する、という基準に基づいて抽出し、該抽出したイベントのイベント関連情報を提示することを特徴とする。
又、一般的にコンクールは、賞品金額が高額であるほど、または、賞品が最高の順位(優勝)から低い順位に渡り、より広範囲の順位に提供されるほど集客力が高い。上記カラオケコンクールシステムによれば、前記有利な条件として、同一順位の賞品金額を比較したときに、前記参加確定されたイベント順位の賞品よりも高い金額である、前記参加確定されたイベントの賞品総額よりも高い金額である、前記参加確定されたイベントよりも低い順位で賞品が存在する、のいずれかを用いる。これにより、イベントに関する集客力の向上を図ることができる。
まず、本発明の一実施形態である第1実施形態について説明する。
図1は、第1実施形態におけるカラオケシステムのネットワーク構成を示した図である。
本実施形態のカラオケシステムは、各地のカラオケ店舗等に設置されたカラオケ装置100、店舗サーバ200、通信網、管理サーバ300、とから基本的に構成される。
カラオケ装置100は、カラオケ店舗の客室ごとに設置されている。
店舗サーバ200は、カラオケ店舗ごとに設置されている。
カラオケ装置100と管理サーバ300とは、例えば、カラオケ店舗内の店舗サーバ200を介して、通信網によって接続される。また、自店舗の店舗サーバ200は、他店舗の店舗サーバ200と通信網によって接続される。
ここで、通信網としては、有線、無線、併用どのような形態でもよく、また、インターネットを利用したVPN(Virtual Private Network)であってもよい。また、NGN(Next Generation Network)通信網を用いてもよい。
管理サーバ300は、コントローラ301、楽曲データベース302、歌唱者情報データベース303、とから基本的に構成される。
コントローラ301は、管理サーバ300全体を制御するものであり、プロセッサ(例えば、CPU)によって実現される。
図2は、楽曲データベース302のデータ構造の一例を示した図である。図2に示すように、楽曲IDをキーとして、楽音データ、背景データ、歌手名、歌詞、等が記憶されている。
「楽曲ID」は、カラオケ楽曲ごとに付されたユニークな識別符号である。
「楽音データ」は、カラオケ楽曲の生成起源となるデータである。例えば、MIDIデータ、MPEGデータとすることができるが、本発明においては、楽音データのフォーマットはどのようなものであってもよい。
「背景データ」は、カラオケ楽曲の演奏中に表示される背景画像(動画、静止画)の生成起源となるデータである。本発明においては、背景データのフォーマットはどのようなものであってもよい。
「歌手名」は、カラオケ楽曲原曲の歌手名である。カラオケ楽曲の再生開始時等に表示される。
「歌詞」は、カラオケ楽曲の演奏中に表示される。楽曲再生中の歌詞表示態様については公知の種々の技術を用いることができる。
なお、図2で示したデータ構造は、単なる一例であり、本発明は、このデータ構造を用いるシステムに限定されないことはいうまでもない。
図3は、歌唱者情報データベース303のデータ構造の一例を示した図である。図3に示すように、歌唱者IDをキーとして、ニックネーム、住所、性別、生年月日、等が記憶されている。
「ニックネーム」は、例えば、カラオケ装置100において、順位を表示する際に用いられる。ニックネームは、歌唱者自身が任意に決めることができる。
「住所」は、歌唱者の住所である。住所は、例えば、ダイレクトメールの発送の際に用いられることがある。
「性別」は、歌唱者の性別である。
「生年月日」は、歌唱者の生年月日である。
「趣味」は、歌唱者の趣味である。1人の歌唱者に、複数の趣味が対応付けられることがある。
なお、図3で示したデータ構造は、単なる一例であり、本発明は、このデータ構造を用いるシステムに限定されないことはいうまでもない。
店舗サーバ200は、他店舗の店舗サーバと通信可能である。また、他店舗の店舗サーバとの通信には、SIP(Session Initiation Protocol)を用いることができる。
店舗サーバ200は、図1に示すように、コントローラ201、イベント情報データベース202、順位表データベース203、IPアドレスデータベース204、とから基本的に構成される。
コントローラ201は、店舗サーバ200全体を制御するものであり、プロセッサ(例えば、CPU)によって実現される。
また、「親コマンダ」は、自己に対し、所定の要求を出力する。「親コマンダ」は、自己の要求に応じた処理を行う。
図4は、イベント情報データベース202のデータ構造の一例を示した図である。図4に示すように、イベントIDをキーとして、課題曲(楽曲ID)、企画者、実施期間、参加費、受賞者順位、賞品、等が記憶されている。換言すれば、イベント情報データベース202には、イベントごとに、課題曲として歌唱可能な楽曲の楽曲IDが、イベントID、企画者、実施期間、受賞要項の組を含む情報に対応付けられている。
「課題曲(楽曲ID)」は、そのイベントで用いられる課題曲である。なお、1つのイベントで複数の課題曲が用いられることもある。また、楽曲IDで定義されている。イベント情報データベース202及び楽曲データベース302における「楽曲ID」は共通である。
「企画者」は、そのイベントを企画した者(会社、団体等)である。また、スポンサーが企画者となることもある。この場合、企画者の情報は、スポンサー情報である。また、カラオケ店舗が企画者となることもある。すなわち、各カラオケ店舗において独自にイベントを企画することができる。この場合、該カラオケ店舗で歌唱をしないと該イベントに参加できないよう企画することができる。これにより、カラオケ店舗独自のイベントには、該カラオケ店舗への集客力の向上を図る効果がある。
「参加費」は、そのイベントに参加するために必要な費用である。すべてのイベントの参加費を一律となるように構成された場合は、参加費属性は設定する必要はない。
「受賞者順位」は、賞を授与することができる順位である。
「賞品」は、上記受賞者順位内に入賞した者に付与される賞品に関する情報である。
「順位」は、賞が付与される順位である。
「賞品名」は、付与される賞品の名称である。なお、図5に示した内容は単なる一例である。例えば、「宿泊券」については、「場所、宿泊可能日時」等の詳細情報が「賞品名」に含まれる。また、「MP3プレイヤ」については、「メーカ名、型番」等の詳細情報が、「賞品名」に含まれる。また、「ディナー券」については、「場所、利用可能日時」等の詳細情報が「賞品名」に含まれる。
「画像」は、付与される賞品の画像情報である。記憶される画像は、静止画、動画、いずれでもよい。また、賞品によって、静止画、動画を使い分けてもよい。また、画像データベースを別に有しておき、イベント情報データベース202には、画像データベースへのリンク情報のみを有する構成にしてもよい。また、画像の重要性が低い賞品(例えば、図書カード等)については、画像を記憶しなくてもよい。
なお、図4及び図5で示したデータ構造は、単なる一例であり、本発明は、このデータ構造を用いるシステムに限定されないことはいうまでもない。
図6は、順位表データベース203のデータ構造の一例を示した図である。図6に示すように、イベントIDをキーとして、歌唱者ID、採点値、登録日、順位、等が記憶されている。
「歌唱者ID」は、歌唱者ごとに付されたユニークな識別符号である。「歌唱者ID」は、歌唱者データベース303の「歌唱者ID」と共通である。
「採点値」は、そのイベントの課題曲を歌唱したときの採点値である。採点値の満点は、例えば、100点とすることができるが、1000点満点でもよい。また、採点値の最小値は1点単位でもよく、また、小数点第1位または第2位まで算出するように構成してもよい。
「登録日」は、そのイベントに参加登録した日(すなわち、課題曲を歌唱した日)である。
「順位」は、そのイベントにおける現時点での順位である。
なお、図6で示したデータ構造は、単なる一例であり、本発明は、このデータ構造を用いるシステムに限定されないことはいうまでもない。
図7は、カラオケ装置100のシステム構成の一例である。図7に示すように、カラオケ装置100は、リモコン101とコマンダ102とから構成される。なお、複数のリモコン101が、コマンダ102と通信可能となるように構成してもよい。
電波通信I/F112及び電波I/F122は、リモコン101とコマンダ102とが電波を媒体とする無線通信(以下、「電波通信」という。)を行うためのインタフェースである。
また、電波通信I/F112及び電波通信I/F122を用いることにより、ホストとの間で種々の情報を送受信することも可能である。
また、コマンダとリモコンとは、アクセスポイントを介して無線通信を行ってもよい。
リモコンで受け付けた各種操作信号は、コマンダに送信される。また、種々の情報がコマンダからリモコンに送信される。ここで、赤外線通信と無線通信とは、送受信される情報の種類等に応じて適宜切り替えて用いることができる。
次に、カラオケコンクールに係る処理において、リモコン、コマンダ、店舗サーバとの間で送受信される情報を説明する。図8は、リモコン101、コマンダ102、店舗サーバ200との間で送受信される情報の一例を示した図である。
コマンダ102は、イベント関連情報要求信号を受信すると、店舗サーバ200に対し、イベント関連情報要求信号を送信する(3)。このイベント関連情報要求信号には、送信元となるコマンダ102(カラオケ装置)を識別するための識別情報が含まれている。
リモコン101は、受信したイベント関連情報を表示部116に表示する。また、参加を意図するイベントを選択させるためのメッセージを併せて表示する。また、リモコン101は、ユーザによる参加イベントの選択を受け付ける(6)。
コマンダ102は、参加確定信号を受信すると、他のイベントのイベント関連情報を、図示のディスプレイに表示する(17)。また、リモコン101の表示部116にも同様に他のイベントのイベント関連情報を表示してもよい。他のイベントのイベント関連情報の表示レイアウト等については後述する。
次に、店舗サーバ200での他店舗イベント検索処理(図8の(11))について説明する。図9は、店舗サーバ200での他店舗イベントの検索において、他店舗の店舗サーバとの間で送受信される情報を示している。図9においては、他店舗α及び他店舗βの店舗サーバ200との間で送受信される情報について説明するが、本発明は、情報を送受信する他店舗の数は限定されない。
他店舗αとSIPで接続した場合には、前記(B)において、前記問い合わせ信号を、通話中の発呼側(自店舗の店舗サーバ200)の音声データに代わるデータとして着呼側(他店舗αの店舗サーバ200)へ送信する。
他店舗αとSIPで接続された場合には、前記(D)において、前記回答信号を、通話中の着呼側(他店舗αの店舗サーバ200)からの音声データに代わるデータとして発呼側(自店舗の店舗サーバ200)へ送信する。
他店舗βとSIPで接続した場合には、前記(E)において、前記問い合わせ信号を、通話中の発呼側(自店舗の店舗サーバ200)の音声データに代わるデータとして着呼側(他店舗βの店舗サーバ200)へ送信する。
他店舗βとSIPで接続された場合には、前記(G)において、前記回答信号を、通話中の着呼側(他店舗βの店舗サーバ200)からの音声データに代わるデータとして発呼側(自店舗の店舗サーバ200)へ送信する。
また、自店舗の店舗サーバ200におけるSIPによる電話収容数が複数である場合には、他店舗αとの呼を接続したままで、他店舗βとの呼接続をも開始する。これにより、呼接続と切断を順次行いながら他店舗から回答信号を収集するよりも、回答信号を早く収集することができる。
なお、この場合、他店舗の店舗サーバ200は、マルチキャスト参加報告をIPv6の通信網のルータに事前に登録しているものとする(マルチキャスト参加報告は、例えば、RFC3810で説明されるMLDv2(Multicast Listener Discovery Version 2)Reportなど)。
次に、イベント関連情報要求操作を受け付けた後、イベント参加確定を受け付けるまでのリモコン側の処理の流れについて説明する。
図10は、リモコン側の処理のフローチャートである。
S2において、コマンダ102に対し、イベント関連情報要求信号を送信する。イベント関連情報要求信号を送信した後は、イベント関連情報を受信するまで処理が待機されることになる。
S8において、上記「仮受付」したイベントへの参加確定を促す画面を表示する。
S10において、コマンダ102に対し、参加確定信号を送信する。
参加イベントに係る選択情報を受信し、イベント参加確定に係る参加確定信号を送信するまでのコマンダ側の処理の流れについて説明する。
図11は、コマンダ側の処理のフローチャートである。
S12において、店舗サーバ200に対し、S11で受信した選択情報を送信する。また、参加するイベントの課題曲の楽曲データ等が必要である場合は、その旨を示す情報が選択情報に含まれる。選択情報を送信した後、順位表情報を受信するまで処理が待機することになる。
S14において、S11で受信した選択情報に含まれる楽曲IDの楽曲の演奏を開始する。そして、楽曲の演奏が終了するまで、処理はS15で待機する。
楽曲の演奏が終了すると(S15:YES)、S16に移行する。
S18において、S17で算出した順位を不図示のディスプレイに表示する。また、イベントへの参加確定を促す画面を表示してもよい。
S20において、リモコン101上に表示させる表示内容信号を送信する。
参加確定信号を受信すると(S20:YES)、S21に移行する。なお、S20待機中に、リモコン101からイベントへの不参加を通知する信号を受信した場合は、コマンダ側の処理を終了する。
S22において、店舗サーバ200に対し、参加確定信号を送信する。
次に、店舗サーバ側の処理の流れについて説明する。図12は、店舗サーバ側の処理のフローチャートである。図12のフローチャートに示される処理は、所定のタイミングごとに繰り返し実行される。また、図12に示すフローチャートに示される処理は、上述した図9における「自店舗の店舗サーバにおける処理」と「他店舗の店舗サーバにおける処理」が含まれる。
イベント関連情報要求信号を受信していないと判断した場合は(S31:NO)、S33に移行する。一方、イベント関連情報要求信号を受信したと判断した場合は(S31:YES)、S32に移行する。
選択情報を受信していないと判断した場合は(S33:NO)、S37に移行する。一方、選択情報を受信したと判断した場合は(S33:YES)、S34に移行する。
図13は、イベント検索処理のフローチャートである。
S51において、IPアドレスを取得する。このとき、IPアドレスデータベース204が参照される。取得したIPアドレスは、所定の記憶手段に一時的に記憶される。
S52において、問い合わせ信号(他店舗イベントが存在するか否かを問い合わせるもの)を他店舗の店舗サーバ200に送信する。
S54において、S51で取得し全てのIPアドレス(他店舗)に対し、問い合わせ信号を送信したか否かを判断する。
問い合わせ信号を送信していないIPアドレスが存在すると判断した場合は(S54:NO)、S52に戻る。
一方、全てのIPアドレス(他店舗)に対し、問い合わせ信号を送信したと判断した場合は(S54:YES)、イベント検索処理を終了する。
S36において、コマンダ102に対し、イベント検索処理での検索結果を送信する。
参加確定信号を受信していないと判断した場合は(S37:NO)S39に移行する。一方、参加確定信号を受信したと判断した場合は(S37:YES)、S38に移行する。
問い合わせ信号を受信していないと判断した場合は(S39:NO)、店舗サーバ側の処理を終了する。
一方、問い合わせ信号を受信したと判断した場合は(S39:YES)、S40に移行する。S40において、回答信号送信処理を行う。
S61において、イベント(自店舗側を基準とした場合の他店舗イベント)を検索する。このとき、イベント情報データベース202が参照される。
また、課題曲が一致するイベントを抽出しなかった場合は、その旨を示す信号が回答信号に含まれる。
本発明は、上述したとおり、管理サーバ300及び他店舗の店舗サーバ200との通信に用いる通信網として、NGN通信網を用いることができる。このとき、管理サーバ300から楽曲データをダウンロードする場合には、PPPoE(PPP over Ethernet)プロトコルを用いることができる。また、他店舗の店舗サーバとの通信には、SIP(Session Initiation Protocol)を用いることができる。
他店舗イベント検索処理(図8の(11))の処理において、マルチキャスト通信ができない場合、複数の他店舗に対し、それぞれ、他のイベントが存在するか否かを問い合わせる必要がある。すなわち、例えば10店舗に問い合わせる場合は、「1番目の他店舗との通信」→「2番目の他店舗との通信」→・・・→「10番目の他店舗との通信」を順に行う必要がある。
このとき、NGN通信網においては、各店舗サーバから前記NGN網への接続方法に関して、PPPoEなどの接続方法よりもSIPの方が優先度が高くなるよう設定され、電話系のサービスは最優先とされている場合が多い。
よって、他のイベント検索処理するタイミングで、SIPによって他店舗との通信路を電話系サービスとしてNGN網に設定させる。前記設定された後の通信路において、音声データに代わり、他のイベントに関する情報を他店舗と通信することにより、SIP以外の接続方法よりも高品質な通信を行うことができる。つまり、他店舗イベント検索処理を実行するタイミングで、他店舗との通信路をSIPに設定させることで、通信エラーが生じにくくなり、その結果、他店舗との通信を高速に行うことができる。
次に、有利な条件のイベントの抽出方法について説明する。図15は、各店舗独自のイベントの内容を示した一例である。また、ユーザは、「A店舗」において、「賞品総額:45000円」のイベントに参加し、歌唱順位が「3位」であり、その賞品金額が「3000円」であり、ユーザの趣味が「スポーツ」であったとする。
「同一順位の賞品金額を比較したときに、前記参加確定されたイベント順位の賞品よりも高い金額である」イベントを、有利な条件のイベントとすることができる。図15の例では、ユーザの歌唱順位は「3位」であるため(賞品金額:3000円)、各店舗イベントの「3位」の賞品金額に基づいて、有利な条件のイベントを抽出する。
B店舗イベントの3位の賞品金額:4000円
C店舗イベントの3位の賞品金額:5000円
D店舗イベントの3位の賞品金額:5000円
E店舗イベントの3位の賞品金額:なし
である。
「前記参加確定されたイベントの賞品総額よりも高い賞品総額である」イベントを、有利な条件のイベントとすることができる。図15の例では、A店舗イベントの賞品総額は「45000円」である。
B店舗イベントの賞品総額:54000円
C店舗イベントの賞品総額:43000円
D店舗イベントの賞品総額:65000円
E店舗イベントの賞品総額:30000円
である。
「前記参加確定されたイベントよりも低い順位で賞品が存在する」イベントを、有利な条件のイベントとすることができる。図15の例では、ユーザの歌唱順位は「3位」である。
B店舗イベント:3位まで賞品獲得可能
C店舗イベント:3位まで賞品獲得可能
D店舗イベント:4位まで賞品獲得可能
E店舗イベント:2位まで賞品獲得可能
である。
趣味情報を用いて有利な条件のイベントを抽出する方法について説明する。以下においては、上述した「その1」の方法に適用した例を説明するが、「その2」及び「その3」の方法についても適用可能である。
ここで、図15においては、
B店舗イベントの趣味情報:スポーツ
C店舗イベントの趣味情報:読書
D店舗イベントの趣味情報:音楽
である。
図16は、不図示のディスプレイ及びリモコン101の表示部116上での表示レイアウトの一例を示している。図16に示すように、参加確定したイベントの関連情報と抽出されたイベントの関連情報とが、同じ画面に表示されている。これにより、ユーザは、参加済みのイベントと、他のイベントとを容易に比較することができ、他のイベントの内容を直感的に把握することができる。
次に、本発明の一実施形態である第2実施形態について説明する。
上述した第1実施形態においては、IPアドレスデータベース204を参照して、他店舗のIPアドレスを特定していた。以下に説明する第2実施形態においては、IPアドレスデータベースを有さず、通信網によって接続される検索サーバを用いて他店舗のIPアドレスを特定する。
次に、第2実施形態における、店舗サーバ200での他店舗イベント検索処理(図8の(11))について説明する。図18は、店舗サーバ200での他店舗イベントの検索において、検索サーバ及び他店舗の店舗サーバとの間で送受信される情報を説明する。図18においては、1つの他店舗の店舗サーバとの間で送受信される情報について説明するが、本発明は、情報を送受信する他店舗の数は限定されない。
検索サーバ400は、WebPageの検索結果を店舗サーバ200に送信する(J)。検索結果には、上述した「チェーン店であることを示す情報」、「イベントが開催中であることを示す情報」、「イベントの課題曲を示す情報」、「その店舗の電話番号」が含まれる。
つまり、各店の店舗サーバ200には暗号化手段と復号化手段とが組み込まれ、その店舗のIPアドレスを特定する情報を、前記暗号化手段によって、暗号化してからキーワード信号と対応付け、また、受信した検索結果を復号手段で復号してからIPアドレスを特定する情報を抽出する。
S75において、第2イベント検索処理を実行する。
図20は、第2イベント検索処理のフローチャートである。
S91において、キーワード信号を生成する。上述したとおり、キーワード信号には、上記図18の(8)の選択情報に含まれる課題曲の楽曲ID、チェーン店名がキーワードとして含まれる。
S93において、検索サーバ400から検索結果を受信する。
S94において、受信した検索結果に基いて、IPアドレスを特定する。
S95〜S97の処理は、上述した第1実施形態のイベント検索処理(図13参照)のS52〜S54と同じであるので、説明を省略する。
上述した第1実施形態及び第2実施形態は、課題曲の歌唱のための指示とイベント参加確定のための指示を別々に行う構成であった。本実施形態では、課題曲の歌唱のための指示がイベント参加確定のための指示を兼ねるように構成している。
図21は、本実施形態における、リモコン101、コマンダ102、店舗サーバ200との間で送受信される情報の一例を示した図である。
また、コマンダ102は、店舗サーバ200に対し、採点結果を送信する(15)。
店舗サーバ200は、採点結果を受信すると、順位表データベース203に登録する(19)。これにより、順位表データベース203は更新されることになる。
上述した各実施形態において、イベントに参加するためには、所定量の参加費が必要とする構成を採用することができる。このとき、該参加費を徴収するための課金処理が必要である。本発明においては、カラオケコンクール(イベント)に係る課金方法はどのようなものでもよい。
101 リモコン
102 コマンダ
200 店舗サーバ
201 コントローラ
202 イベント情報データベース
203 順位表データベース
204 IPアドレスデータベース
300 管理サーバ
301 コントローラ
302 楽曲データベース
303 歌唱者情報データベース
400 検索サーバ
Claims (4)
- 複数のカラオケ店舗間で通信可能であり、それぞれのカラオケ店舗間において独自にイベントが実施可能なカラオケコンクールシステムにおいて、
それぞれのカラオケ店舗には、店舗サーバとカラオケ装置が設置され、
前記店舗サーバは、イベント情報データベースと、順位表データベースと、サーバ制御手段を備え、
(a)前記イベント情報データベースは、自店舗で実施されるイベントごとに、課題曲として歌唱可能な楽曲の楽曲IDを、イベントID・企画者・実施期間・授賞要項の組を含むイベント関連情報に対応付けて格納し、
(b)前記順位表データベースは、前記イベント情報ごとに、歌唱者IDと採点データとの組の集合を順位表として格納し、
(c)前記サーバ制御手段は、前記カラオケ装置からイベントID・歌唱者ID・採点データの組を受信した際、該当の順位表を更新し、
(d)前記サーバ制御手段は、前記イベント情報データベース中のあるイベントの実施期間が満了した際、そのイベントの授賞要項と順位表と歌唱者情報データベースに基づいて受賞者を決定し、
前記カラオケ装置は、ユーザインタフェースと、演奏手段と、採点手段と、カラオケ制御手段を備え、
(e)前記ユーザインタフェースは、前記カラオケ制御手段の制御に従い利用者に情報を提示するとともに利用者入力を受け付け、
(f)前記演奏手段は、前記カラオケ制御手段の制御に従い指定されたカラオケ楽曲の伴奏音楽を音響出力し、
(g)採点手段は、前記カラオケ制御手段の制御に従い伴奏音楽に合わせて歌唱する歌声の巧拙を評価して採点データを出力し、
(h)前記カラオケ制御手段は、
(h−1)イベント閲覧要求の利用者入力があった際に当該要求の電文を自店舗の店舗サーバに送信し、
(h−2)自店舗の店舗サーバから受信したイベント情報データベースと順位表データベースの内容を記憶し、イベントに関する情報を利用者に提示させ、
(h−3)ユーザインタフェースによって利用者が選択したイベントID・楽曲IDとこれに対応付けられた歌唱者IDを取得し、
(h−4)取得した楽曲IDの伴奏音楽の演奏に先立ち、取得したイベントIDを自店舗の店舗サーバに送信し、
(h−5)当該イベントの順位表を自店舗の店舗サーバより受信し、
(h−6)取得した楽曲IDの伴奏音楽を前記演奏手段に演奏させ、
(h−7)演奏中に歌声を採点させるとともに、採点データを受信した順位表を参照して順位を求め、少なくとも歌唱区間の終了時に求めた順位を表示させ、
(h−8)出力された採点データと、イベントID・歌唱者IDを対応付けして自店舗の店舗サーバに送信させる、
ものであって、
自店舗のサーバ制御手段は、前記カラオケ制御手段よりイベントIDを受信したときに、他店舗のサーバ制御手段のIPアドレスを検索し、
自店舗のサーバ制御手段は、検索したIPアドレスに対し、前記受信したイベントIDに対応付けられている楽曲IDを含む他のイベントが存在するかについて問い合わせ、
他店舗のサーバ制御手段は、前記問い合わせを受信したときに、該問い合わせに含まれる楽曲IDを含む他のイベントが、該他店舗のイベント情報データベースに存在するか否かを検索し、
他店舗のサーバ制御手段は、他のイベントが存在する場合に、該イベントのイベント関連情報を、自店舗のサーバ制御手段に送信し、
自店舗のサーバ制御手段は、受信したイベント情報を、前記カラオケ装置に送信し、
前記カラオケ制御手段は、イベント参加確定の指示を受け付けた後に、前記他のイベントのうち、前記参加確定されたイベントよりもユーザによって有利な条件のイベントを、
(1)同一順位の賞品金額を比較したときに、前記参加確定されたイベント順位の賞品よりも高い金額である、
(2)もしくは、前記参加確定されたイベントの賞品総額よりも高い賞品総額である、
(3)もしくは、前記参加確定されたイベントよりも低い順位で賞品が存在する、
という基準に基づいて抽出し、該抽出したイベントのイベント関連情報を提示する、
ことを特徴とするカラオケコンクールシステム。 - 複数のカラオケ店舗間で通信可能であり、それぞれのカラオケ店舗間において独自にイベントが実施可能なカラオケコンクールシステムにおいて、
それぞれのカラオケ店舗には、店舗サーバとカラオケ装置が設置され、
前記店舗サーバは、イベント情報データベースと、順位表データベースと、サーバ制御手段を備え、
(a)前記イベント情報データベースは、自店舗で実施されるイベントごとに、課題曲として歌唱可能な楽曲の楽曲IDを、イベントID・企画者・実施期間・授賞要項の組を含むイベント関連情報に対応付けて格納し、
(b)前記順位表データベースは、前記イベント情報ごとに、歌唱者IDと採点データとの組の集合を順位表として格納し、
(c)前記サーバ制御手段は、前記カラオケ装置からイベントID・歌唱者ID・採点データの組を受信した際、該当の順位表を更新し、
(d)前記サーバ制御手段は、前記イベント情報データベース中のあるイベントの実施期間が満了した際、そのイベントの授賞要項と順位表と歌唱者情報データベースに基づいて受賞者を決定し、
前記カラオケ装置は、ユーザインタフェースと、演奏手段と、採点手段と、カラオケ制御手段を備え、
(e)前記ユーザインタフェースは、前記カラオケ制御手段の制御に従い利用者に情報を提示するとともに利用者入力を受け付け、
(f)前記演奏手段は、前記カラオケ制御手段の制御に従い指定されたカラオケ楽曲の伴奏音楽を音響出力し、
(g)採点手段は、前記カラオケ制御手段の制御に従い伴奏音楽に合わせて歌唱する歌声の巧拙を評価して採点データを出力し、
(h)前記カラオケ制御手段は、
(h−1)イベント閲覧要求の利用者入力があった際に当該要求の電文を自店舗の店舗サーバに送信し、
(h−2)自店舗の店舗サーバから受信したイベント情報データベースと順位表データベースの内容を記憶し、イベントに関する情報を利用者に提示させ、
(h−3)ユーザインタフェースによって利用者が選択したイベントID・楽曲IDとこれに対応付けられた歌唱者IDを取得し、
(h−4)取得した楽曲IDの伴奏音楽の演奏に先立ち、取得したイベントIDを自店舗の店舗サーバに送信し、
(h−5)当該イベントの順位表を自店舗の店舗サーバより受信し、
(h−6)取得した楽曲IDの伴奏音楽を前記演奏手段に演奏させ、
(h−7)演奏中に歌声を採点させるとともに、採点データを受信した順位表を参照して順位を求め、少なくとも歌唱区間の終了時に求めた順位を表示させ、
(h−8)出力された採点データと、イベントID・歌唱者IDを対応付けして自店舗の店舗サーバに送信させる、
ものであって、
自店舗のサーバ制御手段は、前記カラオケ制御手段よりイベントIDを受信したときに、通信網を介して接続された検索サーバを用いて、前記受信したイベントIDに対応付けられている楽曲ID及びカラオケ店舗の属性情報をキーワードとして検索し、
自店舗のサーバ制御手段は、他店舗のサーバ制御手段のIPアドレスを特定する情報を含む検索結果を取得し、
自店舗のサーバ制御手段は、取得した検索結果に基き、他店舗の店舗サーバのIPアドレスを特定し、
自店舗のサーバ制御手段は、特定したIPアドレスに対し、前記受信したイベントIDに対応付けられている楽曲IDを含む他のイベントが存在するかについて問い合わせ、
他店舗のサーバ制御手段は、前記問い合わせを受信したときに、該問い合わせに含まれる楽曲IDを含む他のイベントが、該他店舗のイベント情報データベースに存在するか否かを検索し、
他店舗のサーバ制御手段は、他のイベントが存在する場合に、該イベントのイベント関連情報を、自店舗のサーバ制御手段に送信し、
自店舗のサーバ制御手段は、受信したイベント情報を、前記カラオケ装置に送信し、
前記カラオケ制御手段は、イベント参加確定の指示を受け付けた後に、前記他のイベントのうち、前記参加確定されたイベントよりもユーザによって有利な条件のイベントを、
(1)同一順位の賞品金額を比較したときに、前記参加確定されたイベント順位の賞品よりも高い金額である、
(2)もしくは、前記参加確定されたイベントの賞品総額よりも高い賞品総額である、
(3)もしくは、前記参加確定されたイベントよりも低い順位で賞品が存在する、
という基準に基づいて抽出し、該抽出したイベントのイベント関連情報を提示する、
ことを特徴とするカラオケコンクールシステム。 - 前記サーバ制御手段は、NGN通信網を介して楽曲データベースと通信可能であり、
前記楽曲データベースとの通信に用いるプロトコルはPPPoEであり、前記他店舗の店舗サーバとの通信に用いるプロトコルはSIPである、
ことを特徴とする請求項1または2のカラオケコンクールシステム。 - 前記IPアドレスを特定する情報は暗号化されており、
前記自店舗のサーバ制御手段は、前記取得した検索結果から前記IPアドレスを特定する情報を抽出し、前記IPアドレス特定する情報を復号化することにより、他店舗の店舗サーバのIPアドレスを特定する、
ことを特徴とする請求項2のカラオケコンクールシステム。
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