JP4941261B2 - 歪補償増幅装置および歪補償方法 - Google Patents

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Description

本発明は歪補償増幅装置および歪補償方法に関し、特に増幅する送信信号の歪を補償して出力する歪補償増幅装置および歪補償方法に関する。
近年、無線通信において、デジタル化による高能率伝送が多く採用されるようになっている。無線通信に多値位相変調方式を適用する場合では、基地局などの送信側で送信用電力増幅器の増幅特性を直線化して非線形歪を抑え、隣接チャネル漏洩電力を低減する技術が重要である。また、線形性に劣る増幅器を使用して電力効率の向上を図る場合は、そのために生じる非線形歪を補償する技術が必須である(例えば、特許文献1参照)。
一般的な歪補償増幅装置は、歪成分を抑えるために、ピーク抑圧処理を行っている(例えば、特許文献2参照)。ピーク抑圧処理は、飽和電力以上の信号が入力されるのを阻止して歪補償を実現する。
図10は、歪補償増幅装置のアンプ特性を説明する図である。図の横軸は、歪補償増幅装置に入力される信号の入力レベルを示し、縦軸は、歪補償増幅装置から出力される信号の出力レベルを示す。
図に示す波形W101は、歪補償増幅装置の理想とするアンプ特性を示している。歪補償増幅装置では、信号を歪なく増幅して出力できるよう、入力信号と出力信号との関係は、波形W101に示すように、線形関係にあることが望ましい。
図に示す波形W102は、歪補償増幅装置の歪補償を行わなかった場合のアンプ特性を示している。歪補償増幅装置は、波形W102に示すように、あるレベルの入力信号までは、線形性を有しているが、あるレベルを超えると線形性を失う。さらに、入力信号のレベルが大きくなると、歪補償増幅装置はゲインが飽和し、出力信号のレベルは一定となる(波形W102のフラットな部分)。
図に示す波形W103は、歪補償増幅装置の歪補償を行った場合の入力信号と出力信号のレベル関係を示している。前述したように、歪補償を行わない場合の歪補償増幅装置のアンプ特性は、入力信号レベルがあるレベルを超えると線形性を有さない。そこで、歪補償増幅装置は、波形W103に示すように、アンプ特性が非線形となる部分(波形W102が非線形となる部分)において、入力信号のレベルを大きくなるように補償し、線形性を得るようにしている。具体的には、歪補償増幅装置は、入力信号に対して、出力信号が線形となるような歪補償係数を乗算し、波形W101に示すような線形のアンプ特性を得る。
ただし、歪補償増幅装置のアンプ飽和点以上の入力信号が来ると、歪補償係数を大きくしても出力信号は一定で大きくならない。このため、ゲインの飽和する部分では、歪補償係数は無限大の値へ向かう更新が行われ、発散してしまう。従って、歪補償増幅装置に入力される信号のレベルは、少なくとも図の点線D101以下であることを要する。すなわち、歪補償増幅装置は、入力信号のレベルが図の点線D101を超えないように、ピーク抑圧処理を行う必要がある。
なお、図10の点線D102は、歪補償増幅装置の動作点を示している。動作点とピーク抑圧点との比は、PAR(Peak Average Rate)と呼ばれる。
図11は、ピーク抑圧処理を説明する図である。図の点線D111は、ピーク抑圧点を示す。点線D111に示すピーク抑圧点の値は、歪補償係数が発散しないように、例えば、図10の点線D101の値に固定する。
歪補償増幅装置は、入力信号X1(t)に示すような、ピーク抑圧点を超える信号が入力された場合、入力信号X2(t)に示すように、ピーク抑圧処理を施す。これにより、歪補償増幅装置は、歪補償係数を発散しないようにする。
なお、図の点線D112は、入力信号X2(t)の平均電力を示している。歪補償増幅装置は、入力信号X2(t)の平均電力を動作点となるように設計する。
図12は、変調精度とピーク抑圧点の関係を示した図である。図の横軸は、ピーク抑圧点(PAR)を示している。図の縦軸は、EVM(Error Vector Magnitude)を示している。
図に示すように、ピーク抑圧点が大きくなると、EVM(変調精度)はよくなる。EVMの範囲は規格で決められており、図の例では、ピーク抑圧点は、γ以上に設定する必要がある。
図13は、隣接チャネル漏洩電力を説明する図である。図の横軸は周波数を示し、縦軸は電力を示す。図に示す電力P101〜P104は、送信キャリアの電力を示す。電力P111〜P114は、隣接チャネル漏洩電力を示している。
隣接チャネル漏洩電力は規格で決められており、例えば、送信キャリア周波数帯から±5MHz離れた漏洩電力は−45dB以下、±10MHz離れた漏洩電力は−50dB以下と規定されている。
特開2006−270246号公報 特開2004−64711号公報
ところで、ピーク抑圧処理は、図11に示すように送信信号波形を加工するため、変調精度の劣化原因となる。例えば、ピーク抑圧点を小さく設定すると(図11の点線D111を下げると)、変調精度がより劣化してEVM規格を満足できなくなる。
逆に、変調精度をよくするために、ピーク抑圧点を大きく設定すると(図10の点線D101を右方向に設定すると)、送信信号の歪量が増え、隣接チャネル漏洩電力の規格を満足できなくなる。
そこで、従来、歪補償増幅装置のゲイン飽和点(図10の波形W102のフラットとなる部分)は、温度特性などを考慮し、ピーク抑圧点に対して数dBのマージンをとるようにしていた。つまり、波形102のフラットな部分をかさ上げし、線形性をよくしていた。そのため、消費電力が増加していたという問題点があった。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、消費電力を増加することなく、適切な変調精度を得ることができ、かつ、送信信号の歪を抑えた歪補償増幅装置および歪補償方法を提供することを目的とする。
本発明では上記問題を解決するために、図1に示すような増幅する送信信号の歪を補償して出力する歪補償増幅装置において、送信信号に歪補償処理を施す歪補償処理手段1と、歪補償処理手段1によって歪補償処理が施された送信信号を増幅する増幅手段2と、増幅手段2によって増幅された送信信号の周波数成分の電力を算出する周波数成分算出手段3と、周波数成分算出手段3によって算出された周波数成分の電力に基づいて歪補償処理手段1に入力される送信信号のピーク値を抑圧するピーク抑圧手段4と、を有することを特徴とする歪補償増幅装置が提供される。
このような歪補償増幅装置によれば、増幅された送信信号の周波数成分の電力を算出し、算出した送信信号の周波数成分の電力に基づいて送信信号のピーク値を抑圧する。
また、本発明では上記問題を解決するために、増幅する送信信号の歪を補償して出力する歪補償増幅装置において、指定された書き込みアドレスに歪補償係数を記憶し、指定された読み出しアドレスに記憶している前記歪補償係数を出力する係数記憶手段と、前記係数記憶手段から出力された前記歪補償係数を用いて、前記送信信号に歪補償処理を施す歪補償処理手段と、前記係数記憶手段に記憶されている前記歪補償係数に基づいて前記歪補償処理手段に入力される前記送信信号のピーク値を抑圧するピーク抑圧手段と、を有することを特徴とする歪補償増幅装置が提供される。
このような歪補償増幅装置によれば、送信信号の歪を補償する歪補償係数に基づいて送信信号のピーク値を抑圧する。
本発明の歪補償増幅装置では、増幅された送信信号の周波数成分の電力を算出し、算出した送信信号の周波数成分の電力に基づいて送信信号のピーク値を抑圧するようにした。これによって、アンプをマージンレスで使用することにより、消費電力を増加することなく、適切な変調精度を得ることができ、かつ、送信信号の歪を抑えることができる。
また、本発明の歪補償増幅装置では、送信信号の歪を補償する歪補償係数に基づいて送信信号のピーク値を抑圧するようにした。これによって、消費電力を増加することなく、適切な変調精度を得ることができ、かつ、送信信号の歪を抑えることができる。
以下、本発明の原理を図面を参照して詳細に説明する。
図1は、歪補償増幅装置の概要を示した図である。図に示すように歪補償増幅装置は、歪補償処理手段1、増幅手段2、周波数成分算出手段3、およびピーク抑圧手段4を有している。歪補償増幅装置は、例えば、無線通信システムの基地局に設置され、携帯端末に無線送信する送信信号の歪を補償して増幅する。
歪補償処理手段1は、送信信号に歪補償処理を施す。例えば、図10で説明したように、増幅手段2のアンプ特性が線形性を有するように歪補償処理を施す。
増幅手段2は、歪補償処理手段1によって歪補償処理が施された送信信号を増幅する。
周波数成分算出手段3は、増幅手段2によって増幅された送信信号の周波数成分の電力を算出する。周波数成分算出手段3は、例えば、FFT(Fast Fourier Transform)によって、送信信号の周波数成分の電力を算出する。
ピーク抑圧手段4は、周波数成分算出手段3によって算出された周波数成分の電力に基づいて、歪補償処理手段1に入力する送信信号のピーク値を抑圧する。
例えば、ピーク抑圧手段4は、送信信号の隣接チャネル漏洩電力に対応する周波数成分の電力が所定のしきい値より小さければ、送信信号の歪が小さいと判断し、ピーク抑圧点の値を大きくする。これにより、送信信号の歪は大きくなるが、変調精度はよくなる。
一方、送信信号の隣接チャネル漏洩電力に対応する周波数成分の電力が所定のしきい値より大きければ、送信信号の歪が大きいと判断し、ピーク抑圧点の値を小さくする。これにより、変調精度は悪くなるが、送信信号の歪を抑制することができる。
すなわち、図1の歪補償増幅装置は、送信信号のピーク値を抑圧するピーク抑圧点を固定せず、送信信号の周波数成分の電力に基づいて変動させ、トレードオフの関係にある変調精度と送信信号の歪とを適正にリアルタイムに制御する。これにより、歪補償増幅装置は、ゲイン飽和点にマージンを設けることなく、適切な変調精度を得ることができ、かつ、送信信号の歪を抑えることができる。
次に、本発明の第1の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
図2は、第1の実施の形態に係る歪補償増幅装置の回路図である。図に示すように歪補償増幅装置は、ゲイン調整部11、ピーク抑圧部12、乗算器13,19、D/A(Digital Analog)変換器(図中D/A)14、発振器15,18、QMOD(Quadrature MODulation)16、パワーアンプ17、A/D(Analog Digital)変換器(図中A/D)20、復調部21、遅延部22、減算器23、LMS(Least Mean Square)部24、アドレス生成部25、LUT(Look Up Table)26、FFT演算器27、CPU(Central Processing Unit)28、およびバス29を有している。図に示す歪補償増幅装置は、例えば、携帯電話の無線通信システムの基地局に適用され、送信電力の非線形歪を補償する。
ゲイン調整部11には、ベースバンドデータX(I,Q)が入力される。ゲイン調整部11は、バス29を介してCPU28と接続されており、CPU28の制御によって、ベースバンドデータX(I,Q)のゲインを調整する。
ピーク抑圧部12は、ゲイン調整されたベースバンドデータX(I,Q)のピーク抑圧処理を行う。ピーク抑圧部12は、バス29を介してCPU28と接続されており、CPU28の制御によって、ピーク抑圧点(ピーク抑圧値)が変更される。すなわち、ピーク抑圧部12は、ゲイン調整部11から出力されるベースバンドデータX(I,Q)が、CPU28によって指定されるピーク抑圧点を超えないように制御する。
アドレス生成部25は、ピーク抑圧部12から出力されるベースバンドデータX(I,Q)の電力(I2+Q2)に応じたアドレスを生成する。
LUT26は、歪補償係数を記憶しており、アドレス生成部25から出力されるアドレスに対応した歪補償係数を乗算器13に出力する。また、LUT26は、LMS部24によって更新される歪補償係数を、アドレス生成部25によって指定されるアドレスに格納する。LUT26は、例えば、RAM(Random Access Memory)などの記憶装置によって構成される。
乗算器13は、ピーク抑圧部12から出力されるベースバンドデータX(I,Q)に、LUT26から出力される歪補償係数を乗算してD/A変換器14に出力する。すなわち、乗算器13は、ベースバンドデータX(I,Q)に歪補償処理を施す。
D/A変換器14は、ベースバンドデータX(I,Q)をアナログのベースバンド信号に変換し、QMOD16に出力する。
QMOD16は、発振器15から出力される信号によって、ベースバンド信号の周波数を無線周波数に変換し、パワーアンプ17に出力する。
パワーアンプ17は、QMOD16から出力される信号を増幅し、図示していないアンテナに出力する。
乗算器19には、パワーアンプ17の出力の一部が入力される。乗算器19は、発振器18から出力される信号によって、パワーアンプ17から出力される信号の周波数をダウンコンバートし、A/D変換器20に出力する。
A/D変換器20は、乗算器19から出力されるフィードバック信号をアナログ信号に変換し、復調部21に出力する。
復調部21は、A/D変換器20から出力される、QMOD16によって変調されたアナログ信号をベースバンドデータに復調する。
遅延部22は、ピーク抑圧部12から出力されるベースバンドデータX(I,Q)を遅延して、減算器23に出力する。遅延部22は、例えば、nタップの遅延フィルタであり、回路動作クロック周波数の1/n倍の精度で、ベースバンドデータX(I,Q)を遅延することができる。これにより、ピーク抑圧部12から出力されるベースバンドデータX(I,Q)と、遅延したフィードバック信号とのタイミングを合わせることができる。
減算器23は、遅延部22から出力されるベースバンドデータX(I,Q)と、復調部21から出力されるフィードバック信号との差分を算出し、LMS部24に出力する。
LMS部24は、LMSに基づいて、減算器23から出力される差分値がゼロとなるように、LUT26の歪補償係数を更新する。すなわち、歪補償増幅装置は、入力されるベースバンドデータX(I,Q)に、LUT26に記憶されている歪補償係数を乗算してパワーアンプ17に出力する。そして、LMS部24は、入力されたベースバンドデータX(I,Q)と、パワーアンプ17からのフィードバック信号との差分がゼロとなるように、LMSによる適応信号処理によって、LUT26の歪補償係数を更新する。
FFT演算器27は、A/D変換器20から出力されるフィードバック信号をFFT処理する。すなわち、FFT演算器27は、携帯電話に送信される信号の周波数成分を算出する。
CPU28は、バス29を介して、ゲイン調整部11、ピーク抑圧部12、およびFFT演算器27と接続されている。CPU28は、FFT演算器27から、隣接チャネル漏洩電力に対応する周波数成分の電力(以下、隣接チャネル漏洩電力)を取得する。CPU28は、取得した隣接チャネル漏洩電力に基づいて、ゲイン調整部11およびピーク抑圧部12を制御する。
図3は、CPUの機能ブロック図である。図に示すようにCPU28は、FFT演算結果取得部41、しきい値比較部42、ピーク抑圧点制御部43、およびゲイン制御部44を有している。CPU28は、図示していない記憶装置に記憶されているプログラムに従って、図のような機能を有する。
FFT演算結果取得部41は、携帯電話に送信される信号の隣接チャネル漏洩電力をFFT演算器27から取得する。
しきい値比較部42は、FFT演算結果取得部41によって取得された隣接チャネル漏洩電力と2つのしきい値とを比較する。
図4は、しきい値を説明する図である。図には、FFT演算器27のFFT演算結果が示してある。横軸は周波数を示し、縦軸は電力を示す。図に示す電力P11〜P14は、送信キャリアの電力を示す。電力P21,P22は、隣接チャネル漏洩電力を示している。
しきい値比較部42は、FFT演算器27から取得した電力P21,P22と、予め設定されている上限しきい値α1と下限しきい値β1(β1<α1)とを比較する。
下限しきい値β1は、ACLR(隣接チャネル漏洩電力)規格(−45dB)に対して十分マージンの取れた値に設定する。例えば、−48dBとなるように下限しきい値β1を設定する。上限しきい値α1は、下限しきい値β1より大きく、ACLR規格(−45dB)に対して、スペックアウトしない値に設定する。例えば、−46dBとなるように上限しきい値α1を設定する。
しきい値比較部42は、隣接チャネル漏洩電力の電力P21,P22と、上限しきい値α1と下限しきい値β1との比較結果を、ピーク抑圧点制御部43に出力する。
ピーク抑圧点制御部43は、しきい値比較部42の比較結果に基づいて、ピーク抑圧部12を制御する。
具体的には、ピーク抑圧点制御部43は、隣接チャネル漏洩電力の電力P21,P22が下限しきい値β1より小さいと判断(比較)された場合、送信信号の波形の歪が十分小さいと判断できるので、ピーク抑圧点を大きくなるようにピーク抑圧部12を制御する。
また、ピーク抑圧点制御部43は、隣接チャネル漏洩電力の電力P21,P22が上限しきい値α1より大きいと判断された場合、送信信号の波形の歪が大きいと判断できるので、ピーク抑圧点を小さくなるように制御する。
また、ピーク抑圧点制御部43は、隣接チャネル漏洩電力の電力P21,P22が下限しきい値β1と上限しきい値α1の間にあると判断された場合、現在のピーク抑圧点を維持するようにする。
このように、送信信号の歪が十分小さい場合、ピーク抑圧点を大きくして、変調精度を向上する。また、送信信号の波形の歪が大きい場合、ピーク抑圧点を小さくして、送信信号の歪を低減する。つまり、図2の歪補償増幅装置は、ピーク抑圧点を変動させ、トレードオフの関係にある変調精度と送信信号の波形の歪とを適正に制御し、最適な送信信号を携帯電話に送信できるようにする。
ゲイン制御部44は、ピーク抑圧点制御部43の制御するピーク抑圧点を監視し、そのピーク抑圧点に基づいてゲイン調整部11のゲインを調整する。
具体的には、ピーク抑圧点制御部43の制御しようとするピーク抑圧点が、図12に示した下限値γを下回る場合、ゲイン制御部44は、そのピーク抑圧点をピーク抑圧部12に出力しないようにピーク抑圧点制御部43を制御する。そして、ゲイン制御部44は、ゲイン調整部11のゲインが小さくなるようにゲイン調整部11を制御する。
すなわち、ピーク抑圧点は、EVM規格上、図12で示したγの値を下回ることができないので、この場合、ゲイン制御部44は、ピーク抑圧部12に出力するベースバンドデータX(I,Q)のゲインが小さくなるように制御する。つまり、ゲイン制御部44は、ベースバンドデータX(I,Q)のゲインを下げることによって、ベースバンドデータX(I,Q)のピーク値がピーク抑圧点を超えないように制御する。
図5は、歪補償増幅装置の動作を示したフローチャートである。歪補償増幅装置は、送信信号出力時において、以下のステップに基づく処理を間欠的に行う。例えば、60秒おきに図のステップの処理を行う。
ステップS1において、CPU28は、FFT演算器27からACLRを取得する。
ステップS2において、CPU28は、ACLRが下限しきい値β1より大きいか否か判断する。ACLRが下限しきい値β1より大きければ、ステップS4へ進む。ACLRが下限しきい値β1以下であれば、ステップS3へ進む。
ステップS3において、CPU28は、ピーク抑圧点(PAR)を所定値上げるようにピーク抑圧部12を制御する。すなわち、CPU28は、送信信号の波形の歪が十分小さいので、ピーク抑圧点を所定値上げて変調精度がよくなるようにする。
ステップS4において、CPU28は、ACLRが上限しきい値α1より小さいか否か判断する。ACLRが上限しきい値α1より小さければ、処理を終了する。すなわち、ACLRが下限しきい値β1より大きく、上限しきい値α11より小さければ、ピーク抑圧点を変更することなく、処理を終了する。ACLRが上限しきい値α1以上であれば、ステップS5へ進む。
ステップS5において、CPU28は、ピーク抑圧点(PAR)を所定値下げるようにピーク抑圧部12を制御する。すなわち、CPU28は、送信信号の波形の歪が大きいので、ピーク抑圧点を所定値下げるようにし、送信信号の波形の歪が小さくなるようにする。
ステップS6において、CPU28は、ステップS5で下げたピーク抑圧点がEVM規格で決められた下限値γより大きいか否か判断する。ステップS5で下げたピーク抑圧点がEVM規格で決められた下限値γより大きい場合、処理を終了する。ステップS5で下げたピーク抑圧点がEVM規格で決められた下限値γ以下である場合、ステップS7へ進む。
ステップS7において、CPU28は、ゲイン調整部11を制御し、ベースバンドデータX(I,Q)のゲインを下げる。すなわち、CPU28は、ピーク抑圧点をγより下げることができないので、ベースバンドデータX(I,Q)のゲインを下げて、ベースバンドデータX(I,Q)のピーク値がピーク抑圧点を超えないようにする。
このように、歪補償増幅装置は、パワーアンプ17によって増幅された送信信号の隣接チャネル漏洩電力に基づいて送信信号のピーク値を抑圧するようにした。これによって、ゲイン飽和点のマージンを設けることなく、適切な変調精度を得ることができ、かつ、送信信号の歪を抑えることができる。
なお、上記では、上限しきい値α1と下限しきい値β1は、1つの隣接チャネル漏洩電力の周波数に対してのみ設けていた。しかし、複数の隣接チャネル漏洩電力の周波数に対して複数の上限しきい値と下限しきい値とを設けてもよい。例えば、送信キャリア周波数帯から±5MHz離れた漏洩電力に対し、上記の上限しきい値α1と下限しきい値β1とを設け、±10MHz離れた漏洩電力に対し、別の上限しきい値と下限しきい値とを設けるようにする。
また、上記では、FFT演算器27がFFT演算を行っているが、CPU28がプログラムに従って、FFT演算を行うようにしてもよい。
次に、本発明の第2の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。図10で説明したように、ピーク抑圧点がゲイン飽和する部分に設定されると、歪補償係数が発散する場合が生じる。第2の実施の形態では、歪補償係数のピーク値を監視し、そのピーク値に基づいてピーク抑圧点およびベースバンドデータのゲインを制御するようにする。
図6は、第2の実施の形態に係る歪補償増幅装置の回路図である。図6において、図2と同じものには同じ符号を付し、その説明を省略する。
図6の歪補償増幅装置は、図2の歪補償増幅装置に対し、FFT演算器27が省略されている。また、CPU28は、バス29を介して、LUT26と接続されている。
ピーク抑圧点が大きい場合、ゲイン飽和するレベルのベースバンドデータX(I,Q)が入力されると、歪補償係数は無限大の値(実際は有限の値)となり、発散してしまう。そこで、CPU28は、LUT26の歪補償係数のピーク値を検出し、検出した歪補償係数のピーク値に基づいて、ゲイン調整部11およびピーク抑圧部12を制御する。
図7は、CPUの機能ブロック図である。図に示すようにCPU28は、歪補償係数取得部51、しきい値比較部52、ピーク抑圧点制御部53、およびゲイン制御部54を有している。CPU28は、図示していない記憶装置に記憶されているプログラムに従って、図のような機能を有する。
歪補償係数取得部51は、LUT26に記憶されている歪補償係数のピーク値(最大値)を検出する。
しきい値比較部52は、歪補償係数取得部51によって取得された歪補償係数のピーク値と2つのしきい値とを比較する。
図8は、歪補償係数のピーク値を説明する図である。図の横軸は歪補償増幅装置に入力されるベースバンドデータX(I,Q)の入力レベルを示し、縦軸はLUT26の歪補償係数の値を示している。
歪補償係数は、歪補償増幅装置に入力されるベースバンドデータX(I,Q)のレベル変動に伴って、図8に示すように変動する。図10で説明したようにベースバンドデータX(I,Q)の入力レベルが上昇し、ゲイン飽和部分に近づくと、パワーアンプ17のゲイン特性は線形性からずれてくる。このため、歪補償係数も、ベースバンドデータX(I,Q)の入力レベルが大きくなるに従って大きくなっている。
ある時間内において、ベースバンドデータX(I,Q)の入力レベルが図8の範囲で変化したとすると、歪補償係数のピーク値は、図の矢印A1となる。この場合、歪補償係数取得部51は、歪補償係数のピーク値として図の矢印A1の値を取得することになる。
しきい値比較部52は、LUT26から取得した歪補償係数のピーク値と、予め設定されている上限しきい値α11と下限しきい値β11(β11<α11)とを比較する。
ピーク抑圧点制御部53は、しきい値比較部52の比較結果に基づいて、ピーク抑圧部12を制御する。
具体的には、歪補償係数のピーク値が上限しきい値α11より大きいと判断(比較)された場合、そのピーク値がしきい値α11より小さくなるように、ピーク抑圧点を設定する。すなわち、ピーク抑圧点制御部53は、ピーク抑圧点を下げるようにピーク抑圧部12を制御する。なお、ピーク抑圧点制御部53は、しきい値比較部52によって、歪補償係数のピーク値が上限しきい値α11より大きいと判断された場合、LUT26のそのピーク値をα11−δの値に書き換える。すなわち、LUT26のピーク値を、上限しきい値α11より小さい値に書き換える。これは、LUT26のピーク値が再度、同じピーク値で上限しきい値α11を超えたと判断されるのを防ぐためである。
また、歪補償係数のピーク値が下限しきい値β11より小さいと判断された場合、そのピーク値がしきい値β11以上となるように、ピーク抑圧点を設定する。すなわち、ピーク抑圧点制御部53は、ピーク抑圧点を上げるようにピーク抑圧部12を制御する。
また、歪補償係数のピーク値が下限しきい値β11より大きく上限しきい値α11より小さいと判断された場合、ピーク抑圧点制御部53は、現在のピーク抑圧点を維持するようにする。
このように、歪補償係数のピーク値が上限しきい値α11より大きくなった場合、ピーク抑圧点を小さくして歪補償係数の発散を抑制するようにする。また、歪補償係数のピーク値が下限しきい値β11より小さくなった場合、ピーク抑圧点を大きくして、変調精度を向上する。つまり、図6の歪補償増幅装置は、ピーク抑圧点を変動させ、トレードオフの関係にある変調精度と送信信号の波形の歪とを適正に制御し、最適な送信信号を出力する。
ゲイン制御部54は、ピーク抑圧点制御部53の制御するピーク抑圧点を監視し、そのピーク抑圧点に基づいてゲイン調整部11のゲインを調整する。
具体的には、ピーク抑圧点制御部53の制御しようとするピーク抑圧点が、図12に示した下限値γを下回る場合、ゲイン制御部54は、そのピーク抑圧点をピーク抑圧部12に出力しないようにピーク抑圧点制御部53を制御する。そして、ゲイン制御部54は、ゲイン調整部11のゲインが小さくなるようにゲイン調整部11を制御する。
すなわち、ピーク抑圧点は、EVM規格上、図12で示したγの値を下回ることができないので、この場合、ゲイン制御部54は、ピーク抑圧部12に出力するベースバンドデータX(I,Q)のゲインが小さくなるように制御する。つまり、ゲイン制御部54は、ベースバンドデータX(I,Q)のゲインを下げることによって、ベースバンドデータX(I,Q)のピーク値がピーク抑圧点を超えないように制御する。
図9は、歪補償増幅装置の動作を示したフローチャートである。歪補償増幅装置は、送信信号出力時において、以下のステップに基づく処理を間欠的に行う。例えば、60秒おきに図のステップの処理を行う。
ステップS11において、CPU28は、LUT26から歪補償係数の最大値を取得する。
ステップS12において、CPU28は、歪補償係数の最大値が上限しきい値α11より小さいか否か判断する。歪補償係数の最大値が上限しきい値α11より小さければ、ステップS17へ進む。歪補償係数の最大値が上限しきい値α11以上であれば、ステップS13へ進む。
ステップS13において、CPU28は、LUT26の歪補償係数の最大値を、α11−δに書き換える。
ステップS14において、CPU28は、ピーク抑圧点(PAR)を所定値下げるようにピーク抑圧部12を制御する。すなわち、CPU28は、送信信号の波形の歪が大きいので、ピーク抑圧点を所定値下げるようにし、送信信号の波形の歪が小さくなるようにする。
ステップS15において、CPU28は、ステップS14で下げたピーク抑圧点がEVM規格で決められた下限値γより大きいか否か判断する。ステップS14で下げたピーク抑圧点がEVM規格で決められた下限値γより大きい場合、処理を終了する。ステップS14で下げたピーク抑圧点がEVM規格で決められた下限値γ以下である場合、ステップS16へ進む。
ステップS16において、CPU28は、ゲイン調整部11を制御し、ベースバンドデータX(I,Q)のゲインを下げる。すなわち、CPU28は、ピーク抑圧点をγより下げることができないので、ベースバンドデータX(I,Q)のゲインを下げて、ベースバンドデータX(I,Q)のピーク値がピーク抑圧点を超えないようにする。
ステップS17において、CPU28は、歪補償係数の最大値が下限しきい値β11より大きいか否か判断する。歪補償係数の最大値が下限しきい値β11より大きければ、処理を終了する。すなわち、歪補償係数の最大値が下限しきい値β11より大きく、上限しきい値α11より小さければ、ピーク抑圧点を変更することなく、処理を終了する。歪補償係数の最大値が下限しきい値β11以下であれば、ステップS18へ進む。
ステップS18において、CPU28は、ピーク抑圧点(PAR)を所定値上げるようにピーク抑圧部12を制御する。すなわち、CPU28は、送信信号の波形の歪が十分小さいので、ピーク抑圧点を上げて変調精度がよくなるようにする。
このように、歪補償増幅装置は、LUT26の歪補償係数のピーク値に基づいて送信信号のピーク値を抑圧するようにした。これによって、ゲイン飽和点のマージンを設けることなく、適切な変調精度を得ることができ、かつ、送信信号の歪を抑えることができる。
歪補償増幅装置の概要を示した図である。 第1の実施の形態に係る歪補償増幅装置の回路図である。 CPUの機能ブロック図である。 しきい値を説明する図である。 歪補償増幅装置の動作を示したフローチャートである。 第2の実施の形態に係る歪補償増幅装置の回路図である。 CPUの機能ブロック図である。 歪補償係数のピーク値を説明する図である。 歪補償増幅装置の動作を示したフローチャートである。 歪補償増幅装置のアンプ特性を説明する図である。 ピーク抑圧処理を説明する図である。 変調精度とピーク抑圧点の関係を示した図である。 隣接チャネル漏洩電力を説明する図である。
符号の説明
1 歪補償処理手段
2 増幅手段
3 周波数成分算出手段
4 ピーク抑圧手段

Claims (7)

  1. 増幅する送信信号の歪を補償して出力する歪補償増幅装置において、
    前記送信信号に歪補償処理を施す歪補償処理手段と、
    前記歪補償処理手段によって前記歪補償処理が施され前記送信信号を増幅する増幅手段と、
    前記増幅手段によって増幅され前記送信信号の周波数成分の電力を算出する周波数成分算出手段と、
    前記周波数成分算出手段によって算出され前記周波数成分の電力に基づいて前記歪補償処理手段に入力される前記送信信号のピーク値を抑圧するピーク抑圧手段と、を備え、
    前記ピーク抑圧手段は、
    隣接チャネル漏洩電力に対応する前記周波数成分の電力が、下限しきい値より小さい場合、前記送信信号のピーク抑圧点を上げ、隣接チャネル漏洩電力に対応する前記周波数成分の電力が、前記下限しきい値より大きい上限しきい値より大きい場合、前記ピーク抑圧点を下げ、
    前記ピーク抑圧手段が前記送信信号の前記ピーク抑圧点を下げた場合で、前記ピーク抑圧点が変調精度を満たすための閾値より小さい場合、前記ピーク抑圧手段に入力される前記送信信号のゲインを下げるゲイン制御部をさらに有することを特徴とする歪補償増幅装置。
  2. 増幅する送信信号の歪を補償して出力する歪補償増幅装置の歪補償方法において、
    歪補償処理手段が前記送信信号に歪補償処理を施し、
    増幅手段が前記歪補償処理手段によって前記歪補償処理が施される前記送信信号を増幅し、
    周波数成分算出手段が前記増幅手段によって増幅される前記送信信号の周波数成分の電力を算出し、
    ピーク抑圧手段が前記周波数成分算出手段によって算出される前記周波数成分の電力に基づいて前記歪補償処理手段に入力される前記送信信号のピーク値を抑圧する、とともに、
    前記ピーク抑圧手段は、隣接チャネル漏洩電力に対応する前記周波数成分の電力が、下限しきい値より小さい場合、前記送信信号のピーク抑圧点を上げ、隣接チャネル漏洩電力に対応する前記周波数成分の電力が、前記下限しきい値より大きい上限しきい値より大きい場合、前記ピーク抑圧点を下げ、
    ゲイン制御部が前記ピーク抑圧手段が前記送信信号の前記ピーク抑圧点を下げた場合で、前記ピーク抑圧点が変調精度を満たすための閾値より小さい場合、前記ピーク抑圧手段に入力される前記送信信号のゲインを下げる、
    ことを特徴とする歪補償方法。
  3. 増幅する送信信号の歪を補償して出力する歪補償増幅装置において、
    指定される書き込みアドレスに歪補償係数を記憶し、指定される読み出しアドレスに記憶している前記歪補償係数を出力する係数記憶手段と、
    前記係数記憶手段から出力される前記歪補償係数を用いて、前記送信信号に歪補償処理を施す歪補償処理手段と、
    前記係数記憶手段に記憶されている前記歪補償係数に基づいて前記歪補償処理手段に入力される前記送信信号のピーク値を抑圧するピーク抑圧手段と、
    を有することを特徴とする歪補償増幅装置。
  4. 前記ピーク抑圧手段は、前記歪補償係数の最大値を、上限しきい値と前記上限しきい値より小さい下限しきい値と比較して、前記送信信号のピーク値を抑圧することを特徴とする請求項3記載の歪補償増幅装置。
  5. 前記ピーク抑圧手段は、前記歪補償係数の最大値が前記上限しきい値より大きい場合、前記ピーク値を抑圧する抑圧点を下げ、前記歪補償係数の最大値が前記下限しきい値より小さい場合、前記ピーク値を抑圧する前記抑圧点を上げることを特徴とする請求項4記載の歪補償増幅装置。
  6. 前記抑圧点を下げた値が予め決められた設定値よりも小さい場合、前記歪補償処理手段に入力される前記送信信号のゲインを下げるゲイン制御手段を有することを特徴とする請求項5記載の歪補償増幅装置。
  7. 増幅する送信信号の歪を補償して出力する歪補償増幅装置の歪補償方法において、
    歪補償処理手段が指定される書き込みアドレスに歪補償係数を記憶し、指定される読み出しアドレスに記憶している前記歪補償係数を出力する係数記憶手段から出力される前記歪補償係数を用いて、前記送信信号に歪補償処理を施し、
    ピーク抑圧手段が前記係数記憶手段に記憶されている前記歪補償係数に基づいて前記歪補償処理手段に入力される前記送信信号のピーク値を抑圧する、
    ことを特徴とする歪補償方法。
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