JP4941177B2 - 車両のシートベルトリトラクタ取付け部構造 - Google Patents
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Description
本発明の目的は、製作コストを低廉化できる車両のシートベルトリトラクタ取付け部構造を提供する点にある。
シートベルトリトラクタを配置する第1開口部とシートベルトを通過させる第2開口部とから成る開口を車体パネルに形成し,
前記車体パネルを補強する第1リーンフォースを前記車体パネルの車室外側の面に固着し、
前記第1開口部に配置したシートベルトリトラクタを前記車体パネルに取付け、
前記第1リーンフォースに、前記第2開口部の車室外側に位置する第1延出部を設け、
この第1延出部から車室内側に突出して前記シートベルトの車室外側の面に当接可能な突出部を設けてある点にある。(請求項1)
車体パネルは第1リーンフォースで補強してあり、車体パネルに開口を形成したことによる強度の低下を第1リーンフォースで抑制することができる。そして、車体パネルを製作する場合、開口の大きさを従来より第2開口部の分だけ大きく形成するだけで済み、車体パネルを製作するための工数の増加を抑えることができる。さらに、車体パネルよりも小さい部材である第1リーンフォースに前記突出部を設けることで、突出部の加工に手間がかからず、簡単に加工することができる。これにより製作コストを低廉化することができる。(請求項1)
前記車体パネルは車両のリヤピラーを構成するクオータインナパネルであり、
前記第2開口部は前記第1開口部の上側に位置し、
前記第1リーンフォースの第1延出部は前記第2開口部の上側の第1リーンフォース部分から下側に延出していると、次の作用を奏することができる。(請求項2)
前記突出部を前記第1リーンフォースの第1延出部の上端部に設け、
前記第1延出部に、車室外側に凹んで車室内側と下側が開放した凹部を、前記突出部の下方に位置する状態に設け、この凹部を前記シートベルトよりも幅広に設定して、前記シートベルトのガイド用の凹部に構成してあると、次の作用を奏することができる。(請求項3)
前記シートベルトを挿通支持するショルダアンカを、前記第2開口部の上側の第1リーンフォース部分と、この第1リーンフォース部分を重合した車体パネルとにボルト固定し、
前記ショルダアンカのボルト固定用のボルトを螺合させるナットを前記第1リーンフォース部分に溶接固着してあると、次の作用を奏することができる。(請求項4)
前記シートベルトリトラクタの取付け部を補強する第2リーンフォースを前記第1開口部の下側の車体パネル部分に固着し、
前記第1リーンフォースの下端部に、前記第1開口部の径方向外方側の側方に位置する第2延出部を設け、この第2延出部を前記第2リーンフォースの上端部に溶接固着してあると、次の作用を奏することができる。(請求項5)
前記凹部の底壁の下端部を車室外側に折曲してあると、前記凹部の底壁の下端部とシートベルトとの干渉をより回避しやすくすることができ、シートベルトを円滑に繰り出し及び巻き取りすることができる。
製作コストを低廉化できる車両のシートベルトリトラクタ取付け部構造を提供することができた。
図1,図2に、自動車の右側の後部車体を車室内側から見た状態を示し、図3に前記後部車体を自動車の後方から見た状態を示してある。図1はシートベルトリトラクタを取付ける前の後部車体を示し、図2は、シートベルトリトラクタを取付けた後の後部車体を示している。図1〜図3において、符号1はリヤドアの開口、2は金属製のインナーパネル(車体パネルに相当)、3はシートベルト4を巻き取るシートベルトリトラクタである。
各図に示すように、インナーパネル2は、リヤフェンダーパネルの車幅方向内側(車室内側)のホイールハウスを形成する下側パネル部5と、下側パネル部5から立ち上がり、アウターパネル6(図8参照)とともにリヤピラー7を構成する上側パネル部15とから成る。下側パネル部5と上側パネル部15は互いに溶接固着されている。
(1) 前記突出部51の断面形状は上記の実施形態の断面円弧状に限られるものではなく、鋭利でない凸形状であればよい。
(2) 上記の実施形態では、自動車の右側のシートベルトリトラクタ取付け部構造について説明したが、本発明を自動車の左側のシートベルトリトラクタ取付け部構造にも適用することができる。
3 シートベルトリトラクタ
4 シートベルト
4A シートベルトの車室外側の面
7 リヤピラー
12A 車体パネルの車室外側の面
17 ショルダアンカ
21 第2リーンフォース
31 第1リーンフォース
32 第1リーンフォース部分
39 ボルト
40 開口
41 第1開口部
42 第2開口部
50 第1延出部
51 突出部
55 凹部
55A 凹部の底壁
56 ナット
57 第2延出部
D1 車室内側
D2 車室外側
Claims (6)
- シートベルトリトラクタを配置する第1開口部とシートベルトを通過させる第2開口部とから成る開口を車体パネルに形成し,
前記車体パネルを補強する第1リーンフォースを前記車体パネルの車室外側の面に固着し、
前記第1開口部に配置したシートベルトリトラクタを前記車体パネルに取付け、
前記第1リーンフォースに、前記第2開口部の車室外側に位置する第1延出部を設け、
この第1延出部から車室内側に突出して前記シートベルトの車室外側の面に当接可能な突出部を設けてある車両のシートベルトリトラクタ取付け部構造。 - 前記車体パネルは車両のリヤピラーを構成するクオータインナパネルであり、
前記第2開口部は前記第1開口部の上側に位置し、
前記第1リーンフォースの第1延出部は前記第2開口部の上側の第1リーンフォース部分から下側に延出している請求項1記載の車両のシートベルトリトラクタ取付け部構造。 - 前記突出部を前記第1リーンフォースの第1延出部の上端部に設け、
前記第1延出部に、車室外側に凹んで車室内側と下側が開放した凹部を、前記突出部の下方に位置する状態に設け、この凹部を前記シートベルトよりも幅広に設定して、前記シートベルトのガイド用の凹部に構成してある請求項2記載の車両のシートベルトリトラクタ取付け部構造。 - 前記シートベルトを挿通支持するショルダアンカを、前記第2開口部の上側の第1リーンフォース部分と、この第1リーンフォース部分を重合した車体パネルとにボルト固定し、
前記ショルダアンカのボルト固定用のボルトを螺合させるナットを前記第1リーンフォース部分に溶接固着してある請求項3記載の車両のシートベルトリトラクタ取付け部構造。 - 前記シートベルトリトラクタの取付け部を補強する第2リーンフォースを前記第1開口部の下側の車体パネル部分に固着し、
前記第1リーンフォースの下端部に、前記第1開口部の径方向外方側の側方に位置する第2延出部を設け、この第2延出部を前記第2リーンフォースの上端部に溶接固着してある請求項4記載の車両のシートベルトリトラクタ取付け部構造。 - 前記凹部の底壁の下端部を車室外側に折曲してある請求項3〜5のいずれか一つに記載の車両のシートベルトリトラクタ取付け部構造。
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JP2007219128A JP4941177B2 (ja) | 2007-08-25 | 2007-08-25 | 車両のシートベルトリトラクタ取付け部構造 |
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