JP4941040B2 - テスト仕様書生成プログラム、およびテスト仕様書生成装置 - Google Patents

テスト仕様書生成プログラム、およびテスト仕様書生成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4941040B2
JP4941040B2 JP2007078077A JP2007078077A JP4941040B2 JP 4941040 B2 JP4941040 B2 JP 4941040B2 JP 2007078077 A JP2007078077 A JP 2007078077A JP 2007078077 A JP2007078077 A JP 2007078077A JP 4941040 B2 JP4941040 B2 JP 4941040B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
business flow
business
test
flow
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007078077A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008242540A (ja
Inventor
啓介 矢野
剛 金井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2007078077A priority Critical patent/JP4941040B2/ja
Priority to US12/068,353 priority patent/US7949901B2/en
Priority to EP08101951.5A priority patent/EP1975803B1/en
Publication of JP2008242540A publication Critical patent/JP2008242540A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4941040B2 publication Critical patent/JP4941040B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F11/00Error detection; Error correction; Monitoring
    • G06F11/22Detection or location of defective computer hardware by testing during standby operation or during idle time, e.g. start-up testing
    • G06F11/26Functional testing
    • G06F11/263Generation of test inputs, e.g. test vectors, patterns or sequences ; with adaptation of the tested hardware for testability with external testers

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Quality & Reliability (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Debugging And Monitoring (AREA)
  • Stored Programmes (AREA)

Description

本発明はテスト仕様書を生成するテスト仕様書生成プログラム、およびテスト仕様書生成装置に関し、特にコンピュータシステムのシステムテスト仕様書を自動生成するテスト仕様書生成プログラム、およびテスト仕様書生成装置に関する。
従来、設計工程でエントリした設計情報リポジトリからテスト工程で使用するテスト仕様書を生成するテスト仕様書作成装置が考えられている(例えば、特許文献1参照)。これにより、設計情報を用いてテスト仕様書を自動生成することで、テスト工程の作業効率を向上でき、新規システムの開発生産性を上げることができる。
特開平11−282666号公報
新規システムの開発時では、上述した特許文献1の技術で問題は生じないが、開発時からある程度時間が経過した後に、再テストや再設計時などで稼動後のシステムを見直す場合がある。
このような場合に、開発時からある程度時間が経過した後に、稼動中のシステムの拡張や、システムの一部変更が行われることにより、開発対象の部分だけでなく、システム全体をテストすることが必要になる。このようなケースのように、開発後から経年したコンピュータシステムでは、開発時のドキュメントの紛失や追加開発部分のドキュメントの不備、およびシステムエキスパートが不在になるなどのため、しばしば設計情報が不明となる事態が生じる。
また、例えば、業務の変化などにより、当初の設計情報自体が業務にマッチしなくなっていることが考えられる。例えば、設計当初の想定と実業務とのギャップが生じた場合などである。
さらに、実際に稼動しているシステムに対して、利用者によって設計段階では想定していなかった操作が頻繁に行われる場合もある。
ここで、想定し得るすべての手順を、漏れなくそのままテストし直すのは、業務の実態から見てあまり重要ではないプログラムも含め、すべての業務の流れについて網羅的にテストすることになる。したがって、実際の業務では全く実行されない業務の流れについてもテストすることになり、現実的でない。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、実際の業務における稼動によって取得したデータに基づいて、業務上重要な処理についてテストするための、業務の実態に即したコンピュータシステムのシステムテスト仕様書を自動生成するテスト仕様書生成プログラム、およびテスト仕様書生成装置を提供することを目的とする。
本発明では上記課題を解決するために、図1に示すようなテスト仕様書生成プログラムが提供される。本発明に係るテスト仕様書生成プログラムは、実際の業務における稼動によって取得したデータに基づいて、業務上重要な処理についてテストするための、業務の実態に即したコンピュータシステムのシステムテスト仕様書を自動生成するものである。
このテスト仕様書生成プログラムを実行するコンピュータ10は、更新情報記憶手段11、機能テスト情報記憶手段12、業務フロー抽出手段13、およびシステムテスト情報生成手段14を有する。更新情報記憶手段11は、複数のデータ集合の更新処理を含むデータ更新処理を個々に識別する処理識別情報と、データ更新処理によって更新されたデータ集合のデータ集合名と、データ集合が更新された更新時刻とをそれぞれ関連付けて記憶する。機能テスト情報記憶手段12は、コンピュータシステムで実行される業務フローを構成する業務ステップを実現する各モジュールが、要求を満たしているか否かをチェックする機能テストの手順を示す機能テスト情報12a,12b,12cを記憶する。業務フロー抽出手段13は、更新情報記憶手段11が記憶する更新情報から、処理識別情報により同一と識別されるデータ更新処理ごとに、データ更新処理によって更新されたデータ集合のデータ集合名を、更新時刻の早い順に並べたフロー情報を生成する。システムテスト情報生成手段14は、機能テスト情報記憶手段12が記憶する機能テスト情報12a,12b,12cから、業務フロー抽出手段13で生成したフロー情報に示された業務フローごとに、業務フローを構成する業務ステップの並び順に対応して並べた機能テストの並び順を示すシステムテスト情報を生成する。
このようなテスト仕様書生成プログラムを実行するコンピュータによれば、業務フロー抽出手段13により、データ集合の更新順序を表すフロー情報が生成される。次に、システムテスト情報生成手段14により、業務フローごとに、業務ステップの並び順に対応して並べた機能テストの並び順を示すシステムテスト情報30が生成される。
本発明では、更新情報を用いて業務フローを特定し、業務フローを構成する業務ステップの順に、対応する機能テストを並べて、この並び順をシステムテスト情報30として生成することとした。これにより、実際の業務で実行される業務フローに基づいて、システム仕様書を作成することができる。したがって、生成されるシステムテスト仕様書が、既に稼動しているコンピュータシステムについての保守時や改変時におけるシステムテストの作業効率の向上に大変有用となる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。まず、本発明の概要について説明し、その後、実施の形態の具体的な内容を説明する。
図1は、本実施の形態の概要を示す図である。図1に示されるコンピュータ10は、データベース管理システムが出力するデータベースの更新情報から、実際の業務で実行される業務フローについてテストする機能テストの順序を示すシステムテスト情報を生成するものである。コンピュータ10は、更新情報記憶手段11、機能テスト情報記憶手段12、業務フロー抽出手段13、およびシステムテスト情報生成手段14を有する。
更新情報記憶手段11は、データベース管理システム21,22,23が出力したデータベースの更新情報21a,22a,23aを記憶する。更新情報21a,22a,23aには、コンピュータシステムにおいて実行されたデータ更新処理を一意に識別する識別情報、そのデータ更新処理によって更新されたデータ集合のデータ集合名、および、データ集合が更新された更新時刻が含まれる。1つのデータ更新処理は、1つ以上のデータ集合の更新処理を含んでいる。ここで、データ更新処理の識別情報は、例えば、トランザクションIDなどである。また、データ集合は、例えば、関係データベースにおける1つのテーブルなどである。
機能テスト情報記憶手段12は、コンピュータシステムで実行される業務フローを構成する業務ステップを実現する各モジュールが、要求を満たしているか否かをチェックする機能テストの手順を示す機能テスト情報12a,12b,12cを記憶する。ここで、機能テスト情報12a,12b,12cは、業務フローを構成する個々の業務ステップを実現するためのモジュールをテストするための手順を示したものである。また、モジュールは、一定の処理機能を持つプログラムの部品である。
業務フロー抽出手段13は、更新情報記憶手段11に記憶された更新情報を分析して、業務フローを抽出する。具体的には、業務フロー抽出手段13は、データ更新処理ごとに、データ更新処理によって更新されたすべてのデータ集合のデータ集合名を更新時刻の早い順に並べたフロー情報を作成する。
システムテスト情報生成手段14は、業務フロー抽出手段13で生成したフロー情報に示された業務フローごとに、機能テスト情報記憶手段12から、業務フローを構成する業務ステップに対応する機能テスト情報12a,12b,12cを読み出す。次に、システムテスト情報生成手段14は、業務フロー抽出手段13で生成したフロー情報に示された業務フローごとに、業務フローを構成する業務ステップの並び順に対応して並べた機能テストの並び順を示すシステムテスト情報30を生成する。
このようなコンピュータ10によれば、業務フロー抽出手段13により、データ集合の更新順序を表すフロー情報が生成される。次に、システムテスト情報生成手段14により、業務フローごとに、業務ステップの並び順に対応して並べた機能テストの並び順を示すシステムテスト情報30が生成される。
これにより、更新情報を用いて業務フローを特定し、実際の業務で実行される業務フローに基づいて、システム仕様書を作成することができる。したがって、生成されるシステムテスト仕様書が、既に稼動しているコンピュータシステムについての保守時や改変時におけるシステムテストの作業効率の向上に大変有用となる。
[第1の実施の形態]
以下、第1の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
図2は、本実施の形態のシステム構成を示す図である。本実施の形態のテスト仕様書生成システムは、データベース管理システムが出力するデータベースの更新情報を分析し、業務フローのシステムテスト仕様書を自動的に抽出するものである。
本実施の形態のテスト仕様書生成システムは、テスト仕様書生成装置100、業務サーバ200a,200b、データベースサーバ300a,300b,300c、テスト用端末装置400、およびネットワーク60で構成される。テスト仕様書生成装置100、業務サーバ200a,200b、およびデータベースサーバ300a,300b,300c、テスト用端末装置400は、ネットワーク60に接続されており、相互に通信が可能である。
業務サーバ200a,200bでは、それぞれアプリケーションプログラムが実行される。例えば、業務サーバ200aで在庫管理プログラムが、業務サーバ200bで受注管理プログラムが実行される。業務サーバ200a,200bで実行されるアプリケーションプログラムは、必要に応じて、ネットワーク60を通じてデータベースサーバ300a,300b,300cにアクセスし、データベースサーバ300a,300b,300cで管理されるデータを利用する。
データベースサーバ300a,300b,300cでは、それぞれデータベース管理システムが実行される。データベース管理システムは、業務サーバ200a,200bで実行されるアプリケーションプログラムが利用するデータを管理する。データベース管理システムは、テーブル形式でデータを管理しており、アプリケーションプログラムからの要求に応じてデータの検索および更新の処理を行う。ここで、データの更新処理が実行されると、データベース管理システムは、ログファイルに更新情報を出力する。ログファイルは、それぞれのデータベースサーバ300a,300b,300cで管理される。
テスト仕様書生成装置100は、データベースサーバ300a,300b,300cから、ネットワーク60を通じてログファイルを取得する。そして、テスト仕様書生成装置100は、取得したログファイルに記述された更新情報を分析することで、実際の業務で実行される業務フローのシステムテスト情報を自動的に抽出する。
テスト用端末装置400は、テスト仕様書生成装置100が生成したシステムテスト情報に基づいて実行されるシステムテストを実行するための端末装置である。また、テスト用端末装置400には、後述する機能テスト情報が保存されている。このテスト用端末装置400に記憶されている機能テスト情報が、ネットワーク60を介してテスト仕様書生成装置100に取得される。
なお、本実施の形態では、テスト仕様書の生成機能を実現する装置としてテスト仕様書生成装置100を設けたが、テスト仕様書生成装置100の機能をデータベースサーバ300a,300b,300cのいずれかのサーバ上で実現することも可能である。また、テスト仕様書生成装置100の機能を業務サーバ200a,200bのいずれかのサーバ上で実現することも可能である。
次に、テスト仕様書生成装置100、業務サーバ200a,200b、データベースサーバ300a,300b,300c、およびテスト用端末装置400のハードウェア構成について説明する。ただし、テスト仕様書生成装置100、業務サーバ200a,200b、データベースサーバ300a,300b,300c、およびテスト用端末装置400は、それぞれ同様のハードウェア構成によって実現できるため、以下、代表してテスト仕様書生成装置100について説明する。
図3は、テスト仕様書生成装置のハードウェア構成を示す図である。テスト仕様書生成装置100は、CPU(Central Processing Unit)101によって装置全体が制御されている。CPU101には、バス107を介してRAM(Random Access Memory)102、ハードディスクドライブ(HDD:Hard Disk Drive)103、グラフィック処理装置104、入力インタフェース105および通信インタフェース106が接続されている。
RAM102には、CPU101に実行させるOSプログラムやアプリケーションプログラムの少なくとも一部が一時的に格納される。また、RAM102には、CPU101による処理に必要な各種データが格納される。HDD103には、OSプログラムやアプリケーションプログラムが格納される。
グラフィック処理装置104には、モニタ50が接続されている。グラフィック処理装置104は、CPU101からの命令に従って、画像をモニタ50の画面に表示させる。入力インタフェース105には、キーボード41とマウス42とが接続されている。入力インタフェース105は、キーボード41やマウス42から送られてくる信号を、バス107を介してCPU101に送信する。通信インタフェース106は、ネットワーク60に接続されている。
以上のようなハードウェア構成によって、本実施の形態の処理機能を実現することができる。
次に、テスト仕様書生成装置100のモジュール構成について説明する。
図4は、第1の実施の形態のテスト仕様書生成装置の機能を示すブロック図である。テスト仕様書生成装置100は、更新情報記憶部110、業務フロー記憶部120、機能テスト情報記憶部130、システムテスト情報記憶部140、更新情報取得部150、業務フロー抽出部160、およびシステムテスト情報生成部180を有する。
更新情報取得部150は、ネットワーク60を介してデータベースサーバ300a,300b,300cと通信が可能である。
更新情報記憶部110には、データベース管理システムが出力する更新情報が格納される。更新情報は、1つのテーブルが更新されるごとに作成される。テーブルの更新処理は、具体的には、レコードの追加、更新、削除のいずれかの処理である。アプリケーションプログラムによる1回のデータ更新処理によって、1つ以上のテーブルが更新される。更新情報には、データ更新処理を一意に識別する識別情報、更新されたテーブルのテーブル名および更新時刻が含まれる。ここで、データ更新処理の識別情報は、例えば、トランザクションIDや、プログラムによって明示的に付与されたIDなどである。
業務フロー記憶部120には、業務フロー抽出部160によって生成された業務フローが格納される。業務フローは、データ更新処理におけるテーブルの更新順序として定義される。例えば、“テーブルA”、“テーブルB”、“テーブルC”というテーブル列が業務フローを意味する。業務で利用されるコンピュータシステムでは、データの更新順序が業務の流れを最もよく反映していると考えられるからである。
機能テスト情報記憶部130には、システムテスト情報が格納される。機能テスト情報とは、業務フローを構成する業務ステップを実現する各モジュールが、要求を満たしているか否かをチェックする機能テストの手順を表す情報である。機能テスト情報は、テスト用端末400からネットワーク60を介して取得されたものである。また機能テスト情報は、設計段階における単体テストやシステムテストに用いられたテスト手順を示す情報を流用することができる。
システムテスト情報記憶部140には、システムテスト情報生成部180によって生成されたシステムテスト情報が格納される。システムテスト情報とは、テストする業務フローの業務ステップの並び順に対応させて、機能テストを並べた場合の並び順を表す情報である。システムテスト情報記憶部140に格納されたシステムテスト情報は、ネットワーク60を通じてテスト用端末装置400などに対して出力される。これにより、システムテスト情報を用いたシステムテストが実行される。
更新情報取得部150は、予め設定された時間間隔で、定期的にデータベースサーバ300a,300b,300cにアクセスし、データベースサーバ300a,300b,300cが管理するログファイルをそれぞれ取得する。そして、更新情報記憶部110は、取得したログファイルに、前回の取得時から新たに追加された更新情報があるか判断する。新たな更新情報の有無は、前回のログファイル取得時刻と更新情報の中の更新時刻とを比較することで判断する。新たな更新情報がある場合、更新情報取得部150は、ログファイルから更新情報を抽出して更新情報記憶部110に追加する。
業務フロー抽出部160は、ユーザからの入力によってシステムテスト情報生成の指示を受け取ると、更新情報記憶部110に格納された更新情報を分析して、業務フローを抽出する。具体的には、業務フロー抽出部160は、更新情報をデータ更新処理ごとに分類し、それぞれのデータ更新処理について、更新時刻が早い順にテーブル名を並べたテーブル列を定義する。このテーブル列が業務フローを表す情報となる。そして、業務フロー抽出部160は、業務フローの情報を、業務フロー記憶部120に格納する。
システムテスト情報生成部180は、業務フロー記憶部120に格納された情報が更新されると、業務フロー記憶部120からすべての業務フローの情報を取得し、機能テスト情報記憶部130から業務フローに含まれる業務ステップに対応する機能テスト情報を取得して、システムテスト情報を生成する。
なお、本実施の形態では、更新情報取得部150は定期的にデータベースサーバ300a,300b,300cにアクセスすることとしたが、ユーザからシステムテスト情報生成の指示があった際にデータベースサーバ300a,300b,300cにアクセスするようにしてもよい。
更新情報記憶部110は、更新情報の一覧を表す更新情報テーブル111を有している。
図5は、第1の実施の形態の更新情報テーブルのデータ構造例を示す図である。更新情報テーブル111には、更新情報が1つのテーブルの更新処理ごとにテーブル化されて格納されている。更新情報テーブル111には、処理IDを示すフィールド111a、テーブル名を示すフィールド111b、および更新時刻を示すフィールド111cが設けられている。各フィールドの横方向に並べられた情報同士が互いに関連付けられて、更新情報を構成する。
フィールド111aには、データ更新処理を一意に識別するための識別番号が設定される。処理IDとしては、例えば、トランザクションIDを用いることができる。この場合、データベースサーバ300a,300b,300cで実行されるデータベース管理システムが連携して、データ更新処理ごとに一意なトランザクションIDを付与し、更新情報にトランザクションIDを含めるようにすればよい。また、業務サーバ200a,200bで実行されるアプリケーションプログラムがデータ更新処理ごとに一意な識別番号を設定し、データベース管理システムが更新情報にこの識別番号を含めるようにしてもよい。
フィールド111bには、フィールド111aに設定された処理IDで示されるデータ更新処理によって更新されたテーブルのテーブル名が設定される。フィールド111cには、フィールド111aに設定された処理IDで示されるデータ更新処理によってフィールド111bに設定されたテーブル名のテーブルが更新された時刻が設定される。
更新情報テーブル111に格納される更新情報は、更新情報取得部150によって登録される。
次に、以上の構成およびデータ構造の更新情報テーブルを入力として業務フローを抽出する処理について説明する。
図6は、業務フロー抽出処理の手順を示すフローチャートである。以下、図6に示す処理をステップ番号に沿って説明する。
[ステップS11] 業務フロー抽出部160は、システムテスト情報生成の指示を受け取ると、更新情報記憶部110に格納されたすべての更新情報を、処理IDを基準として整列する。
[ステップS12] 業務フロー抽出部160は、処理IDが同一である複数の更新情報を、さらに更新時刻の早い順に整列する。そして、業務フロー抽出部160は、処理IDごとに、更新時刻の早い順にテーブル名を並べたテーブル列を作成する。
[ステップS13] 業務フロー抽出部160は、抽出した業務フローを業務フロー記憶部120に保存する。
このようにして、業務フロー抽出部160は、更新情報記憶部110に格納された更新情報を用いて、データ更新処理ごとにテーブル列を作成する。
業務フロー記憶部120は、業務フロー情報の一覧を表す業務フローテーブル121を有している。
図7は、業務フローテーブルのデータ構造例を示す図である。業務フローテーブル121には、業務フローの情報が業務フローごとにテーブル化されて格納されている。業務フローテーブル121には、出現数を示すフィールド121aおよびテーブル列を示すフィールド121bが設けられている。各フィールドの横方向に並べられた情報同士が互いに関連付けられ、業務フロー情報を構成する。
フィールド121aには、それぞれの業務フローの出現数を表す整数値が設定される。すなわち、業務フローに沿ったデータ更新処理がそれまでに実行された回数が設定される。フィールド121bには、業務フローを表すテーブル名の列が設定される。最も左側に記述されたテーブル名が最初に更新されたテーブルを表し、最も右側に記述されたテーブル名が最後に更新されたテーブルを表す。テーブル名とテーブル名との間は、カンマで区切られる。
業務フローテーブル121に格納される業務フロー情報は、業務フロー抽出部160によって登録される。
次に、フロー情報によって示される業務フローを、図を用いて説明する。
図8は、業務フローの例を示す図である。この図は、すべての業務フローを1つの図に表したものである。
開始ノード161aは業務フローの開始点を表し、終了ノード161gは業務フローの終了点を表す。そして、開始ノード161aと終了ノード161gとの間に、複数のノードが記述される。開始ノード161aおよび終了ノード161g以外のノードには、それぞれ1つのテーブル名が付されている。
そして、ノード間の矢印線は、処理の順序関係を表す。例えば、ノード161bからノード161cへの矢印線は、“見積”テーブルの更新処理に続いて、“注文作成”テーブルの更新処理を実行する業務フローが存在することを意味する。
1つのノードから複数の矢印線が出ている場合、矢印元の処理の次に、矢印先の処理のうちのいずれか1つが実行されることを意味する。例えば、ノード161cからノード161d、ノード161cからノード161e、およびノード161cからノード161fへの矢印線は、“注文作成”テーブルの更新処理に続いて、“一時保存”テーブルの更新処理、“注文取消”テーブルの更新処理、“注文確定”テーブルの更新処理、のいずれか1つが実行されることを意味する。このように、業務フローは、テーブルの更新処理の流れに置き換えて考えることもできる。この場合、業務フローを構成する各ステップ(業務ステップ)を、それぞれ各テーブルの更新処理として対応付けることができる。
次に、機能テスト情報記憶部130に格納されている機能テスト情報について説明する。
図9は、実施の形態の機能テスト情報の例を示す図である。
機能テスト情報131は、業務フローを構成する業務ステップを実現する各モジュールが要求を満たしているか否かをチェックするための機能テストの手順を示す情報である。機能テスト情報131は、機能テスト情報記憶部130に格納されている。
機能テスト情報131には、事前条件131a、手順131b、事後条件131cが含まれている。事前条件131aは、機能テスト情報131に基づく機能テストが実行される前に満たしていなければならない条件である。手順131bは、機能テスト情報131に基づく機能テストにおいて実行される手順である。事後条件131cは、機能テスト情報131に基づく機能テストが実行された後に満たしていなければならない条件である。
本実施の形態の機能テストは、事後条件131cにテーブルの更新が必ず含まれるように区分される。そして、事後条件131cに含まれる更新対象のテーブルにより、機能テスト情報131と業務フロー抽出処理で抽出されたフロー情報とを対応付けることができる。
次に、フロー情報および機能テスト情報からシステムテスト情報を生成する処理について説明する。
図10は、システムテスト情報生成処理の手順を示すフローチャートである。以下、図9に示す処理をステップ番号に沿って説明する。
[ステップS21] システムテスト情報生成部180は、業務フロー記憶部120に格納されたフロー情報を順に1つ選択する。
[ステップS22] システムテスト情報生成部180は、ステップS21で選択したフロー情報のテーブル名に対応する機能テスト情報を、機能テスト情報記憶部130から抽出する。
[ステップS23] システムテスト情報生成部180は、ステップS22で抽出した機能テスト情報を、フロー情報のテーブル名の順に並べる。
[ステップS24] システムテスト情報生成部180は、ステップS23で並べた機能テスト情報に基づいて、システムテスト情報を生成する。このシステムテスト情報には、ステップS23で並べられた機能テストの並び順、ステップS23で並べられた順に機能テスト情報に示された手順を結合したものなどが含まれる。
[ステップS25] システムテスト情報生成部180は、生成したシステムテスト情報をシステムテスト情報記憶部140に保存する。
[ステップS26] システムテスト情報生成部180は、フロー情報に選択されていないものがあれば、ステップS21に処理を進める。一方、すべてのフロー情報が選択されていれば、処理を終了する。
このようにして、システムテスト情報生成部180は、業務フロー記憶部120に格納された情報が更新されると、業務フロー記憶部120からすべての業務フローの情報を取得し、業務フローごとに、機能テスト情報記憶部130から業務フローに含まれる業務ステップに対応する機能テスト情報を取得して、システムテスト情報を生成する。
次に、システムテスト情報生成部180によって生成されるシステムテスト情報141について説明する。
図11は、システムテスト情報の例を示す図である。システムテスト情報141は、システムテストを実行するためのテスト仕様書を示す情報であり、システムテストに含まれる機能テスト情報131〜133を結合した情報である。システムテスト情報141は、システムテスト情報記憶部140に格納されている。
システムテスト情報141は、内に含む機能テスト情報131〜133により、当該システムテストにおけるオペレータによる操作の手順を定める。
また、システムテスト情報141は、機能テスト情報131〜133の他、機能テスト順序141a、およびテストナンバ141bを含む。機能テスト順序141aは、そのシステムテストに含まれる機能テスト名を、実行順に並べたものである。テストナンバ141bは、業務フローごとに生成されたシステムテスト情報に、生成順に付けられた通し番号である。
このようにして、業務フローを構成する業務ステップの順に、対応する機能テストを並べて、システムテスト情報141として出力する。
次に、システムテストの実行時における表示画面の例について説明する。
図12は、入力画面の表示例を示す図である。図12に示した入力画面451は、テスト用端末装置400において、システムテスト情報141に基づくシステムテストにおける入力操作を行っているときのテスト用端末装置400に接続されたモニタ(図示省略)に表示される画面の一例である。
この入力画面451の例は、システムテスト情報(図11)の機能テスト情報131の手順131bの「4」の段階を示す。
入力画面451には、システムの業務において入力事項の入力を受け付ける入力欄451a,451b,451c、並びに入力画面451の入力内容が正しいときに見積手順を先に進める送信ボタン451d、および入力画面451の入力内容が正しくないときにこれまでの入力内容を取り消すクリアボタン451eが設けられている。
この段階では、システムテストを実行するオペレータは、入力欄451a,451b,451cの表示内容が正しければ、送信ボタン451dを操作する。これにより、機能テスト情報131で示される機能テストの段階が進行する。
図13は、テスト成功時の内容確認画面の表示例を示す図である。図13に示した内容確認画面452は、テスト用端末装置400において、システムテスト情報141に基づくシステムテストに成功しているときのテスト用端末装置400に接続されたモニタ(図示省略)に表示される画面の一例である。
この内容確認画面452の例は、システムテスト情報(図11)の機能テスト情報131の手順131bの「6」の段階を示す。
内容確認画面452には、システムの業務における入力事項が表示された表示欄452a,452b,452c、並びに内容確認画面452の表示内容が正しいときに見積手順を先に進める確認ボタン452d、および内容確認画面452の表示内容が正しくないときにこれまでの見積手順を取り消して手順2に戻る戻るボタン452eが設けられている。
この段階では、システムテストを実行するオペレータは、表示欄452a,452b,452cの表示内容が正しければ、確認ボタン452dを操作する。これにより、機能テストが進行する。そして機能テスト情報131で示される機能テストが終了し、事後条件が満たされると、機能テスト情報132で示される機能テストが開始される。以後、システムテストが終了するまで機能テストが繰り返される。
図14は、テスト失敗時の内容確認画面の表示例を示す図である。図14に示した内容確認画面453は、テスト用端末装置400において、システムテスト情報141に基づくシステムテストに失敗したときのテスト用端末装置400に接続されたモニタ(図示省略)に表示される画面の一例である。
この内容確認画面453の例は、内容確認画面453の例(図13)と同様、システムテスト情報(図11)の機能テスト情報131の手順6の段階を示す。
内容確認画面453には、内容確認画面453の例と同様、表示欄453a,453b,453c、並びに確認ボタン453d、および戻るボタン452eが設けられている。
この段階では、システムテストを実行するオペレータは、表示欄453cの表示内容が正しく表示されていない(表示が“#######”となって文字化けしている)ので、システムテストが失敗であることがわかる。
このようなテスト仕様書生成装置100を用いることで、更新情報を用いて業務フローを特定し、業務フローを構成する業務ステップの順に、対応する機能テストを並べて、この並び順をシステムテスト情報30として出力できる。これにより、実際の業務で実行される業務フローに基づいて、システム仕様書を作成することができる。したがって、生成されるシステムテスト仕様書が、既に稼動しているコンピュータシステムについての保守時や改変時におけるシステムテストの作業効率の向上に大変有用となる。
[第2の実施の形態]
次に、第2の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。前述の第1の実施の形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については説明を省略する。
第2の実施の形態のテスト仕様書生成システムは、第1の実施の形態のテスト仕様書生成システムと同様に、データベース管理システムが出力するデータベースの更新情報を分析し、業務フローのシステムテスト仕様書を自動的に抽出するものである。加えて、第2の実施の形態のテスト仕様書生成システムは、出現数の多い順に業務フローを整列し、所定の閾値以上の業務フローについてシステムテスト情報を生成する。また、このときシステムテスト情報を、対応する業務フローの出現数が多い順に出力することができる。これにより、テスト仕様書をさらに重要な業務フローに絞って自動生成することができる。
第2の実施の形態のテスト仕様書生成システムは、図2に示した第1の実施の形態のテスト仕様書生成システムと同様のシステム構成で実現される。ただし、テスト仕様書生成装置100に代えて、テスト仕様書生成装置500がネットワーク60に接続される。
図15は、第2の実施の形態のテスト仕様書生成装置の機能を示すブロック図である。テスト仕様書生成装置500は、更新情報記憶部110、業務フロー記憶部120、機能テスト情報記憶部130、システムテスト情報記憶部140、更新情報取得部150、業務フロー抽出部160、業務フロー判定部570、およびシステムテスト情報生成部180を有する。
更新情報取得部150は、第1の実施の形態と同様に、ネットワーク60を介してデータベースサーバ300a,300b,300cと通信が可能である。更新情報記憶部110には、第1の実施の形態と同様に、データベース管理システムが出力する更新情報が格納される。
業務フロー記憶部120には、第1の実施の形態と同様に、業務フロー抽出部160によって生成された業務フローが格納される。機能テスト情報記憶部130には、第1の実施の形態と同様に、システムテスト情報が格納される。システムテスト情報記憶部140には、第1の実施の形態と同様に、システムテスト情報生成部180によって生成されたシステムテスト情報が格納される。
更新情報取得部150は、第1の実施の形態と同様に、予め設定された時間間隔で、定期的にデータベースサーバ300a,300b,300cにアクセスし、データベースサーバ300a,300b,300cが管理するログファイルをそれぞれ取得する。そして、更新情報記憶部110は、第1の実施の形態と同様に、取得したログファイルに、前回の取得時から新たに追加された更新情報があるか判断する。新たな更新情報がある場合、更新情報取得部150は、第1の実施の形態と同様に、ログファイルから更新情報を抽出して更新情報記憶部110に追加する。
業務フロー抽出部160は、第1の実施の形態と同様に、ユーザからの入力によってシステムテスト情報生成の指示を受け取ると、更新情報記憶部110に格納された更新情報を分析して、業務フローを抽出する。そして、業務フロー抽出部160は、業務フローの情報を、業務フロー記憶部120に格納する。
なお、システムテスト情報生成の指示には、ユーザ定義の分類割合の情報が含まれる場合がある。分類割合とは、業務フローの出現総数のうち、典型業務フローと判断する割合である。分類割合は、例えば“0.6”(60パーセント)といった数値で表される。
業務フロー判定部570は、業務フロー抽出部160が生成し、業務フロー記憶部120に記憶されたフロー情報から、同一のフロー情報の出現数をそれぞれ計算する。また、当該フロー情報で示される業務フローの出現数が所定の閾値以上である業務フローを、典型業務フローと判定する。そして、典型業務フロー以外の業務フローを、例外業務フローとする。ここで、典型業務フローとは発生頻度が大きい業務フローのことであり、例外業務フローとは発生頻度が小さい業務フローのことである。
このとき、業務フロー判定部570は、業務フローを出現数が多い順に整列してフロー情報を出力する。また、業務フロー判定部570は、例外業務フローについて、手戻りが発生している業務フローについてもフロー情報を出力する。また、業務フロー判定部570は、キーボード41およびマウス42を通じてユーザからの入力を受け取ることができる。
本実施の形態のシステムテスト情報生成部180は、業務フロー判定部570から出力されたすべての業務フローの情報を取得する。そして、第1の実施の形態と同様に、機能テスト情報記憶部130から業務フローに含まれる業務ステップに対応する機能テスト情報を取得して、システムテスト情報を生成する。
次に、第2の実施の形態で実行される、業務フローが重要であるか否かを判定する処理について説明する。
図16、および図17は、第2の実施の形態の業務フロー判定処理の手順を示すフローチャートである。以下、図16、および図17に示す処理をステップ番号に沿って説明する。
[ステップS201] 業務フロー判定部570は、業務フロー抽出処理(図6)のステップS12で作成され、業務フロー記憶部120に記憶されたすべてのテーブル列を集計する。すなわち、同一のテーブル列の個数をそれぞれ計算する。ここで計算された値が、それぞれのテーブル列によって表される業務フローの出現数となる。なお、業務モデル生成の指示にユーザ定義分類割合が含まれている場合、ユーザ定義分類割合も併せて通知する。
[ステップS202] 業務フロー判定部570は、業務フロー抽出部160から受け取った業務フローの情報を、ステップS201で計算した出現数の大きい順に整列する。
[ステップS203] 業務フロー判定部570は、ユーザ定義分類割合の入力を受け付けたときは、ユーザ定義分類割合を分類割合と決定する。一方、ユーザ定義分類割合の入力を受け付けていないときは、予め設定された値を分類割合と決定する。
[ステップS204] 業務フロー判定部570は、ステップS202で整列した業務フローの出現数の総数を計算する。そして、業務フロー判定部570は、出現総数とステップS203で決定した分類割合との積を閾値と決定する。
[ステップS205] 業務フロー判定部570は、ステップS202で整列した業務フローのうち、まだ分類処理を行っていないものを出現数の上位より1つ選択する。
[ステップS206] 業務フロー判定部570は、ステップS205で選択した業務フローを典型業務フローに指定する。
[ステップS207] 業務フロー判定部570は、典型業務フローに指定した業務フローの累積出現数を計算する。
[ステップS208] 業務フロー判定部570は、累積出現数が閾値以上であるか否か判断する。累積出現数が閾値以上である場合、処理がステップS209(図17)に進められる。累積出現数が閾値未満である場合、処理がステップS205に進められる。
[ステップS209] 業務フロー判定部570は、ステップS202で整列した業務フローのうち典型業務フローに指定されなかった業務フローを、例外業務フローに指定する。
[ステップS210] 業務フロー判定部570は、例外業務フローのうち、所定の条件を満たすフローを抽出する。そして、業務フロー判定部570は、抽出した例外業務フローを示す情報を生成する。
[ステップS211] 業務フロー判定部570は、ステップS206で典型業務フローに指定した業務フローのテーブル列および出現数を、典型業務フロー情報として出力する。また、業務フロー判定部570は、ステップS209で例外業務フローに指定した業務フローのテーブル列、出現数、およびステップS210で生成した情報を、例外業務フロー情報として出力する。
ここで、ステップS210の所定の条件の例として、典型業務フローとの類似度が高い業務フロー、特定のテーブル列を含む業務フロー、手戻りが発生している業務フロー、繰り返しが発生している業務フローなどがある。
業務フローの類似度は、例えば、テーブル列同士の距離で判定することができる。テーブル同士の距離とは、2つのテーブル列の乖離度を示す0以上の整数値である。距離の評価基準として、Levenshtein距離を用いてもよい。この場合、テーブル同士の2つのテーブル列が完全に一致する場合に距離が0となる。2つのテーブル列の乖離度が大きいほど距離が大きくなる。これにより、出現数が多い典型業務フローに類似する業務フローについても漏れなくテストすることができる。
特定のテーブル列を含む業務フローは、例えば、ユーザによって指定されたテーブル列を含む業務フローを抽出する。これにより、例えば、システムの改変や修正などにより、新たに追加された部分など、特定の機能について重点的にテストすることができる。
手戻りが発生している業務フローは、例えば、例外業務フローのうち、同一のテーブル名を2つ以上含むフローを抽出する。これにより、実際の業務で発生している手戻りが、設計段階で想定されていないものであったとしても、漏れなくテストすることができる。
繰り返しが発生している業務フローは、例えば、隣接する2つのテーブル名が同一であるものを含む。これにより、例えば、実際の業務で、同一の業務ステップが繰り返される場合に、システムが正しく動作しているか否かをテストすることもできる。
このようにして、業務フロー判定部570は、ステップS210において、例えば以上のような、業務フローを抽出する。そして、業務フロー判定部570は、抽出した例外業務フローを示す情報を生成する。
このようにして、業務フロー判定部570は、業務フロー抽出部160で作成されたすべてのテーブル列を集計し、それぞれの業務フローの出現数とを特定する。そして、業務フロー判定部570は、分類割合に基づいて業務フローの累積出現数の閾値を決定し、閾値を用いて業務フローを出現頻度の大きい典型業務フローと出現頻度の小さい例外業務フローとに分類する。ここで、業務フロー判定部570は、ユーザ指定分類割合が与えられたときはユーザ指定分類割合を分類割合として用い、それ以外の場合は予め設定された値を分類割合として用いる。
さらに、業務フロー判定部570は、例外業務フローのうち、所定の条件を満たすフローをフロー情報として出力する。これに基づき、システムテスト情報生成部180からは、典型業務フロー、および例外業務フローのうち所定の条件を満たすもの、のみのシステムテスト情報が出力されることになる。
次に、業務フロー判定部570から出力される典型業務フロー情報571について説明する。
図18は、典型業務フロー情報のデータ構造例を示す図である。典型業務フロー情報571は、典型業務フローと判定された業務フローを示す情報である。典型業務フロー情報571は、出現数を示す出現数情報571aおよびテーブル列を示すテーブル列情報571bにより構成されている。横方向に並べられた情報同士が互いに関連付けられ、典型業務フロー情報を構成する。
出現数情報571aには、それぞれの典型業務フローの出現数が整数値で示される。すなわち、典型業務フローに沿ったデータ更新処理がそれまでに実行された回数が示される。
テーブル列情報571bには、典型業務フローを表すテーブル名の列が示される。ここでは、最も左側に記述されたテーブル名が最初に更新されたテーブルを表し、最も右側に記述されたテーブル名が最後に更新されたテーブルを表す。
典型業務フロー情報571は、業務フロー判定部570によって出力され、システムテスト情報生成部180に取得される。
次に、業務フロー判定部570から出力される例外業務フロー情報572について説明する。
図19は、例外業務フロー情報のデータ構造例を示す図である。例外業務フロー情報572は、例外業務フローと判定された業務フローを示す情報である。例外業務フロー情報572には、出現数を示す出現数情報572a、テーブル列を示すテーブル列情報572b、および手戻りを含む業務フローを示す手戻情報572cによって構成されている。横方向に並べられた情報同士が互いに関連付けられ、例外業務フロー情報を構成する。
出現数情報572aには、それぞれの例外業務フローの出現数が整数値で示される。すなわち、例外業務フローに沿ったデータ更新処理がそれまでに実行された回数が示される。
テーブル列情報572bには、例外業務フローを表すテーブル名の列が示される。ここでは、最も左側に記述されたテーブル名が最初に更新されたテーブルを表し、最も右側に記述されたテーブル名が最後に更新されたテーブルを表す。
手戻情報572cには、当該業務フローが手戻りを含んでいるか否かが示される。ここで、例外業務フロー情報572は、業務フロー判定部572によって出力され、システムテスト情報生成部180によって取得される。
次に、本実施の形態のシステムテスト情報142について説明する。
図20は、第2の実施の形態のシステムテスト情報の例を示す図である。システムテスト情報142は、第1の実施の形態のシステムテスト情報142と同様に、システムテストを実行するためのテスト仕様書を示す情報であり、システムテストに含まれる機能テスト情報131〜133を結合した情報である。システムテスト情報142は、システムテスト情報記憶部140に格納されている。
システムテスト情報142は、システムテスト情報141が含んでいる情報に加えて、重要度情報142cを含む。重要度情報142cは、そのシステムテスト情報の重要度を示す情報であり、そのシステムテスト情報の元となった業務フローの出現数が多いものが重要になるように定められる。
また、テストナンバ141bは、業務フローごとに生成されたシステムテスト情報に、生成順に付けられた通し番号である。ここで、本実施の形態では、システムテストは、業務フロー判定処理によって、業務フローの出現数が多い順に整列されているため、システムテスト情報も業務フローの出現数が多い順に生成されることになる。したがって、本実施の形態では、このテストナンバ141bによっても重要性を判断することができる。
本実施の形態では、このようにして、各システムテストの重要性が判断できるようにシステムテスト情報142を出力する。
このようなテスト仕様書生成装置500を用いることで、第1の実施の形態のテスト仕様書生成装置100を用いた場合と同様の効果を得られる。さらに、テスト仕様書生成装置500を用いることで、自動的に実行頻度が高い業務フローを優先してテスト仕様書を生成することができる。また、システム管理者などは、複数生成されたテスト仕様書のうち、いずれのテスト仕様書のテストが重要であるのかを知ることができる。したがって、生成されるシステムテスト仕様書が、既に稼動しているコンピュータシステムについての保守時や改変時におけるシステムテストの作業効率の向上に大変有用となる。
[第3の実施の形態]
次に、第3の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。前述の第1の実施の形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については説明を省略する。
第3の実施の形態のテスト仕様書生成システムは、第1の実施の形態のテスト仕様書生成システムと同様に、データベース管理システムが出力するデータベースの更新情報を分析し、業務フローのシステムテスト仕様書を自動的に抽出するものである。加えて、第3の実施の形態のテスト仕様書生成システムは、格納されているシステムテスト情報から、生成したフロー情報のうちシステムテスト情報が生成されていない業務フローを、未登録業務フローと判定する。そして、この未登録業務フローのみを対象としてシステムテスト情報を出力する。これにより、すでに作成されたテスト仕様書が除外されるので、テスト仕様書をさらに絞って自動生成することにより、さらにテストの作業効率の向上が図れる。
第3の実施の形態のテスト仕様書生成システムは、図2に示した第1の実施の形態のテスト仕様書生成システムと同様のシステム構成で実現される。ただし、テスト仕様書生成装置100に代えて、テスト仕様書生成装置600がネットワーク60に接続される。
図21は、第3の実施の形態のテスト仕様書生成装置の機能を示すブロック図である。テスト仕様書生成装置600は、更新情報記憶部110、業務フロー記憶部120、機能テスト情報記憶部130、システムテスト情報記憶部140、更新情報取得部150、業務フロー抽出部160、業務フロー判定部670、およびシステムテスト情報生成部180を有する。
更新情報取得部150は、第1の実施の形態と同様に、ネットワーク60を介してデータベースサーバ300a,300b,300cと通信が可能である。更新情報記憶部110には、第1の実施の形態と同様に、データベース管理システムが出力する更新情報が格納される。
業務フロー記憶部120には、第1の実施の形態と同様に、業務フロー抽出部160によって生成された業務フローが格納される。機能テスト情報記憶部130には、第1の実施の形態と同様に、システムテスト情報が格納される。システムテスト情報記憶部140には、第1の実施の形態と同様に、システムテスト情報生成部180によって生成されたシステムテスト情報が格納される。
更新情報取得部150は、第1の実施の形態と同様に、予め設定された時間間隔で、定期的にデータベースサーバ300a,300b,300cにアクセスし、データベースサーバ300a,300b,300cが管理するログファイルをそれぞれ取得する。そして、更新情報記憶部110は、第1の実施の形態と同様に、取得したログファイルに、前回の取得時から新たに追加された更新情報があるか判断する。新たな更新情報がある場合、更新情報取得部150は、第1の実施の形態と同様に、ログファイルから更新情報を抽出して更新情報記憶部110に追加する。
業務フロー抽出部160は、第1の実施の形態と同様に、ユーザからの入力によってシステムテスト情報生成の指示を受け取ると、更新情報記憶部110に格納された更新情報を分析して、業務フローを抽出する。そして、業務フロー抽出部160は、業務フローの情報を、業務フロー記憶部120に格納する。
業務フロー判定部670は、システムテスト情報記憶部140に記憶されているシステムテスト情報を参照して、業務フロー抽出部160が生成し業務フロー記憶部120に記憶されたフロー情報のうち、システムテスト情報が生成されていない業務フローを、未登録業務フローと判定する。そして、業務フロー判定部670は、未登録業務フローと判定した業務フローのみを示すフロー情報を出力する。これに基づいて、システムテスト情報生成部180は、未登録業務フローのみを対象としてシステムテスト情報を出力する。
システムテスト情報生成部180は、業務フロー判定部670から出力されたすべての業務フローの情報を取得し、機能テスト情報記憶部130から業務フローに含まれる業務ステップに対応する機能テスト情報を取得して、システムテスト情報を生成する。
次に、本実施の形態で行われる業務フローの判定について説明する。
図22は、第3の実施の形態の業務フロー判定の様子を示す図である。
本実施の形態の業務フロー判定部670は、システムテスト情報記憶部140に記憶されているシステムテスト情報を参照して、業務フロー記憶部120に記憶されているフロー情報のうちシステムテスト情報が生成されていない業務フローを、未登録業務フローと判定する。
具体的には、業務フロー判定部670は、業務フロー記憶部120に格納されている業務フローテーブル121のフィールド121bのテーブル列と、システムテスト情報記憶部140に記憶されているすべてのシステムテスト情報の機能テスト順序とを比較する。そして、フィールド121bのテーブル列と一致する機能テスト順序が存在する業務フローは、登録業務フローと判定される。また、フィールド121bのテーブル列と一致する機能テスト順序が存在しない業務フローは、未登録業務フローと判定される。
次に、第3の実施の形態で実行される、業務フローが未登録業務フローであるか否かを判定する処理について説明する。
図23は、第3の実施の形態の業務フロー判定処理の手順を示すフローチャートである。以下、図23に示す処理をステップ番号に沿って説明する。
[ステップS301] 業務フロー判定部670は、業務フロー記憶部120に格納されたフロー情報を順に1つ選択する。
[ステップS302] 業務フロー判定部670は、システムテスト情報記憶部140を参照して、選択した業務フローから生成されるシステムテスト情報がシステムテスト情報記憶部140に格納されていなければ、ステップS303に処理を進める。一方、選択した業務フローから生成されるシステムテスト情報がシステムテスト情報記憶部140に格納されていれば、ステップS304に処理を進める。
[ステップS303] 業務フロー判定部670は、選択した業務フローを未登録業務フローに指定する。
[ステップS304] 業務フロー判定部670は、フロー情報に選択されていないものがあれば、ステップS301に処理を進める。一方、すべてのフロー情報が選択されていれば、ステップS305に処理を進める。
[ステップS305] 業務フロー判定部670は、ステップS303で未登録業務フローに指定した業務フローのテーブル列および出現数を、未登録業務フロー情報として出力する。
このようにして、業務フロー判定部670は、システムテスト情報記憶部140に記憶されているシステムテスト情報を参照して、業務フロー抽出部160が生成し業務フロー記憶部120に記憶されたフロー情報のうち、システムテスト情報が生成されていない業務フローを、未登録業務フローと判定する。そして、業務フロー判定部670は、未登録業務フローと判定した業務フローのみを示すフロー情報を出力する。これに基づいて、システムテスト情報生成部180は、未登録業務フローのみを対象としてシステムテスト情報を出力する。
このようなテスト仕様書生成装置600を用いることで、第1の実施の形態のテスト仕様書生成装置100を用いた場合と同様の効果を得られる。さらに、テスト仕様書生成装置600を用いることで、自動的にシステムテストが実行されていない業務フローのみについてテスト仕様書を生成することができる。したがって、生成されるシステムテスト仕様書が、既に稼動しているコンピュータシステムについての保守時や改変時におけるシステムテストの作業効率の向上に大変有用となる。
以上、本発明のテスト仕様書生成プログラム、およびテスト仕様書生成装置を図示の実施の形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各部の構成は同様の機能を有する任意の構成のものに置き換えることができる。また、本発明に他の任意の構成物や工程が付加されていてもよい。また、本発明は、前述した実施の形態のうちの任意の2以上の構成(特徴)を組み合わせたものであってもよい。
なお、上記の処理機能は、コンピュータによって実現することができる。その場合、テスト仕様書生成装置100,500,600が有すべき機能の処理内容を記述したプログラムが提供される。そのプログラムをコンピュータで実行することにより、上記処理機能がコンピュータ上で実現される。処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録しておくことができる。コンピュータで読み取り可能な記録媒体としては、例えば、磁気記録装置、光ディスク、光磁気記録媒体、半導体メモリなどが挙げられる。磁気記録装置としては、例えば、ハードディスク装置(HDD)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープ(MT)などが挙げられる。光ディスクとしては、例えば、DVD(Digital Versatile Disc)、DVD−RAM、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、CD−R(Recordable)/RW(ReWritable)などが挙げられる。光磁気記録媒体としては、例えば、MO(Magneto-Optical disk)などが挙げられる。
プログラムを流通させる場合には、例えば、そのプログラムが記録されたDVD、CD−ROMなどの可搬型記録媒体が販売される。また、プログラムをサーバコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することもできる。
テスト仕様書生成プログラムを実行するコンピュータは、例えば、可搬型記録媒体に記録されたプログラムもしくはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、自己の記憶装置に格納する。そして、コンピュータは、自己の記憶装置からプログラムを読み取り、プログラムに従った処理を実行する。なお、コンピュータは、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムに従った処理を実行することもできる。また、コンピュータは、サーバコンピュータからプログラムが転送されるごとに、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行することもできる。
以上説明した実施の形態の主な技術的特徴は、以下の付記の通りである。
(付記1) コンピュータシステムのシステムテスト仕様書を自動生成するテスト仕様書生成プログラムにおいて、
コンピュータを、
複数のデータ集合の更新処理を含むデータ更新処理を個々に識別する処理識別情報と、前記データ更新処理によって更新された前記データ集合のデータ集合名と、前記データ集合が更新された更新時刻とをそれぞれ関連付けて記憶する更新情報記憶手段、
前記コンピュータシステムで実行される業務フローを構成する業務ステップを実現する各モジュールが、要求を満たしているか否かをチェックする機能テストの手順を示す機能テスト情報を記憶する機能テスト情報記憶手段、
前記更新情報記憶手段が記憶する前記更新情報から、前記処理識別情報により同一と識別される前記データ更新処理ごとに、前記データ更新処理によって更新された前記データ集合の前記データ集合名を、前記更新時刻の早い順に並べたフロー情報を生成する業務フロー抽出手段、
前記機能テスト情報記憶手段が記憶する前記機能テスト情報から、前記業務フロー抽出手段で生成した前記フロー情報に示された前記業務フローごとに、前記業務フローを構成する前記業務ステップの並び順に対応して並べた前記機能テストの並び順を示すシステムテスト情報を生成するシステムテスト情報生成手段、
として機能させることを特徴とするテスト仕様書生成プログラム。
(付記2) 前記コンピュータを、さらに、
前記業務フロー抽出手段が生成した前記フロー情報から、同一の前記フロー情報の出現数をそれぞれ計算すると共に、前記業務フロー抽出手段が生成した前記フロー情報で示される前記業務フローの前記出現数が所定の閾値以上の前記業務フローを、典型業務フローと判定する業務フロー判定手段、
として機能させ、
前記システムテスト情報生成手段は、前記機能テスト情報記憶手段が記憶する前記機能テスト情報から、前記業務フロー判定手段によって判定された前記典型業務フローのみを対象として前記システムテスト情報を生成することを特徴とする付記1記載のテスト仕様書生成プログラム。
(付記3) 前記コンピュータを、さらに、
前記業務フロー抽出手段が作成した前記フロー情報から、同一の前記フロー情報の出現数をそれぞれ計算すると共に、前記業務フロー抽出手段が生成した前記フロー情報で示される前記業務フローの前記出現数が所定の閾値未満の前記業務フローを、例外業務フローと判定する前記業務フロー判定手段、
として機能させ、
前記システムテスト情報生成手段は、前記機能テスト情報記憶手段が記憶する前記機能テスト情報から、前記業務フロー判定手段によって判定された前記例外業務フローのうち、当該例外業務フローを示す前記フロー情報に連続して同一の前記データ集合名が含まれるもののみを対象として前記システムテスト情報を出力することを特徴とする付記1記載のテスト仕様書生成プログラム。
(付記4) 前記コンピュータを、さらに、
前記システムテスト情報を記憶する前記システムテスト情報記憶手段、
前記業務フロー抽出手段が生成した前記フロー情報のうち、前記システムテスト情報記憶手段が記憶する前記システムテスト情報から、前記システムテスト情報が生成されていない前記業務フローを、未登録業務フローと判定する業務フロー判定手段、
として機能させ、
前記システムテスト情報生成手段は、前記未登録業務フローのみを対象として前記システムテスト情報を生成し、生成した当該システムテスト情報を前記システムテスト情報記憶手段に記憶させることを特徴とする付記1記載のテスト仕様書生成プログラム。
(付記5) コンピュータシステムのシステムテスト仕様書を自動生成するテスト仕様書生成装置において、
複数のデータ集合の更新処理を含むデータ更新処理を個々に識別する処理識別情報と、前記データ更新処理によって更新された前記データ集合のデータ集合名と、前記データ集合が更新された更新時刻とをそれぞれ関連付けて記憶する更新情報記憶手段と、
前記コンピュータシステムで実行される業務フローを構成する業務ステップを実現する各モジュールが、要求を満たしているか否かをチェックする機能テストの手順を示す機能テスト情報を記憶する機能テスト情報記憶手段と、
前記更新情報記憶手段が記憶する前記更新情報から、前記処理識別情報により同一と識別される前記データ更新処理ごとに、前記データ更新処理によって更新された前記データ集合の前記データ集合名を、前記更新時刻の早い順に並べたフロー情報を生成する業務フロー抽出手段と、
前記機能テスト情報記憶手段が記憶する前記機能テスト情報から、前記業務フロー抽出手段で生成した前記フロー情報に示された前記業務フローごとに、前記業務フローを構成する前記業務ステップの並び順に対応して並べた前記機能テストの並び順を示すシステムテスト情報生成するシステムテスト情報生成手段と、
を有することを特徴とするテスト仕様書生成装置。
本実施の形態の概要を示す図である。 本実施の形態のシステム構成を示す図である。 テスト仕様書生成装置のハードウェア構成を示す図である。 第1の実施の形態のテスト仕様書生成装置の機能を示すブロック図である。 更新情報テーブルのデータ構造例を示す図である。 業務フロー抽出処理の手順を示すフローチャートである。 業務フローテーブルのデータ構造例を示す図である。 業務フローの例を示す図である。 機能テスト情報の例を示す図である。 システムテスト情報生成処理の手順を示すフローチャートである。 第1の実施の形態のシステムテスト情報の例を示す図である。 入力画面の表示例を示す図である。 テスト成功時の内容確認画面の表示例を示す図である。 テスト失敗時の内容確認画面の表示例を示す図である。 第2の実施の形態のテスト仕様書生成装置の機能を示すブロック図である。 第2の実施の形態の業務フロー判定処理の手順を示すフローチャート(前半)である。 第2の実施の形態の業務フロー判定処理の手順を示すフローチャート(後半)である。 典型業務フロー情報のデータ構造例を示す図である。 例外業務フロー情報のデータ構造例を示す図である。 第2の実施の形態のシステムテスト情報の例を示す図である。 第3の実施の形態のテスト仕様書生成装置の機能を示すブロック図である。 第3の実施の形態の業務フロー判定の様子を示す図である。 第3の実施の形態の業務フロー判定処理の手順を示すフローチャートである。
符号の説明
10 コンピュータ
11 更新情報記憶手段
12 機能テスト情報記憶手段
12a,12b,12c 機能テスト情報
13 業務フロー抽出手段
14 システムテスト情報生成手段
21,22,23 データベース管理システム
21a,22a,23a 更新情報
30 システムテスト情報

Claims (4)

  1. コンピュータシステムのシステムテスト仕様書を自動生成するテスト仕様書生成プログラムにおいて、
    コンピュータを、
    複数のデータ集合の更新処理を含むデータ更新処理を個々に識別する処理識別情報と、前記データ更新処理によって更新された前記データ集合のデータ集合名と、前記データ集合が更新された更新時刻とをそれぞれ関連付けて記憶する更新情報記憶手段、
    前記コンピュータシステムで実行される業務フローを構成する業務ステップを実現する各モジュールが、要求を満たしているか否かをチェックする機能テストの手順を示す機能テスト情報を記憶する機能テスト情報記憶手段、
    前記更新情報記憶手段が記憶する前記更新情報から、前記処理識別情報により同一と識別される前記データ更新処理ごとに、前記データ更新処理によって更新された前記データ集合の前記データ集合名を、前記更新時刻の早い順に並べたフロー情報を生成する業務フロー抽出手段、
    前記機能テスト情報記憶手段が記憶する前記機能テスト情報から、前記業務フロー抽出手段で生成した前記フロー情報に示された前記業務フローごとに、前記業務フローを構成する前記業務ステップの並び順に対応して並べた前記機能テストの並び順を示すシステムテスト情報を生成するシステムテスト情報生成手段、
    として機能させることを特徴とするテスト仕様書生成プログラム。
  2. 前記コンピュータを、さらに、
    前記業務フロー抽出手段が生成した前記フロー情報から、同一の前記フロー情報の出現数をそれぞれ計算すると共に、前記業務フロー抽出手段が生成した前記フロー情報で示される前記業務フローの前記出現数が所定の閾値以上の前記業務フローを、典型業務フローと判定する業務フロー判定手段、
    として機能させ、
    前記システムテスト情報生成手段は、前記機能テスト情報記憶手段が記憶する前記機能テスト情報から、前記業務フロー判定手段によって判定された前記典型業務フローのみを対象として前記システムテスト情報を生成することを特徴とする請求項1記載のテスト仕様書生成プログラム。
  3. 前記コンピュータを、さらに、
    前記システムテスト情報を記憶する前記システムテスト情報記憶手段、
    前記業務フロー抽出手段が生成した前記フロー情報のうち、前記システムテスト情報記憶手段が記憶する前記システムテスト情報から、前記システムテスト情報が生成されていない前記業務フローを、未登録業務フローと判定する業務フロー判定手段、
    として機能させ、
    前記システムテスト情報生成手段は、前記未登録業務フローのみを対象として前記システムテスト情報を生成し、生成した当該システムテスト情報を前記システムテスト情報記憶手段に記憶させることを特徴とする請求項1記載のテスト仕様書生成プログラム。
  4. コンピュータシステムのシステムテスト仕様書を自動生成するテスト仕様書生成装置において、
    複数のデータ集合の更新処理を含むデータ更新処理を個々に識別する処理識別情報と、前記データ更新処理によって更新された前記データ集合のデータ集合名と、前記データ集合が更新された更新時刻とをそれぞれ関連付けて記憶する更新情報記憶手段と、
    前記コンピュータシステムで実行される業務フローを構成する業務ステップを実現する各モジュールが、要求を満たしているか否かをチェックする機能テストの手順を示す機能テスト情報を記憶する機能テスト情報記憶手段と、
    前記更新情報記憶手段が記憶する前記更新情報から、前記処理識別情報により同一と識別される前記データ更新処理ごとに、前記データ更新処理によって更新された前記データ集合の前記データ集合名を、前記更新時刻の早い順に並べたフロー情報を生成する業務フロー抽出手段と、
    前記機能テスト情報記憶手段が記憶する前記機能テスト情報から、前記業務フロー抽出手段で生成した前記フロー情報に示された前記業務フローごとに、前記業務フローを構成する前記業務ステップの並び順に対応して並べた前記機能テストの並び順を示すシステムテスト情報生成するシステムテスト情報生成手段と、
    を有することを特徴とするテスト仕様書生成装置。
JP2007078077A 2007-03-26 2007-03-26 テスト仕様書生成プログラム、およびテスト仕様書生成装置 Expired - Fee Related JP4941040B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007078077A JP4941040B2 (ja) 2007-03-26 2007-03-26 テスト仕様書生成プログラム、およびテスト仕様書生成装置
US12/068,353 US7949901B2 (en) 2007-03-26 2008-02-05 Program and apparatus for generating system test specifications
EP08101951.5A EP1975803B1 (en) 2007-03-26 2008-02-25 Program and apparatus for generating system test specifications

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007078077A JP4941040B2 (ja) 2007-03-26 2007-03-26 テスト仕様書生成プログラム、およびテスト仕様書生成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008242540A JP2008242540A (ja) 2008-10-09
JP4941040B2 true JP4941040B2 (ja) 2012-05-30

Family

ID=39539620

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007078077A Expired - Fee Related JP4941040B2 (ja) 2007-03-26 2007-03-26 テスト仕様書生成プログラム、およびテスト仕様書生成装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US7949901B2 (ja)
EP (1) EP1975803B1 (ja)
JP (1) JP4941040B2 (ja)

Families Citing this family (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010116586A1 (ja) * 2009-03-30 2010-10-14 株式会社野村総合研究所 動作検証装置、動作検証方法、および動作検証システム
US8181069B2 (en) * 2009-09-08 2012-05-15 International Business Machines Corporation Method and system for problem determination using probe collections and problem classification for the technical support services
US8862557B2 (en) * 2009-12-23 2014-10-14 Adi, Llc System and method for rule-driven constraint-based generation of domain-specific data sets
US20110239193A1 (en) * 2010-03-25 2011-09-29 International Business Machines Corporation Using reverse time for coverage analysis
CN102525278A (zh) * 2010-12-15 2012-07-04 雀巢产品技术援助有限公司 用于测试和诊断饮水机中的故障的系统和方法
JP2013246512A (ja) * 2012-05-23 2013-12-09 Fujitsu Ltd テストデータ生成プログラム、テストデータ生成方法およびテストデータ生成装置
EP2951687A4 (en) * 2013-02-01 2016-08-03 Hewlett Packard Entpr Dev Lp TEST STRIP GENERATION BASED ON ABSTRACT USER TESTING
CN104684015B (zh) * 2013-11-29 2018-07-20 华为技术有限公司 设备维护方法及设备
CN105335294B (zh) * 2015-12-01 2019-07-19 上海斐讯数据通信技术有限公司 安卓终端操作步骤解析系统及方法
CN105528292A (zh) * 2015-12-07 2016-04-27 浪潮(北京)电子信息产业有限公司 一种基于内核模块的内核单元测试方法及系统
CN105677571B (zh) * 2016-01-29 2019-07-26 努比亚技术有限公司 移动终端软件兼容性测试装置及方法
US20170228440A1 (en) * 2016-02-10 2017-08-10 Virdree BURNS Method of facilitating pattern recognition through organizing data based on their sequencing relationship
CN106126418B (zh) * 2016-06-20 2018-09-14 福建省农村信用社联合社 一种基于机械臂的银行终端自动化测试装置、系统、及方法
CN107741905B (zh) * 2017-09-11 2020-01-03 珠海格力电器股份有限公司 测试用例及其解析模型、执行方法、存储介质和处理器
KR20220055151A (ko) * 2020-10-26 2022-05-03 삼성에스디에스 주식회사 식별 아이디 생성 방법, 그리고 이를 구현하기 위한 장치
CN114371687A (zh) * 2021-12-30 2022-04-19 苏州胜科设备技术有限公司 一种伺服驱动器快速测试方法

Family Cites Families (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06348542A (ja) * 1993-06-14 1994-12-22 Hitachi Ltd 計算機システムテスト支援装置
JPH08212106A (ja) * 1995-02-01 1996-08-20 Toshiba Corp システム試験支援装置及びシステム試験支援方法
JPH11120029A (ja) * 1997-10-17 1999-04-30 Hitachi Ltd ソフトウェアテストデータ作成支援方法
JP3464159B2 (ja) 1998-01-30 2003-11-05 富士通株式会社 テスト仕様書作成装置およびそのプログラムを格納した記憶媒体
US6243835B1 (en) * 1998-01-30 2001-06-05 Fujitsu Limited Test specification generation system and storage medium storing a test specification generation program
JP2000112786A (ja) * 1998-10-05 2000-04-21 Fujitsu Ltd 試験ルート選定方法及び装置
US6332211B1 (en) * 1998-12-28 2001-12-18 International Business Machines Corporation System and method for developing test cases using a test object library
JP2003099283A (ja) * 2001-09-25 2003-04-04 Toshiba Corp ソフトウェアシステムのテスト優先度導出支援方法、テストケース設計支援方法、およびその支援プログラム
DE60308505T2 (de) * 2002-05-11 2007-01-18 Accenture Global Services Gmbh Verfahren und system zur automatischen prüfung von software
US20040103396A1 (en) * 2002-11-20 2004-05-27 Certagon Ltd. System for verification of enterprise software systems
DE10352172A1 (de) * 2003-11-05 2005-06-09 Robert Bosch Gmbh Verfahren und Vorrichtung zur Anpassung von Funktionen zur Steuerung von Betriebsabläufen
US7007251B2 (en) * 2003-11-12 2006-02-28 International Business Machines Corporation Database mining system and method for coverage analysis of functional verification of integrated circuit designs
JP2005332098A (ja) * 2004-05-19 2005-12-02 Nec Corp テスト項目抽出システム、テスト項目抽出装置、及びそれに用いるテスト項目抽出方法並びにそのプログラム
US7475289B2 (en) * 2005-02-11 2009-01-06 Microsoft Corporation Test manager
JP4397354B2 (ja) * 2005-06-28 2010-01-13 富士通株式会社 テスト記録方法、テスト記録装置、およびテスト記録プログラム
DE102005036321A1 (de) * 2005-07-29 2007-02-01 Siemens Ag Verfahren und Vorrichtung zum dynamischen Generieren von Testszenarien für komplexe rechnergesteuerte Systeme, z.B. für medizintechnische Anlagen
US7844951B2 (en) * 2005-12-30 2010-11-30 Microsoft Corporation Specification generation from implementations
US7930683B2 (en) * 2006-03-31 2011-04-19 Sap Ag Test automation method for software programs
WO2007132547A1 (ja) * 2006-05-16 2007-11-22 Fujitsu Limited 業務モデル生成プログラム、業務モデル生成方法および業務モデル生成装置
DE102006050112A1 (de) * 2006-10-25 2008-04-30 Dspace Digital Signal Processing And Control Engineering Gmbh Verfahren zur Erstellung einer Anforderungsbeschreibung für ein eingebettetes System

Also Published As

Publication number Publication date
US7949901B2 (en) 2011-05-24
EP1975803A3 (en) 2013-03-13
EP1975803B1 (en) 2014-05-14
JP2008242540A (ja) 2008-10-09
EP1975803A2 (en) 2008-10-01
US20080244317A1 (en) 2008-10-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4941040B2 (ja) テスト仕様書生成プログラム、およびテスト仕様書生成装置
JP6233411B2 (ja) 障害分析装置、障害分析方法、および、コンピュータ・プログラム
US7886028B2 (en) Method and system for system migration
JP5716822B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、および情報処理プログラム
US20070226222A1 (en) Computer-readable recording medium having recorded system development support program, system development support apparatus, and system development support method
JP5412995B2 (ja) プログラムモデル検査におけるデータベース制御装置、データベース制御方法、データベース制御プログラム
US20070092857A1 (en) Method and apparatus for supporting training, and computer product
JPWO2020008991A1 (ja) 検証自動化装置、検証自動化方法、およびプログラム
CN108984337A (zh) 一种数据同步异常的修复方法、修复装置、介质和计算设备
JP2007304796A (ja) データベース解析システム及びデータベース解析方法及びプログラム
JP2008225814A (ja) 業務分析プログラムおよび業務分析装置
US20120317526A1 (en) Verification method, computer-readable recording medium, and design verification apparatus
JP5210970B2 (ja) 共通クエリグラフパターン生成方法、共通クエリグラフパターン生成装置及び共通クエリグラフパターン生成プログラム
JP2011034274A (ja) テスト自動実行システム
US20070226274A1 (en) Database device, and computer product
US20060277510A1 (en) Verification support device, verification support method, and computer product
JP2018081403A (ja) インシデント管理システム、インシデント管理方法およびコンピュータプログラム
JP4826221B2 (ja) アクセス分析システム
JP2008210068A (ja) データ処理装置及びデータ処理方法及びプログラム
JP2016042317A (ja) ソフトウェア設計支援装置、および方法
JP2020098413A (ja) テスト支援装置、テスト支援方法及びコンピュータプログラム
JP2013161182A (ja) テスト項目生成装置、テスト項目生成方法
JP5535270B2 (ja) 文書成分分析装置およびプログラム
JP2015153323A (ja) シンボリック実行プログラム、シンボリック実行方法及びシンボリック実行装置
JP6588598B1 (ja) データ管理装置およびデータ管理方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20091208

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120125

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120131

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120213

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4941040

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150309

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees