JP4940997B2 - アンテナ装置、アンテナ装置の製造方法及び電子機器 - Google Patents

アンテナ装置、アンテナ装置の製造方法及び電子機器 Download PDF

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Description

本発明は、アンテナ装置、アンテナ装置の製造方法及び電子機器に関する。
従来、電波時計等、時刻情報を含む標準電波を受信するアンテナ構造体を備え、アンテナ構造体により受信された標準電波に基づいて自動的に現在時刻を修正する機能を有する電子機器が知られている。このような電子機器に備えられるアンテナ構造体としては、受信感度のよい磁性材料であるアモルファス金属やフェライト等で形成されるコアにコイルが巻回されてなるバーアンテナが多く用いられている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−179803号公報
しかしながら、アンテナ装置は、アンテナ構造体のコイルと回路基板側の接続電極とを接続することによって構成され、特に腕時計型の電波時計等、小型の電子機器に用いられる小型のアンテナ装置の場合には、アンテナ構造体のコイルと回路基板側の接続電極とを接続する作業が難しく作業効率が悪いとの問題がある。
そこで、本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、アンテナ構造体のコイルと回路基板側の接続電極とを迅速かつ確実に接続することができ、生産性に優れたアンテナ装置、アンテナ装置の製造方法及びアンテナ装置を搭載した電子機器を提供することを目的としている。
請求項1に記載のアンテナ装置は、
コアとこのコアにコイルを巻回して構成された巻線部とを備えるアンテナ構造体と、
このアンテナ構造体が装着されるアンテナ装着部と接続電極とを備える回路基板とを備え、
前記アンテナ装着部は、前記回路基板の厚み方向に貫通した貫通孔形状及び前記回路基板の一部を切り欠いた切り欠き形状のうちの一方の形状に形成されており、かつ、前記接続電極は、前記アンテナ装着部の側面に形成されており、さらに、前記アンテナ構造体における巻線部と前記接続電極とが電気的に接続されていることを特徴としている。
請求項2に記載のアンテナ装置は、
コアとこのコアにコイルを巻回して構成された巻線部とを備えるアンテナ構造体と、
このアンテナ構造体が装着されるアンテナ装着部と接続電極とを備える回路基板と、
前記アンテナ構造体における巻線部と前記接続電極とが電気的に接続する接続部とを備え、
前記アンテナ装着部は、前記回路基板の厚み方向に貫通した貫通孔形状及び前記回路基板の一部を切り欠いた切り欠き形状のうちの一方の形状に形成されており、かつ、前記接続電極は、前記アンテナ装着部の側面に形成されていることを特徴としている。
請求項3に記載のアンテナ装置は、
コアとこのコアにコイルを巻回して構成された巻線部とを備えるアンテナ構造体と、
このアンテナ構造体を収納するアンテナケースと、
このアンテナケースが装着されるアンテナ装着部と接続電極とを備えている回路基板とを備え、
前記アンテナ装着部は、前記回路基板の厚み方向に貫通した貫通孔形状及び前記回路基板の一部を切り欠いた切り欠き形状のうちの一方の形状に形成されており、かつ、前記接続電極は、前記アンテナ装着部の側面に形成されており、さらに、前記アンテナケースが前記アンテナ装着部に装着されている状態で前記接続電極と前記巻線部とが電気的に接続されていることを特徴としている。
請求項に記載の発明は、請求項1から請求項のいずれか一項に記載のアンテナ装置において、前記接続電極は、前記アンテナ装着部の側面に、一定の間隔をおいて並列して複数設けられていることを特徴としている。
請求項に記載の発明は、請求項1から請求項のいずれか一項に記載のアンテナ装置において、前記接続電極は、前記アンテナ装着部の側面のうち、前記アンテナ構造体を収納した際、前記コアの延在方向の両端部と対峙する位置にそれぞれ設けられていることを特徴としている。
請求項に記載の発明は、請求項1から請求項のいずれか一項に記載のアンテナ装置において、前記コアに、前記コイルの端部を係止するコイル端部係止部を形成したことを特徴としている。
請求項に記載の発明は、請求項1から請求項のいずれか一項に記載のアンテナ装置において、前記接続電極と前記巻線部とは、溶着又は接着により電気的に接続されていることを特徴としている。
請求項に記載の電子機器は、
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のアンテナ装置と、
前記アンテナ装置が設けられた機器本体と、
を備えていることを特徴としている。
請求項に記載のアンテナ装置の製造方法は、
回路基板に、当該回路基板の厚み方向に貫通した貫通孔形状及び前記回路基板の一部を切り欠いた切り欠き形状のうちの一方の形状のアンテナ装着部を形成し、かつ、当該アンテナ装着部の側面に接続電極を形成する装着部形成工程と、
この装着部形成工程により形成された前記アンテナ装着部に、コアとこのコアにコイルを巻回して構成された巻線部とを備えるアンテナ構造体を装着するアンテナ装着工程と、
このアンテナ装着工程により前記アンテナ装着部に装着された前記アンテナ構造体の巻線部と前記接続電極とを電気的に接続する接続工程と、
を備えていることを特徴としている。
請求項10に記載のアンテナ装置の製造方法は、
コアとこのコアにコイルを巻回して構成された巻線部とを備えるアンテナ構造体をアンテナケースに収納するケース収納工程と、
回路基板に、当該回路基板の厚み方向に貫通した貫通孔形状及び前記回路基板の一部を切り欠いた切り欠き形状のうちの一方の形状のアンテナ装着部を形成し、かつ、当該アンテナ装着部の側面に接続電極を形成する装着部形成工程と、
この装着部形成工程により形成された前記アンテナ装着部に、前記ケース収納工程により前記アンテナ構造体が収納された前記アンテナケースを装着するアンテナ装着工程と、
このアンテナ装着工程により前記アンテナ装着部に装着された前記アンテナ構造体の巻線部と前記接続電極とを電気的に接続する接続工程と、
を備えていることを特徴としている。
本発明によれば、アンテナ構造体の巻線部と回路基板側のアンテナ装着部の側面に形成された接続電極とを迅速かつ確実に接続することができ、アンテナ装置の生産性を向上させることができる。
以下、図面を参照しつつ、本発明に係るアンテナ装置及びアンテナ装置を適用した電子機器の好適な実施形態について具体的に説明する。なお、本発明の範囲は図示例に限定されない。
[第1の実施の形態]
先ず、図1から図13を参照しつつ、本発明に係るアンテナ装置及びアンテナ装置を備えた電子機器の第1の実施形態を説明する。なお、本実施形態では、電子機器としての電波腕時計にアンテナ装置を搭載する場合を例として説明する。
図1は、本発明に係るアンテナ装置を備えた電波腕時計を示す正面図である。また、図2は、図1のII−II線断面図であり、図3は、図1に示す電波腕時計の構成部品のうち裏蓋を外した状態の裏面側内部を示す裏面図である。
これら図1から図3に示すように、電波腕時計100には、時計計時部1を内部に収納する機器ケース2が設けられている。機器ケース2は、ステンレスやチタン等の金属により環状の短柱形状に形成されている。機器ケース2の図1及び図3における上下両端部、つまり時計の12時方向側端部及び6時方向側端部には時計バンド3が取り付けられている。また、機器ケース2の外周部には、時刻合わせの指示などの種々の操作指示がなされる複数の操作ボタン4が設けられている。
機器ケース2の視認側(表面側;図2における上側)には、視認側の開口部21を閉塞するように時計ガラス5が防水パッキンPを介して装着されている。また、機器ケース2の内部であって時計ガラス5の下方には、機器ケース2の内周に沿って見切部材26が配置されている。
また、機器ケース2の視認側とは反対側(裏面側;図2における下側)には、機器ケース2の裏面側の開口部22を閉塞するように裏蓋9が防水リング10を介して取り付けられている。裏蓋9は、例えばステンレスやチタン等の強度が強い金属により、厚みが薄いほぼ平板状に形成されている。
機器ケース2の内部に収納されている時計計時部1は、時計ガラス5と裏蓋9との間に配設された上部ハウジング13と、上部ハウジング13よりも機器ケース2の裏面側(図3における下側)に配設された下部ハウジング14とを備えている。上部ハウジング13及び下部ハウジング14は、モールド成型により形成されていて、各種部品を固定保持するものである。
上部ハウジング13は、電波を遮断しない所定の合成樹脂から形成されており、上部ハウジング13の12時方向部分(図1及び図3における上側)には、アンテナ構造体11が収納されるアンテナ収納スペース15が形成されている。
また、下部ハウジング14は、例えば樹脂等で形成されており、当該下部ハウジング14を固定するためのハウジング固定部材18によって裏側(図2における裏面側(下側))から固定されている。下部ハウジング14の裏蓋9に対向する面(図2における裏面側(下側)の面)には、電波腕時計100の各部に電力を供給するためのバッテリー17が組み込まれている。
上部ハウジング13と下部ハウジング14との間には、例えば、標準電波を受信するアンテナ構造体11、アンテナ構造体11により受信した電波に基づいて時刻調整を行う受信制御部(図示せず)、指針8を運針させる運針機構部(図示せず)、この受信制御部、運針機構部等が接続されるとともに各種回路(図示せず)が実装される回路基板12等で構成されている時計モジュールが収納されている。回路基板12は、ねじ等により上部ハウジング13に固定されている。
回路基板12に実装される回路要素としては、例えば、電波腕時計100の各部を制御するCPU等の制御IC、アンテナ構造体11によって検出された電気信号を増幅・復調して標準電波に含まれる時刻データを取り出す受信回路部31(図5参照)、発振器を有して現在時刻を計時する計時回路等がある。
回路基板12には、回路基板12を機器ケース2に収納したときに12時方向となる位置(図1及び図3における上側)に、アンテナ構造体11を装着するアンテナ装着部32が設けられている。
また、図3に示すように、回路基板12には、アンテナ構造体11と接続される接続電極33a,33bが形成されており、受信回路部31は、図5に示すように、33a,33bと接続されている。アンテナ構造体11が33a,33bと電気的に接続されることによりアンテナ構造体11によって受信された電波が33a,33bを介して受信回路部31に送られるようになっている。
また、図2に示すように、上部ハウジング13のアンテナ収納スペース15の回路基板12に対向する面及び下部ハウジング14の回路基板12に対向する面には、それぞれ、回路基板12がアンテナ装着部32にアンテナ構造体11を装着した状態で機器ケース2内に配置されたときに、アンテナ構造体11を保持する保持部材19が設けられている。
保持部材19は、クッション性を有する接着剤等であり、回路基板12のアンテナ装着部32(図3参照)からのアンテナ構造体11の脱落や、機器ケース2内でのがたつきを防止するとともに、アンテナ構造体11の表面が上部ハウジング13及び下部ハウジング14と直接接触して破損するのを防止したり、外部からの衝撃を緩和する緩衝部材としても機能する。
なお、本実施形態においては、上部ハウジング13及び下部ハウジング14は、モールド成型により形成されているものとして説明したが、上部ハウジング13及び下部ハウジング14の形成手法は、モールド成型に限定されない。
また、本実施形態において上部ハウジング13は、電波を遮断しない所定の合成樹脂から形成されているものとしたが、上部ハウジング13及び下部ハウジング14を形成する材料は特に限定されず、合成樹脂以外の材料で形成されていてもよい。
また、本実施形態では、下部ハウジング14の裏蓋9に対向する面に、電波腕時計100の各部に電力を供給するためのバッテリー17が組み込まれている構成を例としたが、バッテリー17の配置はここに例示したものに限定されない。
上部ハウジング13の上面(図2における視認側(上側)の面)には、時計ガラス5の視認側と反対側の面(図2における裏面側(下側)の面)に対向して文字板6が配置されている。文字板6の表面(視認側:図2の上側)の周縁部には、時字6bが設けられた時字部6aが形成されている。
時計計時部1を構成する運針機構部は、文字板6の中央部に形成された軸孔からその上方に伸びる指針軸7と、この指針軸7に取り付けられ時計ガラス5と文字板6との間に配置されている時針や分針等の指針8とを有し、指針8を文字板6の上方で運針させる。
ここで、図4から図13を参照しつつ、アンテナ構造体11及び回路基板12とから成るアンテナ装置40の構成について詳細に説明する。
図4は、アンテナ装置40の平面図であり、図5は、図4のアンテナ装置40の斜視図である。また、図6は、アンテナケース装着部32の拡大図であり、図7は、図4のVII−VII断面図、図8は、図4のVIII−VIII断面図である。また、図9は、図4のアンテナ装着部32からアンテナ構造体11を外した状態を示す斜視図である。
図4から図6に示すように、本実施形態において、アンテナ構造体11は、コア41と、コア41にコイル42を巻回することにより構成される巻線部43とから構成されているものである。
コア41は、フェライト等の比透磁率が高い磁性材料から形成されている。
なお、コア41を形成する材料は、フェライトに限定されず、アモルファス合金等、アンテナのコア41として十分に機能する性質を備えるものであれば、適用可能である。
コイル42は銅等の導線42a(図13参照)と、導線42aの表面を被覆するエナメル等の被覆部材42b(図13参照)とで構成されている。なお、コイル42を構成する導線42a及び被覆部材42bの材料はここに例示したものに限定されない。被覆部材42bを形成する材料は、一定温度以上の熱を加えることにより導線42aよりも早く溶融、焼失するものであればよく、例えばポリウレタン等でもよい。
通常、巻線部は、コアにコイルを3000回〜4000回巻回することによって形成され、コアの一端側から他端側に向かって順次コイルを巻いていき、一層目を巻き終わると、その上に2層目を巻回していくという工程を繰り返すことにより形成される。
これに対して、本実施形態においては、コア41にコイル42を巻回する際、巻線部43を形成する範囲をコア41の延在方向における複数のブロックに分け、各ブロックごとに必要回数(必要な層数)コイル42を巻回する手法によって巻線部43を形成する。
すなわち、コイル42をコア41の一端側の1ブロック目から巻き始めて、当該ブロックにおいて必要回数(必要な層数)巻き終わったら、次にこれに隣接する2ブロック目について同様にコイル42を必要回数(必要な層数)巻回する。このようにして、順次各ブロックごとに必要回数(必要な層数)コイル42を巻回することにより巻線部43が形成される。
また、図4から図9に示すように、回路基板12のアンテナ装着部32は、アンテナ構造体11の形状に沿いアンテナ構造体11と対峙する側面321(図9参照)を有しており、回路基板12を厚み方向(図7及び図8において上下方向)に貫通する貫通孔形状となっている。
アンテナ装着部32は、アンテナ構造体11よりもわずかに大きく形成されており、アンテナ装着部32は、アンテナ構造体11を回路基板12の上又は下方向から嵌挿することにより、アンテナ構造体11を装着するようになっている。このようにアンテナ装着部32をアンテナ構造体11よりもわずかに大きく形成し、アンテナ構造体11を装着した際、アンテナ装着部32の側面321とアンテナ構造体11との間に僅かにすき間ができるように構成することにより、アンテナ構造体11の巻線部43の表面がアンテナ装着部32の側面321に当たって損傷するのを防ぐことができる。
また、アンテナ装着部32の側面321(図9参照)であってアンテナ装着部32の中心に対して点対称位置には、それぞれ接続電極33a,33bが設けられている。本実施形態においては、図4又は図5に示すように、一つの接続電極33aがアンテナ装着部32の延在方向の一端側に配置され、他方の接続電極33bはアンテナ装着部32の延在方向の他端側に配置されている。これらの接続電極33a,33bは、ともに回路基板12上に搭載された受信回路部31と接続されている。
図6及び図7に示すように、接続電極33a,33bには、はんだめっきによりはんだ部34が形成されており、接続電極33a,33bは、アンテナ装着部32に装着されたアンテナ構造体11の巻線部43を構成する複数本のコイル42とはんだ部34によって接続されている(図6参照)。
なお、アンテナ装着部32は、アンテナ構造体11を装着し、接続電極33a,33bと巻線部43とを接続可能な構成であればよく、図9に示す形状に限定されない。例えば、図9の一点鎖線aで示した部分を切除した(切り欠いた)切り欠き形状としてもよい。このように回路基板12の一部を切除した場合には、回路基板12の軽量化、回路基板12周辺の各種部品の配置スペースの拡大を図ることができる。
ここで、図10から図13を参照しつつ、アンテナ装置40の製造方法について説明する。
まず、アンテナ構造体11を形成するには、コア41にコイル42を巻回して巻線部43を形成する。
具体的には、図10(a)に示すように、コア41の一方側端部にコイル42の端部を巻きつけ、順次コイル42をコア41に巻回する。図11(a)は、図10(a)の矢視A方向からコア41及びこれに巻回されたコイル42を見た図である。本実施形態では、コイル42を巻回する際、巻線部43を形成する範囲をコア41の延在方向における複数のブロックに分け、各ブロックごとに必要回数(必要な層数)コイル42を巻回する手法によって巻線部43を形成する。
例えば、図10(b)では、巻線部43を形成する範囲を5つのブロックに分けて巻線部43を形成する場合について示している。この場合、まず1ブロック目の端部から順にコイル42を巻回して、1ブロック目について所定の必要回数(層数)分コイル42を巻回すると、次にこれに隣接する2ブロック目について同様にコイル42を必要回数(必要な層数)巻回する。このようにして、順次各ブロックごとに必要回数(必要な層数)コイル42を巻回する。
これにより、図10(c)に示すように、コア41の所定の範囲全体に巻線部43が形成される。図11(b)は、巻線部43が形成されたアンテナ構造体11を図10(c)の矢視B方向から見た図であり、コイル42がコア41にほぼ均一に必要回数(必要な層数)巻回されている。
次に、回路基板12に、アンテナ構造体11を装着するアンテナ装着部32を形成する(この工程を装着部形成工程と称する)。
具体的には、回路基板12に、打ち抜き等の手法によりアンテナ装着部32を形成するとともに、アンテナ装着部32の側面321に沿うように接続電極33a,33bを形成する(図9参照)。
そして、形成されたアンテナ装着部32に、コア41と巻線部43とを備えるアンテナ構造体11を上方向又は下方向から嵌挿し、装着する(図4及び図5参照)。アンテナ装着部32にアンテナ構造体11を装着する工程をアンテナ装着工程と称する。
さらに、このアンテナ構造体11をアンテナ装着部32に装着した後に、アンテナ装着部32の内部側面321に沿って形成されている接続電極33a,33bとアンテナ構造体11の巻線部43とを電気的に接続させる(図12及び図13参照)。このように接続電極33a,33bとアンテナ構造体11の巻線部43とを電気的に接続させる工程を接続工程と称する。
具体的には、まず図12(a)に示すように、アンテナ構造体11が装着された回路基板12を治具36で回路基板12の上下方向から挟んで固定する。その上で、接続電極33a,33bとアンテナ構造体11の巻線部43との接触部分に加熱用こて37を当てて、当該接触部分を加熱する。これにより、図12(b)に示すように、加熱用こて37によって加熱された部分のはんだ部34が溶融し、かつ、巻線部43を構成するコイル42のうち、このはんだ部34と接触している部分及びその近傍のコイル42の表面を被覆しているエナメル等の被覆部材42bが溶融する。被覆部材42bが溶融したコイル42は導線42aが露出した状態となり、このような導線42aの露出部分と接続電極33a,33bとがはんだ部34を介して溶着し電気的に接続される。
図13(a)は、図12(a)において破線で囲んだ範囲を拡大したものであり、図13(b)は、図12(b)において破線で囲んだ範囲を拡大したものである。
図13(a)に示すように、加熱用こて37によって加熱する前においては、接続電極33a,33bのはんだ部34及びコイル42の被覆部材42bが溶融せず、接続電極33a,33bとアンテナ構造体11の巻線部43とは接触はしているが、電気的には接続されていない状態である。
これに対して、図13(b)に示すように、加熱用こて37によって加熱した後においては、接続電極33a,33bのはんだ部34及びコイル42のうち、はんだ部34との接触部分及びその近傍のコイル42の被覆部材42bが溶融し、接続電極33a,33bとアンテナ構造体11の巻線部43とがはんだ部34を介して電気的に接続されている状態となる(図6参照)。
なお、コイル42の被覆部材42bは、巻線部43の一番表面に巻回され、はんだ部34と直接接触している1層目のコイル42だけでなく、はんだ部34と直接には接触していない2層目以降のコイル42の被覆部材42bも何層分かは溶融するが、はんだ部34との接触部分から離れるに従って伝わる熱が低くなるため、巻線部43の内部に近い層では被覆部材42bの溶融は生じない。
なお、図6では、アンテナ装着部32の接続電極33a,33bと巻線部43とが、はんだ部34を介して4本のコイル42と接続されている場合を例示したが、接続電極33a,33bと接続されるコイル42の本数は特に限定されない。アンテナ装置40のアンテナ性能を向上させるためには、接続電極33a,33bと接続されるコイル42の本数は、生産工程における精度として可能な限り少ない方が好ましい。
また、接続電極33a,33bの設けられる位置は特に限定されないが、巻線部43を構成するコイル42を無駄なく活用するためには、接続電極33a,33bは、できるだけ巻線部43の端部に接続されるような位置に設けることが好ましい。
次に、本実施形態に係るアンテナ装置40及びこれを備える電波腕時計100の作用について説明する。
時刻調整時、時刻調整用電波は、主として時計ガラス5側から当該時計ガラス5を透過して、アンテナ構造体11によって受信される。これにより、コア41の巻線部43内には磁束が発生して、巻線部43内に誘導起電力が生じる。この誘導起電力は巻線部43と接続された接続電極33a,33bを介して回路基板12上の受信回路部31に伝達されて、当該誘電起電力に含まれている標準時刻データにしたがって現在時刻が修正される。
以上のように、本実施形態によれば、アンテナ構造体11をアンテナ装着部32に装着することによりアンテナ構造体11の巻線部43の一部と回路基板12側の接続電極33a,33bとを電気的に接続するので、アンテナ構造体11からコイル42を引き出して結線させる必要がない。このため、アンテナ構造体11の巻線部43と回路基板12側の接続電極33a,33bとを迅速かつ確実に接続することができる。
また、アンテナ構造体11の巻線部43の一部と回路基板12側の接続電極33a,33bとの接続は、はんだ部34を介して溶着させることにより行われるので、アンテナ構造体11と回路基板12との結線を容易に行うことができる。
また、アンテナ構造体11をアンテナ装着部32に装着するだけでアンテナ構造体11が回路基板12の所定の位置に位置決めされるので、回路基板12とアンテナ構造体11との位置合わせを容易、かつ高精度に行うことができる。
したがって、アンテナ装置40の組み立てを容易、かつ確実に行うことができ、アンテナ装置40の生産性を向上させることができる。
また、アンテナ構造体11をアンテナ装着部32に装着することにより回路基板12とアンテナ構造体11とを一体化することができ、部品としての管理、取り扱いが容易となるとともに、電子機器の組み立て作業効率を向上させることができる。
また、回路基板12側の接続電極33a,33bをアンテナ装着部32の側面321に形成しているので、接続電極を回路基板12の表面に設けた場合と比較してアンテナ装置40の薄型化、ひいては電子機器全体の薄型化を実現することができる。
また、アンテナ装着部32は、回路基板12の厚み方向に貫通した貫通孔形状となっているので、アンテナ構造体11を回路基板12の上又は下方向から嵌挿することにより、容易にアンテナ構造体11を装着することができる。
また、図9に示すように、アンテナ装着部32は回路基板12の一部を切り欠いた切り欠き形状としてもよく、このような形状とした場合には、アンテナ装置40、ひいてはこれを搭載した電子機器の軽量化を図ることができるとともに、電子機器内のスペースを有効利用することができ、電子機器の小型化を実現することができる。
また、本実施形態においては、接続電極33a,33bは、アンテナ装着部32の側面321のうち、アンテナ装着部32の中心に対して点対称位置にそれぞれ設けられているので、回路基板12にかかる力を分散させることができるとともに、接続電極33a,33bを容易にアンテナ構造体11の巻線部43の両端部近傍と接続させることができる。
なお、本実施形態においては、接続電極33a,33bは、アンテナ装着部32の側面321のうち、アンテナ装着部32の中心に対して点対称位置にそれぞれ設け、一つの接続電極33aをアンテナ装着部32の延在方向の一端側に配置し、他方の接続電極33bをアンテナ装着部32の延在方向の他端側に配置したが、接続電極33a,33bの配置はこれに限定されない。
例えば、アンテナ装着部32の側面321に、一定の間隔をおいて並列して複数設けてもよい。
すなわち、例えば、図14及び図15に示すように、アンテナ装着部32の側面321のうち、装着されるアンテナ構造体11の一方の側面に対峙する面に、2つの接続電極45a,45bを一定の間隔をおいて並列して設ける。このとき、接続電極45a,45bの間隔は、アンテナ構造体11の巻線部43の両端部近傍に接触可能な間隔とする。なお、巻線部43のコイル42を無駄なく利用するために、接続電極45a,45bは、できる限り巻線部43の端部近くに配置することが好ましい。
接続電極45a,45bをこのような位置に配置した場合にも、アンテナ構造体11をアンテナ装着部32に装着するだけで接続電極45a,45bを容易にアンテナ構造体11の巻線部43の両端部近傍と接続させることができる。
なお、この場合にも、アンテナ装着部32は貫通孔形状である場合に限定されず、図15における一点鎖線b又は一点鎖線cで示した部分において回路基板12切除した(切り欠いた)切り欠き形状としてもよい。このように回路基板12の一部を切除した場合には、回路基板12の軽量化、各種部品の配置スペースの拡大を図ることができる。
また、例えば、図16及び図17に示すように、アンテナ装着部32の側面321のうち、アンテナ構造体11の巻線部43の延在方向の端面に対峙する面にそれぞれ接続電極46a,46bを配置してもよい。
この場合には、接続電極46a,46bを巻線部43の側面と接続させる場合と比べてより巻線部43の端部に近い部分に接続電極46a,46bを接続させることができる。このため、巻線部43のコイル42を無駄なく利用することができる。
なお、この場合にも、アンテナ装着部32は貫通孔形状である場合に限定されず、図17における一点鎖線d又は一点鎖線eで示した部分において回路基板12切除した(切り欠いた)切り欠き形状としてもよい。このように回路基板12の一部を切除した場合には、回路基板12の軽量化、各種部品の配置スペースの拡大を図ることができる。
さらに、アンテナ装着部32の側面321に配置される接続電極33a,33bは2つに限定されず、例えば、図18及び図19に示すように、アンテナ装着部32の側面に、並列して複数の接続電極47a,47b,47c,47d,47e,47fを設けてもよい。
この場合には、アンテナ構造体11をアンテナ装着部32に装着することにより、コイル42の巻線部43の中間から回路を引き出すタップ構造を有するアンテナ装置40を容易に形成することができる。このようなタップ構造を有する回路とすることにより、例えば、接続電極33a及び33fを使うと巻線部43(コイル)のインダクタンスLがL1となり、接続電極33b及び33eを使うと巻線部43(コイル)のインダクタンスLがL2、接続電極33c及び33dを使うと巻線部43(コイル)のインダクタンスLがL3となるというように、タップのどの部分を使うかによって巻線部43(コイル)のインダクタンスLが変化する。これにより、一つの巻線部43(コイル)で様々なインダクタンスを得ることができ、例えば接続電極47a,47b,47c,47d,47e,47fに接続される回路の設定によって、様々な周波数の電波を受信することができるアンテナ装置40を容易な手法で形成することができる。
なお、巻線部43に複数の接続電極47a,47b,47c,47d,47e,47fを接続させてこのようなタップ構造の有する回路とする場合には、コア41にコイル42を巻回して巻線部43を形成する際、巻き線を施す範囲をそれぞれの接続電極47a,47b,47c,47d,47e,47fに対応してブロック分けし、各ブロックごとにコイルを巻回する。
なお、このようなタップ構造とした場合にも、アンテナ装着部32は貫通孔形状である場合に限定されず、図19における一点鎖線f又は一点鎖線gで示した部分において回路基板12切除した(切り欠いた)切り欠き形状としてもよい。このように回路基板12の一部を切除した場合には、回路基板12の軽量化、回路基板12周辺の各種部品の配置スペースの拡大を図ることができる。
また、本実施形態では、接続電極33a,33bと巻線部43とを加熱用こて37を用いて溶着させることにより電気的に接続する例について説明したが、接続電極33a,33bと巻線部43とを電気的に接続できる手法であれば特に限定されず、ここに例示した以外の手法であってもよい。
例えば、コイル42の被覆部材42bを別工程で除去した後に、導電性の接着剤を用いて接続電極33a,33bと接着したり、アンテナ装着部32に装着することにより接続電極33a,33bと圧着させたり、超音波溶着のように所定のエネルギーを加えることで接続電極33a,33bと接続する手法等を用いてもよい。
なお、導電性の接着剤を用いてコイル42と接続電極33a,33bとを接着する場合には、巻線部43と接続電極33a,33bとは直接接触しているわけではないが、このように導電性の接着剤を接続部として、この接続部を介して巻線部43と接続電極33a,33bとが電気的に接続されるものでもよい。
なお、本実施形態では、電子機器として電波腕時計100を例示して説明したが、通信機能を有する電子機器であれば本発明を適用することが可能である。例えば、電子機器はラジオや携帯電話等でもよく、これらの電子機器に搭載するアンテナ装置に本発明を適用することができる。
その他、本発明が上記実施の形態に限らず適宜変更可能であるのは勿論である。
[第2の実施の形態]
次に、図20から図24を参照しつつ、本発明に係るアンテナ装置及びアンテナ装置を備える電子機器の第2の実施形態について説明する。なお、本実施形態において電子機器は電波腕時計であるが、電子機器がこれに限定されないことは第1の実施形態と同様である。
なお、以下においては、特に第1の実施形態と異なる点について説明する。
本実施形態におけるアンテナ装置50は、第1の実施形態と同様に、アンテナ構造体51と回路基板52とを備えて構成されており、アンテナ構造体51は、磁性材料で形成されたコア53とコア53にコイル54を巻回して構成された巻線部55とを備えている。
図20は、アンテナ装置50を回路基板52の回路パターン等が実装される側から見た平面図であり、図21は、図20のアンテナ装置50の斜視図である。
回路基板52には、第1の実施形態と同様のアンテナ装着部57が形成されている。アンテナ装着部57の側面であって、アンテナ構造体51をアンテナ装着部57に装着した際にコア53の両端部53a,53bと対峙する位置には、それぞれ接続電極58a,58bが設けられている。各接続電極58a,58bは、第1の実施形態と同様、図示しない受信回路部と接続されている。
図22から図24を参照しつつ、本実施形態のアンテナ構造体51について説明する。図22は、コア53にコイル54を巻回して巻線部55を形成する工程を示したものである。図23(a)は、図22(a)の矢視C方向から見た図であり、図23(b)は、図22(c)の矢視D方向から見た図である。
本実施形態において、コア53は、フェライト等の磁性部材であって電気を通さない性質の材料で形成されており、図22から図24に示すように、コア53の両端部には、コイル54の端部をコア53に仮止めするためのコイル端部係止部56が形成されている。
図24(a)は、図22(b)の矢視X方向から見たコア53の端部の拡大図であり、図24(b)は、図22(b)の矢視Y方向から見たコア53の端部の拡大図である。
図24(a)及び図24(b)に示すように、コイル端部係止部56は、コア53の上方から下方に向かって細くなる錘状の切り欠きであり、コイル54の端部を挟んでコア53の端面に係止するようになっている。
なお、コイル端部係止部56はコイル54の端部を係止可能な構成となっていればよく、その形状や設けられる位置等はここに例示したものに限定されない。
なお、その他のアンテナ装置50及び電子機器としての電波腕時計の構成は、第1実施形態に示したものと同様であるので、その説明を省略する。
ここで、図20から図23を参照しつつ、アンテナ装置50の製造方法について説明する。
まず、アンテナ構造体51を形成するには、コア53にコイル54を巻回して巻線部55を形成する。
具体的には、図22(a)に示すように、コア53の一方側端部のコイル端部係止部56にコイル54の端部を挟み込んで係止し、順次コイル54をコア53に巻回する(図10(b)参照)。図23(a)は、図22(a)の矢視C方向からコア53及びこれに巻回されたコイル54を見た図である。本実施形態では、コイル54をコア53に巻回する手法については特に限定されず、例えば、通常巻線部を形成する際に行われるように、コア53の一端側から他端側に向かって順次コイル54を巻いていき、一層目を巻き終わると、その上に2層目を巻回していくという工程を繰り返すことにより形成される。なお、第1の実施形態で示したように、コア53の巻線部55を形成する範囲をコア53の延在方向における複数のブロックに分け、各ブロックごとに必要回数(必要な層数)コイル54を巻回する手法によって巻線部55を形成してもよい。
コイル54をコア53の所定範囲に必要回数巻回すると、コイル54の巻き終わりの端部をコア53の他方側端部のコイル端部係止部56に挟み込んで係止する。これにより、図22(c)に示すように、コア53の所定の範囲全体に巻線部55が形成される。図23(b)は、巻線部55が形成されたアンテナ構造体51を図22(c)の矢視D方向から見た図であり、コイル54がコア53にほぼ均一に巻回されるとともに、コイル54の端部がコイル端部係止部56に係止された状態となっている。
また、次に、回路基板52に、アンテナ構造体51を装着するアンテナ装着部57を形成する(この工程を装着部形成工程と称する)。
具体的には、回路基板52に、打ち抜き等の手法によりアンテナ装着部57を形成するとともに、アンテナ装着部57の側面に沿うように接続電極58a,58bを形成する(図20及び図21参照)。
そして、形成されたアンテナ装着部57に、コア53と巻線部55とを備えるアンテナ構造体51を装着する(図20及び図21参照)。アンテナ装着部57にアンテナ構造体51を装着する工程をアンテナ装着工程と称する。
これにより、コイル54の端部がコア53の端面とアンテナ装着部57の対向面との間に挟み込まれる。なお、本実施形態では、コイル54の端部を上方向からコイル端部係止部56に挟み込むようになっているので、アンテナ構造体51を装着する際は、コイル54の端部がコイル端部係止部56から外れないように、かつ、接続電極58a,58bと接触するようにアンテナ構造体51を下方向からアンテナ装着部57に嵌挿する。
さらに、第1の実施形態同様、アンテナ構造体51をアンテナ装着部57に装着した後に、接続電極58a,58bのはんだ部(図示せず)を加熱して、接続電極58a,58bとアンテナ構造体51の巻線部55を形成するコイル54の端部とを溶着により電気的に接続させる(接続工程)。
以上のように、本実施形態によれば、回路基板52側の接続電極58a,58bを、巻線部55を構成するコイル54の端部と電気的に接続させるので、コイル54の無駄部分を少なくでき、アンテナ構造体51を効率よく回路基板52に結線させることができる。
また、コイル54の端部をコイル端部係止部56に挟み込んで係止するので、アンテナ構造体51をアンテナ装着部57に装着する際にコイル54が外れるのを防止することができ、アンテナ構造体51をアンテナ装着部57に嵌挿するだけで容易にアンテナ構造体51と回路基板52とを一体化し、電気的接続を行うことができる。
さらに、巻線部55と回路基板52側の接続電極58a,58bとを1本のコイル54で接続させることができるので、巻線部55(コイル)のインダクタンスLを良好にできる。
なお、コア53の形状はここに例示したものに限定されず、例えば、図25に示すように、コイル64を巻回して巻線部65が形成される部分の径よりもコア63の両端部の径を大きくしてもよい。これにより、コイル64を巻回した際に、コイル64の巻き始め部分、巻き終わり部分がずれるのを防止でき、コイル64を精度よく巻回することができる。
また、例えば、図25に示すように、コイル端部係止部66をコア63の側面に設けてもよい。この場合、コイル端部係止部66の形状は、例えば図25に示すようなものとなる。図25(a)はコア63を側面から見た図であり、図25(b)は図25(a)を矢視G方向から見た図であり、図25(c)は図25(a)を矢視H方向から見た図である。コイル端部係止部66を設ける位置をこのようにした場合には、図26に示すように、回路基板62側の接続電極68a,68bは、アンテナ構造体61がアンテナ装着部67に装着された際、コイル端部係止部66が設けられているコア63の両端部63a,63bと対峙する位置であってのコア63の両端部63a,63bの側面に接触可能な位置に設けられる。
なお、本実施形態に示すように、コイル54の端部をコア53の両端部53a,53bに係止する構成とした場合には、コイル54の端部の被覆部材を予め除去しておく等により、はんだ部を介して溶着させなくてもアンテナ装着部57にアンテナ構造体51を装着するだけでアンテナ構造体1の巻線部55と回路基板52側の接続電極58a,58bとを電気的に接続させることができる構成としてもよい。
さらに、この構成では、アンテナ装着部57とコア53の両端部53a,53bとの嵌合状態を、アンテナ構造体51をアンテナ装着部57に仮止めできる程度(自然にアンテナ構造体51が抜け落ちない程度)に調節しておくとよい。
また、本実施形態においては、アンテナ装着部57は、回路基板52の厚み方向に貫通した貫通孔形状のものを例として説明したが、第1の実施形態で示したのと同様に、アンテナ装着部57を回路基板52の一部を切り欠いた切り欠き形状のものとしてもよい。
また、本実施形態においては、コア53が電気を通さない性質の材料で形成されている場合を例として説明しているが、コア自体が導電性の材料で形成されている場合でも、コアを絶縁塗料によってコーティングする等の手法をとることにより、本発明に適用することが可能である。
その他、本発明が本実施の形態に限られないことは、第1の実施形態と同様である。
[第3の実施の形態]
次に、図27から29を参照しつつ、本発明に係るアンテナ装置及びアンテナ装置を備える電子機器の第3の実施形態について説明する。なお、本実施形態において電子機器は電波腕時計であるが、電子機器がこれに限定されないことは第1の実施形態及び第2の実施形態と同様である。
以下においては、特に第1の実施形態及び第2の実施形態と異なる点について説明する。
本実施形態におけるアンテナ装置70は、アンテナ構造体71と、アンテナ構造体71を収納するアンテナケース73と、回路基板72とを備えて構成されている。
図27は、本実施形態におけるアンテナ装置70を示した斜視図であり、図28は、図27の要部を拡大した断面図である。
図27及び図28に示すように、回路基板72には、第1の実施形態と同様のアンテナ装着部74が設けられており、アンテナ装着部74はアンテナ構造体71を内部に収納したアンテナケース73に側面を対峙させた状態でアンテナケース73を装着可能となっている。
アンテナ装着部74の側面には、内部に向かって突出し、アンテナケース73の側面とアンテナ装着部74の側面との間に所定の間隙を保ちつつアンテナケース73を支持する複数の支持突起75(図29(a)参照)が形成されている。
アンテナ装着部74の側面であって、アンテナ装着部74の中心に対して点対称位置には、それぞれ第1の実施形態と同様の接続電極76a,76bが設けられている。接続電極76a,76bは、回路基板72上に搭載された図示しない受信回路部と接続されている。
アンテナ構造体71は、第1の実施形態及び第2の実施形態と同様、コア77とコア77にコイル78を巻回して形成された巻線部79とを備えるものである。なお、コア77にコイル78を巻回する手法、コア77の形状等は特に限定されず、第1の実施形態、第2の実施形態で説明したもの等を用いることができる。
図27及び図28に示すように、アンテナケース73は、上ケース80と下ケース81とから構成されている。図29(a)は、アンテナ装着部74に装着されたアンテナケース73の上ケース80を外した状態の上面図であり、図29(b)は、図29(a)の矢視E方向からアンテナケース73を見た場合のアンテナケース73の側面図、図29(c)は、図29(a)の矢視F方向からアンテナケース73を見た場合のアンテナケース73の正面図である。
図29(a)から図29(c)に示すように、アンテナケース73の下ケース81の両端部には、アンテナ構造体71のコア77を3方向から保持するリブ82が下ケース81の底面から立設されている。アンテナ構造体71は、リブ82によりコア77が支持されることによりアンテナケース73の側面との間に僅かな間隙を保ちつつ保持される。これにより、アンテナ構造体71の表面がアンテナケース73の側面に当たって損傷すること等を防止することができる。
下ケース81の外側の両側面であって、アンテナ装着部74にアンテナケース73を装着したときにアンテナ装着部74の接続電極76a,76bに対応する位置には、それぞれケース側接続端子83a,83bが設けられている。
下ケース81の両側面であって、前記ケース側接続端子83a,83bが設けられている位置の近傍には、それぞれほぼ半月形状の下側切り欠き部84が設けられている。
また、上ケース80の両側面であって、上ケース80を下ケース81に装着した際に下ケース81の下側切り欠き部84に対応する位置には、それぞれ下側切り欠き部84とほぼ同様の半月形状の上側切り欠き部85が設けられている。上ケース80を下ケース81に装着すると、下側切り欠き部84と上側切り欠き部85とが合わさって、ほぼ円形のコイル引出孔86が構成される。
コイル引出孔86から引き出されたコイル78の端部は、ケース側接続端子83a,83bに、図示しないはんだ等により接続されている。
なお、アンテナ装置70のその他の構成及び電子機器としての電波腕時計の構成は、第1実施形態及び第2の実施形態に示したものと同様であるので、その説明を省略する。
ここで、図30及び図31を参照しつつ、アンテナ装置70の製造方法について説明する。
まず、アンテナ構造体71を形成するには、コア77にコイル78を巻回して巻線部79を形成する。なお、アンテナ構造体71を形成するための手法は、第1の実施形態、第2の実施形態で示したものと同様であるため、その説明を省略する。
アンテナ構造体71が形成されると、このアンテナ構造体71をアンテナケース73の下ケース81内に収納する。アンテナ構造体71は、リブ82によりコア77が支持されることによりアンテナケース73の側面との間に僅かな間隙を保ちつつ保持される(図30参照)。
次に、コイル78の端部を下側切り欠き部84から引き出し、下ケース81の上方から上ケース80を被せる。これにより下側切り欠き部84と上ケース80の上側切り欠き部85とが合わさって、コイル引出孔86が構成され、コイル引出孔86からコイル78の端部のみが露出した状態となる。そして、このコイル78の端部をケース側接続端子83a,83bにそれぞれはんだにより接続する(図30参照)。なお、コイル78の端部をケース側接続端子83a,83bに接続する手法ははんだによる溶着に限定されない。
また、回路基板72に、アンテナケース73を装着するアンテナ装着部74を形成する(この工程を装着部形成工程と称する)。
具体的には、回路基板72に、打ち抜き等の手法によりアンテナ装着部74を形成するとともに、アンテナ装着部74の側面に沿うように接続電極76a,76bを形成する(図31参照)。
そして、このアンテナ装着部74に、アンテナ構造体71を収納したアンテナケース73を装着する(図29(a)参照;アンテナ装着工程)。アンテナ装着部74にアンテナケース73を装着する工程をアンテナ装着工程と称する。
これにより、アンテナケース73のケース側接続端子83a,83bと回路基板72の接続電極76a,76bとが接触し、電気的に接続される(接続工程)。
以上のように、本実施形態によれば、アンテナ構造体71をアンテナケース73に収納してユニット化しているので、部品としての管理、取り扱いが容易である。
また、アンテナケース73を回路基板72のアンテナ装着部74に装着するだけでアンテナ構造体71が所定位置に位置決めされるとともに、アンテナ構造体71と回路基板72とを容易かつ確実に結線させることができるので、アンテナ装置40の組み立てを容易、かつ確実に行うことができ、作業効率が向上し、アンテナ装置40の生産性を向上させることができる。
また、回路基板72側の接続電極76a,76bと電気的に接続させるケース側接続端子83a,83bに、巻線部79を構成するコイル78の端部を接続させているので、コイル78の無駄部分を少なくでき、アンテナ構造体71を効率よく回路基板72に結線させることができる。
さらに、巻線部79とケース側接続端子83a,83bとを1本のコイル78と接続させ、これを回路基板72側の接続電極76a,76bと結線させることができるので、巻線部79(コイル)のインダクタンスLを良好にできる。
なお、本実施形態においては、アンテナ装着部74にアンテナケース73を装着することにより、アンテナケース73のケース側接続端子83a,83bと回路基板72の接続電極76a,76bとの電気的接続は完了するため、第1の実施形態等のようにケース側接続端子83a,83bと回路基板72の接続電極76a,76bとを溶着する必要はないが、アンテナケース73がアンテナ装着部74から外れて脱落することがないように、ケース側接続端子83a,83bと接続電極76a,76bとをはんだや接着剤等により固定してもよい。
また、以上のようにして形成されたアンテナ装置70を電波腕時計(電子機器)の機器ケース(図示せず)に収納する際には、回路基板72のアンテナ装着部74に装着されたアンテナケース73を上下方向から保持する緩衝部材(図示せず)を介して機器ケース内に収納することが好ましい。このように緩衝部材を介することにより、アンテナ装置70の傾き等を維持することができるとともに、アンテナ装置70を外部からの衝撃から保護することができる。
なお、その他、本発明が本実施の形態に限られないことは、第1の実施形態及び第2の実施形態と同様である。
本発明の第1の実施形態のアンテナ装置を備えた電子機器の一例である電波腕時計の概略構成を示す正面図である。 図1に示す電波腕時計のII―II縦断面図である。 図1に示す電波腕時計の構成部品のうち、裏蓋を外した状態の裏面側内部を示す裏面図である。 図1に示す電波腕時計に備えられるアンテナ装置を示す平面図である。 図4に示すアンテナ装置の斜視図である。 図4に示すアンテナ装置のアンテナ装着部の拡大図である。 図4のVII―VII断面図である。 図4のVIII―VIII断面図である。 図5に示すアンテナ装置からアンテナ構造体を取り除いた状態を示す斜視図である。 (a)は、図4に示すアンテナ装置のコアにコイルを巻き始めた状態を示す斜視図であり、(b)は、コアの1ブロック分に1層のコイルが巻回された状態を示す斜視図であり、(c)は、コアにコイルを巻き終わった状態を示す斜視図である。 (a)は、図10(a)の矢視A方向から見たコアの正面図であり、(b)は、図10(c)の矢視B方向から見たコアの正面図である。 溶着による接続工程を示すものであり、(a)は、アンテナ構造体の巻線部を接続電極に溶着させる前の状態を示したアンテナ装置の要部断面図、(b)は、アンテナ構造体の巻線部を接続電極に溶着させた後の状態を示したアンテナ装置の要部断面図である。 (a)は、図12(a)の点線囲み部分の拡大図であり、(b)は、図12(b)の点線囲み部分の拡大図である。 図4に示すアンテナ装置の一変形例を示す平面図である。 図14に示すアンテナ装置からアンテナ構造体を取り除いた状態を示す斜視図である。 図4に示すアンテナ装置の一変形例を示す平面図である。 図16に示すアンテナ装置からアンテナ構造体を取り除いた状態を示す斜視図である。 図4に示すアンテナ装置の一変形例を示す平面図である。 図18に示すアンテナ装置からアンテナ構造体を取り除いた状態を示す斜視図である。 本発明の第2の実施形態のアンテナ装置を示す平面図である。 図20に示すアンテナ装置を示す斜視図である。 (a)は、図20に示すアンテナ装置のコアにコイルを巻き始めた状態を示す斜視図であり、(b)は、コアの途中まで1層目のコイルが巻回された状態を示す斜視図であり、(c)は、コアにコイルを巻き終わった状態を示す斜視図である。 (a)は、図22(a)の矢視C方向から見たコアの正面図であり、(b)は、図22(c)の矢視D方向から見たコアの正面図である。 (a)は、図22(b)の矢視X方向から見たコア端部の拡大図であり、(b)は、図22(b)の矢視Y方向から見たコア端部の拡大図である。 (a)は、図22に示すコアの一変形例を示す上面図であり、(b)は、(a)の矢視G方向から見たコアの側面図であり、(c)は、(a)の矢視H方向から見たコアの正面図である。 図25に示すコアを備えるアンテナ装置を示す平面図である。 本発明の第3の実施形態のアンテナ装置を示す斜視図である。 図27に示すアンテナ装置の要部断面図である。 (a)は、図27に示すアンテナ装置のアンテナ装着部に装着されたアンテナケースの上ケースを取り外した状態を示す上面図であり、(b)は、(a)に示されたアンテナケースを矢視E方向から見たアンテナケースの側面図であり、(c)は、(a)に示されたアンテナケースを矢視F方向から見たアンテナケースの正面図である。 図29(b)に示すアンテナ構造体が収納されたアンテナケースを上方向から見た図である。 アンテナケース収納前のアンテナ装着部を上方向から見た図であり、装着部形成工程を示す図である。
符号の説明
1 時計計時部
2 機器ケース
3 時計バンド
4 操作ボタン
5 時計ガラス
6 文字板
7 指針軸
8 指針
11 アンテナ構造体
12 回路基板
15 アンテナ収納スペース
19 保持部材
32 アンテナ装着部
33a,33b 接続電極
34 はんだ部
36 治具
37 加熱用こて
40 アンテナ装置
41 コア
42 コイル
42a 導線
42b 被覆部材
43 巻線部
100 電波腕時計(電子機器)

Claims (10)

  1. コアとこのコアにコイルを巻回して構成された巻線部とを備えるアンテナ構造体と、
    このアンテナ構造体が装着されるアンテナ装着部と接続電極とを備える回路基板とを備え、
    前記アンテナ装着部は、前記回路基板の厚み方向に貫通した貫通孔形状及び前記回路基板の一部を切り欠いた切り欠き形状のうちの一方の形状に形成されており、かつ、前記接続電極は、前記アンテナ装着部の側面に形成されており、さらに、前記アンテナ構造体における巻線部と前記接続電極とが電気的に接続されていることを特徴とするアンテナ装置。
  2. コアとこのコアにコイルを巻回して構成された巻線部とを備えるアンテナ構造体と、
    このアンテナ構造体が装着されるアンテナ装着部と接続電極とを備える回路基板と、
    前記アンテナ構造体における巻線部と前記接続電極とが電気的に接続する接続部とを備え、
    前記アンテナ装着部は、前記回路基板の厚み方向に貫通した貫通孔形状及び前記回路基板の一部を切り欠いた切り欠き形状のうちの一方の形状に形成されており、かつ、前記接続電極は、前記アンテナ装着部の側面に形成されていることを特徴とするアンテナ装置。
  3. コアとこのコアにコイルを巻回して構成された巻線部とを備えるアンテナ構造体と、
    このアンテナ構造体を収納するアンテナケースと、
    このアンテナケースが装着されるアンテナ装着部と接続電極とを備えている回路基板とを備え、
    前記アンテナ装着部は、前記回路基板の厚み方向に貫通した貫通孔形状及び前記回路基板の一部を切り欠いた切り欠き形状のうちの一方の形状に形成されており、かつ、前記接続電極は、前記アンテナ装着部の側面に形成されており、さらに、前記アンテナケースが前記アンテナ装着部に装着されている状態で前記接続電極と前記巻線部とが電気的に接続されていることを特徴とするアンテナ装置。
  4. 前記接続電極は、前記アンテナ装着部の側面に、一定の間隔をおいて並列して複数設けられていることを特徴とする請求項1から請求項のいずれか一項に記載のアンテナ装置。
  5. 前記接続電極は、前記アンテナ装着部の側面のうち、前記アンテナ構造体を収納した際、前記コアの延在方向の両端部と対峙する位置にそれぞれ設けられていることを特徴とする請求項1から請求項のいずれか一項に記載のアンテナ装置。
  6. 前記コアに、前記コイルの端部を係止するコイル端部係止部を形成したことを特徴とする請求項1から請求項のいずれか一項に記載のアンテナ装置。
  7. 前記接続電極と前記巻線部とは、溶着又は接着により電気的に接続されていることを特徴とする請求項1から請求項のいずれか一項に記載のアンテナ装置。
  8. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のアンテナ装置と、
    前記アンテナ装置が設けられた機器本体と、
    を備えていることを特徴とする電子機器。
  9. 回路基板に、当該回路基板の厚み方向に貫通した貫通孔形状及び前記回路基板の一部を切り欠いた切り欠き形状のうちの一方の形状のアンテナ装着部を形成し、かつ、当該アンテナ装着部の側面に接続電極を形成する装着部形成工程と、
    この装着部形成工程により形成された前記アンテナ装着部に、コアとこのコアにコイルを巻回して構成された巻線部とを備えるアンテナ構造体を装着するアンテナ装着工程と、
    このアンテナ装着工程により前記アンテナ装着部に装着された前記アンテナ構造体の巻線部と前記接続電極とを電気的に接続する接続工程と、
    を備えていることを特徴とするアンテナ装置の製造方法。
  10. コアとこのコアにコイルを巻回して構成された巻線部とを備えるアンテナ構造体をアンテナケースに収納するケース収納工程と、
    回路基板に、当該回路基板の厚み方向に貫通した貫通孔形状及び前記回路基板の一部を切り欠いた切り欠き形状のうちの一方の形状のアンテナ装着部を形成し、かつ、当該アンテナ装着部の側面に接続電極を形成する装着部形成工程と、
    この装着部形成工程により形成された前記アンテナ装着部に、前記ケース収納工程により前記アンテナ構造体が収納された前記アンテナケースを装着するアンテナ装着工程と、
    このアンテナ装着工程により前記アンテナ装着部に装着された前記アンテナ構造体の巻線部と前記接続電極とを電気的に接続する接続工程と、
    を備えていることを特徴とするアンテナ装置の製造方法。
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