JP4940561B2 - インクジェットプリンタ - Google Patents
インクジェットプリンタ Download PDFInfo
- Publication number
- JP4940561B2 JP4940561B2 JP2005045686A JP2005045686A JP4940561B2 JP 4940561 B2 JP4940561 B2 JP 4940561B2 JP 2005045686 A JP2005045686 A JP 2005045686A JP 2005045686 A JP2005045686 A JP 2005045686A JP 4940561 B2 JP4940561 B2 JP 4940561B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- recording medium
- platen
- roller
- transport
- ink
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Description
また、プラテンの上流側には、記録媒体を搬送するための搬送ローラと、搬送ローラの上方に配置されて、記録媒体を搬送ローラ上に押しつけるニップローラとが、互いに対になるように複数設けられている。このニップローラは、通常時に記録媒体を搬送ローラ上に押しつけることで、搬送ローラによる記録媒体の搬送性を安定化させて、記録媒体をスムーズにプラテン上に搬送させるようになっているが、ジャムが発生したときには上方に移動して押しつけを解除するようになっている(例えば、特許文献1参照)。
例えば、ターポリンの種類によって厚みも異なってしまうが、その厚みに対応して吸引装置の吸引力を制御することで、何れの厚みのターポリンであってもプラテン上での平面性を確保しているが、吸引した状態で搬送ローラによる搬送が行われてしまうと、プラテンの貫通孔手前でターポリンが浮くことになる。
記録媒体を支持するプラテンと、
前記プラテンに支持された記録媒体上にインクを吐出する記録ヘッドと、
前記記録ヘッドを走査させるキャリッジと、
記録媒体を前記走査方向に直交する方向に搬送するため、搬送方向における前記プラテンの上流側に配置された少なくとも1つの搬送ローラと、
前記搬送ローラのそれぞれと対になるように上方に配置されて、当該搬送ローラに対し前記記録媒体を押しつける少なくとも1つのニップローラと、
前記ニップローラによる前記搬送ローラに対する押しつけの有無を切り替える切替機構と、
前記記録ヘッドを前記走査方向で挟むように前記キャリッジに搭載されて、前記プラテン上での記録媒体の浮きを検知する浮き検知装置と、
前記プラテンに設けられた複数の貫通孔を介して当該プラテン上の記録媒体を吸引し前記プラテンに吸着させる吸引ファンと、
前記浮き検知装置の検知結果に基づいて前記切替機構を制御する制御部とを備え、
前記制御部は、前記浮き検知装置が記録媒体の浮きを検知した場合には、前記切替機構を制御して、前記ニップローラによる前記搬送ローラに対する押しつけを解除するとともに、前記切替機構による前記押しつけの解除と同時若しくは直後に、前記吸引ファンを制御して、通常の吸引力よりも低減させることを特徴としている。
前記搬送方向における前記搬送ローラの上流側には、前記記録媒体に張力を付与するダンサーローラが配置されていることを特徴としている。
前記インクが光硬化性インクであり、
前記制御部の制御に基づいて、前記記録媒体上に着弾した前記光硬化性インクに対して光を照射して硬化させる光照射部を備えることを特徴としている。
前記記録媒体を加熱するために前記プラテンを加熱する加熱部を備えることを特徴としている。
回動部材52には、支持アーム51の基端部近傍に回転軸521が走査方向に沿うように設けられている。回動部材52における回転軸521の上方には、引っ張りバネ53の一端部が接続されている。
そして、切替機構5には、第1レバー54の上部付近で、当該第1レバー54の突起542と係合する第2レバー55が設けられている。第2レバー55は、一端部(図1における左端部)を回転中心にして回動するように軸551が設けられている。第2レバー55には、水平方向に沿う水平孔部56と、水平孔部56の一端部から下方に向けて垂直方向に沿う垂直孔部57とからなる係合孔58が設けられている。この係合孔58内に第1レバー54の突起542が配置されている。
浮き検知装置11は、浮き検知板61及びフォトセンサ62を備えている。
なお、ここでは吸引ファン9は図示しないダクトに接続されていて、吸引時には吸引した空気がダクトを介して外部に排出されるようになっている。
本実施の形態に用いられるインクとしては、特に、「光硬化技術−樹脂・開始剤の選定と配合条件及び硬化度の測定・評価−(技術協会情報)」に記載の「光硬化システム(第4章)」の「光酸・塩基発生剤を利用する硬化システム(第1節)」、「光誘導型交互共重合(第2節)」等に適合するインクが適用可能であり、通常のラジカル重合により硬化するものであってもよい。
本実施形態に用いられる記録媒体Pとしては、通常のインクジェット記録装置に適用される普通紙,再生紙,光沢紙等の各種紙,各種布地,各種不織布,樹脂,金属,ガラス等の材質からなる記録媒体が適用可能である。記録媒体Pの形態としては、ロール状、カットシート状、板状等が適用可能である。本実施形態では、記録媒体Pとして、ロール状に巻かれた長尺なターポリンを用いている。
まず、図1及び図4を参照して、制御部30によるニップローラ42の押しつけ状態の切替について説明する。図1はニップローラ42が搬送ローラ41を押しつけた状態を表していて、図2はニップローラ42が搬送ローラ41から離間し押しつけを解除した状態を表している。
図1に示す押しつけ状態を解除させるために、作業者が手動レバーを回転させて、カム60を時計周り(図1における矢印Y5)に回動させる。この回動により回動部材52及び支持アーム51が回転軸521を中心に時計回り(図1における矢印Y2)に回動し、図5に示すようにニップローラ42が上方に移動して押しつけ状態が解除されることになる。なお、回動部材52の回動に伴って引っ張りバネ53は伸ばされることになる。
通常、インクジェットプリンタ1は図1に示す押しつけ状態で待機している。作業者は、画像記録動作の前に記録媒体Pをセットするために、手動レバーを回転させてカム60を時計回りに回動させて、図5に示すようにニップローラ42の押しつけ状態を解除する。このようにニップローラ42と搬送ローラ41との間に隙間が空くと、作業者はこの隙間に記録媒体Pを通して画像記録可能な状態にセットする。その後、作業者は、手動レバーを回転させてカム60を反時計回りに回動させて、図1に示すようにニップローラ42の押しつけ状態を再開させる。
また、制御部30は、押しつけ状態の解除と同時若しくは直後に、吸引ファン9を制御して画像記録時(通常時)の吸引力よりも低減させる。このとき通常時の吸引力よりも1/2以下に低減することが好ましい。こうすれば、キャリッジ6の走査が再開された際に記録媒体Pの浮きが残っていて記録ヘッド7や光照射部8と記録媒体Pとが接触したとしても、記録ヘッド7や光照射部8に押されて記録媒体Pは走査方向Yに退避することになる。これにより、記録ヘッド7と記録媒体Pとの干渉や光照射部8と記録ヘッドPとの干渉が抑制される。
また、本実施形態では、ニップローラ42の押しつけの解除と同時若しくは直後に、吸引ファン9の吸引力が通常時よりも低減されるので、記録媒体Pがプラテン2上で移動しやすい状態となる。このため、記録媒体Pと記録ヘッド7との干渉をより低減でき、記録ヘッド7の破損や記録媒体Pのジャムをより確実に防止することができる。
そして、本実施形態では、搬送ローラ41の上流側にダンサーローラが配置されているので、ニップローラ42による押しつけが解除されると、ダンサーローラの張力によって記録媒体Pが上流側に引っ張られることになる。これにより、記録媒体Pの浮きを解消することができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限らず適宜変更可能であるのは勿論である。
2 プラテン
3 加熱部
5 切替機構
7 記録ヘッド
8 光照射部
9 吸引ファン
11 浮き検知装置
30 制御部
41 搬送ローラ
42 ニップローラ
P 記録媒体
Claims (4)
- 記録媒体を支持するプラテンと、
前記プラテンに支持された記録媒体上にインクを吐出する記録ヘッドと、
前記記録ヘッドを走査させるキャリッジと、
記録媒体を前記走査方向に直交する方向に搬送するため、搬送方向における前記プラテンの上流側に配置された少なくとも1つの搬送ローラと、
前記搬送ローラのそれぞれと対になるように上方に配置されて、当該搬送ローラに対し前記記録媒体を押しつける少なくとも1つのニップローラと、
前記ニップローラによる前記搬送ローラに対する押しつけの有無を切り替える切替機構と、
前記記録ヘッドを前記走査方向で挟むように前記キャリッジに搭載されて、前記プラテン上での記録媒体の浮きを検知する浮き検知装置と、
前記プラテンに設けられた複数の貫通孔を介して当該プラテン上の記録媒体を吸引し前記プラテンに吸着させる吸引ファンと、
前記浮き検知装置の検知結果に基づいて前記切替機構を制御する制御部とを備え、
前記制御部は、前記浮き検知装置が記録媒体の浮きを検知した場合には、前記切替機構を制御して、前記ニップローラによる前記搬送ローラに対する押しつけを解除するとともに、前記切替機構による前記押しつけの解除と同時若しくは直後に、前記吸引ファンを制御して、通常の吸引力よりも低減させることを特徴とするインクジェットプリンタ。 - 請求項1記載のインクジェットプリンタにおいて、
前記搬送方向における前記搬送ローラの上流側には、前記記録媒体に張力を付与するダンサーローラが配置されていることを特徴とするインクジェットプリンタ。 - 請求項1又は2に記載のインクジェットプリンタにおいて、
前記インクが光硬化性インクであり、
前記制御部の制御に基づいて、前記記録媒体上に着弾した前記光硬化性インクに対して光を照射して硬化させる光照射部を備えることを特徴とするインクジェットプリンタ。 - 請求項1〜3の何れか一項に記載のインクジェットプリンタにおいて、
前記記録媒体を加熱するために前記プラテンを加熱する加熱部を備えることを特徴とするインクジェットプリンタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005045686A JP4940561B2 (ja) | 2005-02-22 | 2005-02-22 | インクジェットプリンタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005045686A JP4940561B2 (ja) | 2005-02-22 | 2005-02-22 | インクジェットプリンタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006231557A JP2006231557A (ja) | 2006-09-07 |
JP4940561B2 true JP4940561B2 (ja) | 2012-05-30 |
Family
ID=37039749
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005045686A Expired - Fee Related JP4940561B2 (ja) | 2005-02-22 | 2005-02-22 | インクジェットプリンタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4940561B2 (ja) |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2067623B1 (en) * | 2006-09-29 | 2010-11-24 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Liquid cartridge and liquid ejection system |
JP4539645B2 (ja) * | 2006-11-30 | 2010-09-08 | ブラザー工業株式会社 | 記録システム |
JP4539633B2 (ja) * | 2006-09-29 | 2010-09-08 | ブラザー工業株式会社 | 液体吐出システム |
JP5122794B2 (ja) * | 2006-11-27 | 2013-01-16 | 株式会社リコー | 画像形成装置 |
EP2338688B1 (en) | 2009-12-28 | 2013-02-13 | Ricoh Company, Ltd. | Image Forming Apparatus |
JP5516036B2 (ja) * | 2010-05-07 | 2014-06-11 | セイコーエプソン株式会社 | 液体噴射装置 |
JP6222464B2 (ja) | 2014-02-25 | 2017-11-01 | セイコーエプソン株式会社 | 液体吐出装置及び媒体の前処理方法 |
JP2015110336A (ja) * | 2015-01-14 | 2015-06-18 | セイコーエプソン株式会社 | 描画装置、及び描画方法 |
JP7214970B2 (ja) * | 2018-03-28 | 2023-01-31 | セイコーエプソン株式会社 | 印刷装置 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0939221A (ja) * | 1995-08-03 | 1997-02-10 | Copyer Co Ltd | インク式記録装置 |
JP2005001293A (ja) * | 2003-06-13 | 2005-01-06 | Canon Finetech Inc | 画像形成装置 |
JP2005029333A (ja) * | 2003-07-11 | 2005-02-03 | Konica Minolta Business Technologies Inc | インクジェット記録装置 |
-
2005
- 2005-02-22 JP JP2005045686A patent/JP4940561B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2006231557A (ja) | 2006-09-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4940561B2 (ja) | インクジェットプリンタ | |
JP5143930B2 (ja) | 画像形成装置及びインクジェット記録装置 | |
US7083252B2 (en) | Ink jet printer with ultraviolet curable ink, ultraviolet irradiation device, and maintenance station with ultraviolet irradiation masking | |
JP4608992B2 (ja) | インクジェットプリンタ | |
JP2007246197A (ja) | 画像記録装置 | |
JP2006150723A (ja) | インクジェットプリンタ | |
JP2006110974A (ja) | インクジェットプリンタ | |
JP5098140B2 (ja) | インクジェット記録装置 | |
JP4483265B2 (ja) | インクジェット記録装置 | |
JP3997866B2 (ja) | 画像記録装置 | |
JP4961728B2 (ja) | インクジェット記録装置 | |
JP2005138463A (ja) | インクジェットプリンタ | |
JP4487664B2 (ja) | インクジェット記録装置 | |
JP5085047B2 (ja) | 画像形成装置及びインクジェット記録装置 | |
JP5540615B2 (ja) | 画像形成装置および画像形成方法 | |
JP2007069466A (ja) | 搬送装置及びインクジェット記録装置 | |
JP2017222096A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2007144775A (ja) | インクジェット記録装置 | |
JP4225037B2 (ja) | インクジェット記録装置 | |
JP5043327B2 (ja) | 記録装置 | |
JP2004338175A (ja) | インクジェット記録装置 | |
JP2004338176A (ja) | インクジェット記録装置 | |
JP2004188705A (ja) | インクジェットプリンタ | |
JP2006137126A (ja) | インクジェット記録装置 | |
JP2004188926A (ja) | インクジェットプリンタ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080122 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100210 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100518 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100616 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110104 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110201 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20110201 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110621 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110719 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120131 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120213 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150309 Year of fee payment: 3 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |