JP4938119B2 - 工具先端点位置を制御する多軸加工機用数値制御装置 - Google Patents
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Description
特許文献4には、上記特許文献2と特許文献3に記載された技術に相当する可能性のある技術が開示されているが、実施例には具体的な計算方法などは開示されていない。そのため実施できないという問題があった。
テーブルに取付けられたワーク(加工物)に対して少なくとも前記ワークに対する工具の位置を制御する直線軸3軸と、工具からテーブルへの機械構成上の軸順における第1回転軸、第2回転軸および第3回転軸の回転軸3軸によって、前記ワークに対する工具の位置と方向を自動運転で制御して加工を行う多軸加工機を制御する数値制御装置において、前記直線軸3軸に属する直線軸の直線軸移動指令、前記回転軸3軸に属する回転軸の回転軸移動指令、および工具長補正指令を解析するとともに、前記工具長補正指令から工具長補正ベクトルを作成する移動指令解析手段と、
補間周期毎に、前記テーブル上に定義されるテーブル座標系において前記直線軸移動指令を補間し工具先端点位置を得る直線軸補間手段と、
補間周期毎に、前記回転軸移動指令を補間し前記第1回転軸の第1回転軸位置、前記第2回転軸の第2回転軸位置および前記第3回転軸位置の第3回転軸位置を得る回転軸補間手段と、
補間周期毎に、前記工具長補正ベクトルに対して、前記第1回転軸位置による第1回転軸マトリックスの積算、前記第2回転軸位置による第2回転軸マトリックスの積算、および前記第3回転軸位置による第3回転軸マトリックスの積算を行い、前記工具先端点位置を加算し、テーブル座標系から機械座標系への回転変換を行うテーブル機械座標系回転マトリックスを積算し、テーブル座標系原点を加算することによって前記工具の先端点位置が前記工具先端点位置となる制御点位置を得る自動運転制御点位置演算手段と、
前記直線軸3軸を前記制御点位置へ駆動し、前記回転軸3軸を前記第1回転軸位置、前記第2回転軸位置および前記第3回転軸位置に駆動する手段を有することを特徴とする数値制御装置である。
該請求項1に係る発明によって、自動運転において工具先端点位置が指令された位置となる。
該請求項2に係る発明によって、自動運転での手動移動指令の重畳において、手動移動指令で回転軸を移動しても工具先端点位置が保持される。
該請求項3に係る発明によって、自動運転での手動移動指令の重畳において、手動移動指令で直線軸を移動することにより、工具先端点位置または工具長補正ベクトルをシフトできる。
請求項4に係る発明によって、手動運転において工具先端点位置が保持される。
請求項5に係る発明によって、手動運転において工具先端点位置が保持される。
請求項6に係る発明によって、手動運転において工具先端点位置が保持される。
請求項7に係る発明によって、手動運転において、手動移動指令で回転軸を移動しても工具先端点位置が保持される。
ここで、手動移動指令は、自動運転での手動移動指令の重畳および手動運転での手動移動指令における直線軸3軸と回転軸3軸の制御を含む。これら自動運転での制御(工具先端点制御)、自動運転での手動移動指令の重畳(3次元手動送りの1形態)、および手動運転での手動移動指令の制御(3次元手動送りの他の1形態)は、工具先端点位置を制御する点で基本部分が共通であり、一体不可分の技術である。
1)機械構成と座標系
図1〜図4、および図6を参照しながら機械構成と座標系について説明する。
回転軸3軸をA軸、B軸、C軸とし、工具からテーブルへの機械構成上の軸順における第1回転軸がA軸,第2回転軸がB軸,第3回転軸がC軸とする。A軸はX軸周りの回転軸、B軸はY軸周りの回転軸、C軸はZ軸周りの回転軸であり、工具ヘッド、テーブル、またはそれらの両方を回転する。テーブル回転軸が複数である場合それらは交叉する、工具ヘッド回転軸が複数ある場合もそれらは交叉するとともに工具中心軸とも交叉する。
なお、このような機械構成や座標系は1つの例であり、本発明は他の機械構成や座標系にも適用可能である。
<指令プログラム>
指令プログラムは図5のような指令である。G43.4は工具先端点制御モードを指令するGコードであり、G43.4ブロックのH_で工具長補正番号を指令しH_で指令される番号の工具長補正量が指令された工具長補正量(h)となる。X_Y_Z_で工具先端点位置Tp(Xt,Yt,Zt)を指令し、A_B_C_で回転軸位置を指令することによって工具方向を指令する。工具方向の指令方法には、A_B_C_の代わりにI_J_K_で工具方向を指令するなど他の方法もある。G49は工具先端点制御モードをキャンセルするGコードである。
制御点位置Pmは、Tp,Vl,P0,回転軸A,B,C軸の各位置A,B,C、および機械座標系からテーブル座標系への回転変換マトリックスRtによって、数1式の演算で求められる。つまり、工具長補正指令から作成される工具長補正ベクトルVlに対して、第1回転軸(A軸)位置Aによる第1回転軸マトリックスRaの積算、第2回転軸(B軸)位置Bによる第2回転軸マトリックスRbの積算、および第3回転軸(C軸)位置Cによる第3回転軸マトリックスRcの積算を行いテーブル座標系での工具長補正ベクトルを求め、それに工具先端点位置Tpを加算してテーブル座標系上での制御位置を求め、それにテーブル機械座標系回転マトリックスRt-1を積算しP0を加算することによって機械座標系上の制御点位置を得る(図6参照)。これが、自動運転制御点位置演算手段の1番目の1形態である。
手動運転において、手動移動指令で回転軸位置を変更する場合や直線軸位置を変更する場合、工具先端点を移動させないで回転軸を移動したり工具軸方向に動作させたりすることが望ましい時がある。前述のように、5軸加工機において3次元手動送りと呼ばれている手動移動指令の方法である。
<工具長補正ベクトル>
手動運転における3次元手動送りを開始する時に、工具長補正ベクトルについて、自動運転での工具長補正ベクトルVlが残っていればそれを使用する、あるいは工具長補正量番号を指定して工具長補正量(h)を指定し(0,0,h)のベクトルを作成して初期工具長補正ベクトルとして記憶する。
手動運転における3次元手動送りを開始する時に、それぞれの回転軸3軸位置を初期第1回転軸位置、初期第2回転軸位置および初期第3回転軸位置として記憶する。補間周期毎に初期第1回転軸位置、初期第2回転軸位置および初期第3回転軸位置を第1回転軸位置、第2回転軸位置および第3回転軸位置としてセットする。これを行うのが初期回転軸位置記憶手段である。
手動運転における3次元手動送りを開始する時に、テーブル座標系上の工具先端点位置Tpを、制御点位置Pm、P0、Vl,回転軸A,B,C軸の各位置A,B,CによるマトリックスRa,Rb,Rc、および回転マトリックスRtから、数2式の演算で求める。つまり、PmからP0を減算し機械テーブル座標系回転マトリックスRtを積算し、Vlに第1回転軸マトリックスRa、第2回転軸マトリックスRb、第3回転軸マトリックスRcを積算したベクトルを減算することによってテーブル座標系上の工具先端点位置Tpを得る。これを初期工具先端点位置として記憶する。この演算は初期工具先端点記憶手段の一部である。数2式は、Tpを求めるように数1式を変形した式である。(図としては、自動運転で使用した図6と同じであるので図6を参照。)
ここで、A,B,Cは前述の<回転軸位置>の項で説明した初期回転軸位置である。制御点位置Pmはその時のX,Y,Z軸機械座標値である。Ra、Rb,Rc、Rtは数1式での説明と同じである。Vlは前述の<工具長補正ベクトル>の項で説明した初期工具長補正ベクトルである。
回転軸(A軸,B軸,C軸)に対する手動(手動ハンドル送り、ジョグ送りなど)による移動量である回転軸手動移動量を積算し、回転軸手動積算量を得る。この手段が、回転軸手動積算手段である。A,B,C軸の回転軸手動積算量をそれぞれSA,SB,SCとする。数3式のように、SA,SB,SCを各回転軸位置A,B,Cに加算し、新たな各回転軸位置A,B,Cとする。この手段が回転軸手動積算量加算手段である。
直線軸(X軸,Y軸,Z軸)に対する手動(手動ハンドル送り、ジョグ送りなど)による移動量である直線軸手動移動量を積算し、直線軸手動積算量を得る。この手段が、直線軸手動積算手段である。X,Y,Z軸の直線軸手動積算量をそれぞれSX,SY,SZとする。
数4式のように、SX,SY,SZを工具先端点位置Tp(Xt,Yt,Zt)に加算し、新たな工具先端点位置Tp(Xt,Yt,Zt)とする。この手段が、直線軸手動積算量加算手段の1形態である。
数5式のように、SX,SY,SZを工具長補正ベクトルVl(0,0,h)に加算し、新たな工具長補正ベクトルVl(Vlx,Vly,Vlz)とする。
<自動運転、および自動運転における手動移動指令の重畳の場合>
図10において、一般に数値制御装置は、自動運転の場合、指令プログラム10を解析手段11で解析し補間手段12で補間し各軸のサーボ30x,30y,30z,30A,30B,30Cを駆動する。この図では、X軸サーボ30x,Y軸サーボ30y,およびZ軸サーボ30zは、直線軸3軸を駆動するサーボであり、A軸サーボ30A,B軸サーボ30B,C軸サーボ30Cは、回転軸3軸を駆動するサーボである。
一点鎖線より上の部分が自動運転に対応し、一点鎖線より下の部分が自動運転における手動移動指令の重畳に対応する(図10参照)。
図11において、一般に、手動運転の場合、手動運転補間手段40が補間周期毎にハンドル送り28やジョグ送り29などの手動移動指令を受付けて各軸のサーボ30x,30y,30z,30A,30B,30Cを駆動する。
初期工具長補正ベクトル記憶手段17、初期工具先端点位置記憶手段41、初期回転軸位置記憶手段42、および手動運転制御点位置演算手段43は手動運転補間手段40に属する。一点鎖線以下の部分は前述の自動運転における手動移動指令の重畳の場合と同等である(図11参照)。
本文においては、自動運転制御点位置演算手段の1番目、2番目、3番目、4番目の1形態を示しているが、それらは、A,B,C,Tp,Vlの求め方が相違することによる形態の相違であり、フローチャートとしては同様である。
●[ステップSA10]Vl,Tp,P0を得る。
●[ステップSA11]A,B,C軸位置A,B,Cから、数1式によりRa,Rb,Rcを得る。
●[ステップSA12]Ra,Rb,Rcから機械構成によってRtおよびRt-1を得る。
●[ステップSA13]Vl,Ra,Rb,Rc,Tp,Rt-1,P0により、数1式を演算しPmを得る。
●[ステップSB10]Pm,Vl,P0を得る。
●[ステップSB11]A,B,C軸位置A,B,Cから、数1式によりRa,Rb,Rcを得る。
●[ステップSB12]Ra,Rb,Rcから機械構成によってRtを得る。
●[ステップSB13]Pm,P0,Rt,Vl,Ra,Rb,Rcより数2式を演算しTpを得る。
11 解析手段
12 補間手段
13 移動指令解析手段
14 直線軸補間手段
15 回転軸補間手段
16 自動運転制御点位置演算手段
17 初期工具長補正ベクトル記憶手段
18 初期工具長補正ベクトル
19 工具長補正ベクトル
20 工具先端点位置
21 第1回転軸位置,第2回転軸位置,第3回転軸位置
22 直線軸手動積算量加算手段
23 回転軸手動積算量加算手段
24 直線軸手動積算手段
25 直線軸手動積算量
26 回転軸手動積算手段
27 第1回転軸手動積算量,第2回転軸手動積算量,第3回転軸手動積算量
28 ハンドル送り
29 ジョグ送り
30x X軸サーボ
30y Y軸サーボ
30z Z軸サーボ
30A A軸サーボ
30B B軸サーボ
30C C軸サーボ
40 手動運転補間手段
41 初期工具先端点位置記憶手段
42 初期回転軸位置記憶手段
43 手動運転制御点位置演算手段
44 初期工具先端点位置
45 初期回転軸位置
Claims (8)
- テーブルに取付けられたワーク(加工物)に対して少なくとも前記ワークに対する工具の位置を制御する直線軸3軸と、工具からテーブルへの機械構成上の軸順における第1回転軸、第2回転軸および第3回転軸の回転軸3軸によって、前記ワークに対する工具の位置と方向を自動運転で制御して加工を行う多軸加工機を制御する数値制御装置において、前記直線軸3軸に属する直線軸の直線軸移動指令、前記回転軸3軸に属する回転軸の回転軸移動指令、および工具長補正指令を解析するとともに、前記工具長補正指令から工具長補正ベクトルを作成する移動指令解析手段と、
補間周期毎に、前記テーブル上に定義されるテーブル座標系において前記直線軸移動指令を補間し工具先端点位置を得る直線軸補間手段と、
補間周期毎に、前記回転軸移動指令を補間し前記第1回転軸の第1回転軸位置、前記第2回転軸の第2回転軸位置および前記第3回転軸位置の第3回転軸位置を得る回転軸補間手段と、
補間周期毎に、前記工具長補正ベクトルに対して、前記第1回転軸位置による第1回転軸マトリックスの積算、前記第2回転軸位置による第2回転軸マトリックスの積算、および前記第3回転軸位置による第3回転軸マトリックスの積算を行い、前記工具先端点位置を加算し、テーブル座標系から機械座標系への回転変換を行うテーブル機械座標系回転マトリックスを積算し、テーブル座標系原点を加算することによって前記工具の先端点位置が前記工具先端点位置となる制御点位置を得る自動運転制御点位置演算手段と、
前記直線軸3軸を前記制御点位置へ駆動し、前記回転軸3軸を前記第1回転軸位置、前記第2回転軸位置および前記第3回転軸位置に駆動する手段を有することを特徴とする数値制御装置。 - 前記回転軸3軸に対する手動による回転軸手動移動量を積算し第1回転軸手動積算量、第2回転軸手動積算量および第3回転軸手動積算量を得る回転軸手動積算手段と、
補間周期毎に、前記第1回転軸手動積算量を前記第1回転軸位置に加算し新たに前記第1回転軸位置とするとともに新たな第1回転軸マトリックスを作成する、前記第2回転軸手動積算量を前記第2回転軸位置に加算し新たに前記第2回転軸位置とするとともに新たな第2回転軸マトリックスを作成する、または前記第3回転軸手動積算量を前記第3回転軸位置に加算し新たに前記第3回転軸位置とするとともに新たな第3回転軸マトリックスを作成する回転軸手動積算量加算手段を有することを特徴とする請求項1に記載の数値制御装置。 - 前記直線軸3軸に対する手動による直線軸手動移動量を積算し直線軸手動積算量を得る直線軸手動積算手段と、
補間周期毎に、前記直線軸手動積算量を前記工具先端点位置に加算し新たに前記工具先端点位置とする、または前記工具長補正ベクトルに加算し新たに前記工具長補正ベクトルとする直線軸手動積算量加算手段を有することを特徴とする請求項1に記載の数値制御装置。 - テーブルに取付けられたワーク(加工物)に対して少なくとも前記ワークに対する工具位置を制御する直線軸3軸と、工具からテーブルへの機械構成上の軸順における第1回転軸、第2回転軸および第3回転軸の回転軸3軸によって、前記ワークに対する工具の位置と方向を手動運転で制御して加工を行う多軸加工機を制御する数値制御装置において、
補間周期毎に、前記工具長補正ベクトルに対して前記第1回転軸位置による第1回転軸マトリックスの積算、前記第2回転軸位置による第2回転軸マトリックスの積算、および前記第3回転軸位置による第3回転軸マトリックスの積算を行い、前記工具先端点位置を加算し、テーブル座標系から機械座標系への回転変換を行うテーブル機械座標系回転マトリックスを積算し、テーブル座標系原点を加算することによって前記工具の先端点位置が前記工具先端点位置となる制御点位置を得る手動運転制御点位置演算手段と、
前記直線軸3軸を前記制御点位置へ駆動し、前記回転軸3軸を前記第1回転軸位置、前記第2回転軸位置および前記第3回転軸位置に駆動する手段を有することを特徴とする数値制御装置。 - 前記工具長補正ベクトルをセットする初期工具長補正ベクトル記憶手段と、
前記回転軸3軸位置を初期第1回転軸位置、初期第2回転軸位置および初期第3回転軸位置として記憶し、補間周期毎に前記初期第1回転軸位置、前記初期第2回転軸位置および前記初期第3回転軸位置を前記第1回転軸位置、前記第2回転軸位置および前記第3回転軸位置としてセットする初期回転軸位置記憶手段と、
制御点位置、テーブル座標系原点、前記初期工具長補正ベクトル、前記初期第1回転軸位置、前記初期第2回転軸位置および前記初期第3回転軸位置から初期工具先端点位置を求めて記憶し、補間周期毎に前記初期工具先端点位置を前記工具先端点位置としてセットする初期工具先端点位置記憶手段を有することを特徴とする請求項4に記載の数値制御装置。 - 前記初期工具先端点位置記憶手段は、制御点位置からテーブル座標系原点を減算し機械テーブル座標系回転マトリックスを積算するとともに、前記工具長補正ベクトルに対して前記初期第1回転軸位置による第1回転軸マトリックスの積算、前記初期第2回転軸位置による第2回転軸マトリックスの積算、および前記初期第3回転軸位置による第3回転軸マトリックスの積算を行って減算した位置を初期工具先端点位置として記憶し、補間周期毎に前記初期工具先端点位置を前記工具先端点位置としてセットする初期工具先端点位置記憶手段であることを特徴とする請求項5に記載の数値制御装置。
- 前記回転軸3軸に対する手動による回転軸手動移動量を積算し第1回転軸手動積算量、第2回転軸手動積算量および第3回転軸手動積算量を得る回転軸手動積算手段と、
補間周期毎に、前記第1回転軸手動積算量を前記第1回転軸位置に加算し新たに前記第1回転軸位置とするとともに新たな第1回転軸マトリックスを作成する、前記第2回転軸手動積算量を前記第2回転軸位置に加算し新たに前記第2回転軸位置とするとともに新たな第2回転軸マトリックスを作成する、または前記第3回転軸手動積算量を前記第3回転軸位置に加算し新たに前記第3回転軸位置とするとともに新たな第3回転軸マトリックスを作成する回転軸手動積算量加算手段を有することを特徴とする請求項4〜6の何れか1つに記載の数値制御装置。 - 前記初期工具長補正ベクトル記憶手段は、初期工具長補正ベクトルを記憶し、補間周期毎に前記初期工具長補正ベクトルを前記工具長補正ベクトルとしてセットする初期工具長補正ベクトル記憶手段であり、
前記直線軸3軸に対する手動による直線軸手動移動量を積算し直線軸手動積算量を得る直線軸手動積算手段と、
補間周期毎に、前記直線軸手動積算量を前記工具先端点位置に加算し新たに前記工具先端点位置とする、または前記工具長補正ベクトルに加算し新たに前記工具長補正ベクトルとする直線軸手動積算量加算手段を有することを特徴とする請求項4〜6の何れか1つに記載の数値制御装置。
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