JP4937295B2 - 加熱調理器 - Google Patents

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Description

本発明は加熱調理器に関するものである。特に被加熱物を加熱した際に発生する臭気や油煙の脱臭、脱煙等を行う脱臭・脱煙手段における経年劣化等の異常を判断し、報知するものである。
例えば、魚等の被加熱物を加熱するグリル装置等を有する加熱調理器においては、被加熱物を入れて加熱するための調理庫に排気風路を連通させている。そして、排気風路を介して調理庫内の空気を外部に排出する。ここで、例えば触媒を有する触媒装置等の脱臭・脱煙手段を排気風路中に設け、調理庫内の空気に含まれる臭気、油煙等の成分を酸化分解等することにより脱臭、脱煙等の空気の浄化を行ってから排出している(例えば特許文献1参照)。
特開2005−204854号公報(図1)
ここで、例えば排気風路中の脱臭・脱煙等を行う浄化手段において、経年劣化、被加熱物から発せられる油等の異物の多量付着等により異常が発生すると、本来の脱臭、脱煙等の機能が行えなくなる。脱臭・脱煙手段における脱臭、脱煙等が不十分であると、臭気、油煙等を含む空気が外部に排出されてしまい、例えば台所に煙を充満させる、台所の壁面を汚す等、様々な弊害が生じる。
そこで、本発明は、浄化手段の異常を的確に判断し、報知、対策等を行うことができる加熱調理器を得ることを目的とする。
本発明に係る加熱調理器は、内部に収納された被加熱物を加熱調理する機能を有する調理庫と、調理庫内と本体外とを連通し、調理庫内の気体を本体外に排出する排気通路と、調理庫内に生じる臭気及び/又は油煙を吸着及び/又は分解する機能を有する浄化手段と、浄化手段の機能劣化を検知する劣化検知手段と、劣化検知手段の検知に基づいて、浄化手段が劣化したかどうかを判断する制御手段とを備え、浄化手段は、少なくとも脱煙機能を有し、劣化検知手段は、光を発する発光素子と、発光素子に係る光を受けて、光の強さに基づく信号を送信する受光素子とを有し、排気通路における気体の流れに対して浄化手段の下流側の位置に設けた光検知手段を備え、制御手段は、受光素子が受けた光の強さに基づいて、浄化手段の劣化を判断するものである。
本発明によれば、劣化検知手段の検知に基づいて浄化手段の機能劣化を判断するようにしたので、例えば報知等を行うことにより、浄化手段が機能せずに、加熱調理器、台所等を油煙等で汚す前に、点検、交換等による対応を促すことができる。また、早期の対応を行うことができるため、事故等を未然に防止等することができる。
この発明の実施の形態1に係る加熱調理器の一例を表す図である。 加熱調理器のグリル部6の構造の概略を表す図である。 グリル部6の内部構造を側面側からみた場合の概略を表す図である。 グリル部6を中心とする制御関係の構成を示すブロック図である。 触媒の劣化判断等に関する処理のフローチャートを表す図である。 実施の形態2に係る加熱調理器の断面を表す図である。 実施の形態3に係る加熱調理器の断面を表す図である。 実施の形態4に係る加熱調理器の断面を表す図である。 実施の形態5に係る加熱調理器の断面を表す図である。 実施の形態7に係る加熱調理器の断面を表す図である。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1に係る加熱調理器の一例を表す図である。本実施の形態では、加熱調理器であるグリル装置を有するIHクッキングヒータについて説明する。図1において、IHクッキングヒータ上面には、天板(トッププレート)1、例えば電磁誘導加熱を行う左誘導加熱部2A及び右誘導加熱部2Bを有する誘導加熱部2、中央ヒータを有するヒータ部3、上面操作部4A、上面表示部5A、通気口7A及び7Bを設けている。また、IHクッキングヒータ本体内にはグリル装置であるグリル部6を設けている。そして、前面には、グリル部6に被加熱物を出し入れするための、取っ手62を有するグリル扉61、また、前面操作部4B及び前面表示部5Bを設けている。
天板1の手前側(使用者側)に設けられた上面操作部4Aには、誘導加熱部2、ヒータ部3及びグリル部6の入/切や火力調節等の操作ボタンを配設している。また、グリル部6の右側に設けた前面操作部4Bには、例えば、加熱調理器全体をオン/オフするメイン操作ボタンと、火力(出力)の設定を行う回転式操作ボタンを配設している。
また、上面表示部5Aは、誘導加熱部2、ヒータ部3、グリル部6の火力、使用状況等の表示を行う。ここでは、後述するように、特にグリル部6に設けた浄化手段となる脱臭・脱煙装置65における触媒の異常に係る表示(例えば、点検、交換等を促す表示)を行うために用いるものとする。また、前面表示部5Bは、例えば誘導加熱部2、ヒータ部3の動作状態を文字を光らせて報知する動作ランプ(図示せず)、グリル扉61が高温状態であることを報知する扉注意ランプ(図示せず)等を設けている。
図2は加熱調理器1のグリル部6の構造の概略を表す図である。例えば両面焼きが可能なグリル部6は、被加熱物を加熱する調理庫60を有している。図2に示す調理庫60内と連通する排気通路(ダクト)63の排気口と図1において本体上面の奥側に設けた通気口7Aとがつながっている。通気口7Aには例えばフィルタを設け、本体内に埃、異物等が進入するのを防止している。一方、通気口7Bは、例えばIHクッキングヒータ本体内の電気回路等を冷却するための外気を取り入れる吸気口となる。
調理庫60は、前面に開口部41、後面に排気通路63に連通する連通口(図示せず)を設けている。また、外側の側面には、レール可動部48をスライド移動させるためのレール固定部47を設けている。そして、レール可動部48をレール固定部47にならわせて前後にスライド移動させることにより、耐熱ガラス製の調理庫窓を有するグリル扉61で調理庫60の開口部41を開閉することができる。
図3はグリル部6の内部構造を側面側からみた場合の概略を表す図である。図3は図2におけるA−A’で切断したグリル部6をみている。グリル扉61には、閉じた際の開口部41の密閉、緩衝材として衝撃を和らげる等のために、パッキン61Aをグリル扉61に設けている。そして、このグリル扉61を、レール可動部48と一体となった扉固定部49により固定している。また、グリル扉61のほかに、レール可動部48のスライド移動により焼き網31を載置する受皿(トレー)30もレール可動部48の移動と共に移動する。
IHクッキングヒータ本体はこのグリル部6の調理庫60を、誘導加熱部2の加熱コイルの下方に配設している。また、調理庫60内には、調理庫内の温度を上昇させ、被加熱物100を加熱するための加熱手段となる上ヒータ42及び下ヒータ43(以下、特に区別しない場合には加熱ヒータという)を備えている。また、前述した受皿30、焼き網31等が配されている。
そして、連通口46により調理庫60と連通する排気通路63には、連通口46から通気口7Aの方向に向かって、触媒用加熱ヒータ64、脱臭・脱煙装置65、排気促進用ファン66の順に配設する。触媒用加熱ヒータ64は、脱臭・脱煙装置65が有する触媒による触媒作用の活性化を促進させるために加熱を行う手段である。脱臭・脱煙装置65は被加熱物を加熱した際に発生する臭気、油煙等の成分を脱臭、脱煙等することにより、空気の浄化を行う手段である。ここで、脱臭・脱煙装置65は、触媒作用により臭気、油煙等の成分を分解する触媒を用いて脱臭、脱煙を行うものとする。ここで、触媒の材料は、特に限定しないが、例えば白金系の金属材料、パラジウム等の貴金属、セリウム、ランタンなどの希土類、卑金属等を用いる。また、排気促進用ファン66は、連通口46から通気口7Aの方向への気流を形成し、脱臭・脱煙装置65を通過した空気を強制的に通気口7Aより排出させる。この排気促進用ファン66をファン駆動手段である駆動モータ67が回転させる。ここでは、脱臭・脱煙装置65として触媒を用いているが、例えば他のフィルタ等で構成してもよい。
そして、本実施の形態では、光検知手段となる光センサ70を、脱臭・脱煙装置65よりも下流の位置に設ける。光センサ70は、例えば発光ダイオード等の発光素子で構成する発光部70Aと発光部70Aの光を受けて、光の強さを例えば電圧に変換した信号を送信するフォトトランジスタ等の受光素子で構成する受光部70Bとを有している。例えば、被加熱物を加熱したときに発生する臭気、油煙を含む空気は、脱臭・脱煙装置65が脱臭、脱煙等することにより浄化されるので、浄化されない場合の空気は、浄化された場合の空気と比べると、発光部70Aが発した光の透過率が低くなる。したがって、脱臭・脱煙装置65が有する触媒が油等の異物の付着等によって分解を行えない等(以下、これらを触媒の劣化という)が進行すれば、多くの臭気、油煙等の成分が分解されずに脱臭・脱煙装置65を通過するため、光の透過率が低くなっていく。そこで、本実施の形態では、発光部70Aが発した光を受光部70Bが受けた強さに基づいて、脱臭・脱煙装置65が正常に機能しているかどうか(触媒が劣化しているかどうか)を判断する。ここで、発光部70Aが発光する光の波長については、特に限定するものではないが、例えば、被加熱物から発生する油煙はすす等を含んでいるため可視光の領域となるようにする。
図4はグリル部6を中心とする制御関係の構成を示すブロック図である。例えば、マイクロコンピュータ等で構成される制御手段11は、上面操作部4A、前面操作部4Bから送信される指示に係る信号、各種検知手段から送信される検知に係る物理量の信号(ここでは特に光の強さに係る信号)に基づいて判断等の処理を行い、加熱調理器内の各手段の動作を制御する。本実施の形態では、特に受光部70Bの受光に係る光の強さをデータとして、触媒の劣化が生じることなく脱臭・脱煙装置65が正常に機能しているかどうかを判断する。そして、判断結果に基づいて、上面表示部5Aに表示信号を送信して表示を行わせる処理を行う。ここで、図4では発光部70Aと受光部70Bとを直接的に制御手段11と接続しているが、例えば駆動回路等を有し、信号の増幅等を行うようにしてもよい。
また、ヒータ駆動手段44に指示を含む信号を送信し、ヒータ駆動手段44を介して上ヒータ42、下ヒータ43への通電(電力供給)を制御することにより、調理庫60内の焼き網31に置かれた被加熱物を加熱させる。さらに駆動モータ67に指示を含む信号を送信し、駆動モータ67を介して排気促進用ファン66を制御して、調理庫60内の空気を強制的に排出させる。ここで、本実施の形態では制御手段11を1つの手段で構成しているが、例えば、加熱調理器全体に関して制御を行う制御手段と、グリル部6に関する制御を行う制御手段との2段構成等にしてもよい。
また、送信される信号に係るデータ、処理手順等、制御手段11が処理を行うために必要なデータを一時的、長期的に記憶する記憶手段12を有しているものとする。例えば、制御手段11は、記憶手段12に記憶されたプログラムに基づく手順により、加熱調理器に関する処理を実行するものとする。さらに、調理時間等を計測するための調理タイマ13も有している。
図5は制御手段11が行う触媒の劣化判断等に関する処理のフローチャートを表す図である。図5に基づいて、本実施の形態における脱臭・脱煙装置65に係る処理について説明する。ここで、あらかじめ実験等を行うことにより、排気風路63における光の透過率、受光部70Bが受ける光の強さ、信号の電圧の関係に基づいて、あらかじめ実験等で電圧の閾値を決定し、電圧の閾値Vref のデータを記憶手段12に記憶しておく。例えば、正常動作時の平均的な電圧の値を計測により求めておく。異常時は正常時に比べて光の透過率が低くなるため、平均電圧値より例えば10%低くなった値を閾値に決定する。
例えば、上面操作部4Aから入力された指示に基づいて、グリル部6における被加熱物の加熱を開始する。そして、加熱開始又は加熱開始から一定時間経過後に、制御手段11は、光センサ70の受光部70Bからの信号に基づく電圧値Vを判断する(S1)。そして、電圧値Vと電圧の閾値Vref とを比較する(S2)。電圧値Vが電圧の閾値Vref よりも小さい(V<Vref )と判断すると、排気風路63における光の透過率が低くなり、触媒が劣化しているものとして、上面表示部5Aに、脱臭・脱煙装置65の点検、交換等を促す表示を行わせ、報知する(S3)。
ここで、制御手段11は、V<Vref と判断すると、すぐに上面表示部5Aに点検、交換等を促す表示を行わせるようにしてもよいが、例えば、V<Vref であることを所定の回数判断したときに、表示を行わせるようにしてもよい。
以上のように、実施の形態1の加熱調理器によれば、光センサ70を、脱臭・脱煙装置65よりも下流の位置に設け、制御手段11が、受光部70Bの受光に係る光の強さ電圧値Vと電圧の閾値Vref との比較に基づいて、触媒が劣化しているものと判断すると、触媒の異常に係る表示、例えば点検、交換等を促す旨を上面表示部5Aに表示させるようにしたので、例えば、加熱調理器、台所等を油煙等で汚す前に、点検、交換等による対応を促すことができる。また、早期に対応させることにより、事故等を未然に防止等することができる。
実施の形態2.
図6は本発明の実施の形態2に係る排気通路63を中心とした加熱調理器の断面を表す図である。上述の実施の形態1では、排気通路63において光センサ70の発光部70Aと受光部70Bとを対向させ、受光部70Bは発光部70Aの発光に係る光を受光するようにした。
例えば、発光部70Aと受光部70Bとを同じ側の面に設け、発光部70Aが発した光に対し、排気通路63壁面が反射した光を受光部70Bが受けるようにしてもよい。この受光部70Bが受けた光の強さをデータとして、制御手段11が脱臭・脱煙装置65が正常に機能しているかどうかを判断するようにする。このため、発光部70Aと受光部70Bとを対向させて光センサ70を構成する必要がなく、省スペース化を図ることができ、光センサ70の設置位置の自由度を高くすることができる。
実施の形態3.
図7は本発明の実施の形態3に係る排気通路63を中心とした加熱調理器の断面を表す図である。主となる構成、制御系の手段構成は、実施の形態1で説明したことと同様である。上述の実施の形態1及び2では、光センサ70を用いて、排気通路63における光の透過の程度に基づいて触媒の劣化を判断した。本実施の形態は、脱臭・脱煙装置65に、抵抗検知手段65A及び電流供給手段65Bを設け、脱臭・脱煙装置65の触媒における電気抵抗の値に基づいて触媒の劣化を判断するものである。
例えば脱臭・脱煙装置65に油分等の触媒以外の異物が付着すると、脱臭・脱煙装置65における電気抵抗が減少する。そこで、実験等により、電流供給手段65Bから供給した所定の電流における脱臭・脱煙装置65の触媒における電気抵抗の所定値(閾値)をあらかじめ定めておき、記憶手段12に記憶しておく。例えば、正常動作時の平均的な電気抵抗の値を計測により求めておく。異常時は正常時に比べて電気抵抗が低くなるため、平均電気抵抗値より例えば10%低くなった値を閾値に決定する。そして、抵抗検知手段65Aの検知に係る電気抵抗の値に基づいて、その所定値を越えたもの(例えば所定値以下になったもの)と判断すると、触媒が劣化しているものとして、上面表示部5Aに、表示信号を送信し、触媒の異常に係る表示を行わせる。それ以外の制御手段11の触媒劣化判断に係る処理は、上述の実施の形態で説明したことと同様である。
以上のように、実施の形態3の加熱調理器によれば、制御手段11が、触媒における電気抵抗の値が所定値を越えたものと判断すると、触媒の異常に係る表示、例えば点検、交換等を促す旨を上面表示部5Aに表示させるようにしたので、例えば、加熱調理器、台所等を油煙等で汚す前に、点検、交換等による対応を促すことができる。また、早期に対応させることにより、事故等を未然に防止等することができる。
実施の形態4.
図8は本発明の実施の形態4に係る排気通路63を中心とした加熱調理器の断面を表す図である。上述の実施の形態3では、抵抗検知手段65Aを用いて、脱臭・脱煙装置65の触媒における電気抵抗に基づいて触媒の劣化を判断した。本実施の形態は、脱臭・脱煙装置65に温度検知手段65Cを設け、時間に対する触媒の温度変化に基づいて触媒の劣化を判断するものである。
例えば、脱臭・脱煙装置65に異物が付着等していると、例えば、触媒が十分に加熱されず、脱臭、脱煙機能を発揮できない、温度の上昇が鈍化する等、正常時における脱臭・脱煙装置65の触媒の温度上昇特性と異なる特性を示す。
そこで、調理庫60において被加熱物の加熱(調理)が開始されてから、温度検知手段65Cの検知に係る温度のデータに基づいて、例えば時間的に隣り合う温度の差分を算出する等、調理メニューや別途調理庫60に設けた温度入力手段(図示せず)の入力によって設定された温度条件に応じた温度上昇に係るデータを算出し、記憶手段12に記憶していく。制御手段11は、実験等によりあらかじめ定めた時間と温度差との関係に基づいて、所定の時間における温度差が触媒が機能している場合の温度差よりも小さいと判断すると、温度上昇が鈍いものと判断し、触媒が劣化しているものとして、上面表示部5Aに、表示信号を送信し、触媒の異常に係る表示を行わせる。それ以外の制御手段11の触媒劣化判断に係る処理は、上述の実施の形態で説明したことと同様である。
以上のように、実施の形態4の加熱調理器によれば、脱臭・脱煙装置65に温度検知手段65Cを設け、通常の温度上昇特性と比較して、温度上昇が鈍いものと判断すると、触媒の異常に係る表示、例えば点検、交換等を促す旨を上面表示部5Aに表示させるようにしたので、例えば、加熱調理器、台所等を油煙等で汚す前に、点検、交換等による対応を促すことができる。また、早期に対応させることにより、事故等を未然に防止等することができる。
実施の形態5.
図9は本発明の実施の形態5に係る排気通路63を中心とした加熱調理器の断面を表す図である。図9において、回転数検知手段66Aは、排気促進用ファン66の回転数を検知するために設けた手段である。回転数検知手段66Aは接触式でもよいが、本実施の形態では、例えば赤外線を発し、赤外線の反射により回転数を検知する非接触式の回転数検知手段で構成する。そのため、本実施の形態における排気促進用ファン66は、耐熱用の金属製の羽根を用いているものとする。
上述の実施の形態1及び2では、排気通路63に光センサ70を設け、また、実施の形態3及び4では、脱臭・脱煙装置65に抵抗検知手段65A、温度検知手段65Cを設けて触媒の劣化を判断した。本実施の形態は、回転数検知手段66Aを設け、排気促進用ファン66の回転数に基づいて触媒の劣化を判断するものである。
例えば、脱臭・脱煙装置65の触媒に付着した異物について、異物の量が多くなり、付着範囲が広がってくると、空気の通り道を塞ぎ、空気の流れを阻害するため、単位時間における脱臭・脱煙装置65を通過する空気の量が少なくなってくる。これにより、排気通路47における圧損が増加する。この圧損が増加すると排気促進用ファン66の回転数が減少する。
したがって、制御手段11は、回転数検知手段66Aからの信号に基づいて、排気促進用ファン66の回転数を判断し、排気促進用ファン66の回転数が所定回転数以下になったものと判断すると、触媒が劣化したものと判断する。ここで、所定回転数の設定に関しては、例えば、正常動作時の平均的な回転数を計測により求めておく。異常時は正常時に比べて回転数が低くなるため、平均回転数より例えば10%低くなった値を閾値に決定する。
以上のように、実施の形態5の加熱調理器によれば、回転数検知手段66Aを設け、制御手段11が回転数検知手段66Aからの信号に基づいて、排気促進用ファン66の回転数が所定回転数以上になり、触媒が劣化しているものと判断すると、触媒の異常に係る表示、例えば点検、交換等を促す旨を上面表示部5Aに表示させるようにしたので、例えば、加熱調理器、台所等を油煙等で汚す前に、点検、交換等による対応を促すことができる。また、早期に対応させることにより、事故等を未然に防止等することができる。
実施の形態6.
上述の実施の形態では、排気促進用ファン66の回転数を直接的に検知するようにしたが、例えば、排気促進用ファン66を回転させる駆動モータ67に電流検知手段を設け、駆動モータ67に流れる電流に基づいて触媒の劣化を判断するようにしてもよい。駆動モータ67に流れる電流が多くなると、排気促進用ファン66の回転数が増加することになる。そこで、制御手段11は、電流検知手段の検知に基づく電流が所定値以上になったかどうかを判断することにより、間接的に回転数の増加を判断することで、触媒の劣化を判断する。
制御手段11は、電流検知手段からの信号に基づいて、駆動モータ67に流れる電流量(間接的に排気促進用ファン66の回転数となる)が所定の電流量以上になったものと判断すると、触媒が劣化したものと判断する。ここで、電流量の設定に関しては、通常の加熱調理動作では、流れることのない電流量に設定するようにすればよい。それ以外の制御手段11の触媒劣化判断に係る処理は、上述の実施の形態で説明したことと同様である。
以上のように、実施の形態6の加熱調理器によれば、電流検知手段を設け、制御手段11が電流検知手段66Bからの信号に基づいて、駆動モータ67に流れる電流量が所定の電流量以上になり、触媒が劣化しているものと判断すると、触媒の異常に係る表示、例えば点検、交換等を促す旨を上面表示部5Aに表示させるようにしたので、例えば、加熱調理器、台所等を油煙等で汚す前に、点検、交換等による対応を促すことができる。また、早期に対応させることにより、事故等を未然に防止等することができる。
実施の形態7.
図10は本発明の実施の形態7に係る排気通路63を中心とした加熱調理器の断面を表す図である。風速検知手段63Aは、排気通路63における風速を検知するための手段であり、脱臭・脱煙装置65よりも下流側に設けられている。上述の実施の形態5では、回転数検知手段66Aが検知した排気促進用ファン66の回転数に基づいて触媒の劣化を判断した。本実施の形態は、排気通路63に風速検知手段63Aを設け、排気通路63を流れる空気の風速に基づいて触媒の劣化を判断するものである。
例えば、上述したように、脱臭・脱煙装置65の触媒に異物が付着すると、空気の通り道を塞ぎ、空気の流れを阻害するため、単位時間における脱臭・脱煙装置65を通過する空気の量が少なくなってくる。そこで、本実施の形態では、風速検知手段63Aを設け、風速が所定の速度以下になったものと判断すると、触媒が劣化したものと判断する。
以上のように、実施の形態7の加熱調理器によれば、風速検知手段63Aを設け、制御手段11が風速検知手段63Aからの信号に基づいて、排気通路63を流れる空気の風速が所定の速度以下になり、触媒が劣化しているものと判断すると、触媒の異常に係る表示、例えば点検、交換等を促す旨を上面表示部5Aに表示させるようにしたので、例えば、加熱調理器、台所等を油煙等で汚す前に、点検、交換等による対応を促すことができる。また、早期に対応させることにより、事故等を未然に防止等することができる。
これまでの説明では、劣化検知手段として、回転数、駆動電流、風速を用いて劣化を検知する方法について述べた。ここで、回転数、駆動電流、風速の変化は、排気風路63を流れる空気の流量の変化としても表れるため、流量を用いて劣化を検知することも可能である。
実施の形態8.
上述の実施の形態では、前記触媒が正常に機能しておらず、触媒が劣化しているものと判断すると、上面表示部5Aに触媒の異常に係る表示を行うようにしたが、本発明はこれだけに限定するものではない。例えば、制御手段11は、被加熱物の加熱調理動作を停止させる又は開始させないようにするように処理してもよい。この場合、1度の判断で加熱調理動作を行わないようにするのではなく、触媒の劣化を判断し、上面表示部5Aに触媒の異常に係る表示を行った後、加熱調理動作を停止させる又は開始させないようにするようにしてもよい。
また、上述の実施の形態では、上面表示部5Aに触媒の異常に係る表示を行わせるようにしたが、例えば音声等により報知するようにしてもよい。
実施の形態9.
上述の実施の形態では、IHクッキングヒータのグリル部6に基づいて触媒劣化の判断に係る説明を行ったが、適用する加熱調理器をIHクッキングヒータのグリル部に限定するものではない。例えば、グリル単体の加熱調理器においても適用することができる。
1 天板、2A 左誘導加熱部、2B 右誘導加熱部、3 ヒータ部、4A 上面操作部、4B 前面操作部、5A 上面表示部、5B 前面表示部、6 グリル部、11 主制御手段、12 記憶手段、13 調理タイマ、30 受皿、31 焼き網、41 開口部、42 上ヒータ、43 下ヒータ、44 ヒータ駆動手段、46 連通口、47 レール固定部、48 レール可動部、60 調理庫、61 グリル扉、61A パッキン、62 取っ手、63 排気風路、63A 風速検知手段、64 触媒用加熱ヒータ、65 脱臭・脱煙装置、65A 抵抗検知手段、65B 電流供給手段、65C 温度検知手段、66 排気促進用ファン、66A 回転数検知手段、67 駆動モータ、70 光センサ、70A 発光部、70B 受光部。

Claims (6)

  1. 内部に収納された被加熱物を加熱調理する機能を有する調理庫と、
    該調理庫内と本体外とを連通し、該調理庫内の気体を本体外に排出する排気通路と、
    前記調理庫内に生じる臭気及び/又は油煙を吸着及び/又は分解する機能を有する浄化手段と、
    前記浄化手段の機能劣化を検知する劣化検知手段と、
    該劣化検知手段の検知に基づいて、前記浄化手段が劣化したかどうかを判断する制御手段とを備え、
    前記浄化手段は、少なくとも脱煙機能を有し、
    前記劣化検知手段は、光を発する発光素子と、該発光素子に係る光を受けて、該光の強さに基づく信号を送信する受光素子とを有し、前記排気通路における気体の流れに対して前記浄化手段の下流側の位置に設けた光検知手段を備え、
    前記制御手段は、前記受光素子が受けた光の強さに基づいて、前記浄化手段の劣化を判断することを特徴とする加熱調理器。
  2. 前記光検知手段は、前記発光素子が発し、前記排気通路が反射した光を、前記受光素子が受けるように構成することを特徴とする請求項記載の加熱調理器。
  3. 内部に収納された被加熱物を加熱調理する機能を有する調理庫と、
    該調理庫内と本体外とを連通し、該調理庫内の気体を本体外に排出する排気通路と、
    前記調理庫内に生じる臭気及び/又は油煙を吸着及び/又は分解する機能を有する浄化手段と、
    前記浄化手段の機能劣化を検知する劣化検知手段と、
    該劣化検知手段の検知に基づいて、前記浄化手段が劣化したかどうかを判断する制御手段とを備え、
    前記浄化手段は、少なくとも脱煙機能を有し、
    前記劣化検知手段は、前記浄化手段に電流を供給する電流供給手段と、前記浄化手段を流れる電流を検知する電流検知手段とを備え、
    前記制御手段は、前記電流検知手段が検知する電流又は、この電流から得られる前記浄化手段の電気抵抗に基づいて、前記浄化手段の劣化を判断することを特徴とする加熱調理器。
  4. 内部に収納された被加熱物を加熱調理する機能を有する調理庫と、
    該調理庫内と本体外とを連通し、該調理庫内の気体を本体外に排出する排気通路と、
    前記調理庫内に生じる臭気及び/又は油煙を吸着及び/又は分解する機能を有する浄化手段と、
    前記浄化手段の機能劣化を検知する劣化検知手段と、
    該劣化検知手段の検知に基づいて、前記浄化手段が劣化したかどうかを判断する制御手段とを備え、
    前記浄化手段は、少なくとも脱煙機能を有し、
    前記劣化検知手段は、前記浄化手段の温度を検知する温度検知手段を備え、
    前記制御手段は、前記温度検知手段が検知する温度データから算出した前記浄化手段における温度上昇の変化に基づいて、前記浄化手段の劣化を判断することを特徴とする加熱調理器。
  5. 前記劣化検知手段は、前記浄化手段の機能劣化を検知すると、被加熱物の加熱調理動作を停止させる又は開始させないようにすることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の加熱調理器。
  6. 前記制御手段の判断に基づいて、前記浄化手段の機能劣化を報知する報知手段をさらに備えることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の加熱調理器。
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