JP4935623B2 - スライド式半浮上案内装置 - Google Patents

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Description

本発明は、工作機械などに用いられる移動部材を支持体上で案内する案内装置に関し、特に移動部材の摺動面と支持体の案内面との間に加圧した油を供給して摺動面と案内面とを半浮上状態として、支持体により移動部材を案内支持するスライド式半浮上案内装置に関するものである。
工作機械では、例えば、ベッド(支持体)と、ベッド上を移動するコラム(移動部材)が設けられている。例えば、ベッドには被加工物(工作物)が取り付けられ、コラムには加工手段(工具)や加工手段を駆動する駆動手段(工具駆動手段)等が設けられている。コラムをベッドに対して移動させる方法として、コラムが移動する時に、コラムのスライド面とベッドの案内面の間に加圧した潤滑液(潤滑油)を供給し、コラムをリフトさせるかさせない状態に保ってコラムの荷重の一部を潤滑油の圧力で支持させる、すなわち、コラムをベッドに対して半浮上させた状態で移動させる案内装置を用いた工作機械が知られている。このような工作機械は、たとえば、特許文献1に開示されている。
特許文献1には、ガイド板21が取り付けられたベッド2と、スペーサ11及び裏板12でガイド板21の外側下方を掴むように形成されたコラム2と、を有する半浮上式スライド案内機構(半浮上案内装置)が開示されている。なお、半浮上式スライド案内機構を構成する各装置の符号は、後述の本発明の実施の形態および図8の記載に対応した符号であり、特許文献1中で用いられた符号とは異なる。
コラム1の荷重の一部を潤滑油の圧力で支持する半浮上案内装置では、コラム1をベッド2から完全に浮上させる案内装置よりも裏板12によるガイド板21の支持が重要となっている。そして、半浮上案内装置では、コラム1のスライド面とベッド2のガイド板21の上面である案内面21aの間のクリアランスの変化が案内精度に大きく影響する。
そして、半浮上案内装置では、裏板12の対向面12aとガイド板21の裏案内面21bとの間に潤滑液がノズルを介して夫々供給される複数の静圧ポケット15が、摺動方向に並設されている。この対向面12aに形成された静圧ポケット15により、裏板12の対向面12aとガイド板21の裏案内面21bとの間、及びコラム1のスライド面とベッド2のガイド板上面との間のクリアランスが確保され、これによりコラム1の案内精度が確保されていた。
そして、従来の半浮上案内装置では、摺動方向に垂直な幅方向の一方の端部でのみ裏板12がスペーサ11に固定されている。このため、裏板12の端部では拘束が不十分となり、ガイド板21に対する位置がずれやすくなっていた。特に、裏板12が摺動方向に延在した形状であるため、図8に示したように、摺動方向の端部が互いに広がる方向(ガイド板21から離反する方向)に裏板12が湾曲することがある。
摺動方向の端部がガイド板から離反する方向に裏板が湾曲すると、コラムとベッドの間のクリアランスを数μmに保持することが困難になる。これにより、送り姿勢変動の増加や送り精度が低下する。送り姿勢変動が増加すると、コラムの摺動面とベッドの案内面とが接触するようになり、摺動面に配されていた樹脂コーティングが摩耗し、送り精度をさらに低下するだけでなく、場合によっては移動のために必要な力(送り力)が過剰に上昇することとなる。さらに、摺動方向の端部側での裏板によるガイド板の支持が不十分となり、端部側での送り姿勢変動がより大きくなる。加えて、裏板の湾曲により、摺動方向の端部でのガイド板とのクリアランスが大きくなり、裏板の静圧ポケットに供給された潤滑液が流れ出るようになり、過剰な潤滑液が必要となるとともに静圧ポケットがガイド板を支持する支持力が大きく低下する。
特開2002−239859号公報(第0008−0010段落、第2図)
本発明は上記実状に鑑みてなされたものであり、移動部材と支持体との間が所定のクリアランスに保たれることで送り姿勢変動が小さく、送り精度が高くかつ摺動面の摩耗が抑えられたスライド式半浮上案内装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明者は裏板を備えたスライド式半浮上案内装置について検討を重ねた結果本発明をなすに至った。
本発明の請求項1に係るスライド式半浮上案内装置は、移動部材を案内する案内部が移動部材の移動方向に延在して形成され、移動部材と案内部の上面との間にノズルを介して潤滑油が供給されて、移動部材が案内部に対して半浮上した状態で支持され、案内部には、下方に面した裏案内面が摺動方向に延在して形成され、移動部材には、裏案内面と微小隙間を有して対向する対向面が形成された裏板が固定され、対向面には、潤滑油供給装置から潤滑油がノズルを介して夫々供給される静圧ポケットが設けられたスライド式半浮上案内装置において、静圧ポケットは摺動方向に少なくとも3個並設され、少なくとも3個の静圧ポケットのうち、摺動方向の両端部に位置する静圧ポケットに発生する支持力が、他の静圧ポケットに発生する支持力よりも小さいことを特徴とする。
請求項2に係るスライド式半浮上案内装置は、請求項1のスライド式半浮上案内装置において、少なくとも3個の静圧ポケットのうち、摺動方向の両端部に位置する静圧ポケットに連通するノズルに供給される潤滑油の供給圧力が、他の静圧ポケットに連通するノズルに供給される潤滑油の供給圧力よりも小さいことを特徴とする。
請求項3に係るスライド式半浮上案内装置は、請求項1〜2のいずれかのスライド式半浮上案内装置において、少なくとも3個の静圧ポケットの中、摺動方向の両端部に位置する静圧ポケットに連通するノズルの絞り比が、他の静圧ポケットに連通するノズルの絞り比よりも大きいことを特徴とする。
請求項1に係るスライド式半浮上案内装置によれば、裏板に形成された少なくとも3個の静圧ポケットのそれぞれに発生する案内部を支持する支持力(案内部を押圧する押圧力)が摺動方向の両端で小さくなっており、裏板の摺動方向の端部がガイド板から離反する方向に裏板が変形しにくくなっている。この結果、裏板の変形による移動部材の送り姿勢変動が小さくなり、本発明の案内装置は、移動部材の送り精度が高くなるとともに摺動面の摩耗が抑えられるという効果を発揮する。
請求項2に係るスライド式半浮上案内装置によれば、静圧ポケットに連通したノズルのそれぞれに供給される潤滑油の圧力を調節することにより、それぞれの静圧ポケットに発生する支持力を独立して調節することができるという効果を発揮する。
請求項3に係るスライド式半浮上案内装置によれば、静圧ポケットに連通したノズルの絞り比を調節することにより、それぞれの静圧ポケットに発生する案内部を押圧する押圧力を容易に調節することができるという効果を発揮する。
以下に本発明のスライド式半浮上案内装置を、実施の形態を用いてより具体的に説明する。
(第一実施形態)
本発明の実施形態としてのスライド式半浮上案内装置を備えた工作機械は、図1,2に示すように、工作物4を積載するテーブル3、工具主軸70等を搭載するコラム1、テーブル3とコラム1を支持するベッド2、工作機械を制御する制御装置(図示せず)等から構成されている。コラム1が本願発明の請求項の移動部材に相当し、ベッド2が支持体に相当する。テーブル3は、サーボモータ5aによりX軸方向(紙面に対して垂直方向)に駆動される。
コラム1は、サーボモータ5cによりZ軸方向(図1の左右方向)に駆動される。コラム1に支承された主軸ヘッド7は、サーボモータ5bによりY軸方向(図1の上下方向)に駆動される。主軸ヘッド7には、工具主軸70が軸承されて、主軸ヘッド7に固定された主軸モータ71により回転駆動されるようになっている。
ベッド2は、例えば、鋳物によって一体構造等で形成されている。ベッド2には、ガイド板取付部20が2箇所にZ軸方向に沿って設けられている。そして、ガイド板21が、ベッド2のガイド板取付部20にボルト(図示せず)で取付けられている。ガイド板21は、外側の端部がガイド板取付部20から外方に突出した状態で取付けられている。このガイド板21が本願発明の請求項における案内部に相当する。
コラム1は、ガイド板21の上面に形成された案内面21a上に載置される。コラム1の、ガイド板21の案内面21aに対向する面(下面)10aには、例えば、フッ素樹脂摺動材等からなる摺動材14が貼付されている。そして、案内面21aに摺動材14の摺動面14aが当接するかしないかの状態で、案内面21aの延在する方向にコラム1がスライドできるようになっている。
案内面21aと対向した摺動面14aには、図3に示したように、コラム1の荷重の一部を支持するための潤滑油が供給される軸受ポケットとしての複数の潤滑油溝16A,16B,16Cが刻設されている。潤滑油溝16A〜Cは、コラム1のベッド2に対する摺動方向(図1のZ軸方向)にそって並んだ状態で形成されている。潤滑油溝16A〜Cの具体的な形状(溝16が摺動面14aに描く形状)は特に限定される物ではなく、従来公知の形状とすることができる。本実施形態では、潤滑油溝16A,16Cは略方形状に、潤滑油溝16Bはクランク状に形成されている。
この潤滑油溝16A〜Cには、図示されない潤滑油源から潤滑油が供給される。ここで、潤滑油源から供給された潤滑油の流量は、潤滑油源を発した時の圧力および潤滑油が流れる流路中にもうけられたノズル63及び潤滑油が潤滑油溝16A〜Cから外部に流出するときの抵抗により決定される。潤滑油溝16A〜C内に供給された潤滑油は、潤滑油溝16A〜C内に充満して圧力を発生し、コラム1の荷重の一部を潤滑油が受ける。
また、図2,3に示したように、コラム1の下面の二つの摺動材14が貼付された間の中間の位置には、ナット22が固定して設けられている。ナット22には、二つのガイド板21の間で平行な状態でベッド2に両端が軸支されたボールねじ軸19が螺合している。ボールねじ軸19を周方向に回転することにより、ナット22を介してコラム1が摺動方向にスライドされる。これらナット22,ボールねじ軸19,サーボモータ5等によって駆動機構が構成される。テーブル3や主軸ヘッド7の駆動機構についても、コラム1の駆動機構と同様の方法で構成されている。
ガイド板21の下方に面した裏案内面21bに対向した裏板12の対向面12aには、コラム1のベッド2に対する摺動方向にそって並んだ複数の静圧ポケット15が形成されている。本実施形態では、図4にその概略を示したように、3個の静圧ポケット15A,15B,15Cが形成されている。それぞれの静圧ポケット15A,15B,15Cは、対向面12aからくぼんだ凹部よりなる。それぞれの静圧ポケット15A,15B,15Cは、開口部が方形状をなすように形成されている。
そして、3個の静圧ポケット15A,15B,15Cのそれぞれに潤滑油を供給する潤滑油供給系6が設けられている。潤滑油供給系6は、図5に示すように、加圧された潤滑油を供給する潤滑油ポンプユニットなどの潤滑油源60と、潤滑油源60から供給される潤滑油の圧力を調節する圧力調節弁63A,63B,63Cと、潤滑油源60とそれぞれの静圧ポケット15A,15B,15Cをお互いが独立した状態で連通した管路62A,62B,62Cと、管路の静圧ポケット15側の端部にもうけられたノズル61A,61B,61Cと、を有している。また、潤滑油供給系6は、図示されない手段により、潤滑油源60に貯留した潤滑油を静圧ポケット15に供給した後、回収し、油水分離とフィルタ濾過を実施した後潤滑油源60に戻している。そして、潤滑油供給系6では、圧力調節弁63A〜Cにより、管路62A〜Cを流れる潤滑油の圧力が調節される。
本実施形態においては、潤滑油供給系6の三つのノズル61A〜Cは、絞り比が同じとなるように設定されており、圧力調節弁63A〜Cを制御することで3個の静圧ポケット15A,15B,15Cに供給される潤滑油の圧力が調節されている。具体的には、圧力調節弁63A〜Cを制御することで、3個の静圧ポケット15A,15B,15Cのうち、両端部に位置する2個の静圧ポケット15A,15C内での潤滑油の圧力は、中央の静圧ポケット15B内の潤滑油の圧力よりも小さくなっている。この潤滑油の圧力差により、夫々の静圧ポケットにおいて発生するガイド板21を押圧する押圧力が、中央部が大きく、両端部が小さくされている。この押圧力の差により、裏板12の両端部がガイド板21から受ける反発力が部分的に小さくなり、裏板12の摺動方向の両端部が裏案内面21bから離反する方向に湾曲することが抑えられる。また、静圧ポケット15A,15B,15Cごとに圧力調節弁63A〜Cを設けるかわりに、静圧ポケットごとに個別の潤滑油供給源と独立した管路を設けてもよい。
本実施形態のスライド式半浮上案内装置を備えた工作機械においては、コラム1の摺動材14の摺動面14aに形成された潤滑油溝16に潤滑油が供給され、潤滑油溝16に供給された潤滑油の圧力によりコラム1の荷重が一部軽減され、コラム1の移動を小さな駆動力で精度よく案内できるようになっている。そして、裏板12の湾曲が抑えられたことで、裏板12がガイド板21の裏案内面21bを高精度に支持することができ、コラム1がガイド板21の案内面21aに垂直な方向に変動することを抑えることができ、コラム1の摺動面14aとベッド2の案内面21aとの間の微小なクリアランスを保持してコラム1を高精度に案内することができる。
本実施形態のスライド式半浮上案内装置を備えた工作機械においては、コラム1の摺動面14aとガイド板のスライド面21aとの間の数μmと微小なクリアランスを保持することで、摺動面14aと案内面21aとの接触が抑えられ、摺動面14aを形成する摺動材14の摩耗が抑えられている。摺動材14の摩耗が抑えられたことで、摺動面14aと案内面21aとのクリアランスの変化や、摩耗粉が介在することによる移動抵抗の上昇を抑えることができる。
また、裏板12の湾曲(変形)が抑えられたことで、裏板12のスライド面12aの全面でガイド板21を支持できるものとなっている。裏板12がガイド板21を摺動方向での全長で支持することとなり、コラム1が移動(摺動)したときの姿勢の変動をより抑えることができる。
(静圧ポケットの変形形態)
上記の第一実施形態では静圧ポケット15は対向面12aに形成された凹部よりなっていたが、図6に示したように、所定の幅および所定の深さの油溝17を環状に刻設して形成してもよい。ここで、油溝17の環状とは、油溝17に全周が囲まれた形態であれば、外周が方形でも円形でもいずれでもよい。この形態では、外形を区画する油溝17を含み油溝17に囲まれた範囲(図6中の斜線で塗りつぶされた範囲)において、ガイド板21を支持する支持力が発生する。この油溝17に囲まれた範囲(図6中の斜線で塗りつぶされた範囲)が、静圧ポケットとなる。
この変形形態の静圧ポケットでは、油溝17供給された潤滑油が、油溝17に囲まれた部分に流れ込み、コラムが摺動面に対して直角方向に動いた場合、動圧が発生して垂直方向の動きを抑制する。
(第二実施形態)
本実施形態は、潤滑油供給系6の構成が異なること以外は、第一実施形態と同様な構成のスライド式半浮上案内装置を備えた工作機械である。
本実施形態の潤滑油供給系6は、図7に示したように、潤滑油源60とそれぞれの静圧ポケット15A,15B,15Cを連通する管路が、圧力調節弁63Dの下流で3本62A,62B,62Cに分岐した構成となっている。
本実施形態においては、圧力調節弁63Dにより、管路62A,62B,62Cに流れ込む潤滑油の圧力は同じ圧力となっている。そして、本実施形態においては、ノズル61A〜Cの抵抗を変えることにより、ノズル61A,61B,61Cの絞り比(静圧ポケット内の潤滑油の圧力/ノズル通過前の潤滑油の圧力)がそれぞれ独立して設定されている。本実施形態においては、3個の静圧ポケット15A,15B,15Cのうち、両端部に位置する2個の静圧ポケット15A,15Cに連通したノズル61A,61Cの絞り比が、中央の静圧ポケット15Bに連通したノズル61Bの絞り比よりも小さくなるように設定されている。
このノズル61A〜Cの絞り比の差により、夫々の静圧ポケットにおいて発生するガイド板21を押圧する押圧力が、中央部が大きく、両端部が小さくなる。この押圧力の差により、裏板12がガイド板21から受ける反発力が部分的に小さくなり、裏板12の摺動方向の両端部が裏案内面21bから離反する方向に湾曲することが抑えられる。すなわち、本実施形態においても第一実施形態の時と同様な効果を発揮できた。
(第三実施形態)
本実施形態は、裏板12に形成された3個の静圧ポケット15A,15B,15Cの開口部(対向面12aからくぼんだ部分)の面積が異なるとともに、静圧ポケット15A,15Cに発生する圧力がほぼ等しくなるように圧力調整弁が調整される。
具体的には、両端部に位置する二つの静圧ポケット15A,15Cの開口部の面積を小さく、中央の静圧ポケット15Bの開口部の面積を大きくしている。潤滑油が供給された静圧ポケット15に発生する支持力(F)は、数1式に示したように、静圧ポケット15内の潤滑油の圧力(P)と開口部の面積(S)の積である。
(数1) F=P×S
このため、3個の静圧ポケット15A,15B,15Cに発生するガイド板21を押圧する押圧力が、中央部が大きく、両端部が小さくなっている。この押圧力の差により、裏板12の湾曲が抑えられる。すなわち、本実施形態においても、静圧ポケットの間の面積を調節することで、第一実施形態の時と同様な効果を発揮できた。
(その他の変形形態)
上記の各実施形態においては、裏板12に形成された静圧ポケット15は三つであったが、静圧ポケット15の数は三つ以上であれば特に限定されるものではなく、四つ以上であってもよい。
第一実施形態のスライド式半浮上案内装置を備えた工作機械の構成を示した側面図である。 図1中のA−A線に沿って切断した断面図である。 図1に示す工作機械のコラムの下面を示した図である。 裏板の対向面を示した図である。 潤滑油供給系の構成を示した図である。 静圧ポケットの変形形態を示した図である。 第二実施形態のスライド式半浮上案内装置の潤滑油供給系の構成を示した図である。 従来のスライド案内機構において湾曲した押え板を示した断面図である。
符号の説明
1:コラム 11:スペーサ
12:裏板 13:ボルト
14:摺動材 15:静圧ポケット
16:保持部
2:ベッド 20:ガイド板取付部
21:ガイド板
3:テーブル
4:工作物
5:サーボモータ
6:潤滑油供給系 60:潤滑油源
61:ノズル 62:管路
63:圧力調節弁
7:主軸ヘッド 70:工具主軸
71:主軸モータ

Claims (3)

  1. 移動部材を案内する案内部が前記移動部材の移動方向に延在して形成され、前記移動部材と前記案内部の上面との間にノズルを介して潤滑油が供給されて、前記移動部材が前記案内部に対して半浮上した状態で支持され、前記案内部には、下方に面した裏案内面が摺動方向に延在して形成され、前記移動部材には、前記裏案内面と微小隙間を有して対向する対向面が形成された裏板が固定され、前記対向面には、潤滑油供給装置から潤滑油がノズルを介して夫々供給される静圧ポケットが設けられたスライド式半浮上案内装置において、
    前記静圧ポケットは前記摺動方向に少なくとも3個並設され、前記少なくとも3個の静圧ポケットのうち、前記摺動方向の両端部に位置する前記静圧ポケットに発生する支持力が、他の静圧ポケットに発生する支持力よりも小さいことを特徴とするスライド式半浮上案内装置。
  2. 前記少なくとも3個の静圧ポケットのうち、前記摺動方向の両端部に位置する静圧ポケットに連通するノズルに供給される潤滑油の供給圧力が、他の静圧ポケットに連通するノズルに供給される潤滑油の供給圧力よりも小さいことを特徴とする請求項1記載のスライド式半浮上案内装置。
  3. 前記少なくとも3個の静圧ポケットの中、前記摺動方向の両端部に位置する静圧ポケットに連通するノズルの絞り比が、他の静圧ポケットに連通するノズルの絞り比よりも大きいことを特徴とする請求項1又は2に記載のスライド式半浮上案内装置。
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