JP4935297B2 - 熱源機 - Google Patents

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Description

本発明は、給湯用や暖房用などの温水を加熱生成する用途に好適な熱源機、さらに詳しくは、ガスバーナなどのバーナを複数備え、かつこれら複数のバーナのそれぞれに対して1つの送風ファンから燃焼用空気を供給できるように構成された熱源機に関する。
温水供給システムの熱源機の一例としては、2つのバーナを1つのケーシング内に纏めて収容し、このケーシング内に1つの送風ファンから燃焼用空気を供給できるようにしたものがある(たとえば、特許文献1を参照)。このような熱源機によれば、2つのバーナを利用することによって、たとえば一般給湯に用いられる湯水の加熱動作と、風呂給湯に用いられる湯水の加熱動作とを個々に実行することが可能である。また、送風ファンの数は1つであるため、全体の構造を簡易にすることができる。
ところが、前記したように2つのバーナを備えた熱源機を製造する場合、種々の事情により、前記とは異なり、2つのバーナを2つのケーシング内に個々に収容させた構成にしたい場合がある。従来においては、そのような構成の熱源機の一例として、特許文献2に記載されたものがある。同文献に記載された熱源機は、2つのバーナを個々に収容する2つのケーシングが適当な間隔を隔てて横並びに設けられた構成とされ、それら2つのケーシングの下方には1つの送風ファンが設けられている。この送風ファンの送風口と2つのケーシングの底部との間には、一部分が二股状に分岐したダクトが設けられており、このダクトを介して2つのケーシングのそれぞれの底部に燃焼用空気が供給されるようになっている。なお、各ケーシング内の底部には、燃焼用空気を流入させるための空間部が設けられており、この空間部とバーナとの間には、整流板が設けられている。
前記した構成においても、1つの送風ファンから2つのバーナに燃焼用空気が供給されるために、全体の構造を簡易にすることができる。また、各ケーシング内の空間部に供給された燃焼用空気は、整流板を介してバーナに供給されるために、バーナの燃焼領域の各部に対して燃焼用空気を略均一に供給することができる。
しかしながら、前記従来技術においては、次に述べるように、未だ改善すべき点があった。
すなわち、前記従来技術においては、バーナを収容する2つのケーシングとその下方に設けられた送風ファンとの間には、燃焼用空気を供給するためのダクトが設けられている。このため、熱源機全体の上下高さ方向の寸法は、送風ファンおよびケーシングのそれぞれの高さ寸法に加えて、ダクトの高さ寸法をさらに合わせた値となり、そのサイズが比較的大きくなり易い。一方、この種の熱源機の技術分野においては、できる限り上下高さ方向の寸法を小さくし、全体の薄型化および小型化を図りたいという要請がある。したがって、前記従来技術においては、装置全体の薄型化、小型化を促進する上で、未だ改善すべき余地があった。
特開平8−35626号公報 特開2001−343167号公報
本発明は、前記したような事情のもとで考え出されたものであって、2つのケーシングのそれぞれに個々に収容されているバーナに対して1つの送風ファンから燃焼用空気を適切に供給することができるとともに、全体の薄型化および小型化を好適に図ることが可能な熱源機を提供することを、その課題としている。
上記の課題を解決するため、本発明では、次の技術的手段を講じている。
本発明により提供される熱源機は、一対のバーナのそれぞれの周囲を囲む側壁を有し、かつ互いに間隔を隔てて並んでいる一対のケーシングと、これら一対のケーシングの内部のうち、前記一対のバーナのそれぞれの背面に位置する整流板のさらに背面側に形成されている一対の空間部と、前記一対の空間部どうしを繋ぎ、かつ送風ファンから吐出される燃焼用空気を前記一対の空間部のそれぞれに流入させるように導く空気流通ガイドと、を備えている、熱源機であって、前記一対のケーシングの側壁のうち、互いに対向する壁面部には、前記一対の空間部に個々に連通する切欠き状または非切欠き状の一対の開口部が形成されており、前記空気流通ガイドは、前記一対のケーシングどうしの間に全体または一部が位置する閉断面構造の補助部を備えており、この補助部が前記一対の開口部間を連絡させていることにより、前記一対の空間部およびこの補助部の内部は一連に繋がった空気流路として形成されており、前記送風ファンから吐出される燃焼用空気を前記空気流路に流入させるための給気口は、前記一対のケーシングの一方寄りに偏って設けられ、前記空気流通ガイドは、前記一対のケーシングの一方側から他方側に進むほど前記空気流路の断面積が増大するように傾斜した傾斜面を有していることを特徴としている。
このような構成によれば、一対のケーシング内に形成されている所定の一対の空間部は、前記一対のケーシングどうしの間に位置する閉断面構造の補助部を介して互いに連通している。したがって、前記一対の空間部どうしを連通させるための手段として、ケーシングの背面側などに厚みが大きいダクト類を別途設ける必要はない。本発明においては、たとえば送風ファンをケーシングの背面部分に直結するなどして前記空気流路のいずれかの部分に燃焼用空気を供給すれば、一対のバーナのそれぞれに対して燃焼用空気を供給することが可能である。このようなことから、本発明においては、熱源機全体の厚みを小さくして、全体の小型化を好適に図りつつ、一対のバーナへの燃焼用空気の供給を適切に行うことができる。
さらに、前記構成によれば、一対のバーナのいずれか一方に対する燃焼用空気の供給量が不足気味になるといったことも適切に回避される。すなわち、送風ファン用の給気口が一対のケーシングの一方寄りに偏って設けられている場合、本来的には、他方のケーシング内への燃焼用空気の供給量は少なくなり易い。これに対し、前記構成によれば、空気流路の断面積は他方のケーシング寄りになるほど増大しているために、他方のケーシングへの燃焼用空気の流入が円滑となり、他方のケーシング内に収容されているバーナへの燃焼用空気の供給量を多くすることが可能である。なお、空気流通ガイドの傾斜面は、送風ファンの取り付け箇所を避けるようにして形成することが可能であり、この傾斜面が形成されていることに起因して送風ファンがケーシングに対して嵩張った配置となるような不具合もない。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記空気流通ガイドは、前記一対のケーシングの背面側に取り付けられてそれらの背面側開口部の全体または一部を閉塞するカバー体と、このカバー体から起立した門形状に形成された門形部と、を有しており、前記閉断面構造の補助部は、前記カバー体の一部および前記門形部を含んで構成されている。
このような構成によれば、一対の空間部どうしを繋ぐための空気流通ガイドが、所定のカバー体とこのカバー体から起立した門形部とを組み合わせた簡易な構成とされている。したがって、その製造は容易であり、製造コストも廉価にすることが可能である。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記一対の開口部の各周縁には、前記門形部の外面を当接させるためのフランジが形成されており、前記門形部のうち、前記カバー体から起立している一対の起立部の外面は、前記門形部の先端側に進むほどそれらの間隔が狭くなるように傾斜しており、前記フランジのうち、前記一対の起立部の外面が当接する内面部分は、前記一対の起立部の外面と同方向に傾斜した傾斜面とされている。
このような構成によれば、一対のケーシングの側壁に形成されている一対の開口部の周縁部と空気流通ガイドの門形部との接合構造としては、前記開口部の周縁部のフランジと前記門形部の外面とを当接させた構造とし、それらの当接部分に隙間を生じ難くすることができる。また、前記門形部の一対の起立部の外面と前記フランジのそれに対応する内面部分とは、同方向に傾斜した傾斜面とされているために、これらを強く当接させてそれらの当接部分には、隙間をより生じ難くすることができる。このようなことから、前記構成によれば、一対の開口部の周縁部と門形部との接合部分については、不当な空気漏れが生じない適切な接合構造とすることができる。
本発明のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して以下に行なう発明の実施の形態の説明から、より明らかになるであろう。
以下、本発明の好ましい実施の形態について、図面を参照して具体的に説明する。
図1〜図4は、本発明が適用された熱源機の一実施形態を示している。図1および図2によく表われているように、本実施形態の熱源機Aは、2つのバーナ1A,1B、これらを個々に収容している2つのケーシング2A,2B、送風ファン3、ならびにこの送風ファン3から吐出される燃焼用空気をガイドする空気流通ガイド4を備えている。
バーナ1A,1Bは、ともに天然ガスやその他の燃料ガスを燃焼させるガスバーナであり、公知のものを使用することができる。図面には示されていないが、これらのバーナ1A,1Bに対してはケーシング2A,2Bの外部からガス管(図示略)を介して燃料ガスが供給される。バーナ1A,1Bのそれぞれの上方には、たとえば伝熱管を有する熱交換器5A,5Bが配されており、バーナ1A,1Bによって発生された燃焼ガスから熱交換器5A,5Bの伝熱管によって熱回収がなされることにより、伝熱管内を流通する流体が加熱される。具体例を挙げると、熱交換器5Aは、たとえば床暖房用の不凍液などの流体を加熱するためものであり、熱交換器5Bは、たとえば台所や洗面所などに供給される湯水を加熱するためのものである。
ケーシング2A,2Bは、ともに耐熱性を有する金属製である。これらのケーシング2A,2Bは、たとえば上部および下部が開口した略矩形筒状の側壁20A,20Bを有しており、バーナ1A,1Bの周囲を囲んでいる。バーナ1A,1Bの下方(背面側)には、整流板6A,6Bが設けられているとともに、これら整流板6A,6Bの下方には、空間部21A,21Bが形成されている。整流板6A,6Bは、たとえば平板状の金属板に複数の空気流通孔60がマトリクス状に配列されて設けられたものであり、空間部21A,21Bに流入してきた燃焼用空気がバーナ1A,1Bの上面側の燃料燃焼領域の各所に対して略均一に分散供給されるように燃焼用空気の流れを規定する役割を果たす。空間部21A,21Bは、そのような整流板6A,6Bの整流作用が適切に発揮されるようにそれらの手前部分において燃焼用空気を充満させるための部分である。
空気流通ガイド4は、ケーシング2A,2Bの底部開口部25A,25Bを閉塞するためのカバー体40と、このカバー体40上に取り付けられた門形部41とを有している。カバー体40は、図3によく表われているように、たとえば平面視略矩形の偏平状であり、送風ファン3から吐出される燃焼用空気を通過させるための給気口43を有している(図3においては、ケーシング2A,2Bの内部の構造を省略している)。カバー体40の外周縁には、平面視矩形リング状のフランジ42が形成されている。空気流通ガイド4をケーシング2A,2Bに組み付けるための手段としては、フランジ42の上面をケーシング2A,2Bの底部に形成されているフランジ22A,22Bに当接させ、これらの部分をたとえばボルトなどの複数のネジ体90を用いて固定させる手段が採用される。このことにより、空気流通ガイド4のカバー体40の外周縁とケーシング2A,2Bの底部外周縁との間に大きな隙間を生じないようにして、それらの組み付けを図ることができる。また、このような組み付けがなされることにより、2つのケーシング2A,2Bどうしは、所定の間隔を隔てた横並び状態に連結される。好ましくは、フランジ42の上面、またはフランジ22A,22Bの下面には、弾性部材からなるシール用のパッキン(図示略)が積層されており、このパッキンを介して前記フランジどうしの接合がなされる。このような構成によれば、接合箇所の気密シール性が高められる。
空気流通ガイド4の門形部41は、たとえば金属板を屈曲させて形成されたものであり、カバー体40のフランジ42の上面から上向きに起立した一対の起立部410と、これらの上部どうしを結ぶ略水平状の上板部411とを有している。一対の起立部410は、上方に進むほどそれらの間の幅が徐々に狭くなるように傾斜している。図4によく表われているように、空気流通ガイド4のうち、門形部41とこれに繋がったカバー対40の一部分は、閉断面構造の補助部44を構成している。好ましくは、門形部41の外面には、弾性部材からなるシール用のパッキン46(図1〜図3では省略)が積層されている。
図1〜図3に示すように、ケーシング2A,2Bの側壁20A,20Bのうち、互いに対向する壁面部20A',20B'には、下部が開口した切欠き状の開口部23A,23Bが形成されている。これらの開口部23A,23Bは、門形部41の外面に対応した形状およびサイズに形成されており、その周縁には、ケーシング2A,2Bが対向し合う方向に突出するフランジ24A,24Bが連設されている。図4によく表われているように、フランジ24Aのうち、門形部41の起立部410に対応する一対の起立部240は、上方に進むほどそれらの間の幅が狭くなるように傾斜している。同図には示されていないが、他方のフランジ24Bもそれと同様な形状となっている。図1に示すように、門形部41は、ケーシング2A,2B間に配されており、その水平方向の両端部の外面は、フランジ24A,24Bの内面に当接している。このことにより、空気流通ガイド4の補助部44は、一対の開口部23A,23B間を連絡させており、空間部21A,21Bおよび補助部44の内部空間は、略水平に一連に繋がった空気流路Pとして形成されている。
給気口43は、ケーシング2Bの直下に配されている。送風ファン3は、その送風口が給気口43に接続されるようにして、ケーシング2Bおよび空気流通ガイド4の下方に配されている。空気流通ガイド4には、凹部45を規定する傾斜面45aも形成されている。この傾斜面45aは、たとえば給気口43から離間した部分を起点として、ケーシング2A側に進むほど高さが低くなるように傾斜している。このことにより、空気流路Pのうち、傾斜面45aの上方に位置する領域は、ケーシング2A寄りに進むほど上下高さ方向の幅が大きくなり、断面積が徐々に増大するようになっている。
次に、前記した熱源機Aの作用について説明する。
まず、送風ファン3を駆動させて給気口43から空間部21Bに燃焼用空気を流入させると、その一部は、整流板6Bの複数の空気流通孔60を通過してバーナ1Bの燃焼領域に供給される。一方、燃焼用空気の前記以外は、空間部21Bから補助部44の内部を通過して空間部21Aに向けて進行し、その後は整流板6Aの複数の空気流通孔60を通過してバーナ1Aの燃焼領域に供給される。給気口43は、空間部21Bに直接連通するように設けられているために、何らの手当ても講じていない場合には、空間部21Bからバーナ1Bに向けての燃焼用空気の供給量が多くなり、バーナ1Aに対する燃焼用空気の供給量が少なくなる傾向を生じる。これに対し、本実施形態では、空気流通ガイド4に傾斜面45aが形成されて、空気流路Pの断面積がケーシング2A寄りになるほど増大しているために、空間部21Aに流入する燃焼用空気の量が大幅に減少しないようにし、バーナ1Aに対する燃焼用空気の供給量に不足を生じないようにすることができる。なお、バーナ1Bは、バーナ1Aよりも大型であり、燃焼用空気の消費量が多い。給気口43をバーナ1A,1Bのいずれか一方寄りに偏らせて設ける場合には、本実施形態のように、燃焼用空気の消費量が多いバーナ1B寄りに設けることが好ましい。
この熱源機Aにおいては、空間部21A,21Bを連通させる空気流通ガイド4の補助部44が、ケーシング2A,2Bどうしの間に位置しており、空間部21A,21Bは補助部44を介して略水平に並ぶようにして連通している。このため、空気流通ガイド4をケーシング2A,2Bの下方に大きく嵩張った状態に設ける必要はなく、空気流通ガイド4の嵩張り寸法を非常に小さくすることができる。したがって、本実施形態とは異なり、たとえばケーシング2A,2Bの下方にダクト類を別途設けた構成とは異なり、送風ファン3の取り付け高さを下げる必要は殆ど無い。その結果、熱源機Aの全体の上下高さ方向の寸法を小さくし、全体の薄型化ならびに小型化を好適に図ることができる。空気流通ガイド4の傾斜面45aが形成された部分は、ケーシング2Aの底部よりも下方に突出しているものの、この突出部分は、送風ファン3の側方に位置しており、送風ファン3の取り付け高さを低くするものではない。また、突出部分の突出寸法は比較的小さくてよい。したがって、前記突出部分に起因して、熱源機Aの薄型化が妨げられることもない。
空気流通ガイド4の補助部44とケーシング2A,2Bとの接続に際しては、開口部23A,23Bの周縁のフランジ24A,24Bに門形部41の外面を当接させており、しかもそれらの間にはパッキン46を介装させているために、これらの接続部分に隙間を生じ難くすることができる。とくに、図4を参照して説明したように、門形部41の一対の起立部410、およびこれに対応するフランジ24A,24Bの一対の起立部240は、上方に進むほどそれらの幅が狭くなるように傾斜しているために、フランジ24A,24Bの下向きの面に対して門形部41をその下方から上向きに押し当てると、それらの互いに接触する面どうしを適切に圧接させることができる。したがって、補助部44とケーシング2A,2Bとの接続部分に不当な隙間が発生することがより適切に防止され、不当な空気漏れなどを生じないようにすることができる。
本発明は、上述した実施形態に限定されない。本発明に係る熱源機の各部の具体的な構成は、種々に設計変更自在である。
本発明でいう空気流通ガイドは、2つのバーナを囲む一対のケーシングの側壁に形成された所定の一対の開口部間を連絡させる閉断面構造の補助部を備えていればよい。補助部や空気流通ガイド全体の具体的な形状や形成方法などは限定されない。ケーシングの側壁に形成される一対の開口部は、下部が開口した切欠き状のものに限らず、たとえばそのような下部開口を有しない非切欠きの孔状に形成することも可能である。空気流通ガイドの補助部の形状は、前記開口部の形状に対応させて種々に変更することができる。また、前記開口部の周縁部と空気流通ガイドの補助部との接続手段としては、前記実施形態のようにフランジを利用して接続することが好ましいものの、たとえばそれらが当接する部分に溶接やろう付けを施すなどして気密性を維持しつつ、それらを固定連設してもかまわない。
バーナは、ガスバーナに限らず、たとえば灯油や軽油などの燃料オイルなど、ガス以外の燃料を燃焼させるバーナを用いることができる。バーナを囲むケーシングは、少なくともバーナの周囲を囲む側壁を有していればよく、その具体的なサイズや形状なども問わない。整流板は、バーナの燃焼領域に燃焼用空気が適切に供給されるようにするためのものであり、やはりその具体的な形状なども限定されない。
前記実施形態の熱源機は、熱交換器と組み合わされて、温水装置用の熱源として使用されているが、本発明に係る熱源機はこれに限定されず、様々な用途の熱源に利用可能である。また、本発明に係る熱源機は、バーナの上面側が燃料燃焼領域となる姿勢に代えて、たとえばバーナを横向き、または下向きなどの姿勢に設定し、燃焼ガスを水平方向または下方に向けて進行させる姿勢にすることもできる。本発明でいうバーナの背面とは、バーナを挟んでバーナの燃料燃焼領域とは反対の領域を意味しており、バーナの下方領域に限るものではない。
本発明に係る熱源機の一例を示す概略断面図である。 図1に示す熱源機の分解概略断面図である。 図1に示す熱源機の一部省略分解斜視図である。 (a)は、図1のIV−IV断面図であり、(b)は、(a)に示された部分の分解断面図である。
符号の説明
A 熱源機
P 空気流路
1A,1B バーナ
2A,2B ケーシング
3 送風ファン
4 空気流通ガイド
6A,6B 整流板
20A,20B 側壁(ケーシングの)
20A',20B' 壁面部(側壁の)
21A,21B 空間部
22A,22B フランジ(ケーシングの)
40 カバー体
41 門形部
410 起立部(門形部の)
43 給気口
45a 傾斜面

Claims (3)

  1. 一対のバーナのそれぞれの周囲を囲む側壁を有し、かつ互いに間隔を隔てて並んでいる一対のケーシングと、
    これら一対のケーシングの内部のうち、前記一対のバーナのそれぞれの背面に位置する整流板のさらに背面側に形成されている一対の空間部と、
    前記一対の空間部どうしを繋ぎ、かつ送風ファンから吐出される燃焼用空気を前記一対の空間部のそれぞれに流入させるように導く空気流通ガイドと、
    を備えている、熱源機であって、
    前記一対のケーシングの側壁のうち、互いに対向する壁面部には、前記一対の空間部に個々に連通する切欠き状または非切欠き状の一対の開口部が形成されており、
    前記空気流通ガイドは、前記一対のケーシングどうしの間に全体または一部が位置する閉断面構造の補助部を備えており、この補助部が前記一対の開口部間を連絡させていることにより、前記一対の空間部およびこの補助部の内部は一連に繋がった空気流路として形成されており、
    前記送風ファンから吐出される燃焼用空気を前記空気流路に流入させるための給気口は、前記一対のケーシングの一方寄りに偏って設けられ、
    前記空気流通ガイドは、前記一対のケーシングの一方側から他方側に進むほど前記空気流路の断面積が増大するように傾斜した傾斜面を有していることを特徴とする、熱源機。
  2. 前記空気流通ガイドは、前記一対のケーシングの背面側に取り付けられてそれらの背面側開口部の全体または一部を閉塞するカバー体と、このカバー体から起立した門形状に形成された門形部と、を有しており、
    前記閉断面構造の補助部は、前記カバー体の一部および前記門形部を含んで構成されている、請求項1に記載の熱源機。
  3. 前記一対の開口部の各周縁には、前記門形部の外面を当接させるためのフランジが形成されており、
    前記門形部のうち、前記カバー体から起立している一対の起立部の外面は、前記門形部の先端側に進むほどそれらの間隔が狭くなるように傾斜しており、
    前記フランジのうち、前記一対の起立部の外面が当接する内面部分は、前記一対の起立部の外面と同方向に傾斜した傾斜面とされている、請求項2に記載の熱源機
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