JP6834529B2 - 燃焼装置およびこれを備えた給湯装置 - Google Patents
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Description
これらの文献に記載された燃焼装置は、バーナケース内に、複数のバーナ本体(燃焼管)を収容し、かつ前記バーナケース内に仕切り部を設けることによって、前記バーナケース内が第1および第2の燃焼室に仕切られている。一方、前記バーナケースの前後の側壁部は、一対の遮熱板を利用して覆われている。このことにより、バーナ本体を駆動燃焼させた際に、バーナケースの側壁部が異常な高温となって熱損傷することが防止されるようになっている。バーナケースには、別途設けられたファンから燃焼用空気が供給されるが、各遮熱板とバーナケースの側壁部との相互間には、前記燃焼用空気の一部が通過する空気流路が形成され、前記空気を利用して遮熱板および側壁部の冷却を図ることが可能とされている。
縁部から下向きに延びる遮熱板本体部を有し、かつ前記複数の側壁部のうち、前記バーナケースの前後幅方向において相互に対向する一対の側壁部の内側面を前記遮熱板本体部によって覆うように配される一対の遮熱板と、前記バーナケース内に配され、かつ前記第1および第2の燃焼室の相互間を仕切る仕切り部と、を備えている、燃焼装置であって、前記一対の遮熱板のそれぞれは、前記遮熱板本体部の下端部から上端部にわたって上下高さ方向に一連に延びた主切欠き部、およびこの主切欠き部に繋がるようにして前記取付け板部の前記内側縁部寄り領域に設けられた補助切欠き部を備えており、前記仕切り部の前記前後幅方向における両端部は、前記主切欠き部および前記補助切欠き部に進入することにより、前記一対の側壁部の内側面に当接していることを特徴としている。
ここで、「横幅方向」および「前後幅方向」は、バーナケース自体の横幅方向および前後幅方向であり、バーナケースが組み込まれる給湯装置の横幅方向や前後幅方向とは必ずしも一致するものではない。
第1に、仕切り部の両端部は、前記従来技術とは異なり、一対の遮熱板に当接した状態には取付けられておらず、バーナケースの一対の側壁部の内側面に直接的に当接した構成とされている。このため、たとえばバーナケースの前記側壁部と遮熱板との相互間に空気流路を形成しているような場合であっても、この空気流路を仕切り部によって遮断し、第1および第2の燃焼室どうしが前記空気流路を介して相互に連通しないようにすることが可能である。したがって、前記空気流路などに起因し、第1および第2の燃焼室の一方から他方に燃焼ガスが漏出する虞を生じないようにすることができる。とくに、本発明においては、各遮熱板には、主切欠き部に加えて、補助切欠き部も形成されているため、仕切り部の両端部をバーナケースの側壁部の内側面の最下端から最上端の広い領域にわたって当接させることが可能となり、前記した燃焼ガスの漏出をより適切に防止することが可能である。
第2に、仕切り部をバーナケース内において固定させるための手段としては、たとえばバーナケースの外側から仕切り部の両端部をバーナケースの側壁部にビス止めするといった手段を採用することが可能である。したがって、燃焼装置の組み立て作業性を良好なものとし、生産性を高めることができる。
第3に、各遮熱板は、遮熱板本体部については主切欠き部を挟んで左右2つの領域に分断された形態となるものの、取付け板部については補助切欠き部を挟んで2つの領域に分断された形態とはならないようにし、各遮熱板を単一の部材とすることが可能である。本発明とは異なり、仕切り部の両端部をバーナケースの側壁部に当接させるための手段として、たとえば各遮熱板を2つの部材に分割し、仕切り部と遮熱板との干渉を回避させる手段を採用した場合には、遮熱板の部品点数が多くなり、製造コストの上昇や、組み立て作業の煩雑化を招く虞があるが、本発明によれば、そのような虞を適切に解消することも可能である。
遮熱板は、既述したように、遮熱板本体部が主切欠き部を介して2つの領域に分断された形態となり、また取付け板部にも補助切欠き部が設けられているため、この遮熱板をバーナケースの所定箇所に配置させてから最終的な固定を図る迄の期間中においては、補助切欠き部に隣接する箇所を支点とする曲げ変形、およびこれに起因する位置ずれを生じ易くなる。これに対し、前記構成によれば、遮熱板をバーナケースに組み付けた際に、第1の係合部を利用して補助切欠き部の近傍部分をバーナケースのフランジ部に容易に位置ず
れしないように固定(仮固定)させることができる。したがって、燃焼装置の組み立て時に、遮熱板の位置ずれに起因して燃焼装置各部の組み付け作業が困難化するといった不具合を適切に回避することが可能である。
る燃焼装置と、この燃焼装置を利用して発生された燃焼ガスから熱回収を行なうことにより湯水加熱を行なうことが可能な熱交換器と、を備えていることを特徴としている。
押し加工などによる小突起状の抜け止め用凸部44aが設けられている。このことにより、係合用凸部44を係合用孔部24に挿入させた状態においては、抜け止め用凸部44aがフランジ部23の下面部に係止し、係合用凸部44が上方に容易に抜けないようになる。
なお、図1には、バーナケース2の一対の側壁部20Cを保護するための遮熱板98が示されているが、他の図面ではこれを省略している。遮熱板98は、本発明の技術対象ではなく、遮熱板98の有無や、その具体的な構成は問わない。
うに示されているが、仕切り部Pの組み込み手法はこれに限らない。好ましくは、バーナケース2は、側壁部(後側壁部)20Bが、バーナケース2の他の主要部分(バーナケース本体部)とは別部材とされている。このような構成においては、バーナケース2は、側壁部20Bが組み付けられていない状態においては後部開口状であり、バーナケース2内にバーナ本体50を組み込む作業は、バーナケース2の後部開口部から行なうことができる。より具体的には、燃焼装置Bの組み立て手順の一例としては、まず側壁部20Bが組み付けられていない後部開口状のバーナケース2の側壁部(前側壁部)20Aに仕切り部Pをビス止めし、かつその前側壁部20Aに一方の遮熱板4を仮固定させる。次いで、バーナケース2内にその後部開口部からバーナ本体50を組み込み、前記一方の遮熱板4のバーナ本体保持片部42を利用して整列させる。その後は、後側壁部20Bを他方の遮熱板4が組み付けられた状態でバーナケース2に組み付ける。
が可能である。第1および第2の係合部E1,E2を利用して遮熱板4の仮固定を図るには、遮熱板4の取付け板部41をフランジ部23a,23b上に載置する際に、この取付け板部41に設けられている係合用凸部44をフランジ部23a,23bの係合用孔部24に差し込むだけでよいため、この作業も容易である。
遮熱板に設けられる主切欠き部および補助切欠き部は、仕切り部の両端部が進入可能であればよく、その具体的な形状やサイズなどは限定されない。
仕切り部は、既述した第1および第2の仕切り板6,7を組み合わせて構成されたものに限定されず、これらとは異なる構成の複数の仕切り部材を組み合わせたもの、あるいは単一部材で構成されたものとすることもできる。要は、第1および第2の燃焼室の相互間を仕切ることが可能な構成であればよい。仕切り部の両端部をバーナケースの側壁部に固定させるための手段としては、ビス以外の部材を用いた締結手段、あるいはこれ以外の連結もしくは接合手段などを採用することも可能である。
B 燃焼装置
HE 熱交換器
E1,E2 第1および第2の係合部
P 仕切り部
2 バーナケース
23(23a〜23c) フランジ部
24 係合用孔部
25A,25B 第1および第2の燃焼室
4 遮熱板
40a 主切欠き部
40b 補助切欠き部
41 取付け板部
43 遮熱板本体部
44 係合用凸部
45 突起部
45a テーパ部
50 バーナ本体
9 シール用パッキン
Claims (7)
- バーナ本体がそれぞれ収容されて横幅方向に並んだ第1および第2の燃焼室を囲む複数の側壁部、およびこれら複数の側壁部の上部に連設された略水平状のフランジ部を有する上面開口状のバーナケースと、
前記フランジ部上に重ねられて固定される略水平状の取付け板部、およびこの取付け板部の内側縁部から下向きに延びる遮熱板本体部を有し、かつ前記複数の側壁部のうち、前記バーナケースの前後幅方向において相互に対向する一対の側壁部の内側面を前記遮熱板本体部によって覆うように配される一対の遮熱板と、
前記バーナケース内に配され、かつ前記第1および第2の燃焼室の相互間を仕切る仕切り部と、
を備えている、燃焼装置であって、
前記一対の遮熱板のそれぞれは、前記遮熱板本体部の下端部から上端部にわたって上下高さ方向に一連に延びた主切欠き部、およびこの主切欠き部に繋がるようにして前記取付け板部の前記内側縁部寄り領域に設けられた補助切欠き部を備えており、
前記仕切り部の前記前後幅方向における両端部は、前記主切欠き部および前記補助切欠き部に進入することにより、前記一対の側壁部の内側面に当接していることを特徴とする、燃焼装置。 - 請求項1に記載の燃焼装置であって、
前記一対の遮熱板の前記取付け板部を前記フランジ部上に重ねたときに、前記フランジ部に対する前記取付け板部の位置決め固定が可能な少なくとも1組の係合部を備えており、
この係合部として、前記取付け板部の前記補助切欠き部の近傍部分を前記フランジ部に位置決め固定可能な第1の係合部を備えている、燃焼装置。 - 請求項2に記載の燃焼装置であって、
前記係合部として、前記取付け板部のうち、前記第1の係合部よりも前記横幅方向における両端部寄りの位置を前記フランジ部に位置決め固定可能な少なくとも2組の第2の係合部をさらに備えている、燃焼装置。 - 請求項2または3に記載の燃焼装置であって、
前記係合部は、前記取付け板部に設けられた下向き突起状の係合用凸部と、前記フランジ部に設けられ、かつ前記係合用凸部が係入する係合用孔部と、を組み合わせて構成されている、燃焼装置。 - 請求項1ないし4のいずれかに記載の燃焼装置であって、
前記一対の遮熱板のそれぞれの遮熱板本体部の下部のうち、前記横幅方向における前記主切欠き部の左右両側には、前記バーナケースの内側寄りに突出し、かつ前記仕切り部の前記両端部が進入可能な隙間を形成する一対の突起部が設けられており、
これら一対の突起部の先端内側部には、先広がり状の一対のテーパ部が形成されている、燃焼装置。 - 請求項1ないし5のいずれかに記載の燃焼装置であって、
前記フランジ部および前記取付け板部の上に配されるシール用パッキンを、さらに備えており、
前記仕切り部の上面部は、前記取付け板部の上面部と略同一高さに設定されているとともに、前記仕切り部の上面部上には、前記シール用パッキンの一部が配されるように構成されている、燃焼装置。 - 請求項1ないし6のいずれかに記載の燃焼装置と、
この燃焼装置を利用して発生された燃焼ガスから熱回収を行なうことにより湯水加熱を行なうことが可能な熱交換器と、
を備えていることを特徴とする、給湯装置。
Priority Applications (1)
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JP2017011630A JP6834529B2 (ja) | 2017-01-25 | 2017-01-25 | 燃焼装置およびこれを備えた給湯装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2017011630A JP6834529B2 (ja) | 2017-01-25 | 2017-01-25 | 燃焼装置およびこれを備えた給湯装置 |
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JP2018119744A JP2018119744A (ja) | 2018-08-02 |
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Family
ID=63043671
Family Applications (1)
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JP2017011630A Active JP6834529B2 (ja) | 2017-01-25 | 2017-01-25 | 燃焼装置およびこれを備えた給湯装置 |
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-
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