JP4934634B2 - ダンパ - Google Patents

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Description

本発明は、ダンパに関するものであり、特に、ダクトと連結し、風量調整(流量制御)、逆流防止、防火、防煙等の種々の用途に利用可能なダンパに関するものである。
従来から、種々の建築物において、筒状の配管(ダクト)を天井裏や床下等に縦横に張り巡らし、温風等の流体を各部屋に供給し、或いは室内空気を換気することが行われている。特に、高層ビル、ホテル、病院、マンション、及び各種公共施設等の比較的大型の建築物は、室外や屋上に大型の空気調和装置(所謂「エアーコンディショナー」)を設置し、上記ダクトを通じて室内温度を一定にする調整を図ったり、外気との換気が行われている。
ここで、ダクトには、各部屋毎の流体(温風等)の流量を個別に制御したり、全体の流量を制御するためのダンパと呼ばれる部材が一般的に設置されている。なお、ダンパは、上述の流量制御用の他に、流体の逆流を防止するために特定方向の流体の流通を規制する逆流防止ダンパ(チャッキダンパ)、火災発生時にセンサの作動によってダクト内の通路(流体路)を強制的に閉塞し、隣接する室内(区画)への延焼を防止する防火ダンパ、火災発生時におけるダクトを通じた煙の伝搬を防止する防煙ダンパ等の種々の用途のものが知られている。さらに、建築物に限らず、船舶等の特殊な用途に使用されるダンパも知られている。
一般的に使用されているダンパ100の構成について、図12に基づいて説明すると、ダンパ100は、空気等の流体が流通可能な流体路101が内部に形成された略円筒状のケーシング102と、該ケーシング102内で回動自在に配設され、流体路101の開口形状(例えば、断面円形状)に略一致するように形成された略円板状の可動羽根103と、ケーシング102の開口形状の直径方向に沿って配設され、前述の可動羽根103を回動可能に軸支する回動軸104(シャフト)と、可動羽根103を回動軸104に従って流体路101内で回動変位させる開閉レバー(図示しない)を有する開閉操作部(図示しない)とを主に具備して構成されている。なお、図12におけるダンパ100は、従来から周知の一般的な形状のものについて例示したものであり、ダンパ100のケーシング102及び可動羽根103の形状は、これに限定されるものではなく、ダンパ100を設置する状況、使用環境等に応じて適宜サイズや形状を変更可能となっている。
上記構成により、可動羽根103が回動軸104に従ってケーシング102の流体路101内で回動変位され、可動羽根103の羽根面103aがケーシング102の長さ方向と平行となるよう(図12参照)に開閉操作部を操作することにより、流体路101の開口面積を最大とすることができる。その結果、流体路101を流れる温風等の流体の流量を最大とすることが可能となる。
一方、ケーシング102の長さ方向と可動羽根103とが直交するように、開閉操作部を操作することにより、流体路101が可動羽根103によって完全に閉塞される(図12における破線部参照)。その結果、流体路101を流れる流体は、係る可動羽根103によって流れが制限され、導入口105から排出口106への流れ(図12における紙面左方から右方)がゼロとなる。なお、可動羽根103は流体路101の開口形状(ここでは、円形状)と略一致し、かつ流体路101内に収容されているため、回動軸104に従って開閉操作部によって回動した場合であっても、ケーシングのケーシング壁107の内壁面107aと可動羽根103の先端103bとが接触し、回動が規制されることがない。そのため、開閉操作部の操作に応じ、可動羽根103を回動軸104に従って自由に回動させ、流体路101内で所定の角度になるように可動羽根103を変位させることにより、流体の流量制御が容易に行える。ここで、可動羽根103の回動範囲は90°になるように設定されている。
また、上記構成のような一般的なダンパの他に、所謂「ギロチンダンパ」或いは「スライドゲートダンパ」と呼称されるタイプも知られている。このギロチンダンパは、ダクトと連結したダンパ開口部と、略円形状の弁体がスライド移動可能に構成され、弁体をスライドさせてダンパ開口部の開口面積を変化させることにより、ダクト内の流体の流量を制御することが可能となる。
以上の従来技術は、当業者として当然に実施されているものであり、本願出願人は、係る従来技術が記載された文献等を本願出願時において特に知見するものではない。
しかしながら、上述した可動羽根を有する従来型のダンパの場合、下記に掲げるような問題点を生じることがあった。すなわち、ケーシングの内部の流体路に配設された可動羽根の場合、円筒状のケーシングの直径方向に可動羽根を回動変位させるための回動軸が必然的に設けられていた。そのため、ケーシングの長さ方向と可動羽根の羽根面とが平行になるように開閉操作部を操作し、流体の流量が最大となる場合であっても、流体路を横切るようにして設けられた回動軸及び可動羽根が流体の流れを阻害するおそれがあった。
すなわち、流体路の直径方向を横切るように配された回動軸及び可動羽根が、流体路を流れる流体と常に接触することとなった。その結果、ダンパの導入口から排出口に流体が流れる場合、回動軸等との接触(衝突)により、圧力損失が生じていた。さらに、所謂「リニア特性」が低下し、ダクト内における流体の安定した流れを創出することが困難となる場合があった。
さらに、近年において、係るダクト内に流体等を送出する場合、特に高圧で送出する機会が多くなっている。また、設置スペース等の関係から、使用するダクトの及びダンパの径も細いものが使用される機会が多くなっている。このため、上述したように、回動軸等と流体とが強く衝突し、流体の流れに乱れが生じ、上述した圧力損失とともに、衝突による騒音(風切り音等)が発生したり、或いは衝突による振動が発生する可能性が多くなっていた。これにより、特に静粛性が求められる建築物では、圧力損失とともに騒音抑制や振動抑制等の対策を講じる必要があった。
一方、ギロチンダンパの場合、スライド式の弁体をダクト開口部から完全に離間させた場合、上記のような一般的なダンパに対し、ダクト開口部の中央(直径方向)に回動軸等が存在することがなく、圧力損失等の問題が生じる可能性はほとんどなかった。しかしながら、ダンパを完全に開放状態とするために、ダクト開口部のサイズとほぼ同一またはそれ以上の弁体を収容するスペースが必要となった。その結果、ダンパ全体の構成が大型化する傾向があり、設置スペースの余裕のある場所でしか使用に適さないことがあった。
そこで、本発明のダンパは、上記実情に鑑み、回動軸等の圧力損失を生じさせることがなく、騒音及び振動の発生を抑制し、省スペースに設置することが可能な各種の用途に適用可能なダンパの提供を課題とするものである。
上記の課題を解決するため、本発明のダンパは、「ダクトと連結し、流体の流通可能な流体路が内部に形成された略筒状のケーシングと、前記ケーシングの内壁面形状に沿って曲折され、前記流体の流通を制御する可動羽根、及び前記可動羽根のそれぞれの羽根端から延設され、前記ケーシングの互いに対向するケーシング壁に回動可能に軸支された一対の回動支持部を有し、前記流体路内に配設された制御羽根部と、前記制御羽根部と連結し、前記流体路を開放し、前記ケーシングの内壁面と前記可動羽根の羽根面とが一致した状態で当接し、前記可動羽根が前記内壁面の一部として機能する前記流体の流通を最大にする開位置及び前記流体路を閉塞し、前記流体の流通を遮断する閉位置の間で前記流体路内の前記可動羽根を所定角度に回動変位させる開閉操作部とを具備し、前記ケーシングは、少なくとも一部がケーシング外側方向に膨出し、前記流体路と連通した膨出空間を有する膨出部を備え、前記開位置及び前記閉位置の間を回動軸に従って回動変位する前記可動羽根の羽根後端辺部の回動軌跡が前記膨出空間を通過するとともに、前記開位置にある前記可動羽根によって前記流体路及び前記膨出部の前記膨出空間を遮蔽し、前記膨出空間への前記流体の侵入を防ぐ」ものから主に構成されている。
ここで、本発明のダンパは、流量制御用ダンパ、逆流防止ダンパ(チャッキダンパ)、防火ダンパ、及び防煙ダンパ等の種々の用途に適用可能なものである。さらに、流体路を流通する流体は、一般的な温風や冷風等の空気に限定されるものではなく、防煙ダンパの場合の煙等であっても構わない。さらに、流体は気体に限定されるものではなく、水や油等の液体を対象とするものであってもよい。ここで、流体路に水等の液体を流通させる場合、可動羽根及びケーシングの内壁面の間に防水性のゴム等の気密(水密)手段を設け、閉位置における可動羽根によって流体路を流通する流体を完全に遮断できるような気密性(水密性)を高めた構造とすることも可能である。
また、制御羽根部は、ケーシングの内壁面形状に沿って曲折された可動羽根と、可動羽根から延設された一対の回動支持部とを有するものである。ここで、可動羽根が開位置にある場合、ケーシングの内壁面と可動羽根の羽根面とが略一致して当接するようになっている。そのため、可動羽根がケーシングの内壁面の一部として機能することとなり、流体路を阻害するものが存在しない状態となる。このとき、可動羽根の羽根後端辺部は、回動支持部を軸支した回動軸とケーシングの内壁面との最短距離よりも長く離間して設置されている。そのため、この状態(開位置)から開閉操作部を操作し、回動軸に従って可動羽根を回動させた場合、可動羽根の羽根後端辺部は、回動軸からの距離を一定にして円弧状の回動軌跡を示すこととなる。その結果、この回動軌跡は、ケーシングの外側方向を通過することとなる。このとき、流体路からケーシング外側方向に膨出した膨出空間を有する膨出部がケーシングに形成されていることにより、羽根後端辺部の回動軌跡は、当該膨出空間を通過することとなる。そのため、可動羽根の回動が規制されることがなく、開位置から閉位置まで回動変位することが可能となる。
したがって、本発明のダンパによれば、ケーシングに形成された膨出部によって可動羽根の開位置及び閉位置の間の動きが規制されることがなく、自由な回動をすることができる。さらに、開位置にある可動羽根は、ケーシングの内壁面の形状とが略一致するため、恰もケーシングの内壁面の一部として機能することが可能となる。そのため、回動支持部及び可動羽根のいずれもが、ケーシングの直径方向に突出することがなく、流体の流通を阻害することがない。これにより、圧力損失、騒音、振動等の不具合を発生することがない。
さらに、本発明のダンパは、上記構成に加え、「前記ケーシングは、円筒形状、楕円筒形状、または角筒形状を呈して構成され、前記可動羽根は、前記ケーシングの内壁面形状に沿って断面略U字形状または断面略コの字形状に曲折して形成されている」ものであっても構わない。
したがって、本発明のダンパによれば、円筒形状、楕円筒形状、または角筒形状のケーシングの内壁面形状に沿って略U字形状または略コの字形状に可動羽根が曲折して形成されている。これにより、ダンパの形状を設置するスペースに適宜合わせることができるとともに、上述した圧力損失等の少ないダンパにすることが可能となる。
さらに、本発明のダンパは、上記構成に加え、「前記閉位置における前記可動羽根は、前記ケーシングの長手方向に対し、傾斜角度が斜め下方に55°以上、65°以下に傾斜して設定されている」ものであっても構わない。
したがって、本発明のダンパによれば、可動羽根の閉位置における傾斜角度が55°以上、65°以下に設定される。これにより、可動羽根によって流体路を閉塞し、流体の流通を遮断する場合、可動羽根に過剰な負荷がかかることを防ぐことができる。すなわち、可動羽根の傾斜角度を65°以上、例えば、90°にすると、可動羽根に対して流体が直交し、可動羽根にかかる負荷が大きくなる。さらに、この場合、可動羽根の羽根後端辺部の回動軌跡が大きくなり、ケーシングに対して膨出部及び膨出空間を大きく確保する必要があり、ケーシングが大型化することとなる。一方、55°より小さくすると、流体路を閉塞するための可動羽根が必要以上に長くなるおそれがある。そこで、傾斜角度を55°以上、65°以下、さらに好ましくは60°に設定することにより、可動羽根に過剰な負荷がかからず、かつ膨出部のサイズを比較的コンパクトにまとめて形成することが可能となる。
さらに、本発明のダンパは、上記構成に加え、「前記ケーシングの前記流体路に少なくとも二つ以上の前記制御羽根部が配設され、一の前記制御羽根部の前記可動羽根と接続した前記開閉操作部による回動操作に応じ、残りの前記制御羽根部の前記可動羽根を協働して前記開位置及び前記閉位置の間を回動変位可能なそれぞれの前記可動羽根と連結した連結アームを有する連結アームリンク機構を」具備するものであっても構わない。
したがって、本発明のダンパによれば、連結アーム及び該連結アームを連結するリンク軸によって構成される連結アームリンク機構により、よってそれぞれの可動羽根同士を互いに連結することにより、一の開閉操作部による回動操作によって多数の可動羽根を回動させることが可能となる。これにより、開口部の開口面積の大きな流体路を有するケーシングであっても、一の回動操作によって可動羽根を協働して開位置から閉位置の間を変位させ、上述した本発明の優れた作用効果を奏させることが可能である。
本発明のダンパの効果は、流体路における流体路の流れを阻害する要因であった、従来型のダンパに用いられている回動軸(シャフト)等の構成を必要とすることがなく、流体路を全開放した際に最大の流量を圧力損失、騒音、振動等の不具合を発生させることなく安定してダクト内に流通させることができる。
以下、本発明の一実施形態のダンパ1について、図1乃至図9に基づいて説明する。ここで、図1は本実施形態のダンパ1の構成を示す平面図であり、図2はダンパ1の構成を示す正面図であり、図3は開位置OPにある可動羽根2を含むダンパ1の構成を示す断面図であり、図4は閉位置CPにある可動羽根2を含むダンパ1の構成を示す断面図であり、図5は(a)開位置OP、(b)閉位置CPにおける動きを模式的に示す可動羽根2の平面図であり、図6は(a)開位置OP、(b)閉位置CPにおける動きを模式的に示す可動羽根2の正面図であり、図7は(a)開位置OP、(b)閉位置CPにおける動きを模式的に示す可動羽根2の側面図であり、図8は開位置OPにある可動羽根2を含むダンパ1の構成を示す右側面図であり、図9は閉位置CPにある可動羽根2を含むダンパ1の構成を示す右側面図である。なお、本実施形態のダンパ1は、図1等に示すように、ケーシング6の長手方向を略水平方向に沿って配し、開閉操作部9を上方位置に配置した例について説明を行うものとする。また、図9において、流体路5内で回動した可動羽根2を、図8と対比して示すため、当該可動羽根2の19aにハッチングを施して図示している。
本実施形態のダンパ1は、図1乃至図4等に示すように、長手方向を略水平方向に沿って配され、両端の導入口3及び排出口4のそれぞれがダクト(図示しない)と連結され、該導入口3から導入された流体F(ここでは、温風)を排出口4から排出する流体路5が内部に形成された金属製素材からなる円筒状のケーシング6と、ケーシング6の流体路5の中に収容され、流体路5を流通する流体Fの流量を制御可能な可動羽根2を有する制御羽根部7と、制御羽根部7と接続し、流量を制御するための回動操作を行う操作レバー8を有する開閉操作部9とを主に具備している。なお、開閉操作部9は、制御羽根部7と回動軸23を介して連結され、長片状の操作レバー8を回動軸23に従って回転させることにより、可動羽根2を開位置OP及び閉位置CPの間で自由に回動変位させるものであり、従来のダンパに使用されている周知の技術及び構成を採用することができる。そのため、ここでは構成及び作用についての詳細な説明は省略するものとする。
ここで、ケーシング6は、略円筒形状を呈するため、両端の導入口3及び排出口4の開口形状は、円形状になっている(図8等参照)。さらに、ケーシング6は、導入口3及び排出口4に挟まれた略中央部分の一部がケーシング6の外側方向(図2において紙面上方向)に一部が膨出した膨出部10が形成されている。ここで、膨出部10は、ケーシング6の内部の流体路5と連通した膨出空間11を有し、後述する可動羽根2の羽根後端辺部12の円弧状の回動軌跡Rが通過可能に形成されている。ここで、膨出部10は、ケーシング6の直径方向から一方(紙面上方)に所定の幅で、直径の長さから所定の長さ拡径してなる拡径部13と当該拡径部13と未膨出のケーシング壁14の間を傾斜壁部15によってそれぞれ連結することによって形成され、断面略台形状を呈している(図3等参照)。その結果、前述したように、可動羽根2の羽根後端辺部12の回動軌跡Rが通過し、可動羽根2の回動を規制することのない空間が形成される。これにより、膨出部10は図3等に示すように、断面略台形状を呈している。
さらに、ケーシング6は、可動羽根2等の制御羽根部7が収容され、かつ開閉操作部9の取付けられる略中央部分の広径筒状部16と、導入口3及び排出口4がそれぞれ形成され、ダクト(図示しない)と連結される一対の狭径筒状部17a,17bとの三つの筒状部によって形成されている。ここで、広径筒状部16及び狭径筒状部17a,17bのそれぞれの間には、両者を互いに接合するためのリング状の筒接合部18が設けられている。さらに、広径筒状部16の互いに対向する開口直径方向のケーシング壁14には、開閉操作部9及び回動軸23を取設し、可動羽根2の流体路5内での回動を可能とするためのに、一対の軸孔部20が貫設されている。ここで、制御羽根部7の回動を強固に支持するために、軸孔部20の貫設されたケーシング壁14には、略円形状の補強板部24が取設され、当該補強板部24も軸孔部20と同サイズの孔部が設けられている。係る孔部は、後述する制御羽根部7の回動支持部21a,21b等とケーシング6とを回動可能に軸支するための回動軸23を挿入可能なものである。
制御羽根部7は、図3等に示すように、開位置OPでケーシング6の内壁面の形状に沿うように曲折された可動羽根2と、可動羽根2の両端からそれぞれ延設され、ケージング6に穿設された一対の軸孔部20と回動軸23を介して連結し、流体路5内で可動羽根2を回動可能に軸支する一対の回動支持部21a,21bとを有し、全体として断面略U字形状を呈するものである(図7(a)等参照)。さらに、詳細に説明すると、回動支持部21a,21bは、一枚の金属製板材を所望の形状に切断加工し、これを曲折することによって得られるものであり、可動羽根2から延設され、略中央に軸孔部20と同径サイズに穿設された羽根孔部22を有している。そして、ケーシング6の軸孔部20と回動支持部21a,21bの羽根孔部22の位置を合わせ、当該孔部20,22に略同径の円柱状を呈する回動軸23を挿入し、軸端をそれぞれ周知の固定部材を利用することにより、ケーシング6の流体路5内に制御羽根部7を収容し、可動羽根2を開位置OP及び閉位置CPの間で自由に回動変位させることができる。
ここで、可動羽根2を開位置OP及び閉位置CPの間で回動変位させる回動操作の一例について、図3乃至図8に基づいて説明する。まず、開位置OPに可動羽根2がある場合、流体路5における流体Fの流通を阻害するものはなく、流体Fの流量を最大とすることができる。このとき、本実施形態のダンパ1は、従来のダンパのように、回動軸(シャフト)等の構成がケーシング6の開口形状の直径方向に存在することがなく、かつU字形状に曲折された可動羽根2はケーシング6の内壁面と略一致するように当接し、恰もケーシング6の内壁面の一部として機能することができる。これにより、流体路5を流れる流体Fは、従来の回動軸等を有することにより、圧力損失が生じたり、衝突による騒音または振動等の不具合を生じる可能性が極めて低くなる。その結果、狭径のダクトを用い、流体Fを高圧でダクト内に送出することが求められる現在の状況においても、上記の不都合を生じることがない。
さらに、開位置OPにある可動羽根2は、自らによって流体路5及び膨出空間11の間を遮蔽していることとなる(図3参照)。これにより、開位置OPにある可動羽根2によって、膨出空間11へ流体Fが侵入することを防ぎ、圧力損失等の発生の可能性をさらに低くすることができる。ここで、開位置OPの可動羽根2及び制御羽根部7は、上方(図3における紙面上方に相当)から観察すると、全体が曲線で形成され、一方が他方よりも尖鋭状の卵型形状を呈し(図5(a)参照)、正面(図3における紙面手前側に相当)から観察すると、三角形状の可動羽根2と三角形の一角に円形状の回動支持部21a等が取付けられ(図6(a)参照)、一方、右方向(図3における紙面右方側に相当)から観察すると、略U字形状を呈している(図7(a)参照)。なお、図5乃至図7において、説明を簡略化するため、制御羽根部7の動きのみを図示し、ケーシング6についてはそれぞれ図示を省略している。
次に、開閉操作部9の操作レバー8を操作し(図2において時計回り方向)、可動羽根2を開位置OPから閉位置CPに変位させた場合について説明する。ここで、本実施形態の開閉操作部9の操作レバー8による開位置OPから閉位置CPまでの移動角度、すなわち、開閉操作部9に接続された可動羽根2の傾斜角度θは、開閉操作部9に設けられたストッパ25によって0°から60°に設定されている(ここで、可動羽根2が開位置OPにある場合を傾斜角度θ=0°としている)。なお、図3及び図4等に示すように、開位置OPでは可動羽根2の羽根面19aの最頂部19b(図7(a)参照)は、ケージング6の長手方向に対して平行となるように、略水平方向に沿って位置し、閉位置CPでは可動羽根2の羽根面19aの最頂部19bは長手方向に対して斜め下方へ60°傾斜する(傾斜角度θ=60°)ように位置している。ここで、係る開位置OPから閉位置CPへの回動変位の際、可動羽根2の羽根後端辺部12は、軸支された回動軸23を軸として円弧状の回動軌跡R(図4参照)に沿って回動している。
ここで、羽根後端辺部12の回動軌跡Rは、前述したケーシング6の膨出空間11を通過することとなる。つまり、仮にケーシング6に、本実施形態のような膨出部10が設けられていない場合、すなわち、一般的な略円筒形状に形成されていた場合、回動軌跡Rに沿って移動する羽根後端辺部12は、ケーシング6の内壁面の一部と衝突し、それ以上の回動ができないこととなる。しかしながら、本実施形態のダンパ1は、上記膨出部10の膨出空間11を羽根後端辺部12が通過することにより、ケーシング6の内壁面に阻害されることがなく、回動軸23に従った自由な回動が可能となる。すなわち、膨出部10は可動羽根2の自由な回動を獲得するための必須の構成である。ここで、閉位置CPの可動羽根2及び制御羽根部7は、上方(図4における紙面上方に相当)から観察すると、全体が曲線で形成され、一方が他方よりも尖鋭状の卵型形状を呈するもののケーシング6の長さ方向が開位置OPよりも縮小し(図5(b)参照)、正面(図4における紙面手前側に相当)から観察すると、開位置OPに対して三角形状の可動羽根2が回動支持部21aを軸として時計回りに回動し(図6(b)参照)、一方、右方向(図4における紙面右方側に相当)から観察すると、略円形状の羽根面19aが形成される(図7(b)参照)。
このとき、可動羽根2の傾斜角度θが最大で60°に設定されていることにより、可動羽根2に過剰な負荷が掛かることがなく回動操作を容易にし、流体Fの開放及び閉塞を容易にすることができる。なお、傾斜角度θは55°以上、65°以下の範囲で設定することが可能となる。すなわち、ダンパ1に連結したダクトから高圧の流体Fが送出される場合、傾斜角度θが65°より大きい場合、流体Fが可動羽根2の羽根面19に激しく振動し、閉位置CPにある可動羽根2を大きく振動させる可能性が高くなる。一方、傾斜角度θが55°より小さい場合、回動軸23から可動羽根2の先端までの距離が長くなり、ダンパ1のサイズが大型化するとともに、可動羽根2の回動操作の要する力(トルク)が必然的に大きくなることがあった。そこで、本実施形態のように傾斜角度を55°以上、65°以下、さらに好適には60°に設定することにより、回動操作の容易なダンパ1とすることができる。
上記に説明したように、本実施形態のダンパ1によれば、可動羽根2を開位置OPにセットし、流体Fを流体路5に全開放状態で流す場合、図4及び図9等に示すように、流体路5を遮り、流体Fの流れを阻害する要因が全く存在しないことになる。これにより、流体Fが衝突し、圧力損失やリニア特性の変化、或いは衝突による振動や騒音の発生等の問題を解消することができる。その結果、ダクト内を高圧で流体Fを送出することが可能となる。さらに、係る問題の発生を抑制することにより、ダクトのダクト径を小さいものにすることができ、ダクト及びダンパによって占めるスペースを小さくすることができる。
以上、本発明について好適な実施形態を挙げて説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではなく、以下に示すように、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の改良及び設計の変更が可能である。
すなわち、本実施形態のダンパ1において、略円筒形状の一般的なダンパの外観を呈するものについて例示したがこれに限定されるものではなく、ケーシングの外観を略楕円筒形状或いは角筒形状のものを採用し、可動羽根の形状を採用したケーシングの内壁面の形状に合致させるように曲折したものであっても構わない。
例えば、図10に示すように、断面楕円形状のケーシング31の内壁面形状に略一致するように、広幅U字形状の可動羽根32を有する制御羽根部33を具備する扁平形状或いは略楕円筒形状のダンパ30を構築するものであっても構わない。なお、上記のダンパ30において、本実施形態のダンパ1と略同一構成を有するものは、同一番号を付し、詳細な説明を省略するものとする。これにより、幅方向(図10における紙面左右方向に相当)に拡がって流れる流体Fの流量を制御することができる。これにより、上述したダンパ1と同様の作用効果を奏することが可能となる。
さらにその他の構成として、図11に示すように、断面四角形の角筒形状のケーシング41を採用し、内部の流体路42に略コの字形状の可動羽根43を有する制御羽根部44を収容したダンパ40を構築するものであってもよい。なお、ケーシング41の流体路42には、ケーシング41の開口形状を上下に二分割し、上方側及び下方側をそれぞれ遮蔽する可動羽根43を有する一対の制御羽根部44を設けたものであっても構わない。このとき、一の開閉操作部45による回動操作によって、上下のそれぞれの可動羽根43の回動を制御するために、開閉操作部45の設けられたケーシング壁51aと相対するケーシング壁51bに、回動軸46と軸支するとともに、複数のリンク軸47及び連結アーム48によって構築された連結アームリンク機構49を採用することができる。これにより、開閉操作部45による回動操作に応じ、当該開閉操作部45と直に接続した一方の可動羽根43(図11における紙面上側)が開位置OP及び閉位置CPの間を回動変位するともに、図11(b)に示す、連結アームリンク機構49と接続した他方の可動羽根43(図11における紙面下側)を協働して回動変位させることができる。なお、上記の連結アームリンク機構49は、プラスチック製のカバー50の中に収容されている。これにより、一の操作で複数の可動羽根43を制御し、開口面積の大きなダンパに対しても適用し、本発明の優れた作用効果を奏させること(図11(b)二点鎖線参照)が可能となる。なお、流体路内に設けられる制御羽根部は、上述したような上下二つのものに限定されるものではなく、流体路を三分割、或いは四分割、またはそれ以上に分割するものであっても構わない。
さらに、図11において角筒形状のケーシング41を用いるものについて例示したが、円筒形状のケーシングを用いることも可能である。この場合、可動羽根の形状は、図11のように正面図において、略三角形状を呈するものではなく、略四角形状にする必要がある。すなわち、互いの可動羽根を閉位置に回動変位させた場合、ケーシングの長手方向に沿って互いの可動羽根の一辺同士が当接するように形成することで、流体路を完全に閉塞することができる。ここで、正面から観察すると略四角形状を呈する可動羽根は、正三角形の一辺を截頭し、正三角形の底辺から所定角度に傾斜したものとすることができる。そして、閉位置において、それぞれの斜辺同士が接することにより、上記効果を奏することが可能となる。
本実施形態のダンパの構成を示す平面図である。 ダンパの構成を示す正面図である。 制御羽根部が開位置にある状態のダンパの構成を示す断面図である。 制御羽根部が閉位置にある状態のダンパの構成を示す断面図である。 (a)開位置、(b)閉位置における制御羽根部の状態を模式的に示す平面図である。 (a)開位置、(b)閉位置における制御羽根部の状態を模式的に示す正面図である。 (a)開位置、(b)閉位置における制御羽根部の状態を模式的に示す側面図である。 制御羽根部が開位置にある状態のダンパの構成を示す右側面図である。 制御羽根部が閉位置にある状態のダンパの構成を示す右側面図である。 本発明のダンパの別例構成を示す(a)正面図、(b)平面図、(c)右側面図である。 本発明の角ダンパの別例構成を模式的に示す(a)正面図、(b)説明図である。 従来のダンパの構成を示す断面図である。
符号の説明
1,30,40,100 ダンパ
2,32,43,103 可動羽根
5,42,101 流体路
6,31,41,102 ケーシング
7,33,44 制御羽根部
9,45 開閉操作部
10 膨出部
11 膨出空間
12,105 羽根後端辺部
13 拡径部
19a,103a 羽根面
21a,21b 回動支持部
23,46,104 回動軸
48 連結アーム
49 連結アームリンク機構
CP 閉位置
F 流体
OP 開位置
R 回動軌跡
θ 傾斜角度

Claims (4)

  1. ダクトと連結し、流体の流通可能な流体路が内部に形成された略筒状のケーシングと、
    前記ケーシングの内壁面形状に沿って曲折され、前記流体の流通を制御する可動羽根、及び前記可動羽根のそれぞれの羽根端から延設され、前記ケーシングの互いに対向するケーシング壁に回動可能に軸支された一対の回動支持部を有し、前記流体路内に配設された制御羽根部と、
    前記制御羽根部と連結し、前記ケーシングの内壁面と前記可動羽根の羽根面とが一致した状態で当接し、前記可動羽根が前記内壁面の一部として機能するように前記流体路を開放し、前記流体の流通を最大にする開位置及び前記流体路を閉塞し、前記流体の流通を遮断する閉位置の間で前記流体路内の前記可動羽根を所定角度に回動変位させる開閉操作部と
    を具備し、
    前記ケーシングは、
    少なくとも一部がケーシング外側方向に膨出し、前記流体路と連通した膨出空間を有する膨出部を備え、
    前記開位置及び前記閉位置の間を回動軸に従って回動変位する前記可動羽根の羽根後端辺部の回動軌跡が前記膨出空間を通過するとともに、前記開位置にある前記可動羽根によって前記流体路及び前記膨出部の前記膨出空間を遮蔽し、前記膨出空間への前記流体の侵入を防ぐことを特徴とするダンパ。
  2. 前記ケーシングは、
    円筒形状、楕円筒形状、または角筒形状を呈して構成され、
    前記可動羽根は、
    前記ケーシングの内壁面形状に沿って断面略U字形状または断面略コの字形状に曲折して形成されていることを特徴とする請求項1に記載のダンパ。
  3. 前記閉位置における前記可動羽根は、
    前記ケーシングの長手方向に対し、傾斜角度が斜め下方に55°以上、65°以下に傾斜して設定されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のダンパ。
  4. 前記ケーシングの前記流体路に少なくとも二つ以上の前記制御羽根部が配設され、
    一の前記制御羽根部の前記可動羽根と接続した前記開閉操作部による回動操作に応じ、残りの前記制御羽根部の前記可動羽根を協働して前記開位置及び前記閉位置の間を回動変位可能なそれぞれの前記可動羽根と連結した連結アームを有する連結アームリンク機構をさらに具備することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一つに記載のダンパ。
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