JP4933752B2 - リチウム二次電池用正極合材塗料の作製方法 - Google Patents

リチウム二次電池用正極合材塗料の作製方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4933752B2
JP4933752B2 JP2005204297A JP2005204297A JP4933752B2 JP 4933752 B2 JP4933752 B2 JP 4933752B2 JP 2005204297 A JP2005204297 A JP 2005204297A JP 2005204297 A JP2005204297 A JP 2005204297A JP 4933752 B2 JP4933752 B2 JP 4933752B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
positive electrode
volume
conductive additive
paint
electrode mixture
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005204297A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006054174A (ja
Inventor
未散 羽藤
光弘 武野
孝雄 黒宮
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2005204297A priority Critical patent/JP4933752B2/ja
Publication of JP2006054174A publication Critical patent/JP2006054174A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4933752B2 publication Critical patent/JP4933752B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)

Description

本発明は、リチウム二次電池用正極合材塗料の作製方法関するものである。
近年、電子機器の小型化、軽量化が急速に進んでおり、その電源としての電池に対しても小型、軽量化、さらに高容量化の要望が高まっており、高エネルギー密度のリチウム二次電池が盛んに研究開発され、実用化に至っている。そして、さらなる電子機器の小型化、軽量化のために、リチウム二次電池のさらなる高性能化が望まれている。
リチウム二次電池用正極は、少なくとも、Li含有複合酸化物である活物質、導電助材、結着剤、溶媒を含む正極合材塗料を作製する工程、さらにその塗料をアルミ箔などからなる集電体上に塗布する工程、そして溶媒を除去する為の乾燥工程、圧延工程を経て製造される。上記正極の製造に導電助材を用いているのは、Li含有遷移金属酸化物である正極活物質の電子伝導性が一般の導体と比べて低いためであり、電子伝導性の高い導電助材を添加することにより、集電体と正極活物質間もしくは正極活物質相互間に高い電子伝導性を付与している。
しかし、活物質に比べて粒子径の小さい導電助材は、溶媒中で非常に分散しにくいため、正極活物質と均一に混合することが難しい。そのため、正極の電子伝導性が低くなり、電池の内部抵抗が高くなるために、電池容量、サイクル特性を始めとする電池特性が低下するという問題があった。
そこで、従来のリチウム二次電池用正極としては、電子伝導性を高くするために、揮発分を0.5〜10質量%含む導電助材を用い、その揮発分中に含まれる官能基によって導電助材と結着剤間の吸着作用を付与し、塗料作製時に導電助材に攪拌剪断力が働くようにする方法があった(例えば、特許文献1参照)。
このように、従来は、導電助材を分散させるために、導電助材に対して攪拌剪断力を働かせるようにしていた。そして、導電助材に対して十分な攪拌剪断力を働かせるために、導電助材の濃度の濃い状態で混練した後に、さらに希釈して正極合材塗料を作製するという方法が一般的に用いられていた。
なお、上記濃度の濃い状態とは、前記塗料中の、活物質の体積、導電助材の体積、溶媒の体積の割合、つまり、{(活物質の体積+導電助材の体積)/溶媒の体積 }が 1.49或いは2.2程度の場合である。
また、導電助材としては、ケッチェンブラック、アセチレンブラックなどのカーボンブラックや、ファイバー状カーボン、燐片状黒鉛などが用いられていた。
特開2003−249224号公報
しかしながら、上記のような従来のリチウム二次電池用正極の製造方法で作製した正極合材塗料は、作製直後は導電助材の分散性が高く、この作製直後の正極合材塗料を用いて作製した正極の電子伝導性は非常に高いが、実際の塗布工程、再撹拌などにおいて塗料に剪断が付加されると、かえって導電助材の凝集が進み、正極合材層中における導電助材の分布が不均一になるために、正極板断面は、図6のような状態となってしまう。
図6は、導電助材の凝集が進み、正極合材層中における導電助材の分布が不均一となった状態の、リチウム二次電池の正極板1aの断面図を示している。正極板1aは、集電体1bの両面に正極合材層が形成されており、正極合材層には、Li含有複合酸化物である活物質1cとともに、結着剤1eおよび導電助材1dが含まれている。
さらに、正極合材塗料に付加される剪断は、実際の塗布工程、再撹拌などにおいて一様ではないため、凝集の進行度合い、つまり電子伝導性のバラツキが生じ、製品ごとの電池容量、サイクル特性を始めとする電池特性のバラツキが大きくなるという課題も有していた。
本発明は、上述した従来の課題を解決するもので、高い電池特性を維持できるリチウム二次電池用正極合材塗料の作製方法提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、
第1の本発明は、
少なくとも、Li含有複合酸化物である活物質、導電助材、結着剤、溶媒を含む塗料を作製するリチウム二次電池用正極合材塗料の作製方法において、
活物質、導電助材、結着剤、及び溶媒を混合し、前記塗料中の、活物質の体積、導電助材の体積、溶媒の体積の割合が、
0.05≦ (活物質の体積+導電助材の体積)/溶媒の体積 ≦ 1.00
となるように、塗料作製中保持
前記正極合材塗料は、導電助材の占める体積の割合が、1.5%以上2%以下である、リチウム二次電池用正極合材塗料の作製方法である。
本発明は、従来のリチウム二次電池用正極の製造方法のように導電助材に対して過剰な攪拌剪断力を働かせるのではなく、上記の範囲を守って正極合材塗料を作製することにより、導電助材に対して過度の剪断力が働かないようにし、結果的に高い性能が維持できるリチウム二次電池用正極合材塗料を作成するものである。
本発明により、高い電池特性を維持できるリチウム二次電池用正極合材塗料の作製方法提供することができる。
以下に本発明の実施の形態について、詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1におけるリチウム二次電池用正極合材塗料の作製方法を用いて作製したリチウム二次電池用正極板の断面図である。
図1において、正極板1aは、集電体1b上にLi含有複合酸化物である活物質1c、導電助材1dが結着剤1eにより結着されている構造である。
集電体1bは、例えば、アルミニウム、アルミニウム合金、チタンなどで形成された箔など従来と同様のものを用いることができるが、特に限定されるものではない。
活物質1cは、例えば、リチウムニッケル酸化物、リチウムコバルト酸化物、リチウムマンガン酸化物(これらは、通常、LiNiO、LiCoO、LiMnで表されるが、LiとNiの比、LiとCoの比、LiとMnの比は化学量論組成からずれている場合が多い)などのリチウム含有複合金属酸化物を用いることができる。また、これらは単独でまたは2種以上の混合物として、あるいはそれらの固溶体として用いることができるが、特に限定されるものではない。
導電助材1dは、例えば、ケッチェンブラック、アセチレンブラック等のカーボンブラック、ファイバー状カーボン、燐片状黒鉛を用いることができるが、特に限定されるものではない。
結着剤1eは、例えば、熱可塑性樹脂、ゴム弾性を有するポリマーおよび多糖類の単独、あるいは混合物を用いることができる。具体的にはポリテトラフルオロエチレン、ポリフッ化ビニリデンや、ヘキサフルオロプロペンとの共重合体、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン−ジエン共重合体、スチレン−ブタジエンゴム、ポリブタジエン、フッ素ゴム、ポリエチレンオキシド、ポリビニルピロリドン、ポリエステル樹脂、アクリル樹脂、フェノール樹脂、エポキシ、ポリビニルアルコール、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロースなどのセルロース樹脂などを用いることができるが、特に限定されるものではない。
そして、リチウム二次電池としては、この正極板1aと負極板の間にセパレータを介し、それを円筒形または長円筒形に倦回したもの、または上下に積層したものが用いられる。
負極板は、例えば、銅箔等の集電体の両面に、黒鉛等のLi含有複合酸化物である活物質と、結着剤等の混合物からなる合材層を形成させたものであるが、特に限定されるものではない。
セパレータは、例えば、厚さが10〜50μmで、開孔率が30〜70%の微多孔性ポリエチレンフィルムや微多孔性ポリプロピレンフィルム等を用いることができるが、特に限定されるものではない。
次に、本実施の形態1における正極板の製造方法について説明する。
まず始めに、少なくとも、Li含有複合酸化物である活物質1c、導電助材1d、結着剤1e、溶媒を含む正極合材塗料を作製する(塗料作製工程)。溶媒としては、例えば、N−メチル−2−ピロリドン(NMP)、水、2−ブタノン、エタノール、シクロへキサノン、ジメチルホルムアルデヒドなどを用いることができるが、特に限定されるものではない。ここで、正極合材塗料中において導電助材1dの占める体積割合は、1.5〜10%であることが望ましい。
上記の正極合材塗料の作製(塗料作製工程)には、例えば、プラネタリミキサ、ビーズミル、三本ロールミル等の分散機を用いることができるが、特に限定されるものではない。
また、正極合材塗料を集電体1bの表面に塗工する(塗布工程)方法としては、例えば、スロットダイ、ブレード、フォワードロール、リバースロール、グラビア、スプレー等の塗布方法および装置を用いることができるが、特に限定されるものではない。
ここで、上記の塗料作製工程において重要なことは、正極合材塗料中における「(活物質の体積+導電助材の体積)/溶媒の体積」の体積割合が、0.05以上1.00以下に保持されるようにしている点である。
さらに、集電体1bの表面に形成された塗膜から溶媒を除去する為の乾燥方法としては、熱風、遠赤外線等を用いることができるが、特に限定されるものではない。
上記の製造方法を用いれば、実際の塗布工程、再攪拌などにおいて正極合材塗料に剪断が付加されても、導電助材の凝集は進まないため、図1に示すような導電助材の均一な分布の状態が維持され、電子伝導性が高く塗膜抵抗値が40〜100Ω・cmと低く一定である正極合材層を得ることができる。なお、正極合材層の塗膜抵抗値は、積抵抗率のことである。
そして、このようにして作製した正極合材層を用いることにより、電池容量、ハイレート特性という電池特性に優れ、かつバラツキが少ないリチウム二次電池を実現することができる。
以下に、実施の形態1のリチウム二次電池用正極合材塗料の作製方法を用いて、リチウム二次電池の正極板を作製し、得られた正極板の電子伝導性についての評価を行なった実施例について説明する。さらに、その正極板を用いて、積層型のリチウム二次電池を作製し、得られた電池の電池容量について評価を行なった実施例についても説明する。
また、従来の製造方法で作製した正極合材塗料を用いて、同様の評価を行なった比較例についても説明する。
図2は、以下の各実施例および各比較例で作製したリチウム二次電池の断面図を示している。
いずれの実施例、比較例においても、正極合材塗料の材料としては、Li含有複合酸化物である活物質に体積分布における平均粒径が7〜8μmのLiCoO、結着剤にポリビニルフッ化ビニリデン、溶媒にN−メチル−2−ピロリドンを使用した。導電助材は、各実施例および各比較例により異なる。
以下に、各実施例および各比較例における正極板の製造方法を説明する。
(実施例1)
まず、溶媒66体積部に対して、Li含有複合酸化物である活物質を27体積部、導電助材として重量平均一次粒子径が50nmのアセチレンブラックを5体積部、結着剤を2体積部投入し、プラネタリミキサを用いて60分間混練することにより正極合材塗料を作製した。この場合の、正極合材塗料中における「(活物質の体積+導電助材の体積)/溶媒の体積」の体積割合は0.48である。
さらに、この正極合材塗料を用いて、1日間ロールミル上で転がしたものを作製した。
次に、これら2種類の塗料を、アルミニウム箔芯材の両面にブレードを用いて各々300μmギャップで塗布し、100℃の熱風により溶媒を除去し、正極板(圧延前)を作製した。
そして、活物質である黒鉛粉末95重量%に対し、結着剤のポリフッ化ビニリデン樹脂5重量%を混合し、これらを脱水N−メチルピロリジノンに分散し、ポリフッ化ビニリデン樹脂を溶解させてスラリーを作製し、銅箔からなる負極集電体上に塗布・乾燥・圧延し、所定の寸法に切断後、図2に示す負極リード6aを溶接して負極板6を作製した。
次に、図2に示すように、これらの作製した正極板5および負極板6を、セパレータ7を介して複数回渦巻状に巻回した後、正極リード5aを封口板2に接続し、負極リード6aをニッケル鍍金した鉄製の電池ケース9の底部に接続する。さらに絶縁リング8を極板群4の上下部にそれぞれ配置し、エチレンカーボネートとエチルメチルカーボネートの体積比1:1の混合溶媒にLiPFを1.5モル/リットル溶解した有機電解液を注入する。
最後に絶縁パッキング3を介して封口板2と電池ケース9をかしめることにより一体化し、外径18mm、長さ65mmの円筒型電池を作製した。
(実施例2)
正極合材塗料の組成を、溶媒68体積部に対して、Li含有複合酸化物である活物質を28体積部、導電助材として重量平均一次粒子径が50nmのアセチレンブラックを2体積部、結着剤を2体積部とする以外、材料および製造方法は実施例1と同一のものとして、正極板を作製した。この場合の、正極合材塗料中における「(活物質の体積+導電助材の体積)/溶媒の体積」の体積割合は0.44である。
(比較例1)
材料および正極合材塗料以外の製造方法は全て、実施例1と同一である。
正極合材塗料の作製は、まず、溶媒22体積部に対して、Li含有複合酸化物である活物質を30体積部、導電助材として重量平均一次粒子径が50nmのアセチレンブラックを2体積部投入し、プラネタリミキサを用いて30分間混練した。この時点で、塗料中における「(活物質の体積+導電助材の体積)/溶媒の体積」の体積割合は1.49である。
その後、結着剤2体積部と溶媒42体積部を加えてさらに60分間混練し、正極合材塗料を作製した。この作製された正極合材塗料中における「(活物質の体積+導電助材の体積)/溶媒の体積」が体積割合は0.5である。
さらに、この正極合材塗料を用いて、1日間ロールミル上で転がしたものを作製した。
(実施例3)
正極合材塗料の組成を、溶媒65.3体積部に対して、Li含有複合酸化物である活物質を31.3体積部、導電助材として重量平均一次粒子径が50nmのアセチレンブラックを1.4体積部、結着剤を2体積部とする以外、材料および製造方法は実施例1と同一のものとして、正極板を作製した。この場合の、正極合材塗料中における「(活物質の体積+導電助材の体積)/溶媒の体積」の体積割合は0.5であるが、導電助材の正極合材塗料に対する体積割合は、1.4%である。
(実施例4)
導電助材以外の材料および製造方法は、実施例1と同一である。導電助材として、アセチレンブラックではなく、実施例1で用いたアセチレンブラックと同重量の黒鉛を用いて正極板を作製した。
(実施例5)
導電助材以外の材料および製造方法は、実施例2と同一である。導電助材として、アセチレンブラックではなく、実施例2で用いたアセチレンブラックと同重量の黒鉛を用いて正極板を作製した。
(比較例2)
導電助材以外の材料および製造方法は、比較例1と同一である。導電助材として、アセチレンブラックではなく、比較例1で用いたアセチレンブラックと同重量の黒鉛を用いて正極板を作製した。
(実施例6)
導電助材以外の材料および製造方法は、実施例3と同一である。導電助材として、アセチレンブラックではなく、実施例3で用いたアセチレンブラックと同重量の黒鉛を用いて正極板を作製した。
(実施例7)
導電助材以外の材料および製造方法は、実施例1と同一である。導電助材として、アセチレンブラックではなく、実施例1で用いたアセチレンブラックと同重量の、アセチレンブラックと黒鉛を1:1の割合で混合したものを用いて正極板を作製した。
実施例1〜7および比較例1、2において得られた正極板およびそれを用いて作製したリチウム二次電池の評価結果を表1に示す。
ここでは、リチウム二次電池の性能を、電池容量およびハイレート特性により確認した。400mAの定電流で4.2Vに達するまで充電した後、400mAの定電流で3.0Vに達するまで放電し、その時の放電容量を電池容量とした。また、400mAの定電流で4.2Vに達するまで充電した後、4000mAの定電流で3.0Vに達するまで放電し、その時の上記で求めた電池容量に対する放電容量の比をハイレート特性とした。
Figure 0004933752
表1に示した結果から以下のことが分かった。
塗料作製工程および塗布工程において、正極合材塗料中における「(活物質の体積+導電助材の体積)/溶媒の体積」の体積割合を0.48(実施例1)、0.44(実施例2)とした場合の結果を見ると、活物質と導電助材の分布が均一であるため、作製後の正極合材塗料に剪断を付加しても、正極板の塗膜抵抗値が100Ω・cm以下と低く維持されており、電池容量およびサイクル特性に優れ、かつバラツキの小さい電池が実現できている。なお、表1では、電池特性として、電池容量とハイレート特性を記載しているが、ハイレート特性が優れていればサイクル特性も優れていると考えられる。
これに対して、溶媒22体積部に対して、Li含有複合酸化物である活物質を30体積部、導電助材を2体積部投入した直後の、塗料中における「(活物質の体積+導電助材の体積)/溶媒の体積」の体積割合が1.49(比較例1)の場合には、導電助材の分布が不安定になるため、作製直後の塗料を用いて作製した正極板の塗膜抵抗は低いが、塗料に対して剪断を付加すると、導電助材の凝集が進行し、正極板の塗膜抵抗が急激に上昇しており、電池の電池容量およびハイレート特性が低下している。
実施例1〜実施例3は、正極合材塗料中における「(活物質の体積+導電助材の体積)/溶媒の体積」の体積割合はほぼ等しいが、導電助材の正極合材塗料中に対する体積割合が異なる。実施例1〜実施例3における導電助材の正極合材塗料中に対する体積割合は、それぞれ、5%、2%、1.4%である。表1より、実施例1と実施例2は、剪断を付加した後でも、同様の高い電池特性が維持されているが、実施例3の場合は、実施例1および実施例2の場合に比べて、剪断付加後の電池特性が少し低下していることがわかる。したがって、導電助材の正極合材塗料中に対する体積割合が、剪断付加後の電池特性に影響していることがわかる。
実施例1、実施例2、比較例1、実施例3では導電助材にアセチレンブラックを用いたのに対し、実施例4、実施例5、比較例2、実施例6は、導電助材に黒鉛を用いた点が異なる。表1より、実施例4、実施例5、比較例2、実施例6においても、実施例1、実施例2、比較例1、実施例3と同様の結果および傾向となっていることがわかる。つまり、実施例4および実施例5では、塗料に対して剪断が付加されても、実施例6に比べて高い電池性能が維持されており、また、導電助材の正極合材塗料中に対する体積割合を1.4%とした実施例6の場合には、実施例4および実施例5の場合に比べて、剪断付加後の電池特性が少し低下している。
また、導電助材にアセチレンブラックと黒鉛の混合材料を使用した実施例7の場合にも、導電助材の正極合材塗料中に対する体積割合が同じ5%の実施例1および実施例4と同様に、塗料に対して剪断が付加されても高い電池性能が維持されている。
これらのことより、導電助材の正極合材塗料中に対する体積割合は電池性能に影響を与えるが、導電助材の材料の違いによる電池性能への影響は無いと言える。
次に、正極合材塗料中の活物質と導電助材の分布を均一にできる「(活物質の体積+導電助材の体積)/溶媒の体積」の体積割合についての検討を行った。
正極合材塗料を作製する際の、希釈前の「(活物質の体積+導電助材の体積)/溶媒の体積」の割合、および希釈後の「(活物質の体積+導電助材の体積)/溶媒の体積」の割合を変化させて正極合材塗料を作製し、それぞれの正極合材塗料を用いて作製した正極板の正極合材層の塗膜抵抗値、その正極板を使用したリチウム二次電池の、剪断付加後の電池容量およびハイレート特性を測定した。
ここでは、正極合材塗料中の導電助材の占める体積の割合が2.0%となるようにして作製した正極合材塗料を用いて正極板を作製し、測定を行った。その結果を、表2に示す。
なお、以下の説明では、「(活物質の体積+導電助材の体積)/溶媒の体積」の割合を、単に「体積比」と称して説明する。
Figure 0004933752
ここで、正極合材塗料は、実施例1または比較例1と同様の方法で作製した。希釈前とは、比較例1の作製方法で言えば、溶媒22体積部に対して、Li含有複合酸化物である活物質を30体積部、導電助材を2体積部投入した直後の塗料のことであり、希釈後とは、その後に結着剤2体積部と溶媒42体積部を加えてさらに60分間混練した後の塗料のことである。
表2で、希釈前と希釈後の体積比が等しいものは、比較例1のように2段階で希釈するのではなく、1回の希釈で正極合材塗料を作製している。
つまり、希釈前と希釈後の体積比が等しい正極合材塗料は、実施例1と同じ作製方法で作製したものであり、希釈前と希釈後の体積比が異なる正極合材塗料は、比較例1と同じ作製方法で作製したものである。
表2の結果より、剪断付加後にも正極合材層の塗膜抵抗値が低く維持されている正極板を用いた電池は、剪断付加後の電池容量およびハイレート特性も高く維持されていることがわかる。
図3は、表2の結果について、電池容量に着目し、正極合材塗料の希釈前の体積比と電池容量の関係を示したグラフである。
図3で、希釈前の体積比が1.0の場合と1.1の場合を比較すると、希釈前の体積比が1.1になると電池容量が急激に低くなっているのがわかる。したがって、電池容量を高く維持できる電池を作製できる正極板を作製するためには、希釈前の体積比が1.0以下の正極合材塗料を用いるのが好ましいと言える。
また、図3で希釈後の体積比について比較すると、体積比が0.05〜1.00の場合には、1710mAh以上の安定した高い電池容量が維持されているのに対し、希釈後の体積比が0.04になると、希釈前の体積比を変えても高い電池容量を維持できなくなっていることがわかる。したがって、電池容量を高く維持できる電池を作製できる正極板を作製するためには、希釈後の体積比が0.05以上の正極合材塗料を用いるのが好ましいと言える。
図4は、表2の結果について、電池容量に着目し、正極合材塗料の希釈後の体積比と電池容量の関係を示したグラフである。
表2に示すように、希釈後の体積比が1.1以上の場合の電池容量は1600mAh以下であり、図4の表示範囲(1650mAh以上)を下回る値であるため、図4には記載されていない。
図4で、希釈後の体積比が1.0の場合と1.1以上の場合を比較すると、希釈後の体積比が1.1になると電池容量が急激に低くなっている(図4の表示範囲外となっている)のがわかる。したがって、電池容量を高く維持できる電池を実現できる正極板を作製するためには、希釈後の体積比が1.0以下の正極合材塗料を用いるのが好ましいと言える。
また、図4で希釈後の体積比について比較すると、希釈後の体積比が0.05〜1.00の場合には、1710mAh以上の安定した高い電池容量が維持されているのに対し、希釈後の体積比が0.04になると、希釈前の体積比を変えても高い電池容量を維持できなくなっていることがわかる。したがって、図3と同様に図4からも、電池容量を高く維持できる電池を作製できる正極板を作製するためには、希釈後の体積比が0.05以上の正極合材塗料を用いるのが好ましいと言える。
なお、表2より、希釈後の体積比が0.05であれば、希釈しない場合(希釈前の体積比も0.05)でも安定した高い電池容量が維持できているので、希釈前の体積比についても、0.05以上の正極合材塗料を用いるのが好ましいと言える。
体積比が1.00よりも大きい場合に電池容量が低下するのは、導電助材の凝集が進み、分布が不均一になるためである。
また、体積比が0.05よりも小さい場合に電池容量が低下するのは、粉体面積が小さすぎるために、塗料作製工程において粉体間の衝突回数が減少し、導電助材が分散し、一次粒子化することができないためである。
つまり、乾燥直前までの全工程において塗料中における(活物質の体積+導電助材の体積)/溶媒の体積が0.05以上1.00以下の範囲外の状態を経て正極を作製した場合、実際の塗布工程、再攪拌などにおいて塗料に剪断が付加されると、導電助材の凝集が進み、図6のように正極合材層中における導電助材の分布が不均一になるため、剪断の大きさのバラツキにより電子伝導性のバラツキが発生し、電池容量、ハイレート特性を始めとする電池特性にバラツキが生じてしまう。
また、溶媒の種類によっては、蒸発、大気中水分の吸収等により、塗布工程において体積割合が低下し、導電助材が厚密化されることが考えられるので、塗料作製工程および塗布工程の両工程の期間において、体積比が0.05以上1.0以下の範囲に維持されることが好ましい。
なお以上述べたことを図7にまとめた。すなわち、図7は、本発明の実施例における、正極合材塗料における「溶媒」に対する「活物質+導電助材」の、希釈前と希釈後の体積比と、電池容量との関係を示すグラフである。
上述したように、同図7から分かるように、希釈後の体積比が0.05未満では、粉体面積が小さすぎるために、塗料作製工程において粉体間の衝突回数が減少し、導電助材が分散し、一次粒子化することができなく、好ましくない範囲であることが分かる。
また、上述したように、図7から分かるように、希釈後の体積比が1.00よりも大きい場合に電池容量が低下するのは、導電助材の凝集が進み、分布が不均一になるため、好ましくない範囲であることが分かる。
また、従来技術の説明で上述したように、図7から分かるように、希釈前の体積比が1.0を越える場合は、攪拌をすると剪断力が過剰となり、かえって導電助材の凝集が進み、正極合材層中における導電助材の分布が不均一になるため、好ましくない範囲であることが分かる。
また、図7の斜線部で示される三角形の線上の体積比では、1710mAh以上の安定した高い電池容量が維持されているが、範囲内においても、同等の安定した電池容量が維持されると推測されることから、よって、図7の斜線部で示される三角形の範囲、つまり、本発明で定義する体積比の範囲は、優れた電池容量特性を発揮することが分かる。
次に、正極合材塗料中の活物質と導電助材の分布を均一にできる、正極合材塗料中の導電助材の占める体積の割合についての検討を行った。
正極合材塗料を作製する際の、希釈前の「(活物質の体積+導電助材の体積)/溶媒の体積」の割合、および「正極合材塗料中の導電助材の体積の割合」を変化させて正極合材塗料を作製し、それぞれの正極合材塗料を用いて作製した正極板の正極合材層の塗膜抵抗値、その正極板を使用したリチウム二次電池の、剪断付加後の電池容量およびハイレート特性を測定した。
ここでは、希釈後の「(活物質の体積+導電助材の体積)/溶媒の体積」の割合が0.5となるようにして作製した正極合材塗料を用いて正極板を作製し、測定を行った。その結果を、表3に示す。
Figure 0004933752
図5は、表3の結果について、電池容量に着目し、正極合材塗料中の導電助材の占める体積の割合を変えた場合の、正極合材塗料の希釈前の体積比と電池容量の関係を示したグラフである。
図5で、希釈前の体積比が1.0の場合と1.1以上の場合を比較すると、正極合材塗料中の導電助材の占める体積の割合を変えても、希釈前の体積比が1.1になると電池容量が急激に低下している。これは図3の結果と一致しており、電池容量を高く維持できる電池を実現できる正極板を作製するためには、希釈前の体積比が1.0以下の正極合材塗料を用いるのが好ましいと言える。
そこで、ここでは、希釈前の体積比が1.0以下の場合における、正極合材塗料中の導電助材の占める体積の割合について検討する。
図5で、希釈前の体積比が0.5および1.0の場合について、正極合材塗料中の導電助材の占める体積の割合と電池容量の関係について見ると、正極合材塗料中の導電助材の占める体積の割合が1.5%以上10%以下の範囲の場合には、1710mAh以上の安定した高い電池容量が維持されていることがわかる。これに対し、正極合材塗料中の導電助材の占める体積の割合が、1.5%未満となった場合および10%を超えた場合には、電池容量が急激に低下し、1710mAh以上の安定した高い電池容量が維持できなくなっていることがわかる。
したがって、電池容量を高く維持できる電池を実現できる正極板を作製するためには、正極合材塗料中の導電助材の占める体積の割合が1.5%以上10%以下の範囲となる正極合材塗料を用いるのが好ましいと言える。
なお、表5に示すように、溶媒の体積割合が68%〜55%の場合について、(導電助材の体積)/(活物質+導電助材+結着剤の体積)を計算すると、正極合材塗料中の導電助材の占める体積の割合が1.5%以上10%以下の範囲は、 0.03≦(導電助材の体積)/(活物質+導電助材+結着剤の体積) ≦ 0.25の範囲に該当することが分かる。従って、(導電助材の体積)/(活物質+導電助材+結着剤の体積)が、0.03以上であって0.25以下の範囲であるリチウム電池は電池容量を高く維持できることになる。
Figure 0004933752
さらに、正極合材塗料中の導電助材の占める体積の割合が2%以下の範囲となる正極合材塗料を用いることは、以下に説明する点から好ましいといえる。
導電助材の量をより少なくすると比表面積の格段に大きい導電助材の量が減るため、ガス発生が少なくなり、電池内における内圧の上昇が抑圧される。内圧の上昇が抑制されない場合、つまり内圧が上昇すると電池内における安全装置や回路が働き、電池の使用が出来なくなる。
導電助材の体積割合が2%を越えるときは、内圧の上昇を確実に抑えるために電解液に添加剤を加えるといった工夫も必要になってくるが、導電助材を2%以下にすることで、そのような工夫無くして、内圧上昇を抑制することが出来る。
なお、この2%以下の場合も、上述したように考えることができる。すなわち、表5に示すように、溶媒の体積割合が68%〜55%の場合について、(導電助材の体積)/(活物質+導電助材+結着剤の体積)を計算すると、正極合材塗料中の導電助材の占める体積の割合が1.5%以上2%以下の範囲は、 0.03≦(導電助材の体積)/(活物質+導電助材+結着剤の体積) ≦ 0.06の範囲に該当することが分かる。
従って、(導電助材の体積)/(活物質+導電助材+結着剤の体積)が、0.03以上であって0.06以下の範囲であるリチウム電池は、電池容量を高く維持できるとともに、内圧上昇をより効果的に抑制することが出来るといえる。
正極合材塗料中の導電助材の占める体積の割合を1.5%未満となるように正極合材塗料を作製すると、正極板の極板抵抗を100Ω・cm以下にすることができない。その結果、芯材から活物質への電子移動速度が小さくなるために、電池容量およびサイクル特性が低下してしまう。なお、表2、表3では、電池特性として電池容量とハイレート特性を記載しているが、ハイレート特性が優れていればサイクル特性も優れていると考えられる。
また、正極合材塗料中の導電助材の占める体積の割合が10%を超えると、電子移動速度は大きくなるが、それ以上に、反応に寄与するリチウムイオンを放出する活物質の量を減らさなければならないため、電池容量が低下してしまう。
次に、剪断を付加した後の正極板合材層の塗膜抵抗値と、電池特性の関係についての検討を行った。なお、正極板合材層の塗膜抵抗値とは、積抵抗率のことである。その結果を表4に示す。
Figure 0004933752
表4で、剪断付加後の正極板合材層の塗膜抵抗値に着目すると、塗膜抵抗値が40Ω・cm以上100Ω・cm以下の範囲の正極板を使用した場合には、1710mAh以上の安定した高い電池容量が維持できる電池が実現できていることがわかる。これに対して、正極板合材層の塗膜抵抗値が、40Ω・cm未満の場合および100Ω・cmを超える正極板を用いた電池の場合には、電池容量が急激に低下し1710mAh以上の安定した高い電池容量が維持できなくなっていることがわかる。
正極板合材層の塗膜抵抗値は小さいほどよいが、塗膜抵抗値を40Ω・cm未満とするためには、製造上、正極合材塗料中の導電助材の占める体積の割合を10%以上にしなければならない。そのために、反応に寄与するリチウムイオンを放出する活物質の量を減らす必要があるので、塗膜抵抗値を40Ω・cm未満とすると、表4に示すように電池容量は低下してしまう。
また、塗膜抵抗値が100Ω・cmを超えると、芯材から活物質への電子移動速度が小さくなるために、電池容量およびサイクル特性が低下してしまう。
また、逆に、表3から、希釈前の「(活物質の体積+導電助材の体積)/溶媒の体積」の割合が0.5または1.0で、かつ、正極合材塗料中の導電助材の占める体積割合を1.5%〜10%の範囲で作製した正極合材塗料を用いると、剪断付加後の塗膜抵抗値が40Ω・cm以上100Ω・cm以下の範囲となる正極板を作製できることがわかる。
なお、本実施例においては、表2〜表4に示す各測定結果に対する電池特性の良否の判定基準を、電池容量が1710mAh以上、ハイレート特性が0.70Ω・cm以上としている。この特性基準は、あるメーカーの要請基準であり、使用上全く問題のないレベルである。
以上に説明したように、本発明のリチウム二次電池用正極合材塗料の作製方法を用いることにより、正極合材塗料にどのような剪断を付加しても、電子伝導性が高く一定である正極合材層を得ることができ、電池容量、ハイレート特性に優れ、かつバラツキの小さいリチウム二次電池用正極を実現することができる。
本発明のリチウム二次電池用正極合材塗料の作製方法を用いたチウム二次電池正極は、バラツキのない優れた電池容量、ハイレート特性を有し、固体電解質リチウム二次電池、ニッケル水素電池等のエネルギー貯蔵素子の用途にも適用できる。
本発明の実施の形態1におけるリチウム二次電池用正極板の断面図 本発明の実施例で作製したリチウム二次電池の断面図 正極合材塗料における「溶媒」に対する「活物質+導電助材」の希釈前の体積比と、電池容量の関係を示す図 正極合材塗料における「溶媒」に対する「活物質+導電助材」の希釈後の体積比と、電池容量の関係を示す図 正極合材塗料における導電助材の占める体積割合と電池容量の関係を示す図 従来のリチウム二次電池用正極板の断面図 本発明の実施例における、正極合材塗料における「溶媒」に対する「活物質+導電助材」の、希釈前と希釈後の体積比と、電池容量との関係を示すグラフ
符号の説明
1a 正極板
1b 集電体
1c Li含有複合酸化物である活物質
1d 導電助材
1e 結着剤

Claims (1)

  1. 少なくとも、Li含有複合酸化物である活物質、導電助材、結着剤、溶媒を含む塗料を作製するリチウム二次電池用正極合材塗料の作製方法において、
    活物質、導電助材、結着剤、及び溶媒を混合し、前記塗料中の、活物質の体積、導電助材の体積、溶媒の体積の割合が、
    0.05≦ (活物質の体積+導電助材の体積)/溶媒の体積 ≦ 1.00
    となるように、塗料作製中保持
    前記正極合材塗料は、導電助材の占める体積の割合が、1.5%以上2%以下である、リチウム二次電池用正極合材塗料の作製方法。
JP2005204297A 2004-07-15 2005-07-13 リチウム二次電池用正極合材塗料の作製方法 Expired - Fee Related JP4933752B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005204297A JP4933752B2 (ja) 2004-07-15 2005-07-13 リチウム二次電池用正極合材塗料の作製方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004208772 2004-07-15
JP2004208772 2004-07-15
JP2005204297A JP4933752B2 (ja) 2004-07-15 2005-07-13 リチウム二次電池用正極合材塗料の作製方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006054174A JP2006054174A (ja) 2006-02-23
JP4933752B2 true JP4933752B2 (ja) 2012-05-16

Family

ID=36031491

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005204297A Expired - Fee Related JP4933752B2 (ja) 2004-07-15 2005-07-13 リチウム二次電池用正極合材塗料の作製方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4933752B2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11345609A (ja) * 1998-06-02 1999-12-14 Mitsubishi Chemical Corp リチウム二次電池
JP2003203636A (ja) * 2001-12-28 2003-07-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd 非水電解液二次電池正極用導電剤及びこれを用いた正極板と非水電解液二次電池

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006054174A (ja) 2006-02-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3585122B2 (ja) 非水系二次電池とその製造法
JP5648869B2 (ja) 電池用電極およびその利用
JP5500395B2 (ja) 蓄電デバイス用電極の製造方法
JP5471591B2 (ja) 電極用導電性組成物
WO2012114590A1 (ja) 非水電解質二次電池用電極及びその製造方法並びに非水電解質二次電池
WO2013179924A1 (ja) リチウムイオン二次電池の電極及びこれを用いたリチウムイオン二次電池
JP2011192620A (ja) リチウムイオン二次電池電極用カーボンブラック分散体の製造方法
JP2007273355A (ja) リチウム二次電池用負極及びその製造方法
JP7345125B2 (ja) 非水電解質二次電池用正極活物質の製造方法
JP2006228704A (ja) 二次電池用電極及びこれを用いた非水電解液二次電池
KR101170172B1 (ko) 리튬 2차전지용 정극합재도료의 제작방법 및 리튬2차전지용 정극
JP4529288B2 (ja) 非水電解質二次電池用電極
JP2011238494A (ja) 電池と電池用電極およびその製造方法
WO2022070542A1 (ja) 電極、及び電極の製造方法
JP2020035682A (ja) 非水電解質二次電池及び非水電解質二次電池の製造方法
JP6698374B2 (ja) リチウムイオン二次電池
JP2011181387A (ja) 電気化学素子用電極合材の製造方法
JP3399193B2 (ja) 非水電解液電池用正極合剤ペ−ストとその製造法および非水電解液電池
JP2014143064A (ja) 二次電池およびその製造方法
CN111788723B (zh) 用于锂离子电池的正极浆料
JP4933752B2 (ja) リチウム二次電池用正極合材塗料の作製方法
JP2022150409A (ja) リチウムイオン二次電池
JP2022168684A (ja) リチウムイオン電池用正極の製造方法
JP2009272120A (ja) 負極材料、リチウムイオン二次電池用負極およびリチウムイオン二次電池
WO2022181151A1 (ja) リチウムイオン二次電池用負極、リチウムイオン二次電池、CNT-Siペーストの製造方法、リチウムイオン二次電池用負極の製造方法、リチウムイオン二次電池の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080414

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110325

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110329

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110419

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20110419

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120214

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120217

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150224

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees