JP4933079B2 - キトサン誘導体および高分子凝集剤 - Google Patents

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本発明は、新規なキトサン誘導体と、前記キトサン誘導体を有効成分として含む高分子凝集剤とに関するものである。
キチンを脱アセチル化して得られる、式(3):
Figure 0004933079
で表される繰り返し単位を含むキトサンが、天然成分起源の高分子凝集剤として、広く、一般に用いられている。キトサンは、酸性水溶液に溶解させることで、凝集力を生じて、高分子凝集剤として機能させることができる。キトサンの凝集性能は、主として、キトサン分子の、高分子鎖としての凝集力と、側鎖であるアミノ基が、酸と反応して4級アミン化することで生じるカチオンの凝集力に基づいている。しかし、キトサンの、高分子凝集剤としての凝集性能は、未だ満足の行くものではなく、十分な凝集力を得るためには、多量のキトサンを使用する必要がある。そのため、キトサンの分子構造を改変して、凝集性能を向上することが検討されている。
例えば、特許文献1には、キトサンのアミノ基の少なくとも一部を、式(4):
Figure 0004933079
〔式中、R4、R5は低級アルキル基を示し、R6は低級アルキレン基を示す。〕
で表される置換アミノ基に置換すると共に、前記アミノ基の残りの少なくとも一部を、式(5):
Figure 0004933079
〔式中、R7はアルキレン基、mは0または1を示す。〕
で表される架橋基に置換することで、複数のキトサン分子間、または同一のキトサン分子内に架橋構造を導入したキトサン誘導体が記載されている。
特開平11−60607号公報
ところが、特許文献1に記載されたキトサン誘導体は、キトサンのアミノ基の少なくとも一部に、ジエチルアミノエチルクロリドを反応させて、新たに、前記式(4)の置換アミノ基を導入すると共に、複数のキトサン分子間、または同一のキトサン分子内の2つのアミノ基間を、式(5)の架橋基で、部分的に架橋させた構造を有しているため、全てのアミノ基が凝集に関与することができず、凝集性能を大きく改善できないおそれがある。
本発明の目的は、凝集性能を、これまでよりも、さらに向上させたキトサン誘導体と、それを用いた高分子凝集剤とを提供することにある。
請求項1記載の発明は、式(1):
Figure 0004933079
〔式中、Xは、式(2):
Figure 0004933079
で表される基を示し、式(2)中のR1は低級アルキレン基、R2およびR3は、同一または異なって、水素原子または低級アルキル基を示す。〕
で表される繰り返し単位を含むことを特徴とするキトサン誘導体である。
請求項2記載の発明は、キトサンから合成されていると共に、式(1)で表される繰り返し単位の、全ての繰り返し単位中に占める割合が、20モル%以上である請求項1記載のキトサン誘導体である。
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載のキトサン誘導体を、有効成分として含むことを特徴とする高分子凝集剤である。
請求項1記載の発明のキトサン誘導体は、前記式(1)で表される繰り返し単位中に、キトサン由来の1つと、式(2)で表される基中の2つの、合計3つのアミノ基を有することから、酸性水溶液中で、アミノ基が、酸と反応して4級アミン化することで生じるカチオンの凝集力を、強化することができる。そのため、キトサン誘導体分子の、高分子鎖としての凝集力と相まって、その凝集性能を、これまでよりも、さらに向上させることができる。
前記キトサン誘導体は、キトサンから合成することができ、合成されたキトサン誘導体における、前記3つのアミノ基による、凝集性能を向上させる効果を、より良好に発揮させることを考慮すると、式(1)で表される繰り返し単位の、全ての繰り返し単位中に占める割合は、請求項2に記載したように、20モル%以上であるのが好ましい。
さらに、請求項3記載の発明の高分子凝集剤は、有効成分として、請求項1記載の発明のキトサン誘導体を含有しているため、凝集性能に優れている。
《キトサン誘導体》
本発明のキトサン誘導体は、式(1):
Figure 0004933079
〔式中、Xは、式(2):
Figure 0004933079
で表される基を示し、式(2)中のR1は低級アルキレン基、R2およびR3は、同一または異なって、水素原子または低級アルキル基を示す。〕
で表される繰り返し単位を含むことを特徴とするものである。
前記本発明のキトサン誘導体において、基R1に相当する低級アルキレン基としては、例えば、メチレン、エチレン、プロピレン、ブチレン、アミレン、ヘキシレン等の、炭素数1〜10のアルキレン基が挙げられる。中でも、炭素数2〜4のアルキレン基としての、エチレン、プロピレン、ブチレンが好ましい。また、基R2、R3に相当する低級アルキル基としては、メチル、エチル、n−プロピル、i−プロピル、n−ブチル、i−ブチル、t−ブチル、s−ブチル、ペンチル、ヘキシル等の、炭素数1〜10のアルキル基が挙げられる。中でも、炭素数2以下のアルキル基としての、メチル、エチルが好ましい。
本発明のキトサン誘導体は、式(3):
Figure 0004933079
で表される繰り返し単位を含むキトサン、すなわち、β−1,4−ポリ−D−グルコサミンを改質して合成することができ、原料であるキトサンとしては、従来同様に、式(6):
Figure 0004933079
で表される繰り返し単位を含むキチン、すなわちβ−1,4−ポリ−N−アセチル−D−グルコサミンを、アルカリで処理する等して、脱アセチル化して得られたものを用いることができる。
前記キトサンの脱アセチル化度、すなわち、アセチルアミノ基が脱アセチル化されてアミノ基が生成した、前記式(3)で表される繰り返し単位の、キトサン分子を形成する全ての繰り返し単位中に占める割合は、50〜99モル%であるのが好ましく、特に、65〜95モル%であるのが好ましい。キトサンの脱アセチル化度がこの範囲未満では、前記キトサンから誘導される、本発明のキトサン誘導体の水溶性が低下したり、十分な凝集性能が得らなかったりするおそれがある。また、キトサンの脱アセチル化度を、前記の範囲を超えて高めるためには、高度の脱アセチル化処理が必要であり、キトサンの、そして、キトサンを原料として製造される本発明のキトサン誘導体の生産性が低下して、コストアップに繋がるという問題がある。
キトサンの数平均分子量Mnは、50,000〜1,000,000であるのが好ましく、特に、100,000〜700,000であるのが好ましい。キトサンの数平均分子量Mnが、この範囲未満では、かかるキトサンから合成される本発明のキトサン誘導体の鎖長が短くなって、高分子鎖としての凝集力が低下するおそれがある。また、キトサンの数平均分子量Mnが、前記の範囲を超える場合には、かかるキトサンから合成される本発明のキトサン誘導体の、酸性水溶液に対する溶解性が低下するおそれがある。そのため、このいずれの場合にも、キトサン誘導体の凝集性能を向上する効果が、十分に得られないおそれが生じる。
キトサンから、前記式(1)で表される本発明のキトサン誘導体を合成するためには、下記の反応工程式に示すように、まず、ジメチルホルムアミド(DMF)等の有機溶媒中において、式(3)で表される繰り返し単位を含むキトサンと、式(7)で表される無水フタル酸とを反応させて、キトサン起源のアミノ基が、無水フタル酸起源のフタルアミド基によって置換されて保護された、式(8)で表される繰り返し単位を含む、第1の中間生成物を得る。
Figure 0004933079
次に、DMF等の有機溶媒中において、前記第1の中間生成物と、式(9)で表される、N,N′−カルボニルジイミダゾールとを反応させると、前記フタルアミド基によって、隣接する−OH基が保護された状態(主に立体障害によると考えられる)で、ヒドロキシメチル基末端の−OH基が、選択的に、前記N,N′−カルボニルジイミダゾールと反応してアミドエステル化されて、式(10)で表される繰り返し単位を含む、第2の中間生成物が生成される。
Figure 0004933079
次に、DMF等の有機溶媒中において、前記第2の中間生成物中の、アミドエステル部分を、式(11)で表される化合物と交換反応させて、式(12)で表される繰り返し単位を含む、第3の中間生成物を得る。
Figure 0004933079
〔式中のR1〜R3は、先に説明したとおりである。〕
そして、DMF等の有機溶媒中において、前記第3の中間生成物と、水加ヒドラジンとを反応させて、最初に反応させたフタルアミド基を除去すると、式(1)で表される繰り返し単位を含む、本発明のキトサン誘導体が合成される。
Figure 0004933079
〔式中のR1〜R3は、先に説明したとおりである。〕
前記の反応工程式に基づいて、キトサンから合成された、本発明のキトサン誘導体においては、前記式(1)で表される繰り返し単位の、全ての繰り返し単位中に占める割合が、20モル%以上であるのが好ましい。式(1)で表される繰り返し単位の割合が、20モル%未満では、先に説明した、前記式(1)で表される繰り返し単位中の、3つのアミノ基による、キトサン誘導体の凝集性能を向上する効果が、十分に得られないおそれが生じる。
なお、本発明のキトサン誘導体における、式(1)で表される繰り返し単位の割合は、その凝集性能をさらに向上させることを考慮すると、前記の範囲内でも、50モル%以上であるのが好ましい。前記割合の上限は100%まで可能である。ただし、式(1)で表される繰り返し単位の割合を100%にするためには、高度の処理が必要であり、本発明のキトサン誘導体の生産性が低下して、コストアップに繋がるという問題がある。そのため、式(1)で表される繰り返し単位の割合は、前記の範囲内でも、99モル%以下であるのが好ましく、95モル%以下であるのがさらに好ましい。
本発明のキトサン誘導体は、前記の分子構造を有する、式(1)で表される繰り返し単位を含んでいるため、その凝集性能を、これまでよりも向上させることができる。そのため、次に説明する高分子凝集剤の有効成分として、良好に使用することが可能である。
《高分子凝集剤》
本発明の高分子凝集剤は、前記本発明のキトサン誘導体を、有効成分として含むことを特徴とするものである。前記本発明の高分子凝集剤は、本発明のキトサン誘導体のみで形成されていても良い。すなわち、本発明のキトサン誘導体を、そのままの状態(通常は粉末等の固形状)で、高分子凝集剤として使用しても良い。しかし、その取り扱い性や保存安定性等を向上することを考慮すると、本発明のキトサン誘導体を、酸性水溶液に溶解した水溶液の状態で、高分子凝集剤として提供するのが好ましい。
前記液状の高分子凝集剤における、キトサン誘導体の濃度は、水溶液1リットルあたりのキトサン誘導体のモル濃度(モル/リットル)で表して、およそ0.05〜0.15モル/リットルであるのが好ましい。キトサン誘導体を溶解するために水溶液に加える酸としては、酢酸、シュウ酸、酒石酸、安息香酸、スルホン酸等の有機酸や、塩酸、硫酸、硝酸、リン酸等の無機酸が挙げられ、特に酢酸が好ましい。酸の添加量は、水溶液のpHを、キトサン誘導体を溶解するのに適した、pH3〜7に調整できる範囲とするのが好ましい。本発明の高分子凝集剤は、例えば、汚濁水の浄化、天然ゴムラテックスからの生ゴムの生成等の、従来の高分子凝集剤と同様の、種々の用途に使用することができる。
〈キトサン誘導体の合成〉
窒素雰囲気下、DMFに、粉末状のキトサン〔脱アセチル化度:95モル%、数平均分子量Mn:700,000〕2gと、無水フタル酸とを加えた。無水フタル酸の添加量は、キトサンを形成する、式(3)で表される繰り返し単位1モルあたり、5モルに相当する量とした。次いで、前記各成分を含む混合液を、減圧下、かく拌しながら、100℃に加熱して6時間、反応させた後、氷水で冷却して沈殿を生じさせた。そして、得られた沈殿を液から分離してエタノールで洗浄した後、乾燥させて、赤外線吸収スペクトル法により分析したところ、図1の下から2番目の赤外線吸収スペクトルに示すように、前記式(8)で表される繰り返し単位を含む、第1の中間生成物であることが確認された。図1の1番下は、出発原料としてのキトサンの赤外線吸収スペクトルである。なお、図1では、前記2つの赤外線吸収スペクトルを含めて、4つの赤外線吸収スペクトルを上下に並べて示しているが、この上下差は、各赤外線吸収スペクトル間の、実際の、吸収強度の差を示しているのではない。各赤外線吸収スペクトルを比較しやすいように、便宜的に、上下に並べて表示しているのである。
次に、窒素雰囲気下、DMFに、前記第1の中間生成物0.5gを加えて、かく拌しながら、100℃に加熱して、N,N′−カルボニルジイミダゾールを加えた。N,N′−カルボニルジイミダゾールの添加量は、キトサン中の、前記式(3)で表される繰り返し単位の全量が、先の反応で、式(8)の繰り返し単位に変化したと仮定して、式(8)の繰り返し単位1モルあたり、2モルに相当する量とした。次に、かく拌を続けながら、液温を100℃に維持して30分間、次いで、液温を60℃に下げて2時間、反応させた後、冷却して沈殿を生じさせた。そして、得られた沈殿を液から分離してアセトンで洗浄した後、乾燥させて、赤外線吸収スペクトル法により分析したところ、図1の上から2番目の赤外線吸収スペクトルに示すように、前記式(10)で表される繰り返し単位を含む、第2の中間生成物であることが確認された。
次に、窒素雰囲気下、DMFに、前記第2の中間生成物0.5gを加えた後、減圧下、かく拌しながら、70℃に加熱した状態で、前記式(11)で表されると共に、式中のR1がエチレン、R2、R3がメチルである、N−ジメチルアミノ−エチルアミンを加えた。N−ジメチルアミノ−エチルアミンの添加量は、第1の中間生成物中の、仮定される式(8)の繰り返し単位の全量が、先の反応で、式(10)の繰り返し単位に変化したと仮定して、式(10)の繰り返し単位1モルあたり、2モルに相当する量とした。次に、かく拌を続けながら、液温を70℃に維持して12時間、反応させた後、冷却して沈殿を生じさせた。そして、得られた沈殿をアセトンで洗浄した後、乾燥させて、赤外線吸収スペクトル法により分析したところ、図1の1番上の赤外線吸収スペクトルに示すように、前記式(12)で表される繰り返し単位を含む、第3の中間生成物であることが確認された。
次に、窒素雰囲気下、DMFに、前記第3の中間生成物0.5gを加えて、かく拌しながら、100℃に加熱して、水加ヒドラジン(N24・H2O)を加えた。水加ヒドラジンの添加量は、第2の中間生成物中の、仮定される式(10)の繰り返し単位の全量が、先の反応で、式(12)の繰り返し単位に変化したと仮定して、式(12)の繰り返し単位1モルあたり、2モルに相当する量とした。次に、かく拌を続けながら、液温を100℃に維持して1時間、反応させた後、冷却して沈殿を生じさせた。そして、得られた沈殿をアセトンで洗浄した後、乾燥させて、反応生成物を得た。
前記反応生成物を、赤外線吸収スペクトル法により分析した。赤外線吸収スペクトルを図2に示す。図より、前記反応生成物は、式(1)で表される繰り返し単位を含み、かつ、式(1)中のR1がエチレン、R2、R3がメチルであるキトサン誘導体であることが確認された。
〈高分子凝集剤の調製〉
合成したキトサン誘導体0.1モルを、酢酸0.02モルを含む酸性水溶液に加えて溶解して、濃度0.0925モル/リットルの、液状の高分子凝集剤(「高分子凝集剤I」とする)を調製した。
〈実験1〉
微粒子クレーを含む、濃度3重量%の懸濁水20mlをかく拌しながら、前記高分子凝集剤Iを徐々に滴下して、微粒子クレーが実質的に凝集するのに要した量を求めたところ、6.7mlであった。比較のため、未処理の粉末状のキトサン〔脱アセチル化度:95モル%、数平均分子量Mn:700,000〕0.1モルを、酢酸0.02モルを含む酸性水溶液に加えて溶解して調製した、同じ濃度の、液状の高分子凝集剤(「高分子凝集剤II」とする)を使用して、同様の試験を行ったところ、微粒子クレーが実質的に凝集するのに要した、高分子凝集剤IIの量は、10.1mlであった。
〈実験2〉
ゴムの木から採取された、採取後24時間以内の新鮮な天然ゴムラテックス(固形分濃度30重量%)30mlをかく拌しながら、前記高分子凝集剤Iを徐々に滴下して、ゴム成分が実質的に凝集するのに要した量を求めたところ、0.8mlであった。比較のため、前記高分子凝集剤IIを使用して、同様の試験を行ったところ、ゴム成分が実質的に凝集するのに要した量は、2.1mlであった。実験1、2の結果を表1に示す。
Figure 0004933079
本発明の実施例において、出発原料として使用したキトサンと、前記キトサンを用いて、キトサン誘導体を合成する途中の段階で生成した中間生成物の、赤外線吸収スペクトルを示すグラフである。 本発明の実施例で合成したキトサン誘導体の、赤外線吸収スペクトルを示すグラフである。

Claims (3)

  1. 式(1):
    Figure 0004933079
    〔式中、Xは、式(2):
    Figure 0004933079
    で表される基を示し、式(2)中のR1は低級アルキレン基、R2およびR3は、同一または異なって、水素原子または低級アルキル基を示す。〕
    で表される繰り返し単位を含むことを特徴とするキトサン誘導体。
  2. キトサンから合成されていると共に、式(1)で表される繰り返し単位の、全ての繰り返し単位中に占める割合が、20モル%以上である請求項1記載のキトサン誘導体。
  3. 請求項1または2記載のキトサン誘導体を、有効成分として含むことを特徴とする高分子凝集剤。

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