JP4931836B2 - 空気清浄用フィルタ及びこれを用いた空気清浄器 - Google Patents

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Description

この発明は空気清浄用フィルタに関する。特に光触媒反応を利用した空気清浄用フィルターの改良に関する。更には、かかる空気清浄用フィルタを備えた空気清浄器に関する。
従来、空気中の有害物質である窒素酸化物(NO)の酸化除去を目的として光触媒としてのチタニア(TiO)と吸着剤としての活性炭とを混合してなるものを担持させたフィルタが提案されている。
かかるフィルタでは空気中のNOXは光触媒反応によりNO、更には硝酸(HNO)まで酸化される。このとき活性炭はNOの一時的な吸蔵場所として働きNOの脱離を抑制していると考えられている。詳しくは大気汚染防止に関する総合研究34−1〜15(平成7年度)を参照されたい。
しかしながら、光触媒と活性炭が混在する従来のフィルタでは光源に対して裏面ができ、この裏面に位置する光触媒には光が到達しない。したがって、当該裏面では光触媒は吸着作用のみで殆ど機能していない。一方、光源からみたフィルタの表側面においても、混在された活性炭が光触媒に対する光を遮蔽するので、結果として光触媒の利用効率が低下している。
更には、光触媒と活性炭が混在していると、活性炭で捕捉されたNOが拡散して光触媒上に硝酸(HNO)を生成するため、これにより光触媒が浸食され、フィルタの劣化を早めるおそれがあった。
本発明は、上記課題を解決することを目的とし、その構成は次の通りである。
即ち、光触媒が配置される第一の領域と吸着剤が配置される第二の領域を有する空気清浄用フィルタであって、前記第一の領域と第二の領域が実質的に連続している、ことを特徴とする空気清浄用フィルタである。
換言すれば、光触媒と吸着材とを分離してかつそれらを相互に実質的に連続させる構成の空気清浄用フィルタである。
このように構成された本発明のフィルタによれば、光触媒と吸着剤とが別々の領域に配置されるため光の照射の仕方如何によっては、換言すれば、光触媒が配置される第1の領域を光源からみた表側面とすることにより、全ての光触媒へ光を照射できることとなる。更には、当該第1の領域には吸着材がないので、光触媒への光が当該吸着材により遮蔽されることもない。よって、本発明のフィルタでは光触媒の利用が効率的になる。また、光触媒と吸着剤の接する面積が少なくなるため光触媒反応過程で生成される硝酸(HNO)による光触媒への浸食が抑えられ、フィルタの長寿命化を達成できる。勿論、光触媒が配置される領域と吸着剤が配置される領域が実質的に連続しており、従来のフィルタ同様の光触媒と吸着剤の相互作用による空気清浄効果が得られる。
上記において、光触媒としては半導体酸化物が広く知られており、中でも、酸化力の強さ、低価格、無毒性等の理由から酸化チタン(TiO)を好適に利用できる。勿論、他の光触媒であってもよく、複数の光触媒を組み合わせて使用してもよい。
光触媒は単独で使用してもよく、また、貴金属触媒等の光触媒反応を促進する補助触媒とともに複合触媒として用いることもできる。貴金属触媒としては、例えばパラジウムが挙げられる。
吸着剤には、光触媒で酸化された有害物質を吸着若しくは吸蔵できるものであれば、一般的なものを利用でき、例えば活性炭を用いることができる。
フィルタリングの対象が窒素酸化物である場合には、光触媒として酸化チタン−パラジウムの複合触媒を採用し、吸着材として活性炭を採用することが好ましい。
パラジウムの配合重量割合は0.2〜1.5重量%とすることが好ましく、更に好ましくは0.25〜1.0重量%である。なお、酸化チタンにはアナターゼ型で粒径が小さく、比表面積の大きいタイプを使用することが好ましい。
次ぎに、光触媒が配置される第1の領域と吸着材が配置される第2の領域の形態について、前者として酸化チタンを後者として活性炭をそれぞれ例に採り、図面を参照しながら説明する。
(形態1)
図1はこの発明のフィルタの第1の形態を示す斜視図である。この形態のフィルタ1は酸化チタン層3と活性炭層5とを積み重ねた構成である。フィルタリングされる空気はフィルタ1の厚み方向、即ち酸化チタン層3に対して垂直方向へ通過する。従って、酸化チタン層3と活性炭層5とはそれぞれ通気性を有する。紫外線は酸化チタン層3に対してのみ照射される。
かかる構成のフィルタ1によれば、空気中の窒素酸化物は直接酸化チタン層に捕捉され、若しくは活性炭に捕捉された後に酸化チタン層へ移行して当該酸化チタン層においてその光触媒反応により酸化される。また、活性炭層5は二酸化窒素の一時的な吸蔵場所として機能すると考えられる。なお、この反応機構は既述の文献を参考されたい。
なお、空気を酸化チタン層3と平行に流通させても良い。
この例では、活性炭の繊維からなるフェルトで活性炭層5を形成し、その一面へ酸化チタンの粉末を通気性が得られるように吹き付けて酸化チタン層3を形成する。
通気性を有する活性炭層5として、活性炭の繊維からなる不織布、紙などを用いることができる。
通気性の有する酸化チタン層3としては不織布、紙、多孔質のアルミナ又はゼオライトに酸化チタンを担持させる構成でも良い。
(形態2)
第2の形態のフィルタは第1の形態のフィルタから活性炭層5の通気性の要件が削除される。従って、空気は酸化チタン層3対して平行に流通される。
通気性の要求されない活性炭層5としては、上記の例の他に活性炭の粉末をバインダで固めたものなどがある。
かかる第2の形態のフィルタの作用は、第1の形態のそれと同じである。
(形態3)
第3の形態のフィルタは第2の形態のフィルタから更に酸化チタン層3の通気性の要件が削除される。従って、空気は酸化チタン層3に対して平行に流通される。
通気性の要求されない酸化チタン層として、上記の例の他に酸化チタンの粉末をバインダで固めたものなどがある。
かかる構成のフィルタでは、空気中の窒素酸化物は酸化チタン層3の光触媒に直接捕捉されそこで酸化される。このとき、酸化生成された二酸化窒素の一部は活性炭層5へ移送されてこれに一時的に吸蔵されると考えられる。
(形態4)
第4の形態のフィルタ11を図2に示す。
このフィルタ11の構成は第1〜3の形態のフィルタに基体17を積層したものである。基体17の材質はフィルタに保形性、即ちこしを付与することができれば特に限定されない。例えば軽量であるという見地からアルミニウムの薄板を用いることができる。空気をフィルタ11に対して垂直方向に流通させる場合は通気性を備えるものとする。この場合には、基体を段ボール状やハニカム状とする。
第4の形態のフィルタの変形態様(フィルタ21)が図3に示されている。なお、図2と同一の部材には同一の符号を付してある。このフィルタ21では基板17の上下面に活性炭層5及び酸化チタン層3が積層されている。
かかるフィルタの作用は第1〜3の形態のそれらと同様である。
(形態5)
第5の形態のフィルタ31を図4に示す。
図3の構成のフィルタを細長くしてなるフィルタエレメント33を複数準備し、それらを相互に間隔をあけてフィルタの幅方向(図面において左右方向)に積層してこの形態のフィルタ31は構成される。従って、空気はフィルタエレメント33とフィルタエレメント33との間の空隙35をフィルタ31の厚さ方向に流通する。なお、各フィルタエレメント33は枠体37で機械的に保持されている。
かかるフィルタの作用も第1〜3の形態のフィルタと同様である。
(形態6)
第6の形態のフィルタの要点が図5に示される。
この形態のフィルタは酸化チタン層5の代わりに酸化チタン−パラジウム複合触媒層45を用いる。他の要素は第1〜5の形態のフィルタと同様である。換言すれば、第1〜5の形態のフィルタの酸化チタン層5を酸化チタン−パラジウム複合触媒層45に交換したものである。
この複合触媒層45ではその表面に酸化チタン46の粒子が配列し、パラジウム47の粒子は層の内側に隠れている。パラジウム47の粒子はこれ自体が黒色であり酸化チタンに対する光を遮蔽するので、かかる構成を採用することにより、照射される光の利用効率を何ら低下することなく、複合触媒の性能をそのまま利用できることとなる。
本発明の空気清浄用フィルタは光源とともに室内用や車輌用等の空気清浄器に利用することができる。
光源は光触媒を活性化するものであれば特に限定されない。酸化チタンを光触媒とする場合には紫外線ランプが用いられる。フィルタにおける光触媒が配置される領域の全部に光が届くように光源は配置されることが望ましい。
次ぎに、この発明のフィルタを評価する実験について説明する。
この実験は次のようにして行われた。即ち、図6に示すように、容積が144リットルの容器50へボンベ51からNOを吹き込んで容器内のNOの濃度をほぼ0.6ppmとする。容器50内には角筒形の通風路53が設けられ、この通風路53内には、図中→で示すように、一定の空気の流れが攪拌ファン54によって起こされている。図中の符号55はNO計である。
通風路53内には内径が10cmのシャーレ56が置かれ、その上に紫外線を放射する冷陰管57が配置される。冷陰管57とシャーレ56の底壁との間隔はほぼ2cmとした。冷陰管57の出力はほぼ4.5Wである。
そして、実施例(A)では活性炭繊維からなるフェルト(1.44g)をシャーレ56に敷き詰めておいた後、1.76gの酸化チタンをエタノールへ均一に分散して当該活性炭のフェルトの上に流し込み、エタノールを90℃で加熱蒸発させて活性炭フェルト(下側の層)と酸化チタンの粉末層(上側の層とからなる2層構造を得た。
一方、比較例(a)では、1.0gの酸化チタンをエタノールへ均一に分散してシャーレ56へ流し込み、その後エタノールを90℃で加熱蒸発させて酸化チタンの粉末のみからなる層をシャーレ56に形成した。
比較例(b)では1.0gの酸化チタンと0.5gの活性炭をエタノールへ均一に分散してシャーレ56へ流し込み、その後エタノールを90℃で加熱蒸発させて酸化チタンと活性炭との混合粉末からなる層をシャーレ56に形成した。
容器50内に各フィルタをセットしてNOの濃度がほぼ0.6ppmとなった後、冷陰管57をオンとすると同時にファン54を回転させる。容器50内のNO及びNOの濃度の経時変化を図7に示す。
図7より、実施例(A)によれば、NOの酸化分解能を維持しつつNOの脱離を充分小さくできることがわかる。
比較例(a)では、最も高いNOの分解能があるもののNOの脱離も多い。これは、活性炭によるNOの吸蔵が得られないためと考えられる。
比較例(b)では、NOの分解能が不十分である。これは、酸化チタンに照射されるべき紫外線が活性炭によって遮蔽され、酸化チタンに充分な紫外線が供給されないためであると考えられる。
図8は比較例(a)のフィルタのNOの濃度とNOの濃度との関係を示す。図中の◆はファン54を回転させたときの関係を示し、■はファン54を停止させたときの関係を示す。
図8の結果からファン54を回転させてシャーレ56の酸化チタン粉末層へ風圧をかけるだけで、酸化チタンからNOが脱離することがわかった。
そこで、本発明者らは酸化チタンの領域と活性炭の領域とが分離していても良いのではないかと考えた。但し、活性炭の領域は酸化チタンの領域の風下にあるものとする。酸化チタンから脱離したNOを吸着・吸蔵するためである。
図9はこのような分離型のフィルタの評価をするための実験を説明するための図である。
図9の(ア)は既述の比較例(a)に相当するシャーレ56(酸化チタンのみの粉末で層が形成されている)の風下に近接して活性炭の粉末(0.5g)を敷き詰めた第2のシャーレ74を配置した。この第2のシャーレ74の内径は10cmである。
図9の(イ)では、シャーレ56の風下に近接して活性炭のフェルト75(1.73g)を配置した。このフェルト75は空気の流れに対して垂直方向に配置されている。
図9の(ア)及び(イ)に示した構成を図6の通風路53に置いたときの、容器50内のNO及びNOの濃度の経時変化は図10に示す通りとなった。
図10において、(a)と(A)のカーブは既述の比較例(a)と実施例(A)の結果である。図中の(ア)のカーブは図9の(ア)の構成を採ったときの結果である。同様に(イ)のカーブは図中の(イ)の構成を採ったときの結果である。
この結果から、酸化チタンの領域と活性炭の領域とを分離しても、後者が風下にあれば、窒素酸化物のフィルタとして充分に有用であることがわかった。
特に、実施例(イ)では、実施例(A)に比べて、NOの分解能及びNOの非脱離機能においてともに優れていることがわかる。
以上の結果から、次の事項を開示する。
(1) 光触媒が配置される第一の領域と吸着剤が配置される第二の領域を有する空気清浄用フィルタであって、
前記第一の領域と前記第二の領域とが実質的に分離しており、前者が後者の風上に位置する、ことを特徴とする空気清浄用フィルタ。
(2) 前記光触媒は酸化チタンを含んでなり、前記吸着剤は活性炭を含んでなる、ことを特徴とする(1)に記載の空気清浄用フィルタ。
(3) 前記光触媒は酸化チタン及びパラジウムの複合触媒からなり、前記吸着剤は活性炭からなる、ことを特徴とする(1)に記載の空気清浄用フィルタ。
(4) 酸化チタンから二酸化窒素を脱離させる方法であって、前記酸化チタンへ風圧をかけること、を特徴とする酸化チタンから二酸化窒素を脱離させる方法。
なお、今回本発明者らは、さほど大きな物理的な力をかけなくても、酸化チタンから二酸化窒素を脱離できることを見いだした。
(5)光触媒が配置される第一の領域、吸着剤が配置される第二の領域を有するフィルタ、光源及びファンとを備える空気清浄器であって、
前記フィルタにおいて第一の領域と前記第二の領域とが実質的に分離しており、前者が後者の風上に位置し、前記光源の光が照射される側に前記第一の領域が形成され、
前記ファンは前記第一の領域へ前記光触媒から二酸化窒素を脱離させるように風を送る、
ことを特徴とする空気清浄器。
(6) 前記光触媒は酸化チタンを含んでなり、前記吸着剤は活性炭を含んでなる、ことを特徴とする(5)に記載の空気清浄器。
(7) 前記光触媒は酸化チタン及びパラジウムの複合触媒からなり、前記吸着剤は活性炭からなる、ことを特徴とする(5)に記載の空気清浄器。
上記の構成によれば、空気の流れる方向を調節することにより、空気清浄用フィルタとしての機能を維持しつつ、光触媒の領域と吸着材の領域を分離させることができる。したがって、フィルタの設計自由度が向上する。また、窒素酸化物を酸化除去するときに生成される硝酸によって光触媒が浸食されることもなくなる。
次ぎに、上で説明した各フィルタを備えることのできる室内用の空気清浄器101について説明する。以下の例では、図1に示したフィルタ1を備えるものとする。
図11は空気清浄器101の構成を示す。この空気清浄器101は換気部110、清浄部120から大略構成される。換気部110及び清浄部120はケーシング102に内蔵される。このケーシング102は壁に埋め込まれる筐体部103と室内に表出されるフロントパネル104から構成される。フロントパネル104の下縁側には室内空気の取り入れ口105が開口し、その上縁側には清浄化した空気の吹き出し口106が開口している。筐体部103の換気部110側の下面にも室内空気の取り入れ口107が開口しており、これより取り込まれた空気は換気部110により室外へ排出される。筐体部103の換気部110側の背面には室内空気の排出口108と室外空気の取り入れ口109が開口しており、それぞれ図示しないダクトで室外と連通している。
換気部110は排気用ファン111、給気用ファン112及び熱交換器113から構成される。排気用ファン111と給気用ファン112には汎用的なものが利用でき、それぞれ図示しない同じく汎用的なモータによって回転される。排気用ファン111と給気用ファン112とはパーティション115によって仕切られている。室内の空気は取り入れ口107、熱交換器113を通って排気用ファン111により排出口108より室外へ排出される。室外の空気は取り入れ口109から給気用ファン112により取り込まれ、熱交換器113を通って清浄部120へ送られる。
熱交換器113は室内空気の取り入れ口107と排気用ファン111とを連通するコルゲートの第1の層113aと給気用ファン112より送られた室外空気を清浄部120側へ連通させるコルゲートの第2の層113bを交互に積層したものである。熱交換器113は熱伝導率の高い材料で形成される。
なお、かかる熱交換器は例えば特開平5ー269323号公報に記載されているように周知なものである。
排気用ファン111と給気用ファン112とはパーティション115で仕切られているので、排出される室内の空気と吸引される室外の空気が混じりあることはない。熱交換器113においても室内空気と室外空気はそれぞれが専用のコルゲート層113aと113bを通過するので、ここにおいても混じり合うことはない。熱交換器13は吸引した室外空気を排出する室内空気で暖め、もって室内の温度が急激に変化することを防止している。
空気清浄部120は下段の集塵装置121、上段の脱臭装置127およびクロスフローファン133から構成される。
集塵装置121はイオン化電極123と集塵電極125からなる。両者の間に高電圧を印加すると、イオン化電極123でコロナ放電が開始する。この放電によって生じたイオンが空気中の塵芥に接するとこの塵芥は正に帯電する。そして、正に帯電した塵芥は集塵電極125に吸引される。
また、コロナ放電によってイオン風が生じる。従って、室内の空気の汚れが小さいときには、クロスフローファンを停止させてこのイオン風のみによって室内の空気を循環させることもできる。
実施例ではイオン化電極123として3本の放電線を用いた。集塵電極125としてはマイナス側の導電性フィルムと、プラス側の導電性フィルムをポリプロピレン等の絶縁性樹脂でコートしたフィルムを巻回したものを用いた。集塵電極125に吸引された塵芥は当該電極フィルムに付着して離れなくなる。イオン化電極123と集塵電極125とに印加される電圧はそれぞれ5.65KV、2.4KVとした。
この集塵装置121は周知な構成である。例えば、特開平9−19647号公報を参照されたい。
脱臭装置127は3本の紫外線ランプ129とこれを上下に挟む一対の実施例の光触媒フィルタ130、131からなる。
各フィルタ130、131はそれぞれ図1に示す構成であり、酸化チタン層がそれぞれ紫外線ランプ129へ対向している。
この実施例では、集塵電極125と紫外線ランプ129との間に紫外線フィルタ130を介在させ、紫外線が集塵電極125に照射しないようにしている。これにより、集塵電極125の劣化をより少なくすることができる。
図中の符号135、136及び137はそれぞれにおいセンサ、ダストセンサ及び光センサである。符号138は警報ブザーである。符号140は赤外線を用いたリモートコントローラであり、符号139は赤外線を受光するための受光器である。
次ぎに、上で説明した各フィルタを備えることのできる車載用の空気清浄器210について説明する。
図12は、この空気清浄器210の構成を示している。図13は、図12に示す空気清浄器210のA−A断面図である。図14(A)は空気清浄器210の車輌搭載位置を示している。図14(A)に示すように、空気清浄器210は、車輌300の車室300Aとトランクルーム302とを隔成しているリヤシェルフ304上に載置され、リヤウインド306を介して外部から太陽光(紫外線)が照射されるようになっている。
空気清浄器210は、筐体220と、この筐体220に内包されたファン204と、ファン240と筐体220との間に設けられた集塵フィルタ224と、光触媒フィルタ231、232と、該光触媒フィルタ231と232との間に設けられた紫外線ランプ226、226とを備えている。
筐体220には、空気清浄器210の外部の空気を吸入するスリット状の吸入口222と、吸入された空気を装置210の外部に排出する排出口である吹き出し口234とが設けられている。筐体220の内部には、吸入口222から空気を吸入し、かつ、吸入された空気を吹き出し口234から排出するための、図示しないモータにより駆動される送風機であるファン240が設けられている。
吸入口222と吹き出し口234との間の吹き出し口234近傍には、吸入された空気を清浄するために、光触媒フィルタ231がその他端面31Bを吹き出し口234に対向させた状態で設けられており、また、該光触媒フィルタ231と吸入口222との間には、光触媒フィルタ232がその1端面232Aを光触媒フィルタ231の1端面231Aに対向させた状態で設けられている。光触媒フィルタ231の1端面231Aと光触媒フィルタ232の1端面232Aとの間には、つまり、光触媒フィルタ231の1端面231Aと光触媒フィルタ232の1端面232Aに対向するように紫外線ランプ262、262が設けられている。
各光触媒フィルタ231、232には図4に示した形態5のタイプが適用されている。なお、図4と同一の部材には同一の符号を付してその説明を省略する。これらの光触媒フィルタ231、232は複数のフィルタエレメント33を空隙35があくように配置した構成である。各フィルタエレメント33の表面は酸化チタン層からなるので、この光触媒フィルタ231、232では紫外線が酸化チタン層、即ち光触媒のみに照射されることとなる。
吸入口222と光触媒フィルタ231、232との間には集塵フィルタである活性炭フィルタ224が設けられている。なお、ファン240の取付位置は特に限定されるものではないが、活性炭フィルタ224による集塵効果を高めるために、該フィルタ24近傍に設けられている。
図13に示すように、吹き出し口234には、複数の傾斜した板状ブレード234aが形成されており、該ブレード234aの間に設けられたスリット234bを介して浄化された空気が排出される。該ブレード234aは、図14(A)中に示すリヤウインド306を指向して傾斜しており、該リヤウインドウ306を透過して入射した太陽光(紫外線)を、スリット234bを介して第1光触媒フィルタ231の裏面231Bへ照射させるように構成されている。
吹き出し口234のブレード234aの素材は特に限定されるものではないが、透明部材で形成することにより、照射される紫外線量を増加させることができる。
また、各ブレード234aは固定して取り付けてもよいし、任意の方向に空気を排出可能なように吹き出し口234に回動可能に取り付けてもよい。ブレード234aを固定する場合には、吸入口222が設けられた方向に空気が排出されないように、例えば、空気の吸入方向に対して平行あるいは一定の角度を持たせて取り付けることにより、浄化された空気が更に吸入されることを防止することができる。
なお、図12では空気清浄器210を吸入口222と吹き出し口234とが上面となるように載置した状態で説明しているが、本装置は、このような使用形態に限定されることなく、例えば、吸入口222を側面とし、吹き出し口234が上方となるように載置して使用することも可能である。
引き続き、この車載用空気清浄器210の動作について説明する。
空気清浄器210の動作中は、紫外線ランプ226が点灯されると共に、ファン240が回動される。該ファン240の回動により、吸入口222から車内の空気が取り入れられ、活性炭フィルタ224にて空気中の花粉等が吸着されてから、第2、第1光触媒フィルタ232、231側へ送られる。紫外線ランプ226からの紫外線により、該第2、第1光触媒フィルタ232、231に担持された光触媒は活性化(励起)されて、活性炭フィルタ224では吸着し難いタバコのにおいの主成分であるアルデヒド類、アンモニア、有機物、窒素酸化物、一酸化炭素等を吸着すると共に、一旦吸着したそれらを光触媒反応により酸化・分解し、最終的には水、二酸化炭素、硝酸にする。該第2、第1光触媒フィルタ232、231にて浄化された空気は、吹き出し口234から再び車内へ放出される。
ここで、紫外線ランプ226からの紫外線は、第2、第1光触媒フィルタ232、231の表面231A、232A側へ照射されるため、該表面231A、232A近傍の光触媒は、活性化されてアルデヒド類等を吸着すると共に、一旦吸着したアルデヒド類等を光触媒反応により酸化・分解できる。しかしながら、該第2、第1光触媒フィルタ232、231の裏面232B、231B側へは、紫外線ランプ262から紫外線が比較的届き難い。
このため、図14及び図13で上述したように車輌のリヤウインドウ306を透過して入射した太陽光(紫外線)を、スリット234bを介して第1光触媒フィルタ231の裏面231B側へ照射させる。これにより、第1光触媒フィルタの裏面231Bへ照射される紫外線総量が、スリット234bのないものに比べて、多くなる。よって、第1光触媒フィルタ231の空気浄化能力が向上する。換言すれば、当該裏面231Bにおいて、紫外線ランプ226の電力を用いないで光触媒を活性化することができる。
なお、図13を参照して上述したように、吹き出し口234に配設されたブレード234aは、図14中に示すリヤウインドウ306を指向して傾斜させてあるため、該リヤウインドウ306を透過して入射した太陽光(紫外線)を、スリット234bを介して第1光触媒フィルタ231の裏面231B側へ照射させると共に、紫外線ランプ226からの紫外線が第1光触媒フィルタ231を透過して車内へ漏れるのを防いでいる。即ち、図13中に示すように、ブレード234aは、リヤウインドウ306(矢印R側)を指向して傾斜しているので、車内側(矢印F)側への紫外線を遮る。このため、空気清浄器210は、吹き出し口234を介して外部から太陽光を取り入れるが、車内へ紫外線を漏出させることがない。
ここで、該空気清浄器210の搭載例について、図14(B)を参照して説明する。図14(B)は、車輌を後方側から見た図である。この例では、リヤウインドウ306に紫外線の非吸収ガラスが用いられ、該リヤウインドウ306に開口部305aの設けられた吸収フィルム305が貼り付けられている。ここで、車外からの太陽光は、該熱吸収フィルム305の開口部305aを介して空気清浄器210へ照射される。このため、太陽のエネルギが効率的に取り入れられ、第1の光触媒フィルタの該裏面231Bにおいてより確実にかつ効率よく空気の浄化を行うことができる。
上述したように、光触媒フィルタ231の他端面231Bには、受光部を兼ねる吹き出し口234を介して外部から太陽光などの紫外線を含む光線が照射されることとなるため、他端面側231Bにも紫外線ランプ226、226を設けたと同様の浄化効果を得ることが可能となる。本発明では、筐体220に設けた吹き出し口234を介して外部光が照射される構成に限られることなく、別の構成もとり得る。例えば、筐体20全体を透明な素材で形成し、あるいは、図12中の筐体220の上半分を透明な素材で形成することで外部光を光触媒フィルタ231に照射することもできる。
また、図16に示すように、光触媒フィルタ231が対向する筐体220の一部分に透明なプラスチック板やガラス板などの透明板311を取り付けたりまた、この透明板311を設けることなく該部分を開口部とすることで、外部光を光触媒フィルタ231に照射することもできる。開口部は車輌側のガラス板309などで覆われるので、この開口部から空気が排出されることはない。このように透明板311あるいは開口部を設けた場合には、吹き出し口234の位置に関係なく外部光が照射されるので、吹き出し口234を光触媒フィルタ231との位置関係に拘束されることがなく、例えば、図16に示すように筐体220の下面に設けることができる。
引き続き、他の車載用空気清浄器410について図15を参照して説明する。なお、図15において図13の構成と同様な部品については、同一の符号を用いると共にその説明を省略する。
図13を参照して上述した空気清浄器210においては、第1光触媒フィルタ231と第2光触媒フィルタ232との二つの光触媒フィルタを用いた。これに対して、この空気清浄器410では、第1光触媒フィルタ231のみを有している。この空気清浄器410の動作は上述の空気清浄器210と同様である。
次ぎに、他の車載用空気清浄器510について図16及び図14(C)を参照して説明する。図16は、この空気清浄器510の構成を示し、図14(C)は、空気清浄器510の車輌搭載位置を示している。
図14(A)を参照して上述したように、図12、13に示した空気清浄器210は車輌の車室300Aとトランクルーム302とを隔成しているリヤシェルフ304上に載置された。これに対し、この車載用空気清浄器510は、車輌の屋根側に取り付けられる。
図16に示すように、車輌の屋根を構成する鋼板307には、開口部307aが設けられ、該開口部307には、紫外線非吸収のガラス309が配設されている。この空気清浄器510は、該ガラス板309を介して太陽光を取り入れ、第1光触媒フィルタ231を活性化するよう構成されている。この空気清浄器510は、図示しないセンサにより太陽光の強度を測定し、日射が強いときには、紫外線ランプ226を間欠的に点灯するようにして、該紫外線ランプ226による電力消費を抑えつつ空気の浄化を行えるよう構成されている。
なお、紫外線ランプとして光触媒を励起しうる限り種々のランプを用いることができる。更に、上述した例では、光触媒として酸化チタンを用いたが、臭気成分を酸化・分解しうる限り種々の材質を用いることができる。例えば、Ti、Cu、Zn、La、Mo、V、Sr、Ba、Ce、Sn、Fe、W、Mg又はAlの各酸化物、及び、貴金属よりなる群から選択した少なくとも1種類から構成することが出来る。
また、図12に示した例では、空気清浄器210を車室後方に配置し、リヤウインドウを介して太陽光を照射させたが、空気清浄器は、車内の種々の場所に配置できる。例えば、空気清浄器をダッシュボード上に載置し、フロントウインドウを透過させて太陽光を照射させることも可能である。
この発明は、上記発明の実施の形態及び実施例の説明に何ら限定されるものではない。特許請求の範囲の記載を逸脱せず、当業者が容易に想到できる範囲で種々の変形態様もこの発明に含まれる。
図1はこの発明の第1の実施の形態の空気清浄用フィルタの斜視図である。 図2はこの発明の第4の実施の形態の空気清浄用フィルタの斜視図である。 図3は同じく第4の実施の形態の空気清浄用フィルタの変形態様を示す斜視図である。 図4はこの発明の第5の実施の形態の空気清浄用フィルムの構成を示す、一部拡大断面図を含んだ、斜視図である。 図5はこの発明の第6の実施の形態の空気清浄用フィルムの構成を示す断面図である。 図6はこの発明の空気清浄用フィルムの性能評価試験に使用した装置の構成を示す模式図である。 図7は実施例(A)及び比較例(a)及び(b)の性能評価試験の結果を示すグラフ図である。 図8は酸化チタンから二酸化窒素が空気流により容易に脱離することを示すグラフ図である。 図9は他の実施例の性能評価試験の様子を示す模式図である。 図10は実施例(ア)、(イ)及び(A)並びに比較例(a)の性能評価試験の結果を示すグラフ図である。 図11はこの発明の空気清浄用フィルタを備える室内用空気清浄器の構成を示す模式図である。 図12はこの発明の空気清浄用フィルタを備える車載用空気清浄器の構成を示す一部切り欠き斜視図である。 図13は図12のA−A線断面図である。 図14は空気清浄器の搭載位置を示す模式図である。 図15は他の車載用空気清浄器の構成を示す断面図である。 図16は他の車載用空気清浄器の構成を示す断面図である。
符号の説明
1、11、21、31、130、131、231、232 空気清浄用フィルタ
3、45 酸化チタン層
5 活性炭層
54、112 ファン
56 酸化チタン用シャーレ
57、129、226 紫外線ランプ
74 活性炭用シャーレ
76 活性炭フェルト
101、210、310、510 空気清浄器

Claims (2)

  1. 光触媒が配置される第一の領域と吸着剤が配置される第二の領域を有する空気清浄用フィルタであって、
    前記第一の領域と第二の領域とが積み重ねられ、第一の領域が第二の領域の風上に位置し、
    前記光触媒は酸化チタン及びパラジウムの複合触媒の層からなり、その表面に前記酸化チタンの粒子が配列し前記パラジウムの粒子は前記層の内側に隠れ、前記吸着剤は活性炭からなり、
    前記第一の領域と第二の領域はガス透過性を有し、前記第1の領域と第2の領域とが空気の流れに垂直に位置する、ことを特徴とする空気清浄用フィルタ。
  2. 光触媒が配置される第一の領域と吸着剤が配置される第二の領域を有するフィルタと、光源及びファンとを備える空気清浄器であって、
    前記フィルタにおいて第一の領域と前記第二の領域とが積み重ねられ、且つ第1の領域が第二の領域の風上に位置し、
    前記光触媒は酸化チタン及びパラジウムの複合触媒の層からなり、その表面に前記酸化チタンの粒子が配列し前記パラジウムの粒子は前記層の内側に隠れ、前記吸着剤は活性炭からなり、
    前記第一の領域と第二の領域はガス透過性を有し、前記第1の領域と第2の領域とが空気の流れ方向に垂直に位置し、前記光源の光が照射される側に前記第一の領域が形成され、前記ファンは前記第一の領域へ風を送る、ことを特徴とする空気清浄器。
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