JP4931270B2 - 化粧料 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、特定のフルオロアルキル基を含有する環状シリコーン及び、2,2−ジメチルプロパン−1,3ジオールと脂肪酸とのジエステル、トリメチロールプロパンと脂肪酸のトリエステル、ペンタエリスリトールと脂肪酸のテトラエステルから選ばれる一種又は二種以上の油剤とを含有する化粧料に関し、更に詳しくは、耐水性及び耐油性が高いため化粧持続性に優れ、滑らかな伸び広がりを有し、肌馴染みが良好で、経時安定性に優れた化粧料に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、化粧料の化粧持続性を向上させる技術としては、耐水、耐油性油剤であるパーフルオロポリエーテルを添加する技術や、特開平2−295912号公報や特開平9−268110号等に開示されているフルオロアルキル基を導入したシリコーンを添加する技術があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、油剤にパーフルオロポリエーテルや、特開平2−295912号公報に開示されているフルオロアルキル基を導入したシリコーンを用いる技術では、化粧料塗布時の伸び広がりが悪くなったり、他の油剤との溶解性が悪いため、不均一な化粧料となる場合があった。また、特開平2−295912号公報等に開示されているフルオロアルキル基を導入したシリコーンは、化粧料塗布時の伸び広がりは良好であるが、前記油剤と同様に、他の液状油剤との相容性に劣り、不均一な化粧料となる場合があった。化粧料が不均一になると、粉末化粧料では混合油剤から分離した油剤が局在化する現象や、乳化化粧料では乳化不良による相分離現象、油性固形化粧料では表面にしみ出てくる、いわゆる発汗現象等、種々の経時安定性不良を生じる結果となっていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】
かかる実情において、本発明者らは、鋭意研究した結果、特開平9−268110号公報に開示されているフルオロアルキル基を導入した環状シリコーンと、2,2−ジメチルプロパン−1,3−ジオールと脂肪酸とのジエステル、トリメチロールプロパンと脂肪酸のトリエステル、ペンタエリスリトールと脂肪酸のテトラエステルから選ばれる一種又は二種以上の油剤とを組み合わせて化粧料に含有させることにより、他の油剤との相容性が格段に良好となり、経時安定性に優れた化粧料が得られることを見出し本発明を完成させた。
【0005】
すなわち本発明は、成分(a)及び成分(b)以外の化粧料に使用される油剤と,成分(a)下記一般式(1)
【化2】
Figure 0004931270
(但し、式中のRは炭素数1〜10のアルキル基、は炭素数1〜10のフッ素置換アルキル基、nは1〜6の整数である)で表わされる環状シリコーンを含有する化粧料において、成分(b)2,2−ジメチルプロパン−1,3−ジオールと炭素数8〜12の脂肪酸とのジエステル、トリメチロールプロパンと炭素数8〜22の脂肪酸のトリエステル、ペンタエリスリトールと炭素数6〜18の脂肪酸のテトラエステルから選ばれる一種又は二種以上の油剤を配合したことを特徴とする化粧料である前記化粧料は乳化化粧料でもよく、油性化粧料でもよい。乳化化粧料は油中水型乳化化粧料が好ましい。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を詳細に説明する。本発明に用いられる成分(a)の環状シリコーンは、特開平9−268110号等に例示されているものであり、下記一般式(1)で表わされるフルオロアルキル基を含有する環状シリコーンである。
【化3】
Figure 0004931270
(但し、式中のRは炭素数1〜10のアルキル基、は炭素数1〜10のフッ素置換アルキル基、nは1〜6の整数である。
【0007】
成分(a)の環状シリコーンは、具体的に下記一般式(2)〜()で表わされる化合物を例示することができ、これらを一種又は二種以上用いることができる。また、成分(a)の環状シリコーンは、本発明の効果をより実感する為に、不揮発性のものが好ましい。
【化4】
Figure 0004931270
【化5】
Figure 0004931270
【化6】
Figure 0004931270
【化7】
Figure 0004931270
【化8】
Figure 0004931270
【0008】
本発明の化粧料における成分(a)の環状シリコーンの含有量は、1〜40質量%(以下単に%と略す)が好ましく、3〜30%がより好ましい。含有量がこの範囲であれば、優れた耐水性及び耐油性を発揮でき化粧持続性に優れ、伸び広がりがより良好な化粧料が得られる。
【0009】
本発明に用いられる成分(b)の2,2−ジメチルプロパン−1,3−ジオールと脂肪酸とのジエステルは、下記一般式(10)で表されるネオペンチルグリコールと脂肪酸とをエステル化したジエステルであり、通常化粧料に極性の高い油剤として用いられているものである。
【化9】
Figure 0004931270
【0010】
上記一般式中において、RとRは、同一でも又異なっても良い、直鎖又は分岐の炭化水素基を表す。尚、この炭化水素基は、使用性及び皮膚刺激性の観点より、炭素数6〜15のものが好ましく、8〜12がより好ましい。更に、成分(b)の2,2−ジメチルプロパン−1,3ジオールとエステル化する脂肪酸は、液状のものが好ましく、具体的には、オクタン酸、イソオクタン酸、ノナン酸、イソノナン酸、ウンデシル酸、ラウリン酸等が挙げられる。
【0011】
成分(b)のジエステルは、市販品として、例えば、オクタン酸のジエステルであるコスモール525、カプリン酸のジエステルであるエステモールN−01(何れも、日清製油社製)等が挙げられる。
【0012】
本発明の成分(b)のトリメチロールプロパンと脂肪酸とのトリエステルは、通常化粧料に極性の高い油剤として用いられているものである。尚、ここで用いられる脂肪酸は、炭素数8〜22の脂肪酸が好ましく、炭素数12〜18がより好ましい。更に、用いられる脂肪酸は、液状脂肪酸が特に好ましい。具体的には、オクタン酸、2−エチルヘキサン酸、ノナン酸、イソノナン酸、カプリン酸、ウンデシル酸、ラウリン酸、イソステアリン酸等が挙げられる。
【0013】
成分(b)に用いられるトリメチロールプロパンと脂肪酸とのトリエステルは、市販品として、トリメチロールプロパンとイソステアリン酸のトリエステルであるサラコス6318(日清製油社製)等が例示される。
【0014】
本発明の成分(b)のペンタエリスリトールと脂肪酸とのテトラエステルは、通常化粧料に極性の高い油剤として用いられているものである。尚、ここで用いられる脂肪酸は、炭素数6〜18の脂肪酸が好ましく、炭素数8〜15がより好ましい。更に、用いられる脂肪酸は、液状脂肪酸が特に好ましい。具体的には、オクタン酸、2−エチルヘキサン酸、ノナン酸、イソノナン酸、カプリン酸等が挙げられる。
【0015】
成分(b)に用いられるペンタエリスリトールと脂肪酸とのテトラエステルは、市販品として、ペンタエリスリトールと2−エチルヘキサン酸のテトラエステルであるサラコス5408(日清製油社製)等が例示される。
【0016】
本発明の化粧料における成分(b)の含有量は、1〜50%が好ましく、3〜40%がより好ましい。成分(b)の含有量がこの範囲であれば、伸び広がりや、肌馴染みがより良好な化粧料が得られる。
【0017】
本発明の化粧料において、油剤を配合することにより、エモリエント感を付与したり、硬さや塗布時の感触を調整することができる。ここで用いられる油剤としては、成分(a)及び成分(b)以外の油剤であって、通常化粧料に用いられる油剤であれば特に限定されず、動物油、植物油、合成油等の起源及び、固形油、半固形油、液体油、揮発性油等の性状を問わず、炭化水素類、油脂類、ロウ類、硬化油類、エステル油類、脂肪酸類、高級アルコール類、シリコーン油類、フッ素系油類、ラノリン誘導体類等の油剤が挙げられる。具体的には、流動パラフィン、α−オレフィンオリゴマー、スクワラン、ワセリン等の炭化水素類、オリーブ油、ヒマシ油、ホホバ油、ミンク油、マカデミアンナッツ油等の油脂類、ミツロウ、カルナウバワックス、キャンデリラワックス、ゲイロウ等のロウ類、セチルイソオクタネート、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシル、トリオクタン酸グリセリル、ジイソステアリン酸ポリグリセリル、トリイソステアリン酸ジグリセリル、トリベヘン酸グリセリル、ロジン酸ペンタエリトリットエステル等のエステル類、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(フィトステアリル・2−オクチルドデシル)、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(コレステリル・ベヘニル・オクチルドデシル)、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(コレステリル・オクチルドデシル)等のアミノ酸系油剤、ステアリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、ベヘニン酸、イソステアリン酸、オレイン酸、12−ヒドロキシステアリン酸等の脂肪酸類、ステアリルアルコール、セチルアルコール、ラウリルアルコール、オレイルアルコール、イソステアリルアルコール、ベヘニルアルコール等の高級アルコール類、低重合度ジメチルポリシロキサン、高重合度ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、ポリエーテル変性ポリシロキサン、ポリオキシアルキレン・アルキルメチルポリシロキサン・メチルポリシロキサン共重合体、アルコキシ変性ポリシロキサン、架橋型オルガノポリシロキサン等のシリコーン類、パーフルオロデカン、パーフルオロオクタン、パーフルオロポリエーテル等のフッ素系油剤類、ラノリン、酢酸ラノリン、ラノリン脂肪酸イソプロピル、ラノリンアルコール等のラノリン誘導体、デキストリン脂肪酸エステル、蔗糖脂肪酸エステル、デンプン脂肪酸エステル、12−ヒドロキシステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸カルシウム等の油性ゲル化剤類等が挙げられ、これらを一種又は二種以上用いることができる。本発明の化粧料における、これら油剤の配合量は、概ね1〜80%である。
【0018】
本発明の化粧料には、上記成分の他、本発明の効果を損なわない範囲で、必要に応じて、粉体、界面活性剤及び、ベンゾフェノン系、PABA系、ケイ皮酸系、サリチル酸系、4−tert−ブチル−4'−メトキシジベンゾイルメタン、オキシベンゾン等の紫外線吸収剤、グリセリン、タンパク質、ムコ多糖、コラーゲン、エラスチン等の保湿剤、α−トコフェロール、アスコルビン酸等の酸化防止剤、ビタミン類、消炎剤、生薬等の美容成分、パラオキシ安息香酸エステル、フェノキシエタノール、1,3−ブチレングリコール等の防腐剤、トリメチルメトキシケイ酸、アクリル変性シリコーン等の被膜形成剤、メチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、カルボキシビニルポリマー、アルキル変性カルボキシビニルポリマー、キサンタンガム、カラギーナン、グアーガム、寒天、ペクチン等の水溶性高分子、水、香料等を適宜配合することができる。
【0019】
本発明の化粧料において、粉体を配合することにより、着色効果、紫外線遮断効果、メーキャップ効果等を付与でき、更に感触を調整することができる。ここで用いられる粉体としては、通常化粧用粉体として用いられている粉体であれば、球状、板状、針状等の形状、煙霧状、微粒子、顔料級等の粒子径、多孔質、無孔質等の粒子構造等により特に限定されず、無機粉体類、光輝性粉体類、有機粉体類、色素粉体類、金属粉体類、複合粉体類等が挙げられる。具体的には、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化セリウム、硫酸バリウム等の白色無機顔料、酸化鉄、カーボンブラック、酸化クロム、水酸化クロム、紺青、群青等の有色無機顔料、タルク、白雲母、金雲母、紅雲母、黒雲母、合成雲母、絹雲母(セリサイト)、合成セリサイト、カオリン、炭化珪素、ベントナイト、スメクタイト、無水ケイ酸、酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム、酸化アンチモン、珪ソウ土、ケイ酸アルミニウム、メタケイ酸アルミニウムマグネシウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸バリウム、ケイ酸マグネシウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、ヒドロキシアパタイト、窒化ホウ素等の白色体質粉体、酸化チタン被覆雲母、酸化チタン被覆オキシ塩化ビスマス、酸化鉄雲母チタン、紺青処理雲母チタン、カルミン処理雲母チタン、オキシ塩化ビスマス、魚鱗箔等の光輝性粉体、ポリアミド系樹脂、ポリエチレン系樹脂、ポリアクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂、フッ素系樹脂、セルロース系樹脂、ポリスチレン系樹脂、スチレン−アクリル共重合樹脂等のコポリマー樹脂、ポリプロピレン系樹脂、シリコーン樹脂、ウレタン樹脂等の有機高分子樹脂粉体、ステアリン酸亜鉛、N−アシルリジン等の有機低分子性粉体、澱粉、シルク粉末、セルロース粉末等の天然有機粉体、赤色201号、赤色202号、赤色205号、赤色226号、赤色228号、橙色203号、橙色204号、青色404号、黄色401号等の有機顔料粉体、赤色3号、赤色104号、赤色106号、橙色205号、黄色4号、黄色5号、緑色3号、青色1号等のジルコニウム、バリウム又はアルミニウムレーキ等の有機顔料粉体、アルミニウム粉、金粉、銀粉等の金属粉体、微粒子酸化チタン被覆雲母チタン、微粒子酸化亜鉛被覆雲母チタン、硫酸バリウム被覆雲母チタン、酸化チタン含有二酸化珪素、酸化亜鉛含有二酸化珪素等の複合粉体、等が挙げられ、これらを一種又は二種以上を用いることができる。尚、これら粉体は、フッ素系化合物、シリコーン系化合物、金属石鹸、レシチン、水素添加レシチン、コラーゲン、炭化水素、高級脂肪酸、高級アルコール、エステル、ワックス、ロウ、界面活性剤等の一種又は二種以上を用いて表面処理を施してあっても良い。本発明の化粧料における、これら粉体の配合量は、粉体の配合目的等により異なるが、概ね0.1〜80%である。また、本発明の化粧料に配合される粉体として、無水ケイ酸、酸化アルミニウム、ナイロン粉末、ポリスチレン粉末、ポリアクリル酸粉末、有機シリコーン樹脂粉末等の粒子形状が球状のものを用いることにより、伸び広がりの滑らかさが特に優れる。
【0020】
本発明の化粧料において、乳化剤、分散剤、湿潤剤等の目的で、界面活性剤を配合することができる。ここで用いられる界面活性剤としては、通常化粧料に用いられている界面活性剤であれば、何れでも良く、非イオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤等が挙げられる。具体的には、非イオン界面活性剤としては、例えば、グリセリン脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、ポリグリセリン脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、プロピレングリコール脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、ソルビタン脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、ソルビトールの脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、ポリアルキレングリコール脂肪酸エステル、蔗糖脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、グリセリンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ラノリンのアルキレングリコール付加物、ポリオキシアルキレンアルキル共変性シリコーン、ポリエーテル変性シリコーン等が挙げられ、これらを一種又は二種以上を用いることができる。アニオン界面活性剤としては、例えば、ステアリン酸、ラウリン酸のような脂肪酸の無機及び有機塩、アルキルベンゼン硫酸塩、アルキルスルホン酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、ジアルキルスルホコハク酸塩、α−スルホン化脂肪酸塩、アシルメチルタウリン塩、N−メチル−N−アルキルタウリン塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸塩、アルキル燐酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル燐酸塩、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル燐酸塩、N−アシルアミノ酸塩、N−アシル−N−アルキルアミノ酸塩、ο−アルキル置換リンゴ酸塩、アルキルスルホコハク酸塩等が挙げられ、これらを一種又は二種以上を用いることができる。カチオン界面活性剤としては、例えば、アルキルアミン塩、ポリアミン及びアルカノールアミン脂肪酸誘導体、アルキル四級アンモニウム塩、環式四級アンモニウム塩等が挙げられ、これらを一種又は二種以上を用いることができる。両性界面活性剤としては、アミノ酸タイプやベタインタイプのカルボン酸型、硫酸エステル型、スルホン酸型、リン酸エステル型のものがあり、人体に対して安全とされるものが使用できる。例えば、N,N−ジメチル−N−アルキル−N−カルボキシルメチルアンモニウムベタイン、N,N−ジアルキルアミノアルキレンカルボン酸、N,N,N−トリアルキル−N−スルフォアルキレンアンモニウムベタイン、N,N−ジアルキル−N,N−ビス(ポリオキシエチレン硫酸)アンモニウムベタイン、2−アルキル−1−ヒドロキシエチル−1−カルボキシメチルイミダゾリニウムベタイン、レシチン等が挙げられ、これらを一種又は二種以上を用いることができる。尚、本発明の化粧料における、界面活性剤の配合量は、界面活性剤の配合目的により異なるが、概ね0.01〜15%である。
【0021】
本発明の化粧料は、日焼止め化粧料、乳液、クリーム、クレンジング、ファンデーション、口紅、アイカラー、頬紅、睫用化粧料、白粉等が挙げられ、その形態は、溶液型、水中油型、油中水型等の乳化型、固形又はペースト等の油性型、粉末又は固形粉末等の粉体型等が挙げられる。この中でも、本発明の効果が発揮されやすい形態としては、乳化型、特に、外相が油となる剤型である、油中水型乳化型、及び油性型においては、油相が不均一であると、経時安定性不良に直接的に結びつくため、本発明の構成をとることが、より望ましい。
【実施例】
次に、実施例を挙げて本発明を更に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
【0022】
実施例1〜4、参考例1〜3及び比較例1〜4:油中水型乳化ファンデーション
表1及び表2に示す組成の油中水型乳化ファンデーションを下記製法により調製し、「伸び広がりの滑らかさ」、「肌馴染みの良さ」、「化粧持続性」、「経時安定性」の各項目について以下に示す評価方法により評価し、結果を併せて表1及び表2に示した。
【0023】
【表1】
Figure 0004931270
【0024】
【表2】
Figure 0004931270
【0025】
注1:下記一般式(2)で示されるフルオロアルキル基を有する環状シリコーン
【化10】
Figure 0004931270
【0026】
注2:2,2−ジメチルプロパン−1,3−ジオールとイソオクタン酸からなるジエステル注3:サラコス6318(日清製油社製)
注4:サラコス5408(日清製油社製)
注5:フォンブリン HC/04(アウシモント社製)
注6:下記一般式(11)で示されるフルオロアルキル基を有するシリコーン
【化11】
Figure 0004931270
【0027】
注7:シリコン KF−7312J(信越化学工業社製)
注8:ベントン 38(NLインダストリー社製)
注9:シリコン KF−6017(信越化学工業社製)
【0028】
(製造方法)
A:成分10〜21をホモミキサーにて均一に混合分散する。
B:Aに成分1〜9を添加し、ホモミキサーにて均一に混合分散する。
C:成分22〜25を均一に混合膨潤し、成分26と共に、Bに添加し、ホモミキサーにて乳化する。
D:Cを脱泡し、容器に充填して油中水型乳化ファンデーションを得た。
【0029】
(使用性の評価方法)
化粧歴10年以上の女性40人に、上記実施例及び比較例の油中水型乳化ファンデーションを使用してもらい、塗布した際の「滑らかさ」、「肌馴染み」、塗布後の「化粧持続性」の各項目について、良好であると感じた人数より、以下の基準で判定した。
[判定] [良好と感じた人数]
◎ : 31〜40人
○ : 21〜30人
△ : 11〜20人
× : 0〜10人
【0030】
(経時安定性の評価方法)
実施例及び比較例の油中水型乳化ファンデーションをガラス容器に充填し、5〜40℃サイクル、−10〜20℃、50℃インキュベーターに各恒温室に保管し、1ヶ月後の各サンプル状態を以下の基準で判定した。
[判定] : [サンプルの状態]
◎ : 1ヶ月後も均一な乳化状態(分離なし)
○ : 50℃のみ1ヶ月後に僅かに表面に透明層がある。使用性に問題無し。
△ : 2週間後に表面に透明層がある。
× : 2週間後には分離を生じる。
【0031】
上記結果から明らかなように、本発明に係わる実施例の油中水型乳化ファンデーションは、滑らかさ、肌馴染み、化粧持続性、経時安定性の全ての項目に優れていた。それに対し、比較例の油中水型乳化ファンデーションは、全ての項目を満足するものは得られなかった。
【0032】
実施例5〜11及び比較例5〜8:油性固形ファンデーション表3及び表4に示す組成の油性固形ファンデーションを下記製法により調製し、「伸び広がりの滑らかさ」、「肌馴染みの良さ」、「化粧持続性」、「経時安定性」の各項目について以下に示す評価方法により評価し、結果を併せて表3及び表4に示した。
【0033】
【表3】
Figure 0004931270
【0034】
【表4】
Figure 0004931270
【0035】
(製造方法)
A:成分10〜20を均一に加熱混合する。
B:Aに成分1〜9、21〜22を添加し、三本ロールミルにて混合分散する。
C:Bを溶融し、脱泡後、皿容器に流し込み、室温まで冷却して油性固形ファンデーションを得た。
【0036】
(使用性の評価方法)
化粧歴10年以上の女性40人に、上記実施例及び比較例の油性固形ファンデーションを使用してもらい、塗布した際の「滑らかさ」、「肌馴染み」、塗布後の「化粧持続性」の各項目について、良好であると感じた人数より、以下の基準で判定した。
[判定] [良好と感じた人数]
◎ : 31〜40人
○ : 21〜30人
△ : 11〜20人
× : 0〜10人
【0037】
(経時安定性の評価方法)
実施例及び比較例の油性固形ファンデーションを5〜40℃サイクル、−10〜20℃、50℃インキュベーターに各恒温室に保管し、1ヶ月後の各サンプル外観状態を以下の基準で判定した。
[判定] [サンプルの外観状態]
○ : 全て変化無し。
× : 発汗が認められる。
【0038】
上記結果から明らかなように、本発明に係わる実施例の油性固形ファンデーションは、滑らかさ、肌馴染み、化粧持続性、経時安定性の全ての項目に優れていた。それに対し、比較例の油性固形ファンデーションは、全ての項目を満足するものは得られなかった。
【0039】
実施例12:油中水型乳化日焼止め料
(成分) (質量%)
1.紡錘状微粒子酸化チタン(長径0.03〜0.1μm、
短径0.002〜0.015μm) 5
2.微粒子酸化亜鉛(平均粒子径0.07μm) 10
3.パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル 5
4.成分(a)の環状シリコーン(注10) 5
5.2,2−ジメチルプロパン−1,3−ジオールと
ジカプリン酸のジエステル 10
6.デカメチルシクロペンタシロキサン 10
7.ドデカメチルシクロヘキサシロキサン 5
8.長鎖アルキル含有ポリオキシアルキレン
変性オルガノポリシロキサン(注11) 3
9.煙霧状疎水化シリカ(注12) 0.5
10.タルク 2
11.エタノール 5
12.防腐剤 適量
13.1,3−ブチレングリコール 5
14.蒸留水 残量
【0040】
注10:下記一般式(3)で示されるフルオロアルキル基を有する環状シリコーン
【化12】
Figure 0004931270
【0041】
注11:ABIL EM−90(ゴールドシュミット社製)
注12:AEROSIL R−972(日本アエロジル社製)
(製造方法)
A:成分3〜8を混合し、成分1〜2、9、10を添加して、ホモミキサーにて分散する。
B:成分11〜14を均一に混合する。
C:AにBを加えて乳化する。
D:Cを容器に充填して、油中水型乳化日焼止め料を得た。
実施例12の油中水型乳化日焼止め料は、滑らかな使用性を有し、肌馴染みが良好で、化粧持続性、経時安定性に優れていた。
【0042】
実施例13:油中水型乳化保湿クリーム
(成分) (質量%)
1.成分(a)の環状シリコーン(注1) 5
2.成分(a)の環状シリコーン(注10) 5
3.2,2−ジメチルプロパン−1,3−ジオールと
ジカプリン酸のジエステル 10
4.ヒドロキシステアリン酸2−エチルヘキシル 10
5.ドデカメチルシクロヘキサシロキサン 5
6.コレステロール 1
7.長鎖アルキル含有ポリオキシアルキレン
変性オルガノポリシロキサン(注11) 3
8.有機変性粘土鉱物(注8) 0.5
9.蒸留水 残量
10.ジグリセリン 1
11.1,3−ブチレングリコール 8
12.キサンタンガム 0.5
13.ベタイン 1
14.保湿剤 適量
【0043】
(製造方法)
A:成分1〜8をホモミキサーにて混合分散する。
B:成分9〜14を均一に混合する。
C:AにBを加え乳化する。
D:Cを容器に充填して、油中水型乳化保湿クリームを得た。
実施例13の油中水型乳化保湿クリームは、滑らかな使用性を有し、肌馴染みが良好で、化粧持続性(保湿効果の持続)、経時安定性に優れていた。
【0044】
実施例14:水中油型乳化乳液
(成分) (質量%)
1.蔗糖脂肪酸エステル 0.5
2.ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 0.3
3.ベヘニルアルコール 1
4.ステアリン酸モノグリセリド 0.5
5.2,2−ジメチルプロパン−1,3−ジオールと
ジカプリン酸のジエステル 1
6.成分(a)の環状シリコーン(注1) 2
7.1,3−ブチレングリコール 12
8.セラミド 0.2
9.蒸留水 残量
10.ポリアクリル酸アミド誘導体(注13) 1
11.防腐剤 適量
注13:セピゲル501(SEPPIC社製)
【0045】
(製造方法)
A:成分1〜8を85℃に加熱混合する。
B:成分9を85℃に加熱混合する。
C:BにAを加えて乳化する。
D:Cを室温まで冷却し、成分10〜11を加え混合分散する。
E:Dを容器に充填し、水中油型乳化乳液を得た。
実施例14の水中油型乳化乳液は、滑らかな使用性を有し、肌馴染みが良好で、化粧持続性、経時安定性に優れていた。
【0046】
実施例15:スティック状口紅
(成分) (質量%)
1.ポリエチレンポリプロピレンコポリマー 5
2.キャンデリラワックス 5
3.リンゴ酸ジイソステアリル 10
4.トリイソステアリン酸ジグリセリル 残量
5.2,2−ジメチルプロパン−1,3−ジオールと
ジカプリン酸のジエステル 10
6.成分(a)の環状シリコーン(注1) 10
7.ベンガラ 2
8.赤色202号 2
9.黄色酸化鉄 1
10.アルキル変性カルボキシビニルポリマー(注14) 2
11.防腐剤 適量
12.香料 適量
注14:ペミュレンTR−2(グッドリッチ社製)
【0047】
(製造方法)
A:成分1〜6を95℃で加熱溶解する。
B:Aに成分7〜12を加え、均一に混合分散する。
C:Bを溶融、脱泡後、スティック容器に充填し、スティック状口紅を得た。
実施例15のスティック状口紅は、滑らかな使用性を有し、肌馴染みが良好で、化粧持続性、経時安定性に優れていた。
【0048】
実施例16:油性固形アイカラー
(成分) (質量%)
1.パルミチン酸デキストリン 15
2.ポリブテン(注15) 20
3.ポリブテン(注16) 10
4.流動パラフィン 残量
5.2,2−ジメチルプロパン−1,3−ジオールと
ジカプリン酸のジエステル 10
6.成分(a)の環状シリコーン(注10) 10
7.液状ラノリン 5
8.ベンガラ 1
9.赤色202号 1
10.オルガノポリシロキサンエラストマー(注17) 1
11.マイカ 3
注15:ポリブテン100R(出光石油化学社製)
注16:ポリブテン2000H(出光石油化学社製)
注17:トレフィルE505C(信越化学工業社製)
【0049】
(製造方法)
A:成分1〜7を加熱混合する。
B:Aに成分8〜11を加えて、デスパミキサーにて均一分散する。
C:Bを溶融、脱泡後、金皿に充填し、油性固形アイカラーを得た。
実施例16の油性固形アイカラーは、滑らかな使用性を有し、肌馴染みが良好で、化粧持続性、経時安定性に優れていた。
【0050】
実施例17:固型状水中油型乳化ファンデーション
(成分) (質量%)
1.大豆リン脂質 0.5
2.セスキオレイン酸ソルビタン 2
3.2,2−ジメチルプロパン−1,3−ジオールと
ジカプリン酸のジエステル 1
4.成分(a)の環状シリコーン(注1) 1
5.香料 適量
6.防腐剤 適量
7.1,3−ブチレングリコール 10
8.寒天(注18) 1
9.蒸留水 残量
10.キサンタンガム 0.2
11.カラギーナン 0.2
注18:ウルトラ寒天AX−100(伊那食品工業社製)
【0051】
(製造方法)
A:成分1〜4を加熱混合する。
B:成分6〜11を加熱溶解する。
C:AにBを加え、乳化し、冷却後、成分5を加えて混合する。
D:Cを容器に充填し、固型状水中油型乳化ファンデーションを得た。
実施例17の固型状水中油型乳化ファンデーションは、滑らかな使用性を有し、肌馴染みが良好で、化粧持続性、経時安定性に優れていた。
【0052】
実施例18:固型粉末状ファンデーション
(成分) (質量%)
1.微粒子酸化チタン(平均粒子径0.05μm) 5
2.微粒子酸化亜鉛(平均粒子径0.07μm) 5
3.酸化チタン 10
4.ベンガラ 0.2
5.黄色酸化鉄 1.5
6.黒色酸化鉄 0.2
7.板状硫酸バリウム(平均粒子径30μm) 5
8.球状ポリスチレン末(平均粒子径5μm) 5
9.セリサイト 残量
10.パラベン 0.2
11.成分(a)の環状シリコーン(注1) 5
12.2,2−ジメチルプロパン−1,3−ジオールと
ラウリン酸のジエステル 5
13.スクワラン 3
14.ジメリルポリシロキサン(100cSt) 5
15.グリセリン 0.2
16.香料 適量
【0053】
(製造方法)
A:成分1〜10を混合する。
B:成分11〜16を混合溶解する。
C:AにBを加え、混練し、ハンマーミルにて粉砕する。
D:Cを金皿にプレス成型し、固型粉末状ファンデーションを得た。
実施例18の固型粉末状ファンデーションは、耐水性、耐油性、化粧持続性に優れ、滑らかな使用性、良好な肌馴染みを有し、経時安定性に優れていた。
【0054】
参考例4:ルース状白粉
(成分) (質量%)
1.タルク 40
2.合成マイカ 10
3.酸化チタン 1
4.球状ポリメチルメタクリレート末(平均粒子径15μm) 5
5.オクテニルコハク酸トウモロコシデンプン
アルミニウムエステル 5
6.アミノ酸系粉末(注19) 10
7.黄色4号 0.1
8.赤色226号 0.1
9.パラベン 0.2
10.成分(a)の環状シリコーン(注10) 2
11.2,2−ジメチルプロパン−1,3−ジオールと
ジカプリン酸のジエステル 1
12.香料 適量
注19:アミホープLL(味の素社製)
【0055】
(製造方法)
A:成分1〜9を混合する。
B:成分10〜12を混合溶解する。
C:AにBを加え、混合し、ハンマーミルにて粉砕する。
D:Cを容器に充填して、ルース状白粉を得た。
参考例4のルース状白粉は、耐水性、耐油性、化粧持続性に優れ、滑らかな使用性、良好な肌馴染みを有し、経時安定性に優れていた。
【0056】
実施例19:油性固形ファンデーション
(成分) (質量%)
1.成分(a)の環状シリコーン(注10) 5
2.成分(b)のトリエステル(注3) 10
3.セレシンワックス 5
4.ポリエチレンワックス 5
5.2−エチルヘキサン酸p−メトキシケイ皮酸 10
6.ミリスチン酸イソステアリル 10
7.スクワラン 15
8.ジイソステアリン酸ジグリセリル 2
9.酸化チタン 5
10.硫酸バリウム 5
11.タルク 残量
12.ベンガラ 0.3
13.黄色酸化鉄 2
14.黒色酸化鉄 0.2
15.球状ナイロンパウダー(粒径6μm) 5
16.油溶性甘草エキス 0.2
17.エゴマ油 0.1
【0057】
(製造方法)
A:成分1〜8を加熱混合する。
B:Aに成分9〜17を加えて、三本ローラにて均一分散する。
C:Bを溶融、脱泡後、金皿に充填し、油性固形ファンデーションを得た。
実施例19の油性固形ファンデーションは、滑らかな使用性を有し、肌馴染みが良好で、化粧持続性、経時安定性に優れていた。
【0058】
実施例20:水中油型乳化白粉
(成分) (質量%)
1.ステアリン酸 1
2.ベヘニルアルコール 0.5
3.モノオレイン酸ポリオキシエチレン(20モル)
ソルビタン 0.4
4.セスキオレイン酸ソルビタン 0.2
5.成分(a)の環状シリコーン(注1) 3
6.成分(b)のテトラエステル(注4) 3
7.1,3−ブチレングリコール 5
8.カラギーナン 0.05
9.トリエタノールアミン 1
10.パラオキシ安息香酸メチル 0.2
11.蒸留水 残量
12.赤色202号 1
13.黄色205号 1
14.ベンガラ 1
15.酸化亜鉛 1
16.合成雲母 5
【0059】
(製造方法)
A:成分1〜6を加熱混合する。
B:成分7〜11を加熱溶解する。
C:AにBを加え、乳化し、冷却後、成分12〜16を加えて均一分散する。
D:Cを容器に充填し、中油型乳化白粉を得た。
実施例20の水中油型乳化白粉は、滑らかな使用性を有し、肌馴染みが良好で、化粧持続性、経時安定性に優れていた。
【0060】
実施例21:固形状油中水型乳化コントロール料
(成分) (質量%)
1.成分(a)の環状シリコーン(注1) 5
2.成分(b)のテトラエステル(注4) 10
3.ヒドロキシステアリン酸2−エチルヘキシル 5
4.コハク酸ジ−2−エチルヘキシル 5
5.カルバウバワックス 3
6.マイクロクリスタリンワックス 5
7.オクタメチルシクロテトラシロキサン 5
8.長鎖アルキル含有ポリオキシアルキレン
変性オルガノポリシロキサン(注11) 3
9.ポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサン(注9) 1
10.酸化チタン 3
11.硫酸バリウム 3
12.ベンガラ 0.1
13.黄色酸化鉄 1
14.黒色酸化鉄 0.2
15.雲母チタン 3
16.1,3−ブチレングリコール 10
17.蒸留水 残量
18.キサンタンガム 0.2
19.カラギーナン 0.2
20.アスコルビン酸リン酸エステルマグネシウム 0.5
【0061】
(製造方法)
A:成分1〜7を加熱溶解後、成分8〜15を加えて、ホモミキサーにて混合分散する。
B:成分16〜20を均一に混合する。
C:AにBを加え乳化する。
D:Cを容器に充填して、固形状油中水型乳化コントロール料を得た。
実施例21の固形状油中水型乳化コントロール料は、滑らかな使用性を有し、肌馴染みが良好で、化粧持続性(保湿効果の持続)、経時安定性に優れていた。
【0062】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明の化粧料は、耐水性及び耐油性が高いため化粧持続性に優れ、滑らかな伸び広がりを有し、肌馴染みが良好で、経時安定性に優れたものであった。

Claims (4)

  1. 成分(a)及び成分(b)以外の化粧料に使用される油剤と,成分(a)下記一般式(1)
    Figure 0004931270
    (但し、式中のRは炭素数1〜10のアルキル基、は炭素数1〜10のフッ素置換アルキル基、nは1〜6の整数である)で表わされる環状シリコーンを含有する化粧料において、成分(b)2,2−ジメチルプロパン−1,3−ジオールと炭素数8〜12の脂肪酸とのジエステル、トリメチロールプロパンと炭素数8〜22の脂肪酸のトリエステル、ペンタエリスリトールと炭素数6〜18の脂肪酸のテトラエステルから選ばれる一種又は二種以上の油剤を配合したことを特徴とする化粧料。
  2. 化粧料が乳化化粧料であることを特徴とする請求項1記載の化粧料。
  3. 化粧料が油中水型乳化化粧料であることを特徴とする請求項1又は2記載の化粧料。
  4. 化粧料が油性化粧料であることを特徴とする請求項1記載の化粧料。
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